JP2004279969A - 地図処理システム - Google Patents
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Abstract
【構成】ページ設定ウインドウ上で、印刷する地図の地図縮尺の選択を受付け、受け付けた地図縮尺で地図が印刷されるように、レイアウト設定ボタン404の操作に応じて受け付けたレイアウトに従って定まる地図印刷領域に印刷する地図の範囲を決定する。そして、印刷ボタン406の操作に応答して、地図のレイアウトに従った、選択された地図縮尺による印刷のプレビューを表示する。そして、ユーザの確認を得られたならば、印刷を実行する。
【選択図】図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子データとして作成された地図の表示と印刷の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ技術の普及に伴い、従来の紙媒体上の地図に代えて、電子データとして作成された地図をコンピュータ上に表示して利用することが広く行われている。
そして、このようなコンピュータ上での地図表示の技術としては、ユーザ操作に応じて、地図表示の縮尺を変更する技術が知られている。また、コンピュータ上で表示した地図を印刷する技術としては、表示した地図の範囲やユーザから指定された地図の範囲を印刷する地図の範囲とし、この地図の範囲が、用紙上に予め設定した印刷領域いっぱいに印刷されるように、その印刷サイズ、すなわち、印刷される地図の縮尺を定めて印刷する技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
さて、ユーザがコンピュータ上で表示した地図を印刷する目的は様々であるが、特定の縮尺で地図を印刷したい場合がある。たとえば、自身で印刷した地図と市販の紙媒体の地図とを併用する場合には、紙媒体上の地図の縮尺と、印刷した地図の縮尺を一致させれば、容易に両者を相互に参照可能となる。また、各々所望の地図の範囲を異なる用紙上に印刷して用いる場合には、印刷した各地図の縮尺を一致させることが、各用紙上に印刷した地図を比較等する上で便利である。
【0004】
一方で、従来の地図印刷の技術によれば、印刷される地図の縮尺は、印刷する地図の範囲と、用紙上に予め設定した印刷領域に依存して定まる。そして、この印刷される地図の縮尺は一般に、表示されている地図の縮尺とは異なったものとなる。したがって、ユーザは所望の縮尺で地図を印刷する場合には、これら印刷する地図の範囲や印刷領域を、所望の縮尺で地図が印刷されるように調整する煩雑な作業を行う必要がある。
【0005】
そこで、本発明は、ユーザが、容易に所望縮尺の地図を印刷可能とすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために本発明は、地図データが表す地図の表示と印刷を行う地図処理システムとして、ユーザから表示する地図の地図縮尺である表示地図縮尺の選択を受付け、受け付けた表示地図縮尺の地図を表示する表示手段と、ユーザから印刷する地図の地図縮尺である印刷地図縮尺の選択を受け付ける印刷縮尺受付手段と、用紙上に印刷された地図の地図縮尺が前記印刷地図縮尺となるように、当該印刷地図縮尺と用紙上に設定された地図印刷領域とに応じて、印刷する前記地図の範囲を、前記地図の表示範囲に対して定まる位置または前記表示した地図上でユーザが指定した位置を基準位置として算定し、印刷地図範囲として設定する印刷地図範囲設定手段と、前記地図の前記印刷地図範囲の前記印刷地図縮尺による前記印刷領域への印刷を制御する印刷制御手段とを備えた地図処理システムを提供する。
【0007】
このような地図処理システムによれば、前記従来の技術のように、印刷する地図の範囲と、用紙上に予め設定した印刷領域とに応じて、印刷する地図の地図縮尺を定めるのではなく、用紙上に予め設定した印刷領域と選択された地図縮尺に応じて印刷する地図の範囲を定めることにより、選択された地図縮尺通りの、予め設定した印刷領域に対する地図の印刷を実現する。したがって、ユーザは、容易に所望縮尺の地図の、用紙上の所定印刷領域への印刷を行うことができる。
【0008】
ここで、このような地図処理システムは、印刷縮尺受付手段において、前記表示手段がユーザから受け付けた表示地図縮尺を、前記印刷地図縮尺として受け付けるようにすることも好ましい。
このようにすることにより、ユーザは、WYSIWYG環境に無い場合であっても、特段の操作を要することなく、現在地図処理システムに表示されている表示地図縮尺と同じ地図縮尺による地図の印刷を行うことができるようになる。
