JP2004280568A - 情報処理装置、情報処理プログラムおよびこれを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラムおよびこれを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】表示機能を向上することができ、容易かつ即座に数式の演算を行うことができる情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】ユーザによって同じ三角関数キーが続けて押下されたときは、続けて押下された三角関数キーに対応する三角関数の公式および公式を理解するための図が表示部2に表示される。このように、ユーザが再度同じ三角関数キーを用いて入力操作を行うことによって、表示部2に三角関数の公式および公式を理解するための図が表示されるので、ユーザは三角関数の公式を忘れてしまった場合でも、表示部2に表示される公式および公式を理解するための図を参照することによって、容易に三角関数の演算を行うことができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の演算処理、たとえば関数演算処理を行う電子卓上計算機などの情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術では、関数電卓などの電子計算機に備えられた入力キーを用いて入力操作を行うことによって演算を実行する以外に、ユーザ自身が予め記憶させた数式に基づいて演算を実行することができる。従来の技術では、ユーザが電子計算機に数式を記憶させるときに、同時に、数式中の変数が数式上何を表しているかを示す簡単な定義を入力する構成になっている。記憶した数式の演算を行うときには、予め入力した変数の定義が変数とともに表示部に表示され、この状態で変数値を入力することによって、数式の演算が実行される(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−36835号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の技術は、ユーザによって入力された数式中の変数とその中に入力されている変数値とを表示するとともに、その変数の定義を簡単に入力および表示することによって、現在表示している変数が数式上何を表しているかを簡単に知ることができる構成になっている。しかし、従来の技術において、予め入力して記憶させていない数式を用いた演算を行うときに、ユーザが前記数式を忘れてしまった場合には、ユーザは一度、専門書などを用いて所望の数式を調べなければならない。したがって、即座に演算を実行させることができないので、利便性が低いという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、表示機能を向上することができ、容易かつ即座に数式の演算を行うことができる情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、予め定める数式およびその説明情報を記憶する記憶手段と、
ユーザが予め定める操作を行うことによって、前記記憶手段に記憶された数式を呼出し、前記数式に基づいて予め定める演算を実行する演算手段と、
前記記憶手段に記憶された数式およびその説明情報ならびに前記演算手段によって演算された演算結果を表示する表示手段と、
前記演算手段に予め定める演算を実行させて、前記演算結果を前記表示手段に表示させるための情報と、前記記憶手段に記憶された数式およびその説明情報を前記表示手段に表示させるための情報とを入力する入力手段と、
前記入力手段から入力された前記情報に基づいて、前記演算手段に予め定める演算を実行させて、前記演算結果を表示手段に表示する制御ならびに前記数式およびその説明情報を表示手段に表示する制御を行う制御手段とを含むことを特徴とする情報処理装置である。
【0007】
本発明に従えば、ユーザが、演算手段に予め定める演算を実行させて、演算結果を表示手段に表示させるための情報を入力手段から入力すると、演算手段によって、記憶手段に記憶された数式が呼出され、呼出された数式に基づいて予め定める演算が実行される。そして、演算手段によって演算された演算結果が表示手段に表示される。またユーザが、記憶手段に記憶された数式およびその説明情報を表示手段に表示させるための情報を入力手段から入力すると、前記数式およびその説明情報、たとえば数式の理解を容易にするための補助的な図などが表示手段に表示される。
【0008】
前述のように、記憶手段に記憶された数式およびその説明情報を表示手段に表示させるための情報を入力手段から入力することによって、表示手段に数式およびその説明情報を表示することができる。したがって、ユーザは所望する演算の数式を忘れてしまった場合でも、表示手段に表示された数式およびその説明情報を参照することによって、容易に所望する演算を行うことができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0009】
また本発明は、前記入力手段は、複数の予め定める関数の演算を実行させるための情報を入力する複数の関数演算キーを備え、
ユーザが前記関数演算キーを用いて入力操作を行ったときは、前記予め定める関数の演算が実行され、再度同じ関数演算キーを用いて入力操作を行ったときは、前記関数の演算を実行するときに用いた数式およびその説明情報が、前記記憶手段から呼出されて前記表示手段に表示されることを特徴とする。
【0010】
本発明に従えば、ユーザが関数演算キーを用いて入力操作を行ったときは、予め定める関数の演算が実行される。また、再度同じ関数演算キーを用いて入力操作を行ったときは、前記関数の演算を実行するときに用いた数式およびその説明情報が、記憶手段から呼出されて表示手段に表示される。
【0011】
前述のように、再度同じ関数演算キーを用いて入力操作を行うことによって、表示手段に予め定める関数の演算を実行するときに用いる数式およびその説明情報を表示させることができる。したがって、ユーザは予め定める関数演算の数式を忘れてしまった場合でも、表示手段に表示される前記数式およびその説明情報を参照することによって、容易に予め定める関数の演算を行うことができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0012】
また、表示手段に前記数式およびその説明情報を表示させるときに、予め定める関数の演算を実行するときに用いた関数演算キーを兼用して入力操作を行うことによって、情報処理装置の入力手段に、さらに他の機能を実行させるためのキーを設けることができる。これによって、入力手段の領域を有効に使うことができるとともに、情報処理装置のコストの低減を図ることができる。
【0013】
