JP2004276718A - 車体前部構造 - Google Patents

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JP2004276718A JP2003070101A JP2003070101A JP2004276718A JP 2004276718 A JP2004276718 A JP 2004276718A JP 2003070101 A JP2003070101 A JP 2003070101A JP 2003070101 A JP2003070101 A JP 2003070101A JP 2004276718 A JP2004276718 A JP 2004276718A
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Sanemare Sano
真希 佐野
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Abstract

【課題】衝突側のサイドメンバに入力した衝突荷重を、サブフレームを介して非衝突側のサイドメンバに積極的に伝達して、衝突エネルギーの吸収効率を高められる車体前部構造の提供を図る。
【解決手段】サイドメンバ3の前端部内側に、車幅方向内方に面した第1規制面10と、車両前方に面した第2規制面11と、車両下方に面した第3規制面12を形成し、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に、第1,第2,第3規制面10,11,12にそれぞれ所定間隔をもって対向し、第1,第2規制面10,11,12に略沿った形状の第1,第2,第3接触面13,14,15を形成することにより、衝突荷重の入力方向が斜め前方や前部側方である場合に、第1,第2規制面が第1,第2接触面に接触して、フロントクロスメンバ4bおよび非衝突側のサイドメンバ3へと積極的に荷重を伝達する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両は、衝突時のエネルギーを車体で分散させてキャビン変形を抑制させることが望まれており、例えば、サイドメンバの下方に配置したサブフレームの前端部外側面に、荷重変換用の傾斜面を形成した荷重受け部を設けて、車両の斜め前方から衝突荷重が入力した場合に、サブフレーム前端部の曲げ荷重を前記荷重受け部を介してサイドメンバの上方への曲げ荷重に変換し、サイドメンバからこれに連なる他の車体骨格メンバへと効率良く荷重分散するとともに、サイドメンバを上方に曲げ変形させることにより衝突エネルギーの吸収量を増大できるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−321643号公報(第4頁、第12図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の車体前部構造にあっては、斜め前方衝突による荷重分散効果やエネルギー吸収効果は、その衝突側に限定されて達成されるものである。
【0005】
ところが、斜め前方衝突時に、非衝突側の車体構成メンバを利用して荷重分散やエネルギー吸収を積極的に行わせることにより、キャビンの変形抑制効果や乗員への衝撃緩和効果を更に増大できる。
【0006】
そこで、本発明は衝突側のサイドメンバに入力した衝突荷重を、サブフレームを介して非衝突側のサイドメンバに積極的に伝達して、衝突エネルギーの吸収効率を高められる車体前部構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の車体前部構造にあっては、車体前部の車幅方向両側に車両前後方向に延在配置したサイドメンバの前端部内側に、少なくとも車幅方向内方に面した第1規制面と車両前方に面した第2規制面とを形成するとともに、サイドメンバの下方に配置したサブフレームのフロントクロスメンバの車幅方向端部に、前記第1,第2規制面にそれぞれ所定間隔をもって対向し、かつ、これら第1,第2規制面に略沿った形状の第1,第2接触面を形成したことを特徴としている。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、斜め前方衝突や前方側突などのように衝突荷重の入力方向が斜め前方や前部側方である場合に、衝突側のサイドメンバの前端部が車両内方に所定量変形すると、第1,第2規制面が第1,第2接触面に接触して、前記サイドメンバの車幅方向の挙動を拘束する。
【0009】
これによって衝突側のサイドメンバの変形を助勢するとともに、サブフレームのフロントクロスメンバの横移動により、非衝突側の第1,第2接触面が第1,第2規制面に接触して、非衝突側のサイドメンバに衝突荷重を伝達して荷重分散を促進すると共に前記フロントクロスメンバが非衝突側のサイドメンバに接触して拘束されることにより、このフロントクロスメンバによる変形を助勢する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0011】
図1〜図7は本発明にかかる車体前部構造の第1実施形態を示し、図1は本発明の対象とする車両を示す斜視図、図2は車体前部の骨格構造を示す斜視図、図3は衝突荷重の入力時の挙動を(a)〜(c)によって順を追って示す車体前部の平面図、図4は図3(a)中A部の非衝突状態の拡大斜視図、図5は図3(a)中A部の衝突状態の拡大斜視図、図6は図3(b)中B部の拡大斜視図、図7は図3(b)中C部の拡大斜視図である。
【0012】
図1に示すように車体1のフロントコンパートメント2は、図2に示すように、車幅方向両側にサイドメンバ3を車両前後方向に延在配置してあり、これらサイドメンバ3の下方にパワーユニットPを搭載支持したサブフレーム4を配置してある。
【0013】
サイドメンバ3は、その車両後方がダッシュパネル5に沿って下方に廻り込むエクステンションメンバ6を連設しており、その左右1対のエクステンションメンバ6間に跨ってダッシュクロスメンバ7を連結してある。
