JP2004272480A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、印刷開始時刻を算出し、既に先約の印刷データが記憶装置に保存されている場合には、自動的にそれぞれのデータをスケジュールし直すことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】上位装置であるホスト5と双方向通信可能に接続され、ホスト5で作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置1において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホスト5から受信した際に、既に記憶装置11に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時刻の再設定を促す機能を有する制御手段17を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】上位装置であるホスト5と双方向通信可能に接続され、ホスト5で作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置1において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホスト5から受信した際に、既に記憶装置11に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時刻の再設定を促す機能を有する制御手段17を備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記の画像形成装置あるいは上位装置と画像形成装置からなる画像形成システムに関連して、例えば、特許文献1には、プリント終了時間を提示する技術が開示されている。
【特許文献1】特開平11−110174号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザが印刷終了時刻を設定した印刷を行おうとする場合、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には指定された印刷終了時刻に印刷が完了できずユーザが改めて印刷終了時刻を設定し直す必要がある。しかし、ユーザは画像形成装置に先約データがあり、印刷時間が重複していることを知る手段がなければ、再設定することができない。
本発明は、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、印刷開始時刻を算出し、既に先約の印刷データが記憶装置に保存されている場合には、自動的にそれぞれのデータをスケジュールし直すことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時刻の再設定を促す機能を有する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻が再設定される場合には、最初に印刷データを受信した時点で、印刷データのみ記憶装置に蓄積し、設定時刻は後から再受信、設定する画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを削除する画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを即ちに印刷する画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、 各々の設定された終了時刻を比較し、先に終了する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻と予測された印刷するのに要する時間から求められる印刷開始時刻を比較し、先に印刷開始する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、それぞれの印刷データの印刷時間を比較し、スケジューリングし直した際に終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るレーザープリンタの機能ブロック図である。プリンタ1は、コントローラ2と操作パネル3とプリンタエンジン4とを備える。
操作パネル3は、プリンタ1の状態を示す表示部及びプリンタ1のモード、フォント等を切り替えるスイッチ部からなる。プリンタエンジン4は、コントローラ2からのビデオ信号及び制御信号により感光体上に静電潜像を作り、現像し、また給紙部より転写紙を給紙し、転写及び定着し、画像を形成する。
コントローラ2は、その時設定されている制御モード及びホスト5からの制御コードに従って、ホスト5からの印字データを、ビデオデータに変換してプリンタエンジン4へ出力する制御機構の総称で、エミュレーションと呼ばれるプリンタ言語を解析して処理していくプログラムと、ハードウエアの制御や紙への印刷等を司るシステムと呼ばれるプログラムから成り、以下のようなモジュールで構成される。
HDD(大量記憶装置)11は、大容量のデータ記憶する。ホストI/F12は、ホスト5からプリンタ1への制御信号及びデータ、及びプリンタ1からホスト5へのステータス信号のインターフェースである。プログラムROM13は、コントローラ2内でのデータの処理、管理や、周辺モジュールを制御するためのプログラムが格納されている。
ネットワークI/F14は、ネットワーク6からプリンタ1への制御信号、データ、及びプリンタ1からネットワーク6へのステータス信号のインターフェースである。パネルI/F15は、コントローラ2と操作パネル3とのインタフェースである。フォントROM16は、印字に使用されるさまざまな種類のフォントを有する。
CPU17は、プログラムROM13に従ってホスト5からのデータ(印字データ、制御データ)を処理する。RAM18は、CPU17が処理する時のワークメモリ、ホスト5からのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファ、及びバッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換し、ビデオデータを記憶するビットマップメモリ等に使われる。
NV−RAM19は、電源を切っても保持したいデータを格納しておくための不揮発性RAMである。エンジンI/F20は、コントローラ2からプリンタエンジン4への制御信号やビデオ信号、及びプリンタ1からコントローラ2へのステータス信号のインタフェースである。オプションRAM21は、オプションで装着される。
