JP2004278350A - ロータ及びそれを備えたルーツ式流体機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ルーツ式ブロワ1のロータ21,22は、径方向の外方に向かって膨出する複数の山部51と、隣り合う山部51間に設けられた谷部52とからなる断面形状を有している。山部51は、円弧状の両側部と、該両側部の間に位置する中央部とからなっている。この中央部は、ケーシング10の内周面と曲率の略等しい円弧形状に形成されている。谷部52は、円弧状に突出した中央部と、山部51の両側部の円弧形状に対応した包絡線状の両側部と、中央部と両側部とを滑らかにつなぐトロコイド曲線状の連続部とからなっている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータ及びそれを備えたルーツ式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ルーツ式ブロワやルーツ式真空ポンプなどに代表されるルーツ式流体機械は、水処理や空気輸送等、様々な産業分野で利用されている(例えば、特許文献1、2及び3参照)。
【0003】
図8に示すように、ルーツ式流体機械では、複数の葉片を有する一対のロータ111,112が、ケーシング113内において互いに噛み合った状態で逆方向に回転する。これにより、上記葉片とケーシング113の内面とによって区画された複数の圧力室が、吸込口106側から吹出口107側へと移動する。そして、吸込口106から圧力室に吸い込まれた流体は、圧力室の移動と共に吹出口107側へ搬送され、吹出口107から吹き出される。
【0004】
各ロータ111,112の断面形状は、径方向の外方に向かって膨出する複数の山部101と、山部101と山部101との間に形成された谷部102とから構成されている。従来のロータでは、山部101は円弧形状からなり、谷部102は山部101に対応する包絡線状あるいは山部101と曲率の等しい円弧形状に形成されていた。なお、図8に示すロータは、谷部102が山部101に対応する包絡線状に形成されたものである。
【0005】
ルーツ式流体機械では、吹出口107側と吸込口106側との間に大きな圧力差が生じる。しかし、ロータ111,112が上記のような形状に形成されていることにより、回転の状態に拘わらず、両ロータ111,112の間は常に微小な間隔に保たれている。すなわち、一方のロータの山部101と他方のロータの谷部102とは常に噛み合っており、両ロータ111,112のいずれかの箇所で微小な間隔が保たれている。このことにより、吹出口107側の高圧の圧力室R14から吸込口106側の低圧の圧力室R11への流体の逆流は防止されている。
【0006】
また、図8におけるケーシング113の両側部分において、各ロータ111,112の山部101とケーシング113の内周面との間も、微小な間隔に保たれている。このことにより、吹出口107側の圧力室R14からその手前側の圧力室R12への流体の漏れは、一応抑制されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−82370号公報
【特許文献2】
特許第2616823号公報
【特許文献3】
特許第2884067号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のロータでは、山部101が円弧状に形成されていたので、山部101とケーシング113の内周面との間で上記微小間隔が保たれる箇所は、山部101の頂点Pのみであった。このように、山部101とケーシング113とがいわば点接触のような状態(ただし、厳密には接触している訳ではない)にあるので、吹出口107側の高圧の圧力室R14と当該圧力室R14よりも進行方向後側の圧力室R12との間で、流体の漏れが生じやすかった。
【0009】
圧力室R14と圧力室R12との間の流体漏れを防ぐ方法として、山部101の頂点Pとケーシング113の内周面との間の隙間を更に小さくすることが考えられる。しかし、上記隙間を更に小さくするには、加工精度の大幅な向上が必要となる。そのため、上記隙間を小さくすることは、ルーツ式流体機械のコストアップの原因となる。また、山部101とケーシング113とが接触すると、騒音の発生及び性能の低下を招くので、上記隙間を小さくすることに関しては一定の限界がある。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加工精度の大幅な向上を伴うことなく、圧力室間の流体の漏れを抑制することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るロータは、径方向の外方に向かって膨出する複数の山部と、隣り合う山部間に設けられた谷部とからなる断面形状を有し、一方のロータの山部が他方のロータの谷部と噛み合うように対になって用いられるロータであって、前記山部は、円弧状の両側部と、該両側部の間に位置して該両側部よりも曲率の小さな曲線又は直線からなる中央部とにより形成されているものである。