また本発明は、前記入力手段は、数値を前記表示手段に表示させるための情報を入力する置数キーを備え、
ユーザが前記関数演算キーを用いて入力操作を行うことによって、前記表示手段に前記予め定める関数の演算を実行するときに用いる数式およびその説明情報を表示させて、前記数式中における変数に直接、前記置数キーを用いて数値を入力したときは、前記演算手段によって前記予め定める関数の演算が実行されるとともに、前記演算手段によって演算された演算結果が数式の状態で表示手段に表示されることを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、ユーザが関数演算キーを用いて入力操作を行ったときは、表示手段に予め定める関数の演算を実行するときに用いる数式およびその説明情報が表示される。このとき、ユーザが、表示手段に表示された前記数式中の変数に直接、置数キーを用いて数値を入力することによって、演算手段によって前記関数の演算が実行される。関数の演算が実行された後は、演算結果が数式の状態で表示手段に表示される。
【0015】
前述のように、表示手段に表示された数式中の変数に直接数値を入力することによって、簡単に演算結果を求めることができる。また、予め定める関数の演算を行った演算結果が、前記数式の状態、すなわちその数式の独立または従属変数が表示される領域に、独立変数の入力または従属変数の入力に応じて前記従属または独立変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示手段に表示されるので、ユーザは演算内容を容易かつ即座に把握することができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0016】
また本発明は、前記予め定める関数は三角関数であり、前記関数演算キーは三角関数演算キーであって、ユーザが前記三角関数演算キーを用いて入力操作を行うことによって、前記表示手段に三角関数の演算を実行するときに用いる数式およびその説明情報を表示させて、前記数式中における変数に直接、前記置数キーを用いて数値を入力したときは、前記演算手段によって前記三角関数の演算が実行されるとともに、前記演算手段によって演算された演算結果が数式の状態で表示手段に表示されることを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、ユーザが三角関数演算キーを用いて入力操作を行ったときは、表示手段に三角関数の演算を実行するときに用いる数式、たとえば三角関数における角度を求める数式およびその説明情報が表示される。このとき、ユーザが、表示手段に表示された前記数式中の変数、たとえば角度を示す変数および前記角度を挟む2辺のうち一方の辺の長さを示す変数に直接、置数キーを用いて数値を入力することによって、演算手段によって前記三角関数の演算が実行される。これによって、前記2辺のうち他方の辺の長さを示す変数の値が算出され、算出された値は数式の状態で表示手段に表示される。
【0018】
前述のように、表示手段に表示された数式において、値が既知の変数に直接数値を入力することによって、簡単に未知の変数の値を算出することができる。また、演算手段によって算出される未知の変数の値が、前記数式の状態、すなわちその数式の既知の変数が表示される領域に、既知の変数の入力に応じて未知の変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示手段に表示されるので、ユーザは演算内容を容易かつ即座に把握することができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0019】
また本発明は、コンピュータを前記情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムである。
【0020】
本発明に従えば、コンピュータに前記の情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムとして提供することができる。
【0021】
また本発明は、コンピュータを前記情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0022】
本発明に従えば、コンピュータに前記の情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である電子卓上計算機1の外観を簡略的に示す平面図である。本実施形態においては、電子卓上計算機1に本発明を適用した場合を例として説明するが、ポケットコンピュータ、携帯情報ツールおよび電子メモなどと称される情報処理装置に本発明を適用してもよい。
【0024】
電子卓上計算機(以下、単に「計算機」と表記する場合がある)1は、LCD(Liquid Crystal Display)表示部2(以下、単に「表示部」と表記する場合がある)およびキー操作部3を含んで構成される。LCD表示部2は、複数のラインから成るドットマトリクスによって構成される液晶表示装置によって実現され、入力された関数名、数字およびアルファベットならびに四則演算の演算結果、関数演算の演算結果、公式およびその説明情報などを表示する表示手段である。ユーザによってキー操作部3から入力された関数名、数字およびアルファベットは、たとえば表示部2の上部のラインに表示され、四則演算および関数演算などの演算結果は、たとえば表示部2の下部(以下、「数値部」と表記する場合がある)に表示される。
【0025】
キー操作部3は、電源を入れたり、入力した数値などをクリアするためのオン/クリアキー「ON/C」3a、関数の演算を行うための関数演算キー3b、変数名を入力するためのアルファベットキー3c、0〜9の数値を置数するための置数キー3d、四則演算を行うための四則演算キー3e、小数点を置数するための小数点キー「・」3f、サインチェンジキー「+/−」3gおよび数式の変数値の入力を次に進めたり、演算結果を算出するためのエンターキー「ENTER」(以下、単に「エンターキー」と表記する場合がある)3hを含んで構成される。キー操作部3は、入力手段である。
【0026】
関数演算キー3bは、複数のキーから構成され、たとえば本実施形態では、三角関数の演算を行うための正弦関数キー「sin」、余弦関数キー「cos」、正接関数キー「tan」、逆正弦関数キー「sin−1」、逆余弦関数キー「cos−1」および逆正接関数キー「tan−1」(以下、「三角関数キー」と表記する場合がある)などを有する。
【0027】
アルファベットキー3cは、複数のキーから構成され、たとえば本実施形態では、アルファベットキー「r」、アルファベットキー「a」、アルファベットキー「b」およびアルファベットキー「θ」(以下、単に「r」キー、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーと表記する場合がある)を有する。四則演算キー3eは、加算キー「+」、減算キー「−」、乗算キー「×」および除算キー「÷」を有する。
