JP2004273021A - 情報記録再生ヘッドおよび情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生ヘッドおよび情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、情報記録再生ヘッドが過度に加熱されることを防止して劣化を抑えることにより、耐久性の高い情報記録再生ヘッドとその装置を提供することにある。
【解決手段】レーザビーム126は近接場光ヘッド104の上面から照射面105に対して照射され、照射されたレーザビーム126は近接場光ヘッド104の照射面105にレーザスポット107を形成する。照射面105に照射されたレーザスポット107により電気的振動波が、導波路109によって放射部へ向かって伝播され、放射部110から近接場光が放射される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報が磁気的に記録または再生される磁気記録再生ヘッド等の情報記録再生ヘッド、該情報記録再生ヘッドを備えた情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスクの記録密度の向上のために、近年、近接場光によって熱的なアシスト(熱アシスト方式)を行いながら磁気記録再生を行う技術が開発されている。従来の熱アシストを行いながら磁気記録再生を行う記録再生するためのヘッドおよびその装置は、以下のように記述されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図10は、特許文献1の情報記録再生ヘッドおよびそれを用いた情報記録再生装置における要部を示す概略斜視図である。図10に示すように、上記情報記録再生ヘッド18は、磁気ヘッド12と、上記磁気ヘッド12の記録または再生部位を熱アシストつまり昇温するための光学ヘッド10とを有している。
【0004】
磁気ヘッド12は、例えば、薄膜垂直記録ヘッドあるいは薄膜GMR再生ヘッドであり、熱アシスト方式にて、情報が高い線密度で記録および再生される磁気記録媒体に対し記録あるいは再生を行うものである。よって、磁気ヘッド12の磁気ギャップ12aは、後述する磁気記録媒体の記録トラックの長手方向に対し、直交するように設定されている。
【0005】
また、光学ヘッド10については、説明の便宜上、光学ヘッド10の一部である開口ヘッド11のみを示して説明する。開口ヘッド11は、SiNやSiOなどの光透過性材からなり、オベリスク形状に形成されている。
【0006】
また、上記開口ヘッド11は、レーザビーム(光)13が入射される略長方形状の光入射面11a(紙面上部方向)と、先端(紙面下部方向)のレーザビーム13の出射部である直線状つまり幅の狭い略長方形状の開口スリット(光学スリット)11bとを互いに平行となるように有している。よって、光入射面11aの面積は開口スリット11bの面積より広くなっている。
【0007】
また、開口ヘッド11では、光入射面11aから光出射部側の開口スリット11bに向かうほど順次狭くなっている。開口ヘッド11では、少なくとも対向する2つの各側面部11cが、レーザビーム13の入射方向に対し傾斜して、上記レーザビーム13を全反射するように設定されている。
【0008】
開口ヘッド11は、レーザビーム13の出射側の開口スリット11bの長手方向が磁気ヘッド12の磁気ギャップ12aの長手方向(紙面左右方向)と交差、好ましくは直交するように配置されている。
【0009】
また、磁気ヘッド12と開口ヘッド11とは、図11に示すように、磁気記録媒体20のディスク基板14に積層された記録層15に対して相対的に矢印の方向(記録トラック方向)へ移動(走査)し、記録または再生を行うようになっている。磁気ヘッド12および開口ヘッド11と記録層15との距離は、100nm以下となるように、磁気ヘッド12および開口ヘッド11は記録層15に対し浮上あるいは接触させるようになっている。
【0010】
図12は、開口ヘッド11による記録トラックへの高密度記録を示す説明図である。開口ヘッド11の開口スリット11bに達したレーザビームは、ディスク基板14に積層された記録層15上に照射され、記録層15を昇温する。上記開口スリット11bの長手方向は、記録層15の記録トラックの長手方向(走査方向)と略平行に設定される。また、上記開口スリット11bは、磁気ヘッド12よりも走査方向(トラッキング方向)前方に配置される。
【0011】
開口スリット11bの長手方向の長さは、開口ヘッド11の光入射面11aに集光されるスポット径(波長630nm、対物レンズのNA0.6の時に、約1μm、最小で約0.5μm)以上の長さに設定されており、かつ、開口スリット11bの幅(短手方向の長さ)は上記スポット径の半分以下(100nm〜300nm程度)に設定されている。言い換えると、開口スリット11bは、長手方向には、レーザビーム13による光の回折限界よりも長く、かつ、幅方向には、レーザビーム13による光の回折限界よりも短くなるように設定されている。
