JP4068083B2 - スクリューロータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転式流体機器に、例えばスクリュー真空ポンプに使用されるスクリューロータに関し、特にその軸断面形状に関する。
従来、スクリュー真空ポンプとしては、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。このスクリューポンプでは、スクリューの歯形の軸直角断面が、円弧状の外周部と、円弧状の歯底部とを有し、外周部と歯底部とが2つの曲線部によって結合されている。一方の曲線部は、相手側のスクリューの外周部端(歯先)が描くトロコイド曲線によって形成され、他方の曲線部は、ピッチ円上に中心を持つ2つの円弧によって形成されている。
特公昭64−8193号公報
このスクリューの歯形は、干渉が無く、かつ漏れの無い歯形であるが、歯先が鋭角であるので、吸引流体による摩耗、折損、腐食等により、歯先がその形状を保てなくなり易く、真空ポンプとして使用している間に、ポンプの性能低下を引き起こす。この点を改善するために、歯先を円弧に形成することも考えられる。しかし、摩耗、折損、腐食等が生じにくくするためには円弧を大きくする必要がある。そのため、圧縮漏れを起こしやすく、性能の低いポンプとなる。
本発明は、漏れが無く性能低下が生じないスクリューロータを提供することを目的とする。
本発明によるスクリューロータは、回転式流体機器用のものである。例えば、スクリューポンプ用である。回転式流体機器は、互いに噛み合う方向に回転する2つのスクリューロータをケーシング内に収容し、これら2つのスクリューロータの噛み合う方向の回転に従って流体を前記ケーシングの一端より吸入し、他端より吐出するものである。これらスクリューロータは、歯形の軸直角断面形状が、円弧状の歯底部と、円弧状の外周部と、前記歯底部と前記外周部とを連結する第1及び第2の曲線部とを、含んでいる。歯底部の半径よりも外周部の半径の方が大きく、これらの間に、ピッチ円の半径がある。各スクリューロータの第1曲線部は、相手側スクリューロータの前記外周部の端が創生するトロコイド曲線である。この第1曲線部の前記外周部側にある端は、この端により創生されるトロコイド曲線が相手側スクリューロータの第1曲線部の前記外周部側の端と交わるように形成されている。第1曲線部の外周部側の端と前記外周部の端とを繋ぐ接続部が設けられている。接続部は直線状部とすることもできるし、或いは、相手側スクリューロータの第1曲線部への単数または複数の交点がこの接続部中に形成されるようにしてもよい。第2曲線部を、歯底部に繋がりピッチ円上に中心を有する円弧と、外周部に繋がりピッチ円上に中心を有する円弧と、これら2つの円弧を繋ぐインボリュート曲線とから構成することもできる。
このように構成されたスクリューロータでは、接続部の両端にある第1曲線部の端と外周部の端とによって擬似的な面シールが構成され、シール性が向上するし、吸引流体による摩耗、折損、腐食等の影響が少なく、長期的に同一性能を維持することができる。また、歯先を円弧にする場合と比較して、圧縮漏れが少ない。また、2つのスクリューロータの第2曲線部同士によっても、強固にシールすることができ、更にシール性が向上する。
以上のように、本発明によれば、漏れが無く性能低下が生じないスクリューロータを提供することができる。
本発明の1実施形態のスクリューロータを備えた流体回転機器は、例えばスクリュー真空ポンプである。この真空ポンプは、図示していないケーシング内に、図1に示すように平面形状が8の字型のポンプ室2を有している。このポンプ室2内にスクリューロータ4、6が収納されている。これらスクリューロータ4、6には、図示していないがそれぞれに回転軸が設けられ、その長さ方向に沿って歯が形成されている。スクリューロータ4、6の歯は、ねじれ方向が逆方向である点を除いて同一形状に形成され、互いに非接触の状態に噛み合わされている。これら回転軸は、図示していない駆動手段、例えばモータ及び駆動伝達機構に結合され、スクリューロータ4、6が互いに噛み合うように逆方向に(図1において、スクリューロータ4が時計方向に、スクリューロータ6が反時計方向に)回転させられる。図示していないが、ケーシングの一端には、吸い込み口が設けられ、この吸い込み口から吸引された流体、例えば気体、具体的には空気がスクリューロータ4、6の回転に従って、これらの間で圧縮され、図示していないがケーシングの他端に設けた吐出口から吐出される。
スクリューロータ4、6の歯形の回転軸直角断面は、図1に示すように回転軸の中心を中心とする円弧状の外周部4A−4B、6A−6Bと、同じく回転軸の中心を中心とする円弧状の歯底部4C−4D、6C−6Dとを有している。外周部4A−4B、6A−6Bの半径が、歯底部4C−4D、6C−6Dの半径よりも大きい。なお、図1に符号8、10で示すのは、スクリューロータ4、6のピッチ円である。外周部4A−4B、6A−6B間には、第2曲線部、例えば複合曲線部4B−4C、6B−6Cと、第1曲線部、例えば複合曲線部4D−4A、6D−6Aとが形成されている。これらスクリューロータ4、6の軸方向断面は、公知のものと同様であるので、詳細な説明は省略する。
