JP2004272415A - 光学読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学読取装置において、白紙画像データを外部記憶装置から読み込むための所要時間を短縮する。
【解決手段】入力画像メモリ104は、画像入力部101によって取得された原稿画像データを取り込んで一時的に記憶する。白紙画像メモリ106は、所定の解像度に対応する白紙画像データを取り込んで、一時的に記憶する。補正データ作成部108は、白紙画像データに画素密度変換処理を施すことによって、原稿画像データと同じ解像度の補正データを作成する。シェーディング補正処理部109は、補正データを用いて、原稿画像データのシェーディング補正を行う。一種類の解像度の白紙画像データのみを読み込み、これを変換することによって他の解像度の白紙画像データを作成するので、白紙画像データ読み込みに要する時間が短縮される。
【選択図】 図1
【解決手段】入力画像メモリ104は、画像入力部101によって取得された原稿画像データを取り込んで一時的に記憶する。白紙画像メモリ106は、所定の解像度に対応する白紙画像データを取り込んで、一時的に記憶する。補正データ作成部108は、白紙画像データに画素密度変換処理を施すことによって、原稿画像データと同じ解像度の補正データを作成する。シェーディング補正処理部109は、補正データを用いて、原稿画像データのシェーディング補正を行う。一種類の解像度の白紙画像データのみを読み込み、これを変換することによって他の解像度の白紙画像データを作成するので、白紙画像データ読み込みに要する時間が短縮される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像データを光学的に取得する光学読取装置に関し、特に、取得された画像データの濃度むらを補正するシェーディング補正機能を備えた光学読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学読取装置を用いて画像データを取得する場合、読み取り原稿(帳票等)を照らす照明器の照度ムラなどに起因して、濃度むらが発生する場合がある。このような濃度むらを補正する技術として、シェーディング補正が知られている。シェーディング補正を採用した光学読取装置としては、通常のイメージスキャナや、ファクシミリ装置の読取部等が、知られている。シェーディング補正の技術は、例えば、下記の非特許文献1に開示されている。
【0003】
非特許文献1にも開示されているように、シェーディング補正技術では、予め光学読取装置によって白紙原稿の画像データ(以下「白紙画像データ」と記す)が取得され、この白紙原稿の各画素濃度が検出される。そして、この光学読取装置で原稿の画像データ(以下「原稿画像データ」と記す)を取得した際に、この原稿画像データの各画素濃度と白紙画像データの画素濃度との減算や除算等が、行われる。この演算の結果が、補正後の画素濃度となる。
【0004】
近年、複数種類の解像度に対応する光学読取装置が多く登場している。例えば、通常のイメージスキャナの場合、200dpi/300dpi/400dpi等の解像度に対応している。ユーザは、これらの解像度からいずれかを選択して、所望の原稿画像データを取り込むことができる。周知のように、‘dpi’は、dot per inchの略であり、1インチ当たりの画素数を示す単位である。例えば、‘200dpi’とは、1インチ当たりの画素数が200ドットであることを意味する。すなわち、解像度が高いほど、単位長さ当たりの画素数が多くなり、したがって、単位面積当たりの画素数も多くなる。
【0005】
上述のように、シェーディング補正では、原稿画像データの画素毎に、濃度補正のための演算が行われる。したがって、白紙画像データの解像度は、原稿画像データの解像度と同一でなければならない。解像度が異なると、両画像データの画素が一対一に対応しなくなるからである。
【0006】
このため、従来の光学読取装置は、白紙画像データを、その光学読取装置が対応している解像度毎に取得していた。例えば、三種類の解像度200dpi/300dpi/400dpiに対応する光学読取装置の場合、これらの解像度200dpi/300dpi/400dpiのすべてについての白紙画像データを予め取り込んで、外部記憶装置等に保存することとしていた。これにより、すべての解像度において、シェーディング補正を行うことが可能になる。
【0007】
【非特許文献1】
谷尻豊寿著「パソコンによる最新画像処理入門」技術評論社、平成8年5月1日発行、p96−98
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光学読取装置には、白紙画像データを外部装置等から読み込むための時間が長いという欠点があった。
【0009】
上述のように、従来の光学読取装置では、白紙画像データが、解像度毎に準備される。これらの白紙画像データは、例えば外部記憶装置等に格納されている。そして、光学読取装置の初期化処理時に、光学読取装置で設定された解像度に対応する白紙画像データ或いはすべての白紙画像データが、外部記憶装置から読み込まれる。
【0010】
ここで、白紙画像データは、原稿画像データと同じデータサイズを有している。したがって、データサイズは非常に大きく、外部記憶装置等からの読み込み時間は非常に長い。このため、光学読取装置の初期化時にすべての解像度の白紙画像データを読み込む場合、この初期化処理時間が非常に長くなってしまう。
