JP2004277067A - 画像形成装置 - Google Patents

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和俊 吉村
Akira Okamoto
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Abstract

【目的】本発明は、温度・湿度等から重送の可能性を予測し、ローラの押圧等を適切な値に設定することによって重送発生を防止し、安定した給紙を行うことが可能な、画像形成装置の提供を目的とする。
【構成】転写紙S周辺の温度及び湿度を取得する周囲環境入力手段201と、重送発生時の状況を格納している重送データベース202と、該周囲環境入力手段201から温度及び湿度データを受け取り、該重送データベース202に格納されたデータと比較し、重送の可能性を予測する予測手段203と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、画像形成装置の給紙装置において、転写紙の重送防止に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置には、複数枚の転写紙を載置する用紙トレイが、1つ又は複数設けられているのが一般的である。用紙トレイから転写紙を取り出すためのピックアップローラや、転写紙を搬送経路へ搬送するための給紙ローラ等を有する給紙機構が、用紙トレイ毎に設けられている。給紙機構は、転写紙の厚さ、転写紙のサイズ、用紙トレイ周辺の温度・湿度等の条件によっては、2枚以上の転写紙が同時に給紙される重送と呼ばれる現象が発生することがある。
【0003】
重送を防止する技術として、例えば次のようなものがある。特許文献1は、ピックアップローラの押圧力を調節することによって、重送の発生頻度を低下させるものである。特許文献2は、ゴム製の、分離コロと搬送ローラを一定時間駆動することで、分離コロと搬送ローラの固着を防止し、重送を防止するものであり、特許文献3は、給紙ローラとピックアップローラを軸に対して着脱可能にすることで、重送の発生を低下させるものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−78099号公報(段落31から33 図6)
【特許文献2】
特開平5−85631号公報(段落24以降)
【特許文献3】
特開平6−144607号公報(段落14以降 図5,6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術は、ローラに関するものが主流であるために、幅広い紙種に対応することができなかった。また、転写紙の重送は、転写紙の温度・湿度といった、転写紙周辺の環境条件によって重送発生の可能性が変動するのであるが、温度・湿度によって適切な重送検知及び重送防止が行われていない等の問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、温度・湿度等から重送の可能性を予測し、ローラの押圧力等を適切な値に設定することによって重送発生を防止し、よって安定した給紙を行うことが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、転写紙周辺の温度及び湿度を取得する周囲環境入力手段と、重送発生時の状況を格納している重送データベースと、該周囲環境入力手段から温度及び湿度データを受け取り、該重送データベースに格納された重送データと比較し、重送の可能性を予測する予測手段と、を有する構成とした。
【0008】
また、前記画像形成装置の状態を表示する表示部を有し、前記予測手段は、重送の可能性があると予測した場合に、前記表示部にメッセージを表示することとしたり、前記予測手段が予測した結果を基に、当該結果に対応した給紙条件を設定する給紙条件設定手段を有する構成としたり、転写紙の重送を検知する重送検知センサと、該重送検知センサが重送を検知した時に、重送発生時の温度及び湿度を前記重送データベースへ格納する重送記録手段と、を有する構成としたり、通信回線に接続された外部重送データベースと、該外部重送データベースと前記重送データベースとの間で、重送データの同期をとる同期手段を有する構成とすることもできる。
【0009】
【作用】
予測手段は、周囲環境入力手段が取得した温度・湿度と、重送データベースに格納されている重送条件とを比較して重送の可能性を予測する。重送の危険性ありと予測した場合に、その旨を表示部に表示することで、操作者は重送の危険性を知ることができる。また、予測結果に応じてピックアップローラの押圧力やさばきファンの風量等を適切な値に設定することで、重送の防止を効果的に行うことができる。
