JP2002506173A - 複合歯形気体圧縮機 - Google Patents
複合歯形気体圧縮機Info
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- JP2002506173A JP2002506173A JP2000535848A JP2000535848A JP2002506173A JP 2002506173 A JP2002506173 A JP 2002506173A JP 2000535848 A JP2000535848 A JP 2000535848A JP 2000535848 A JP2000535848 A JP 2000535848A JP 2002506173 A JP2002506173 A JP 2002506173A
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C1/00—Rotary-piston machines or engines
- F01C1/08—Rotary-piston machines or engines of intermeshing engagement type, i.e. with engagement of co- operating members similar to that of toothed gearing
- F01C1/12—Rotary-piston machines or engines of intermeshing engagement type, i.e. with engagement of co- operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
- F01C1/14—Rotary-piston machines or engines of intermeshing engagement type, i.e. with engagement of co- operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
- F01C1/20—Rotary-piston machines or engines of intermeshing engagement type, i.e. with engagement of co- operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with dissimilar tooth forms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
複合歯形気体圧縮機は、密封キャビティを構成するための上端部カバーおよび下端部カバーを有するハウジングと、このキャビティ内に回転可能に収容された１対のかみ合わせ歯車であって、異なるサイズであり共通のピッチ円を有する２種の歯を備えたかみ合わせ歯車と、吸気口および排気口と、キャビティの吸気口側および排気口側にそれぞれ位置決めされた吸気チャンバおよび排出チャンバとを含む。本発明によれば、歯車は一方向に回転し、その一方はより大きい歯を有する駆動歯車であり、他方はこのより大きい歯に係合するより深い凹部を有する駆動歯車である。より大きい歯およびより深い凹部は非対称的な形状にそれぞれ形成され、その回転方向から見た場合、その前側歯面の輪郭カーブはある一定の角速度比の伝達を実現するように設計され、一方その後側歯面の輪郭カーブは接触の初めから終わりまで互いに共役接触できるように設計されている。
Description
【０００１】 （発明の分野） 本発明は、複合歯形気体圧縮機に関する。
【０００２】 （発明の背景） 米国特許第３，５７４，４９１号は、液体を輸送するための、または気体を圧
縮しまたは膨張させるための、複合歯形回転式機械を開示している。この機械は
、キャビティを画定して吸気口および排気口を有するハウジングと、このハウジ
ングに回転可能に収容される１対の相手歯車であって、各歯車が、異なるサイズ
であり共通のピッチ円を有する２種の歯を有する１対の相手歯車と、１対の軸で
あって、それぞれがこのハウジング内に回転可能に軸受で支えられ、それぞれが
歯車の１つに固定されている１対の軸とを含む。既知の回転式機械によれば、こ