【0014】
前記サブフレーム4は、車幅方向に対向して車両前後方向に延在したサイドフレーム4aと、各サイドフレーム4aの前端部に跨って連結したフロントクロスメンバ4bと、各サイドフレーム4aの後端部に跨って連結したリアクロスメンバ4cと、によって平面矩形状に構成してある。
【0015】
そして、サイドフレーム4aの前後略中央部をサイドメンバ3の下面にボルト8により結合するとともに、リアクロスメンバ4cの両端部をエクステンションメンバ6の下面にボルト8により結合してあり、また、前記パワーユニットPは、複数のマウント部9を介してサイドフレーム4aおよびリアクロスメンバ4cに支持してある。
【0016】
このサブフレーム4のフロントクロスメンバ4bはサイドメンバ3の前端部位置に対応している。
【0017】
ここで、この第1実施形態の車体前部構造にあっては、図2に示すように、前記サイドメンバ3の前端部内側下部を凹設して、車幅方向内方に面した第1規制面10と、車両前方に面した第2規制面11と、を形成するとともに、車両下方に面した第3規制面12を形成してある。
【0018】
一方、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bは、サイドフレーム4aから段差部4dを介して地上高を高めて、その車幅方向端部を前記サイドメンバ3の第1,第2,第3規制面10,11,12に対向配置してある。
【0019】
そして、前記フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部には、前記第1,第2規制面10,11にそれぞれ所定間隔をもって対向し、かつ、これら第1,第2規制面10,11に略沿った形状とした第1,第2接触面13,14を形成するとともに、前記第3規制面12にあっても所定間隔をもって対向し、かつ、この第3規制面12に略沿った形状とした第3接触面15を形成してある。
【0020】
具体的には、前記第1規制面10は車両前後方向に沿って垂直な面として形成し、第2規制面11は車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面として形成し、また、第3規制面12は車両上下方向に対して垂直な面として形成してある。
【0021】
従って、第1規制面10に対向する第1接触面13は、第1規制面10と同様に車両上下方向に対して垂直な面として形成し、第2規制面11に対向する第2接触面14は、車幅方向外方に向かって車両前方に傾斜する面として形成してあり、また、第3規制面12に対向する第3接触面15は、第3規制面12と同様に車両上下方向に対して垂直な面として形成してある。
【0022】
勿論、前記第1,第2,第3規制面10,11,12は左右のサイドメンバ3にそれぞれ形成してあり、また、前記第1,第2,第3接触面13,14,15はフロントクロスメンバ4bの両端部にそれぞれ形成してある。
【0023】
また、図2に示すように、サブフレーム4のサイドフレーム4aを、サイドメンバ3よりも車幅方向外方に突出させて配置してある。
【0024】
以上の構成によりこの第1実施形態の車体前部構造にあっては、図3(a)および図4に示すように、斜め前方衝突や前方側突によって、衝突荷重、つまり、入力方向が斜め前方衝突では斜め前方からの荷重F2や前方側突では側方からの荷重F1が衝突側のサイドメンバ3の前端部に入力する。
【0025】
すると、衝突側のサイドメンバ3の前端部が、図5に示すように圧潰を伴いつつ車両内方に所定量変形すると、第1,第2規制面10,11が第1,第2接触面13,14に接触して、前記サイドメンバ3の車幅方向の挙動を拘束し、このサイドメンバ3の変形を助勢する。
【0026】
また、第1,第2規制面10,11と第1,第2接触面13,14との接触により、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの衝突側端部に斜め方向力f2と車幅方向力f1が働き、図3(b)に示すように、斜め方向力f2の車幅方向成分や車幅方向力f1によってフロントクロスメンバ4bが非衝突側に横移動する。
【0027】
すると、非衝突側の第1,第2接触面13,14が非衝突側のサイドメンバ3に設けた第1,第2規制面10,11に接触するとともに、図6に示すように、第3接触面15が第3規制面12に接触して非衝突側のサイドメンバ3に後方成分力f3を伝達して荷重分散を促進する。
【0028】
このとき、この非衝突側でのフロントクロスメンバ4bからサイドメンバ3への荷重f3の伝達は接触による伝達であるため、モーメントは伝達されることはない。
【0029】
また、前記フロントクロスメンバ4bが非衝突側のサイドメンバ3に接触して拘束されることにより、このフロントクロスメンバ4bに作用する軸力により該フロントクロスメンバ4bの変形を助勢し、図7に示すように、フロントクロスメンバ4bに曲げ変形が発生することによって、衝突側のサイドメンバ3とフロントクロスメンバ4bとが非接触状態となる。
【0030】
このように、衝突初期には衝突側のサイドメンバ3からフロントクロスメンバ4bおよび非衝突側のサイドメンバ3へと積極的に荷重を伝達して、荷重の分散効果を高めるとともに、衝突後期には、図3(c)に示すように、フロントクロスメンバ4bや非衝突側のサイドメンバ3の変形によって衝突側のサイドメンバ3の拘束が解除されて、このサイドメンバ3の曲げ変形を促進して衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
【0031】
また、この第1実施形態の車体前部構造は前記作用効果に加えて、サブフレーム4のサイドフレーム4aを、サイドメンバ3よりも車幅方向外方に突出させて配置したので、斜め前方衝突や前方側突時にサブフレーム4に先に衝突荷重が作用して車幅方向の支持が発生するので、サイドメンバ3の前端部の圧潰を確実なものにすることができる。