【0010】
同期手段によって、ネットワーク等の通信回線上に設けられた外部重送データベースと重送データベースとの間でデータの同期をとったり、重送が起こった時に、その時の温度・湿度等を重送記録手段によって重送データベースへ記録することができる。それによって、予測手段は、常に最新のデータによって重送の危険性を予測できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の画像形成装置を、図面を基に説明する。図1は、本発明の画像形成装置の構成図である。画像形成装置1は、原稿読取装置2、画像形成部3及び給紙カセット4等を有する。画像形成部3はさらに、感光体ドラム5、帯電装置6、像露光装置7、現像装置8、転写装置9、クリーニング装置10及び定着装置11等によって構成されている。
【0012】
このような画像形成装置1による画像形成の流れを次に示す。まず、原稿読取装置2は、原稿を画像データとして読みこむ。次に帯電装置6が感光体ドラム5を一様に帯電させ、像露光装置7が画像データを感光体ドラム5に静電潜像として形成する。静電潜像は、現像装置8によってトナーを吸着されトナー画像となる。さらに、転写装置9が給紙カセット4から搬送されてきた転写紙Sにトナー画像を転写し、定着装置11は該トナー画像を加熱、溶融して転写紙Sに定着する。その後転写紙Sは、両面コピーの場合には、搬送経路切換板12によって反転経路13へ表裏反転されて、再度画像形成部3へ搬送される。片面コピーの場合又は両面にコピーした場合には、搬送経路切換板12が図1の仮想線の位置に下がることによって転写紙Sは排出ローラ14に送られ、外部へ排出される。一方、転写後に感光体ドラム5に残ったトナーは、クリーニング装置10によって回収される。
【0013】
給紙カセット4の上には、温度センサ15と湿度センサ16が設けられている。温度センサ15及び湿度センサ16は、転写紙Sの周辺の温度・湿度を検出するものである。これらのセンサは、定着装置11等の高温になる装置からの影響を受けにくい場所に設ける必要がある。
【0014】
また、給紙カセット4には、ピックアップローラ17、給紙ローラ18及びさばきローラ19がある。ピックアップローラ17は、給紙カセット4に載置されている転写紙Sの中から、一番上の転写紙Sを給紙ローラ18へ送り出すためのローラである。給紙ローラ18の下には、さばきローラ19が設けられている。給紙ローラ18は転写紙Sを搬送経路に送る方向に回転しているのであるが、さばきローラ19は、給紙ローラ18とは逆方向、すなわち転写紙Sを給紙カセット4へ戻す方向に回転している。給紙カセット4の周辺温度・湿度及び転写紙Sの厚さ等の要因により、ピックアップローラ17が複数枚を一度に給紙してしまうような場合に、給紙ローラ18に接する一番上の転写紙Sは画像形成部3へ送られるが、それ以外の転写紙Sは、さばきローラ19によって給紙カセット4へ戻される。このような機構によって、重送の発生をある程度防止することができる。
【0015】
図2は、本発明の画像形成装置のブロック図である。全体制御部20は、画像形成装置1の各装置を協調的に動作させるものであり、図示しない複数の制御プログラム及び記憶装置を有している。操作部21は、数字キーやスタートキー等の複数のボタンから構成されており、操作者が、コピー枚数・倍率・用紙サイズ等の指示を画像形成装置1へ出す時に使用する。表示部22は、画像形成装置1の設定内容等を表示する液晶画面である。表示部22にはタッチパネルが取り付けられており、片面コピーモード・両面コピーモードといった、動作モードの設定等ができるようになっている。
【0016】
回線制御部23は電話回線の接続・切断といった、通信の制御を行うものであり、主にFAXを送受信する時に使用する。プリンタ制御部24は、図1の画像形成部3を制御して、一連の画像形成処理を行うものである。プリンタ制御部24にはネットワークインタフェース25がある。これは、LANに接続されているPC等との間で画像データの送受信を行うものである。ネットワークインタフェース25があることで、LAN上のPCから画像形成装置1への文書の印刷や、原稿読取装置2で読み取った画像データをPCへ送信するといったことが可能となる。
【0017】
