JP2004269108A - 画像形成装置 - Google Patents

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隆博 笹井
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Abstract

【課題】片面印刷機能と両面印刷機能とを備えるとともに、フェイスダウン機能とフェイスアップ機能とを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】2つの排紙口81・82を有する排紙部8と、給紙部7との間にプロセスユニット10を配置した画像形成装置1であって、給紙部7の給紙口73(74)からプロセスユニット10を経て排紙部8の第1排紙口81へ向けて形成した第1用紙搬送経路21(24)と、該第1用紙搬送経路21(24)におけるプロセスユニット10の下流側の分岐部28から上流側の分岐部29へ向けて形成した第2用紙搬送経路22と、該分岐部28から排紙部8の第2排紙口82へ向けて形成した第3用紙搬送経路23と、該分岐部28に配置した用紙6の搬送方向を切り換える切換部材68と、該排紙口81(82)に設けた正逆回転可能なローラ35・36(37・38)対と、を備えた構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー機やファクシミリ装置等が具備する、片面印刷機能と、両面印刷機能とを備えた画像形成装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コピー機やファクシミリ装置、プリンタなどに設けられた画像形成装置には、片面印刷機能と、両面印刷機能とを備えたものが実用化されている。これらの画像形成装置の中には、プリントを終えた用紙の印刷面を伏せて排紙トレイへ排出する(フェイスダウン)機能と、印刷面を表にして排紙トレイに排出する(フェイスアップ)機能とを備えているものがあり、該画像形成装置には、フェイスダウン用の排紙トレイと、フェイスアップ用の排紙トレイとがそれぞれ別々に設けられていた。
【0003】
その後、フェイスダウン用の排紙トレイと、フェイスアップ用の排紙トレイとを共通の排紙トレイで構成した画像形成装置が発明され、特開平6−24621号公報で開示されている。
同号公報の図1に示すように、この画像形成装置1は、用紙カセット9の上方に画像形成部2が配置され、該画像形成部2の上方に排紙トレイ16が設けられている。この排紙トレイ16には一側部と他側部の両側部に排紙口が形成され、該排紙トレイ16の排紙面は一側部から他側部へ向けて傾斜する傾斜面で構成されて、一側部の排紙口から排出された用紙と、他側部の排紙口から排出された用紙とはともに排紙トレイ16の排紙面の他側部側へ滑り落ちて堆積するように構成されている。
【0004】
また、画像形成装置1には用紙の搬送経路が形成されており、該搬送経路は、フェイスダウン搬送路17と、フェイスアップ・両面印刷搬送路18と、フェイスアップ搬送路19とで構成されている。
フェイスダウン搬送路17は、用紙カセット9の一側部上方の給紙口から画像形成部2を経て、排紙トレイ16の他側部の排紙口へ至る略「L」字状の経路で構成されている。フェイスアップ・両面印刷搬送路18は、フェイスダウン搬送路17の画像形成部2の下流側で分岐して下方へ延設され、用紙カセット9の下方を迂回して用紙カセット9の一側部上方の給紙口の直外側方まで略「U」字状形成されている。このフェイスダウン搬送路17の画像形成部2の下流側の分岐部には、用紙の搬送方向を、フェイスダウン搬送路17側かフェイスアップ・両面印刷搬送路18側かへ振り分ける案内レバー20が配置されている。
【0005】
そして、フェイスアップ搬送路19は、用紙カセット9の給紙口の直外側方のフェイスアップ・両面印刷搬送路18の一端部から上方へ延設され、排紙トレイ16の一側部の排紙口へ形成されている。フェイスアップ・両面印刷搬送路18の一端部と、用紙カセット9の給紙口とは連通されており、この連通部には、用紙の搬送方向を、フェイスダウン搬送路17側か、フェイスアップ搬送路19側かへ振り分ける案内レバー25が配置されている。
【0006】
以上のように画像形成装置1は構成され、片面印刷におけるフェイスダウン排紙の場合は、用紙カセット9から繰り込まれた用紙は案内レバー25に案内されてフェイスダウン搬送路17へ給送されながら画像形成部2でその第1面に画像が印刷され、そして、案内レバー20により上方へ案内されて、排紙トレイ16の他側部の排紙口から第1面の印刷面を下にした状態(フェイスダウン)で排出される。
【0007】
また、片面印刷におけるフェイスアップ排紙の場合は、用紙カセット9から繰り込まれた用紙は案内レバー25に案内されてフェイスダウン搬送路17へ給送されながら画像形成部2でその第1面に画像が印刷され、そして、案内レバー20により下方へ案内されて、フェイスアップ・両面印刷搬送路18側へ給送される。フェイスアップ・両面印刷搬送路18に給送された用紙は、用紙カセット9の下方を迂回し、前記案内レバー25により上方へ案内されて、フェイスアップ搬送路19側へ給送され、排紙トレイ16の一側部の排紙口から第1面の印刷面を上にした状態(フェイスアップ)で排出される。
【0008】
そして、両面印刷における第1面フェイスダウン排紙の場合は、用紙カセット9から繰り込まれた用紙は案内レバー25に案内されてフェイスダウン搬送路17へ給送されながら画像形成部2でその第1面に画像が形成され、そして、案内レバー20により下方へ案内されて、フェイスアップ・両面印刷搬送路18側へ給送される。フェイスアップ・両面印刷搬送路18に給送された用紙は、用紙カセット9の下方を迂回し、フェイスダウン搬送路17送り方向へ回動した案内レバー25により用紙カセット9の給紙口側へ案内されて、一旦、用紙カセット9にセットされた用紙の上に収められる。そして、案内レバー25が元位置に回動した後、該用紙は繰り込まれて案内レバー25に案内され、フェイスダウン搬送路17へ給送されながら画像形成部2でその第2面に画像が印刷される。そして、案内レバー20により上方へ案内され、排紙トレイ16の他側部の排紙口から第1面の印刷面を下にした状態(フェイスダウン)で排出される。
【0009】
さらに、両面印刷における第1面フェイスアップ排紙の場合は、用紙カセット9から繰り込まれた用紙は案内レバー25に案内されてフェイスダウン搬送路17へ給送されながら画像形成部2でその第1面に画像が形成され、そして、案内レバー20により下方へ案内されて、フェイスアップ・両面印刷搬送路18側へ給送される。フェイスアップ・両面印刷搬送路18に給送された用紙は、用紙カセット9の下方を迂回し、フェイスダウン搬送路17案内側へ回動した案内レバー25により用紙カセット9の給紙口側へ案内されて、一旦、用紙カセット9にセットされた用紙の上に収められる。そして、案内レバー25が元位置に回動した後、該用紙は繰り込まれて案内レバー25に案内され、フェイスダウン搬送路17へ給送されながら画像形成部2でその第2面に画像が印刷される。そして、案内レバー20により下方へ案内され、フェイスアップ・両面印刷搬送路18側へ給送される。その後、用紙は用紙カセット9の下方を迂回し、フェイスアップ搬送路19案内側へ回動した案内レバー25により上方へ案内されて、フェイスアップ搬送路19側へ給送され、排紙トレイ16の一側部の排紙口から第1面の印刷面を上にした状態(フェイスアップ)で排出される。
【0010】
以上のようにして両面印刷の場合は、用紙カセット9から用紙を繰り込み、その第1面を印刷した後、用紙カセット9の下方を迂回させて、再び、用紙カセット9内に収めた後、該用紙を繰り込んでその第2面を印刷するように構成されている。
【0011】
【特許文献1】
特開平6−24621号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1面を印刷した後に給紙カセット9内に収めた用紙は、画像形成部2で過熱・定着されたときの熱が冷めやらず、この状態でピックアップローラにより繰り込まれると、その下の用紙を連れて重送を引き起こしたり、用紙に皺が寄ったりする可能性が高い。
そこで、本発明では、この点を鑑み、前記公報とは別構成で、片面印刷機能と両面印刷機能とを備えるとともに、フェイスダウン機能とフェイスアップ機能とを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段は、以下に示すとおりである。
まず、請求項1に記載のように、1つの給紙口を有する給紙部と、2つの排紙口を有する排紙部と、該給紙部と該排紙部との間に配置した画像形成部と、を備えた画像形成装置であって、前記給紙部の給紙口から前記画像形成部を経て前記排紙部の一方の排紙口へ向けて形成した第1用紙搬送経路と、該第1用紙搬送経路を画像形成部の上流側と下流側で分岐させて、給紙部と排紙部との間で、該下流側の分岐部から該上流側の分岐部へ向けて形成した第2用紙搬送経路と、該第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部から前記排紙部の他方の排紙口へ向けて形成した第3用紙搬送経路と、該第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部に配置した用紙の搬送方向を切り換える切換部材と、前記2つの排紙口のうち少なくとも一方の排紙口に設けた正逆回転可能なローラ対と、を備えた構成とする。
【0014】
また、請求項2に記載のように、前記第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部から分岐する第2用紙搬送経路の一部分と、前記第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部から分岐する第3用紙搬送経路との一部分とを共通の搬送経路で構成し、該第2用紙搬送経路と該第3用紙搬送経路との分岐部に用紙の搬送方向を切り換える切換部材を配置する。
【0015】
そして、請求項3に記載のように、前記排紙部の排紙面を水平に形成し、2つの排出口間の幅を用紙の搬送方向長さよりも長く構成する。
【0016】
そうして、請求項4に記載のように、前記画像形成装置は、以下の(1)から(4)のパターンのうちの1以上のパターンで用紙を印刷する制御手段を備えた構成とする。