【0032】
更に、第1規制面10は車両前後方向に沿って垂直な面として形成し、第2規制面11は車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面として形成し、また、第3規制面12は車両上下方向に対して垂直な面として形成したので、サブフレーム4とサイドメンバ3の接触による荷重伝達効率を高め、その後の接触解除をスムーズに行って変形を可能にすることで、衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。
【0033】
図8は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図8は車体前部の骨格構造を示す斜視図である。
【0034】
この第2実施形態の車体前部構造は、図8に示すようにサブフレーム4のサイドフレーム4aを、サイドメンバ3よりも車幅方向内方に引っ込めて配置してある。
【0035】
勿論、この第2実施形態にあっても、サイドメンバ3の前端部内側の下部に、車幅方向内方に面した第1規制面10と、車両前方に面した第2規制面11と、車両下方に面した第3規制面12とを形成してある一方、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に、前記第1,第2,第3規制面10,11,12にそれぞれ所定間隔をもって対向し、かつ、これら第1,第2,第3規制面10,11,12に略沿った形状とした第1,第2,第3接触面13,14,15を形成してある。
【0036】
従って、この第2実施形態の車体前部構造にあっては、サブフレーム4のサイドフレーム4aを、サイドメンバ3よりも車幅方向内方に引っ込めて配置したので、斜め前方衝突や前方側突時にサイドメンバ3に先に衝突荷重が作用して、サイドメンバ3の前端部の圧潰後にサイドメンバ3がフロントクロスメンバ4bに接触して、非衝突側のサイドメンバ3に荷重を伝達する。
【0037】
このとき、前記第1実施形態と同様にその荷重伝達は、接触による荷重伝達であるので、曲げの支点が固定されることなくフロントクロスメンバ4bに軸力が伝達されるため、効率良く非衝突側に荷重伝達することができる。
【0038】
また、この第2実施形態では、サイドメンバ3に第1,第2,第3規制面10,11,12を設けるとともに、フロントクロスメンバ4bに第1,第2,第3接触面13,14,15を設けたので、第1実施形態と同様に斜め前方衝突や前方側突時に、衝突初期には衝突側のサイドメンバ3からフロントクロスメンバ4bおよび非衝突側のサイドメンバ3へと積極的に荷重を伝達して、荷重の分散効果を高めるとともに、衝突後期にはフロントクロスメンバ4bや非衝突側のサイドメンバ3の変形によって衝突側のサイドメンバ3の拘束が解除されて、このサイドメンバ3の曲げ変形を促進して衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
【0039】
図9は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図9はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0040】
この第3実施形態の車体前部構造は、図9に示すように、車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面を第1規制面10Aとし、車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面を第2規制面11Aとして、これら第1規制面10Aおよび第2規制面11Aをサイドメンバ3の前端部内側に形成してある。
【0041】
そして、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に形成した第1接触面13Aは、前記第1規制面10Aに沿って形成するとともに、第2接触面14Aは前記第2規制面11Aに沿って形成してある。
【0042】
尚、第3規制面12Aは、第1実施形態と同様に車両上下方向に対して垂直な面として形成するとともに、この第3規制面12Aに沿って第3接触面15Aを形成してある。
【0043】
従って、この第3実施形態の車体前部構造にあっては、第1規制面10Aを車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面とし、第2規制面11Aを車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面としたので、斜め前方衝突や前方側突時に、サイドメンバ3とフロントクロスメンバ4bの接触による荷重伝達効率を高めるとともに、その後の接触解除をスムーズに行うことができるため、衝突側のサイドメンバ3の変形を助勢して衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
【0044】
図10は本発明の第4実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図10はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0045】
この第4実施形態の車体前部構造は、図10に示すように、車両前後方向に沿って垂直な面を第1規制面10Bとし、車幅方向に沿って垂直な面11Baおよびこの垂直な面11Baの内側端から車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面11Bbからなる2面を第2規制面11Bとして、これら第1規制面10Bおよび第2規制面11Bをサイドメンバ3の前端部内側に形成してある。
【0046】