の１対の相手歯車を回転させるために、トルク伝達手段がハウジングの軸の外側
から取り付けられ、このトルク伝達手段は、１対の歯車が回転中に互いに金属接
触する範囲から外れて維持されるように配置される。この従来技術の回転式機械
は、トルク伝達手段が追加されるので比較的大きいサイズで複雑な構造である。
そのうえ歯車は、回転中に互いに金属接触する範囲から外れ、特に大きいサイズ
の歯のそれぞれが、係合するためのユニットとしてある円ピッチを有する構成で
あるので（１つの刃みぞに対して１つの歯）、液体伝達中に大量の還流が生じ、
その伝達効率が非常に低くなる。したがって前記回転式機械は、基本的に気体を
圧縮し膨張させる機能を有しておらず、工業で利用することが困難である。
縮しまたは膨張させるための、複合歯形回転式機械を開示している。この機械は
、キャビティを画定して吸気口および排気口を有するハウジングと、このハウジ
ングに回転可能に収容される１対の相手歯車であって、各歯車が、異なるサイズ
であり共通のピッチ円を有する２種の歯を有する１対の相手歯車と、１対の軸で
あって、それぞれがこのハウジング内に回転可能に軸受で支えられ、それぞれが
歯車の１つに固定されている１対の軸とを含む。既知の回転式機械によれば、こ
の１対の相手歯車を回転させるために、トルク伝達手段がハウジングの軸の外側
から取り付けられ、このトルク伝達手段は、１対の歯車が回転中に互いに金属接
触する範囲から外れて維持されるように配置される。この従来技術の回転式機械
は、トルク伝達手段が追加されるので比較的大きいサイズで複雑な構造である。
そのうえ歯車は、回転中に互いに金属接触する範囲から外れ、特に大きいサイズ
の歯のそれぞれが、係合するためのユニットとしてある円ピッチを有する構成で
あるので（１つの刃みぞに対して１つの歯）、液体伝達中に大量の還流が生じ、
その伝達効率が非常に低くなる。したがって前記回転式機械は、基本的に気体を
圧縮し膨張させる機能を有しておらず、工業で利用することが困難である。
【０００３】 （発明の概要） 本発明の目的は、騒音が少なく小型で簡単な構成の、気体還流によって引き起
こされた気体の充填を低減させまたは回避することができる、複合歯形気体圧縮
機を提供することである。
こされた気体の充填を低減させまたは回避することができる、複合歯形気体圧縮
機を提供することである。
【０００４】 この目的は、本発明による複合歯形気体圧縮機によって達成され、この圧縮機
は、密封キャビティを構成するために上端部カバーおよび下端部カバーが両側に
取り付けられたハウジングと、このキャビティ内に回転可能に収容された１対の
かみ合わせ歯車であって、各歯車が、異なるサイズであり共通のピッチ円を有す
る２種の歯を有するかみ合わせ歯車と、吸気口および排気口と、キャビティの吸
気口側および排気口側にそれぞれ位置決めされた吸気チャンバおよび排出チャン
バとを含み、歯車は単一方向に回転し、その一方はより大きい歯を有する駆動歯
車であり、他方はこのより大きい歯に係合するより大きい刃みぞを有する駆動歯
車であり、より大きい歯およびより大きい刃みぞは非対称的な形状に形成され、
この歯車をその回転方向で見た場合、その前歯面の輪郭カーブは一定の角速度比
の伝達を実現するように設計され、一方その後歯面の輪郭カーブは、接触の初め
から終わりまで互いに共役接触するように設計されている。
は、密封キャビティを構成するために上端部カバーおよび下端部カバーが両側に
取り付けられたハウジングと、このキャビティ内に回転可能に収容された１対の
かみ合わせ歯車であって、各歯車が、異なるサイズであり共通のピッチ円を有す
る２種の歯を有するかみ合わせ歯車と、吸気口および排気口と、キャビティの吸
気口側および排気口側にそれぞれ位置決めされた吸気チャンバおよび排出チャン
バとを含み、歯車は単一方向に回転し、その一方はより大きい歯を有する駆動歯
車であり、他方はこのより大きい歯に係合するより大きい刃みぞを有する駆動歯
車であり、より大きい歯およびより大きい刃みぞは非対称的な形状に形成され、
この歯車をその回転方向で見た場合、その前歯面の輪郭カーブは一定の角速度比
の伝達を実現するように設計され、一方その後歯面の輪郭カーブは、接触の初め
から終わりまで互いに共役接触するように設計されている。
【０００５】 本発明のその他の開発点によれば、排気口が前記端部カバーに配置され、気体