(1)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口から排出する片面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
(2)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口から排出する片面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
(3)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口でスイッチバック反転させ、該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第2用紙搬送経路へ進入させて、該第1用紙搬送経路の画像形成部の上流側の分岐部から第1用紙搬送経路へ進入させ、再び該第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口から排出する両面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
(4)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口でスイッチバック反転させ、該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第2用紙搬送経路へ進入させて、該第1用紙搬送経路の画像形成部の上流側の分岐部から第1用紙搬送経路へ進入させ、再び該第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口から排出する両面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
【0017】
あるいは、請求項5に記載のように、前記画像形成装置は、以下の(1)から(4)のパターンのうちの1以上のパターンで用紙を印刷する制御手段を備えた構成とする。
(1)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口から排出する片面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
(2)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口から排出する片面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
(3)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口でスイッチバック反転させて、該第3用紙搬送経路から第2用紙搬送経路へ進入させ、該第1用紙搬送経路の画像形成部の上流側の分岐部から第1用紙搬送経路へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口から排出する両面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
(4)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口でスイッチバック反転させて、該第3用紙搬送経路から第2用紙搬送経路へ進入させ、該第1用紙搬送経路の画像形成部の上流側の分岐部から第1用紙搬送経路へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口から排出する両面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は画像形成装置1(第1実施形態)の構成を示す正面断面図、図2は画像形成装置1の制御構成を示すブロック図、図3は画像形成装置1による片面印刷・フェイスダウン排紙の流れを説明する図、図4は画像形成装置1による片面印刷・フェイスアップ排紙の流れを説明する図、図5は画像形成装置1による両面印刷・フェイスダウン排紙の流れを説明する図、図6は画像形成装置1による両面印刷・フェイスアップ排紙の流れを説明する図、図7は画像形成装置1による両面印刷・フェイスダウン排紙の流れ(別構成)を説明する図、図8は画像形成装置1による両面印刷・フェイスアップ排紙の流れ(別構成)を説明する図、図9は画像形成装置101(第2実施形態)の構成を示す正面断面図、図10は切換部材168の構成を示す正面断面図である。
【0019】
まず、画像形成装置1の構成について説明する。
画像形成装置1はコピー機やファクシミリ装置、プリンタなどに設けられており、図1に示すように、画像形成装置1の装置本体2は画像形成部であるプロセスユニット10を備えており、該装置本体2が給紙部7上に載置固定され、該装置本体2の上方に排紙部8が配置されている。つまり、給紙部7と排紙部8との間に装置本体2が配置されている。
【0020】
給紙部7は1又は複数段の給紙カセット71・72を備え(本実施例では2段)、排紙部8は単一の排紙スタック80で構成されており、給紙カセット71(又は72)内にセットされた用紙6・6・・・は最上層の用紙6から1枚ずつ分離されて装置本体2内へ取り込まれ、プロセスユニット10で画像が印刷された後、排紙スタック80へ排出されるように構成されている。
【0021】
なお、画像形成装置1は、給紙部7と排紙部8とを上下逆に配置して、排紙部8の上方に装置本体2を配置し、該装置本体2の上方に給紙部7を配置する構成としてもよく、給紙部7と排紙部8との間にプロセスユニット10を備えた装置本体2が配置されていれば、その構成は特に限定はしないものとする。
以下では、給紙カセット71(72)内には用紙6・6・・・がセットされているものとして実施例を説明するが、該給紙カセット71(72)内には用紙6・6・・・のほか、OHPシートなどのシート状物をセットすることも可能である。
【0022】
次に、装置本体2内に形成される用紙6の搬送経路について2つの実施形態を説明する。
まず、用紙搬送経路の第1実施形態であるが、この第1実施形態では、装置本体2内に、第1用紙搬送経路21(24)と、第2用紙搬送経路22と、第3用紙搬送経路23とが形成されている。
【0023】
装置本体2の一側部において、その下部には上段の給紙カセット71からの用紙6の給紙口73と下段の給紙カセット72からの用紙6の給紙口74とが設けられ、その上部には排紙スタック80への第1排紙口81が設けられて、該給紙口73から該第1排紙口81へ向けて第1用紙搬送経路21が形成され、該給紙口74から該第1排紙口81へ向けて第1用紙搬送経路24が形成されている。この第1用紙搬送経路21と第1用紙搬送経路24とは、第1排紙口81から給紙口73の下流側までは共通の搬送経路で構成され、該共通の搬送経路に沿ってプロセスユニット10が配置されている。該第1用紙搬送経路21と該第1用紙搬送経路24とは該給紙口73の下流側で分岐して、この分岐部26から第1用紙搬送経路21は給紙口73へ向けて形成され、第1用紙搬送経路24は給紙口74へ向けて形成されている。
【0024】
また、第1用紙搬送経路21(24)におけるプロセスユニット10の上流側と下流側とを分岐させて、該下流側の分岐部28から該上流側の分岐部27へ向けて第2用紙搬送経路22が形成されている。この第2用紙搬送経路22は第1用紙搬送経路21(24)の内側方で、給紙部7の上方に配置されて、正面視、「コ」字状に形成されている。
【0025】
排紙部8には2つの排紙口81・82が設けられており、第1排紙口81と第2排紙口82とは排紙スタック80の一側部と他側部とに配置されて、2つの排出口81・82間の幅は搬送に供される用紙6のうち搬送方向長さが最大のものよりも長く構成されて、排紙スタック80の排紙面80aは水平に形成されている。
そして、前記第1用紙搬送経路21(24)の分岐部28から、この排紙部8の第2排紙口82へ向けて第3用紙搬送経路23が、正面視、「L」字状に形成されている。
【0026】
第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23とは、前記分岐部28からその側方の分岐部29まで共通の搬送経路で構成されて、第2用紙搬送経路22は該分岐部29から下方へ延設した後、側方へ延設して第1用紙搬送経路21(24)との分岐部27で合流し、第3用紙搬送経路23は該分岐部29から上方へ延設して、排紙部8の第2排紙口82まで形成されている。
【0027】
以上のように、第1実施形態に係る用紙搬送経路は、第1用紙搬送経路21(24)と、第2用紙搬送経路22と、第3用紙搬送経路23とを備え、該第2用紙搬送経路22を給紙カセット71の真上で給紙部7と排紙部8との間のスペースに配置しており、該スペースを有効に利用することで、画像形成装置1のコンパクト化が図られている。
【0028】
そして、前記分岐部28・29には、それぞれ用紙6の搬送方向を切り換える切換部材68・69が配置されており、該切換部材68(69)は、例えば、ソレノイド等のアクチュエータを作動させて、その回動支点軸68a(69a)を中心に回動させ、用紙6の搬送方向を切り換えるように構成されている。
なお、切換部材68・69の構成はこの構成に限定するものではなく、他の構成であってもよい。
【0029】
また、上段の給紙カセット71の給紙口73付近にはピックアップローラ31が配置され、下段の給紙カセット72の給紙口74付近にはピックアップローラ32が配置されている。また、第1用紙搬送経路21(24)における分岐部27の下流側には一対のレジストローラ33・34が配置されて、該レジストローラ33・34と分岐部28との間にプロセスユニット10が配置されている。また、第1排紙口81付近には一対の排出ローラ35・36が配置され、第2排紙口82付近には一対の排出ローラ37・38が配置されている。
【0030】
前記プロセスユニット10は、現像ユニット10D、感光体ユニット10E、定着ユニット10F、及び転写ローラ17を備えており、以下のように構成されている。
現像ユニット10Dは、供給ローラ11と、該供給ローラ11と感光体ユニット10Eの感光体ドラム14の双方の外周面に圧接する現像ローラ12と、該現像ローラ12の外周面に弾性的に接触するブレード13等を具備し、第1用紙搬送経路21(24)の内側方に配置されている。