【0028】
図2は、計算機1の電気的構成を示すブロック図である。計算機1は、LCD表示部2、キー操作部3、CPU(中央演算処理装置)4、ROM(リードオンリメモリ)5、RAM(ランダムアクセスメモリ)6、LCD駆動回路7、キー入力検出回路8および外部記憶装置9を含んで構成され、キー操作部3からの入力操作に応じて処理を行い、LCD表示部2に処理結果を出力する。
【0029】
CPU4は、後述するROM4に格納されているプログラムに従って、計算機1全体の動作を統括的に制御する。たとえば、各種キーの読込み処理、四則演算処理、関数演算処理および各種演算結果の出力処理などを制御する。CPU4は、制御手段および演算手段である。
【0030】
ROM5は、プログラム格納エリア5aを有し、前記処理を実行および制御するためのプログラムが格納される。またROM5は、LCD表示部2に表示する関数名、数値、アルファベットなどの文字を生成するためのCG(キャラクタゼネレ−タ)5bを有する。RAM6は、Xレジスタ6a、Yレジスタ6b、公式記憶エリア6c、変数値格納エリア6d、変数名格納エリア6eおよび演算用レジスタ6fを有する記憶手段である。Xレジスタ6aは、置数値および演算結果などの値を格納する。Yレジスタ6bは、演算途中の値を格納する。公式記憶エリア6cは、各種関数の公式を格納する。変数値格納エリア6dは、各種公式中の変数値を格納する。変数名格納エリア6eは、各種関数の公式中の変数に対応する変数名を格納する。演算用レジスタ6fは、四則演算および関数演算などの各種演算処理の結果を一時的に格納する。
【0031】
LCD駆動回路7は、CPU4から伝達される表示情報を、LCD表示部2に表示するためにLCD表示部2の制御を行う。キー入力検出回路8は、キー操作部3がユーザによって操作されたときに、キーマトリクス上のどのキーが操作されたかを検出し、CPU4に伝達するための回路である。
【0032】
また、CPU4は複数の端子を有し、各端子はキー入力検出回路8およびLCD表示部2が有する端子とそれぞれ接続される。入力装置であるキー操作部3からの入力操作に基づくCPU4の制御によって、LCD表示部2を構成するLCDの電極が表示状態となる。
【0033】
CPU4は、演算回路としての機能を備え、たとえばキー操作部3の置数キー3dを用いて数値が入力されると、入力された数値はRAM6に一時的に記憶される。キー操作部3の四則演算キー3eの入力操作によって加算、減算、乗算および除算のうちのいずれかの演算が指定されると、入力された数値に基づいて指定された演算を行う。
【0034】
図3は、三角関数の演算を行うときの計算機1の操作例および表示部2に表示される表示内容を示す図である。同図の表示部2の上に示す数字は、キー操作部3を用いて入力される数値であり、同図の表示部2の上に、亀甲括弧「〔 〕」を付して示される文字は、キー操作部3を用いて入力操作されるキーの名称である。複数の数字および文字が示されている場合は、左端から順に入力操作が行われる。
【0035】
角度が30度の正弦関数「sin30」を求める演算を行う場合は、まず、関数演算キー3bにおける三角関数キーのうちの正弦関数キー「sin」を1回押下する。正弦関数キー「sin」を1回押下すると、図3(1)に示すように、表示部2の上部に正弦関数の関数名「sin」が表示され、数値部に0が表示される。次に、置数キー3dを用いて角度の数値「30」を入力し、エンターキー「ENTER」3hを押下すると、図3(2)に示すように、表示部2の上部には角度が30度の正弦関数を示す文字列「sin30=」が表示され、表示部2の数値部には角度が30度の正弦関数「sin30」の答え、ここでは0.5が表示される。
【0036】
次に、正弦関数の公式およびその説明情報を表示させたい場合には、本実施形態では、たとえば正弦関数キー「sin」を2回押下する。これによって表示部2には、図3(3)に示すように、正弦関数の公式「sinθ=b/r」およびその説明情報、ここでは正弦関数を理解するための図が表示される。ここで、本実施形態における図は、たとえば直角三角形の図形と、図形の角度に対応する符号「θ」、直角三角形の角θから見て角θと直角とに挟まれた辺である底辺の長さに対応する符号「a」、角θから見て角θと向かい合った辺である対辺の長さに対応する符号「b」および直角と向かい合った辺である斜辺の長さに対応する符号「r」とによって構成される。
【0037】
表示部2に表示する公式の説明情報は、本実施形態のように、図形およびその対応符号によって構成される図でもよいし、これに限らず、文字、数字および記号によって構成される文字列の情報でもよい。
【0038】
また本実施形態では、正弦関数キー「sin」を2回押下することによって、表示部2に、正弦関数の公式「sinθ=b/r」および正弦関数を理解するための図を表示する構成にしているが、これに限らず、たとえば正弦関数キー「sin」を2回押下したときは、正弦関数の公式「sinθ=b/r」を表示部2に表示し、正弦関数キー「sin」を3回押したときは、正弦関数を理解するための図を表示部2に表示する構成にしてもよい。つまり、キーを押下する回数を変えることによって、公式とその説明情報とを分けて表示するようにしてもよい。
【0039】
次に、表示部2に表示される公式を用いて、正弦関数の角度「θ」を求めるときは、正弦関数における変数「b」および変数「r」に数値を入力する。変数への数値の入力は、次のような順番で行う。まず、アルファベットキー3cの「b」キーを押下し、置数キー3dを用いて数値「5」を入力した後、エンターキー「ENTER」3hを押下する。これによって、変数「b」に数値「5」が入力される。このとき、表示部2には、図3(4)に示すように、前記公式の変数「b」に数値「5」が代入された式、つまり式「sinθ=5/r」が、前記図とともに表示される。
【0040】
次に、アルファベットキー3cの「r」キーを押下し、置数キー3dを用いて数値「10」を入力した後、エンターキー「ENTER」3hを押下する。これによって、変数「r」に数値「10」が入力される。以上の入力操作によって、2つの変数の値が入力されると、図3(5)に示すように、求める答えが公式の状態、すなわちその公式の独立または従属変数が表示される領域に、独立変数の入力または従属変数の入力に応じて前記従属または独立変数が表示される領域に答えとして求められた値が表示された状態で表示部2に表示される。つまり表示部2には、式「sin30=5/10」が表示されるので、ユーザは求める答えが30度であることを容易かつ即座に把握することができる。
【0041】