そして、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に形成した第1接触面13Bは、前記第1規制面10Bに沿って形成するとともに、第2接触面14Bは前記第2規制面11Bの2面11Ba,11Bbに沿って形成してある。
【0047】
尚、第3規制面12Bは、第1実施形態と同様に車両上下方向に対して垂直な面として形成するとともに、この第3規制面12Bに沿って第3接触面15Bを形成してある。
【0048】
従って、この第4実施形態の車体前部構造にあっては、第1規制面10Bを車両前後方向に沿って垂直な面とし、第2規制面11Bを車幅方向に沿って垂直な面11Baおよびこの垂直な面11Baの内側端から車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面11Bbからなる2面としたので、斜め前方衝突や前方側突時に、サイドメンバ3とフロントクロスメンバ4bの接触による荷重伝達効率を高めることができる。
【0049】
また、第2規制面11Bを、車幅方向に沿って垂直な面11Baと、車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面11Bbとの2面で形成したので、フロントクロスメンバ4bに作用する軸力により曲げ変形する際に、第2規制面11Bによる引っ掛かり効果によってフロントクロスメンバ4bの曲げ変形を助勢して、衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
【0050】
図11は本発明の第5実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図11はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0051】
この第5実施形態の車体前部構造は、図11に示すように、車両下方に向かって車幅方向外方に傾斜する面を第1規制面10Cとし、車幅方向に沿って垂直な面11Caおよびこの垂直な面11Caの内側端から車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面11Cbからなる2面を第2規制面11Cとして、これら第1規制面10Cおよび第2規制面11Cをサイドメンバ3の前端部内側に形成してある。
【0052】
そして、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に形成した第1接触面13Cは、前記第1規制面10Cに沿って形成するとともに、第2接触面14Cは前記第2規制面11Cの2面11Ca,11Cbに沿って形成してある。
【0053】
尚、第3規制面12Cは、第1実施形態と同様に車両上下方向に対して垂直な面として形成するとともに、この第3規制面12Cに沿って第3接触面15Cを形成してある。
【0054】
従って、この第5実施形態の車体前部構造にあっては、第1規制面10Cを車両下方に向かって車幅方向外方に傾斜する面とし、第2規制面11Cを車幅方向に沿って垂直な面11Caおよびこの垂直な面11Caの内側端から車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面11Cbからなる2面としたので、サイドメンバ3に下向きの力が働く場合に、第1規制面10Cにより車幅方向の荷重と更に下向きの荷重を支えることにより支持効果と荷重伝達効果が向上する。
【0055】
また、第4実施形態と同様に第2規制面11Cによる引っ掛かり効果によってフロントクロスメンバ4bの曲げ変形を助勢して、衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
【0056】
図12は本発明の第6実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図12はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0057】
この第6実施形態の車体前部構造は、図12に示すように、車両下方に向かって車幅方向外方に傾斜しつつ車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面を第1規制面10Dとし、車両前方に湾曲して突出する円弧面を第2規制面11Dとして、これら第1規制面10Dおよび第2規制面11Dをサイドメンバ3の前端部内側に形成してある。
【0058】
そして、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に形成した第1接触面13Dは、前記第1規制面10Dに沿って形成するとともに、第2接触面14Dは前記第2規制面11Dに沿って形成してある。
【0059】
尚、第3規制面12Dは、第1実施形態と同様に車両上下方向に対して垂直な面として形成するとともに、この第3規制面12Dに沿って第3接触面15Dを形成してある。
【0060】
従って、この第6実施形態の車体前部構造にあっては、第1規制面10Dを車両下方に向かって車幅方向外方に傾斜しつつ車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面とし、第2規制面11Dを車両前方に湾曲して突出する円弧面としたので、サイドメンバ3に下向きの力が働く場合に、第1規制面10Dにより車幅方向の荷重と、更に下向きの荷重を支えることができるため、支持効果と荷重伝達効果が向上し、また、引っ掛かり効果を円弧面の第2規制面11Dで実現することにより、接触解除をスムーズに行うことができる。
【0061】
図13は本発明の第7実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図13はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0062】