供給ローラ11はトナーを収容するトナーケース(図示略)からトナーを帯電させつつ現像ローラ12へ供給し、該供給ローラ11と該現像ローラ12とは圧接した状態で同一方向に駆動させることで、2つのローラ11・12間でトナーを摩擦により帯電させ、現像ローラ12の表面にトナーを付着させている。そして、現像ローラ12の表面に付着されたトナーは、ブレード13により押圧されることによって一定の厚さの薄層として形成され、感光体ドラム14に対する現像位置に向けて露出される。
【0031】
感光体ユニット10Eは、用紙6に接触してトナーを転写する感光体ドラム14と、該感光体ドラム14の表面を帯電させる帯電器15と、該感光体ドラム14の外周面に静電潜像を形成する露光器16等を具備し、現像ユニット10Dの下流側に配置されている。
感光体ドラム14は第1用紙搬送経路21(24)を挟んで転写ローラ17の外周面と接触するように配置され、露光器16は、例えば、LEDプリントヘッド等で構成され、感光体ドラム14の側方に配置されている。露光器16は入力された画像情報に基づき感光体ドラム14の外周面に光を照射し、該外周面に該画像情報に対応する静電潜像を形成する。
【0032】
定着ユニット10Fは、ヒートローラ18と、該ヒートローラ18に圧接するプレスローラ19とを備え、感光体ユニット10Eの下流側に配置されている。ヒートローラ18は第1用紙搬送経路21(24)を挟んでプレスローラ19の外周面と接触するように配置され、該ヒートローラ18と該プレスローラ19とにより、転写ローラ17による転写後の用紙6を加熱・加圧して、用紙6上のトナー画像を定着させる。
【0033】
そして、前記第1用紙搬送経路21と第1用紙搬送経路24との分岐部26の下流側には一対の第1フィードローラ41・42が配置され、該分岐部26と下段の給紙カセット72からの給紙口74との間の第1用紙搬送経路24には一対の第2フィードローラ43・44が配置されている。
また、前記第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23との共通の搬送経路に沿っては、一対の第3フィードローラ45・46と、一対の第4フィードローラ47・48とが配置されている。また、分岐部29から下方へ延設される第2用紙搬送経路22の垂直部には一対の第5フィードローラ49・50が配置され、該垂直部の下端部から水平に延設される第2用紙搬送経路22の水平部には一対の第6フィードローラ51・52と、一対の第7フィードローラ53・54とが配置されている。
なお、前記フィードローラ対の配置数、及び配置位置は上記構成に限定するものではなく、隣り合うローラ対の間隔が、搬送に供される用紙6のうち用紙搬送方向の長さが最小のものよりも短くなるようにして、用紙搬送経路21・22・23・24の適宜位置に配置するものとする。
【0034】
前記ローラ18・31・32・33・41・43・45・47・49・51・53は装置本体2内部に配設された第1駆動源61(図2参照)及びその伝動機構により駆動されるように構成されて、前記ローラ11・12・35・37及び感光体ドラム14は装置本体2内部に配設された第2駆動源62(図2参照)及びその伝動機構により駆動されるように構成されている。すなわち、該ローラ11・12・18・31・32・33・35・37・41・43・45・47・49・51・53は駆動ローラ、該感光体ドラム14は駆動ドラムとして構成され、前記のローラ17・19・34・36・38・42・44・46・48・50・52・54は各駆動ローラ又は駆動ドラムに連れ回る従動ローラとして構成されている。
【0035】
第1駆動源61は、図2に示すコントローラ60からの制御信号(駆動信号)を受信して駆動し、伝動機構を介してローラ18・31・32・33・41・43・45・47・49・51・53を駆動させ、第2駆動源62は、該コントローラ60からの制御信号(駆動信号)を受信して駆動し、伝動機構を介してローラ11・12・35・37及び感光体ドラム14を駆動させている。
尚、この駆動源61・62には、固定子の多相巻線に順次パルスを加え、その1パルスごとに回転子が一定角度だけ回転するステップモータ等を使用し、前記コントローラ60ではステップ制御を行って、該駆動源61(62)の回転ステップ数をカウントし、用紙6の搬送距離を計っている。
【0036】
このローラ18・31・32・33・41・43・45・47・49・51・53の回転方向は第1駆動源61の回転方向に連動し、ローラ11・12・37(35)及び感光体ドラム14の回転方向は第2駆動源62の回転方向に連動する一方で、排出ローラ35(又は排出ローラ37)についてはそれぞれ第2駆動源62との間に正逆回転切換機構65が設けられ、第2駆動源62の回転方向に関わらず、適宜、回転方向が切り換えられるように構成されている。これにより排出ローラ35・36(又は排出ローラ37・38)は、用紙6を排出するローラとしてのみならず、用紙6をスイッチバック反転させるローラとしての役割も果たしている。
【0037】
この排出ローラ35(又は排出ローラ37)の正逆回転切換機構65は、第2駆動源62からの動力が伝達される駆動軸と、排出ローラ35(又は排出ローラ37)へ出力する出力軸との間に、一方は駆動軸と同方向の回転を伝達する同方向伝達機構を、他方はその回転方向を逆転して伝達する逆転伝達機構を介装し、該駆動軸、または該出力軸にスプライン嵌合させた電磁クラッチ等のクラッチを摺動変位させ、一方の伝達機構との接続を解除して、他方の伝達機構と接続し、正逆いずれか一方の回転のみが出力軸へ取り出されるようになっている。
このような構成でコントローラ60から正逆回転切換機構65へ制御信号(切換信号)が出力されると、排出ローラ35(又は排出ローラ37)の回転方向が切り換わるように構成されている。
【0038】
また、レジストローラ33については、第1駆動源61との間に電磁クラッチ等のクラッチ63が介設されており、コントローラ60からの制御信号(断接信号)を受信して、該クラッチ63を接続、または切断し、レジストローラ33を駆動・停止させるように構成されている。
【0039】
第1用紙搬送経路21(24)において、分岐部27の下流側には給紙センサ77が配置され、分岐部28の下流側には排紙センサ78が配置されている。また、第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23との分岐部29には、その下流側に排紙センサ79が配置されている。
これらのセンサ77・78・79は、例えば、用紙6と触接することにより、その通過を検出するフィーラーセンサで構成されている。なお、センサ77・78・79には、発光素子と、受光素子とから成るフォトセンサを適用してもよく、その構成は特に限定はしないものとする。
これらのセンサ77・78・79は制御線を介してコントローラ60に接続されており、該センサ77・78・79は用紙の通過開始と通過完了とを検出して、その検出信号をコントローラ60へ出力している。
【0040】
また、分岐部28・29に配置した切換部材68・69は、制御線を介してコントローラ60に接続されており、該切換部材68・69はコントローラ60からの制御信号(切換信号)を受信して回動し、用紙6の搬送経路を切り換えるように構成されている。
【0041】
以上のように、画像形成装置1の制御手段であるコントローラ60には、制御線を介して第1駆動源61、第2駆動源62、レジストローラ33のクラッチ63、排出ローラ35の正逆回転切換機構65、切換部材68・69、及びセンサ77・78・79に接続されて、以下の〔1〕から〔4〕のパターンのうちの1以上のパターンで用紙6を印刷するように構成されている。
【0042】
〔1〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)を経て排紙部8の第1排紙口81から排紙スタック80へ排出する片面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
〔2〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)を経て該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28から第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へ進入させ、分岐部29から第3用紙搬送経路23へ進入させて、該第3用紙搬送経路23を経て排紙部8の第2排紙口82から排紙スタック80へ排出する片面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
〔3〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)を経て排紙部8の第1排紙口81でスイッチバック反転させ、該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28から第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へ進入させて、分岐部29で第2用紙搬送経路22へ進入させ、該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の上流側の分岐部27から第1用紙搬送経路21(24)へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路21(24)を経て排紙部8の第1排紙口81から排紙スタック80へ排出する両面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
