JP2004267702A - 粘着テープクリーナー用の切断具 - Google Patents

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cut
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cutter blade
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Masao Kosuge
正夫 小菅
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Abstract

【課題】毛髪などの付着した粘着テープの切り口が剥がしやすく、使用済みのテープを切り取るのが億劫にならない粘着テープクリーナー用の切断具を提供する。
【解決手段】対向する2点の支持部3、3′間にカッター刃2を設け、該カッター刃2の刃先を粘着面に押しつけながら、支持部3、3′間にロール5の円筒曲面の一部を挟んでスライドさせ、付着した毛髪などとともに粘着テープを切断する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粘着テープクリーナー用の切断具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の粘着テープクリーナーにおいては適切な切断具が提供されてなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の粘着テープクリーナーにおいては毛髪などの付着したテープの切り口が剥がしにくく、使用済みの部分を切り取るのが億劫になるという問題があった。
【0004】
本発明は毛髪などの付着した粘着テープの切り口が剥がしやすく、使用済みの部分を切り取るのが億劫にならない粘着テープクリーナー用の切断具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明における切断具においては、対向する2点の支持部3、3′間にカッター刃2を設け、該カッター刃2の刃先を粘着面に押しつけながら、支持部3、3′間にロール5の円筒曲面の一部を挟んでスライドさせ、付着した毛髪などとともに粘着テープを切断するようにしてある。
【0006】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1に示す実施例において、ほぼ半円筒形をなすホルダー1を適切な樹脂などで成型し、彎曲して突き出た両翼を支持部3、3′として、前端中央から適宜突出させてカッター刃2の取り付け軸4をやや前傾気味に設け、別体として設けたカッター刃2を取り付ける。該カッター刃2の刃先は巻回された粘着テープの一巻き分ないし数巻き分だけが切断できるようにわずかに露出させ、例えば、軟質のカバーで覆うなどして、粘着面に押しつけられたときにのみ露出するようにしてもよい。ホルダー1の両翼の支持部3、3′間の間隔は粘着テープのロール5の巻芯の径を超えない程度とし、円筒曲面に当接する下縁は角を丸めて肉薄に形成する。また粘着テープクリーナーのローラー6のツバ8には適切な目印9を設け、カッター刃2を切り口に当接させる際の見当とする(図2参照)。ロール5に切れ目のあるものは切れ目を見当とする。本実施例の切断具を用いるときは、ホルダー1を前傾させて刃先を粘着面に押しつける。
【0007】
図2に示す実施例においては、上記切断具を粘着テープクリーナーのローラー6の解放側の側面に内蔵し、マグネットなどを利用して着脱自在とする。
【0008】
図3に示す実施例においては、ホルダー1を適切な樹脂などでピンセット型に成型し、弾性をもたせた両脚をピンセット兼支持部3、3′として両者間にカッター刃2の取り付け軸4を設け、カッター刃2を別体として随時交換できるようにする。刃先は粘着テープの一巻き分ないし数巻き分だけが切断できるようにわずかに露出させ、例えば、軟質のカバーで覆うなどして、粘着面に押しつけられたときにのみ露出するようにしてもよい。支持部3、3′間の間隔は粘着テープの巻芯の径を超えない程度とし、先端は浅いスプーン型に形成して対向させ、閉じたときにカッター刃2の先端を包み込んで両先端部の縁が密着し、ピンセットとして機能するようにする。本実施例ではカッター刃2の刃先が支持部3、3′の先端よりいくぶん後退しているので、ホルダー1を手前側へ倒して刃先を粘着面に押しつける。図2に示すように、粘着テープクリーナーのローラー6のツバ8には目印9を設け、切れ目のあるロール5の場合は切れ目を見当とする。
【0009】
図4に示す実施例においては、上記切断具を粘着テープクリーナーの中空のハンドル7軸内に内蔵し、ピンセット部の弾性などを利用して着脱自在とする。
【0010】
本発明の切断具を用いて粘着テープクリーナーを使用するときは、まず新しい粘着テープのロール5の切り口をツバ8の目印9に合わせてローラー6に装着し、適宜使用したのち目印9を見当として直近の切り口にカッター刃2を当て、刃先を粘着面に押しつけながら支持部3、3′でロール5の円筒曲面の一部を挟むようにしてスライドさせ、解放側から抜き去ればよい。切れ目のあるロール5の場合は切れ目を見当とする。支持部3,3′が曲面の一部を両側から挟んでいるので、その誘導に逆らったり、支持部3、3′の当て方が不適切だったりしないかぎり、カッター刃2が滑ったり逸れたりすることはない。以上の操作で付着した毛髪などとともに使用済みの部分が未使用の部分から切り離されるので、あとは一枚目の切り口の角をめくって指先でつまみ取るか、ピンセット型のホルダー1の場合はピンセット部でつまみ取り、使用済みの部分を剥ぎ取ればよい。
【0011】
本発明の切断具を他の巻回されたロール状体の切断に応用したり、ピンセット型のホルダー1に、従来の折り刃式の替え刃を用いたカッター(商標名、オルファ・カッターなど)を小型化・薄型化して組み合わせることも可能である。
【0012】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0013】
対向する2点の支持部3、3′に誘導されることにより、カッター刃2が滑ったり逸れたりすることはない。
【0014】
付着した毛髪などとともに使用済みの粘着テープがほぼ正確に未使用の部分との境界線で切断されることにより、切り口が剥がしやすく、使用済みの部分を切り取るのが億劫にならず、テープに無駄が出ない。また、粘着テープのロール5にミシン目などの加工を施す必要がない。
【0015】
切り口の角をつまみ取るだけで使用済みの粘着テープを剥ぎ取れることにより、不潔な部分に極力触れずに済み、ピンセット型のホルダー1では支持部3、3′がピンセットを兼ねていることにより、不潔な部分にまったく触れずに済む。
【0016】
切断具をローラー6又はハンドル7内に内蔵して着脱自在とすることにより、使い勝手と収納性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半円筒形のホルダー1を有する切断具の実施例を示す斜視図である。
【図2】上記切断具をローラー6内に内蔵した粘着テープクリーナーの実施例を示す部分断面図である。
【図3】ピンセット型のホルダー1を有する切断具の実施例を示すの斜視図である。
【図4】上記切断具をハンドル7内に内蔵した粘着テープクリーナーの実施例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 ホルダー
2 カッター刃
3、3′支持部
4 カッター刃取り付け軸
5 ロール
6 ローラー
7 ハンドル
8 ツバ
9 目印

Claims (4)

  1. 対向する2点の支持部(3、3′)間にカッター刃(2)を設け、該カッター刃(2)の刃先を粘着面に押しつけながら、支持部(3、3′)間にロール(5)の円筒曲面の一部を挟んでスライドさせ、付着した毛髪などとともに粘着テープを切断することを特徴とする粘着テープクリーナー用の切断具。
  2. ほぼ半円筒形をなすホルダー(1)の彎曲して突き出た両翼を支持部(3、3′)とした請求項1記載の粘着テープクリーナー用の切断具。
  3. ピンセット型をなすホルダー(1)の両脚を支持部(3、3′)とした請求項1記載の粘着テープクリーナー用の切断具。
  4. 請求項1、2又は3記載の切断具をローラー(6)又はハンドル(7)内に内蔵して着脱自在とした粘着テープクリーナー。
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