JP2004275596A - 飲料用ストローおよびこの製造方法ならびに飲料入り飲料容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】傾斜面21の後退側には切断防止部23が形成されている。この切断防止部23は、飲料用ストロー15を構成する筒状材の端面を丸めた(R加工した)ものであり、先鋭部22に隣接して形成されている。切断防止部23は、ストローユニット15aの一方の開口を斜めに切断して傾斜面21の形成した後、スポット加熱等の手段によって傾斜面21の後退側を一定幅だけ加熱するなどして、飲料用ストロー15を構成する筒状材の端面を一部だけ丸めて形成すればよい。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は飲料用ストローおよび飲料容器に関する。さらに詳しくは、開口面を封止膜で密封された飲料容器に収容されている飲料の吸飲に好適な飲料用ストローおよびこの製造方法ならびに飲料入り飲料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、カップ状や箱状の紙容器やプラスチック容器に清涼飲料等を封入する飲料容器は、内容物の保存性や可搬性に優れているため、広く用いられている。こうした飲料容器は開口部がアルミ箔や樹脂膜等からなる封止膜で覆われているのが一般的であり、飲料容器から飲料を吸飲する際には、この封止膜を飲料用ストローの一端で突き破り、飲料用ストローを飲料容器内に挿入するのが一般的である。
【0003】
このような飲料用ストローは、例えば、その直径が3〜10mm程度の合成樹脂からなるものであって、飲料容器の封止膜を突き破り易くするために、一方の端部が鋭角に切断されているものが多い。また、飲料容器の高さよりも大きく突出することなく飲料容器の側面に添付させるために、2段式など多段式ストローが多く使用されている。
【0004】
こうした一方の端部が鋭角に切断された飲料用ストローを用いて飲料容器の封止膜を突き破ると、多くの場合は飲料用ストローの断面形状に近似した形に封止膜の切片が切り出され、一端で封止膜に繋がった状態にされる。しかしながら、飲料用ストローの刺通角度や刺通速度によっては、飲料用ストローの刺通によって生じる飲料用ストローの断面形状に近似した封止膜の切片が封止膜から完全に切り離されてしまうおそれがあった。こうした封止膜から完全に切り離された封止膜の切片が、飲料容器内の飲料に落下することがあると、例えば封止膜の外面側が汚れていた場合に、飲料を汚染する懸念があった。また、切り離された封止膜の切片が飲料容器内の飲料に落下することがあると、飲料用ストローによって飲料と共に吸飲してしまうことも考えられない訳ではなかった。
【0005】
こうした事例に対応して、飲料用ストローの刺通によって飲料容器内の封止膜の切片が封止膜から切り離されて飲料に落下しても、封止膜の切片を飲料用ストローによって飲料と共に吸飲してしまうことを防止する飲料用ストローが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−253415号公報
【0007】
こうした特許文献1によれば、飲料用ストローの刺通によって飲料容器内の封止膜の切片が封止膜から切り離されて飲料に落下しても、封止膜の切片が飲料用ストローの内部に侵入するのを防止する手段を有している。例えば、飲料用ストローの内部を十字状に変えたストロー、また先端に尖塔状部分を形成した飲料用ストローが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような飲料用ストローは、飲料用ストローの刺通によって、飲料容器内の封止膜の切片が封止膜から切り離されて飲料に落下した場合に、この封止膜の切片の吸飲を防止する効果はあるが、飲料用ストローの刺通によって、飲料容器内の封止膜の一部が封止膜から切り離されて飲料に落下すること自体を防ぐことはできない。従って、封止膜から完全に切り離された封止膜の切片が飲料容器内の飲料に落下して飲料を汚染する懸念を解決することはできなかった。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、飲料用ストローの刺通に際して、飲料容器内の封止膜の切片が封止膜から切り離されて飲料に落下することのない飲料用ストローおよびおよびこの製造方法ならびにこれを備えた飲料入り飲料容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明においては、