【0011】
一方、設定された解像度に対応する白紙画像データのみを読み込む場合、光学読取装置の解像度が変更されるたびに新たな白紙画像データを読み込まなければならなくなる。このため、解像度変更処理の所要時間が非常に長くなってしまう。
【0012】
このような理由から、初期化時や解像度変更時の処理時間が短い光学読取装置が嘱望されていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる光学読取装置は、画像入力部によって取得された原稿画像データを取り込んで一時的に記憶する入力画像メモリと、所定の解像度に対応する白紙画像データを取り込んで一時的に記憶する白紙画像メモリと、白紙画像データに画素密度変換処理を施すことによって、原稿画像データと同じ解像度の補正データを作成する補正データ作成部と、補正データを用いて、原稿画像データのシェーディング補正を行うシェーディング補正処理部とを備える。
【0014】
この発明では、白紙画像メモリに取り込まれた白紙画像データの画素密度を補正データ作成部で変換する。したがって、所定の解像度に対応した白紙画像データを一旦取り込めば、その後に画像入力部の解像度が変更されても白紙画像データの再取得を行う必要がない。これにより、この発明によれば、初期化時や解像度変更時の処理時間を短縮することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分の大きさ、形状および配置関係は、本発明が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0016】
図1は、この実施の形態に係る光学読取装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【0017】
図1に示したように、光学読取装置100は、外部記憶装置200に接続されている。この光学読取装置100は、画像入力部101と、表示部102と、操作入力部103と、入力画像メモリ104と、出力画像メモリ105と、白紙画像メモリ106と、補正データメモリ107と、補正データ作成部108と、シェーディング補正処理部109と、制御部110とを備える。
【0018】
画像入力部101は、帳票等の原稿を光学的に読み取ることによって、原稿画像データを取得する。画像入力部101としては、イメージスキャナやファクシミリ読取装置などが採用される。
【0019】
表示部102は、入力画像メモリ104や出力画像メモリ105等に格納された画像データを、オペレータに対して表示する。さらに、表示部102は、オペレータに光学読取装置100の操作を補助するための操作画面を表示する。表示部102としては、例えば、通常のディスプレイ装置を使用することができる。
【0020】
操作入力部103は、この光学読取装置100に対するオペレータの操作を受け付ける。操作入力部103としては、例えば、キーボードやマウスなどを使用することができる。
【0021】
入力画像メモリ104は、画像入力部101から入力された原稿画像データを一時的に保存するためのメモリである。
【0022】
出力画像メモリ105は、シェーディング補正が施された後の原稿画像データを一時的に保存するためのメモリである。
【0023】
白紙画像メモリ106は、外部記憶装置200から白紙画像データを読み込んで、一時的に保存する。
【0024】
補正データメモリ107は、シェーディング補正に使用される補正データを一時的に保存する。
【0025】
補正データ作成部108は、白紙画像メモリ106から白紙画像データを読み込み、この白紙画像データの解像度を、原稿画像データの設定解像度と一致するように変換する。解像度を変換する方法については、後述する。そして、補正データ作成部108は、変換後の白紙画像データを、補正データとして、補正データメモリ107に格納する。なお、白紙画像データの解像度が原稿画像データの解像度と同じであるとき、補正データ作成部108は、かかる白紙画像データをそのまま補正データメモリ107に格納する。
【0026】
シェーディング補正処理部109は、補正データメモリ107に格納された補正データを用いて、入力画像メモリ104に格納された原稿画像データにシェーディング補正を施す。そして、シェーディング補正処理部109は、シェーディング補正後の原稿画像データを、出力画像メモリ105に格納する。シェーディング補正の方法については、後述する。
【0027】
制御部110は、光学読取装置100内の他の構成部101〜109および外部記憶装置200の動作を制御する。
【0028】
外部記憶装置200は、白紙画像データを記憶する。この白紙画像データは、実際に光学読取装置100を用いて取得することが望ましい。照度ムラは、光学読取装置100ごとに異なるからである。この実施の形態では、画像入力部101で設定し得る最高の解像度で、白紙画像データを取得するものとする。
【0029】
次に、白紙画像データの解像度を変換する方法の一例を説明する。以下、画像入力部101の解像度が200dpi/300dpi/400dpiである場合を例に採って説明する。上述のように、この実施の形態では白紙画像データを最高の解像度で取得するので、白紙画像データの解像度は400dpiである。
【0030】