【0006】
次にデータ処理の概要を説明する。 ホストI/F12を通してホスト5から送られてきたデータは、CPU17がプログラムROM13上のデータ解析プログラムに従って解析し、印字データ及び印字制御データ(SP,CR,LF,HT,VT,…等)とその他に分けられる。印字データ及び印字制御データはRAM18上の受信バッファに一旦記憶される。
一旦記憶された受信データは、プログラムROM13上の制御プログラムが一つづつ取り出して、その処理を行う。例えば、取り出したデータが文字コードであれば、印字位置、印字サイズ、文字コード、フォント情報等を備えた中間コードを作成し、RAM18上に設けられた中間バッファに収納する。
制御コードや、エスケープシーケンス等のコマンドであった場合、それらに予め定義された処理を行う。それは、例えば、印字位置の指定であったら、次に来た文字コードの位置を指定された位置にするとか、フォントの変更であった場合は、次に来た文字コードのフォント情報を指定されたフォントにするといった具合に処理を行う。
こうして、ホスト5からのプリント命令の処理を行うか、または処理を行ったデータが1ページ分を超えたら、次に中間バッファに貯えられた中間コードを、制御プログラムに従ってビットマップデータに変換する処理を行う。変換が終了したら、コントローラ2はエンジンI/F20を通してプリンタエンジン4にプリントスタートの命令を出し、それに同期してビデオデータを転送する。また、必要に応じて、このビットマップデータを大量記憶装置に蓄積する。
【0007】
図2は本発明の第1の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか否かを判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか否かを判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、ユーザに再設定を通知する(S6)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S7)。
このように、ネットワーク等双方向通信をサポートする大量記憶装置11を有し、画像情報を大量記憶装置11に展開保存してから、順次印刷可能な画像形成装置において、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データをホスト5が送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時間の再設定を促すことによりユーザは印刷時間が重複していて再設定する必要を知ることが可能となる。
【0008】
図3は本発明の第2の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、ユーザに再設定を通知する(S6)。印刷終了時刻を再設定する(S7)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら通常の印刷を行う(S8)。
このように、第1の制御例の機能を有する画像形成装置において、印刷終了時刻が再設定される場合には、最初に印刷データを受信した時点で、印刷データのみ大量記憶装置11に蓄積し、設定時刻は後から再送信して設定することができることにより、印刷終了時刻を再設定する際に、時刻を付加した印刷データを改めて送信する必要がなくなる。
【0009】
図4は本発明の第3の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、ユーザに再設定を通知する(S6)。印刷終了時刻が再設定されたか判断する(S7)。S7において、再設定されないと判断された場合は、大量記憶装置11に蓄積された印刷データを削除する(S8)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S9)。
このように、第2の制御例の機能を有する画像形成装置において、印刷終了時刻の再設定を促された場合に、ユーザが再設定を行わないときには、大量記憶装置11に蓄積した印刷データを削除することができることにより、ユーザが大量記憶装置11に蓄積された印刷データを削除しなければ、このデータが大量記憶装置11に残ったままとなってしまう不具合を回避することが可能となる。
【0010】
図5は本発明の第4の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、ユーザに再設定を通知する(S6)。印刷終了時刻が再設定されたか判断する(S7)。S7において、再設定されないと判断された場合は、大量記憶装置11に蓄積された印刷データを印刷する(S8)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S9)。
このように、第2の制御例の機能を有する画像形成装置において、印刷終了時刻の再設定を促された場合に、ユーザが再設定を行わないときには、大量記憶装置11に蓄積した印刷データを即印刷できることにより、印刷終了時間の再設定を促された場合に、ユーザが再設定を行わずに印刷を行いたいときには、ユーザが改めて印刷データを送信するか、大量記憶装置11に蓄積された印刷データを印刷する処理を行わなければならない不具合を回避することが可能となる。
【0011】
図6は本発明の第5の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、大量記憶装置11に蓄積されているそれぞれの印刷データの終了時刻を比較する(S6)。先に印刷を終了するデータを先に印刷するように設定する(S7)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S8)。
このように、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、 各々の設定された終了時刻を比較し、先に終了する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングすることができることにより、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、指定された印刷終了時刻に印刷が完了できずユーザが改めて印刷終了時刻を設定し直し、データを送信し直す必要がなくなる。
【0012】