複合曲線部4D−4A、6D−6Aは、単一曲線部4D−4E、6D−6Eと、接続部、例えば直線部4E−4A、6E−6Aとからなる。単一曲線部4D−4Eは、相手側のスクリューロータ6の外周部6A−6Bの一点、例えば単一曲線部4D−4Eと噛み合う側にある端6Aが創生するトロコイド曲線によって決定されている。同様に単一曲線部6D−6Eは、相手側のスクリューロータ4の外周部4A−4Bの一点、例えば単一曲線部6D−6Eと噛み合う側にある端4Aが創生するトロコイド曲線によって決定されている。但し、曲線部4D−4Eの外周部4A−4B側にある端4Eは、この端4Eが創生するトロコイド曲線αが、相手側のスクリューロータ6の曲線部6D−6Eの外周部側の端6Eと交わるように決定されている。同様に、スクリューロータ6の曲線部6D−6Eの端6Eは、この端6Eが創生するトロコイド曲線が、スクリューロータ4の曲線部4D−4Eの端4Eと交わるように決定されている。このように決定された端4E、6Eと外周部4A−4B、6A−6Bの端4A、6Aとが直線状に繋がれて、直線部4E−4A、6E−6Aが形成されている。
複合曲線部4B−4C、6B−6Cは、2つの円弧4B−4F、6B−6F、4G−4C、6G−6Cを含んでいる。円弧4B−4F、6B−6Fは、外周部4A−4B、6A−6Bの端4B、6Bに接するように接続され、ピッチ円8、10上に中心を有し、外方に向かって凸の円弧である。円弧4G−4C、6G−6Cは、歯底部4C−4D、6C−6Dの端4C、6Cに接するように接続され、ピッチ円8、10上に中心を有し、内方に向かって凸の円弧である。これら円弧4B−4F、4G−4Cの間、6B−6F、6G−6Cの間がインボリュート曲線4F−4G、6F−6Gによって結合されている。
図2(a)は、吸い込み口から吸引された気体を圧縮する状態にスクリューロータ4、6が回転した状態を示す。同図(b)は、図2(a)において破線で囲んだ部分の拡大図である。この状態では、8の字型のポンプ室2の窪んだ部分で、スクリューロータ4、6が噛み合う。同図(b)から明らかなように、この圧縮状態では、直線部6A−6Eによって擬似的に面シールが構成される。従って、上述した従来技術のように線シールする場合よりもシール性が向上するし、吸引流体による直線部6A−6Eの摩耗、折損、腐食が少なく、長期的に安定した性能を保持する。また、一点シールに代えて歯先を円弧にした場合と比較しても、圧縮漏れが圧倒的に少ない。
なお、スクリューロータ4、6が回転していく際の吸引過程では、8の字型のポンプ室2における窪んだ部分で、スクリューロータ4の円弧4B−4Fとスクリューロータ6の円弧6C−6Gとによって、スクリューロータ4のインボリュート曲線4F−4Gとスクリューロータ6のインボリュート曲線部6F−6Gとによって、スクリューロータ4の円弧4C−4Gとスクリューロータ6の円弧6B−6Fとによって、シールが行われる。
上記の実施の形態では、曲線部4D−4Eには、直線部6A−6Eの端6A、6Eのみで擬似面シールを構成したが、これらの間における1点または複数点も加えて擬似面シールを構成することもできる。また、上記の実施の形態では、曲線部4B−4C、6B−6C中にインボリュート曲線4F−4G、6F−6Gを含ませたが、他の曲線、例えばトロコイド曲線を含ませることもできる。
本発明の1実施形態のスクリューロータの軸直角断面図である。 図1のスクリューロータのかみ合いを示す図及びその部分拡大図である。
符号の説明
2 ポンプ室
4 6 スクリューロータ
4A−4B、6A−6B 外周部
4C−4D 6C−6D 歯底部
4B−4C 6B−6C 複合曲線部(第2曲線部)
4D−4A 6D−6A 複合曲線部(第1曲線部)

Claims (1)

  1. 互いに噛み合う方向に回転する2つのスクリューロータをケーシング内に収容し、これら2つのスクリューロータの前記回転に従って流体を前記ケーシングの一端より吸入し、他端より吐出する回転式流体機器用のスクリューロータであって、
    前記各スクリューロータの歯形の軸直角断面形状が、円弧状の歯底部と、円弧状の外周部と、前記歯底部と前記外周部とを連結する第1及び第2の曲線部とを、含み、
    第1曲線部は、相手側スクリューロータの前記外周部の端が創生するトロコイド曲線であり、第1曲線部の前記外周部側の端は、この端により創生されるトロコイド曲線が相手側スクリューロータの第1曲線部の前記外周部側の端と交わるように形成され、
    第1曲線部の外周部側の端と前記外周部の端とを繋ぐ接続部が設けられ、
    第2曲線部が、前記歯底部に繋がりピッチ円上に中心を有する円弧と、前記外周部に繋がり前記ピッチ円上に中心を有する円弧と、これら2つの円弧を繋ぐインボリュート曲線とからなるスクリューロータ。
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