まず、解像度を400dpiから200dpiに変換する場合を説明する。図2において、(A)は400dpiの画素列の一部を概念的に示し、(B)は200dpiの画素列の一部を概念的に示している。図2(A)、(B)から解るように、変換後の画像データ(すなわち補正データ)の画素B11〜B44の位置は、すべて、白紙画像データの画素位置のいずれか(すなわちA11〜A44)と一致する。したがって、対応する画素A11〜A44のみを抽出することによって、解像度の変換を行うことができる。
【0031】
次に、解像度を400dpiから300dpiに変換する場合を説明する。この場合、変換後の画像データ(すなわち補正データ)の画素位置は、白紙画像データの画素位置と必ずしも一致しない。したがって、周知の画像サイズ変換技術を応用して、解像度の変換を行う。画像サイズ変換技術は、例えば、下記文献に記載されている。この文献にも記載されているように、画像サイズ変換技術としては、最近傍法や線形補間法等がある。
【0032】
八木伸行等著「C言語で学ぶ実践画像処理」オーム社、平成4年5月30日発行、p145−149
最近傍法とは、変換前の画素のうちで直線距離が最も近い画素に、変換後の画素を対応させる方法である。図3(A)に示したように、補正データの画素B0の位置は、白紙画像データの画素A1,A2,A3,A4の位置(x,y)、(x+1,y)、(x,y+1)、(x+1,y+1)のいずれとも一致しない。そして、画素B0は、画素A1〜A4のうち、画素A3に最も近い。したがって、画素B0の濃度として、画素A3の濃度が採用される。
【0033】
線形補間法とは、変換前の近接4画素の濃度および距離比を用いて、変換後の各画素濃度を演算する方法である。図3(B)に示したように、白紙画像データの画素A1,A2,A3,A4の位置座標を(x,y)、(x+1,y)、(x,y+1)、(x+1,y+1)とすると、補正データの画素B0の位置座標は(x+p,y+q)で表すことができる(0≦p,q≦1)。線形補間法では、A1〜A4の濃度d1〜d4および規格化された距離p,qを下式(1)に代入することによって、画素B0の濃度d0 を算出する。
【0034】
d0=(1−q)(1−p)d1+(1−q)pd2+q(1−p)d3+qp・d4 ・・・(1)
次に、このようにして得られた補正データを用いてシェーディング補正を行う方法を、図4を用いて説明する。
【0035】
上述のように、シェーディング補正は、シェーディング補正処理部109が行う。シェーディング補正処理部109は、入力画像メモリ104から原稿画像データ(図4(A)参照)を読み出すとともに、補正データメモリ107から補正データ(図4(B)参照)を読み出す。そして、シェーディング補正処理部109は、原稿画像データと補正データとを用いて、シェーディング補正を行う。このシェーディング補正は、原稿画像データの各画素濃度を、補正データの対応画素濃度で除算することによって行われる。すなわち、除算は、対応する画素毎に行われる。これにより、画像入力部101の照度ムラの影響を除去することができる(図4(C)参照)。なお、除算するよりも減算する方が良好な結果を得られる場合もある。除算、減算のいずれを選択するかは、任意である。
【0036】
次に、光学読取装置100の全体動作の一例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0037】
まず、オペレータが、操作入力部103を操作して、光学読取装置100の初期化処理を実行する。初期化処理とは、画像取得を介するための準備を行う処理である。この初期化処理では、白紙画像データの読み込み(ステップS501参照)や補正データの作成(ステップS502参照)等が行われる。まず、制御部110の制御にしたがって、外部記憶装置200に格納されている白紙画像データが読み出され、白紙画像メモリ106に格納される(ステップS501参照)。上述のように、この実施の形態では、画像入力部101が対応している解像度のうちで最も高い解像度の白紙画像データが、白紙画像メモリ106に格納される。例えば画像入力部101の解像度が200dpi/300dpi/400dpiである場合、400dpiの白紙画像データが、白紙画像メモリ106に格納される。
【0038】
次に、補正データ作成部108が、上述のような変換技術(図2、図3参照)を用いて、白紙画像データの解像度を変換する(ステップS502参照)。変換後のデータは、補正データとして、補正データメモリ107に格納される。すなわち、画像入力部101の解像度が200dpi/300dpi/400dpiである場合、補正データメモリ107には、200dpi/300dpi/400dpiの三種類の補正データが格納される。
【0039】
初期化処理が終了すると、原稿画像データの取得開始処理が実行される(ステップS503参照)。これは、表示部102の表示により、オペレータに、次の原稿画像データを取得するか否かを問う処理である。オペレータが、操作入力部103を操作して、原稿を取得する旨の選択を行った場合には、ステップS504以降の処理が実行される。一方、オペレータが画像を取得しない旨の選択を行った場合、光学読取装置100は動作を終了する。
【0040】