また、これらの地図処理システムには、前記地図印刷領域の前記用紙上のレイアウトの指定を受け付け設定するレイアウト手段を設けるようにするのが良い。
このようにすることにより、ユーザは、所望レイアウトの所望地図縮尺による地図印刷を容易に行うことができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る地図処理システムについて説明する。
地図処理システムは、ハードウエア的には、CPUや、主記憶や、外部記憶装置や、キーボードやマウスなどの入力装置や、CRTやLCDなどの表示装置等の、コンピュータとしての一般的な構成を備えたコンピュータであり、CPUが外部記憶装置に予め格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、プロセス等として、その機能が実現される。
【0010】
図1に、このような地籍表示図処理システムの機能構成を示す。
図示するように、機能的には、地図処理システムは、表示装置1、入力装置2、プリント装置3、地図データを記憶した地図データ記憶部4、入出力制御部5、地図処理部6を備えている。ここで、地図処理部6は、たとえば、地図処理システムが稼働するコンピュータのオペレーティングシステム上で稼働するアプリケーションプロセスであり、入出力制御部5は、たとえば、表示装置1や入力装置2やプリント装置3と各アプリケーションプロセスとの間の入出力を制御する、オペレーティングシステムによって各アプリケーションプロセスに提供される機能部であり、地図処理部6が発行した描画命令に従い、表示装置1への表示や印刷を行うグラフィックエンジンやプリンタドライバを備えている。
【0011】
そして、図示するように地図処理部6は、表示装置1や入力装置2を用いてユーザに提供するGUIを制御するGUI制御部61、地図処理部6の動作全体を統括する処理制御部62、地図の編集処理を行う地図編集処理部63、地図の印刷処理を行う印刷処理部64とを有する。
【0012】
以下、このような地図処理システムの動作について説明する。
地図処理部6の処理制御部62は、処理を開始すると、まず、図2に示すメインウインドウ201と編集ツールウインドウ202をGUI制御部61、入出力制御部5を介して表示装置1に表示する。
図示するようにメインウインドウ201は、コマンドボタンエリア203、地図表示エリア204、レイヤ制御エリア205、ラベル制御エリア206が設けられている。そして、コマンドボタンエリア203には、選択ボタン211、拡大ボタン212、縮小ボタン213、縮尺設定ボタン214、移動ボタン215、印刷ボタン216、地図ひらくボタン217、新規地図ボタン218、保存ボタン219、終わりボタン220が設けられている。そして、レイヤ制御エリア205にはレイヤ表示エリア231と、上ボタン232と、下ボタン233と、けすボタン234が設けられている。そして、ラベル制御エリア206には、ラベルカテゴリ表示エリア241と、上ボタン242と下ボタン243と、ラベルフォント指定ボックス244と、ラベルの文字サイズ指定ボックス245と、ラベル色指定ボックス246が設けられている。また、編集ツールウインドウ202には、地図を構成する各種図形や図形に与える属性の作成、修正、消去などの編集を行うための各種ツールボタンが設けられている。なお、この図形に与えた各属性がラベルとして表示されることになる。
【0013】
さて、このようなメインウインドウ201上における、ユーザの入力装置2を用いた各種操作や入力は、入出力制御部5、GUI制御部61を介して処理制御部62に送られ、処理制御部62は、受け取った操作内容に応じた処理を自身で行うか、以下に示すように受け取った操作内容に応じた処理を地図編集処理部63や印刷処理部64に行わせる。
【0014】
さて、ユーザは、新規地図を作成する場合には、メインウインドウ201の新規地図ボタン218を操作する。この操作に応じて、処理制御部62は、適当な新規ファイル作成ウインドウを表示して、新規作成する地図の地図データ名称や保存場所を受け付け、受け付けた保存場所に受け付けた名称を持つ新しい地図データのファイルを作成し、作成したファイルの地図データを処理対象地図データとする。一方、ユーザは、既存の地図を処理する場合、地図ひらくボタン217を操作する。処理制御部62は、この操作に応じて、適当なファイル選択ウインドウを表示して、処理する地図の地図データのファイルの選択を受け付け、受け付けたファイルの地図データを地図データ記憶部4から読み出し処理対象地図データとする。
【0015】