〔4〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)を経て排紙部8の第1排紙口81でスイッチバック反転させ、該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28から第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へ進入させて、分岐部29で第2用紙搬送経路22へ進入させ、該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の上流側の分岐部27から第1用紙搬送経路21(24)へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路21(24)を経て該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28から第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へ進入させ、分岐部29で第3用紙搬送経路23へ進入させて、該第3用紙搬送経路23を経て排紙部8の第2排紙口82から排紙スタック80へ排出する両面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
【0043】
次に、用紙6の印刷処理について説明する。
まず、用紙6の片面印刷・フェイスダウン排紙について説明する。
図1及び図3に示すように、給紙カセット71(72)内には用紙6・6・・・はその第1面を上にしてセットされており、操作部(図示略)で「片面印刷・フェイスダウン排紙」に設定してスタートボタンを押すと、分岐部28の切換部材68が、第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を塞いで第1用紙搬送経路21(24)を上下に開放した状態に切り換わる(回動する)。そして、画像プリント要求が発生すると、ピックアップローラ31(32)により最上層の用紙6のみが繰り込まれて、給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれる。
【0044】
第1用紙搬送経路21(24)に取り込まれた用紙6は、第1フィードローラ41・42(第2フィードローラ43・44と第1フィードローラ41・42)に繰り送られて、その先端が分岐部27の下流側の給紙センサ77で検知されると、前記第1駆動源61が数ステップ回転したところで用紙6の搬送を一旦停止させる。このとき、用紙6の先端が停止中のレジストローラ33・34のニップ部に突き当たり、用紙6の搬送方向が真直ぐに整えられて、斜行が矯正されるとともに、該用紙6の先端はレジストローラ33・34で軽くニップされて、第1駆動源61のステップ制御により所定のタイミング後、前記クラッチ63が繋がれてレジストローラ33が回転し始める。
【0045】
これにより用紙6の先端が繰り込まれ、搬送が再開される。そして、この用紙6の搬送再開から第2駆動源62のステップ制御により印刷のタイミングが計られ、用紙6は第1用紙搬送経路21(24)をプロセスユニット10へ向けて搬送される。この間に、帯電器15により感光体ドラム14が一様に帯電され、該感光体ドラム14に露光器16により画像情報に対応する静電潜像が形成されて、現像ローラ12により感光体ドラム14上の静電潜像にトナーが吸着され、感光体ドラム14上にトナー画像が形成され、該感光体ドラム14に形成されたトナー画像と一致するタイミングで、用紙6の先端が感光体ドラム14と転写ローラ17とのニップ部に到達する。
【0046】
そして、用紙6は感光体ドラム14と転写ローラ17とにより繰り込まれて、該転写ローラ17により該感光体ドラム14上のトナー画像が用紙6の第1面に転写される。転写後は、ヒートローラ18とプレスローラ19により用紙6が加熱・加圧され、トナー画像が永久像として用紙6の第1面に定着される。
【0047】
そして、用紙6は分岐部28で切換部材68によって、さらに第1用紙搬送経路21(24)の下流側へ案内されて、排出ローラ35・36により第1排紙口81から繰り出され、該用紙6は画像が印刷された第1面を下にしてフェイスダウンの状態で排紙スタック80に排出される。なお、このとき、用紙6は排紙スタック80の排紙面80aの一側部寄りに排出される。
【0048】
次に、用紙6の片面印刷・フェイスアップ排紙について説明する。
図1及び図4に示すように、操作部で「片面印刷・フェイスアップ排紙」に設定してスタートボタンを押すと、分岐部28の切換部材68が第1用紙搬送経路21(24)を塞いで第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を開放した状態に回動するとともに、分岐部29の切換部材69が第2用紙搬送経路22の垂直部への入口を塞いで第3用紙搬送経路23の垂直部への入口を開放した状態に切り換わる(回動する)。そして、画像プリント要求が発生すると、ピックアップローラ31(32)により最上層の用紙6のみが繰り込まれて、給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれる。
【0049】
第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれた用紙6は、前記片面印刷・フェイスダウン排紙の場合と同様に、プロセスユニット10でその第1面に画像が印刷された後、第1用紙搬送経路21(24)の分岐部28で、切換部材68により第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へと案内される。そして、用紙6は第3フィードローラ45・46と、第4フィードローラ47・48とにより繰り送られて、分岐部29で切換部材69により上方へ案内され、第3用紙搬送経路23の垂直部へ進入する。その後、用紙6は、排出ローラ37・38により第2排紙口82から繰り出されて、該用紙6は画像が印刷された第1面を上にしてフェイスアップの状態で排紙スタック80に排出される。なお、このとき、用紙6は排紙スタック80の排紙面80aの他側部寄りに排出される。
【0050】
次に、用紙6の両面印刷・フェイスダウン排紙について説明する。
図1及び図5に示すように、操作部で「両面印刷・フェイスダウン排紙」に設定してスタートボタンを押すと、分岐部28の切換部材68が第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を塞いで第1用紙搬送経路21(24)を上下に開放した状態に回動するとともに、分岐部29の切換部材69が第3用紙搬送経路23の垂直部への入口を塞いで第2用紙搬送経路22の垂直部への入口を開放した状態に切り換わる(回動する)。そして、画像プリント要求が発生すると、ピックアップローラ31(32)により最上層の用紙6のみが繰り込まれて、給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれる。
【0051】
図5(a)に示すように、第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれた用紙6は、前記片面印刷・フェイスダウン排紙の場合と同様に、プロセスユニット10でその第1面に画像が印刷された後、第1用紙搬送経路21(24)の分岐部28で、切換部材68によりさらに第1用紙搬送経路21(24)の下流側へと案内される。そして、用紙6の大半が第1排紙口81から排紙スタック80上へ現れて、用紙6の終端の通過が排紙センサ78で検出されると、その検知信号がコントローラ60へ出力され、分岐部28の切換部材68へ切換信号が出力されるとともに、排出ローラ35の正逆回転切換機構65へ切換信号が出力され、レジストローラ33のクラッチ63へ切断信号が出力される。これにより排出ローラ35の回転方向が逆方向(図1の正面視では反時計方向から時計方向)に切り換えられ、その終端部が排出ローラ35・36でニップされた状態の用紙6は、スイッチバック反転し、元来た第1用紙搬送経路21(24)を逆向きに搬送される。また、この排紙センサ78による用紙6の終端の通過の検出によって、切換部材68が、第1用紙搬送経路21(24)を塞いで第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を開放した状態に回動する。
【0052】
図5(b)に示すように、スイッチバック反転した用紙6の先端(スイッチバック反転前の終端)が分岐部28に差し掛かると、切換部材68により第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へと案内され、該用紙6は第3フィードローラ45・46と、第4フィードローラ47・48により下流側へ繰り送られ、分岐部29に差し掛かると、切換部材69により第2用紙搬送経路22の垂直部へと案内される。
【0053】
そして、図5(c)に示すように、用紙6は、第5フィードローラ49・50、第6フィードローラ51・52、第7フィードローラ53・54に繰り送られて第2用紙搬送経路22を下流側へ搬送されていき、分岐部27から再び第1用紙搬送経路21(24)へ進入する。
【0054】
この第1用紙搬送経路21(24)へ進入した用紙6の先端が給紙センサ77で検知されると、前記第1駆動源61が数ステップ回転したところで、該先端が現在停止中のレジストローラ33・34のニップ部に突き当たって、用紙6の搬送が一旦停止され、用紙6の斜行が矯正されるとともに、このとき分岐部28の切換部材68へ切換信号が出力されて、該切換部材68が第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を塞いで第1用紙搬送経路21(24)を上下に開放した状態に回動する。
【0055】
そして、図5(d)に示すように、用紙6の搬送が再開され、前記片面印刷・フェイスダウン排紙における用紙6の第1面印刷の場合と同様にして、プロセスユニット10で用紙6の第2面に画像が印刷される。こうして用紙6の第1面と第2面の両面に画像が印刷され、該用紙6が分岐部28に差し掛かると、切換部材68によりさらに第1用紙搬送経路21(24)の下流側へと案内され、用紙6の先端が、排紙センサ78により検出されると、正逆回転切換機構65へ切換信号が出力されて排出ローラ35の回転方向が正転方向(図1の正面視では時計方向から反時計方向)に切り換えられる。そうして、用紙6は、排出ローラ35・36により第1排紙口81から繰り出されて、該用紙6は第1面を上にしてフェイスアップの状態で排紙スタック80に排出される。なお、このとき、用紙6は排紙スタック80の排紙面80aの一側部寄りに排出される。
【0056】
次に、用紙6の両面印刷・フェイスアップ排紙について説明する。