ステップS504では、解像度の変更受付処理が行われる。これは、表示部102の表示により、オペレータに、原稿画像データの解像度を変更するか否かを問う処理である。オペレータが、操作入力部103を操作して、解像度を変更する旨の選択を行った場合には、解像度設定処理(ステップS505参照)が実行された後、ステップS505以降の処理が実行される。一方、オペレータが、解像度を変更しない旨の選択を行った場合、解像度設定処理が行われることなく、ステップS506以降の処理が実行される。
【0041】
解像度設定処理では、制御部110が、操作入力部103から入力されたオペレータの指示にしたがって、画像入力部101の解像度を変更設定する(ステップS505参照)。
【0042】
ステップS506では、画像入力部101が、原稿画像データを取得する。取得された画像データは、入力画像メモリ104に格納される。
【0043】
その後、シェーディング補正処理部109により、原稿画像データに対して、上述のようなシェーディング補正(図4参照)が施される(ステップS507参照)。補正後の原稿画像データは、上述のように、出力画像メモリ105に格納される。なお、出力画像メモリ105に格納された原稿画像データは、図示しない手段により、外部に出力される。
【0044】
原稿画像データのシェーディング補正が終了すると、ステップS503に戻り、再び原稿画像データの取得開始処理が実行される。そして、ステップS503でオペレータが画像を取得しない旨の選択を行うまで、ステップS503〜S507が繰り返し実行される。
【0045】
以上説明したように、この実施の形態に係る光学読取装置100は、初期化処理時に、白紙画像データを外部記憶装置200から一種類のみ読み込み、補正データ作成部108によって解像度毎の補正データに変換する。このため、この実施の形態によれば、初期化処理時の白紙画像データ読み込み時間を短縮することができる。
【0046】
また、初期化処理時にすべての解像度の補正データを作成するので、解像度設定処理(ステップS505参照)時に、新たに白紙画像データを読み込む必要もない。したがって、解像度設定処理の所要時間も非常に短い。
【0047】
加えて、この実施の形態によれば、対応する解像度のうちで最高の解像度を有する白紙画像データを使用することとしたので、補正データ作成時に、信頼性の高い補正データを作成することができる。解像度が高い白紙画像データを用いる場合、上述の最近傍法や線形補間法(図3参照)の演算を行う際に、白紙画像データの画素A1,A2,A3,A4と変換により作成される画素B0との距離を、短くすることができる。このため、補正データの精度を高くすることができ、したがってシェーディング補正の精度を高くすることができる。
【0048】
なお、この実施の形態では、初期化処理時に、すべての解像度の補正データを作成することとしたが、解像度設定処理時に、該当する解像度の補正データを作成することにしてもよい。
【0049】
また、画像入力部101が200dpi/300dpi/400dpiの三種類の解像度に対応している場合を例に採って説明したが、他の解像度であってもよく、さらには二種類或いは四種類以上の解像度に対応していてもよいことは、もちろんである。
【0050】
さらに、この実施の形態では最近傍法や線形補間法を用いて解像度を変換することとしたが、他の変換技術を用いてもよいことは、もちろんである。
【0051】
加えて、この実施の形態では、対応する解像度のうちで最高の解像度を有する白紙画像データを補正データ作成処理(ステップS502参照)に使用することとしたが、他の解像度の白紙画像データを用いてもよい。画像データのデータ量は、解像度が高い場合ほど多くなる。したがって、低い解像度の白紙画像データを使用することにより白紙画像データの読み込み(ステップS501参照)に要する時間が短くなり、このため、初期化処理の所要時間がさらに短くなる。よって、初期化処理時間を最小に抑えたい場合には、最低の解像度を有する白紙画像データを補正データ作成処理に使用すればよい。しかしながら、上述したような理由により、白紙画像データの解像度が低いほど補正データの精度は低下する。したがって、最高解像度および最低解像度以外の解像度を使用することにより、補正データの必要な精度を確保しつつ、初期化処理時間を可能な限り短縮することも可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、初期化時や解像度変更時の処理時間が短い光学読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態に係る光学読取装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】画素密度変換方法を説明するための概念図である。
【図3】画素密度変換方法を説明するための概念図である。
【図4】シェーディング補正方法を説明するための概念図である。
【図5】図1に示した光学読取装置の全体動作を概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 光学読取装置
101 画像入力部
102 表示部
103 操作入力部
104 入力画像メモリ
105 出力画像メモリ
106 白紙画像メモリ
107 補正データメモリ
108 補正データ作成部
109 シェーディング補正処理部
110 制御部