前述のように本実施形態では、正弦関数キー「sin」の操作回数を変えることによって、表示部2に表示する表示内容を変えている。具体的には、正弦関数キー「sin」を1回押下して、数値を入力することによって、図3(1)および図3(2)に示すように、正弦関数の数式およびその演算結果が表示部2に表示されるような構成にしている。また、正弦関数キー「sin」を2回押下することによって、図3(3)に示すように、正弦関数の公式およびその説明情報、ここでは正弦関数の公式を理解するための図が表示部2に表示されるような構成にしている。
【0042】
このように、同じ正弦関数キー「sin」を用いて複数回の入力操作を行うだけで、表示部2に正弦関数の公式および正弦関数の公式を理解するための図が表示され、ユーザは正弦関数の公式を忘れてしまった場合でも、表示部2に表示される正弦関数の公式およびその説明情報を参照することによって、容易に正弦関数の演算を行うことができる。また、表示部2に表示される正弦関数の公式中の変数に直接数値を入力することによって、簡単に演算結果を求めることができる。また、求める演算結果が、正弦関数の公式の状態、すなわちその公式の独立または従属変数が表示される領域に、独立変数の入力または従属変数の入力に応じて前記従属または独立変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示部2に表示されるので、ユーザは演算内容を容易かつ即座に把握することができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0043】
また、表示部2に正弦関数の公式およびその説明情報を表示させるときに、正弦関数の演算を行うときに用いた正弦関数キー「sin」を兼用して入力操作を行うことによって、計算機1のキー操作部3に、さらに他の機能を実行させるためのキーを設けることができる。これによって、キー操作部3の領域を有効に使うことができるとともに、計算機1のコストの低減を図ることができる。
【0044】
図4は、三角関数の演算を行うときの計算機1の操作例および表示部2に表示される表示内容を示す図である。同図の表示部2の上に示す数字は、キー操作部3を用いて入力される数値であり、同図の表示部2の上に、亀甲括弧「〔 〕」を付して示される文字は、キー操作部3を用いて入力操作されるキーの名称である。複数の数字および文字が示されている場合は、左端から順に入力操作が行われる。
【0045】
tan−10.6を求める演算を行う場合は、まず、関数演算キー3bにおける三角関数キーのうちの逆正接関数キー「tan−1」を1回押下する。逆正接関数キー「tan−1」を1回押下すると、図4(1)に示すように、表示部2の上部に逆正接関数の関数名「tan−1」が表示され、数値部に0が表示される。次に、置数キー3dを用いて数値「0.6」を入力し、エンターキー「ENTER」3hを押下すると、図4(2)に示すように、表示部2の上部には文字列「tan−10.6=」が表示され、数値部にはtan−10.6の答え、ここでは30.96375653が表示される。
【0046】
次に、逆正接関数の公式およびその説明情報を表示させたい場合には、本実施形態では、たとえば逆正接関数キー「tan−1」を2回押下する。これによって表示部2には、図4(3)に示すように、逆正接関数の公式「θ=tan−1b/a」およびその説明情報、ここでは逆正接関数を理解するための図が表示される。ここで、逆正接関数の公式を理解するための図は、前述の正弦関数の公式を理解するための図と同様であるので、説明を省略する。
【0047】
また本実施形態では、逆正接関数キー「tan−1」を2回押下することによって、表示部2に、逆正接関数の公式「θ=tan−1b/a」および逆正接関数を理解するための図を表示する構成にしているが、これに限らず、たとえば逆正接関数キー「tan−1」を2回押下したときは、逆正接関数の公式「θ=tan−1b/a」を表示部2に表示し、逆正接関数キー「tan−1」を3回押したときは、逆正接関数を理解するための図を表示部2に表示する構成にしてもよい。つまり、キーを押下する回数を変えることによって、公式とその説明情報とを分けて表示するようにしてもよい。
【0048】
次に、表示部2に表示される公式を用いて、図4(3)に示される公式における角度「θ」を求めるときには、変数「b」および「a」に数値を入力する。変数への数値の入力は、次のような順番で行う。まず、アルファベットキー3cの「b」キーを押下し、置数キー3dを用いて数値「6」を入力した後、エンターキー「ENTER」3hを押下する。これによって、変数「b」に数値「6」が入力される。このとき、表示部2には、図4(4)に示すように、前記公式の変数「b」に数値「6」が代入された式、つまり式「θ=tan−16/a」が、前記図とともに表示される。
【0049】
次に、アルファベットキー3cの「a」キーを押下し、置数キー3dを用いて数値「10」を入力した後、エンターキー「ENTER」3hを押下する。これによって、変数「a」に数値「10」が入力される。以上の入力操作によって、2つの変数「b」,「a」に数値が入力されると、図4(5)に示すように、求める答えが公式の状態、すなわちその公式の独立または従属変数が表示される領域に、独立変数の入力または従属変数の入力に応じて前記従属または独立変数が表示される領域に答えとして求められた値が表示された状態で表示部2に表示される。つまり表示部2には、式「30.96735653=tan−16/10」が表示されるので、ユーザは求める答えが30.96735653であることを容易かつ即座に把握することができる。
【0050】
前述のように本実施形態では、逆正接関数キー「tan−1」の操作回数を変えることによって、表示部2に表示する表示内容を変えている。具体的には、逆正接関数キー「tan−1」を1回押下して、数値を入力することによって、図4(1)および図4(2)に示すように、逆正接関数の数式およびその演算結果が表示部2に表示されるような構成にしている。また、逆正接関数キー「tan−1」を2回押下することによって、図4(3)に示すように、逆正接関数の公式およびその説明情報、ここでは逆正接関数の公式を理解するための図が表示部2に表示されるような構成にしている。
【0051】
このように、同じ逆正接関数キー「tan−1」を用いて複数回の入力操作を行うだけで、表示部2に逆正接関数の公式およびその説明情報、ここでは逆正接関数の公式を理解するための図が表示され、ユーザは逆正接関数の公式を忘れてしまった場合でも、表示部2に表示される逆正接関数の公式およびその説明情報を参照することによって、容易に逆正接関数の演算を行うことができる。また、表示部2に表示される逆正接関数の公式中の変数に直接数値を入力することによって、簡単に演算結果を求めることができる。また、求める演算結果が、逆正接関数の公式の状態、すなわちその公式の独立または従属変数が表示される領域に、独立変数の入力または従属変数の入力に応じて前記従属または独立変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示部2に表示されるので、ユーザは演算内容を容易かつ即座に把握することができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0052】
