JP2004273236A - 高周波回路用同軸コネクタ - Google Patents

高周波回路用同軸コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2004273236A
JP2004273236A JP2003061346A JP2003061346A JP2004273236A JP 2004273236 A JP2004273236 A JP 2004273236A JP 2003061346 A JP2003061346 A JP 2003061346A JP 2003061346 A JP2003061346 A JP 2003061346A JP 2004273236 A JP2004273236 A JP 2004273236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial connector
conductor
frequency circuit
housing
high frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003061346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4129194B2 (ja
Inventor
Akira Yoshizawa
晃 吉澤
Kazuhiro Mori
和宏 守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2003061346A priority Critical patent/JP4129194B2/ja
Publication of JP2004273236A publication Critical patent/JP2004273236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4129194B2 publication Critical patent/JP4129194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】筐体内の基板上に形成された高周波伝送線路と接続される高周波回路用同軸コネクタであって、整合性が優れ、且つ安定した強固な接続が可能なコネクタを提供する。
【解決手段】高周波回路用同軸コネクタを、基板上の高周波伝送線路と接続する内部導体と、内部導体の外側に周設された誘電体と、誘電体の外側に周設された外部導体と、外部導体と筐体内の基板の接地導体とを筐体を介して短絡するためのばね状の部材とを備えた構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信用送受信機等に使用する高周波回路用同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高周波回路用同軸コネクタは、広く高周波機器に用いられているが、例えば特開平9−283962号公報(特許文献1)に見られるように、マイクロ波回路を実装した基板を筐体内に設けたマイクロ波装置にも用いられている。
【0003】
上記のように、筐体内の基板上に形成された高周波回路と接続される同軸コネクタの接続構造の従来例を図5及び図6に示す。
【0004】
これらの図中、1は筐体、2は基板、3は接地導体、5は内部導体、6は外部導体、8はフランジ、9は止めねじ、12及び14はそれぞれ同軸コネクタ、15は雄ねじ部を示す。
【0005】
図5の同軸コネクタ12はフランジ式のコネクタであり、外部導体6はそれと一体に形成されたフランジ8を止めねじ9で締め付けることにより筐体1に接続、固定される。一方、内部導体5と基板2上の伝送線路配線とは、はんだ付けにより接続される。
【0006】
図6の同軸コネクタ14はねじ込み式のコネクタであり、外部導体6の外面には、雄ねじ部14が加工されており、筐体1に加工された雌ねじ部にねじ込んで外部導体接続が行われる。内部導体5は上記と同様、はんだ付けにより接続される。
【0007】
【特許文献1】特開平9−283962号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来の同軸コネクタを用いて筐体内の高周波回路と接続する場合、以下のような問題点があった。
【0009】
図5のコネクタ接続の場合、基板2上の伝送線路配線と同軸コネクタ12の内部導体5とは空中配線で直接接続されるが、基板2の接地導体3と外部導体6とは筐体1を介しての接続となる。しかも、接地導体3は筐体1に直接固定、接続されるが、筐体1と外部導体6とは、図示のように、空隙13をはさんだ状態での接続となる。この空隙13は機械加工の精度上不可避のものであるが、その存在のため、高周波的に問題を生じる。すなわち、空隙13が存在するためインピーダンスの不整合が発生し、無視できない透過損失(リターンロス)を生じる。
【0010】
上記透過損失は、基板2の接地導体3から、筐体1を介してのコネクタの外部導体6の先端までの導通距離が、長いほど大きく、また不整合の度合いが大きくなる。また、この悪影響は周波数が高いほど顕著となる。したがって、高周波での透過損失を低減するためには筐体1を介しての導通距離を短くする必要があるが、図5のような接続構造では短縮化はできない。