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像データを光学的に取得する光学読取装置に関し、特に、取得された画像データの濃度むらを補正するシェーディング補正機能を備えた光学読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学読取装置を用いて画像データを取得する場合、読み取り原稿(帳票等)を照らす照明器の照度ムラなどに起因して、濃度むらが発生する場合がある。このような濃度むらを補正する技術として、シェーディング補正が知られている。シェーディング補正を採用した光学読取装置としては、通常のイメージスキャナや、ファクシミリ装置の読取部等が、知られている。シェーディング補正の技術は、例えば、下記の非特許文献1に開示されている。
【0003】
非特許文献1にも開示されているように、シェーディング補正技術では、予め光学読取装置によって白紙原稿の画像データ(以下「白紙画像データ」と記す)が取得され、この白紙原稿の各画素濃度が検出される。そして、この光学読取装置で原稿の画像データ(以下「原稿画像データ」と記す)を取得した際に、この原稿画像データの各画素濃度と白紙画像データの画素濃度との減算や除算等が、行われる。この演算の結果が、補正後の画素濃度となる。
【0004】
近年、複数種類の解像度に対応する光学読取装置が多く登場している。例えば、通常のイメージスキャナの場合、200dpi/300dpi/400dpi等の解像度に対応している。ユーザは、これらの解像度からいずれかを選択して、所望の原稿画像データを取り込むことができる。周知のように、‘dpi’は、dot per inchの略であり、1インチ当たりの画素数を示す単位である。例えば、‘200dpi’とは、1インチ当たりの画素数が200ドットであることを意味する。すなわち、解像度が高いほど、単位長さ当たりの画素数が多くなり、したがって、単位面積当たりの画素数も多くなる。
【0005】
上述のように、シェーディング補正では、原稿画像データの画素毎に、濃度補正のための演算が行われる。したがって、白紙画像データの解像度は、原稿画像データの解像度と同一でなければならない。解像度が異なると、両画像データの画素が一対一に対応しなくなるからである。
【0006】
このため、従来の光学読取装置は、白紙画像データを、その光学読取装置が対応している解像度毎に取得していた。例えば、三種類の解像度200dpi/300dpi/400dpiに対応する光学読取装置の場合、これらの解像度200dpi/300dpi/400dpiのすべてについての白紙画像データを予め取り込んで、外部記憶装置等に保存することとしていた。これにより、すべての解像度において、シェーディング補正を行うことが可能になる。
【0007】
【非特許文献1】
谷尻豊寿著「パソコンによる最新画像処理入門」技術評論社、平成8年5月1日発行、p96−98
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光学読取装置には、白紙画像データを外部装置等から読み込むための時間が長いという欠点があった。
【0009】
上述のように、従来の光学読取装置では、白紙画像データが、解像度毎に準備される。これらの白紙画像データは、例えば外部記憶装置等に格納されている。そして、光学読取装置の初期化処理時に、光学読取装置で設定された解像度に対応する白紙画像データ或いはすべての白紙画像データが、外部記憶装置から読み込まれる。
【0010】
ここで、白紙画像データは、原稿画像データと同じデータサイズを有している。したがって、データサイズは非常に大きく、外部記憶装置等からの読み込み時間は非常に長い。このため、光学読取装置の初期化時にすべての解像度の白紙画像データを読み込む場合、この初期化処理時間が非常に長くなってしまう。
【0011】
一方、設定された解像度に対応する白紙画像データのみを読み込む場合、光学読取装置の解像度が変更されるたびに新たな白紙画像データを読み込まなければならなくなる。このため、解像度変更処理の所要時間が非常に長くなってしまう。
【0012】
このような理由から、初期化時や解像度変更時の処理時間が短い光学読取装置が嘱望されていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる光学読取装置は、画像入力部によって取得された原稿画像データを取り込んで一時的に記憶する入力画像メモリと、所定の解像度に対応する白紙画像データを取り込んで一時的に記憶する白紙画像メモリと、白紙画像データに画素密度変換処理を施すことによって、原稿画像データと同じ解像度の補正データを作成する補正データ作成部と、補正データを用いて、原稿画像データのシェーディング補正を行うシェーディング補正処理部とを備える。
【0014】
この発明では、白紙画像メモリに取り込まれた白紙画像データの画素密度を補正データ作成部で変換する。したがって、所定の解像度に対応した白紙画像データを一旦取り込めば、その後に画像入力部の解像度が変更されても白紙画像データの再取得を行う必要がない。これにより、この発明によれば、初期化時や解像度変更時の処理時間を短縮することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分の大きさ、形状および配置関係は、本発明が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0016】