1.軸に沿って延び両端が開口を成す筒状の飲料用ストローであって、一方の開口端に飲料容器の封止膜の一部を切り開く先鋭部と、この先鋭部に隣接して形成され前記先鋭部によって切り開かれた封止膜の一部の切断離脱を防止する切断防止部とを形成したことを特徴とする飲料用ストロー、
2.軸に沿って延びるとともに両端が開口を成し、一方の開口が軸に対して傾斜した傾斜面を成している筒状の飲料用ストローであって、前記傾斜面の突出側に飲料容器の封止膜の一部を切り開く先鋭部を形成するとともに、前記傾斜面の後退側に前記先鋭部によって切り開かれた封止膜の一部の切断離脱を防止する切断防止部を形成したことを特徴とする飲料用ストロー、
3.前記切断防止部は、前記開口の側端縁の一部を丸めたことを特徴とする1または2に記載の飲料用ストロー、
4.前記傾斜面の傾斜角度を、前記切断防止部では前記先鋭部よりも前記軸に対して大きくしたことを特徴とする2に記載の飲料用ストロー、
5.前記切断防止部は、前記開口の側端縁の一部を屈曲させ、前記傾斜面の開口面積を狭めたことを特徴とする2ないし4のいずれか1項に記載の飲料用ストロー
6.前記切断防止部は、前記開口の側端縁の一部に切り込み部を形成したものであることを特徴とする2ないし5のいずれか1項に記載の飲料用ストロー、
7.軸に沿って延びるとともに両端が開口を成し、一方の開口が軸に対して傾斜した傾斜面からなる刺通部を有する飲料用ストローであって、前記傾斜面の周縁を丸めたことを特徴とする飲料用ストロー、
8.前記飲料用ストローは、直径が互いに異なる複数のストローユニットを入れ子構造にして、軸方向に長さを可変としたことを特徴とする2ない7のいずれか1項に記載の飲料用ストロー
9.前記飲料用ストローを構成する複数のストローユニットのうちの先端側のストローユニットの断面形状を他のストローユニットの断面形状と異なる形状にしたことを特徴とする8に記載の飲料用ストロー、
10.軸に沿って延びるとともに両端が開口を成し、一方の開口が軸に対して傾斜した傾斜面からなる刺通部を有する飲料用ストローの製造方法であって、前記傾斜面の形成後にこの前記傾斜面の周縁を輻射熱で加熱することを特徴とする飲料用ストローの製造方法、及び
11.1ないし9に記載の前記飲料用ストローと、封止膜を備えた飲料収納体とから構成されることを特徴とする飲料入り飲料容器が、それぞれ提供される
【0011】
上述した飲料用ストローによれば、前記先鋭部によって切り開かれた封止膜の一部が切断され離脱することが防止される。従って、封止膜の一部が飲料に落下して飲料を汚染したり、封止膜の一部が飲料に落下してこれを吸飲してしまうといったことを防止することができる。
【0012】
一般的に、飲料容器の封止膜が飲料用ストローの刺通によって円形状にくり抜かれるのは、丁度パンチで穴を開けるようにせん断力が働いて切断される場合が主であると考えられる。封止膜で覆われた飲料に用いられる飲料用ストローの先端部は、斜めに切断され軸に対して傾斜した傾斜面を成しており、傾斜面の突出側がまず樹脂フィルムを切裂いて開口部を作り、その後、傾斜面の後退側ではせん断力が十分働かず通常であれば円形状にはくり抜かれることはないが、まれに傾斜面の後退側でも切断されることがある。とくに剛性の高い樹脂フィルムを封止膜として用いた場合に切断されやすく、さらにアルミ箔を主体とした封止膜などはより切断されやすくなっている。したがって、本発明においては、飲料用ストローの先端部分にせん断力を発生させにくい切断防止部を積極的に設けることにより、飲料用ストローによる封止膜の切抜きに基づく切片の発生を防止することができるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を主として2段式のストローを例として、図面を参照して説明する。なお、以下に参照する各図面は、発明を明確に説明するために一部強調して描かれており、各部分の寸法を限定するものではない。図1は、本発明の飲料用ストローが備えられている容器入り飲料製品を示す外観斜視図である。図1(A)の容器入り飲料製品11は、内部に飲料を収容した飲料収納体である飲料容器12を備えている。飲料容器(飲料収納体)12は、例えばプラスチックから形成されたカップ状の容器本体13と、この容器本体13の上面開口を密封する封止膜14、および飲料用ストロー15とを備えている。封止膜14は、例えばアルミニウム箔の両面に樹脂層を形成したものが用いられる。飲料用ストロー15は、例えば収納袋16に収納された状態で容器本体13の側面に貼付されている。
【0014】
なお、図1(B)に示すように、容器入り飲料製品71の飲料容器72を、例えば直方体形状に形成した紙製の容器本体73と、この容器本体73の上面の一部に形成した封止膜74と、飲料用ストロー75とから構成してもよい。この例では、封止膜74は飲料用ストロー75の直径程度の大きさで露出していればよい。
