JPH0718416B2 - 回転ポンプ用ロ−タ - Google Patents

回転ポンプ用ロ−タ

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JPH0718416B2
JPH0718416B2 JP31542286A JP31542286A JPH0718416B2 JP H0718416 B2 JPH0718416 B2 JP H0718416B2 JP 31542286 A JP31542286 A JP 31542286A JP 31542286 A JP31542286 A JP 31542286A JP H0718416 B2 JPH0718416 B2 JP H0718416B2
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JP
Japan
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rotor
gear
internal gear
teeth
void
Prior art date
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JP31542286A
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JPS63167087A (ja
Inventor
睦雄 寺田
葵 杉本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/102Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内歯歯車(アウターロータ)の歯数が外歯
歯車(インナーロータ)の歯数よりも1枚多い内接歯車
を使用した回転ポンプのロータ、詳しくは高速回転時の
キヤビテーシヨンの発生を抑えたポンプのロータに関す
る。
〔従来の技術〕
在来のこの種回転ポンプは、第3図に示すように、アウ
ターロータ1の歯の谷部、即ち、インナーロータ2の歯
との噛み合い点の移動領域aから外れたb部の曲線をイ
ンナーロータ2の歯の山部の形状に似せた曲線にしてお
り、インナー、アウターの両ロータ間に作り出す空隙部
の最小時面積S0は、ほゞ零に等しかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような歯形曲線をもつ内接歯車式ポ
ンプは、アウターロータとインナーロータ間に作られる
空隙部の1つに着目すると、例えば、第4図に示すイン
ナーロータ回転角θ=40゜の位置での黒塗り部の状態か
ら、第5図に示すインナーロータ回転角θ=60゜の位置
での黒塗り部の状態に移るとき(特に、空隙部が最小面
積位置から次の面積拡大位置に移るとき)、その体積増
加量Δだけ流体を吸込もうとするが、流体流入口の大
きさを決める空隙部面積S1が非常に小さいため、下記の
問題が生じていた。
その問題とは、空隙部に対する流体の流入速度が急激に
速くなり、圧力が低下してキヤビテーシヨン現象が発生
すること、また、そのために、回転数4000r.p.m以上の
高速回転において急激にポンプ性能が低下し、なおか
つ、ロータ及びケーシング等の劣化が早まることであ
る。
この発明の目的は、流体吸入時初期の空隙部面積の不足
に起因した前述の問題を無くすことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点をなくすため、この発明においては、第1
図に示すように、アウターロータ1の歯数がインナーロ
ータ2の歯数よりも1枚多い内接歯車式の回転ポンプに
おいて、アウター、インナーの両ロータ間に作り出す空
隙部の最小面積S0(mm2)が、下の(1)式を満足する
ように、即ち、歯幅をH(mm)、使用回転数をn(r.p.
m)、インナーロータがある角度回転した位置でアウタ
ーロータとの間に作る空隙部面積をS(ここで云うSは
上記S0の値を含まない)、使用流体の固有のキヤビテー
シヨン発生速度をv0(mm/sec)としたとき、 の式を満足するように、アウターロータ1のbで示す非
噛み合い領域の歯形曲線を修正したのである。
なお、図のαは噛み合いの開始点と終了点である。この
歯形曲線の修正は、図に示すように、アウターロータ1
の歯間の谷を深くして行う。谷底はエッジがあるとそこ
に応力が集中するので、図のように両端を丸めておくの
がよい。内接歯車ポンプにおいては、アウターロータと
インナーロータが1回転する間に噛み合い点が第2図を
見て判かるように、アウターロータ1の歯面上を移動す
る。αは、その噛み合いの始点と終点を示したもので、
α間のaで示す領域が噛み合い区間となる。
ここで、上の(1)式において、v0の値に2を乗じたの
は、次の理由からである。即ち、内接歯車の片面側から
のみ吸入が行なわれる場合には、v0に2を乗じず、空隙
部最小時のS0を大きくした方がよい。しかし、内接歯車
ポンプの中には、内接歯車の両面から同時に吸入を行な
うものもある。従つて、v0に2を乗じて最低限この両面
吸入タイプのポンプでキヤビテーシヨンを抑え得るよう
にしておく必要がある。
〔作用〕
内接歯車式の回転ポンプは、インナー、アウターの両ロ
ータ間に作られる空隙部の体積V{=(S+S0)×H}
がロータの回転により一定回転角間(吸入の開始点から
終了点に至る間)で大きくなっていくことを利用して上
記空隙部内に流体を吸入し、その後、圧縮工程に移って
空隙部体積Vが小さくなることで吸入した流体を吐出す
る。空隙部の端部は吸入工程では吸入ポートに、圧縮工
程では吐出ポートに開口しており、従って、この端部の