図1は、この実施の形態に係る光学読取装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【0017】
図1に示したように、光学読取装置100は、外部記憶装置200に接続されている。この光学読取装置100は、画像入力部101と、表示部102と、操作入力部103と、入力画像メモリ104と、出力画像メモリ105と、白紙画像メモリ106と、補正データメモリ107と、補正データ作成部108と、シェーディング補正処理部109と、制御部110とを備える。
【0018】
画像入力部101は、帳票等の原稿を光学的に読み取ることによって、原稿画像データを取得する。画像入力部101としては、イメージスキャナやファクシミリ読取装置などが採用される。
【0019】
表示部102は、入力画像メモリ104や出力画像メモリ105等に格納された画像データを、オペレータに対して表示する。さらに、表示部102は、オペレータに光学読取装置100の操作を補助するための操作画面を表示する。表示部102としては、例えば、通常のディスプレイ装置を使用することができる。
【0020】
操作入力部103は、この光学読取装置100に対するオペレータの操作を受け付ける。操作入力部103としては、例えば、キーボードやマウスなどを使用することができる。
【0021】
入力画像メモリ104は、画像入力部101から入力された原稿画像データを一時的に保存するためのメモリである。
【0022】
出力画像メモリ105は、シェーディング補正が施された後の原稿画像データを一時的に保存するためのメモリである。
【0023】
白紙画像メモリ106は、外部記憶装置200から白紙画像データを読み込んで、一時的に保存する。
【0024】
補正データメモリ107は、シェーディング補正に使用される補正データを一時的に保存する。
【0025】
補正データ作成部108は、白紙画像メモリ106から白紙画像データを読み込み、この白紙画像データの解像度を、原稿画像データの設定解像度と一致するように変換する。解像度を変換する方法については、後述する。そして、補正データ作成部108は、変換後の白紙画像データを、補正データとして、補正データメモリ107に格納する。なお、白紙画像データの解像度が原稿画像データの解像度と同じであるとき、補正データ作成部108は、かかる白紙画像データをそのまま補正データメモリ107に格納する。
【0026】
シェーディング補正処理部109は、補正データメモリ107に格納された補正データを用いて、入力画像メモリ104に格納された原稿画像データにシェーディング補正を施す。そして、シェーディング補正処理部109は、シェーディング補正後の原稿画像データを、出力画像メモリ105に格納する。シェーディング補正の方法については、後述する。
【0027】
制御部110は、光学読取装置100内の他の構成部101〜109および外部記憶装置200の動作を制御する。
【0028】
外部記憶装置200は、白紙画像データを記憶する。この白紙画像データは、実際に光学読取装置100を用いて取得することが望ましい。照度ムラは、光学読取装置100ごとに異なるからである。この実施の形態では、画像入力部101で設定し得る最高の解像度で、白紙画像データを取得するものとする。
【0029】
次に、白紙画像データの解像度を変換する方法の一例を説明する。以下、画像入力部101の解像度が200dpi/300dpi/400dpiである場合を例に採って説明する。上述のように、この実施の形態では白紙画像データを最高の解像度で取得するので、白紙画像データの解像度は400dpiである。
【0030】
まず、解像度を400dpiから200dpiに変換する場合を説明する。図2において、(A)は400dpiの画素列の一部を概念的に示し、(B)は200dpiの画素列の一部を概念的に示している。図2(A)、(B)から解るように、変換後の画像データ(すなわち補正データ)の画素B11〜B44の位置は、すべて、白紙画像データの画素位置のいずれか(すなわちA11〜A44)と一致する。したがって、対応する画素A11〜A44のみを抽出することによって、解像度の変換を行うことができる。
【0031】
次に、解像度を400dpiから300dpiに変換する場合を説明する。この場合、変換後の画像データ(すなわち補正データ)の画素位置は、白紙画像データの画素位置と必ずしも一致しない。したがって、周知の画像サイズ変換技術を応用して、解像度の変換を行う。画像サイズ変換技術は、例えば、下記文献に記載されている。この文献にも記載されているように、画像サイズ変換技術としては、最近傍法や線形補間法等がある。
【0032】
八木伸行等著「C言語で学ぶ実践画像処理」オーム社、平成4年5月30日発行、p145−149
最近傍法とは、変換前の画素のうちで直線距離が最も近い画素に、変換後の画素を対応させる方法である。図3(A)に示したように、補正データの画素B0の位置は、白紙画像データの画素A1,A2,A3,A4の位置(x,y)、(x+1,y)、(x,y+1)、(x+1,y+1)のいずれとも一致しない。そして、画素B0は、画素A1〜A4のうち、画素A3に最も近い。したがって、画素B0の濃度として、画素A3の濃度が採用される。
【0033】