排出用の逃げみぞがより大きい刃みぞを有する歯車上に配置されて、この排気口
により大きい刃みぞが接続されるようにする。
排出用の逃げみぞがより大きい刃みぞを有する歯車上に配置されて、この排気口
により大きい刃みぞが接続されるようにする。
【０００６】 本発明による複合歯形気体圧縮機は、以下の利点を有する。
【０００７】 １．その伝達機構および気体圧縮機構は、非常に簡単な構造により１つにされ
ている。圧縮機全体は、５個の主な構成要素、すなわち１対のかみ合わせ歯車、
ハウジング、上端部カバーおよび下端部カバーを有するだけであり、したがって
軽量、小型で、低コストである。
ている。圧縮機全体は、５個の主な構成要素、すなわち１対のかみ合わせ歯車、
ハウジング、上端部カバーおよび下端部カバーを有するだけであり、したがって
軽量、小型で、低コストである。
【０００８】 ２．その動つり合い性能が良好である。圧縮機は、どのようなクランク機構も
偏心機構も有しておらず、運動が安定して振動が小さい。吸気弁も排気弁も存在
せず、圧縮機は低騒音である。
偏心機構も有しておらず、運動が安定して振動が小さい。吸気弁も排気弁も存在
せず、圧縮機は低騒音である。
【０００９】 ３．歯面の輪郭の非対称的な構成と気体排出用の逃げみぞの配置により、小さ
いすき間容積を実現することができ、気体還流によって引き起こされる気体の充
填を回避することができ、機械的摩耗を低減することができ、それによってエネ
ルギー効率比および体積効率が高められる。
いすき間容積を実現することができ、気体還流によって引き起こされる気体の充
填を回避することができ、機械的摩耗を低減することができ、それによってエネ
ルギー効率比および体積効率が高められる。
【００１０】 本発明は、添付図面を参照しつつ、いくつかの好ましい実施形態についての以
下の詳細な説明から、より良く理解されよう。
下の詳細な説明から、より良く理解されよう。
【００１１】 （好ましい実施形態の説明） 図１および図２は、気体圧縮機に使用された複合歯形機構を示す。この機構は
、ハウジング１と、このハウジング１の両側に取り付けられた端部カバー２およ
び３とによって形成された、密封空間内に収容される。この機構は、駆動歯車２
１と、この駆動歯車２１にかみ合う駆動歯車２２を含む。駆動歯車２１および駆
動歯車２２のそれぞれは、共通のピッチ円を持つ２種の歯を有する。図１および
図２に示すように、ハウジング１とこれらの歯車との間には、吸気チャンバ６お
よび排出チャンバ７が形成される。気体圧縮機は吸気口４および排気口５を有し
、より具体的には、排気口５は端部カバー２に配置される。駆動歯車２１は、完
全なより大きい歯を有し、一方駆動歯車２２は、前記より大きい歯に対応するよ
り大きい刃みぞを有することに留意されたい。駆動歯車２１のより大きい歯と駆
動歯車２２のより大きい刃みぞは、対称的な形状のものである。複合歯形機構が
図１に示す位置に回転すると、より大きい歯の背面上に隙間が現われ、それによ
って、より大きい刃みぞ内にすでに充填された高圧気体が、より大きい歯の背面
に沿って排出チャンバ内に還流される。複合歯形機構が図２の位置に回転すると
、より大きい刃みぞのクリアランス８内に残っている高圧気体は排気口５に入る
ことができず、最終的に吸気チャンバ６に流入し、その結果エネルギー損失が生
じ、吸気量に影響を及ぼし、騒音さえ発生する。
、ハウジング１と、このハウジング１の両側に取り付けられた端部カバー２およ
び３とによって形成された、密封空間内に収容される。この機構は、駆動歯車２
１と、この駆動歯車２１にかみ合う駆動歯車２２を含む。駆動歯車２１および駆
動歯車２２のそれぞれは、共通のピッチ円を持つ２種の歯を有する。図１および
図２に示すように、ハウジング１とこれらの歯車との間には、吸気チャンバ６お
よび排出チャンバ７が形成される。気体圧縮機は吸気口４および排気口５を有し
、より具体的には、排気口５は端部カバー２に配置される。駆動歯車２１は、完
全なより大きい歯を有し、一方駆動歯車２２は、前記より大きい歯に対応するよ
り大きい刃みぞを有することに留意されたい。駆動歯車２１のより大きい歯と駆
動歯車２２のより大きい刃みぞは、対称的な形状のものである。複合歯形機構が
図１に示す位置に回転すると、より大きい歯の背面上に隙間が現われ、それによ
って、より大きい刃みぞ内にすでに充填された高圧気体が、より大きい歯の背面