【0015】
図2は本発明の飲料用ストローの収縮状態での構造を示す断面図であり、図3はその伸長状態を示す。飲料用ストロー15は、例えば2段伸長式に構成され、2つのストローユニット15a,15bとが入れ子構造に組み合わされている。なお、ここでストローユニットとは、飲料用ストローを構成する1つの管からなるストローをいう。こうした飲料用ストロー15は、ストローユニット15bからストローユニット15aを引き出すことによって、図2に示す収縮状態と図3に示す伸長状態との間で軸Sに沿ってその長さを変えることが可能な構造となっている。
【0016】
ストローユニット15bはストローユニット15aよりも直径が大きく形成され、ストローユニット15bの内部にストローユニット15aの一部が収納されている。こうした飲料用ストロー15は管径が例えば3〜10mm、管の肉厚が0.1〜0.5mmに設定される。ストローユニット15bの一端は吸飲口20とされ、ストローユニット15bからストローユニット15aが飛び出ることのないように直径が狭められている。
【0017】
ストローユニット15bの他端には係合部17が形成されている。この係合部17は、ストローユニット15aをストローユニット15bから引き出して飲料用ストロー15を図3に示す伸長状態にした際に、ストローユニット15aの端部に形成された係合突起18と係合する。こうして係合部17と係合突起18とを係合させることで、飲料用ストロー15で封止膜14を突き破る際に、伸長状態にさせた飲料用ストロー15が収縮状態に戻ってしまうことを防止する。また、図示しないが、ストローユニットの胴部側面の、飲用時に飲料容器開孔部と接する部分には、容器内が減圧にならないように、凸条および/または凹条が設けられ、飲料を吸飲する際に飲料容器内外の圧力差が発生しないようにされていることが好ましい。
【0018】
図4は飲料用ストロー15の一方の開口側を示した拡大斜視図であり、図5はその拡大断面図である。ストローユニット15aの一方の開口は、飲料用ストロー15の伸長方向である軸Sに対して傾斜した傾斜面21を形成している。傾斜面21は、軸Sに対して角度αで傾斜している。こうした角度αは、例えば40〜65°、好ましくは55〜65°であれば良い。こうした傾斜面21の形成によって、傾斜面21の突出側には例えば40〜65°で先端が尖った先鋭部22が形成される。先鋭部22は、後ほど詳述するように、飲料用ストロー15で封止膜14を突き破る際に封止膜14の一部を切り開く作用をする。なお、傾斜面21の角度が65°を越えると開口性が低下しやすくなり、傾斜面21の角度が40°未満になると先端部の剛性が不足し、飲料用ストロー15で封止膜14を突き破る際に先鋭部22が曲がり易くなってしまう傾向がある。
【0019】
傾斜面21の後退側には切断防止部23が形成されている。この切断防止部23は、飲料用ストロー15を構成する筒状材の端面を丸めた(R加工した)ものであり、先鋭部22に隣接して形成されている。切断防止部23の長さLは、例えば傾斜面21の曲周に沿って0.5mm以上、好ましくは1mm以上に形成されればよい。このような切断防止部23は、ストローユニット15aの一方の開口を斜めに切断して傾斜面21を形成した後、スポット加熱等の手段によって傾斜面21の後退側を一定幅だけ加熱するなどして、飲料用ストロー15を構成する筒状材の端面を一部だけ丸めて形成すればよい。
【0020】
以上のように、飲料用ストロー15の一方の開口側は、伸長方向である軸Sに対して傾斜した傾斜面21を形成して、傾斜面21の突出側に先端が尖った先鋭部22を形成すると共に、傾斜面21の後退側に、飲料用ストロー15を構成する筒状材の端面を丸めた切断防止部23が形成されている。
【0021】
次に、上述した構成の本発明の飲料用ストローの作用を説明する。飲料用ストロー15を飲料容器12内の飲料30の吸飲に用いる際には、図6に示すように、飲料用ストロー15の傾斜面21が形成された側を下にして、飲料容器12の封止膜14に向けて飲料用ストロー15を強く押し付ける。すると、図7に示すように、先鋭部22が封止膜14の一部を切り開く。更に飲料用ストロー15を刺通させると傾斜面21によって封止膜14に形成された開口31が広げられるとともに、封止膜14の一部が切り開かれた切片14aが飲料30に向けて延びる。
【0022】