面積、つまり、S+S0が空隙部に対する流体の出入り口
面積となる。
ここで、Sはロータの回転に伴なってその値が変化す
る。そこで、今、 をロータ回転角θにおけるSの増加率(mm2/度)とする
と、空隙部に対する1秒間当りの流体流入量(mm3/se
c)は次の(2)式で表される。
一方、流体の流入速度Viは空隙部の両側から流体が流入
したとすると、 このViがV0より大きくなるとキャビテーションが発生し
てポンプ性能が低下し、また、キャビテーションに起因
したロータ、ケーシング等の劣化が起こる。従って、V0
≧Viの条件を成立させる必要がある。
V0−Vi≧0 ……(4) この式に(3)式のViの値を入れると、 この式(5)を整理すると前述の(1)式が導き出され
る。
これから判るように、空隙部最小時のS0の値を上記の
(1)式を満足するように定めておくと、空隙部の入口
面積が拡がって流体の空隙部への流入速度が、流体固有
のキヤビテーシヨン発生速度以下に抑えられ、かつ、空
隙部内の圧力低下を抑えられる。また、吐出ポートの終
点通過後もS0部に残される加圧流体の吸入ポート側での
空隙部開放による膨脹も流入速度の遅延と圧力低下の抑
制に有効に作用し、このために、3000r.p.m以上の高速
回転時にもキャビテーションが発生せず、ポンプ性能が
向上し、寿命も延びる。
例えば、(1)式のH=14、n=4000、v0=7000で
(1)式で求めたS0が6.3mm2であるポンプを改善せずに
S0=0で使用した場合と、S0が式で求めた値の約3倍と
なるようにアウターロータの歯形を改善した場合の4000
r.p.m時の性能を比較したところ、下表の結果が得られ
た。
この場合、この発明の改善によつて、流量で6/min、
容積効率で6%ポンプ性能が向上している。
なお、使用流体は、ポンプの用途に応じてそれぞれの用
途に合ったものが選ばれる。例えば、自動車の自動変速
機に用いるポンプには、通常、エンジン潤滑オイルやオ
ートマチック用オイルなどが使用される。これ等のオイ
ルのキャビテーション発生速度は5〜7m/sec(V0=5000
〜7000)である。このように用途に応じて選ばれる使用
流体は、固有のキャビテーション発生速度が判っている
ので、上述のS0の設計に支障が出ることはない。
〔効果〕
以上述べたように、この発明は、アウターロータの非噛
み合い部の歯間の谷を深くすることにより、最小時の空
隙部面積を所定値以上確保して吸入初期の流体の流入速
度増加と圧力低下に起因したキヤビテーシヨンの発生を
防止したものであるから、高回転数域でのポンプ効率が
高まり、かつ、ポンプ寿命も延びると云う効果が得られ
る。
なお、この発明のポンプは、自動車産業などの分野で制
動系等の液圧発生源として利用するのに適しているが、
その用途は特に限定されない。
また、ロータの基本歯形は、エピトロコイド曲線、ハイ
ポトロコイド曲線、エピサイクロイド曲線等のいずれで
あつても、この発明の効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のポンプ用内接歯車を部分的に表わ
した端面図、第2図はその内接歯車の噛み合い点の移動
状態を示す端面図、第3図は従来のポンプの内接歯車の
端面図、第4図及び第5図は歯車の回転による空隙部の
面積変化を示す端面図であつていずれも1はアウターロ
ータ、2はインナーロータを示している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内歯歯車の歯数が外歯歯車の歯数よりも1
    枚多い内接歯車式回転ポンプのロータであって、内歯・
    外歯の両歯車間に作り出す空隙部の最小時面積をS0(mm
    2)、歯幅をH(mm)、使用回転数をn(r.p.m)、外歯
    歯車がある角度θ回転した位置で内歯歯車との間に作る
    空隙部面積をS(ここで云うSは上記S0の値を含まな
    い)、歯車回転角θにおけるSの増加率(mm2/度)を 使用流体の固有のキャビテーション発生速度をV0(mm/s
    ec)としたとき、 の式を満足するところまで内歯歯車の非噛み合い領域に
    おける歯間の谷を深くして上記空隙部の出入り口面積を
    広げたことを特徴とする回転ポンプ用ロータ。
  2. 【請求項2】上記歯車の歯形が、エピトロコイド曲線、
    ハイポトロコイド曲線、エピサイクロイド曲線のいずれ
    かを基本としていることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の回転ポンプ用ロータ。
JP31542286A 1986-12-26 1986-12-26 回転ポンプ用ロ−タ Expired - Lifetime JPH0718416B2 (ja)

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JP2658352B2 (ja) * 1989-02-03 1997-09-30 三菱マテリアル株式会社 内接型オイルポンプのトロコイドロータ
JP4786203B2 (ja) * 2005-03-08 2011-10-05 株式会社ダイヤメット 内接型ギヤポンプ
JP4675809B2 (ja) * 2006-03-28 2011-04-27 株式会社ダイヤメット 内接型ギヤポンプロータおよび内接型ギヤポンプ
JP5771848B2 (ja) * 2011-11-22 2015-09-02 住友電工焼結合金株式会社 内接歯車式オイルポンプ用ロータ

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