線形補間法とは、変換前の近接4画素の濃度および距離比を用いて、変換後の各画素濃度を演算する方法である。図3(B)に示したように、白紙画像データの画素A1,A2,A3,A4の位置座標を(x,y)、(x+1,y)、(x,y+1)、(x+1,y+1)とすると、補正データの画素B0の位置座標は(x+p,y+q)で表すことができる(0≦p,q≦1)。線形補間法では、A1〜A4の濃度d1〜d4および規格化された距離p,qを下式(1)に代入することによって、画素B0の濃度d0 を算出する。
【0034】
d0=(1−q)(1−p)d1+(1−q)pd2+q(1−p)d3+qp・d4 ・・・(1)
次に、このようにして得られた補正データを用いてシェーディング補正を行う方法を、図4を用いて説明する。
【0035】
上述のように、シェーディング補正は、シェーディング補正処理部109が行う。シェーディング補正処理部109は、入力画像メモリ104から原稿画像データ(図4(A)参照)を読み出すとともに、補正データメモリ107から補正データ(図4(B)参照)を読み出す。そして、シェーディング補正処理部109は、原稿画像データと補正データとを用いて、シェーディング補正を行う。このシェーディング補正は、原稿画像データの各画素濃度を、補正データの対応画素濃度で除算することによって行われる。すなわち、除算は、対応する画素毎に行われる。これにより、画像入力部101の照度ムラの影響を除去することができる(図4(C)参照)。なお、除算するよりも減算する方が良好な結果を得られる場合もある。除算、減算のいずれを選択するかは、任意である。
【0036】
次に、光学読取装置100の全体動作の一例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0037】
まず、オペレータが、操作入力部103を操作して、光学読取装置100の初期化処理を実行する。初期化処理とは、画像取得を介するための準備を行う処理である。この初期化処理では、白紙画像データの読み込み(ステップS501参照)や補正データの作成(ステップS502参照)等が行われる。まず、制御部110の制御にしたがって、外部記憶装置200に格納されている白紙画像データが読み出され、白紙画像メモリ106に格納される(ステップS501参照)。上述のように、この実施の形態では、画像入力部101が対応している解像度のうちで最も高い解像度の白紙画像データが、白紙画像メモリ106に格納される。例えば画像入力部101の解像度が200dpi/300dpi/400dpiである場合、400dpiの白紙画像データが、白紙画像メモリ106に格納される。
【0038】
次に、補正データ作成部108が、上述のような変換技術(図2、図3参照)を用いて、白紙画像データの解像度を変換する(ステップS502参照)。変換後のデータは、補正データとして、補正データメモリ107に格納される。すなわち、画像入力部101の解像度が200dpi/300dpi/400dpiである場合、補正データメモリ107には、200dpi/300dpi/400dpiの三種類の補正データが格納される。
【0039】
初期化処理が終了すると、原稿画像データの取得開始処理が実行される(ステップS503参照)。これは、表示部102の表示により、オペレータに、次の原稿画像データを取得するか否かを問う処理である。オペレータが、操作入力部103を操作して、原稿を取得する旨の選択を行った場合には、ステップS504以降の処理が実行される。一方、オペレータが画像を取得しない旨の選択を行った場合、光学読取装置100は動作を終了する。
【0040】
ステップS504では、解像度の変更受付処理が行われる。これは、表示部102の表示により、オペレータに、原稿画像データの解像度を変更するか否かを問う処理である。オペレータが、操作入力部103を操作して、解像度を変更する旨の選択を行った場合には、解像度設定処理(ステップS505参照)が実行された後、ステップS505以降の処理が実行される。一方、オペレータが、解像度を変更しない旨の選択を行った場合、解像度設定処理が行われることなく、ステップS506以降の処理が実行される。
【0041】
解像度設定処理では、制御部110が、操作入力部103から入力されたオペレータの指示にしたがって、画像入力部101の解像度を変更設定する(ステップS505参照)。
【0042】
ステップS506では、画像入力部101が、原稿画像データを取得する。取得された画像データは、入力画像メモリ104に格納される。
【0043】
その後、シェーディング補正処理部109により、原稿画像データに対して、上述のようなシェーディング補正(図4参照)が施される(ステップS507参照)。補正後の原稿画像データは、上述のように、出力画像メモリ105に格納される。なお、出力画像メモリ105に格納された原稿画像データは、図示しない手段により、外部に出力される。
【0044】
原稿画像データのシェーディング補正が終了すると、ステップS503に戻り、再び原稿画像データの取得開始処理が実行される。そして、ステップS503でオペレータが画像を取得しない旨の選択を行うまで、ステップS503〜S507が繰り返し実行される。
【0045】
以上説明したように、この実施の形態に係る光学読取装置100は、初期化処理時に、白紙画像データを外部記憶装置200から一種類のみ読み込み、補正データ作成部108によって解像度毎の補正データに変換する。このため、この実施の形態によれば、初期化処理時の白紙画像データ読み込み時間を短縮することができる。