この第7実施形態の車体前部構造は、図13に示すように、車両下方に向かって車幅方向内方に傾斜する面を第1規制面10Eとし、車幅方向に沿って垂直な面11Eaおよびこの垂直な面11Eaの内側端から車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面11Ebからなる2面を第2規制面11Eとして、これら第1規制面10Eおよび第2規制面11Eをサイドメンバ3の前端部内側に形成してある。
【0063】
そして、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に形成した第1接触面13Eは、前記第1規制面10Eに沿って形成するとともに、第2接触面14Eは前記第2規制面11Eに沿って形成してある。
【0064】
尚、第3規制面12Eは、第1実施形態と同様に車両上下方向に対して垂直な面として形成するとともに、この第3規制面12Eに沿って第3接触面15Eを形成してある。
【0065】
従って、この第7実施形態の車体前部構造にあっては、第1規制面10Eを車両下方に向かって車幅方向内方に傾斜する面とし、第2規制面11Eを車幅方向に沿って垂直な面11Eaおよびこの垂直な面11Eaの内側端から車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面11Ebからなる2面としたので、サイドメンバ3の前端部は第1規制面10Eの傾斜方向によりその基部で断面が小さくなっているため、斜め前方衝突や前方側突時に、サイドメンバ3の圧潰を確実に誘起させて衝突エネルギーの吸収効率を向上する。
【0066】
また、サイドメンバ3は断面幅の中心付近が最も小さくなっているため、サイドメンバ3が圧潰を伴いつつサブフレーム4に接触した時に、フロントクロスメンバ4bの上端部に荷重伝達が最初に発生し、迅速な非衝突側への荷重伝達が行われて車幅方向の挙動をいち早く拘束することができる。
【0067】
図14は本発明の第8実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図14はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0068】
この第8実施形態の車体前部構造は、図14に示すように、車両下方に向かって車幅方向内方に傾斜しつつ車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面を第1規制面10Fとし、車両前方に湾曲して突出する円弧面を第2規制面11Fとして、これら第1規制面10Fおよび第2規制面11Fをサイドメンバ3の前端部内側に形成してある。
【0069】
そして、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に形成した第1接触面13Fは、前記第1規制面10Fに沿って形成するとともに、第2接触面14Fは前記第2規制面11Fに沿って形成してある。
【0070】
尚、第3規制面12Fは、第1実施形態と同様に車両上下方向に対して垂直な面として形成するとともに、この第3規制面12Fに沿って第3接触面15Fを形成してある。
【0071】
従って、この第8実施形態の車体前部構造にあっては、第1規制面10Fを車両下方に向かって車幅方向内方に傾斜しつつ車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面とし、第2規制面11Fを車両前方に湾曲して突出する円弧面としたので、サイドメンバ3の前端部は第1規制面10Fの先端断面が除々に先細りすることにより、前記第7実施形態に比較してより確実に圧潰できるため、衝突エネルギーの吸収効率を更に高めることができる。
【0072】
また、この第8実施形態にあってもサイドメンバ3は断面幅の中心付近が最も小さくなっているため、サイドメンバ3が圧潰を伴いつつサブフレーム4に接触した時に、フロントクロスメンバ4bの上端部に荷重伝達が最初に発生し、迅速な非衝突側への荷重伝達が行われて車幅方向の挙動をいち早く拘束することができる。
【0073】
図15は本発明の第9実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図15はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0074】
この第9実施形態の車体前部構造は、図15に示すように、サイドメンバ3の前端部内側に、車両前後方向に所定の突出形状とした突起部としての第1凹部材20を設けるとともに、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に、前記第1凹部材20に所定間隔をもって対向し、かつ、この第1凹部材20に略沿った形状とした係合部21を形成してある。
【0075】
勿論、前記第1凹部材20は左右のサイドメンバ3にそれぞれ設けてあり、また、前記係合部21はフロントクロスメンバ4bの両端部にそれぞれ形成してある。
【0076】
前記第1凹部材20はサイドメンバ3と別体に形成して、このサイドメンバ3の内側面に結合するようになっており、この第1凹部材20は、車両前後方向に所定間隔をおいて前方突出部20aおよび後方突出部20bを突出した構造となっており、後方突出部20bを車両後方に向かって鈍角に開かせた形状としてある。
【0077】
勿論、前記係合部21は、前方突出部20aと鈍角に開いた後方突出部20bに沿った形状となっている。
【0078】
従って、この第9実施形態の車体前部構造にあっては、サイドメンバ3の前端部内側に第1凹部材20を設けるとともに、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に係合部21を形成したので、斜め前方衝突や前方側突による衝突初期には、サイドメンバ3の前端部断面は一定であるためその圧潰により衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
【0079】