【0012】
上記ロータによれば、山部の中央部が両側部よりも曲率の小さな曲線又は直線からなっているので、上記山部は先端が切り取られたような形状となる。そのため、上記中央部の全部又は大部分は、ケーシングの内周面と微小な間隔を隔てて向かい合うことになる。すなわち、山部とケーシングとは、いわば線接触のような状態で向かい合う。したがって、ケーシングの内周面に沿った隙間の長さが長くなるので、圧力室間の流体の漏れは発生しにくくなる。このように、微小間隔の間隔自体を小さくする必要はないので、加工精度の大幅な向上を伴うことなく流体の漏れを抑制することができる。
【0013】
前記谷部には、径方向の外側に突出した曲線状の突出部が設けられていることが好ましい。
【0014】
このことにより、両ロータが噛み合う部分において、一方のロータの谷部は他方のロータの山部に向かって突出することになる。その結果、山部の先端が切り取られたような形状になっているにも拘わらず、両ロータが噛み合う部分において、一方のロータの山部と他方のロータの谷部とが、常に微小な間隔を隔てて向かい合うことになる。したがって、吹出口側の圧力室から吸込口側の圧力室への逆流は効果的に防止される。
【0015】
前記谷部の突出部は円弧状に形成され、前記谷部の両側部分は、前記山部の両側部と曲率の等しい円弧状又は該両側部の円弧に対応する包絡線状に形成され、前記谷部の前記突出部と前記両側部分との間は、トロコイド曲線状に形成されていることが好ましい。
【0016】
このことにより、両ロータが噛み合う部分においてシール性が向上する。
【0017】
本発明に係るルーツ式流体機械は、一対の前記ロータと、少なくとも内周面の一部が円弧状の曲面に形成され、前記両ロータを噛み合った状態で回転自在に収容する略筒状の密閉型ケーシングとを備え、前記ロータの山部の中央部は、前記ケーシングの内周面の円弧形状と曲率の略等しい円弧形状に形成されているものである。
【0018】
上記ルーツ式流体機械によれば、ロータの山部の中央部とケーシングの内周面とは、互いに曲率の略等しい円弧形状に形成されている。したがって、ロータの先端面とケーシングの内周面とは、互いに略平行となる。その結果、ロータとケーシングとの間には、ケーシングの周方向に沿った略一定間隔の細長い微小隙間が形成される。そのため、圧力室間の流体の漏れは、より一層抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1及び図2に示すように、実施形態に係るルーツ式流体機械は、3葉のロータ21,22を有するルーツ式ブロワ1である。本ブロワ1は、一対のロータ21,22を収容するケーシング10と、ロータ21,22のタイミングギア12を収容するギアケース11とを備えている。
【0021】
ケーシング10は、断面が長円型の筒形状からなる胴部13と、胴部13の一端を封止する軸受ケース14と、胴部13の他端を封止する軸受プレート15とを備えている。そして、これら胴部13の内周面と軸受ケース14及び軸受プレート15の内側の端面とにより、ケーシング10の内部に密閉空間が形成されている。ロータ21,22は、上記密閉空間内に回転自在に収容されている。胴部13の一方の側面(図1の上側の側面)には吸込口17が形成され、他方の側面(図1の下側の側面)には吹出口18が形成されている。
【0022】
第1ロータ21及び第2ロータ22の各々は、ケーシング10の長手方向に延びる回転軸23と、回転軸23と平行に延び且つ回転軸23の径方向に突出する3つの葉片24とからなっている。なお、本実施形態では回転軸23と葉片24とは別部材で構成されているが、回転軸23と葉片24とは同一部材で構成されていてもよく、一体物として構成されていてもよい。両ロータ21,22の回転軸23は、軸受ケース14及び軸受プレート15に設けられた軸受19によって、回転自在に支持されている。
【0023】
第1ロータ21と第2ロータ22とは、形状及び寸法が同じである。図3に示すように、各ロータ21,22の断面形状は、径方向の外方に向かって膨出する山部51と、隣り合う山部51と山部51との間に設けられた谷部52とからなっている。
【0024】
山部51は、円弧の突端を切り取ったような形状に形成されている。具体的には、山部51は、中央部51Aと、中央部51Aの両側に位置する両側部51Bとから形成されている。両側部51Bは円弧状に形成され、中央部51Aは両側部51Bよりも曲率の大きな円弧状に形成されている。また、中央部51Aは、ケーシング10の円弧状内周面60、すなわち、トラック状の胴部13の両端部に位置する内周面60(図1における左右両側の内周面)と曲率の略等しい円弧状に形成されている。これにより、図4に誇張して示すように、山部51の中央部51Aとケーシング10の内周面60とは略平行に隣り合うことになり、山部51と内周面60との間に、中央部51Aの長さLと等しい長さの微小間隔tの隙間65が形成される。すなわち、山部51と内周面60とが線接触のような状態で向かい合い、微小間隔t(例えば、0.1mm程度)の隙間65が内周面60に沿って細長く形成される。