図1及び図6に示すように、操作部で「両面印刷・フェイスアップ排紙」に設定してスタートボタンを押すと、分岐部28の切換部材68が第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を塞いで第1用紙搬送経路21(24)を上下に開放した状態に回動するとともに、分岐部29の切換部材69が第3用紙搬送経路23の垂直部への入口を塞いで第2用紙搬送経路22の垂直部への入口を開放した状態に切り換わる(回動する)。そして、画像プリント要求が発生すると、ピックアップローラ31(32)により最上層の用紙6のみが繰り込まれて、給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれる。
【0057】
図6(a)に示すように、第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれた用紙6は、前記両面印刷・フェイスダウン排紙の場合と同様に、プロセスユニット10でその第1面に画像が印刷された後、第1用紙搬送経路21(24)の分岐部28で、切換部材68によりさらに第1用紙搬送経路21(24)の下流側へと案内される。そして、用紙6の終端の通過が排紙センサ78で検出されると、用紙6は第1排紙口81でスイッチバック反転するとともに、分岐部28の切換部材68が、第1用紙搬送経路21(24)を塞いで第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を開放した状態に回動し、レジストローラ33のクラッチ63が切断される。
【0058】
図6(b)に示すように、スイッチバック反転した用紙6は、切換部材68により第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へと案内され、分岐部29に差し掛かると、切換部材69により第2用紙搬送経路22の垂直部へと案内される。
そして、図6(c)に示すように、用紙6は、さらに第2用紙搬送経路22を下流側へ搬送されていき、分岐部27から再び第1用紙搬送経路21(24)へ進入する。
【0059】
この第1用紙搬送経路21(24)へ進入した用紙6の先端が給紙センサ77で検知されると、前記第1駆動源61が数ステップ回転したところで、該先端が現在停止中のレジストローラ33・34のニップ部に突き当たって、用紙6の搬送が一旦停止され、用紙6の斜行が矯正されるとともに、このとき分岐部28の切換部材68と分岐部29の切換部材69とへ切換信号が出力されて、該切換部材68が第1用紙搬送経路21(24)を塞いで第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を開放した状態に回動するとともに、該切換部材69が第2用紙搬送経路22の垂直部への入口を塞いで第3用紙搬送経路23の垂直部への入口を開放した状態に回動する。
【0060】
そして、図6(d)に示すように、用紙6の搬送が再開され、プロセスユニット10で用紙6の第2面に画像が印刷される。こうして用紙6の第1面と第2面の両面に画像が印刷され、該用紙6が分岐部28に差し掛かると、切換部材68により第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へと案内され、該用紙6は分岐部29で切換部材69により上方へ案内されて、第3用紙搬送経路23の垂直部へ進入する。その後、用紙6は、排出ローラ37・38により第2排紙口82から繰り出されて、該用紙6は第1面を上にしてフェイスアップの状態で排紙スタック80に排出される。なお、このとき、用紙6は排紙スタック80の排紙面80aの他側部寄りに排出される。
【0061】
以上のような構成で、第1実施形態に係る用紙搬送経路を備えた画像形成装置1は、片面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、片面印刷・フェイスアップ排紙パターンと、両面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、両面印刷・フェイスアップ排紙パターンとの4通りの印刷機能を備えている。
なお、両面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、両面印刷・フェイスアップ排紙パターンとについては、以下のように構成することもできる。
【0062】
すなわち、画像形成装置1の制御手段であるコントローラ60は、前記片面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、前記片面印刷・フェイスアップ排紙パターンとを備えるとともに、前記両面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、両面印刷・フェイスアップ排紙パターンとは別の構成の両面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、両面印刷・フェイスアップ排紙パターンと、を備えた構成とする。なお、以下の〔5〕、〔6〕に示す、別構成の両面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、両面印刷・フェイスアップ排紙パターンとを備えた画像形成装置1では、前記正逆回転切換機構65は、駆動源60と排出ローラ37との間に設けられ、第2排紙口82の排出ローラ37・38が正逆回転可能に構成されている。
【0063】
〔5〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)を経て該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28から第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へ進入させ、分岐部29から第3用紙搬送経路23へ進入させて、該第3用紙搬送経路23を経て排紙部8の第2排紙口82でスイッチバック反転させ、該第3用紙搬送経路23から分岐部29を経て第2用紙搬送経路22へ進入させて、該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の上流側の分岐部27から第1用紙搬送経路21(24)へ進入させ、再び該第1用紙搬送経路21(24)を経て排紙部8の第1排紙口81から排紙スタック80へ排出する両面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
〔6〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)を経て該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28から第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へ進入させ、分岐部29から第3用紙搬送経路23へ進入させて、該第3用紙搬送経路23を経て排紙部8の第2排紙口82でスイッチバック反転させ、該第3用紙搬送経路23から分岐部29を経て第2用紙搬送経路22へ進入させて、該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の上流側の分岐部27から第1用紙搬送経路21(24)へ進入させ、再び該第1用紙搬送経路21(24)を経て該第1用紙搬送経路21(24)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28から第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へ進入させて、分岐部29で第3用紙搬送経路23へ進入させ、該第3用紙搬送経路23を経て排紙部8の第2排紙口82から排紙スタック80へ排出する両面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
【0064】
両面印刷・フェイスダウン排紙の別構成について説明すると、図1及び図7に示すように、操作部で「両面印刷・フェイスダウン排紙」に設定してスタートボタンを押すと、分岐部28の切換部材68が第1用紙搬送経路21(24)を塞いで第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を開放した状態に回動するとともに、分岐部29の切換部材69が第2用紙搬送経路22の垂直部への入口を塞いで第3用紙搬送経路23の垂直部への入口を開放した状態に切り換わる(回動する)ように構成する。そして、画像プリント要求が発生すると、ピックアップローラ31(32)により最上層の用紙6のみが繰り込まれて、給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれる。
【0065】
図7(a)に示すように、第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれた用紙6は、前記片面印刷・フェイスアップ排紙の場合と同様に、プロセスユニット10でその第1面に画像が印刷された後、第1用紙搬送経路21(24)の分岐部28で、切換部材68により第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へと案内され、該用紙6は分岐部29で切換部材69により上方へ案内されて、第3用紙搬送経路23の垂直部へ進入する。そして、用紙6は、排出ローラ37・38により第2排紙口82から繰り出されていき、該用紙6の終端の通過が排紙センサ79で検出されると、正逆回転切換機構65へ切換信号が出力されて排出ローラ37の回転方向が逆方向(図1の正面視では反時計方向から時計方向)に切り換えられ、用紙6は第2排紙口81でスイッチバック反転するとともに、分岐部29の切換部材69が、第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路からの出口を塞いで第3用紙搬送経路23の垂直部から第2用紙搬送経路22の垂直部へ向けての経路を開放した状態に回動し、レジストローラ33のクラッチ63が切断される。
【0066】
図7(b)に示すように、スイッチバック反転した用紙6は、切換部材69により第3用紙搬送経路2の垂直部から第2用紙搬送経路22の垂直部へと案内される。そして、図7(c)に示すように、用紙6は、さらに第2用紙搬送経路22を下流側へ搬送されていき、分岐部27から再び第1用紙搬送経路21(24)へ進入する。