図7は本発明の第6の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、大量記憶装置11に蓄積されているそれぞれの印刷データの印刷開始時刻を比較する(S6)。先に印刷を開始するデータを先に印刷するように設定する(S7)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S8)。
このように、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻と予測された印刷するのに要する時間から求められる印刷開始時刻を比較し、先に印刷開始する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングすることができることにより、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、指定された印刷終了時刻に印刷が完了できずユーザが改めて印刷終了時刻を設定し直し、データを送信し直す必要がなく、また、印刷の空き時間をより短縮することが可能となる。
【0013】
図8は本発明の第7の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、大量記憶装置11に蓄積されているそれぞれの印刷データの終了時刻を基にスケジューリングし直す(S6)。S6において、スケジューリングし直した際に終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するようにスケジューリングする(S7)。スケジューリングする際の例を図9に示す。印刷終了時刻をta、tbと指定した印刷データA、Bをスケジューリングし直す場合、Aを先に印刷する。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S8)。
S7において、スケジューリングする際の例を図9に示し、説明する。印刷終了時刻をta、tbと指定した印刷データA(算出された印刷時間をΔta)、B(算出された印刷時間をΔtb)をスケジューリングし直す場合、Aを先に印刷するように設定をした場合に後から印刷されるBの印刷終了時刻の変化量は(ta+Δtb)−tbとなる。また、Bを先に印刷するように設定した場合の後から印刷されるAの印刷終了時刻の変化量は(tb+Δta)−taとなる。この変化量が小さいほうのスケジューリングを採用する。図9の場合には、Bを先に印刷を行うようにスケジューリングされる。
このように、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、再スケジューリングを行うと後に印刷されるデータが遅延してしまうなど、印刷順を最適化できない場合を回避し、それぞれの印刷データの印刷時間を比較し、スケジューリングし直した際に、終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するように最適なスケジューリングを行うことが可能となる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時間の再設定を促すことが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、印刷終了時刻が再設定される場合には、最初に印刷データを受信した時点で、印刷データのみ記憶装置に蓄積し、設定時刻は後から再送受信して設定することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを削除することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを即ちに印刷することが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻を比較し、先に終了する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングすることが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻と予測された印刷するのに要する時間から求められる印刷開始時刻を比較し、先に印刷開始する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングすることが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、それぞれの印刷データの印刷時間を比較し、スケジューリングし直した際に終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するようにスケジューリングすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーザープリンタの機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の制御例のフローチャートである。
【図3】本発明の第2の制御例のフローチャートである。
【図4】本発明の第3の制御例のフローチャートである。
【図5】本発明の第4の制御例のフローチャートである。
【図6】本発明の第5の制御例のフローチャートである。
【図7】本発明の第6の制御例のフローチャートである。
【図8】本発明の第7の制御例のフローチャートである。
【図9】第7の制御例のスケジューリング例を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 コントローラ
3 操作パネル
4 プリンタエンジン
5 ホスト
11 大容量記憶装置
17 CPU(制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記の画像形成装置あるいは上位装置と画像形成装置からなる画像形成システムに関連して、例えば、特許文献1には、プリント終了時間を提示する技術が開示されている。
【特許文献1】特開平11−110174号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザが印刷終了時刻を設定した印刷を行おうとする場合、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には指定された印刷終了時刻に印刷が完了できずユーザが改めて印刷終了時刻を設定し直す必要がある。しかし、ユーザは画像形成装置に先約データがあり、印刷時間が重複していることを知る手段がなければ、再設定することができない。