やがて、図8に示すように、封止膜14に形成された開口31が飲料用ストロー15の直径と同じ程度にまで広げられると、封止膜14の切片14aの付け根部分は、飲料用ストロー15の切断防止部23に当たって、これ以上は開口31の大きさが広がらなくなる。この時、傾斜面21の後退側に飲料用ストロー15を構成する筒状材の端面を丸めた切断防止部23を形成することによって、封止膜14の切片14aが傾斜面21の後退側端部で切断されることを確実に防止する。端面が丸められた切断防止部23は、切片14aが封止膜14に繋がったまま飲料用ストロー15が封止膜14をスムーズに刺通するように作用する。
【0023】
このように、飲料用ストロー15を構成する筒状材の端面を丸めた切断防止部23を飲料用ストロー15の一端に形成することによって、封止膜14の切片14aが傾斜面21の後退側端部で切断されることを確実に防止することができる。従って、飲料用ストロー15の刺通の際に、封止膜14の切片14aが切断されて飲料30に落下し、飲料30が汚染されることを確実に防止することが可能になる。従って、切片14aを誤って吸飲してしまうということも防止することができる。
【0024】
なお、切断防止部の形状は、上述した実施形態の如く飲料用ストローを構成する筒状材の端面を丸める以外にも、各種形状が採用可能である。以下、切断防止部の形状を図面を交えて順に列記する。
【0025】
図9は、切断防止部41として、飲料用ストロー15の側端縁の一部を屈曲させて平坦化し、飲料用ストロー15の開口面積を狭めた例である。この例では、飲料用ストロー15の先端横断面が、平行でなく、その後ろに続く部分より狭くされたものであることを特徴としている。この場合、先端が先鋭化されており、飲料容器の封止膜を刺通しやすくなっているにもかかわらず、封止膜の切片を切断しにくくなっている。また、先端部に続く部分は断面積が大であるので、先端部が細くなっていても圧損が少なく飲料のスムースな吸引が可能である。また、切断防止部41の先端端面を丸めることで、封止膜の切片の切断防止効果を高めることができる。また、図9で示される切断防止部41は押込まれた部分が略三角形状であるが、単に押込むだけでなく、押込部の先端端面形状を直線的で無くすることによりさらに、切断防止効果が増大する。なお、傾斜面21や先鋭部22などの構造は前記第1実施形態と同様であり、同様の符号を付してある。
【0026】
図10は図9に示す切断防止部の押込形状を飲料用ストロー15の内径方向にひだ状に張り出させて谷状部42を形成し、この谷状部42を切断防止部とした例である。また、図11は、図9に示す切断防止部の押込形状を飲料用ストロー15の内径方向に2箇所で張り出させて2つの谷状部43を形成し、この2つの谷状部43を切断防止部とした例である。このような谷状部42や谷状部43の先端端面を丸めることで、封止膜の切片の切断防止効果をさらに高めることが可能である。なお、傾斜面21や先鋭部22などの構造は前記第1実施形態と同様であり、同様の符号を付してある。
【0027】
図12は飲料用ストロー15の切断防止部として切込み部44を設けたものである。切込み部44は図12に示す形状のものだけでなく、図13に示すように切込み部45の一部を飲料用ストロー15の内径方向に折り曲げた折込部45aを形成して切断防止部としてもよい。こうした切断防止部45を構成する切込み部のサイズは特に限定されるものではないが、正面から見て飲料用ストロー15の円周に沿って幅0.2〜3mm程度、飲料用ストロー15の軸長に沿った切込み長さは0.2〜3mmとすることが好ましい。なお、図12や図13に示す実施形態においても、傾斜面21や先鋭部22などの構造は前記第1実施形態と同様であり、同様の符号を付してある。
【0028】
飲料用ストローを2段式とした場合、図14に示すように、先端側のストローユニットの断面形状を吸飲側のストローユニットの断面形状と変えても良い。飲料用ストロー51は先端側のストローユニット51aと吸飲側のストローユニット51bから構成されている。そして、先端側のストローユニット51aの切断防止部52として、ストローユニット51aの先端部分の断面を円形とせず、先端につづく後半部の断面を円にすることにより、封止膜が繰抜かれ脱落が防止できるだけでなく、飲料と一体化して使用する前まではかさばらずサイズを小さくし、使用時には伸長して長くなり使用しやすい多段式ストローを得ることができる。
【0029】