【0067】
この第1用紙搬送経路21(24)へ進入した用紙6の先端が給紙センサ77で検知されると、前記第1駆動源61が数ステップ回転したところで、該先端が現在停止中のレジストローラ33・34のニップ部に突き当たって、用紙6の搬送が一旦停止され、用紙6の斜行が矯正されるとともに、このとき分岐部28の切換部材68へ切換信号が出力されて、該切換部材68が第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を塞いで第1用紙搬送経路21(24)を上下に開放した状態に回動する。
【0068】
そして、図7(d)に示すように、用紙6の搬送が再開され、前記片面印刷・フェイスダウン排紙における用紙6の第1面印刷の場合と同様にして、プロセスユニット10で用紙6の第2面に画像が印刷される。こうして用紙6の第1面と第2面の両面に画像が印刷され、該用紙6が分岐部28に差し掛かると、切換部材68によりさらに第1用紙搬送経路21(24)の下流側へと案内され、排出ローラ35・36により第1排紙口81から繰り出されて、該用紙6は第1面を上にしてフェイスアップの状態で排紙スタック80に排出される。なお、このとき、用紙6は排紙スタック80の排紙面80aの一側部寄りに排出される。
【0069】
また、両面印刷・フェイスアップ排紙の別構成では、図1及び図8に示すように、操作部で「両面印刷・フェイスアップ排紙」に設定してスタートボタンを押すと、分岐部28の切換部材68が第1用紙搬送経路21(24)を塞いで第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を開放した状態に回動するとともに、分岐部29の切換部材69が第2用紙搬送経路22の垂直部への入口を塞いで第3用紙搬送経路23の垂直部への入口を開放した状態に切り換わる(回動する)ように構成する。そして、画像プリント要求が発生すると、ピックアップローラ31(32)により最上層の用紙6のみが繰り込まれて、給紙口73(74)から第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれる。
【0070】
図8(a)に示すように、第1用紙搬送経路21(24)へ取り込まれた用紙6は、前記両面印刷・フェイスダウン排紙の別構成の場合と同様に、プロセスユニット10でその第1面に画像が印刷された後、第1用紙搬送経路21(24)の分岐部28で、切換部材68により第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へと案内され、該用紙6は分岐部29で切換部材69により上方へ案内されて、第3用紙搬送経路23の垂直部へ進入する。そして、用紙6は、排出ローラ37・38により第2排紙口82から繰り出されていき、該用紙6の終端の通過が排紙センサ79で検出されると、正逆回転切換機構65へ切換信号が出力されて排出ローラ37の回転方向が逆方向(図1の正面視では反時計方向から時計方向)に切り換えられ、用紙6は第2排紙口81でスイッチバック反転するとともに、分岐部29の切換部材69が、第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路からの出口を塞いで第3用紙搬送経路23の垂直部から第2用紙搬送経路22の垂直部へ向けての経路を開放した状態に回動し、レジストローラ33のクラッチ63が切断される。
【0071】
図8(b)に示すように、スイッチバック反転した用紙6は、切換部材69により第3用紙搬送経路2の垂直部から第2用紙搬送経路22の垂直部へと案内される。そして、図8(c)に示すように、用紙6は、さらに第2用紙搬送経路22を下流側へ搬送されていき、分岐部27から再び第1用紙搬送経路21(24)へ進入する。
【0072】
この第1用紙搬送経路21(24)へ進入した用紙6の先端が給紙センサ77で検知されると、前記第1駆動源61が数ステップ回転したところで、該先端が現在停止中のレジストローラ33・34のニップ部に突き当たって、用紙6の搬送が一旦停止され、用紙6の斜行が矯正されるとともに、このとき分岐部28の切換部材68と分岐部29の切換部材69とへ切換信号が出力されて、該切換部材68が第1用紙搬送経路21(24)を塞いで第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路への入口を開放した状態に回動するとともに、該切換部材69が第2用紙搬送経路22の垂直部への入口を塞いで第3用紙搬送経路23の垂直部への入口を開放した状態に回動する。
【0073】
そして、図8(d)に示すように、用紙6の搬送が再開され、プロセスユニット10で用紙6の第2面に画像が印刷される。こうして用紙6の第1面と第2面の両面に画像が印刷され、該用紙6が分岐部28に差し掛かると、切換部材68により第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23の共通の搬送経路へと案内され、該用紙6は分岐部29で切換部材69により上方へ案内されて、第3用紙搬送経路23の垂直部へ進入し、用紙6の先端が、排紙センサ79により検出されると、正逆回転切換機構65へ切換信号が出力されて排出ローラ37の回転方向が正転方向(図1の正面視では反時計方向から時計方向)に切り換えられる。そうして、用紙6は、排出ローラ37・38により第2排紙口82から繰り出されて、該用紙6は第1面を上にしてフェイスアップの状態で排紙スタック80に排出される。なお、このとき、用紙6は排紙スタック80の排紙面80aの他側部寄りに排出される。
【0074】
以上の〔5〕、〔6〕のような流れでも、両面印刷・フェイスダウン排紙と、両面印刷・フェイスアップ排紙とが可能に構成されている。
このような構成で、第1実施形態に係る用紙搬送経路を備えた画像形成装置1の制御手段(コントローラ60)は、上記のような、片面印刷・フェイスダウン排紙と、片面印刷・フェイスアップ排紙と、両面印刷・フェイスダウン排紙と、両面印刷・フェイスアップ排紙との印刷パターンを備え、さらに、両面印刷・フェイスダウン排紙と、両面印刷・フェイスアップ排紙とについては、2通りの搬送パターンに設定が可能である。
【0075】
次に、本発明の第2実施形態の画像形成装置101について説明する。
図9に示すように、第2実施形態に係る用紙搬送経路は、第1用紙搬送経路121(124)と、第2用紙搬送経路122と、第3用紙搬送経路123とを備え、該第1用紙搬送経路121と該第3用紙搬送経路123とは、前記第1実施形態に係る用紙搬送経路の第1搬送経路21と第3用紙搬送経路23と同様に構成されている。
【0076】
また、前記第1実施形態と同様にして、第1用紙搬送経路121(124)に沿っては、プロセスユニット10、各ローラ41・42・43・44・35・36、及び各センサ77・78が配置されており、第3用紙搬送経路23に沿っては、前記同様に各ローラ45・46・47・48・37・38、センサ79が配置されている。但し、第2実施形態に係る第2用紙搬送経路122は前記第1実施形態に係る第2用紙搬送経路22とは別の構成となるために、前記第1実施形態で第2用紙搬送経路22と第3用紙搬送経路23との分岐部29と、該分岐部29に配置されていた切換部材69と、第2用紙搬送経路22に沿って配置されていた第4フィードローラ49・50、第5フィードローラ51・52、第4フィードローラ53・54は配置されない。また、第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側における分岐部28には、前記切換部材68とは別構成の切換部材168が配置されている。
【0077】
そして、第2用紙搬送経路122ついては、第1用紙搬送経路121(124)におけるプロセスユニット10の上流側と下流側とを分岐させて、該下流側の分岐部28から該上流側の分岐部27へ向けて形成され、第1用紙搬送経路121(124)の外側方に配置されている。この第2用紙搬送経路22は、正面視、「コ」字状をしており、給紙部7に対しては、斜上方に配置されている。
【0078】
第2の実施形態では、プロセスユニット10の下流側の分岐部28は四差路となり、該分岐部28には、長手方向に形成された搬送経路168bと、その外周部168c・168cとで用紙6を案内するように構成された切換部材168が配置されている。
図10に示すように、この切換部材168は、コントローラ60からの切換信号によりソレノイド等のアクチュエータを作動させて、その回動支点軸168aを中心に回動させ、以下のように用紙6の搬送方向を切り換えるように構成されている。
図10(a)は、切換部材168の搬送経路168bを第1用紙搬送経路121(124)に沿って配置し、該搬送経路168bを通じて第1用紙搬送経路121(124)を上下に通過可能にする第1の切換パターンであり、図10(a)は切換部材168を傾倒させて、第1用紙搬送経路121(124)の第1排紙口81側から第2用紙搬送経路122への経路と、第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10側から第3用紙搬送経路123への経路とを開放した状態で、第1用紙搬送経路121(124)の第1排紙口81側から第2用紙搬送経路122へは切換部材168の上方の外周部168cに沿って案内し、第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10側から第3用紙搬送経路123へは切換部材168の下方の外周部168cに沿って案内する第2の切換パターンと、図10(b)は切換部材168の搬送経路168bを第2用紙搬送経路122と第3用紙搬送経路123に沿って配置し、該搬送経路168bを通じて第3用紙搬送経路123から第2用紙搬送経路122へ左右に通過可能にする第3の切換パターンであり、該切換部材168は以下に記載する印刷パターンに応じて適宜、切り換えられるように構成されている。
なお、この切換部材168の構成はこの構成に限定するものではなく、他の構成であってもよい。
【0079】
また、第2用紙搬送経路22の垂直部に沿って、一対の第5フィードローラ55・56と、一対の第6フィードローラ57・58とが配置されている。ローラ55・57は前記第1駆動源61及びその伝動機構により駆動されるように構成され、すなわち、該ローラ55・57は前記ローラ18・31・32・33・・35・37・41・43・45・47はとともに駆動ローラとして構成されて、ローラ56・58は各駆動ローラ55・57に連れ回る従動ローラとして構成されている。