また、第1凹部材20の後方突出部20bの開き角度を鈍角としたので、サイドメンバ3とフロントクロスメンバ4bとの接触の解除をスムーズに行うことができるようになり、衝突側のサイドメンバ3の変形を促進して衝突エネルギーの吸収効率を更に高めることができる。
【0080】
図16は本発明の第10実施形態を示し、前記第9実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図16はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0081】
この第10実施形態の車体前部構造は、図16に示すように、サイドメンバ3の前端部内側に突起部としての第2凹部材22を設けるとともに、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に係合部23を形成してある。
【0082】
勿論、この第10実施形態にあっても、前記第2凹部材22を左右のサイドメンバ3にそれぞれ設けてあり、また、前記係合部23をフロントクロスメンバ4bの両端部にそれぞれ形成してある。
【0083】
前記第2凹部材22は、第9実施形態と同様に車両前後方向に所定間隔をおいて前方突出部22aおよび後方突出部22bを突出した構造となっているが、この第10実施形態では前方突出部22aよりも後方突出部22bの突出量を小さくした形状としてある。
【0084】
勿論、前記係合部23は、前方突出部22と突出量を小さくした後方突出部22bに沿った形状となっている。
【0085】
従って、この第10実施形態の車体前部構造にあっては、第9実施形態と同様にサイドメンバ3の前端部内側に第2凹部材22を設けるとともに、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に係合部23を形成したので、斜め前方衝突や前方側突による衝突初期には、サイドメンバ3の前端部断面は一定であるためその圧潰により衝突エネルギーの吸収効率を高めことができる。
【0086】
また、第2凹部材22は前方突出部22aよりも後方突出部22bの突出量を小さくしたので、第9実施形態と同様にサイドメンバ3とフロントクロスメンバ4bとの接触の解除をスムーズに行うことができるようになり、衝突側のサイドメンバ3の変形を促進して衝突エネルギーの吸収効率を更に高めることができる。
【0087】
図17は本発明の第11実施形態を示し、前記第9実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図17はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0088】
この第11実施形態の車体前部構造は、図17に示すように、サイドメンバ3の前端部内側に突起部としての山形部材24を設けるとともに、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に係合部25を形成してある。
【0089】
勿論、この第11実施形態にあっても、前記山形部材24を左右のサイドメンバ3にそれぞれ設けてあり、また、前記係合部25をフロントクロスメンバ4bの両端部にそれぞれ形成してある。
【0090】
前記山形部材24は、車両前後方向中央部を境として車両前方が車幅方向外方に傾斜する前方傾斜面24aと、車両後方が車幅方向外方に傾斜する後方傾斜面14bとによって、平面三角状に突出した形状としてある。
【0091】
従って、この第11実施形態の車体前部構造にあっては、第9実施形態と同様にサイドメンバ3の前端部内側に山形部材24を設けるとともに、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に係合部25を形成したので、斜め前方衝突や前方側突による衝突初期には、サイドメンバ3の前端部断面は一定であるためこれの圧潰により衝突エネルギーの吸収効率を高めことができる。
【0092】
また、山形部材24は、第9実施形態と同様にサイドメンバ3とフロントクロスメンバ4bとの接触の解除をスムーズに行うことができるようになり、衝突側のサイドメンバ3の変形を促進して衝突エネルギーの吸収効率を更に高めることができる。
【0093】
図18は本発明の第12実施形態を示し、前記第9実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図18はサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図である。
【0094】
この第12実施形態の車体前部構造は、図18に示すように、サイドメンバ3の前端部内側に突起部としての半円柱状部材26を設けるとともに、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に係合部27を形成してある。
【0095】
勿論、この第12実施形態にあっても、前記半円柱状部材26を左右のサイドメンバ3にそれぞれ設けてあり、また、前記係合部27をフロントクロスメンバ4bの両端部にそれぞれ形成してある。
【0096】
前記半円柱状部材26は、車両前後方向中央部が平面円弧状に突出した形状としてある。
【0097】
従って、この第12実施形態の車体前部構造にあっては、サイドメンバ3の前端部内側に半円柱状部材26を設けるとともに、サブフレーム4のフロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に係合部27を形成したので、斜め前方衝突や前方側突による衝突初期には、衝突方向にばら付きがある場合にもサイドメンバ3の曲げモーメントを円弧状の半円柱状部材26の動きで逃がして、フロントクロスメンバ4bに主に軸力を伝達することができ、これによって非衝突側のサイドメンバ3への荷重伝達効率をより高めることができる。
【0098】