重送検知センサ26は、超音波センサであり、感光体ドラム5の手前で、かつレジストローラの上流側に設置されている。重送検知センサ26は、超音波の発信機と受信機とからなり、発信機と受信機の間を通る転写紙Sの厚さによって、受信機が検知する電圧が違ってくることを利用するものである。検知する電圧は、薄い転写紙Sでは高く、厚い転写紙Sでは低くなる。重送の場合は、転写紙Sが複数枚送られてくるので、重送検知センサ26が検知する電圧は1枚の時の電圧より低くなる。従って、転写紙Sが1枚の時の電圧と、重送したときの電圧との間に閾値を設定し、閾値以下の電圧を検知したら重送と判断することで、重送の検知ができるようになっている。
【0018】
さばきファン27は給紙カセット4の内部に設けられたファンである。図3は給紙カセットの上面図である。給紙カセット4の中央に、複数枚の転写紙Sが載置されており、図1に示したピックアップローラ17によって矢印Y1の方向に搬送される。さばきファン27は、転写紙S上部の両側に風をあてるように取り付けられている。転写紙S同士が貼りついてしまうと、重送が発生しやすくなる。そのため、給紙動作時にさばきファン27が転写紙Sに側面から風をあて、転写紙Sが1枚ずつに分離することによって、重送の発生を防止することができる。
【0019】
図2に戻り、周囲環境入力手段201は、温度センサ15及び湿度センサ16が検出した温度及び湿度を受け取り、予測手段203に渡すものである。画像形成装置の種類によっては、価格又は設置スペース等の理由により温度センサ15・湿度センサ16を取り付けられない場合も考えられる。そのような場合には、操作者が操作部21から入力した温度・湿度を周囲環境入力手段201が受け取るようにすることも可能である。
【0020】
図4は、転写紙毎に重送発生の危険性のある温度と湿度を示したグラフである。重送発生の要因としては、転写紙Sの周辺温度・周辺湿度、普通紙か塗工紙かといった紙種、転写紙Sのサイズ、そして転写紙Sの厚さ(斤量)等が考えられる。また、転写紙Sは一般的に、同一の紙種であってもメーカ又は型番によって厚さ等が違っており、その結果、重送する時の温度と湿度が違っている。例えば図4に示すように、ある塗工紙Aは、「周辺温度が30℃以上、かつ湿度が80%以上」の場合に重送が発生するが、同じ塗工紙であっても、塗工紙Bの場合は「温度35℃以上、かつ湿度90%以上」にならないと重送が発生しない。
【0021】
重送データベース202は、図4で示したようなグラフを基に、紙種・サイズ・厚さで特定される転写紙Sが重送する時の温度と湿度を格納している。例えば、図4の塗工紙Aは、紙種が塗工紙でサイズがA4、厚さが90μメートルであるとした場合、この紙種・サイズ・厚さで重送データベース202を検索すると、塗工紙Aの重送発生の値である、30(℃)と80(%)という値を取得することができる。また、転写紙Sの特定は、メーカ名と転写紙Sの型番でも可能であるので、紙種・サイズ・厚さの代わりに、メーカ名・転写紙Sの型番を使用したデータベースとしてもよい。
【0022】
予測手段203は、給紙カセット4の温度・湿度、すなわち転写紙Sの周辺の温度・湿度と、重送データベース202に格納されている温度・湿度を比較して、重送の危険性を予測するものである。また、給紙条件設定手段204は、予測手段203が予測した結果を基に、さばきファン27のオン・オフ及び風量の設定や、さばきローラ19の押圧力の調節及び、重送検知センサ26の閾値の設定等を行うものである。
【0023】
図5は、重送検知センサに設定する閾値の一例である。縦軸の出力信号(V)は、重送検知センサ26の受信機が検知する電圧を示している。図5中の「正常時」というのは、重送が発生しなかった時、すなわち転写紙Sが1枚だけ搬送された場合に検知される電圧を示している。同様に「重送時」というのは、重送が発生した時に検知される電圧の値を示している。「閾値(重送)」とは、重送の危険があると予測した場合に、給紙条件設定手段204によって設定される閾値であり、「閾値(正常)」とは、重送の危険無しと予測した場合に設定される閾値である。重送検知センサ26は、検知した電圧がそれぞれの閾値で示した値を下回った場合に重送が発生したと判断する。
【0024】
閾値の電圧値を高く設定(例えば、「閾値(重送)」で示す電圧値)すると、正常に転写紙Sを1枚だけ搬送しているような場合でも、重送と誤検知する可能性があるが、重送が発生しているのに重送を検知できないという検知漏れを防ぐことができる。この設定は、重送の危険ありと予測した場合には効果的な設定値となっている。一方、「閾値(正常)」で示すように閾値の電圧値を低めに設定すると、検知漏れの可能性は高くなるが、誤検知の可能性が低くなるので、重送の危険無しと予測した時に効果的な設定値となっている。