【0012】
従って、開口スリット11bからは近接場光が生じると考えられ、記録媒体15上に照射される近接場光は、通常の伝搬光に比べて微小な領域を照射する事ができる。この近接場光によって開口スリット11bの対向位置およびその周辺の記録媒体15が昇温され、高温領域16が上記領域に生じる。
【0013】
磁気ヘッド12の直下における記録媒体15の高温領域16において、情報記録時には磁化反転され、情報再生時には磁気検出が行われる。
【0014】
したがって、記録マーク17のトラック方向の幅は、開口スリット11bの幅に依存するため、通常のレーザスポット径に依存せず、記録トラックの記録密度に比べて数倍から10倍の記録トラックの記録密度を得る。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−50001号公報(公開日 2002年2月15日)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来例では、近接場光が磁気ヘッド12の直下を照射することができない。そこで、磁気ヘッド12の前方に配置されている開口スリット11bから照射し、高温部16の裾野の一部が磁気ヘッド12の直下に差し掛かるよう構成されている。したがって、開口スリット11bの直下では、過度の近接場光を照射する必要があり、これにより裾野に位置する磁気ヘッド12の直下の温度を上げている。これは、光学スリット11の過度の温度上昇を招き、劣化の原因となる。つまり、情報記録再生ヘッドの損傷を起こすという問題点があった。
【0017】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、情報記録再生ヘッドが過度に加熱されることを防止して劣化を抑えることにより、耐久性の高い情報記録再生ヘッドとその装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報記録再生ヘッドは、上記の課題を解決するために、情報を記録または再生できる磁気記録媒体の記録トラックに対し、情報を磁気的に記録または再生するための磁気ヘッドと、光源からの光を電気的振動波に変換する変換手段と、電気的振動波が伝搬されると電磁波を放射する放射部と、前記変換手段によって生成された電気的振動波を前記放射部に伝搬する導波路とを備え、前記放射部から前記記録トラックに前記電磁波が放射され、放射された前記電磁波によって加熱された前記記録トラックに対して前記磁気ヘッドにより記録または再生することを特徴とする。
【0019】
これによれば、光源からの光は変換手段によってプラズモンなどの電気的振動波に変換される。そして、従来のように光の照射位置がすなわち電磁波の放射位置になるのではなく、導波路が電気的振動波を所定の場所に設けられた放射部に導き、放射部が電磁波を放射する。従って、その電磁波が磁気記録媒体に照射されるようにすれば、放射部の近傍に位置する磁気記録媒体の記録トラックのみを電磁波で加熱することができ、従来のように周囲から目的の場所へ熱を伝達して目的の場所の温度を上昇させるといった過度な加熱を行わなくてもすむ。所定の場所を磁気ヘッド直下とすれば、磁気ヘッド直下の磁気記録媒体の記録トラックのみを電磁波で加熱して磁気ヘッドによる情報の磁気的な記録または再生を行うことができる。このように、所定の場所近傍のみの磁気記録媒体の記録トラックを加熱するという効率のよい加熱を行うので、その分、情報記録再生ヘッドへの光の入射パワーを小さくしても記録または再生を行うことができ、情報記録再生ヘッドが過度に加熱されることを防止して劣化を抑えることができる。この結果、耐久性の高い情報記録再生ヘッドを提供することができる。なお、上記電磁波は放射部近傍に強く分布する近接場光を利用すると、放射領域が微小になり、記録密度を上げることができるため、以後は断らない限り上記電磁波を近接場光と呼ぶことにする。
【0020】
本発明の情報記録再生ヘッドは、上記の課題を解決するために、上記構成に加え、前記変換手段には前記光が照射されると前記電気的振動波に変換する照射面が備えられ、前記照射面の面積は前記光の回折限界で決まる面積より大きいことを特徴とする。
【0021】
これによれば、前記照射面の面積は前記光の回折限界で決まる面積より大きいので、光が効率よく電気的振動波に励起される。
【0022】
本発明の情報記録再生ヘッドは、上記の課題を解決するために、上記構成に加え、前記放射部の前記記録トラックの幅方向に沿った幅は前記光の回折限界以下であることを特徴とする。
【0023】