図19は本発明の第13実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図19は車体前部の骨格構造を示す斜視図である。
【0099】
この第13実施形態の車体前部構造は、図19に示すように、フロントクロスメンバ4bに、これに作用する車幅方向の軸力に対してフロントクロスメンバ4bの変形を制御する変形制御部としての凹設部30を設けてある。
【0100】
前記凹設部30は、フロントクロスメンバ4bの車体後側部に車幅方向両端部から略等距離をもって対称に形成し、それら各凹設部30は車両前方に向かって幅狭となる平面台形状となっている。
【0101】
勿論、この第13実施形態にあっても、サイドメンバ3の前端部内側の下部に、車幅方向内方に面した第1規制面10と、車両前方に面した第2規制面11と、車両下方に面した第3規制面12とを形成してあるとともに、フロントクロスメンバ4bの車幅方向端部に、前記第1,第2,第3規制面10,11,12にそれぞれ所定間隔をもって対向し、かつ、これら第1,第2,第3規制面10,11,12に略沿った形状となる第1,第2,第3接触面13,14,15を形成してある。
【0102】
従って、この第13実施形態の車体前部構造にあっては、斜め前方衝突や前方側突時にサイドメンバ3がフロントクロスメンバ4bに接触して、衝突荷重の入力によりフロントクロスメンバ4bが変形する際に、凹設部30によってフロントクロスメンバ4bの車幅方向両端部が左右両側のサイドメンバ3との接触を維持するように制御するため、非衝突側のサイドメンバ3への荷重伝達を効率良く行うことができる。
【0103】
図20は本発明の第14実施形態を示し、前記第13実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図20は車体前部の骨格構造を示す斜視図である。
【0104】
この第14実施形態の車体前部構造は、図20に示すように、第13実施形態と同様にフロントクロスメンバ4bの車体後側部に、車幅方向両端部から略等距離をもって対称に変形制御部としての凹設部31を設けてあり、各凹設部31は円弧状の窪みとして形成してある。
【0105】
従って、この第14実施形態の車体前部構造にあっても、斜め前方衝突や前方側突時にサイドメンバ3がフロントクロスメンバ4bに接触して、衝突荷重の入力によりフロントクロスメンバ4bが変形する際に、凹設部31によってフロントクロスメンバ4bの車幅方向両端部が左右両側のサイドメンバ3との接触を維持するように制御するため、非衝突側のサイドメンバ3への荷重伝達を効率良く行うことができる。
【0106】
図21は本発明の第15実施形態を示し、前記第13実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図21は車体前部の骨格構造を示す斜視図である。
【0107】
この第15実施形態の車体前部構造は、図21に示すように、フロントクロスメンバ4bに、これに作用する車幅方向の軸力に対してフロントクロスメンバ4bの変形を制御する変形制御部としての湾曲部32を設けてある。
【0108】
前記湾曲部32は、フロントクロスメンバ4bを全体的に車両前方に突出して湾曲させて形成してある。
【0109】
従って、この第15実施形態の車体前部構造にあっては、斜め前方衝突や前方側突時にサイドメンバ3がフロントクロスメンバ4bに接触して、衝突荷重の入力によりフロントクロスメンバ4bが変形する際に、湾曲部32によってフロントクロスメンバ4bの車幅方向両端部が左右両側のサイドメンバ3との接触を維持するように制御するため、非衝突側のサイドメンバ3への荷重伝達を効率良く行うことができる。
【0110】
ところで、本発明の車体前部構造は前記第1〜第15実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象とする車両の斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態における車体前部の骨格構造を示す斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態における衝突荷重の入力時の挙動を(a)〜(c)によって順を追って示す車体前部の平面図。
【図4】図3(a)中A部の非衝突状態の拡大斜視図。
【図5】図3(a)中A部の衝突状態の拡大斜視図。
【図6】図3(b)中B部の拡大斜視図。
【図7】図3(b)中C部の拡大斜視図。
【図8】本発明の第2実施形態における車体前部の骨格構造を示す斜視図。
【図9】本発明の第3実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図10】本発明の第4実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図11】本発明の第5実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図12】本発明の第6実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図13】本発明の第7実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図14】本発明の第8実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図15】本発明の第9実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図16】本発明の第10実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図17】本発明の第11実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図18】本発明の第12実施形態におけるサイドメンバとフロントクロスメンバの対向部分を示す要部斜視図。