こうした先端側のストローユニット51aの切断防止部52として、飲料用ストロー51の先端側の断面形状は、例えば図15に示すように、凸条53であればよい。こうした凸条53の長さは、先端から20mm以内、好ましくは10mm以内、より好ましくは5mm以内とすることができる。また先端部断面の異形部(断面円形ではない部分)は、先端部付近にのみ形成されれば充分である。逆に、異形部が長くなりすぎると、多段式ストローとしての機能が低下し易い。これ以外にも、先端側のストローユニット51aの切断防止部52として、飲料用ストロー51の先端側の断面形状を、例えば図16に示す2本の溝とそれらに挟まれた凸条54や、図17に示す溝55としてもよい。特に図15および図16に示す外方に突出した凸条であれば、凸条部はストローユニット51aの先端部をすり抜けることができず、ストローユニット51aの後端の縮径部がない場合でも、ストローユニット51bからストローユニット51aが飛び出ないようにすることが可能となる。
【0030】
図18に示すように、飲料用ストロー61の切断防止部62として、飲料用ストロー61の先鋭部63の軸Sに対する角度よりも、切断防止部62の軸Sに対する角度を大きくしてもよい。具体的には、先鋭部63の軸Sに対する角度βが40〜65°のときに、切断防止部62の軸Sに対する角度γは65°を越え115°以下であることが好ましく、80〜100°の範囲であることが好ましい。切断防止部62の軸Sに対する角度γがこれらの範囲であれば、飲料容器の封止膜の切片の切断を防止することができる。なお、図18に示す実施形態においても、傾斜面21などその他の構造は前記第1実施形態と同様であり、同様の符号を付してある。
【0031】
図19(a)に示すように、飲料用ストロー81の傾斜面82全体を飲料入り飲料容器の封止膜を刺通する刺通部83として構成してもよい。こうした飲料用ストロー81では、傾斜面82の周縁を全周に亘り丸めて切断防止部84としてもよい。図19(b)に示す傾斜面82を形成した直後の飲料用ストロー81に切断防止部84を形成するには、傾斜面82を加熱することで傾斜面82の角部85を熱で丸めればよい。
【0032】
こうした加熱は、例えば輻射熱を用いるのが好ましい。具体的には、環状ヒータや遠赤外線などを熱源として、この熱源に飲料用ストロー81の傾斜面82を近づけたり、あるいは熱風を飲料用ストロー81の傾斜面82に吹き付けたりして、傾斜面82の表面温度を飲料用ストロー81を構成する筒状素材が軟化する温度程度に加熱すればよい。
【0033】
傾斜面82は、製造時工程で鋭利なカッター等で飲料用ストロー81を構成する筒状素材を斜めに切断することにより形成され、傾斜面82の周縁は先鋭な角部85が形成されているが、こうした傾斜面82、すなわち刺通部83全体を加熱することによって、この角部85が丸められ、切断防止部84が形成される。なお、図19(a)に示す切断防止部84の形状は、発明を明確に説明するために一部強調して描かれており、実際に角部85を丸める度合いは、例えば、傾斜面82全体を10〜30倍に拡大して観察した際に、加熱前後で角部85が丸められたことが視認できる程度であればよい。
【0034】
このように傾斜面82の角部85を丸めると、角部85を丸めない場合よりも、飲料容器の封止膜を刺通するために必要な力は若干大きくなるが、剛性の高い合成樹脂、例えばホモ−ポリプロピレンなどを用いて、傾斜面82の角度を例えば40〜65°の範囲で適宜調整したりすることによって、従来通りの封止膜に対する刺通性を維持することができる。
【0035】
上述した各実施形態の切断防止部はいずれも、合成樹脂からなる切断したストロー管を熱を用いて後加工することにより容易に製造することができる。例えば、先端部端面に丸みを持たせるためには、切断されたストロー管の端面の一部に熱を加えることで容易に製造することができる。また、他の態様のストロー先端部の成形については、加熱された雄型、雌型からなる金型を用い必要に応じて加熱しつつ狭持することで容易に成形することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の飲料用ストローおよびこの製造方法ならびに飲料入り飲料容器によれば、先鋭部によって切り開かれた封止膜の一部が切断され離脱することが防止される。従って、封止膜の一部が飲料に落下して飲料を汚染したり、封止膜の一部が飲料に落下してこれを吸飲してしまうといったことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の飲料用ストローを備えた容器入り飲料製品を示す外観斜視図である。
【図2】図2は、本発明の飲料用ストローの収縮状態における断面図である。
【図3】図3は、本発明の飲料用ストローの伸長状態における断面図である。
【図4】図4は、本発明の飲料用ストローの先端部分の拡大斜視図である。
【図5】図5は、本発明の飲料用ストローの先端部分の拡大断面図である。
【図6】図6は、本発明の飲料用ストローの作用を説明する説明図である。
【図7】図7は、本発明の飲料用ストローの作用を説明する説明図である。
【図8】図8は、本発明の飲料用ストローの作用を説明する説明図である。