また、表示部2に逆正接関数の公式およびその説明情報を表示させるときに、逆正接関数の演算を行うときに用いた逆正接関数キー「tan−1」を兼用して入力操作を行うことによって、計算機1のキー操作部3に、さらに他の機能を実行させるためのキーを設けることができる。これによって、キー操作部3の領域を有効に使うことができるとともに、計算機1のコストの低減を図ることができる。
【0053】
図5は、三角関数の演算を行うときの計算機1の操作例および表示部2に表示される表示内容を示す図である。同図の表示部2の上に示す数字は、キー操作部3を用いて入力される数値であり、同図の表示部2の上に、亀甲括弧「〔 〕」を付して示される文字は、キー操作部3を用いて入力操作されるキーの名称である。複数の数字および文字が示されている場合は、左端から順に入力操作が行われる。
【0054】
正弦関数の角度を示す変数「θ」と、直角三角形の辺の長さを示す2つの変数値のうち一方の変数値とが既知であって、他方の変数値を求める場合は、正弦関数の公式を呼出して演算する。たとえば、正弦関数の角度を示す変数「θ」が30度であって、前記対辺の長さを示す変数「b」および前記斜辺の長さを示す変数「r」のうち前記変数「r」が10であるときの残りの変数「b」の数値を求める場合は、まず、正弦関数の公式を呼出す。正弦関数の公式を呼出すために、関数演算キー3bの正弦関数キー「sin」を2回押下する。これによって表示部2には、図5(1)に示すように、正弦関数の公式「sinθ=b/r」およびその説明情報、ここでは正弦関数を理解するための図が表示される。ここで、正弦関数の公式を理解するための図は、前述の図3における正弦関数の公式の説明情報としての図と同様であるので、説明を省略する。
【0055】
また本実施形態では、正弦関数キー「sin」を2回押下することによって、表示部2に、正弦関数の公式「sinθ=b/r」および正弦関数を理解するための図を表示する構成にしているが、これに限らず、たとえば正弦関数キー「sin」を2回押下したときは、正弦関数の公式「sinθ=b/r」を表示部2に表示し、正弦関数キー「sin」を3回押したときは、正弦関数を理解するための図を表示部2に表示する構成にしてもよい。つまり、キーを押下する回数を変えることによって、公式とその説明情報とを分けて表示するようにしてもよい。
【0056】
次に、表示部2に表示される公式を用いて、正弦関数の変数「b」を求めるときは、変数「θ」および変数「r」に数値を入力する。変数への数値の入力は、次のような順番で行う。まず、アルファベットキー3cの「θ」キーを押下し、置数キー3dを用いて数値「30」を入力した後、エンターキー「ENTER」3hを押下する。これによって、変数「θ」に数値「30」が入力される。このとき、表示部2には、図5(2)に示すように、前記呼出した公式の変数「θ」に数値「30」が代入された式、つまり式「sin30=b/r」が、前記図とともに表示される。
【0057】
次に、アルファベットキー3cの「r」キーを押下し、置数キー3dを用いて数値「10」を入力した後、エンターキー「ENTER」3hを押下する。これによって、変数「r」に数値「10」が入力される。以上の入力操作によって、2つの変数「θ」,「r」に数値が入力されると、図5(3)に示すように、求める答えが公式の状態、すなわちその公式の独立または従属変数が表示される領域に、独立変数の入力または従属変数の入力に応じて前記従属または独立変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示部2に表示される。つまり表示部2には、式「sin30=5/10」が表示されるので、ユーザは求める答えが5であることを容易かつ即座に把握することができる。
【0058】
前述のように本実施形態では、正弦関数キー「sin」を2回押下することによって、図5(1)に示すように、正弦関数の公式およびその演算結果が表示部2に表示されるような構成にしている。表示部2に表示された正弦関数の公式において、値が既知の変数に直接数値を入力することによって、簡単に未知の変数の値を算出することができる。また、算出される未知の変数の値が、公式の状態、すなわちその公式の既知の変数が表示される領域に、既知の変数の入力に応じて未知の変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示部2に表示されるので、ユーザは演算内容を容易かつ即座に把握することができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0059】
また、表示部2に正弦関数の公式およびその説明情報を表示させるときに、正弦関数の演算を行うときに用いた正弦関数キー「sin」を兼用して入力操作を行うことによって、計算機1のキー操作部3に、さらに他の機能を実行させるためのキーを設けることができる。これによって、キー操作部3の領域を有効に使うことができるとともに、計算機1のコストの低減を図ることができる。
【0060】
図6〜図11は、計算機1を用いて三角関数の演算を行うときの処理を示すフロ−チャ−トである。図6において、ステップS1では、キー操作部3の関数演算キー3bに設けられる複数のキーのうち、三角関数を演算するための三角関数キーが押下されたか否かを判断する。ステップS1において、三角関数キーが押下されたと判断したときはステップS2に進み、三角関数キーが押下されていないと判断したときは三角関数キーが押下されるまで待機する。
【0061】
ステップS2では、置数キー3dが押下されて数値が入力されたか否かを判断する。ステップS2において、置数キー3dが押下されて数値が入力されたと判断したときはステップS4に進み、置数キー3dが押下されていないと判断したときは、ステップS3に進む。ステップS3では、ステップS1で押下された三角関数キーと同じ三角関数キーが押下されたか否かを判断する。ステップS3において、前記同じ三角関数キーが押下されたと判断したときはステップS5に進み、ステップS1で押下された三角関数キーとは異なる関数キーが押下されたと判断したときはステップ2に戻る。ステップS5では、2回押下された三角関数キーに対応する三角関数の公式およびその説明情報、たとえば公式を理解するための図を、表示部2に表示した後、図7のステップS7に進む。
【0062】
ステップS4では、エンターキー3hが押下されたか否かを判断する。ステップS4において、エンターキー3hが押下されたと判断したときはステップS6に進み、エンターキー3hが押下されていないと判断したときは、エンターキー3hが押下されるまで待機する。ステップS6では、三角関数の演算結果を、表示部2に表示する。