【0011】
一方、図6のようなねじ込み式の接続構造の場合、上記導通距離は前者に比べ短くなり透過損失は少なくなるが、ねじが緩む方向に力が加わった場合、コネクタが回転し、はんだ付けされた配線パターンを破損してしまうおそれがある。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は筐体内の基板上に形成された高周波伝送線路と接続される高周波回路用同軸コネクタであって、整合性が優れ、且つ安定した強固な接続が可能なコネクタを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に係る本発明は、筐体内の基板上に形成された高周波回路と接続される高周波回路用同軸コネクタであって、前記基板上の高周波伝送線路と接続する内部導体と、該内部導体の外側に周設された誘電体と、該誘電体の外側に周設された外部導体と、該外部導体と前記筐体内の基板の接地導体とを前記筐体を介して短絡するためのばね状の部材とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載の高周波回路用同軸コネクタにおいて、前記ばね状の部材が前記外部導体と一体に形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の高周波回路用同軸コネクタの第1の実施形態の側面図及び正面図、図2は、図1の同軸コネクタを接続した状態の説明図である。図中、4は本発明の同軸コネクタで、その外部導体6の先端には、先端を分割した弾性部7が設けられ、また外部導体には4個の取付孔を有するフランジ8が設けられている。
【0016】
図2に示すように、同軸コネクタ4の外部導体6は、筐体1に設けた、当接面を有する外部導体接続部に挿入し、弾性部7の先端を該当接面に押し当て、フランジ8を止めねじ9を用いて筐体1に固定する。
【0017】
上記のようにして取り付けられるので、コネクタ4の外部導体6は直接、強固に筐体1に接続され、同時に、導通距離の短い接続が実現する。
【0018】
次に、第2の実施形態について述べる。図3は、同軸コネクタの接続方法の説明図、図4は、該コネクタを接続した状態の説明図である。本実施形態の同軸コネクタは、図5の従来例と同様な形式のフランジ式同軸コネクタ本体10と、皿ばね座金11とにより構成される。
【0019】
本実施形態では、外部導体6の先端面とこれに相対する筐体1の対面との間に、図示のように皿ばね座金11が挿入される。上記対面間の間隙寸法はばね座金11に適すように設定されており、コネクタの取付はフランジ8を止めねじ9で締め付けて行う。
【0020】
上記のようにして取り付けられるので、同軸コネクタ本体10の外部導体6は、皿ばね座金11を介して、筐体1に強固に接続され、同時に、導通距離の短い接続が実現する。図7に、図4に示す本発明の同軸コネクタ(A)と図4に示す同軸コネクタ(B)とのリターンロスの測定結果を示す。図7より、1.0〜1.5dB特性が改善していることがわかる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、筐体内の基板上に形成された高周波回路と接続される高周波回路用同軸コネクタにおいて、コネクタの構成を通常構成の内部導体、誘電体、外部導体に加え、外部導体と筐体内の基板の接地導体とを筐体を介して短絡するためのばね状の部材とを備えたものとしたものであり、本発明の同軸コネクタを筐体側に接続した場合、外部導体はばね状の部材を介して対面する筐体に導通距離短く接続されることになり、従来構成の同軸コネクタの場合のような空隙の存在によるインピーダンス不整合の発生を抑制することができ、整合性が優れた高周波回路用同軸コネクタを実現することができる。
【0022】
ばね状の部材は、外部導体の先端への弾性部の一体形成や、皿ばね座金の使用により実現でき、ばね状部材の効果により温度変化による同軸コネクタの膨張、収縮を吸収させることができ、安定した接続が可能となる。なお、一体成形することで組立工程は、より簡便となる。
【0023】
また、本発明の同軸コネクタの構成は、ねじ込み式によらず、フランジ式接続で実現できるため、コネクタ回転による配線パターンの破損のようなおそれはまったくなく、安定した強固なコネクタ接続を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の側面図及び正面図である。
【図2】図1の同軸コネクタを接続した状態の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の接続方法の説明図である。
【図4】図3の同軸コネクタを接続した状態の説明図である。
【図5】従来の同軸コネクタの接続構造の説明図である。
【図6】従来の別の同軸コネクタの接続構造の説明図である。
【図7】本発明と従来例の同軸コネクタのリターンロスの測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1:筐体、2:基板、3:接地導体、4:同軸コネクタ、5:内部導体、6:外部導体、7:弾性部、8:フランジ、9:止めねじ、10:同軸コネクタ本体、11:皿ばね座金、12:同軸コネクタ、13:空隙、14:同軸コネクタ、15:雄ねじ部