に沿って排出チャンバ内に還流される。複合歯形機構が図２の位置に回転すると
、より大きい刃みぞのクリアランス８内に残っている高圧気体は排気口５に入る
ことができず、最終的に吸気チャンバ６に流入し、その結果エネルギー損失が生
じ、吸気量に影響を及ぼし、騒音さえ発生する。
【００１２】 図３〜５は、より大きい歯およびより大きい刃みぞに関してそれぞれ非対称的
なデザインを有する複合歯形機構の、第１、第２、および第３の瞬間回転状態を
示す。図３に示す状態では、排出チャンバ７内の高圧気体がより大きい刃みぞと
の接続状態にちょうど入り始めており、一方、より大きい刃みぞは排気口５と接
続し、高圧気体が排気口５から排出され始めている。複合歯形機構が図４に示す
状態へと回転し続けると、高圧気体はより大きい刃みぞに強制的に押しやられて
排出し続け、一方、より大きい歯の背面は、より大きい刃みぞの歯面の輪郭との
接触状態に入り始め、気体を圧縮する次のプロセスが始まる。このとき、より大
きい歯の背面とより大きい刃みぞの歯面の輪郭との係合により、高圧気体の還流
によって引き起こされた気体の充填を妨げることができる。複合歯形機構が図５
の状態へと回転し続けると、より大きい刃みぞは、排気口５との直接的な接続を
維持できなくなる。クリアランス８内の高圧気体が低圧の吸気チャンバ６に戻ら
ないようにするため、気体排出用の逃げみぞ９を歯車の表面に形成して、このク
リアランス８と排気口５とが接続されるようにし、それによって、クリアランス
８内の高圧気体を、気体排出用の逃げみぞ９を通して排気口５に排出することが
可能になる。
なデザインを有する複合歯形機構の、第１、第２、および第３の瞬間回転状態を
示す。図３に示す状態では、排出チャンバ７内の高圧気体がより大きい刃みぞと
の接続状態にちょうど入り始めており、一方、より大きい刃みぞは排気口５と接
続し、高圧気体が排気口５から排出され始めている。複合歯形機構が図４に示す
状態へと回転し続けると、高圧気体はより大きい刃みぞに強制的に押しやられて
排出し続け、一方、より大きい歯の背面は、より大きい刃みぞの歯面の輪郭との
接触状態に入り始め、気体を圧縮する次のプロセスが始まる。このとき、より大
きい歯の背面とより大きい刃みぞの歯面の輪郭との係合により、高圧気体の還流
によって引き起こされた気体の充填を妨げることができる。複合歯形機構が図５
の状態へと回転し続けると、より大きい刃みぞは、排気口５との直接的な接続を
維持できなくなる。クリアランス８内の高圧気体が低圧の吸気チャンバ６に戻ら
ないようにするため、気体排出用の逃げみぞ９を歯車の表面に形成して、このク
リアランス８と排気口５とが接続されるようにし、それによって、クリアランス
８内の高圧気体を、気体排出用の逃げみぞ９を通して排気口５に排出することが
可能になる。
【００１３】 図６および図７は、より大きい歯およびより大きい刃みぞの歯面の輪郭カーブ
をそれぞれ示す。図６および図７から、より大きい歯とより大きい刃みぞの歯面
の輪郭カーブは、非対称に設計されていることがわかる。このような設計の目的
は、気体の還流によって引き起こされる高圧気体の充填を妨げて、すき間容積を
できる限り小さくすることである。圧縮機内の各歯車が一方向に回転する点を考
慮し、図６および図７の輪郭カーブ１７および２４はインボリュートまたはサイ
クロイドに設計されて、一定角速度比の歯車による伝達が実現する。カーブ１７
がカーブ２４から分離した後であって、これに続く小さいほうの歯が係合してい
ないとき、その回転はカーブ１７およびカーブ２６によって実現される。歯車が
係合する理論により、また計算器援用設計および分析的方法に基づく分析の可能
性ならびに歯車の製作の便利さを考慮すると、このカーブ２６はサイクロイドと
して実現される。カーブ１４および３０も、サイクロイドとして実現される。密
封状態を確実にしてどのような高圧気体の還流も回避するために、点１５から点
１３まで、２つの輪郭カーブの間には連続的な点接触が存在するべきである。点
３１は、より大きい歯が排出チャンバ７を離れるとすぐに点１５と接触し始める
。より大きい歯の歯末幅ｄは、より大きい刃みぞの底幅ｄに等しい。カーブ１２
は、点３１の動作軌跡によって画定された移行カーブとして設計されており、小
さいほうの歯の歯底円による滑らかな移行になっている（点１１）。点１３と点
２５の間を滑らかな移行にするため、小さい円弧を使用した。