【0063】
図7において、ステップS7では、アルファベットキー3cの複数のキーのうち、「r」キー、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されたか否かを判断する。ステップS7において、前記「r」キー、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されたと判断したときはステップS8に進み、前記「r」キー、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれのキーも押下されていないと判断したときは、前記「r」キー、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されるまで、ステップS7の処理を繰返す。
【0064】
ステップS8では、置数キー3dが押下されて数値が入力されたか否かを判断する。ステップS8において、置数キー3dが押下されて数値が入力されたと判断したときはステップS9に進み、置数キー3dが押下されていないと判断したときは置数キー3dが押下されるまで待機する。ステップS9では、エンターキー3hが押下されたか否かを判断する。ステップS9において、エンターキー3hが押下されたと判断したときはステップS10に進み、エンターキー3hが押下されていないと判断したときは、エンターキー3hが押下されるまで待機する。ステップS10では、ステップS5において表示した三角関数の公式の変数に、数値を代入したときの式を表示した後、図8のステップS11に進む。
【0065】
図8において、ステップS11では、「r」キーが押下されたか否かを判断する。ステップS11において、「r」キーが押下されたと判断したときはステップS12に進み、「r」キーが押下されていないと判断したときは、図9のステップS16に進む。
【0066】
ステップS12では、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されたか否かを判断する。ステップS12において、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されたと判断したときはステップS13に進み、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれのキーも押下されていないと判断したときは、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されるまで、ステップS12の処理を繰返す。
【0067】
ステップS13では、置数キー3dが押下されて数値が入力されたか否かを判断する。ステップS13において、置数キー3dが押下されて数値が入力されたと判断したときはステップS14に進み、置数キー3dが押下されていないと判断したときは、置数キー3dが押下されて数値が入力されるまで待機する。
【0068】
ステップS14では、エンターキー3hが押下されたか否かを判断する。ステップS14において、エンターキー3hが押下されたと判断したときはステップS15に進み、エンターキー3hが押下されていないと判断したときは、エンターキー3hが押下されるまで待機する。ステップS15では、表示部2に、三角関数の公式の状態で答えを表示する。
【0069】
図9において、ステップS16では、「a」キーが押下されたか否かを判断する。ステップS16において、「a」キーが押下されたと判断したときはステップS17に進み、「a」キーが押下されていないと判断したときは図10のステップS21に進む。
【0070】
ステップS17では、「r」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つが押下されたか否かを判断する。ステップS17において、「r」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されたと判断したときはステップS18に進み、「r」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれのキーも押下されていないと判断したときは、「r」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されるまでステップS17の処理を繰返す。
【0071】
ステップS18では、置数キー3dが押下されて数値が入力されたか否かを判断する。ステップS18において、置数キー3dが押下されて数値が入力されたと判断したときはステップS19に進み、置数キー3dが押下されていないと判断したときは、置数キー3dが押下されて数値が入力されるまで待機する。
【0072】
ステップS19では、エンターキー3hが押下されたか否かを判断する。ステップS19において、エンターキー3hが押下されたと判断したときはステップS20に進み、エンターキー3hが押下されていないと判断したときは、エンターキー3hが押下されるまで待機する。ステップS20では、表示部20に、三角関数の公式の状態で答えを表示する。
【0073】
図10において、ステップS21では、「b」キーが押下されたか否かを判断する。ステップS21において、「b」キーが押下されたと判断したときはステップS22に進み、「b」キーが押下されていないと判断したときは図11のステップS26に進む。
【0074】
ステップS22では、「a」キー、「r」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されたか否かを判断する。ステップS22において、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されたと判断したときはステップS23に進み、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれのキーも押下されていないと判断したときは、「a」キー、「b」キーおよび「θ」キーのいずれか1つのキーが押下されるまで、ステップS22の処理を繰返す。
【0075】
ステップS23では、置数キー3dが押下されて数値が入力されたか否かを判断する。ステップS23において、置数キー3dが押下されて数値が入力されたと判断したときはステップS24に進み、置数キー3dが押下されていないと判断したときは、置数キー3dが押下されて数値が入力されるまで待機する。
【0076】
ステップS24では、エンターキー3hが押下されたか否かを判断する。ステップS24において、エンターキー3hが押下されたと判断したときはステップS25に進み、エンターキー3hが押下されていないと判断したときは、エンターキー3hが押下されるまで待機する。ステップS25では、表示部2に、三角関数の公式の状態で答えを表示する。
【0077】