そして、処理制御部62は、処理対象地図データが表す地図を、地図編集処理部63に地図表示エリア204に、図2に示すようにディフォルトの表示地図縮尺で、地図の中心が地図表示エリア204の中心となるように表示させる。ただし、実際に表示される地図縮尺は、地図編集処理部63が、OSの標準表示解像度を基準として表示地図縮尺を適用して表示する地図の範囲とサイズを決定する場合には、表示装置1のユーザ設定解像度に依存して、ユーザが選択した表示地図縮尺とは異なるものとなる場合がある。
【0016】
そして、この地図表示上で、処理制御部62は、ツールウインドウのツールを用いた地図編集操作を受け付け、受け付けた地図編集操作に応じた地図編集を地図編集処理部63に行わせる。また、拡大ボタン212が操作された場合には、拡大ボタン212が操作される度に表示地図縮尺を漸次的に大きな(縮小の程度が小さな)値に更新し、地図編集処理部63に、更新後の表示地図縮尺による表示に地図表示エリア204の地図表示を更新させる。また、縮小ボタン213が操作された場合には、縮小ボタン213が操作される度に表示地図縮尺を漸次的に小さな(縮小の程度が大きな)値に更新し、地図編集処理部63に、更新後の表示地図縮尺による表示に地図表示エリア204の地図表示を更新させる。また、縮尺設定ボタン214が操作された場合には、縮尺設定ウインドウを表示し、1/500、1/1000、1/2500、1/5000といった標準的な地図縮尺のうちから表示地図縮尺とする地図縮尺の選択を受け付ける。そして、選択を受け付けた地図縮尺に表示地図縮尺を更新し、更新後の表示地図縮尺による表示に地図表示エリア204の地図表示を更新させる。
【0017】
また、移動ボタン215が操作された場合には、地図表示エリア204に表示する地図の範囲を、ユーザの方向入力操作に応じて、入力された方向に移動する。そして、保存ボタン219が操作されたならば、処理対象地図データを地図データ記憶部4に保存し、終わりボタン220が操作されたならば、地図処理部6の処理を終了する。
【0018】
さて、ここで、地図データが示す地図は複数のレイヤより構成することができ、レイヤ制御エリア205のレイヤ表示エリア231には、処理対象地図データが表す地図に含まれるレイヤのレイヤ名称の一覧が示される。そして、レイヤ表示エリア231の各レイヤ名称の表示に対してはチェックボックスが設けられており、地図編集処理部63は、ユーザによってチェックされたレイヤ名称のレイヤのみを、レイヤ表示エリア231の表示順に合成し地図表示エリア204に表示する。また、地図編集処理部63は、レイヤ表示エリア231中でのレイヤ名称の選択と上ボタン232もしくは下ボタン233の操作に応じてレイヤ表示エリア231中のレイヤ名称の表示順序を、選択されたレイヤを一つ上または下に移動することにより変更すると共にレイヤの合成順序をレイヤ表示エリア231中のレイヤ名称の表示順序に応じて更新する。また、地図編集処理部63は、レイヤ表示エリア231中でのレイヤ名称の選択と、けすボタン234の操作に応じて選択されたレイヤの削除を行う。
【0019】
次に、ラベル制御エリア206のラベルカテゴリ表示エリア241には、地図データが示す地図に含まれるラベルのカテゴリの名称の一覧が表示される。そして、ラベルカテゴリ表示エリア241の各ラベルカテゴリ名称の表示に対してはチェックボックスが設けられており、地図編集処理部63は、ユーザによってチェックされたラベルカテゴリのラベルのみを、一番上のレイヤの上に描画表示する。また、ラベルカテゴリ表示エリア241の表示順序は、ラベルカテゴリ毎のラベルの描画順序を示しており、地図編集処理部63は、ラベルカテゴリ表示エリア241中でのラベルカテゴリ名称の選択と上ボタン242もしくは下ボタン243の操作に応じてラベルカテゴリ表示エリア241の中のラベルカテゴリ名称の表示順序を、選択されたラベルカテゴリ名称を一つ上または下に移動することにより変更すると共に、ラベルの描画順序をラベルカテゴリ表示エリア241中のラベルカテゴリ名称の表示順序に応じて更新する。また、ラベルカテゴリ表示エリア241で選択されたカテゴリのラベルのフォントやサイズや色を、ラベルフォント指定ボックス244やラベルの文字サイズ指定ボックス245やラベル色指定ボックス246を用いた指定に応じて設定する。
【0020】
さて、メインウインドウ201で印刷ボタン216が操作された場合、処理制御部62は、以下に説明する印刷処理を行う。
図3に、この印刷処理の手順を示す。