【0025】
例えば、予測手段203が、重送の危険性ありと予測した場合には、給紙条件設定手段204は、さばきファン27の風量を多くなるように回転数を設定し、重送検知センサ26の閾値を正常時の電圧値に近いところ、つまり図5の「閾値(重送)」で示す電圧値に設定する。さばきファン27の風量を多くすれば、給紙カセット4内の転写紙Sが風の力で充分に分離するので、重送を防ぐことができる。また、万一重送が発生しても、重送検知センサ26の閾値が高めに設定されているので重送を確実に検知できる。重送の危険がないと予測した場合に給紙条件設定手段204は、さばきファン27をオフに設定し、重送検知センサ26の閾値を重送時と正常時の中間付近、つまり図5の「閾値(正常)」で示す電圧値に設定する。
【0026】
図6は、予測手段の予測手順を示すフローチャートである。操作者が、操作部21又は表示部22のタッチパネルから、紙種・サイズ・厚さ、を入力して、操作部21にある入力ボタンを押すことによって、予測手段203が実行される。この時、重送データベース202の構成によっては、紙種・サイズ・厚さを入力する代わりに、メーカ名と転写紙Sの型番を入力することもできる。
【0027】
入力ボタンが押されると、予測手段203は、周囲環境入力手段201からの温度データ及び湿度データと、操作部21等から入力された情報を受け取る(J01)。次に、重送データベース202から、該当する転写紙Sに関するデータを検索する(J02)。該当するデータが重送データベース202に無い場合は、重送予測ができないため、とりあえず「重送の危険無し」と判断し(J03)、その判断に基づいて給紙条件設定手段204は、重送検知センサ26、さばきファン27及びさばきローラ19の設定値を通常の値として設定する(J04)。
【0028】
該当するデータがあった場合は、重送データベース202内の温度・湿度と、J01で取得した温度・湿度を比較する(J03)。例えば、重送データベース202内の、「温度が30℃、湿度が80%」というデータに該当した場合、J01で取得した給紙カセット4周辺の現在温度が30℃以上で、かつ湿度が80%以上であった場合には、重送の危険があると予測し、温度が30℃未満又は湿度が80%未満であれば重送の危険はないと予測する。重送の危険性があると判断した場合には、その旨を表示部22に表示し(J05)、給紙条件設定手段204が、重送検知センサ26、さばきファン27及び、さばきローラ19の設定値を、重送防止の値に設定する(J06)。この設定値は、1種類でもよいが、転写紙Sの紙種毎に設定値を変えることもでき、より確実に重送の防止が可能となる。給紙条件設定手段204が、さばきファン27等を重送防止の値に設定した後、全体制御部20は、実際の画像形成処理の制御を行う。
【0029】
再び図2に戻り、重送記録手段205は、重送が発生した場合に、重送のデータを取得して重送データベース202へ記録するものである。例えば、重送データベース202に該当するデータが無かったために、とりあえず「重送の可能性なし」と予測したが、実際には重送が発生してしまった時に重送記録手段205が実行される。このような事態は、本発明の画像形成装置1が製造された後に発売を開始した転写紙Sを使用した時に発生する。その場合でも、重送記録手段205によって新しいデータが格納されることによって、次に同じ転写紙Sを使用した場合には重送予測が可能となる。また、重送データベース202に該当するデータが存在したが比較の結果重送の危険性がないと予測したのに、重送が発生したような場合にも重送記録手段205は実行される。これによって、より正確な重送予測が可能となる。
【0030】
上記のようにして重送データベース202に格納されたデータは、他の画像形成装置と共有することができるとよい。図2の同期手段206は、LAN又はインターネット上にある外部重送データベースと、当該画像形成装置1内の重送データベース202との間でデータの同期をとるものである。
【0031】
図7は、LANによる構成例である。LAN70には、画像形成装置1が1台又は複数台接続されている。さらに、複数のPC71や図示しないプリンタ等が接続されている。LAN70にはこの他に、外部重送データベース73を有するサーバ72が1台接続されている。
【0032】