これによれば、放射部の幅に依存した近接場光を磁気記録媒体に照射できるため、トラック幅を減少でき、記録密度を増大することができる。
【0024】
本発明の情報記録再生ヘッドは、上記の課題を解決するために、上記構成に加え、前記光の偏光成分の方向は前記磁気記録媒体の記録面に対して平行な面上で前記照射面から前記放射部へ向かう方向と略同一であることを特徴とする。
【0025】
これによれば、照射面にて電気的振動波を効率的に励起でき、放射部から強い近接場光を磁気記録媒体に照射することができる。
【0026】
本発明の情報記録再生ヘッドは、上記の課題を解決するために、上記構成に加え、前記放射部は前記磁気ヘッドと前記記録トラックとの間に備えられることを特徴とする。
【0027】
これによれば、電気的振動波を磁気ヘッド直下または近傍に導くことができ、磁気記録媒体を効率良く加熱することができる。
【0028】
本発明の情報記録再生ヘッドは、上記の課題を解決するために、上記構成に加え、前記導波路は前記記録トラックに沿って設けられていることを特徴とする。
【0029】
これによれば、記録トラックに直角な方向で放射部の幅を最小とすることができ、トラック密度を上げることができる。
【0030】
本発明の情報記録再生装置は、上記の課題を解決するために、上記いずれかの情報記録再生ヘッドを有した磁気記録媒体を走査するための走査手段と前記光源により、磁気記録媒体の記録トラックを近接場光により加熱することで、記録時は前記磁気ヘッドに対し記録信号を出力する記録手段が情報を記録トラックに記録し、再生時は前記磁気ヘッドからの再生信号が入力される再生手段が記録トラックから情報を再生することを特徴とする。
【0031】
これによれば、所定の場所にて近接場光を磁気記録媒体に照射することができるので、効率よく磁気記録媒体を加熱でき、情報記録再生ヘッドが過度に加熱されることを防止して劣化を抑えることにより、耐久性の高い情報記録再生装置を提供できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の実施の一形態について図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0033】
まず、図1または図2を参照して本実施の形態における情報記録再生ヘッドの構成を説明する。図1は本実施の形態における情報記録再生ヘッド101における主要部の概略斜視図、図2は情報記録再生ヘッド101および磁気記録媒体90の概略側面図である。図1または図2に示すように、情報記録再生ヘッド101は、磁気ヘッド102および磁気ヘッド102の記録または再生部位を熱アシストつまり昇温するための微小光学ヘッド125が磁気ヘッド102に対向して設けられており、さらに磁気ヘッド102および微小光学ヘッド125は、磁気記録媒体90(詳細は後述)の記録面に対して対向して設けられている。また、微小光学ヘッド125と磁気ヘッド102との間には、保護層103が設けられ、近接場光ヘッド104からの熱による磁気ヘッド102の破壊や動作不良を防止している。
【0034】
磁気ヘッド102は、例えば、薄膜垂直記録ヘッドあるいは薄膜GMR再生ヘッドであり、熱アシスト方式にて、情報が高い線密度で記録および再生される磁気記録媒体に対し記録あるいは再生を行うものである。よって、磁気ヘッド102の磁気ギャップ102aは、磁気記録媒体90の記録トラックの長手方向に対し、直交するように設定されている。ここで、再生ヘッドとしては、AMR(anisotropic magnetoresistance)再生ヘッド、将来的にはTMR(tunneling magnetoresistance)再生ヘッド、あるいは、CMR(Colossal Magnetoresistance)再生ヘッドを採用しても良い。
【0035】
また、微小光学ヘッド125は、光源からの光であるレーザビーム126を電気的振動波(たとえばプラズモン)に変換する変換手段である近接場光ヘッド104、近接場光ヘッド104を保護する誘電体あるいはモールド樹脂からなる保護部127と128とで構成されている。説明の便宜上、微小光学ヘッド125の一部である近接場光ヘッド104のみを示して説明する。近接場光ヘッド104はSiNやSiOなどの光透過性材からなり、図1または図2で示すように、上面(紙面上部)から底面(磁気記録媒体90側)に向かって順次狭くなっている略四角錐の截頭錐体であって、略四角錐の截頭錐体の4つの側面のうちの一つの側面は磁気ヘッド102との間に設けられた保護層103に対向しており、この側面に対向する側面には照射面105が設けられ、保護部127および128に接した側面106には、必要に応じて銀などの金属が成膜されており、底面には略長方形状あるいは帯状の導波路109が設けられている。
【0036】