【0046】
また、初期化処理時にすべての解像度の補正データを作成するので、解像度設定処理(ステップS505参照)時に、新たに白紙画像データを読み込む必要もない。したがって、解像度設定処理の所要時間も非常に短い。
【0047】
加えて、この実施の形態によれば、対応する解像度のうちで最高の解像度を有する白紙画像データを使用することとしたので、補正データ作成時に、信頼性の高い補正データを作成することができる。解像度が高い白紙画像データを用いる場合、上述の最近傍法や線形補間法(図3参照)の演算を行う際に、白紙画像データの画素A1,A2,A3,A4と変換により作成される画素B0との距離を、短くすることができる。このため、補正データの精度を高くすることができ、したがってシェーディング補正の精度を高くすることができる。
【0048】
なお、この実施の形態では、初期化処理時に、すべての解像度の補正データを作成することとしたが、解像度設定処理時に、該当する解像度の補正データを作成することにしてもよい。
【0049】
また、画像入力部101が200dpi/300dpi/400dpiの三種類の解像度に対応している場合を例に採って説明したが、他の解像度であってもよく、さらには二種類或いは四種類以上の解像度に対応していてもよいことは、もちろんである。
【0050】
さらに、この実施の形態では最近傍法や線形補間法を用いて解像度を変換することとしたが、他の変換技術を用いてもよいことは、もちろんである。
【0051】
加えて、この実施の形態では、対応する解像度のうちで最高の解像度を有する白紙画像データを補正データ作成処理(ステップS502参照)に使用することとしたが、他の解像度の白紙画像データを用いてもよい。画像データのデータ量は、解像度が高い場合ほど多くなる。したがって、低い解像度の白紙画像データを使用することにより白紙画像データの読み込み(ステップS501参照)に要する時間が短くなり、このため、初期化処理の所要時間がさらに短くなる。よって、初期化処理時間を最小に抑えたい場合には、最低の解像度を有する白紙画像データを補正データ作成処理に使用すればよい。しかしながら、上述したような理由により、白紙画像データの解像度が低いほど補正データの精度は低下する。したがって、最高解像度および最低解像度以外の解像度を使用することにより、補正データの必要な精度を確保しつつ、初期化処理時間を可能な限り短縮することも可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、初期化時や解像度変更時の処理時間が短い光学読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態に係る光学読取装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】画素密度変換方法を説明するための概念図である。
【図3】画素密度変換方法を説明するための概念図である。
【図4】シェーディング補正方法を説明するための概念図である。
【図5】図1に示した光学読取装置の全体動作を概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 光学読取装置
101 画像入力部
102 表示部
103 操作入力部
104 入力画像メモリ
105 出力画像メモリ
106 白紙画像メモリ
107 補正データメモリ
108 補正データ作成部
109 シェーディング補正処理部
110 制御部
Claims (4)
- 画像入力部によって取得された原稿画像データを取り込んで一時的に記憶する入力画像メモリと、
所定の解像度に対応する白紙画像データを取り込んで一時的に記憶する白紙画像メモリと、
前記白紙画像データに画素密度変換処理を施すことによって、前記原稿画像データと同じ解像度の補正データを作成する補正データ作成部と、
前記補正データを用いて、前記原稿画像データのシェーディング補正を行うシェーディング補正処理部と、
を備えることを特徴とする光学読取装置。 - 前記白紙画像データの解像度が、前記画像入力部が選択し得る最高の解像度と一致し、
前記補正データ作成部が、当該白紙画像データの画素密度を縮小する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学読取装置。 - 前記白紙画像データの解像度が、前記画像入力部が選択し得る最低の解像度と一致し、
前記補正データ作成部が、当該白紙画像データの画素密度を拡大する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学読取装置。 - 前記白紙画像データの解像度が、前記画像入力部が選択し得る最高解像度よりも低く且つ最低解像度よりも高い解像度と一致し、
前記補正データ作成部が、当該白紙画像データの画素密度を縮小または拡大する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学読取装置。
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Cited By (2)
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2003
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