図11において、ステップS26では、「θ」キーが押下されたか否かを判断する。ステップS26において、「θ」キーが押下されたと判断したときはステップS27に進み、「θ」キーが押下されていないと判断したときは図8のステップS11に戻る。
【0078】
ステップS27では、「a」キー、「b」キーおよび「r」キーのいずれか1つのキーが押下されたか否かを判断する。ステップS27において、「a」キー、「b」キーおよび「r」キーのいずれか1つのキーが押下されたと判断したときはステップS28に進み、「a」キー、「b」キーおよび「r」キーのいずれのキーも押下されていないと判断したときは、「a」キー、「b」キーおよび「r」キーのいずれか1つのキーが押下されるまで、ステップS27の処理を繰返す。
【0079】
ステップS28では、置数キー3dが押下されて数値が入力されたか否かを判断する。ステップS28において、置数キー3dが押下されて数値が入力されたと判断したときはステップS29に進み、置数キー3dが押下されていないと判断したときは、置数キー3dが押下されて数値が入力されるまで待機する。
【0080】
ステップS29では、エンターキー3hが押下されたか否かを判断する。ステップS29において、エンターキー3hが押下されたと判断したときはステップS30に進み、エンターキー3hが押下されていないと判断したときは、エンターキー3hが押下されるまで待機する。ステップS30では、表示部2に、三角関数の公式の状態で答えを表示する。
【0081】
前述のように、三角関数キーが押下された後に、置数キーが3d押下されたときには、押下された三角関数キーに対応する三角関数の演算が実行されて、演算結果が表示部2に表示される。また同じ三角関数キーが続けて押下されたときには、続けて2回押下された三角関数キーに対応する三角関数の公式およびその説明情報が表示部2に表示される。このように、再度同じ三角関数キーを用いて入力操作を行うことによって、表示部2に三角関数の公式およびその説明情報が表示されるので、ユーザは三角関数の公式を忘れてしまった場合でも、表示部2に表示される公式およびその説明情報を参照することによって、容易に三角関数の演算を行うことができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。また、表示部2に公式およびその説明情報を表示させるときに、同じ三角関数キーを兼用して入力操作を行うことによって、計算機1のキー操作部3に、さらに他の機能を実行させるためのキーを設けることができる。これによって、キー操作部3の領域を有効に使うことができるとともに、計算機1のコストの低減を図ることができる。
【0082】
三角関数の公式、本実施形態では、正弦関数の公式「sinθ=b/r」または逆正接関数の公式「θ=tan−1b/a」が表示部2に表示された後に、前記公式中の変数r,a,b,θのうち、値が既知の変数に直接数値を入力することによって、簡単に未知の変数の値を算出することができる。また、算出される未知の変数の値が公式の状態、すなわちその公式の既知の変数が表示される領域に、既知の変数の入力に応じて未知の変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示部2に表示されるので、ユーザは演算内容を容易かつ即座に把握することができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0083】
また、前述の実施形態では、計算機1において入力操作を変えることによって、三角関数の演算を実行するとともに、三角関数の公式および公式を理解するための図を表示部2に表示する場合について説明しているが、このような三角関数の演算に限らず他の演算、たとえば双曲線関数および高次関数などの関数演算ならびに行列演算、順列演算、組合せ演算および図形の面積や体積などを公式により求める演算などを、入力操作を変えることによって実行するとともに、これらの演算の公式および公式を理解するための図を表示部2に表示するようにしてもよい。
【0084】
なお、計算機1は、情報処理プログラムをコンピュータが実行することでも実現可能である。情報処理プログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、記録媒体として、図2に示され、マイクロコンピュ−タで実現されるCPU4で処理が行われるために用いられるメモリ、たとえばROM5そのものが記録媒体であってもよいし、また外部記憶装置9としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能となるような記録媒体であってもよい。
【0085】
記録媒体に格納されている情報処理プログラムは、CPU4がアクセスして実行可能な構成であればよい。あるいは、情報処理プログラムを読出し、読出したプログラムを図示されていないプログラム記録エリアにダウンロ−ドして、プログラムを実行する構成であればよい。なお、このダウンロ−ド用のプログラムは予め計算機1に格納されているものとする。
【0086】
計算機1と分離可能に構成される場合、記録媒体は、磁気テ−プやカセットテ−プなどのテープ系、フレキシブルディスクやハ−ドディスクなどの磁気ディスクやCD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)/MO(Magneto Optical Disk)/MD(Mini Disk)/DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カ−ド(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラツシュROMなどによる半導体メモリを含め、固定的にプログラムを担持する記録媒体であればよい。
【0087】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ユーザは所望する演算の数式を忘れてしまった場合でも、表示手段に表示された数式およびその説明情報を参照することによって、容易に所望する演算を行うことができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0088】
また本発明によれば、ユーザは予め定める関数演算の数式を忘れてしまった場合でも、表示手段に表示される前記数式およびその説明情報を参照することによって、容易に予め定める関数の演算を行うことができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。また、表示手段に前記数式およびその説明情報を表示させるときに、予め定める関数の演算を実行するときに用いた関数演算キーを兼用して入力操作を行うことによって、情報処理装置の入力手段に、さらに他の機能を実行させるためのキーを設けることができる。これによって、入力手段の領域を有効に使うことができるとともに、情報処理装置のコストの低減を図ることができる。