近接場光ヘッド104の照射面105および導波路109は、スパッター法または蒸着法で成膜された銀の薄膜である。これは、照射面105にて電気的振動波が効率よく励起され、導波路109にて電気的振動波を放射部110に効率よく導かせるためである。ここで、照射面105および導波路109は、金、白金、アルミニウム、チタン、銅といった貴金属、或いはこれらを多く含む合金でも良い。
【0037】
放射部110は、磁気ヘッド102の近傍、好ましくは磁気ヘッドの直下、に設けられており、突起を使用して導波路109で導かれた電気的振動波が効率よく近接場光111に変換されるよう構成されている。ここで、放射部110は、照射面105および導波路109と同じ貴金属(銀、金、白金、アルミニウム、チタン、銅、或いはこれらを多く含む合金)であり、突起は磁気記録媒体90の方向に突出しており、突起の形状は断面が略長方形あるいは略半楕円形であれば良い。
【0038】
また、近接場光ヘッド104は、導波路109が放射部110へ向かう方向と磁気ヘッド102の磁気ギャップ102aの長手方向(紙面左右方向)とが交差、好ましくは直交するように配置されている。
【0039】
次に、レーザビーム126が近接場光ヘッド104の照射面105に照射された場合の動作について、図2または図3を用いて説明する。図3は、図1における情報記録再生ヘッド101を下部から見た底面図である。
【0040】
図2で示すようにレーザビーム126は近接場光ヘッド104の上面から入射され、図3で示すように、入射されたレーザビーム126は近接場光ヘッド104の照射面105にレーザスポット107を形成する。照射面105に照射されたレーザスポット107により電気的振動波が励起され、矢印で示すように略三角形の頂点に向けて集中する。電気的振動波は導波路109によって放射部110へ向かって伝播され、放射部110の突起から近接場光111が放射される。ここで、レーザビーム126の入射角は照射面105に対して実質的に40度〜45度であることが望ましく、照射面105に照射されたレーザスポット107により電気的振動波が効率よく励起される。また、導波路109の幅は好ましくは50nm〜200nm、その厚みは20nm〜100nmが好ましい。
【0041】
そして、入射されるレーザビーム126の偏光成分の方向は、磁気記録媒体90の記録面に対して平行な面上で照射面105から放射部110に向かう方向130と略同じになるように照射面105に照射する。例えば、レーザビーム126が直線偏光のレーザビームであれば、偏光成分の方向である偏光面の方向を前記方向130と略同じになるように照射し、楕円偏光のレーザビームであれば、楕円偏光の偏光成分の方向である偏光軸の長径を前記方向130と略同じになるように照射する。また、入射されるレーザビーム126は円偏光でも良い。
【0042】
図4は、情報記録再生ヘッド101による記録トラック30への高密度記録を磁気記録媒体上で行っていることを示す平面図である。レーザビーム(図示せず)が微小光学ヘッド125の照射面105に照射されたことにより励起された電気的振動波が導波路109で導かれ、磁気ヘッド102と記録トラック30との間に設けられた放射部110から放射された近接場光(図示せず)により、磁気記録媒体90の記録面上を加熱し、記録トラック30に加熱領域16が生じる。
【0043】
照射面105に照射されたレーザビームのスポット径は、波長630nm、対物レンズのNA0.6の時に、約1μmである。したがって、照射面105は、このスポット径の面積以上とするのが望ましい。記録トラック幅方向の放射部110の幅は、スポット径の半分以下(20nm〜200nm程度)に設定されている。言い換えると、照射面105の面積は、レーザビーム126による光の回折限界で決まる面積以上、かつ、放射部110の記録トラックの幅方向に沿った幅は、レーザビーム126による光の回折限界以下であるように設定されている。波長と開口数NAを変更した場合は、それらに従ってスポット径が変わるため、適宜、これに応じて照射面105、導波路109および放射部110の寸法も変更すればよい。
【0044】
従って、放射部110から生ずる近接場光は、通常の伝搬光に比べて微小な領域を照射する事ができる。この近接場光によって磁気ヘッド102の直下または近傍の磁気記録媒体90が加熱され、磁気情報を記録または再生することができる。
【0045】
記録データを熱アシスト方式にて記録する場合は、磁気ヘッド102を薄膜垂直記録ヘッドとし、近接場光が照射されて生じた加熱領域(記録温度以上の領域)16と磁気ヘッド102が重なる部分のみの磁気記録媒体の磁化を磁気ヘッド102への記録信号に応じて反転させ、垂直磁化の各磁化方向によって記録マーク17が、デジタル式の情報に応じ、順次、記録トラック30の方向に沿って記録される。
【0046】