【0025】
図3に示すように、谷部52は、径方向の外側に突出した円弧状の中央部52Aと、中央部52Aの両側に位置する両側部52Bとから形成されている。両側部52Bは、山部51の両側部51Aの円弧形状に対応した包絡線状に形成されている。
【0026】
図1に示すように、ケーシング10の内部には、各ロータ21,22の葉片24とケーシング10の内面とにより、複数の圧力室R1〜R4が区画形成されている。図2に示すように、第1ロータ21及び第2ロータ22の両回転軸23は、タイミングギア12によって連結されており、互いに同期しながら逆方向に回転する。なお、第1ロータ21及び第2ロータ22の一方には駆動機構(図示せず)が設けられており、一方のロータは駆動ロータとなり、他方のロータは従動ロータとなっている。
【0027】
圧力室R1〜R4は、両ロータ21,22が互いに逆方向に回転することによって、吸込口17側から吹出口18側に順次移動する。すなわち、図1に示すように、吸込口17とつながった圧力室R1は、ロータ21,22が回転するに従って、ロータ21,22の葉片24とケーシング10の内面とによって密閉された圧力室R2,R3となり、その後、吹出口18とつながった圧力室R4となる。
【0028】
次に、ルーツ式ブロワ1の動作について説明する。両ロータ21,22が回転すると、吸込口17から空気が吸い込まれる。そして、吸い込まれた空気は、吸込口17とつながった圧力室(図1の圧力室R1)に流入する。次に、当該圧力室よりもロータ21,22の回転方向後側の葉片24の先端部が吸込口17を通過すると、上記圧力室は密閉される。すなわち、上記圧力室は、回転方向の前側の葉片24と後側の葉片24とケーシング10の内面とにより区画された密閉圧力室(図1の圧力室R2,R3)となる。
【0029】
その後、上記圧力室の前側の葉片24が吹出口18を通過し、上記圧力室は吹出口18とつながった状態の圧力室(図1の圧力室R4)となり、ロータ21,22の回転に伴って圧力室の容積は減少していく。その結果、上記圧力室R4内の空気は吹出口18から吹き出される。
【0030】
吹出口18を通過した葉片24は、他方のロータと噛み合った後、再び吸込口17側に移動する。
【0031】
両ロータ21,22が噛み合う部分では、いずれかの箇所において両ロータ21,22間の隙間が微小間隔に保たれる。このことにより、吹出口18側の圧力室R4と吸込口17側の圧力室R1との間において、空気の逆流は防止される。
【0032】
前述したように、本実施形態に係るロータ21,22では、山部51は先端が切り取られたような形状に形成されている。しかし、図5に誇張して示すように、両ロータ21,22の噛み合う際に、一方のロータの山部51の中央部51Aは、他方のロータの谷部52の中央部52Aと所定の微小間隔t2(例えば、0.1mm程度)にまで接近する。つまり、一方のロータの山部51の中央部51Aと他方のロータの谷部52の中央部52Aとが、いわば点接触のような状態で接近する。この結果、山部51は先端が切り取られたような形状に形成されているにも拘わらず、両ロータ21,22間の隙間は常に微小な間隔に保たれる。
【0033】
以上のように、本ルーツ式ブロワ1では、ロータ21,22の山部51の中央部51Aを、両側部51Bよりも曲率の大きな円弧状に形成しているので、山部51とケーシング10の内周面60との間に、内周面60に沿った細長い微小隙間65を形成することができる。特に、本実施形態では、山部51の中央部51Aは内周面60と曲率の略等しい円弧状に形成されているので、山部51と内周面60との間に形成される微小隙間65の間隔を、略一定の微小間隔tに保つことができる。したがって、圧力室同士の空気の漏れを抑制することができる。
【0034】
ロータ21,22の谷部52の中央部52Aを、径方向に突出する円弧状に形成したので、山部51の中央部51Aが曲率の大きな円弧状であるにも拘わらず、両ロータ21,22の噛み合い部分における両ロータ21,22間の隙間を小さく抑えることができる。したがって、吹出口側から吸込口側への空気の逆流を効果的に防止することができる。
【0035】
上記実施形態では、ロータ21,22の谷部52は、円弧状の中央部52Aと包絡線状の両側部52Bとにより形成されていた。しかし、図6に示すように、円弧状の中央部52Aと包絡線状の両側部52Bとの間に、それらと滑らかに連続するトロコイド曲線状の連続部52Cを設けてもよい。図7に示すように、このように中央部52Aと両側部52Bとの間(点P1と点P2との間)に連続部52Cを設けることにより、円弧状に突出する中央部52Aと包絡線状の両側部52Bとの境目における隙間70が塞がれる。その結果、両ロータ21,22が噛み合う際の両ロータ21,22間の隙間をより小さくすることができる。したがって、吹出口18側の圧力室R4と吸込口17側の圧力室R1とにおける空気の逆流を、より効果的に防止することができる。