【図19】本発明の第13実施形態における車体前部の骨格構造を示す斜視図。
【図20】本発明の第14実施形態における車体前部の骨格構造を示す斜視図。
【図21】本発明の第15実施形態における車体前部の骨格構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1 車体
3 サイドメンバ
4 サブフレーム
4a サイドフレーム
4b フロントクロスメンバ
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F 第1規制面
11,11A,11B,11C,11D,11E,11F 第2規制面
12,12A,12B,12C,12D,12E,12F 第3規制面
13,13A,13B,13C,13D,13E,13F 第1接触面
14,14A,14B,14C,14D,14E,14F 第2接触面
15,15A,15B,15C,15D,15E,15F 第3接触面
20 第1凹部材(突起部)
20a 前方突出部
20b 後方突出部
21,23,25,27 係合部
22 第2凹部材(突起部)
22a 前方突出部
22b 後方突出部
24 山形部材(突起部)
26 半円柱状部材(突起部)
30,31 凹設部(変形制御部)
32 湾曲部(変形制御部)

Claims (9)

  1. 車体前部の車幅方向両側に車両前後方向に延在配置したサイドメンバと、これらサイドメンバの下方に配置されてパワーユニットを支持したサブフレームとを備え、
    前記サブフレームは、車両前後方向に延在した1対のサイドフレームと、各サイドフレームの前端部に跨って連結したフロントクロスメンバと、を備えた車体前部構造であって、
    前記サイドメンバの前端部内側に、少なくとも車幅方向内方に面した第1規制面と車両前方に面した第2規制面とを形成するとともに、
    前記フロントクロスメンバの車幅方向端部に、前記第1,第2規制面にそれぞれ所定間隔をもって対向し、かつ、これら第1,第2規制面に略沿った形状の第1,第2接触面を形成したことを特徴とする車体前部構造。
  2. サブフレームのサイドフレームを、サイドメンバよりも車幅方向外方に突出させて配置したことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. サブフレームのサイドフレームを、サイドメンバよりも車幅方向内方に引っ込めて配置したことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  4. 第1規制面は、車両前後方向に沿って垂直な面、または車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面、若しくは車両下方に向かって車幅方向外方に傾斜する面、更にまた車両下方に向かって車幅方向外方に傾斜しつつ車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面であり、
    第2規制面は、車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面、または車幅方向に沿って垂直な面およびこの垂直な面の内側端から車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面からなる2面、若しくは車両前方に湾曲して突出する円弧面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車体前部構造。
  5. 第1規制面は、車両下方に向かって車幅方向内方に傾斜する面、または車両下方に向かって車幅方向内方に傾斜しつつ車両後方に向かって車幅方向内方に傾斜する面であり、
    第2規制面は、車幅方向に沿って垂直な面およびこの垂直な面の内側端から車幅方向内方に向かって車両後方に傾斜する面からなる2面、または車両前方に湾曲して突出する円弧面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車体前部構造。
  6. 車体前部の車幅方向両側に車両前後方向に延在配置したサイドメンバと、これらサイドメンバの下方に配置されてパワーユニットを支持したサブフレームとを備え、
    前記サブフレームは、車両前後方向に延在した1対のサイドフレームと、これらサイドフレームの前端部に跨って連結したフロントクロスメンバと、を備えた車体前部構造であって、
    前記サイドメンバの前端部内側に、車両前後方向に所定の突出形状とした突起部を設けるとともに、
    前記フロントクロスメンバの車幅方向端部に、前記突起部に所定間隔をもって対向し、かつ、この突起部に略沿った形状とした係合部を形成したことを特徴とする車体前部構造。
  7. 突起部は、車両前後方向に所定間隔をおいて突出した前方突出部と後方突出部とを備えていて、この後方突出部が車両後方に向かって鈍角に開く第1凹部材、または車両前後方向に所定間隔をおいて突出した前方突出部と後方突出部とを備えていて、この前方突出部よりも後方突出部の突出量を小さくした第2凹部材、若しくは車両前後方向中央部が平面三角状に突出する山形部材、または車両前後方向中央部が平面円弧状に突出する半円柱状部材であることを特徴とする請求項6に記載の車体前部構造。
  8. フロントクロスメンバに、これに作用する車幅方向の軸力に対してフロントクロスメンバの変形を制御する変形制御部を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の車体前部構造。
  9. 変形制御部は、フロントクロスメンバの車体後側部に車幅方向両端部から略等距離をもって対称に形成した凹設部、またはフロントクロスメンバを全体的に車両前方に突出して湾曲させた湾曲部であることを特徴とする請求項8に記載の車体前部構造。
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