したがって、本発明では、記録トラック幅方向の記録マーク17の幅は、放射部110の記録トラックの幅方向に対する幅に依存するため、従来のレーザスポット径に依存する記録トラックの記録密度に比べて数倍から10倍の記録トラックの記録密度を得ることが可能である。
【0047】
記録マーク17を再生する場合は、磁気ヘッド102を再生ヘッドとし、記録するときよりも弱い光量のレーザビーム126を照射して、再生温度までに昇温された加熱領域16と、磁気ヘッド102の重なった部分を用いて記録マーク17の再生を行う。
【0048】
以上のように、レーザビーム126は近接場光ヘッド104によって照射面105でプラズモンなどの電気的振動波に変換される。そして、従来のように光の照射位置がすなわち近接場光111の放射位置になるのではなく、導波路109が電気的振動波を所定の場所に設けられた放射部110に導き、放射部110が近接場光111を放射する。従って、その近接場光111が磁気記録媒体90の記録トラック30に照射されるようにすれば、放射部110の近傍に位置する磁気記録媒体90の記録トラック30のみを近接場光111で加熱することができ、従来のように周囲から目的の場所へ熱を伝達して目的の場所の温度を上昇させるといった過度な加熱を行わなくてもすむ。所定の場所を磁気ヘッド102直下とすれば、磁気ヘッド102直下の磁気記録媒体90の記録トラック30のみを近接場光111で加熱して磁気ヘッドによる情報の磁気的な記録または再生を行うことができる。
【0049】
このように、所定の場所近傍のみの磁気記録媒体90の記録トラック30を加熱するという効率のよい加熱を行うので、その分、情報記録再生ヘッド101への光の入射パワーを小さくしても記録または再生を行うことができ、情報記録再生ヘッド101が過度に加熱されることを防止して劣化を抑えることができる。この結果、耐久性の高い情報記録再生ヘッド101を提供することができる。また、磁気記録媒体90上を走査して記録または再生する際に、従来とは異なり、X方向、あるいはその逆のY方向のどちらの方向に走査しても記録または再生が可能となる。
【0050】
ここで、本実施の形態では、放射部110に突起を用いたが、突起がなくてもよく、この場合、近接場光111は導波路109から放射される。突起がないと情報記録再生ヘッドを生産するための生産効率が向上するという利点がある。
【0051】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態について、図5ないし図6に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0052】
まず、第2の実施の形態の情報記録再生ヘッド101と第1の実施の形態の情報記録再生ヘッド101との構成の違いについて、説明する。
【0053】
図5は、本実施の形態における情報記録再生ヘッド101および磁気記録媒体90の概略側面図であり、図6は、図5における記録再生ヘッド101の下部から見た底面図である。第2の実施の形態における近接場光ヘッド104は、上面(紙面上部)から底面(磁気記録媒体90側)に向かって順次狭くなっている略四角錐の截頭錐体であって、略四角錐の截頭錐体の4つの側面のうちの一つの側面は磁気ヘッド102との間に設けられた保護層103に対向しており、この側面に対向する側面には照射面105が設けられ、照射面105が設けられている側面と底面とが形成する稜線の位置から磁気記録媒体90までの距離aは、放射部110から磁気記録媒体90までの距離bに較べ大きくなっている。従って、導波路109から磁気記録媒体90に向かって発生する近接場光は磁気記録媒体90まで到達しにくくなり、所定の高温領域以外を不必要に加熱することがないので、磁気記録媒体90の劣化を防ぎ、磁気記録媒体90の耐久性を向上することができる。
【0054】
放射部110は実施の形態1のような突起ではなく、導波路109と磁気記録媒体90とが略平行となっている終端面であり、近接場光111は終端面から磁気記録媒体90に放射される。また、図6に示すように、近接場光ヘッド104の底面に設けられている導波路109の幅は、照射面105から放射部110に向かって次第に狭くなっている。
【0055】
次に、レーザビーム126が近接場光ヘッド104の照射面105に照射された場合の動作について、説明する。
【0056】
図5で示すようにレーザビーム126は近接場光ヘッド104の上面から照射面105に対して40度〜45度の入射角で入射され、図6で示すように、入射されたレーザビーム126は近接場光ヘッド104の照射面105にレーザスポット107を形成する。照射面105に照射されたレーザスポット107により電気的振動波が効率良く励起され、矢印で示すように略三角形の頂点に向けて集中する。近接場光ヘッド104の底面に設けられている導波路109の幅は、照射面105から放射部110に向かって次第に狭くなっているので、実施の形態1の情報記録再生ヘッド101に比べて、導波路109の幅が緩やかに狭くなるため、電気的振動波の減衰が少なく、効率よく導波される。従って、放射部110から照射される近接場光111は、照射面105で励起された電気的振動波をより効率よく照射されるので、保磁力が高い高密度記録用の磁気記録媒体においても、十分に加熱が可能となる。