をそれぞれ示す。図６および図７から、より大きい歯とより大きい刃みぞの歯面
の輪郭カーブは、非対称に設計されていることがわかる。このような設計の目的
は、気体の還流によって引き起こされる高圧気体の充填を妨げて、すき間容積を
できる限り小さくすることである。圧縮機内の各歯車が一方向に回転する点を考
慮し、図６および図７の輪郭カーブ１７および２４はインボリュートまたはサイ
クロイドに設計されて、一定角速度比の歯車による伝達が実現する。カーブ１７
がカーブ２４から分離した後であって、これに続く小さいほうの歯が係合してい
ないとき、その回転はカーブ１７およびカーブ２６によって実現される。歯車が
係合する理論により、また計算器援用設計および分析的方法に基づく分析の可能
性ならびに歯車の製作の便利さを考慮すると、このカーブ２６はサイクロイドと
して実現される。カーブ１４および３０も、サイクロイドとして実現される。密
封状態を確実にしてどのような高圧気体の還流も回避するために、点１５から点
１３まで、２つの輪郭カーブの間には連続的な点接触が存在するべきである。点
３１は、より大きい歯が排出チャンバ７を離れるとすぐに点１５と接触し始める
。より大きい歯の歯末幅ｄは、より大きい刃みぞの底幅ｄに等しい。カーブ１２
は、点３１の動作軌跡によって画定された移行カーブとして設計されており、小
さいほうの歯の歯底円による滑らかな移行になっている（点１１）。点１３と点
２５の間を滑らかな移行にするため、小さい円弧を使用した。
【００１４】 より大きい歯とより大きい刃みぞの歯面の輪郭カーブの１対の例を図８および
図９に示すが、各点のデータは、その点の座標値である。
図９に示すが、各点のデータは、その点の座標値である。
【００１５】 図１０は、２つの駆動歯車を有する気体圧縮機の概略図である。図１０から、
この気体圧縮機が２つの吸気口４と２つの排気口５を有することがわかる。ただ
１つの駆動歯車を有する気体圧縮機と比べると、この気体圧縮機の送出能力は２
倍になっている。
この気体圧縮機が２つの吸気口４と２つの排気口５を有することがわかる。ただ
１つの駆動歯車を有する気体圧縮機と比べると、この気体圧縮機の送出能力は２
倍になっている。
【００１６】 図１１は、本発明の複合歯形機構を有する気体圧縮機の概略図である。図１１
では、モータ１１および圧縮機が密封ハウジング１０内に収容され、圧縮機はモ
ータ１１の下に位置付けられている。圧縮機は、そのハウジング１内に吸気口４
を、上端部カバー２に排気口５を有している。ハウジング１、上端部カバー２、
および下端部カバー３は密封空間を画定し、その内部には、駆動歯車と駆動歯車
によって構成される複合歯形機構が収容されている。図３を参照すると、モータ
により駆動歯車を回転させるにつれて吸気チャンバ６の容積が徐々に増加するこ
とが明白であり、したがって負の分圧が作り出され、それによって、気体は吸気
口４を通して吸気チャンバ６内に引き入れられる。歯車の回転とともに気体が排
出チャンバ７にもたらされ、排出チャンバ７の容積が徐々に減少し、それによっ
て気体が圧縮される。排出チャンバ７が排気口５に直接接続される位置に歯車が
回転すると、気体が排出される。歯車の連続的に係合回転するとともに、クリア
ランス８内の気体は気体排出用の逃げみぞ９を通して上端部カバー２の排気口５
に最終的に排出され、したがって、気体圧縮の基本的な動作プロセス、すなわち
気体吸引、送出、圧縮、および気体排出が実現される。圧縮機の排出気体は、ハ
ウジング１０の上部キャビティ内で凝縮され、最終的に動作ループに排出される
。
では、モータ１１および圧縮機が密封ハウジング１０内に収容され、圧縮機はモ
ータ１１の下に位置付けられている。圧縮機は、そのハウジング１内に吸気口４
を、上端部カバー２に排気口５を有している。ハウジング１、上端部カバー２、
および下端部カバー３は密封空間を画定し、その内部には、駆動歯車と駆動歯車
によって構成される複合歯形機構が収容されている。図３を参照すると、モータ
により駆動歯車を回転させるにつれて吸気チャンバ６の容積が徐々に増加するこ
とが明白であり、したがって負の分圧が作り出され、それによって、気体は吸気
口４を通して吸気チャンバ６内に引き入れられる。歯車の回転とともに気体が排
出チャンバ７にもたらされ、排出チャンバ７の容積が徐々に減少し、それによっ