図示するように、この印刷処理では、まず、現在設定されている表示地図縮尺を印刷縮尺に設定する(ステップ302)。そして、地図データに用紙サイズと用紙の向きなどの用紙情報が設定されていない場合には(ステップ304)、予め定めておいたディフォルトの用紙サイズ(A4、B4など)と用紙の向きを用紙情報として設定する(ステップ324)。また、図4に示すページ設定ウインドウを表示する(ステップ306)。そして、ページ設定ウインドウ上の、印刷縮尺設定エリア401で印刷縮尺の変更操作を受け付けた場合には(ステップ308)、操作に従って印刷縮尺を変更する(ステップ326)。ここで、印刷縮尺設定エリア401では、1/500、1/1000、1/2500、1/5000といった標準的な地図縮尺と、任意指定の縮尺と、現在の表示地図縮尺のいずれかを、印刷縮尺として受け付ける。なお、前述したように印刷縮尺のディフォルト値は、現在の表示地図縮尺としている。ただし、印刷縮尺の変更は、これを受け付けないようにしても良い。また、処理制御部62は、ページ設定ウインドウの用紙サイズ指定ボックス402や用紙の向き指定ボックス403で用紙サイズや用紙の向きの変更操作を受け付けた場合には(ステップ310)、操作に従って用紙情報の用紙サイズや用紙の向きを変更する(ステップ328)。
【0021】
さて、ページ設定ウインドウにおいて、レイアウト設定ボタン404が操作された場合には(ステップ312)、レイアウト処理を行う(ステップ340)。
この、ステップ340の、レイアウト処理では、処理制御部62は、図5に示すレイアウト設定ウインドウを表示する。
図示するようにレイアウト設定ウインドウは、地図の印刷レイアウトの設定を受け付けるものであり、処理制御部62は、レイアウト表示領域500に、その時点で設定されている用紙情報が示す用紙サイズの用紙情報が示す用紙の向きを向いた用紙イメージ501を印刷マージンの表示と共に表す用紙図形を表示し、その時点で地図データに設定されているレイアウト情報が示すレイアウトを表示する。もし、その時点で地図データにレイアウト情報が設定されていない場合には、レイアウト表示領域500に、用紙情報が示す用紙サイズと用紙の向きに対するディフォルトのレイアウトとして用意しておいたレイアウトを表示する。そして、表示した用紙図形上での、地図レイアウト領域502、タイトル領域503、縮尺表示領域504のレイアウトの編集をユーザより受け付ける。また、初期値に戻すボタン505が操作されたならば、レイアウト表示領域500に、用紙情報が示す用紙サイズと用紙の向きに対するディフォルトのレイアウトとして用意しておいたレイアウトを表示する。そして、OKボタン506が操作されたならば、現時のレイアウト表示領域500上のレイアウトをレイアウト情報として記憶し、レイアウト設定ウインドウを閉じ、レイアウト処理を終了して図3ステップ314に進む。また、キャンセルボタン507が操作されたならば、そのままレイアウト設定ウインドウを閉じ、レイアウト処理を終了して図3ステップ314に進む。
【0022】
さて、図4のページ設定ウインドウでOKボタン405が操作されたならば(図3、ステップ314)、ページ設定ウインドウを閉じて(ステップ342)、ページ設定の処理を終了し、図3の処理を終わらせる。
一方、ページ設定ウインドウで、ページ設定ウインドウで印刷ボタン406が操作されたならば(ステップ316)、その時点で設定されている印刷縮尺を入手し(ステップ318)、レイアウト情報が示す地図レイアウト領域502の現実の用紙上のサイズを実サイズとして算出する(ステップ320)。そして単位を考慮して算出した実サイズに印刷縮尺の逆数を乗じて印刷する地図の範囲の地図座標範囲のサイズを算出する(ステップ322)。
【0023】
そして、メインウインドウ201において表示されている地図の中心の地図座標を取得し(ステップ344)、取得した地図座標を中心とする先に算出した地図座標範囲のサイズを有する地図上の範囲を印刷対象地図座標範囲とする(ステップ346)。ただし、メインウインドウ201上で印刷ボタン216が操作された時に、地図ウインドウ上で選択ボタン211を用いた操作によってユーザによって選択されていた地図上の位置の地図座標や、メインウインドウ201上で印刷ボタン216が操作された時に地図ウインドウ上で選択ボタン211を用いた操作によってユーザによって選択されていた地図上の領域の中心の位置の地図座標を取得し、取得した地図座標を中心とする先に算出した地図座標範囲のサイズを有する地図上の範囲を印刷対象地図座標範囲とするようにしても良い。
【0024】
そして、図6に示すプレビューウインドウを表示し、地図編集処理部63の地図描画機能を利用しながら、プレビューエリア601に用紙の印刷イメージを表示する(ステップ348)。すなわち、その時点で設定されているレイアウト情報に従って、表示装置1上の座標系による描画命令を入出力制御に発行することにより、プレビューエリア601に、地図レイアウト領域502のレイアウト位置に印刷対象地図座標範囲の地図を描画し、タイトル領域503のレイアウト位置にページ設定ウインドウの図面タイトル入力ボックス407に入力された文字列を描画し、縮尺表示領域504のレイアウト位置に印刷縮尺を示す文字列を描画する。また、印刷領域操作エリア602には、印刷対象地図座標範囲の地図を表示する。