Claims (2)

  1. 筐体内の基板上に形成された高周波回路と接続される高周波回路用同軸コネクタであって、
    前記基板上の高周波伝送線路と接続する内部導体と、該内部導体の外側に周設された誘電体と、該誘電体の外側に周設された外部導体と、該外部導体と前記筐体内の基板の接地導体とを前記筐体を介して短絡するためのばね状の部材とを備えたことを特徴とする高周波回路用同軸コネクタ。
  2. 請求項1記載の高周波回路用同軸コネクタにおいて、前記ばね状の部材が前記外部導体と一体に形成されていることを特徴とする高周波回路用同軸コネクタ。
JP2003061346A 2003-03-07 2003-03-07 高周波回路用同軸コネクタ Expired - Fee Related JP4129194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003061346A JP4129194B2 (ja) 2003-03-07 2003-03-07 高周波回路用同軸コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003061346A JP4129194B2 (ja) 2003-03-07 2003-03-07 高周波回路用同軸コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004273236A true JP2004273236A (ja) 2004-09-30
JP4129194B2 JP4129194B2 (ja) 2008-08-06

Family

ID=33123594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003061346A Expired - Fee Related JP4129194B2 (ja) 2003-03-07 2003-03-07 高周波回路用同軸コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4129194B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2034560A1 (en) 2007-09-04 2009-03-11 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector unit and connector thereof
US9948038B2 (en) 2015-04-10 2018-04-17 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector
WO2019074310A1 (ko) * 2017-10-13 2019-04-18 주식회사 텔콘알에프제약 동축 커넥터
JP2021183872A (ja) * 2020-04-27 2021-12-02 Necプラットフォームズ株式会社 部品のシーリング構造及びシーリング方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2034560A1 (en) 2007-09-04 2009-03-11 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector unit and connector thereof
US9948038B2 (en) 2015-04-10 2018-04-17 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector
WO2019074310A1 (ko) * 2017-10-13 2019-04-18 주식회사 텔콘알에프제약 동축 커넥터
US11239616B2 (en) 2017-10-13 2022-02-01 Kmw Inc. Coaxial connector
US11677195B2 (en) 2017-10-13 2023-06-13 Kmw Inc. Coaxial connector
JP2021183872A (ja) * 2020-04-27 2021-12-02 Necプラットフォームズ株式会社 部品のシーリング構造及びシーリング方法
JP7099764B2 (ja) 2020-04-27 2022-07-12 Necプラットフォームズ株式会社 部品のシーリング構造及びシーリング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4129194B2 (ja) 2008-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8016614B2 (en) RF coaxial connector
TWI393303B (zh) Coaxial connector device
US9530907B2 (en) Optical module and method of manufacturing optical module
KR100244931B1 (ko) 동축 전송 라인 커넥터에 인쇄회로기판을 탈착가능하게 접속하기위한 커넥터 어셈블리
JP4129194B2 (ja) 高周波回路用同軸コネクタ
JP2003124592A (ja) 配線接続構造およびこれを用いた送信機
US4801269A (en) Coaxial connector for use with printed circuit board edge connector
JP5279424B2 (ja) 高周波伝送装置
JP2005236648A (ja) 同軸マイクロストリップ線路変換器
JP4103466B2 (ja) 高周波コネクタの表面実装方法及び高周波コネクタ実装プリント基板並びにプリント基板
JP2001068908A (ja) ハイブリッド回路
US6366183B1 (en) Low PIM coaxial diplexer interface
JP3833426B2 (ja) 高周波用配線基板
TWI734514B (zh) 用於傳輸超高頻訊號之緊湊式連接器
US8297985B1 (en) Connector with surface mount signal pin
JP2005044769A (ja) 広帯域フラットケーブル結合器の構造と製造法
JP3000803B2 (ja) 高周波回路
JPH1174708A (ja) マイクロストリップ線路/同軸変換器
JP4024140B2 (ja) 衛星放送受信用コンバータ
KR200190394Y1 (ko) 동축 커넥터
JPH01159975A (ja) 高周波コネクタ
JP2004221931A (ja) 高周波結合器およびこれを用いた高周波システム
JPH06325836A (ja) 平行ストリップラインケーブルの接続構造
JP2003332487A (ja) 高周波ic接続構造
JPH06104548A (ja) 同軸ケーブルの接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080516

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees