JP2004267349A - 便蓋装置 - Google Patents
便蓋装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004267349A JP2004267349A JP2003060133A JP2003060133A JP2004267349A JP 2004267349 A JP2004267349 A JP 2004267349A JP 2003060133 A JP2003060133 A JP 2003060133A JP 2003060133 A JP2003060133 A JP 2003060133A JP 2004267349 A JP2004267349 A JP 2004267349A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet lid
- human body
- detection sensor
- body detection
- toilet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Toilet Supplies (AREA)
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Abstract
【課題】倒伏した便蓋が便座ボックス等のケースの上面の略全体を覆い、便蓋とケースとの間隙に塵やゴミが入ることが防止されると共に、人体検知センサも一体的に組み込むことができる便蓋装置を提供する。
【解決手段】便蓋24は、外面部24aと、外面部24aの裏面に倣って配置された内面部24bとからなる二重構造となっており、これらの間には、スペース24cが形成されている。便蓋24の前縁部に人体検知センサユニット30が設けられている。センサユニット30は、下部に重りを備え、センサ支持体36に対し中空筒状のセンサ支軸30sを介して回動自在に支持されている。ハーネス40は、スペース24c内を引き回され、支軸25Aの連通孔25aを通って便座ボックス21内の制御基板41まで配線されている。
【選択図】 図3
【解決手段】便蓋24は、外面部24aと、外面部24aの裏面に倣って配置された内面部24bとからなる二重構造となっており、これらの間には、スペース24cが形成されている。便蓋24の前縁部に人体検知センサユニット30が設けられている。センサユニット30は、下部に重りを備え、センサ支持体36に対し中空筒状のセンサ支軸30sを介して回動自在に支持されている。ハーネス40は、スペース24c内を引き回され、支軸25Aの連通孔25aを通って便座ボックス21内の制御基板41まで配線されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋風便器に設置される便蓋装置に関するものであり、特に便蓋がケース上面の略全体を覆う便蓋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
洋風便器の後部上面に便座ボックスが設置され、この便座ボックスに便座及び便蓋を起倒方向回動可能に取り付けた洋風便器設備が広く用いられている。
【0003】
第9図は便座ボックスを備えた洋風便器の一例を示しており、洋風便器1の後部上面にロータンク2が設置され、このロータンク2の前側に便座ボックス3が設置されている。この便座ボックス3に対し便座4と便蓋5とが起倒方向(上下方向)回動可能に連結されている。この便座ボックス3内には、便座着座者の臀部を温水で洗浄するための温水洗浄装置等が設置されている。この便座ボックス3の上面の前部に人体検知センサが設置されている。この人体検知センサの検知信号に基づいて、便蓋が自動的に開閉したり、あるいは便器の自動洗浄が行われる。
【0004】
この便蓋5と便座ボックス3との間には便蓋5の起倒回動を許容するように所定の間隙があいている。なお、この間隙を過度に狭くすると、便蓋5を起立させるときに便蓋5の後縁が便座ボックス3に当ってしまう。
【0005】
このように便蓋5と便座ボックス3との隙間があいていると、この隙間に塵やゴミが入ることがある。
【0006】
このような便蓋と便座ボックスとの隙間が全く生じないタイプの便蓋装置として、特開2001−115526号の図33,34には、添付の第10図(a),(b)に示すように、便蓋10を便座ボックス12の後縁上部に支軸11によって枢支したものが記載されている。なお、第10図において、符号13はロータンク、符号14は手洗用鉢部を示す。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−115526号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開2001−115526号公報では、便座ボックス上面に人体検知センサを配置できないという不便がある。即ち、第10図において便座ボックス12の上面に人体検知センサを配置したのでは、便蓋10の倒伏時に人体検知センサが便蓋10で覆われてしまう。
【0009】
本発明は、倒伏した便蓋が便座ボックス等のケースの上面の略全体を覆い、便蓋とケースとの間隙に塵やゴミが入ることが防止されると共に、人体検知センサも一体的に組み込むことができる便蓋装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)の便蓋装置は、洋風便器の後部上面に設置されたケースと、該ケースに対し起倒回動可能に連結された便蓋とを有し、該便蓋は倒伏時に該ケース上面の略全体を覆う便蓋装置において、該便蓋に人体検知センサが配置されていることを特徴とするものである。
【0011】
かかる便蓋装置にあっては、便蓋に人体検知センサを設けているので、便蓋を倒状させた状態において人体検知センサによって人体を検知することができる。
【0012】
本発明では、便蓋が二重構造となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、該二重構造をした便蓋内を通って便蓋後端に設けられた孔から外に引き出され、前記ケースに設けられた孔から該ケース内に引き入れられて該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されている構成とされてもよい(請求項2)。
【0013】
このように構成した場合には、人体検知センサが便蓋の先端に配置されているため、便蓋が倒状した状態において人体検知センサが便器前方の人体に最も近くに位置し、かつ人体と人体検知センサとの間に障害物がない。従って、確実に人体を検知することができる。また、配線の大部分が便蓋の内部及びケース内部に配置されているため、美観に優れる。
【0014】
本発明では、便蓋が二重構造となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、該二重構造をした便蓋内を通り、便蓋と前記ケースとのヒンジ部の内部を通ってケース内に引き入れられ、該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されている構成とされてもよい(請求項3)。
【0015】
かかる構成の便蓋装置にあっては、配線の全体が便蓋やケースの内部に配置されるため、美観に極めて優れている。
【0016】
本発明では、便蓋の外縁が中空の筒状となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、筒状になっている便座の外縁を通り、該便蓋と前記ケースとのヒンジ部の内部を通って該ケース内に引き入れられ、該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されている構成とされてもよい(請求項4)。
【0017】
この構成の便蓋装置にあっても、伝達コードが便蓋やケースの外側に配線されることがないため、美観に極めて優れている。
【0018】
本発明では、人体検知センサは便蓋が倒状している状態において前方を向くように配置された第1の人体検知センサと、便蓋が起立している状態において前方を向くように配置された第2の人体検知センサとからなり、便蓋の起倒状態を検知する便蓋状態検知センサが設けられており、該便蓋が倒状状態のときには第1の人体検知センサが作動し、便蓋が起立状態のときには第2の人体検知センサが作動する構成とされてもよい(請求項5)。
【0019】
かかる便蓋装置にあっては、便蓋がいかなる開閉状態にあっても、第1の人体検知センサ及び第2の人体検知センサのうち前方を向いているものによって、人体を検知することができる。
【0020】
なお、第2の人体検知センサは便座に着座した人体を検知するよう構成されてもよい(請求項6)。
【0021】
本発明では、人体検知センサは、便蓋に回動自在に取り付けられていると共に、便蓋の起倒状態にかかわらず常に該人体検知センサが便器前方を指向するように構成してもよい(請求項7)。
【0022】
このように構成した場合には、便蓋がいかなる起倒状態にあっても前方の人体を検知することができる。また、人体検知センサは1個で足りる。
【0023】
この場合、人体検知センサは、人体検知センサに重りが設けられてもよい(請求項8)。これにより、該人体検知センサは、便蓋の開閉に伴って該人体検知センサが前方を向くように迅速に回動する。
【0024】
上記の請求項5〜8の場合、人体検知センサは便蓋の中央部付近に配置されていてもよい。このようにすれば、便蓋及び便座の双方が起立した状態にあるときに、便座の中央孔を通して人体検知センサが便器前方の人体を検知することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
【0026】
第1図は実施の形態に係る便蓋装置を備えた洋風便器の側面図であり、第2図は第1図の便蓋が起立した状態を示す斜視図であり、第3図は第1図のIII−III線に沿う模式的な断面図であり、第4図は第1図の便蓋装置の人体検知センサユニット近傍を示す縦断面図であり、第4図(a)は便蓋が倒伏した状態、第4図(b)は便蓋が起立した状態を示す。
【0027】
洋風便器20の後部上面に便座ボックス21が設置され、この便座ボックス21の前部に支軸22を介して便座23が起倒回動可能に取り付けられていると共に、便蓋25が支軸25Aと駆動軸25Bを介して起倒回動可能に取り付けられている。
【0028】
便座ボックス21の後部右側(第3図の右下側)の側面に支軸25Aが配置されている。この支軸25Aの軸心線方向には、便座ボックス21と連通する連通孔25aが貫設されている。
【0029】
便座ボックス21の後部左側(第3図の左下側)の側面に設けられた開口21aから駆動軸25Bが突設されている。この駆動軸25Bは、支軸25Aと同軸配置されており、その先端は便蓋24の軸嵌合固定部材24eに対し固定されている。便座ボックス21内に配置されたモータ(図示略)により該駆動軸25Bが回転される。このモータは、人体検知センサの検知信号に基づいて制御される。
【0030】
便蓋24は、便蓋24の外面を形成する外面部24aと、この外面部24aより若干小さな略相似形状をなし、外面部24aの裏面に倣って配置された内面部24bとからなる二重構造となっている。この外面部24aと内面部24bとの間には、スペース24c形成されている。この外面部24aと内面部24bとの外周縁同士は、接着剤や超音波溶着等によって、連結されている。
【0031】
内面部24bの後部右側(第3図の右下側)の側面に設けられた開口24dに、前記支軸25Aが挿通されている。便蓋24の前端部には後述する人体検知センサユニット30が設置されている。人体検知センサユニット30からの検知信号を伝達するためのハーネス40が、人体検知センサユニット30から、スペース24c内を引き回され、支軸25Aの連通孔25aを通って便座ボックス21内の制御基板41に接続されている。
【0032】
便蓋24の前端部は、便座23の前端部や便器20の前端部よりも前方に延出しており(第1図参照)、この便蓋24の前端部に人体検知センサユニット30が設けられている。
【0033】
第4図の通り、この人体検知センサユニット30は、赤外線透過材料よりなる円筒形のケーシング35と、該ケーシング内に配置された発光素子31、受光素子32、基板33及び重り34とを備えている。この人体検知センサユニット30は、赤外線透過材料よりなるセンサ支持体36に対し中空筒状のセンサ支軸30s(第3図参照)を介して回動自在に支持されている。
【0034】
このセンサ支軸30sは円筒形ケーシング35の軸心線と同軸に設けられている。前記重り34はケーシング35の内壁の一部に固着されている。従って、便蓋24が回動すると、人体検知センサユニット30は、センサ支軸30s回りに回動し、常に重り34が最下位となり、人体検知センサユニット30が洋風便器の前方(正確には、斜め上向きの前方)を指向した姿勢となる。
【0035】
センサ支持体36は、便蓋24の前縁部に固着されている。なお、ハーネス40は、このセンサ支持体36からケーシング35のセンサ支軸30sを通って該ケーシング35内に引き込まれ、基板33に接続されている。
【0036】
このように構成された便蓋装置は、回動自在な人体検知センサユニット30に重り34が設けられているので、便蓋24の起倒状態の如何にかかわらず該人体検知センサユニット30は発光素子31及び受光素子32が常に前方を向く姿勢をとる。従って、1個の人体検知センサユニット30によって前方の人体を確実に検知することができる。
【0037】
この人体検知センサユニット30は、便蓋24の前縁部に配置されているため、便蓋24が起立していても、また倒状している状態においても、便座23の起立倒状状態の如何にかかわらず洋風便器前方の人体を検知することができる。
【0038】
この実施の形態ではハーネス40が便蓋24内のスペース24c及び支軸25Aの開口25aを通って便座ボックス21内に引き込まれており、ハーネス40が外部に全く露出せず、美観が良好であると共に、ハーネス40が悪戯を受けたりすることもない。
【0039】
第5図は別の実施の形態に係る便蓋装置の斜視図である。
【0040】
この実施の形態では、便蓋24Aの内面部24bのうち、便座ボックス21の近傍の位置に、開口24gが設けられている。便座ボックス21には、便蓋24Aが倒状したときに該開口24gが対面する位置に開口21bが設けられている。ハーネス40は、この開口24gから外側に引き出され、次いで開口21bを通って便座ボックス21内に引き込まれ、制御基板まで配線されている。本実施の形態に係る便蓋装置のその他の構成は上記実施の形態に係る便蓋装置と同様であり、図中の同一符号は同一部分を示している。
【0041】
本実施の形態に係る便蓋装置にあっても、ハーネス40の大部分が便蓋24内部及び便座ボックス21内部に配線されているため、美観に優れている。また、便蓋24と便座ボックス21とを連結する支軸25A内にハーネス40を通す必要がないため、組み立てが比較的簡単である。
【0042】
第6図(a)はさらに別の実施の形態に係る便蓋装置の平面図であり、第6図(b)は第6図(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0043】
この実施の形態では、便蓋50は、左右の両サイド及び前縁部に沿って垂下片50aを有している。この垂下片50aの下端には、便蓋50の辺縁方向に延在する空洞部50bが設けられている。
【0044】
便蓋50の前縁部には、上記実施の形態と同じく、センサ支持体36を介して人体検知センサユニット30が設置されている。また、第1図〜第4図の実施の形態と同様に、便蓋50は便座ボックス21に対して中空支軸25Aによって起倒回動自在に連結されている。
【0045】
ハーネス40は、人体検知センサユニット30から、空洞部50b内を引き回され、中空支軸25Aを通り、便座ボックス21内の制御基板41まで配線されている。
【0046】
本実施の形態に係る便蓋装置にあっても、ハーネス40の全体が便蓋50及び便座ボックス21の内部に配線されているため、美観に優れていると共に、ハーネスが悪戯を受けることがない。この実施の形態にあっては、便蓋全体を二重構造とする必要がないため、便蓋の製造コストが低減される。
【0047】
第7図は異なる実施の形態に係る便蓋装置の便蓋24Bの前後方向の縦断面図である。この便蓋24Bは、第1〜4図の便蓋24と同様に二重構造となっており、外面部24aと内面部24bとの間にスペース24cが形成されている。人体検知センサユニット30は、第1〜4図の人体検知センサユニット30と全く同一構造のものであるが、便蓋24Bに対し直接に回動自在に取り付けられている。即ち、この人体検知センサユニット30は、便蓋24の中央部付近(前後及び左右の中央付近)に設けられた開口24hに収容されている。そして、この人体検知センサユニット30のケーシング35のセンサ支軸30s(第7図では図示略)が便蓋24Bの軸受部(図示略)にその軸心回りに自転自在に嵌合している。
【0048】
人体検知センサユニット30から引き出されたハーネス40(第7図では図示略)は、スペース24cから便蓋支軸25Aを通って便座ボックス内に引き込まれている。
【0049】
本実施の形態に係る便蓋装置においても、便蓋24Bが起倒回動した場合、人体検知センサユニット30は常に重り34が最下位となるように回動するので、その発光素子31及び受光素子32が常に前方を向く。従って、1個の人体検知センサユニット30によって前方の人体を確実に検知することができる。また、ハーネス40の全体が便蓋24B及び便座ボックス(図示略)内部に配線されているため、美観に優れていると共に、悪戯を受けることもない。
【0050】
なお、便蓋24B及び便座が起立した場合、人体検知センサユニット30は便座の中央孔を通して前方の人体を検知することができる。
【0051】
第8図は、さらに異なる実施の形態に係る便蓋装置の便蓋を示す断面図であり、第8図(a)は便蓋倒状状態の便蓋を示し、第8図(b)は便蓋起立状態を示す。
【0052】
この第8図の実施の形態は、第7図の実施の形態において回動式の人体検知センサユニット30を固定式のセンサユニット60に変更したこと以外は第7図の便蓋装置と同一である。即ち、第8図では、便蓋24Bの中央に設けられた開口24hに、センサユニット60が嵌合されて固着されている。このセンサユニット60は、赤外線透過性樹脂からなるケーシング61と、該ケーシング61内に設置された基板64と、この基板64上に設置された便蓋倒状時用の人体検知センサ62及び便蓋起立時用の人体検知センサ63とからなっている。人体検知センサ62,63の各々は、発光素子と受光素子を備えている。
【0053】
図示はしないが、便座ボックス内には、便蓋が起立しているかどうかを検知する便蓋状態検知センサが設けられている。この便蓋状態検知センサは、リミットスイッチ等であってもよく、自動開閉式便蓋の場合には、モータの回転位相を検知するエンコーダであってもよい。
【0054】
第8図(a)に示す通り、便蓋24Bが倒状している状態においては、便蓋状態検知センサからの便蓋倒状信号に基づき、便蓋倒状時用の人体検知センサ62が作動し、便器前方の人体の有無を検知する。
【0055】
一方、第8図(b)に示す通り、便蓋24Bが起立すると、便蓋状態検知センサからの便蓋起立信号に基づき、便蓋起立時用の人体検知センサ63を作動させる。この人体検知センサ63は便器の立使用者のほか、便座(図示略)への着座を検知することができる。
【0056】
本実施の形態に係る便蓋装置にあっても、便蓋24Bが倒状又は起立のいずれの状態においても確実に人体を検知することができる。
【0057】
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。
【0058】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、倒伏した便蓋が便座ボックス等のケースの上面の略全体を覆い、便蓋とケースとの間隙に塵やゴミが入ることが防止されると共に、人体検知センサを便蓋に一体的に組み込んだ便蓋装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る便蓋装置を備えた洋風便器の側面図である。
【図2】図1の便蓋が起立した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う模式的な断面図である。
【図4】(a)図は図1の便蓋装置における倒伏状態の便蓋の人体検知センサユニット近傍を示す縦断面図であり、(b)図は図1の便蓋装置における起立状態の便蓋の人体検知センサユニット近傍を示す縦断面図である。
【図5】別の実施の形態に係る便蓋装置の斜視図である。
【図6】(a)図はさらに別の実施の形態に係る便蓋装置の模式的な正面図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。
【図7】異なる実施の形態に係る便蓋装置の便蓋の断面図である。
【図8】(a)図はさらに異なる実施の形態に係る便蓋装置における倒状状態の便蓋を示す断面図であり、(b)図は(a)図の便蓋が起立した状態を示す断面図である。
【図9】従来例の斜視図である。
【図10】別の従来例の側面図である。
【符号の説明】
20 洋風便器
21 便座ボックス
23 便座
24,24B 便蓋
25A 支軸
25B 駆動軸
30,60 センサユニット
62,63 センサ
34 重り
35 中空球状体
40 ハーネス
50 便蓋
50a 垂下片
50b 空洞部
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋風便器に設置される便蓋装置に関するものであり、特に便蓋がケース上面の略全体を覆う便蓋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
洋風便器の後部上面に便座ボックスが設置され、この便座ボックスに便座及び便蓋を起倒方向回動可能に取り付けた洋風便器設備が広く用いられている。
【0003】
第9図は便座ボックスを備えた洋風便器の一例を示しており、洋風便器1の後部上面にロータンク2が設置され、このロータンク2の前側に便座ボックス3が設置されている。この便座ボックス3に対し便座4と便蓋5とが起倒方向(上下方向)回動可能に連結されている。この便座ボックス3内には、便座着座者の臀部を温水で洗浄するための温水洗浄装置等が設置されている。この便座ボックス3の上面の前部に人体検知センサが設置されている。この人体検知センサの検知信号に基づいて、便蓋が自動的に開閉したり、あるいは便器の自動洗浄が行われる。
【0004】
この便蓋5と便座ボックス3との間には便蓋5の起倒回動を許容するように所定の間隙があいている。なお、この間隙を過度に狭くすると、便蓋5を起立させるときに便蓋5の後縁が便座ボックス3に当ってしまう。
【0005】
このように便蓋5と便座ボックス3との隙間があいていると、この隙間に塵やゴミが入ることがある。
【0006】
このような便蓋と便座ボックスとの隙間が全く生じないタイプの便蓋装置として、特開2001−115526号の図33,34には、添付の第10図(a),(b)に示すように、便蓋10を便座ボックス12の後縁上部に支軸11によって枢支したものが記載されている。なお、第10図において、符号13はロータンク、符号14は手洗用鉢部を示す。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−115526号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開2001−115526号公報では、便座ボックス上面に人体検知センサを配置できないという不便がある。即ち、第10図において便座ボックス12の上面に人体検知センサを配置したのでは、便蓋10の倒伏時に人体検知センサが便蓋10で覆われてしまう。
【0009】
本発明は、倒伏した便蓋が便座ボックス等のケースの上面の略全体を覆い、便蓋とケースとの間隙に塵やゴミが入ることが防止されると共に、人体検知センサも一体的に組み込むことができる便蓋装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)の便蓋装置は、洋風便器の後部上面に設置されたケースと、該ケースに対し起倒回動可能に連結された便蓋とを有し、該便蓋は倒伏時に該ケース上面の略全体を覆う便蓋装置において、該便蓋に人体検知センサが配置されていることを特徴とするものである。
【0011】
かかる便蓋装置にあっては、便蓋に人体検知センサを設けているので、便蓋を倒状させた状態において人体検知センサによって人体を検知することができる。
【0012】
本発明では、便蓋が二重構造となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、該二重構造をした便蓋内を通って便蓋後端に設けられた孔から外に引き出され、前記ケースに設けられた孔から該ケース内に引き入れられて該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されている構成とされてもよい(請求項2)。
【0013】
このように構成した場合には、人体検知センサが便蓋の先端に配置されているため、便蓋が倒状した状態において人体検知センサが便器前方の人体に最も近くに位置し、かつ人体と人体検知センサとの間に障害物がない。従って、確実に人体を検知することができる。また、配線の大部分が便蓋の内部及びケース内部に配置されているため、美観に優れる。
【0014】
本発明では、便蓋が二重構造となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、該二重構造をした便蓋内を通り、便蓋と前記ケースとのヒンジ部の内部を通ってケース内に引き入れられ、該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されている構成とされてもよい(請求項3)。
【0015】
かかる構成の便蓋装置にあっては、配線の全体が便蓋やケースの内部に配置されるため、美観に極めて優れている。
【0016】
本発明では、便蓋の外縁が中空の筒状となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、筒状になっている便座の外縁を通り、該便蓋と前記ケースとのヒンジ部の内部を通って該ケース内に引き入れられ、該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されている構成とされてもよい(請求項4)。
【0017】
この構成の便蓋装置にあっても、伝達コードが便蓋やケースの外側に配線されることがないため、美観に極めて優れている。
【0018】
本発明では、人体検知センサは便蓋が倒状している状態において前方を向くように配置された第1の人体検知センサと、便蓋が起立している状態において前方を向くように配置された第2の人体検知センサとからなり、便蓋の起倒状態を検知する便蓋状態検知センサが設けられており、該便蓋が倒状状態のときには第1の人体検知センサが作動し、便蓋が起立状態のときには第2の人体検知センサが作動する構成とされてもよい(請求項5)。
【0019】
かかる便蓋装置にあっては、便蓋がいかなる開閉状態にあっても、第1の人体検知センサ及び第2の人体検知センサのうち前方を向いているものによって、人体を検知することができる。
【0020】
なお、第2の人体検知センサは便座に着座した人体を検知するよう構成されてもよい(請求項6)。
【0021】
本発明では、人体検知センサは、便蓋に回動自在に取り付けられていると共に、便蓋の起倒状態にかかわらず常に該人体検知センサが便器前方を指向するように構成してもよい(請求項7)。
【0022】
このように構成した場合には、便蓋がいかなる起倒状態にあっても前方の人体を検知することができる。また、人体検知センサは1個で足りる。
【0023】
この場合、人体検知センサは、人体検知センサに重りが設けられてもよい(請求項8)。これにより、該人体検知センサは、便蓋の開閉に伴って該人体検知センサが前方を向くように迅速に回動する。
【0024】
上記の請求項5〜8の場合、人体検知センサは便蓋の中央部付近に配置されていてもよい。このようにすれば、便蓋及び便座の双方が起立した状態にあるときに、便座の中央孔を通して人体検知センサが便器前方の人体を検知することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
【0026】
第1図は実施の形態に係る便蓋装置を備えた洋風便器の側面図であり、第2図は第1図の便蓋が起立した状態を示す斜視図であり、第3図は第1図のIII−III線に沿う模式的な断面図であり、第4図は第1図の便蓋装置の人体検知センサユニット近傍を示す縦断面図であり、第4図(a)は便蓋が倒伏した状態、第4図(b)は便蓋が起立した状態を示す。
【0027】
洋風便器20の後部上面に便座ボックス21が設置され、この便座ボックス21の前部に支軸22を介して便座23が起倒回動可能に取り付けられていると共に、便蓋25が支軸25Aと駆動軸25Bを介して起倒回動可能に取り付けられている。
【0028】
便座ボックス21の後部右側(第3図の右下側)の側面に支軸25Aが配置されている。この支軸25Aの軸心線方向には、便座ボックス21と連通する連通孔25aが貫設されている。
【0029】
便座ボックス21の後部左側(第3図の左下側)の側面に設けられた開口21aから駆動軸25Bが突設されている。この駆動軸25Bは、支軸25Aと同軸配置されており、その先端は便蓋24の軸嵌合固定部材24eに対し固定されている。便座ボックス21内に配置されたモータ(図示略)により該駆動軸25Bが回転される。このモータは、人体検知センサの検知信号に基づいて制御される。
【0030】
便蓋24は、便蓋24の外面を形成する外面部24aと、この外面部24aより若干小さな略相似形状をなし、外面部24aの裏面に倣って配置された内面部24bとからなる二重構造となっている。この外面部24aと内面部24bとの間には、スペース24c形成されている。この外面部24aと内面部24bとの外周縁同士は、接着剤や超音波溶着等によって、連結されている。
【0031】
内面部24bの後部右側(第3図の右下側)の側面に設けられた開口24dに、前記支軸25Aが挿通されている。便蓋24の前端部には後述する人体検知センサユニット30が設置されている。人体検知センサユニット30からの検知信号を伝達するためのハーネス40が、人体検知センサユニット30から、スペース24c内を引き回され、支軸25Aの連通孔25aを通って便座ボックス21内の制御基板41に接続されている。
【0032】
便蓋24の前端部は、便座23の前端部や便器20の前端部よりも前方に延出しており(第1図参照)、この便蓋24の前端部に人体検知センサユニット30が設けられている。
【0033】
第4図の通り、この人体検知センサユニット30は、赤外線透過材料よりなる円筒形のケーシング35と、該ケーシング内に配置された発光素子31、受光素子32、基板33及び重り34とを備えている。この人体検知センサユニット30は、赤外線透過材料よりなるセンサ支持体36に対し中空筒状のセンサ支軸30s(第3図参照)を介して回動自在に支持されている。
【0034】
このセンサ支軸30sは円筒形ケーシング35の軸心線と同軸に設けられている。前記重り34はケーシング35の内壁の一部に固着されている。従って、便蓋24が回動すると、人体検知センサユニット30は、センサ支軸30s回りに回動し、常に重り34が最下位となり、人体検知センサユニット30が洋風便器の前方(正確には、斜め上向きの前方)を指向した姿勢となる。
【0035】
センサ支持体36は、便蓋24の前縁部に固着されている。なお、ハーネス40は、このセンサ支持体36からケーシング35のセンサ支軸30sを通って該ケーシング35内に引き込まれ、基板33に接続されている。
【0036】
このように構成された便蓋装置は、回動自在な人体検知センサユニット30に重り34が設けられているので、便蓋24の起倒状態の如何にかかわらず該人体検知センサユニット30は発光素子31及び受光素子32が常に前方を向く姿勢をとる。従って、1個の人体検知センサユニット30によって前方の人体を確実に検知することができる。
【0037】
この人体検知センサユニット30は、便蓋24の前縁部に配置されているため、便蓋24が起立していても、また倒状している状態においても、便座23の起立倒状状態の如何にかかわらず洋風便器前方の人体を検知することができる。
【0038】
この実施の形態ではハーネス40が便蓋24内のスペース24c及び支軸25Aの開口25aを通って便座ボックス21内に引き込まれており、ハーネス40が外部に全く露出せず、美観が良好であると共に、ハーネス40が悪戯を受けたりすることもない。
【0039】
第5図は別の実施の形態に係る便蓋装置の斜視図である。
【0040】
この実施の形態では、便蓋24Aの内面部24bのうち、便座ボックス21の近傍の位置に、開口24gが設けられている。便座ボックス21には、便蓋24Aが倒状したときに該開口24gが対面する位置に開口21bが設けられている。ハーネス40は、この開口24gから外側に引き出され、次いで開口21bを通って便座ボックス21内に引き込まれ、制御基板まで配線されている。本実施の形態に係る便蓋装置のその他の構成は上記実施の形態に係る便蓋装置と同様であり、図中の同一符号は同一部分を示している。
【0041】
本実施の形態に係る便蓋装置にあっても、ハーネス40の大部分が便蓋24内部及び便座ボックス21内部に配線されているため、美観に優れている。また、便蓋24と便座ボックス21とを連結する支軸25A内にハーネス40を通す必要がないため、組み立てが比較的簡単である。
【0042】
第6図(a)はさらに別の実施の形態に係る便蓋装置の平面図であり、第6図(b)は第6図(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0043】
この実施の形態では、便蓋50は、左右の両サイド及び前縁部に沿って垂下片50aを有している。この垂下片50aの下端には、便蓋50の辺縁方向に延在する空洞部50bが設けられている。
【0044】
便蓋50の前縁部には、上記実施の形態と同じく、センサ支持体36を介して人体検知センサユニット30が設置されている。また、第1図〜第4図の実施の形態と同様に、便蓋50は便座ボックス21に対して中空支軸25Aによって起倒回動自在に連結されている。
【0045】
ハーネス40は、人体検知センサユニット30から、空洞部50b内を引き回され、中空支軸25Aを通り、便座ボックス21内の制御基板41まで配線されている。
【0046】
本実施の形態に係る便蓋装置にあっても、ハーネス40の全体が便蓋50及び便座ボックス21の内部に配線されているため、美観に優れていると共に、ハーネスが悪戯を受けることがない。この実施の形態にあっては、便蓋全体を二重構造とする必要がないため、便蓋の製造コストが低減される。
【0047】
第7図は異なる実施の形態に係る便蓋装置の便蓋24Bの前後方向の縦断面図である。この便蓋24Bは、第1〜4図の便蓋24と同様に二重構造となっており、外面部24aと内面部24bとの間にスペース24cが形成されている。人体検知センサユニット30は、第1〜4図の人体検知センサユニット30と全く同一構造のものであるが、便蓋24Bに対し直接に回動自在に取り付けられている。即ち、この人体検知センサユニット30は、便蓋24の中央部付近(前後及び左右の中央付近)に設けられた開口24hに収容されている。そして、この人体検知センサユニット30のケーシング35のセンサ支軸30s(第7図では図示略)が便蓋24Bの軸受部(図示略)にその軸心回りに自転自在に嵌合している。