本発明は、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、印刷開始時刻を算出し、既に先約の印刷データが記憶装置に保存されている場合には、自動的にそれぞれのデータをスケジュールし直すことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時刻の再設定を促す機能を有する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻が再設定される場合には、最初に印刷データを受信した時点で、印刷データのみ記憶装置に蓄積し、設定時刻は後から再受信、設定する画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを削除する画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを即ちに印刷する画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、 各々の設定された終了時刻を比較し、先に終了する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻と予測された印刷するのに要する時間から求められる印刷開始時刻を比較し、先に印刷開始する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、それぞれの印刷データの印刷時間を比較し、スケジューリングし直した際に終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るレーザープリンタの機能ブロック図である。プリンタ1は、コントローラ2と操作パネル3とプリンタエンジン4とを備える。
操作パネル3は、プリンタ1の状態を示す表示部及びプリンタ1のモード、フォント等を切り替えるスイッチ部からなる。プリンタエンジン4は、コントローラ2からのビデオ信号及び制御信号により感光体上に静電潜像を作り、現像し、また給紙部より転写紙を給紙し、転写及び定着し、画像を形成する。
コントローラ2は、その時設定されている制御モード及びホスト5からの制御コードに従って、ホスト5からの印字データを、ビデオデータに変換してプリンタエンジン4へ出力する制御機構の総称で、エミュレーションと呼ばれるプリンタ言語を解析して処理していくプログラムと、ハードウエアの制御や紙への印刷等を司るシステムと呼ばれるプログラムから成り、以下のようなモジュールで構成される。
HDD(大量記憶装置)11は、大容量のデータ記憶する。ホストI/F12は、ホスト5からプリンタ1への制御信号及びデータ、及びプリンタ1からホスト5へのステータス信号のインターフェースである。プログラムROM13は、コントローラ2内でのデータの処理、管理や、周辺モジュールを制御するためのプログラムが格納されている。
ネットワークI/F14は、ネットワーク6からプリンタ1への制御信号、データ、及びプリンタ1からネットワーク6へのステータス信号のインターフェースである。パネルI/F15は、コントローラ2と操作パネル3とのインタフェースである。フォントROM16は、印字に使用されるさまざまな種類のフォントを有する。
CPU17は、プログラムROM13に従ってホスト5からのデータ(印字データ、制御データ)を処理する。RAM18は、CPU17が処理する時のワークメモリ、ホスト5からのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファ、及びバッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換し、ビデオデータを記憶するビットマップメモリ等に使われる。
NV−RAM19は、電源を切っても保持したいデータを格納しておくための不揮発性RAMである。エンジンI/F20は、コントローラ2からプリンタエンジン4への制御信号やビデオ信号、及びプリンタ1からコントローラ2へのステータス信号のインタフェースである。オプションRAM21は、オプションで装着される。
【0006】
次にデータ処理の概要を説明する。 ホストI/F12を通してホスト5から送られてきたデータは、CPU17がプログラムROM13上のデータ解析プログラムに従って解析し、印字データ及び印字制御データ(SP,CR,LF,HT,VT,…等)とその他に分けられる。印字データ及び印字制御データはRAM18上の受信バッファに一旦記憶される。
一旦記憶された受信データは、プログラムROM13上の制御プログラムが一つづつ取り出して、その処理を行う。例えば、取り出したデータが文字コードであれば、印字位置、印字サイズ、文字コード、フォント情報等を備えた中間コードを作成し、RAM18上に設けられた中間バッファに収納する。
制御コードや、エスケープシーケンス等のコマンドであった場合、それらに予め定義された処理を行う。それは、例えば、印字位置の指定であったら、次に来た文字コードの位置を指定された位置にするとか、フォントの変更であった場合は、次に来た文字コードのフォント情報を指定されたフォントにするといった具合に処理を行う。
こうして、ホスト5からのプリント命令の処理を行うか、または処理を行ったデータが1ページ分を超えたら、次に中間バッファに貯えられた中間コードを、制御プログラムに従ってビットマップデータに変換する処理を行う。変換が終了したら、コントローラ2はエンジンI/F20を通してプリンタエンジン4にプリントスタートの命令を出し、それに同期してビデオデータを転送する。また、必要に応じて、このビットマップデータを大量記憶装置に蓄積する。
【0007】
図2は本発明の第1の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか否かを判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか否かを判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、ユーザに再設定を通知する(S6)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S7)。
このように、ネットワーク等双方向通信をサポートする大量記憶装置11を有し、画像情報を大量記憶装置11に展開保存してから、順次印刷可能な画像形成装置において、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データをホスト5が送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時間の再設定を促すことによりユーザは印刷時間が重複していて再設定する必要を知ることが可能となる。