【0057】
ここで、入射されるレーザビーム126の偏光成分の方向は、磁気記録媒体90の記録面に対して平行な面上で照射面105から放射部110に向かう方向130と略同じになるように照射面105に照射する。例えば、レーザビーム126が直線偏光のレーザビームであれば、偏光成分の方向である偏光面の方向を前記方向130と略同じになるように照射し、楕円偏光のレーザビームであれば、楕円偏光の偏光成分の方向である偏光軸の長径を前記方向130と略同じになるように照射する。また、入射されるレーザビーム126は円偏光でも良い。
【0058】
ここで、本実施の形態では、放射部110に突起を用いず導波路109と磁気記録媒体90とが略平行となっている終端面としたが、実施の形態1にあるような突起を用いても良い。突起を用いると、近接場光による磁気記録媒体90の加熱を効率よく行うことができるという利点がある。
【0059】
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態について、図7ないし図9に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0060】
図7は、実施の形態1または実施の形態2の情報記録再生ヘッドを使用した磁気記録媒体の断面図と上記情報記録再生ヘッドを搭載した走査手段であるスライダー19の概略断面図である。磁気記録媒体90は、ガラス基板124にTbFeCoの記録層123、カーボン保護層122、有機材料のコーティング層121が順に成膜されている。コーティング層121の上を、情報記録再生ヘッドを搭載したスライダー19が浮上する。
【0061】
図8は、実施の形態1または実施の形態2の情報記録再生ヘッド101を搭載した情報記録再生装置の主要部概略図である。微小光学ヘッド125および磁気ヘッド102を一体化して有した情報記録再生ヘッド101はスライダー19に取り付けられ、回転する磁気記録媒体90の記録面上を滑走する。また、スライダー19はサスペンション21によって支持され、アクチュエータ22によって、磁気記録媒体90の所望の記録トラックを走査し、情報記録再生ヘッド101によりアクセスを行う。情報記録再生ヘッド101の上には、光源である半導体レーザ51が設けられ、レーザビームが出射される。
【0062】
図9は、上述の情報記録再生装置の記録再生系の構成を示す概略ブロック図である。上位装置から記録または再生制御信号が入力される記録/再生制御端子78と、上位装置へ再生データを出力または上位装置から記録データを入力する記録/再生データ端子76を有し、記録/再生制御端子78は記録または再生を制御する記録/再生制御回路73に接続され、記録/再生データ端子76は記録データおよび再生データを処理する記録/再生回路71に接続される。記録/再生制御回路73は、記録/再生制御信号により、半導体レーザ駆動回路74に対し記録または再生に応じたレーザ駆動電流を出力するよう指示し、記録/再生回路71に対し記録データまたは再生データを処理するよう指示し、記録手段および再生手段である磁気ヘッド駆動回路72に対し記録信号または再生信号を処理するよう指示する。半導体レーザ駆動回路74は、記録または再生に応じた駆動電流で半導体レーザ51を駆動する。半導体レーザ51は半導体レーザ駆動回路74からの駆動電流の大きさに応じた強さのレーザビーム126を出射し、微小光学ヘッド125に照射する。
【0063】
また、記録/再生回路71は、記録/再生制御回路73の指示により、記録時は、記録/再生データ端子76の記録データを磁気ヘッド駆動回路72に出力し、再生時は、磁気ヘッド駆動回路72からの再生データを記録/再生データ端子76に出力する。磁気ヘッド駆動回路72は、記録/再生制御回路73からの指示により、記録時は、記録/再生回路71からの記録データを記録信号に変換して磁気ヘッド102へ出力し、再生時は、磁気ヘッド102からの再生信号を再生データに変換して記録/再生回路71へ出力する。
【0064】
次に記録、再生時の動作について説明する。記録時は、記録/再生制御回路73からの指示で、半導体レーザ駆動回路74が再生時より大きい駆動電流で半導体レーザ51を駆動し、半導体レーザ51は再生時より強いレーザビーム126を微小光学ヘッド125に出射する。また、記録/再生制御回路73からの指示で、記録/再生回路71の入力である記録/再生データ端子76からの記録データを磁気ヘッド駆動回路72へ出力し、磁気ヘッド駆動回路72により記録データから変換されて磁気ヘッド102に出力された記録信号により磁気ヘッド102から記録磁界が発生する。微小光学ヘッド125からの近接場光111により磁気記録媒体90が記録時に必要な温度に加熱され、磁気ヘッド102からの記録磁界により、磁気記録媒体90に記録マークが記録される。