【0048】
人体検知センサユニット30から引き出されたハーネス40(第7図では図示略)は、スペース24cから便蓋支軸25Aを通って便座ボックス内に引き込まれている。
【0049】
本実施の形態に係る便蓋装置においても、便蓋24Bが起倒回動した場合、人体検知センサユニット30は常に重り34が最下位となるように回動するので、その発光素子31及び受光素子32が常に前方を向く。従って、1個の人体検知センサユニット30によって前方の人体を確実に検知することができる。また、ハーネス40の全体が便蓋24B及び便座ボックス(図示略)内部に配線されているため、美観に優れていると共に、悪戯を受けることもない。
【0050】
なお、便蓋24B及び便座が起立した場合、人体検知センサユニット30は便座の中央孔を通して前方の人体を検知することができる。
【0051】
第8図は、さらに異なる実施の形態に係る便蓋装置の便蓋を示す断面図であり、第8図(a)は便蓋倒状状態の便蓋を示し、第8図(b)は便蓋起立状態を示す。
【0052】
この第8図の実施の形態は、第7図の実施の形態において回動式の人体検知センサユニット30を固定式のセンサユニット60に変更したこと以外は第7図の便蓋装置と同一である。即ち、第8図では、便蓋24Bの中央に設けられた開口24hに、センサユニット60が嵌合されて固着されている。このセンサユニット60は、赤外線透過性樹脂からなるケーシング61と、該ケーシング61内に設置された基板64と、この基板64上に設置された便蓋倒状時用の人体検知センサ62及び便蓋起立時用の人体検知センサ63とからなっている。人体検知センサ62,63の各々は、発光素子と受光素子を備えている。
【0053】
図示はしないが、便座ボックス内には、便蓋が起立しているかどうかを検知する便蓋状態検知センサが設けられている。この便蓋状態検知センサは、リミットスイッチ等であってもよく、自動開閉式便蓋の場合には、モータの回転位相を検知するエンコーダであってもよい。
【0054】
第8図(a)に示す通り、便蓋24Bが倒状している状態においては、便蓋状態検知センサからの便蓋倒状信号に基づき、便蓋倒状時用の人体検知センサ62が作動し、便器前方の人体の有無を検知する。
【0055】
一方、第8図(b)に示す通り、便蓋24Bが起立すると、便蓋状態検知センサからの便蓋起立信号に基づき、便蓋起立時用の人体検知センサ63を作動させる。この人体検知センサ63は便器の立使用者のほか、便座(図示略)への着座を検知することができる。
【0056】
本実施の形態に係る便蓋装置にあっても、便蓋24Bが倒状又は起立のいずれの状態においても確実に人体を検知することができる。
【0057】
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。
【0058】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、倒伏した便蓋が便座ボックス等のケースの上面の略全体を覆い、便蓋とケースとの間隙に塵やゴミが入ることが防止されると共に、人体検知センサを便蓋に一体的に組み込んだ便蓋装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る便蓋装置を備えた洋風便器の側面図である。
【図2】図1の便蓋が起立した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う模式的な断面図である。
【図4】(a)図は図1の便蓋装置における倒伏状態の便蓋の人体検知センサユニット近傍を示す縦断面図であり、(b)図は図1の便蓋装置における起立状態の便蓋の人体検知センサユニット近傍を示す縦断面図である。
【図5】別の実施の形態に係る便蓋装置の斜視図である。
【図6】(a)図はさらに別の実施の形態に係る便蓋装置の模式的な正面図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。
【図7】異なる実施の形態に係る便蓋装置の便蓋の断面図である。
【図8】(a)図はさらに異なる実施の形態に係る便蓋装置における倒状状態の便蓋を示す断面図であり、(b)図は(a)図の便蓋が起立した状態を示す断面図である。
【図9】従来例の斜視図である。
【図10】別の従来例の側面図である。
【符号の説明】
20 洋風便器
21 便座ボックス
23 便座
24,24B 便蓋
25A 支軸
25B 駆動軸
30,60 センサユニット
62,63 センサ
34 重り
35 中空球状体
40 ハーネス
50 便蓋
50a 垂下片
50b 空洞部
Claims (9)
- 洋風便器の後部上面に設置されたケースと、該ケースに対し起倒回動可能に連結された便蓋とを有し、該便蓋は倒伏時に該ケース上面の略全体を覆う便蓋装置において、
該便蓋に人体検知センサが配置されていることを特徴とする便蓋装置。 - 請求項1において、前記便蓋が二重構造となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、該二重構造をした便蓋内を通って便蓋後端に設けられた孔から外に引き出され、前記ケースに設けられた孔から該ケース内に引き入れられて該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されていることを特徴とする便蓋装置。
- 請求項1において、前記便蓋が二重構造となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、該二重構造をした便蓋内を通り、便蓋と前記ケースとのヒンジ部の内部を通ってケース内に引き入れられ、該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されていることを特徴とする便蓋装置。