【0089】
また本発明によれば、表示手段に表示された数式中の変数に直接数値を入力することによって、簡単に演算結果を求めることができる。また、予め定める関数の演算を行った演算結果が、前記数式の状態、すなわちその数式の独立または従属変数が表示される領域に、独立変数の入力または従属変数の入力に応じて前記従属または独立変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示手段に表示されるので、ユーザは演算内容を容易かつ即座に把握することができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0090】
また本発明によれば、表示手段に表示された数式において、値が既知の変数に直接数値を入力することによって、簡単に未知の変数の値を算出することができる。また、演算手段によって算出される未知の変数の値が、前記数式の状態、すなわちその数式の既知の変数が表示される領域に、既知の変数の入力に応じて未知の変数が表示される領域に演算結果として求められた値が表示された状態で表示手段に表示されるので、ユーザは演算内容を容易かつ即座に把握することができる。これによって、利便性が向上し、演算に要する時間を短縮することができる。
【0091】
また本発明によれば、コンピュータに情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムとして提供することができる。
【0092】
また本発明によれば、コンピュータに情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である電子卓上計算機1の外観を簡略的に示す平面図である。
【図2】計算機1の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】三角関数の演算を行うときの計算機1の操作例および表示部2に表示される表示内容を示す図である。
【図4】三角関数の演算を行うときの計算機1の操作例および表示部2に表示される表示内容を示す図である。
【図5】三角関数の演算を行うときの計算機1の操作例および表示部2に表示される表示内容を示す図である。
【図6】計算機1を用いて三角関数の演算を行うときの処理を示すフロ−チャ−トである。
【図7】計算機1を用いて三角関数の演算を行うときの処理を示すフロ−チャ−トである。
【図8】計算機1を用いて三角関数の演算を行うときの処理を示すフロ−チャ−トである。
【図9】計算機1を用いて三角関数の演算を行うときの処理を示すフロ−チャ−トである。
【図10】計算機1を用いて三角関数の演算を行うときの処理を示すフロ−チャ−トである。
【図11】計算機1を用いて三角関数の演算を行うときの処理を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 電子卓上計算機
2 LCD表示部
3 キー操作部
3a オン/クリアキー
3b 関数演算キー
3c アルファベットキー
3d 置数キー
3e 四則演算キー
3f 小数点キー
3g サインチェンジキー
3h エンターキー
4 CPU(中央演算処理装置)
5 ROM(リードオンリメモリ)
5a プログラム格納エリア
5b CG(キャラクタゼネレータ)
6 RAM(ランダムアクセスメモリ)
6a Xレジスタ
6b Yレジスタ
6c 公式記憶エリア
6d 変数値格納エリア
6e 変数名格納エリア
6f 演算用レジスタ
7 LCD駆動回路
8 キー入力検出回路
9 外部記憶装置

Claims (6)

  1. 予め定める数式およびその説明情報を記憶する記憶手段と、
    ユーザが予め定める操作を行うことによって、前記記憶手段に記憶された数式を呼出し、前記数式に基づいて予め定める演算を実行する演算手段と、
    前記記憶手段に記憶された数式およびその説明情報ならびに前記演算手段によって演算された演算結果を表示する表示手段と、
    前記演算手段に予め定める演算を実行させて、前記演算結果を前記表示手段に表示させるための情報と、前記記憶手段に記憶された数式およびその説明情報を前記表示手段に表示させるための情報とを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力された前記情報に基づいて、前記演算手段に予め定める演算を実行させて、前記演算結果を表示手段に表示する制御ならびに前記数式およびその説明情報を表示手段に表示する制御を行う制御手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記入力手段は、複数の予め定める関数の演算を実行させるための情報を入力する複数の関数演算キーを備え、
    ユーザが前記関数演算キーを用いて入力操作を行ったときは、前記予め定める関数の演算が実行され、再度同じ関数演算キーを用いて入力操作を行ったときは、前記関数の演算を実行するときに用いた数式およびその説明情報が、前記記憶手段から呼出されて前記表示手段に表示されることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記入力手段は、数値を前記表示手段に表示させるための情報を入力する置数キーを備え、
    ユーザが前記関数演算キーを用いて入力操作を行うことによって、前記表示手段に前記予め定める関数の演算を実行するときに用いる数式およびその説明情報を表示させて、前記数式中における変数に直接、前記置数キーを用いて数値を入力したときは、前記演算手段によって前記予め定める関数の演算が実行されるとともに、前記演算手段によって演算された演算結果が数式の状態で表示手段に表示されることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記予め定める関数は三角関数であり、前記関数演算キーは三角関数演算キーであって、ユーザが前記三角関数演算キーを用いて入力操作を行うことによって、前記表示手段に三角関数の演算を実行するときに用いる数式およびその説明情報を表示させて、前記数式中における変数に直接、前記置数キーを用いて数値を入力したときは、前記演算手段によって前記三角関数の演算が実行されるとともに、前記演算手段によって演算された演算結果が数式の状態で表示手段に表示されることを特徴とする請求項2または3記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置として機能させるための情報処理プログラム。
  6. コンピュータを請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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