【0036】
ロータ21,22の谷部52の両側部52Bは、山部51の両側部51Bと曲率の等しい円弧状に形成されていてもよい。このような形状であっても、前述した効果を得ることができる。
【0037】
なお、上記実施形態では、ロータ21,22の山部51の中央部51Aは円弧状に形成されていたが、中央部51Aの形状は円弧状に限らず、他の曲線状に形成されていてもよい。また、中央部51Aは直線状(曲率=0)に形成されていてもよい。
【0038】
上記ロータ21,22は、各葉片24が軸方向に直線状に延びるいわゆるストレート型のロータであったが、ロータ21,22の軸方向の形状は何ら限定されるものではない。例えば、各葉片24が軸方向に螺旋状に延びるいわゆるヘリカル型のロータであってもよい。
【0039】
本発明に係るルーツ式流体機械は、ルーツ式ブロワに限らず、ルーツ式真空ポンプ等、他のルーツ式流体機械であってもよい。
【0040】
また、ロータ21,22の葉片24の個数は3に限定されるものではなく、2又は4以上であってもよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、ロータの山部の中央部が両側部よりも曲率の小さな曲線又は直線からなっているので、ロータの山部とケーシングの内周面とを、線接触のような状態で向かい合わせることができる。そのため、ロータとケーシングとの間の隙間を、ケーシングの内周面に沿った細長い隙間にすることができる。したがって、加工精度の大幅な向上を伴うことなく、圧力室間の流体の漏れを少なくすることが可能となる。
【0042】
ロータの谷部に曲線状の突出部を設けることとすれば、両ロータの噛み合い部分において、一方のロータにおける山部の中央部と他方のロータにおける谷部とを、より接近させることができる。したがって、一方のロータの山部と他方のロータの谷部との間を常に微小な間隔に保つことができ、両ロータの噛み合い部分における圧力室間の流体の漏れを効果的に抑制することができる。
【0043】
谷部の突出部と両側部分との間をトロコイド曲線状に形成することとすれば、両ロータの噛み合い部分におけるシール性をさらに向上させることができる。
【0044】
本発明に係るルーツ式流体機械によれば、ロータとケーシングとの間に、ケーシングの内周面に沿った略一定間隔の細長い微小隙間を形成することができる。したがって、圧力室間の流体の漏れをより一層抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るルーツ式ブロワの横断面図であり、図2のI−I線断面図である。
【図2】実施形態に係るルーツ式ブロワの縦断面図であり、図1のII−II線断面図である。
【図3】実施形態に係るロータの横断面図である。
【図4】ロータとケーシングとの間の隙間を誇張して示すロータ及びケーシングの部分拡大断面図である。
【図5】両ロータ間の隙間を誇張して示すロータの部分拡大断面図である。
【図6】変形例に係るロータの部分断面図である。
【図7】変形例に係るロータの部分拡大断面図である。
【図8】従来のルーツ式流体機械を説明する概念図である。
【符号の説明】
1 ルーツ式ブロワ(ルーツ式流体機械)
10 ケーシング
17 吸込口
18 吹出口
21 第1ロータ
22 第2ロータ
23 回転軸
24 葉片
51 山部
51A 山部の中央部
51B 山部の両側部
52 谷部
52A 谷部の中央部(突出部)
52B 谷部の両側部
52C 谷部の連続部
60 ケーシングの内面
65 微小隙間
R1〜R4 圧力室
Claims (4)
- 径方向の外方に向かって膨出する複数の山部と、隣り合う山部間に設けられた谷部とからなる断面形状を有し、一方のロータの山部が他方のロータの谷部と噛み合うように対になって用いられるロータであって、
前記山部は、円弧状の両側部と、該両側部の間に位置して該両側部よりも曲率の小さな曲線又は直線からなる中央部とにより形成されていることを特徴とするロータ。 - 前記谷部には、径方向の外側に突出した曲線状の突出部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のロータ。
- 前記谷部の突出部は円弧状に形成され、
前記谷部の両側部分は、前記山部の両側部と曲率の等しい円弧状又は該両側部の円弧に対応する包絡線状に形成され、
前記谷部の前記突出部と前記両側部分との間は、トロコイド曲線状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のロータ。 - 請求項1〜3のいずれか一つに記載の一対のロータと、
少なくとも内周面の一部が円弧状の曲面に形成され、前記両ロータを噛み合った状態で回転自在に収容する略筒状の密閉型ケーシングとを備え、
前記ロータの山部の中央部は、前記ケーシングの内周面の円弧形状と曲率の略等しい円弧形状に形成されていることを特徴とするルーツ式流体機械。
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