【0008】
図3は本発明の第2の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、ユーザに再設定を通知する(S6)。印刷終了時刻を再設定する(S7)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら通常の印刷を行う(S8)。
このように、第1の制御例の機能を有する画像形成装置において、印刷終了時刻が再設定される場合には、最初に印刷データを受信した時点で、印刷データのみ大量記憶装置11に蓄積し、設定時刻は後から再送信して設定することができることにより、印刷終了時刻を再設定する際に、時刻を付加した印刷データを改めて送信する必要がなくなる。
【0009】
図4は本発明の第3の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、ユーザに再設定を通知する(S6)。印刷終了時刻が再設定されたか判断する(S7)。S7において、再設定されないと判断された場合は、大量記憶装置11に蓄積された印刷データを削除する(S8)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S9)。
このように、第2の制御例の機能を有する画像形成装置において、印刷終了時刻の再設定を促された場合に、ユーザが再設定を行わないときには、大量記憶装置11に蓄積した印刷データを削除することができることにより、ユーザが大量記憶装置11に蓄積された印刷データを削除しなければ、このデータが大量記憶装置11に残ったままとなってしまう不具合を回避することが可能となる。
【0010】
図5は本発明の第4の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、ユーザに再設定を通知する(S6)。印刷終了時刻が再設定されたか判断する(S7)。S7において、再設定されないと判断された場合は、大量記憶装置11に蓄積された印刷データを印刷する(S8)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S9)。
このように、第2の制御例の機能を有する画像形成装置において、印刷終了時刻の再設定を促された場合に、ユーザが再設定を行わないときには、大量記憶装置11に蓄積した印刷データを即印刷できることにより、印刷終了時間の再設定を促された場合に、ユーザが再設定を行わずに印刷を行いたいときには、ユーザが改めて印刷データを送信するか、大量記憶装置11に蓄積された印刷データを印刷する処理を行わなければならない不具合を回避することが可能となる。
【0011】
図6は本発明の第5の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、大量記憶装置11に蓄積されているそれぞれの印刷データの終了時刻を比較する(S6)。先に印刷を終了するデータを先に印刷するように設定する(S7)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S8)。
このように、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、 各々の設定された終了時刻を比較し、先に終了する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングすることができることにより、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、指定された印刷終了時刻に印刷が完了できずユーザが改めて印刷終了時刻を設定し直し、データを送信し直す必要がなくなる。
【0012】
図7は本発明の第6の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、大量記憶装置11に蓄積されているそれぞれの印刷データの印刷開始時刻を比較する(S6)。先に印刷を開始するデータを先に印刷するように設定する(S7)。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S8)。
このように、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻と予測された印刷するのに要する時間から求められる印刷開始時刻を比較し、先に印刷開始する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングすることができることにより、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、指定された印刷終了時刻に印刷が完了できずユーザが改めて印刷終了時刻を設定し直し、データを送信し直す必要がなく、また、印刷の空き時間をより短縮することが可能となる。
【0013】
図8は本発明の第7の制御例のフローチャートである。以下はこれに従って説明する。ホスト5から印刷データを受信する(S1)。印刷終了時刻を指定したデータか判断する(S2)。印刷終了時刻を指定したデータであったら、印刷データをビットマップに展開し、大量記憶装置11に蓄積する(S3)。印刷開始時刻を算出する(S4)。印刷開始時刻から終了時刻までの間に既に先約データがあるか判断する(S5)。S5において、先約データがあると判断された場合には、大量記憶装置11に蓄積されているそれぞれの印刷データの終了時刻を基にスケジューリングし直す(S6)。S6において、スケジューリングし直した際に終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するようにスケジューリングする(S7)。スケジューリングする際の例を図9に示す。印刷終了時刻をta、tbと指定した印刷データA、Bをスケジューリングし直す場合、Aを先に印刷する。S2において、印刷終了時刻を指定したデータでなかったら、通常の印刷を行う(S8)。
S7において、スケジューリングする際の例を図9に示し、説明する。印刷終了時刻をta、tbと指定した印刷データA(算出された印刷時間をΔta)、B(算出された印刷時間をΔtb)をスケジューリングし直す場合、Aを先に印刷するように設定をした場合に後から印刷されるBの印刷終了時刻の変化量は(ta+Δtb)−tbとなる。また、Bを先に印刷するように設定した場合の後から印刷されるAの印刷終了時刻の変化量は(tb+Δta)−taとなる。この変化量が小さいほうのスケジューリングを採用する。図9の場合には、Bを先に印刷を行うようにスケジューリングされる。