【0025】
そして、戻るボタン603が操作されたならば(ステップ350)、そのままプレビューウインドウを閉じて(ステップ362)、ステップ308に戻る。また、全体表示ボタン604や実寸表示ボタン605による表示拡大率変更操作が成された場合には(ステップ352)、プレビューウインドウへの印刷イメージの表示拡大率を、全体表示ボタン604が操作された場合には用紙イメージ501の全てがプレビューエリア601いっぱいに表示されるように、実寸表示ボタン605が操作された場合には、用紙イメージ501が実際の用紙と同じサイズになるように変更する(ステップ364)。
【0026】
また、プレビューウインドウ上で印刷範囲変更操作が行われた場合には(ステップ354)、操作に応じて、印刷対象地図座標範囲を地図上で移動する(ステップ366)。すなわち、移動ボタン606が操作され、印刷領域操作エリア602の上でユーザの所定の方向入力操作が行われた場合には、印刷対象地図座標範囲を入力された方向に地図上で移動し、印刷領域操作エリア602に表示する印刷対象地図座標範囲の地図を、印刷対象地図座標範囲の移動に伴い更新し、プレビューエリア601に更新後の印刷対象地図座標範囲の地図を用いて印刷イメージを再描画する。また、選択ボタン607が操作され、印刷領域操作エリア602の地図表示上で位置入力操作が行われた場合には、入力された位置が中心となるように印刷対象地図座標範囲を移動し、印刷領域操作エリア602に表示する印刷対象地図座標範囲の地図を、印刷対象地図座標範囲の移動に伴い更新し、プレビューエリア601に更新後の印刷対象地図座標範囲の地図を用いて印刷イメージを再描画する。
【0027】
そして、印刷ボタン608による印刷操作が行われたならば(ステップ356)、印刷処理部64にプレビューウインドウに表示した各レイアウト要素(印刷対象地図座標範囲の地図、タイトル文字列、縮尺表示文字列)の、レイアウト情報に従った用紙上の座標系による描画命令を含む印刷用の描画命令を、入出力制御部5に対して発行させることにより、印刷対象地図座標範囲の地図及び地図タイトル文字列等の他レイアウト要素の用紙上への印刷を行う(ステップ358)。そして、プレビューウインドウとページ設定ウインドウを閉じ(ステップ360)、処理を終了する。
【0028】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上では、ページ設定ウインドウから、レイアウト設定ウインドウやプレビューウインドウを呼び出すようにしたが、これらはメインウインドウから直接呼び出せるようにしてもかまわない。また、ページ設定ウインドウ、レイアウト設定ウインドウ、プレビューウインドウ間で、相互に呼び出しあえるようにしてもかまわない。
ところで、本実施形態に係る地図処理システムは、たとえば、図7に示す構成によって実現することもできる。
図示した構成は、地図データに基づいて地図の表示や印刷を行う機能とリモートプロセスコールインタフェースを備えた地図編集アプリケーション7を利用して、以上の地図表示や印刷を行うものであり、地図処理部6には地図編集処理部63に代えて地図ビューア66を設けている。
【0029】
さて、このような構成において、地図の表示は、地図ビューア66がリモートプロセスコールを地図編集アプリケーション7に発行し、地図編集アプリケーション7に、メインウインドウ201の地図表示エリア204やプレビューウインドウのプレビューエリア601や印刷領域操作エリア602に、それぞれ前述のように定まる範囲の地図を描画させることにより行う。また、地図の印刷は、たとえば、印刷処理部64が、リモートプロセスコールを地図編集アプリケーション7に発行し、レイアウト情報に従った印刷を地図編集アプリケーション7に行わせることにより実現する。
【0030】
以上のように本実施形態によれば、印刷する地図の範囲や用紙上の印刷領域を、所望の地図縮尺で地図が印刷されるように調整する煩雑な作業を行うことなく、所望の地図縮尺または地図を表示させている地図縮尺による地図の印刷を行うことができる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザは、所望レイアウトの所望地図縮尺による地図印刷を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る地図処理システムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る地図処理システムが表示するメインウインドウを示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