て気体が圧縮される。排出チャンバ７が排気口５に直接接続される位置に歯車が
回転すると、気体が排出される。歯車の連続的に係合回転するとともに、クリア
ランス８内の気体は気体排出用の逃げみぞ９を通して上端部カバー２の排気口５
に最終的に排出され、したがって、気体圧縮の基本的な動作プロセス、すなわち
気体吸引、送出、圧縮、および気体排出が実現される。圧縮機の排出気体は、ハ
ウジング１０の上部キャビティ内で凝縮され、最終的に動作ループに排出される
。
【図１】 そのより大きい歯およびより大きい刃みぞについて対称的なデザインを有する
複合歯形機構の、瞬間回転状態を示す図である。
複合歯形機構の、瞬間回転状態を示す図である。
【図２】 図１の複合歯形機構の、別の瞬間回転状態を示す図である。
【図３】 そのより大きい歯およびより大きい刃みぞについて対称的なデザインを有する
複合歯形機構の、第１の瞬間回転状態を示す図である。
複合歯形機構の、第１の瞬間回転状態を示す図である。
【図４】 図３の複合歯形機構の、第２の瞬間回転状態を示す図である。
【図５】 図３の複合歯形機構の、第３の瞬間回転状態を示す図である。
【図６】 本発明による、より大きい歯の歯面の輪郭を示す図である。
【図７】 図６の、より大きい歯に対応するより大きい刃みぞの、歯面の輪郭の一例を示
す図である。
す図である。
【図８】 より大きい歯の歯面の輪郭カーブの一例を示す図である。
【図９】 図８の、より大きい歯に対応するより大きい刃みぞの歯面の輪郭カーブの一例
を示す図である。
を示す図である。
【図１０】 本発明による複合歯形機構の、その他のデザインの概略図である。
【図１１】 本発明による複合歯形機構を使用した空気調和圧縮機の構造を示す概略図であ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 リウ、ロンフー 中国、シチュアン、ミアンヤン シティ、 チャングホングダダオ ナンドウアン、ナ ンバー 46、ビルディング ５ (72)発明者 リウ、ジチェン 中国、シチュアン、ミアンヤン シティ、 チャングホングダダオ ナンドウアン、ナ ンバー 46、ビルディング ５ (72)発明者 ワン、ジュン 中国、シチュアン、ミアンヤン シティ、 チャングホングダダオ ナンドウアン、ナ ンバー 46、ビルディング ５
Claims (3)
- 【請求項１】 密封キャビティを構成するために上端部カバーおよび下端部
カバーが両側に取り付けられたハウジングと、前記キャビティ内に回転可能に収
容された１対のかみ合わせ歯車であって、各歯車が、異なるサイズであり共通の
ピッチ円を有する２種の歯を有するかみ合わせ歯車と、吸気口および排気口と、
前記キャビティの吸気口側および排気口側にそれぞれ位置決めされた吸気チャン
バおよび排出チャンバとを含む複合歯形気体圧縮機であって、前記歯車が単一方
向に回転し、その一方がより大きい歯を有する駆動歯車であり、他方が前記より
大きい歯に係合するより大きい刃みぞを有する駆動歯車であり、前記より大きい
歯および前記より大きい刃みぞが非対称的な形状で形成され、前記歯車をその回
転方向で見た場合、その前歯面の輪郭カーブが一定の角速度比の伝達を実現する
ように設計され、一方その後歯面の輪郭カーブが接触の初めから終わりまで互い
に共役接触するように設計されていることを特徴とする複合歯形気体圧縮機。 - 【請求項２】 前記排気口が前記端部カバーに設けられ、前記より大きい刃
みぞと前記排気口とを接続するため、気体排出用の逃げみぞが駆動歯車の表面に
設けられていることを特徴とする請求項１に記載の複合歯形気体圧縮機。 - 【請求項３】 前記圧縮機が、前記駆動歯車とはめ合う少なくとも１つの駆
動歯車をさらに含み、各駆動歯車に対して吸気口および排気口が配置されること
を特徴とする請求項１に記載の複合歯形気体圧縮機。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CN98111890.9 | 1998-03-11 | ||
| CN98111890A CN1058773C (zh) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 复合轮齿式气体压缩机 |
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