【0080】
なお、このローラ55・57については、前記第1駆動源61とは別の駆動源で駆動されるように構成してもよい。
また、前記フィードローラ対の配置数、及び配置位置であるが、上記構成に限定するものではなく、隣り合うローラ対の間隔が、搬送に供される用紙6のうち用紙搬送方向の長さが最小のものよりも短くなるようにして、用紙搬送経路121・122・123・124の適宜位置に配置するものとする。
【0081】
この第2実施形態に係る用紙搬送経路を備えた画像形成装置101による用紙6の印刷処理は、前記第1実施形態に係る用紙搬送経路を備えた画像形成装置1による用紙6の印刷処理と略同様の流れで行われる。
第2実施形態に係る用紙搬送経路を備えた画像形成装置101は、制御手段であるコントローラ60に、制御線を介して第1駆動源61、第2駆動源62、レジストローラ33のクラッチ63、排出ローラ35の正逆回転切換機構65、切換部材168、及びセンサ77・78が接続されていて、以下の〔1〕から〔4〕のパターンのうちの1以上のパターンで用紙6を印刷するように構成されている。
【0082】
〔1〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(a)の状態に切り換わった切換部材168によってさらに第1用紙搬送経路121(124)の下流側へ案内されて排紙部8の第1排紙口81から排紙スタック80へ排出する片面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
〔2〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(b)の状態に切り換わった切換部材168により第3用紙搬送経路123へ進入させ、該第3用紙搬送経路123を経て排紙部8の第2排紙口82から排紙スタック80へ排出する片面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
〔3〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(a)の状態に切り換わった切換部材168により、さらに第1用紙搬送経路121(124)の下流側へ案内されて排紙部8の第1排紙口81でスイッチバック反転させ、該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(b)の状態に切り換わった切換部材168により第2用紙搬送経路122へ進入させ、該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の上流側の分岐部27から第1用紙搬送経路121(124)へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(a)の状態に切り換わった切換部材168によってさらに第1用紙搬送経路121(124)の下流側へ案内されて排紙部8の第1排紙口81から排紙スタック80へ排出する両面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
〔4〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(a)の状態に切り換わった切換部材168により、さらに第1用紙搬送経路121(124)の下流側へ案内されて排紙部8の第1排紙口81でスイッチバック反転させ、該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(b)の状態に切り換わった切換部材168により第2用紙搬送経路122へ進入させ、該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の上流側の分岐部27から第1用紙搬送経路121(124)へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(b)の状態に切り換わった切換部材168により第3用紙搬送経路123へ進入させ、該第3用紙搬送経路123を経て排紙部8の第2排紙口82から排紙スタック80へ排出する両面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
【0083】
以上のような構成で、第2実施形態に係る用紙搬送経路を備えた画像形成装置101は、片面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、片面印刷・フェイスアップ排紙パターンと、両面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、両面印刷・フェイスアップ排紙パターンとの4通りの印刷機能を備え、前記両面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、両面印刷・フェイスアップ排紙パターンとについては、以下のように構成することもできる。
なお、以下の〔5〕、〔6〕に示す、別構成の両面印刷・フェイスダウン排紙パターンと、両面印刷・フェイスアップ排紙パターンとを備えた画像形成装置101では、前記正逆回転切換機構65は、第2駆動源62と排出ローラ37との間に設けられ、第2排紙口82の排出ローラ37・38が正逆回転可能に構成されている。
【0084】
〔5〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(b)の状態に切り換わった切換部材168により第3用紙搬送経路123へ進入させ、該第3用紙搬送経路123を経て排紙部8の第2排紙口82でスイッチバック反転させ、該第3用紙搬送経路23から該分岐部28で、図10(c)の状態に切り換わった切換部材168により第2用紙搬送経路122へ進入させ、該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の上流側の分岐部27から第1用紙搬送経路121(124)へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(a)の状態に切り換わった切換部材168によってさらに第1用紙搬送経路121(124)の下流側へ案内されて排紙部8の第1排紙口81から排紙スタック80へ排出する両面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
〔6〕給紙部7の給紙カセット71(72)の給紙口73(74)から第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(b)の状態に切り換わった切換部材168により第3用紙搬送経路123へ進入させ、該第3用紙搬送経路123を経て排紙部8の第2排紙口82でスイッチバック反転させ、該第3用紙搬送経路23から該分岐部28で、図10(c)の状態に切り換わった切換部材168により第2用紙搬送経路122へ進入させ、該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の上流側の分岐部27から第1用紙搬送経路121(124)へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路121(124)を経て該第1用紙搬送経路121(124)のプロセスユニット10の下流側の分岐部28で、図10(b)の状態に切り換わった切換部材168により第3用紙搬送経路123へ進入させ、該第3用紙搬送経路123を経て排紙部8の第2排紙口82から排紙スタック80へ排出する両面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
【0085】
以上の〔5〕、〔6〕のような流れでも、両面印刷・フェイスダウン排紙と、両面印刷・フェイスアップ排紙とが可能に構成されている。
このような構成で、第2実施形態に係る用紙搬送経路を備えた画像形成装置101の制御手段(コントローラ60)は、上記のような、片面印刷・フェイスダウン排紙と、片面印刷・フェイスアップ排紙と、両面印刷・フェイスダウン排紙と、両面印刷・フェイスアップ排紙との印刷パターンを備え、さらに、両面印刷・フェイスダウン排紙と、両面印刷・フェイスアップ排紙とについては、2通りの搬送パターンに設定が可能である。
【0086】
以上、画像形成装置1・101の用紙搬送経路について2通りの実施形態を説明したが、用紙搬送経路は上記構成に限定はせず、他の構成であってもよい。
以上のように、本発明に係る画像形成装置1(101)によれば、給紙カセット71(72)から給送された用紙6は、第1用紙搬送経路21(121)、第2用紙搬送経路22(122)、又は第3用紙搬送経路23(123)へと適宜切り換えて搬送されて、片面印刷フェイスダウン排紙と、片面印刷フェイスアップ排紙と、両面印刷フェイスダウン排紙と、両面印刷フェイスアップ排紙との4通りの印刷パターンで印刷が可能となり、しかも、何れの印刷パターンの場合も印刷された用紙は1つの排紙スタック80上に排出されて使い勝手が良く、操作性が向上する。
【0087】
また、この画像形成装置1(101)は、第1面を印刷した用紙6の紙面を反転してプロセスユニット10に給送するときに、排紙部8の第1排紙口81に設けられた正逆回転可能な排出ローラ35・36、又は第2排紙口82に設けられた正逆回転可能な排出ローラ37・38で、用紙6をスイッチバック反転させるところに特徴があり、これにより用紙6は元来た経路を逆送して第2用紙搬送経路22(122)を通じて再び第1用紙搬送経路21(121)へ給送され、用紙6の第2面がプロセスユニット10で印刷されるようになっている。
【0088】
さらに、排紙部8は、排紙スタック80の排紙面80aを水平に形成して、2つの排出口81・82幅を、搬送に供される用紙6のうち搬送方向長さが最大のものよりも長く構成していて、第1排紙口81から排出される用紙6を排紙面80aの一側部寄り(あるいは他側部寄り)に排出し、第2排紙口82から排出される用紙を排紙面80aの他側部寄り(あるいは一側部寄り)に排出することができて、印刷した用紙6をソートする(振り分ける)ことができるようにもなっており、操作性の向上が図られている。