る地図処理システムが表示するレイアウトウインドウを示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る地図処理システムにおける印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る地図処理システムが表示するページ設定ウインドウを示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る地図処理システムが表示する印刷設定ウインドウを示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係る地図処理システムの他の機能構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…表示装置、2…入力装置、3…プリント装置、4…地図データ記憶部、5…入出力制御部、6…地図処理部、7…地図編集アプリケーション、61…GUI制御部、62…処理制御部、63…地図編集処理部、64…印刷処理部、66…地図ビューア。
Claims (5)
- 地図データが表す地図の表示と印刷を行う地図処理システムであって、
ユーザから表示する地図の地図縮尺である表示地図縮尺の選択を受付け、受け付けた表示地図縮尺の地図を表示する表示手段と、
ユーザから印刷する地図の地図縮尺である印刷地図縮尺の選択を受け付ける印刷縮尺受付手段と、
用紙上に印刷された地図の地図縮尺が前記印刷地図縮尺となるように、当該印刷地図縮尺と用紙上に設定された地図印刷領域とに応じて、印刷する前記地図の範囲を、前記地図の表示範囲に対して定まる位置または前記表示した地図上でユーザが指定した位置を基準位置として算定し、印刷地図範囲として設定する印刷地図範囲設定手段と、
前記地図の前記印刷地図範囲の前記印刷地図縮尺による前記印刷領域への印刷を制御する印刷制御手段とを有することを特徴とする地図処理システム。 - 請求項1記載の地図処理システムであって、
印刷縮尺受付手段は、前記表示手段がユーザから受け付けた表示地図縮尺を、前記印刷地図縮尺として受け付けることを特徴とする地図処理システム。 - 請求項1または2記載の地図処理システムであって、
前記地図印刷領域の前記用紙上のレイアウトの指定を受け付け設定するレイアウト手段を有することを特徴とする地図処理システム。 - 地図データが表す地図の表示と印刷を行う地図処理方法であって、
ユーザから表示する地図の地図縮尺である表示地図縮尺の選択を受付け、受け付けた表示地図縮尺の地図を表示する表示ステップと、
ユーザから印刷する地図の地図縮尺である印刷地図縮尺の選択を受け付ける印刷縮尺受付ステップと、
用紙上に印刷された地図の地図縮尺が前記印刷地図縮尺となるように、当該印刷地図縮尺と用紙上に設定された地図印刷領域とに応じて、印刷する前記地図の範囲を、前記地図の表示範囲に対して定まる位置または前記表示した地図上でユーザが指定した位置を基準位置として算定し、印刷地図範囲として設定する印刷地図範囲設定ステップと、
前記地図の前記印刷地図範囲の前記印刷地図縮尺による前記印刷領域への印刷を制御する印刷制御ステップとを有することを特徴とする地図処理方法。 - コンピュータに読みとられ実行されるコンピュータプログラムであって、
当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
ユーザから表示する地図の地図縮尺である表示地図縮尺の選択を受付け、受け付けた表示地図縮尺の地図を表示する表示手段と、
ユーザから印刷する地図の地図縮尺である印刷地図縮尺の選択を受け付ける印刷縮尺受付手段と、
用紙上に印刷された地図の地図縮尺が前記印刷地図縮尺となるように、当該印刷地図縮尺と用紙上に設定された地図印刷領域とに応じて、印刷する前記地図の範囲を、前記地図の表示範囲に対して定まる位置または前記表示した地図上でユーザが指定した位置を基準位置として算定し、印刷地図範囲として設定する印刷地図範囲設定手段と、
前記地図の前記印刷地図範囲の前記印刷地図縮尺による前記印刷領域への印刷を制御する印刷制御手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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JP2010049597A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Yahoo Japan Corp | 地図サーバ装置、および地図サーバの制御方法 |
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