このように、印刷を行うために印刷終了時刻を指定した印刷データを送信した際に、既に画像形成装置に先約の印刷データが保存されている場合には、再スケジューリングを行うと後に印刷されるデータが遅延してしまうなど、印刷順を最適化できない場合を回避し、それぞれの印刷データの印刷時間を比較し、スケジューリングし直した際に、終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するように最適なスケジューリングを行うことが可能となる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時間の再設定を促すことが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、印刷終了時刻が再設定される場合には、最初に印刷データを受信した時点で、印刷データのみ記憶装置に蓄積し、設定時刻は後から再送受信して設定することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを削除することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを即ちに印刷することが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻を比較し、先に終了する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングすることが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻と予測された印刷するのに要する時間から求められる印刷開始時刻を比較し、先に印刷開始する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングすることが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、印刷終了時刻を指定した印刷データを受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、それぞれの印刷データの印刷時間を比較し、スケジューリングし直した際に終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するようにスケジューリングすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーザープリンタの機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の制御例のフローチャートである。
【図3】本発明の第2の制御例のフローチャートである。
【図4】本発明の第3の制御例のフローチャートである。
【図5】本発明の第4の制御例のフローチャートである。
【図6】本発明の第5の制御例のフローチャートである。
【図7】本発明の第6の制御例のフローチャートである。
【図8】本発明の第7の制御例のフローチャートである。
【図9】第7の制御例のスケジューリング例を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 コントローラ
3 操作パネル
4 プリンタエンジン
5 ホスト
11 大容量記憶装置
17 CPU(制御手段)
Claims (7)
- 上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、ユーザに対して印刷終了時刻の再設定を促す機能を有する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻が再設定される場合には、最初に印刷データを受信した時点で、印刷データのみ記憶装置に蓄積し、設定時刻は後から再受信、設定することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを削除することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2記載の画像形成装置において、制御手段は、印刷終了時刻の再設定を促されたユーザが再設定を行わない場合には、記憶装置に蓄積した印刷データを印刷することを特徴とする画像形成装置。
- 上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻を比較し、先に終了する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、各々の設定された終了時刻と予測された印刷するのに要する時間から求められる印刷開始時刻を比較し、先に印刷開始する印刷データを先に印刷し、その後他のデータを印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 上位装置であるホストと双方向通信可能に接続され、ホストで作成された印刷データを印刷出力する画像形成装置において、印刷終了時刻を指定した印刷データをホストから受信した際に、既に記憶装置に先約の印刷データが保存されている場合には、それぞれの印刷データの印刷時間を比較し、スケジューリングし直した際に終了時刻の変化が少ない方を後に印刷するようにスケジューリングする機能を有する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007076291A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置及び制御プログラム |
JP2007076316A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像処理装置および画像処理システム |
EP1953640A2 (en) | 2007-01-31 | 2008-08-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming system, image forming apparatus, and terminal |
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2003
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