- 請求項1において、前記便蓋の外縁が中空の筒状となっており、該便蓋の先端に人体検知センサが配置されており、該人体検知センサからの配線が、筒状になっている便座の外縁を通り、該便蓋と前記ケースとのヒンジ部の内部を通って該ケース内に引き入れられ、該ケースに内蔵された制御基板まで引き回されていることを特徴とする便蓋装置。
- 請求項1において、該人体検知センサは便蓋が倒状している状態において前方を向くように配置された第1の人体検知センサと、便蓋が起立している状態において前方を向くように配置された第2の人体検知センサとからなり、
便蓋の起倒状態を検知する便蓋状態検知センサが設けられており、
該便蓋が倒状状態のときには第1の人体検知センサが作動し、便蓋が起立状態のときには第2の人体検知センサが作動することを特徴とする便蓋装置。 - 請求項5において、前記第2の人体検知センサは便座に着座した人体を検知可能であることを特徴とする便蓋装置。
- 請求項1において、前記人体検知センサは、便蓋に回動自在に取り付けられていると共に、便蓋の起倒状態にかかわらず常に該人体検知センサが便器前方を指向するように構成されていることを特徴とする便蓋装置。
- 請求項7において、前記人体検知センサには重りが設けられていることを特徴とする便蓋装置。
- 請求項5ないし8のいずれか1項において、前記人体検知センサは便蓋の中央部付近に配置されていることを特徴とする便蓋装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003060133A JP2004267349A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 便蓋装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003060133A JP2004267349A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 便蓋装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004267349A true JP2004267349A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33122771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003060133A Pending JP2004267349A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 便蓋装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004267349A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013106935A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-06 | Kohler Novita Ltd | 照明部材を備えるシートカバーを有する温水洗浄器 |
-
2003
- 2003-03-06 JP JP2003060133A patent/JP2004267349A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013106935A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-06 | Kohler Novita Ltd | 照明部材を備えるシートカバーを有する温水洗浄器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7051381B2 (en) | Sanitary cleansing device | |
JP2007319412A (ja) | 便座装置及びトイレ装置 | |
JP4509810B2 (ja) | 便座装置及びトイレ装置 | |
JP5966152B2 (ja) | 暖房便座装置 | |
JP2004267349A (ja) | 便蓋装置 | |
WO2019142771A1 (ja) | 便座装置 | |
JP2004267348A (ja) | 便蓋装置 | |
JP2022177893A (ja) | トイレ装置 | |
JP3117182B2 (ja) | 局部洗浄装置 | |
JPH08218468A (ja) | 人体検知センサー付き洋風大便器 | |
JP2002233475A (ja) | 洋風便器装置 | |
JP5061058B2 (ja) | 便座装置 | |
JP7449725B2 (ja) | 便器装置 | |
JP2007244781A (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP7461759B2 (ja) | 便器装置 | |
JP2004293147A (ja) | 便器装置 | |
JP4960919B2 (ja) | 便蓋装置 | |
JP5848482B1 (ja) | 跳ね防止ユニット | |
JP4471796B2 (ja) | 衛生洗浄便座 | |
JP5492102B2 (ja) | 便器装置 | |
KR102495743B1 (ko) | 싱크대용 물튀김 자동 차단장치 | |
JP6952491B2 (ja) | 便座装置 | |
JP2022177894A (ja) | トイレ装置 | |
JP2021141962A (ja) | 便器装置 | |
JP2024065008A (ja) | 便座装置 |