【0065】
再生時は、記録/再生制御回路73からの指示で、半導体レーザ駆動回路74が記録時より小さい駆動電流で半導体レーザ51を駆動し、半導体レーザ51は記録時より弱いレーザビーム126を微小光学ヘッド125に出射する。微小光学ヘッド125からの近接場光111により磁気記録媒体90が再生時に必要な温度に加熱され、磁気記録媒体90の記録マークを磁気ヘッド102が読み取り再生信号に変換する。また、記録/再生制御回路73からの指示で、磁気ヘッド102からの再生信号を磁気ヘッド駆動回路72が再生データに変換し記録/再生回路71に出力し、記録/再生回路71が再生データを記録/再生データ端子76へ出力する。
【0066】
なお、上記情報記録再生ヘッドおよび情報記録再生装置では、ディスク状の磁気記録媒体90を用いた例を挙げたが、上記に限定されることはなく、例えば、テープ状の磁気記録媒体に対しても用いることができる。
【0067】
また、上記情報記録再生ヘッドおよび情報記録再生装置では、情報記録再生ヘッドの磁気ヘッド102および微小光学ヘッド125はいずれも磁気記録媒体90の記録面に対向している例を挙げたが、上記に限定されることなく、例えば、磁気ヘッド102および微小光学ヘッド125は磁気記録媒体90を介して対向していてもよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明の情報記録再生ヘッドは、以上のように、情報を記録または再生できる磁気記録媒体の記録トラックに対し、情報を磁気的に記録または再生するための磁気ヘッドと、光源からの光を電気的振動波に変換する変換手段と、電気的振動波が伝搬されると近接場光を放射する放射部と、前記変換手段によって生成された電気的振動波を前記放射部に伝搬する導波路とを備え、前記放射部から前記記録トラックに前記近接場光が放射され、放射された前記近接場光によって加熱された前記記録トラックに対して前記磁気ヘッドにより記録または再生する構成である。
【0069】
それゆえ、光源からの光は変換手段によって電気的振動波に変換され、導波路が電気的振動波を所定の場所に設けられた放射部へ導き、放射部から近接場光を放射することができる。このように、所定の場所近傍のみの磁気記録媒体の記録トラックを加熱するという効率の良い加熱を行うので、情報記録再生ヘッドへの光の入射パワーを小さくしても記録または再生を行うことができ、情報記録再生ヘッドが過度に加熱されることを防止して劣化を抑えることにより、耐久性の高い情報記録再生ヘッドを提供できるという効果を奏する。
【0070】
本発明の情報記録再生ヘッドは、以上のように、上記構成に加えて、前記変換手段には前記光が照射されると前記電気的振動波に変換する照射面が備えられ、前記照射面の面積は前記光の回折限界で決まる面積より大きい構成である。
【0071】
それゆえ、前記照射面の面積は前記光の回折限界で決まる面積より大きいので、光が効率よく電気的振動波に励起されるという効果を奏する。
【0072】
本発明の情報記録再生ヘッドは、以上のように、上記構成に加えて、前記放射部の前記記録トラックの幅方向に沿った幅は前記光の回折限界以下の構成である。
【0073】
それゆえ、放射部の幅に依存した近接場光を磁気記録媒体に照射できるため、トラック幅を減少でき、記録密度を増大するという効果を奏する。
【0074】
本発明の情報記録再生ヘッドは、以上のように、上記構成に加えて、前記光の偏光成分の方向は前記磁気記録媒体の記録面に対して平行な面上で前記照射面から前記放射部へ向かう方向と略同一の構成である。
【0075】
それゆえ、照射面にて電気的振動波を効率的に励起でき、放射部から強い近接場光を磁気記録媒体に照射することができるという効果を奏する。
【0076】
本発明の情報記録再生ヘッドは、以上のように、上記構成に加えて、前記放射部は前記磁気ヘッドと前記記録トラックとの間に備えられる構成である。
【0077】
それゆえ、電気的振動波を磁気ヘッド直下または近傍に導くことができ、磁気記録媒体を効率良く加熱するという効果を奏する。
【0078】
本発明の情報記録再生ヘッドは、以上のように、上記構成に加えて、前記導波路は前記記録トラックに沿って設けられている構成である。
【0079】
それゆえ、記録トラックに直角な方向で放射部の幅を最小とすることができ、トラック密度を上げることができるという効果を奏する。
【0080】