同期手段206は、図8に示すような手順で、外部重送データベース73との同期処理を行う。まず、同期手段206はネットワークインタフェース25を介してサーバ72内の外部重送データベース73に接続する(S01)。そして、外部重送データベース73に格納されているデータと、画像形成装置1内の重送データベース202に格納されているデータとを比較する(S02)。比較の結果、重送データベース202に格納されていて、外部重送データベース73に格納されていないデータがある場合(S03)には、当該データを外部重送データベース73に送信する(S04)。逆に、外部重送データベース73に格納されていて、重送データベース202に格納されていないデータがある場合(S05)は、当該データをサーバ72からダウンロードして、重送データベース202内に格納する(S06)。最後に、同期手段206は外部重送データベース73との接続を切断して(S07)、同期処理を終了する。同期手段206は上記のような同期処理を、予め定められたスケジュールにのっとって行うことで、データの共有が可能となる。
【0033】
図9は、外部重送データベースをインターネット上に設けた構成図である。このような構成にすると、LAN70に繋がっている画像形成装置1はルータ90からインターネット91へ接続することで、外部重送データベース73と同期をとることが可能になる。また、LAN70に接続されていない画像形成装置1であっても、回線制御部23から電話回線を介してインターネット91に接続可能であるため、外部重送データベース73との同期処理を行うことが可能となる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明の画像形成装置によれば、転写紙周辺の温度及び湿度を取得する周囲環境入力手段と、重送発生時の状況を格納している重送データベースと、前記周囲環境入力手段から温度及び湿度データを受け取り、前記重送データベースに格納された重送データと比較し、重送の可能性を予測する予測手段と、を有する構成とすることで、予め重送発生の危険性を予測できるため、重送防止の対策が可能となる。
【0035】
転写紙の重送を検知する重送検知センサと、該重送検知センサが重送を検知した時に、重送発生時の温度及び湿度を前記重送データベースへ格納する重送記録手段と、を有する構成としたことで、より的確な予測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置のブロック図である。
【図3】給紙カセットの上面図である。
【図4】転写紙毎に重送発生の危険性のある温度と湿度を示したグラフである。
【図5】重送検知センサに設定する閾値の一例である。
【図6】予測手段の予測手順を示すフローチャートである。
【図7】LANによる構成例である。
【図8】同期手順を示すフローチャートである。
【図9】外部重送データベースをインターネット上に設けた構成図である。
【符号の説明】
22 表示部
26 重送検知センサ
73 外部重送データベース
201 周囲環境入力手段
202 重送データベース
203 予測手段
204 給紙条件設定手段
205 重送記録手段
206 同期手段
S 転写紙

Claims (5)

  1. 転写紙周辺の温度及び湿度を取得する周囲環境入力手段と、
    重送発生時の状況を格納している重送データベースと、
    前記周囲環境入力手段から温度及び湿度データを受け取り、前記重送データベースに格納された重送データと比較し、重送の可能性を予測する予測手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置の状態を表示する表示部を有し、
    前記予測手段は、重送の可能性があると予測した場合に、前記表示部にメッセージを表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記予測手段が予測した結果を基に、当該結果に対応した給紙条件を設定する給紙条件設定手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 転写紙の重送を検知する重送検知センサと、
    該重送検知センサが重送を検知した時に、重送発生時の温度及び湿度を前記重送データベースへ格納する重送記録手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 通信回線に接続された外部重送データベースと、
    該外部重送データベースと前記重送データベースとの間で、重送データの同期をとる同期手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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