【0089】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次に示すような効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明では、用紙を、第1用紙搬送経路、第2用紙搬送経路、又は第3用紙搬送経路へ適宜切り換えて搬送することで、片面印刷フェイスダウン排紙と、片面印刷フェイスアップ排紙と、両面印刷フェイスダウン排紙と、両面印刷フェイスアップ排紙との4通りの印刷パターンで印刷が可能となり、しかも、何れの印刷パターンの場合も印刷された用紙は1つの排紙部上に排出されて使い勝手が良く、操作性が向上する。
この発明では、第1面を印刷した用紙の紙面を反転して画像形成部に給送するときに、排紙部の一方の排紙口に設けられた正逆回転可能なローラ対、又は他方の排紙口に設けられた正逆回転可能なローラ対で用紙をスイッチバック反転させるところに特徴があり、これにより用紙は元来た経路を逆送して第2用紙搬送経路を通じて再び第1用紙搬送経路へ給送され、用紙の第2面が画像形成部で印刷されるようになっている。
【0090】
また、請求項2に記載の発明においても、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。この請求項2に記載の発明では、第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部から分岐する第2用紙搬送経路の一部分と、前記第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部から分岐する第3用紙搬送経路との一部分とを共通の搬送経路で構成することで、第2用紙搬送経路と給紙部と排紙部との間のスペースに配置することができて、該スペースが有効に利用され、画像形成装置のコンパクト化を図ることができる。
【0091】
そして、請求項3に記載の発明では、排紙部の排紙面を水平に形成して、2つの排出口間の幅を用紙の搬送方向長さよりも長く構成したことにより、一方の排紙口から排出される用紙を排紙面の一側部寄りに排出し、他方の排紙口から排出される用紙を排紙面の他側部寄りに排出することができて、印刷した用紙をソートする(振り分ける)ことができ、操作性が向上する。
【0092】
また、請求項4に記載の発明では、請求項1、又は請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0093】
さらに、請求項5に記載の発明では、請求項1、又は請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置1(第1実施形態)の構成を示す正面断面図。
【図2】画像形成装置1の制御構成を示すブロック図。
【図3】画像形成装置1による片面印刷・フェイスダウン排紙の流れを説明する図。
【図4】画像形成装置1による片面印刷・フェイスアップ排紙の流れを説明する図。
【図5】画像形成装置1による両面印刷・フェイスダウン排紙の流れを説明する図。
【図6】画像形成装置1による両面印刷・フェイスアップ排紙の流れを説明する図。
【図7】画像形成装置1による両面印刷・フェイスダウン排紙の流れ(別構成)を説明する図。
【図8】画像形成装置1による両面印刷・フェイスアップ排紙の流れ(別構成)を説明する図。
【図9】画像形成装置101(第2実施形態)の構成を示す正面断面図。
【図10】切換部材168の構成を示す正面断面図。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 装置本体
6 用紙
7 給紙部
8 排紙部
10 プロセスユニット
21 第1用紙搬送経路
22 第2用紙搬送経路
23 第3用紙搬送経路
24 第1用紙搬送経路
27 分岐部
28 分岐部
29 分岐部
35 排出ローラ
36 排出ローラ
37 排出ローラ
38 排出ローラ
60 コントローラ
61 第1駆動源
62 第2駆動源
65 正逆回転切換機構
68 切換部材
69 切換部材
80 排紙スタック
80a 排紙面
77 給紙センサ
78 排紙センサ
79 排紙センサ
81 第1排紙口
82 第2排紙口
101 画像形成装置
121 第1用紙搬送経路
122 第2用紙搬送経路
123 第3用紙搬送経路
124 第1用紙搬送経路
168 切換部材

Claims (5)

  1. 1つの給紙口を有する給紙部と、2つの排紙口を有する排紙部と、該給紙部と該排紙部との間に配置した画像形成部と、を備えた画像形成装置であって、
    前記給紙部の給紙口から前記画像形成部を経て前記排紙部の一方の排紙口へ向けて形成した第1用紙搬送経路と、
    該第1用紙搬送経路を画像形成部の上流側と下流側で分岐させて、給紙部と排紙部との間で、該下流側の分岐部から該上流側の分岐部へ向けて形成した第2用紙搬送経路と、
    該第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部から前記排紙部の他方の排紙口へ向けて形成した第3用紙搬送経路と、
    該第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部に配置した用紙の搬送方向を切り換える切換部材と、
    前記2つの排紙口のうち少なくとも一方の排紙口に設けた正逆回転可能なローラ対と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部から分岐する第2用紙搬送経路の一部分と、前記第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部から分岐する第3用紙搬送経路との一部分とを共通の搬送経路で構成し、該第2用紙搬送経路と該第3用紙搬送経路との分岐部に用紙の搬送方向を切り換える切換部材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排紙部の排紙面を水平に形成し、2つの排出口間の幅を用紙の搬送方向長さよりも長く構成したことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、以下の(1)から(4)のパターンのうちの1以上のパターンで用紙を印刷する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の画像形成装置。
    (1)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口から排出する片面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
    (2)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口から排出する片面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
    (3)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口でスイッチバック反転させ、該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第2用紙搬送経路へ進入させて、該第1用紙搬送経路の画像形成部の上流側の分岐部から第1用紙搬送経路へ進入させ、再び該第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口から排出する両面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
    (4)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口でスイッチバック反転させ、該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第2用紙搬送経路へ進入させて、該第1用紙搬送経路の画像形成部の上流側の分岐部から第1用紙搬送経路へ進入させ、再び該第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口から排出する両面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
  5. 前記画像形成装置は、以下の(1)から(4)のパターンのうちの1以上のパターンで用紙を印刷する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の画像形成装置。
    (1)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口から排出する片面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
    (2)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口から排出する片面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
    (3)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口でスイッチバック反転させて、該第3用紙搬送経路から第2用紙搬送経路へ進入させ、該第1用紙搬送経路の画像形成部の上流側の分岐部から第1用紙搬送経路へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路を経て排紙部の一方の排紙口から排出する両面印刷・フェイスダウン排紙パターン。
    (4)給紙部の給紙口から第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口でスイッチバック反転させて、該第3用紙搬送経路から第2用紙搬送経路へ進入させ、該第1用紙搬送経路の画像形成部の上流側の分岐部から第1用紙搬送経路へ進入させて、再び該第1用紙搬送経路を経て該第1用紙搬送経路の画像形成部の下流側の分岐部から第3用紙搬送経路へ進入させ、該第3用紙搬送経路を経て排紙部の他方の排紙口から排出する両面印刷・フェイスアップ排紙パターン。
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