本発明の情報記録再生装置は、上記いずれかの情報記録再生ヘッドを有した磁気記録媒体を走査するための走査手段と前記光源により、磁気記録媒体の記録トラックを近接場光により加熱することで、記録時は前記磁気ヘッドに対し記録信号を出力する記録手段が情報を記録トラックに記録し、再生時は前記磁気ヘッドからの再生信号が入力される再生手段が記録トラックから情報を再生する構成である。
【0081】
それゆえ、所定の場所にて近接場光を磁気記録媒体に照射することができるので、効率よく磁気記録媒体を加熱でき、磁気ヘッドが過度に加熱されることを防止して劣化を抑えることにより、耐久性の高い情報記録再生装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における情報記録再生ヘッドの主要部の概略斜視図である。
【図2】図1の情報記録再生ヘッドおよび磁気記録媒体の概略側面図である。
【図3】図1の情報記録再生ヘッドの下部から見た底面図である。
【図4】図1の情報記録再生ヘッドによる記録トラックへの高密度記録を磁気記録媒体上で行っていることを示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態2における情報記録再生ヘッドおよび磁気記録媒体の概略側面図である。
【図6】図5の情報記録再生ヘッドの下部から見た底面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る情報記録再生ヘッドを搭載したスライダーと磁気記録媒体の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る情報記録再生装置の主要部の構成を示す斜視図である。
【図9】図8の情報記録再生装置の記録再生系の構成を示す概略ブロック図である。
【図10】従来の情報記録再生ヘッドの主要部を示す概略斜視図である。
【図11】従来の情報記録再生ヘッドと磁気記録媒体の構成を示す概略断面図である。
【図12】従来の情報記録再生ヘッドによる記録トラックへの高密度記録を磁気記録媒体上で行っていることを示す平面図である。
【符号の説明】
19 スライダー(走査手段)
20、90 磁気記録媒体
30 記録トラック
51 半導体レーザ(光源)
71 磁気ヘッド駆動回路(記録手段、再生手段)
101 情報記録再生ヘッド
102 磁気ヘッド
104 近接場光ヘッド(変換手段)
105 照射面
109 導波路
110 放射部
111 近接場光
126 レーザビーム(光)
130 レーザビームの偏光成分の方向

Claims (7)

  1. 情報を記録または再生できる磁気記録媒体の記録トラックに対し、情報を磁気的に記録または再生するための磁気ヘッドと、
    光源からの光を電気的振動波に変換する変換手段と、
    電気的振動波が伝搬されると電磁波を放射する放射部と、
    前記変換手段によって生成された電気的振動波を前記放射部に伝搬する導波路とを備え、前記放射部から前記記録トラックに前記電磁波が放射され、放射された前記電磁波によって加熱された前記記録トラックに対して前記磁気ヘッドにより記録または再生することを特徴とする情報記録再生ヘッド。
  2. 前記変換手段には前記光が照射されると前記電気的振動波に変換する照射面が備えられ、前記照射面の面積は前記光の回折限界で決まる面積より大きいことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生ヘッド。
  3. 前記放射部の前記記録トラックの幅方向に沿った幅は前記光の回折限界以下であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の情報記録再生ヘッド。
  4. 前記光の偏光成分の方向は前記磁気記録媒体の記録面に対して平行な面上で前記照射面から前記放射部へ向かう方向と略同一であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報記録再生ヘッド。
  5. 前記放射部は前記磁気ヘッドと前記記録トラックとの間に備えられることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報記録再生ヘッド。
  6. 前記導波路は前記記録トラックに沿って設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情報記録再生ヘッド。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の情報記録再生ヘッドを有した磁気記録媒体を走査するための走査手段と、前記光源と、前記磁気ヘッドに対し記録信号を出力する記録手段と、前記磁気ヘッドからの再生信号が入力される再生手段とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
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