【図9】図9は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する拡大斜視図である。
【図10】図10は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する拡大斜視図である。
【図11】図11は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する拡大斜視図である。
【図12】図12は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する拡大斜視図である。
【図13】図13は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する拡大斜視図である。
【図14】図14は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する斜視図である。
【図15】図15は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する断面図である。
【図16】図16は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する断面図である。
【図17】図17は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する断面図である。
【図18】図18は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する拡大断面図である。
【図19】図19は、本発明の飲料用ストローの他の実施形態を説明する拡大断面図である。
【符号の説明】
12 飲料容器(飲料収納体)
15 飲料用ストロー
21 傾斜面
22 先鋭部
23 切断防止部
83 刺通部
Claims (11)
- 軸に沿って延び両端が開口を成す筒状の飲料用ストローであって、一方の開口端に飲料容器の封止膜の一部を切り開く先鋭部と、この先鋭部に隣接して形成され前記先鋭部によって切り開かれた封止膜の一部の切断離脱を防止する切断防止部とを形成したことを特徴とする飲料用ストロー。
- 軸に沿って延びるとともに両端が開口を成し、一方の開口が軸に対して傾斜した傾斜面を成している筒状の飲料用ストローであって、
前記傾斜面の突出側に飲料容器の封止膜の一部を切り開く先鋭部を形成するとともに、前記傾斜面の後退側に前記先鋭部によって切り開かれた封止膜の一部の切断離脱を防止する切断防止部を形成したことを特徴とする飲料用ストロー。 - 前記切断防止部は、前記開口の側端縁の一部を丸めたことを特徴とする請求項1または2に記載の飲料用ストロー。
- 前記傾斜面の傾斜角度を、前記切断防止部では前記先鋭部よりも前記軸に対して大きくしたことを特徴とする請求項2に記載の飲料用ストロー。
- 前記切断防止部は、前記開口の側端縁の一部を屈曲させ、前記傾斜面の開口面積を狭めたことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の飲料用ストロー。
- 前記切断防止部は、前記開口の側端縁の一部に切り込み部を形成したものであることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の飲料用ストロー。
- 軸に沿って延びるとともに両端が開口を成し、一方の開口が軸に対して傾斜した傾斜面からなる刺通部を有する飲料用ストローであって、 前記傾斜面の周縁を丸めたことを特徴とする飲料用ストロー。
- 前記飲料用ストローは、直径が互いに異なる複数のストローユニットを入れ子構造にして、軸方向に長さを可変としたことを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載の飲料用ストロー。
- 前記飲料用ストローを構成する複数のストローユニットのうちの先端側のストローユニットの断面形状を他のストローユニットの断面形状と異なる形状にしたことを特徴とする請求項8に記載の飲料用ストロー。
- 軸に沿って延びるとともに両端が開口を成し、一方の開口が軸に対して傾斜した傾斜面からなる刺通部を有する飲料用ストローの製造方法であって、
前記傾斜面の形成後にこの前記傾斜面の周縁を輻射熱で加熱することを特徴とする飲料用ストローの製造方法。 - 請求項1ないし9に記載の前記飲料用ストローと、封止膜を備えた飲料収納体とから構成されることを特徴とする飲料入り飲料容器。
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