JP2004264625A - 感光材料のカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】表示物作成装置からの着脱が容易でトラブルが生じにくい、長尺のシート状感光材料のカートリッジを提供する。
【解決手段】感光材料を格納して順次引き出して使用する遮光性カートリッジで、感光材料の給紙ローラと、前記感光材料を取り出すためのスリットと、前記感光材料を切断するカッターとを有し、前記カッターが前記切断状態において前記スリットの遮光シャッターとして機能するカートリッジ。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料を格納するカートリッジに関し、具体的には、長尺のシート状感光材料を用いて、コンピュータ内のデジタル画像データにより画像表示物を作成する装置に適した、装置から着脱自在なカートリッジに関する。さらには、印刷物のプルーフをハロゲン化銀感光材料から作成する装置に適したカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ内のデジタル画像データに基づいて、感光材料を直接露光することにより、画像を表示した表示物を作成できる装置が各種知られている。特に、ハロゲン化銀感光材料を用いて印刷物のプルーフを作成する装置では、精度高い色再現性を有するプルーフを得られることが知られている。
【0003】
このような表示物作成装置では、感光材料を光などから保護するために、感光材料を遮光性の硬質プラスチックや厚紙製の容器であるカートリッジに格納している。そして、カートリッジごと装置から着脱可能とすることで、感光材料に日被りなどを生じさせることなく、交換、補給が比較的容易に行えるよう工夫している。
【0004】
しかし、特にハロゲン化銀感光材料を用いて印刷物のプルーフを作成する装置では、各種の大きさの印刷物に対応するために、長尺で幅広の感光材料を用いる。そのため、カートリッジ化しても重量が大きくなり、取り扱いが難しい。特に、何らかの原因による感光材料の蛇行や皺などにより、装置内部で感光材料が詰まってしまった場合には、対処ははなはだ困難となる。このような場合には、装置の機構だけで内部に詰まった感光材料を排出することは不可能であり、装置の操作者が、感光材料を給紙しているカートリッジをいったん装置から取り外してから、装置の扉を開いて装置内に詰まっている感光材料を取り除くことが必要となる。具体的には、装置の操作者がカッターナイフやハサミでカートリッジから出ている部分の感光材料を切断したり、または、カートリッジごと感光材料を力まかせに引きちぎったりせざるを得ない(特許文献1参照)。
【0005】
しかし、このような取り扱いは手間と時間がかかる。また、カートリッジから未露光の感光材料が余分に引き出されてしまって無駄となったり、カートリッジの中で感光材料が破断してしまい、カートリッジからの取り出しが困難となることもある。また、感光材料を引きちぎる際に、カートリッジ出口に設けてある遮光用フェルトが破損して、未露光の感光材料が予期せぬ日被りを受けることもある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−250991号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、表示物作成装置からの着脱が容易な感光材料のカートリッジを提供することを課題とし、具体的には、長尺のシート状感光材料を格納したカートリッジを使用する場合に、感光材料が装置内部で詰まった場合でも比較的容易に対処ができ、しかも感光材料の無駄を発生させにくいカートリッジを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、長尺のシート状感光材料を格納し、前記感光材料を順次引き出して使用する遮光性カートリッジであって、前記感光材料を搬送する給紙ローラと、前記感光材料を取り出すためのスリットと、前記感光材料を切断するカッターとを有し、前記カッターが前記感光材料を切断した状態において、前記スリットの遮光シャッターとして機能するカートリッジである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を、ハロゲン化銀感光材料を用いてプルーフを作成する装置を例として、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、本実施の形態に記載された態様に限定されるものではない。
【0010】
図1は、プルーフ作成装置全体の概略構成を示す側面図である。この装置は、外部から受信したデジタル画像データに基づいて、カートリッジから感光材料を引き出して露光処理する露光部10と、露光部10で露光処理された感光材料を順次現像してプルーフとする現像部20とに区分けされる。なお、図1は、露光部10の側面パネルを取り外した状態における概略の内部構造を図示している。また、図2は、図1の破線部分を拡大した図面であり、以下、図2を用いて説明する。
【0011】
<露光部> 露光部10は、長尺のシート状感光材料をロール形式で格納する2つのカートリッジ30、40と、カートリッジのスリットから下方に引き出されて一定長さに裁断された感光材料を、露光ドラム101に供給する搬送機構50と、搬送機構50により供給された感光材料を外面に巻付けて保持機構により一時固定する露光ドラム101を、露光に伴い図2において反時計回りに一定速度で回転せしめる主走査部100と、露光用レーザを格納した光学ユニット111を、図1または2の紙面垂直方向に一定速度で移動せしめて、レーザにより感光材料を露光せしめる副走査部110と、露光済みの感光材料を露光ドラムから剥離して排紙する排紙機構と、露光済み感光材料を現像部20に送りながら一時的に蓄積するアキューム機構140と、操作パネルを含み装置全体を制御する制御部150とを有してなる。
【0012】
(カートリッジ) 露光部10のカートリッジ30は、硬質プラスチックス製の略四角筒の筐体であり、長尺のシート状感光材料34が、筐体に回転自在に固定されたロール33に巻かれて格納されている。なお、この例では、感光材料の幅は約70cmで長さは約50mである。
【0013】
カートリッジ30または40は、いずれも露光機構の上部の紙装填部82または83に格納されており、固定ハンドル31または41を手前に倒して、ハンドル32または42を持って図面手前側に引き出すことにより、取り出すことができる。
【0014】
カートリッジを装填する際は、固定ハンドル31または41を図面手前側に倒した状態で、ガイドレール80または81に沿ってカートリッジを紙装填部内に押し込むことで装填がなされる。
【0015】
カートリッジの拡大概念図を図3に示す。カートリッジの筐体底面87には、感光材料をカートリッジ外部に取り出すためのスリット35が、ロール33の軸方向と平行方向に設けられている。なお、スリット35は、カートリッジ底面のロール軸平行方向の中心線から一方にずれて設けられており、カートリッジ底面を比較的広幅の面87と比較的狭幅の面86とに分けている。
【0016】
カートリッジのスリットの内側近傍には、ロール33の軸方向と平行方向に、筐体に回転自在に固定された一対の給紙ローラ37と38が互いに圧着して設けられている。給紙ローラ37、38は、感光材料34を把持して、スリット35から感光材料をカートリッジ外部に送り出す。
【0017】
ここで、給紙ローラ37は、紙装填部82の直下に設けられた給紙ローラ駆動機構により駆動される。これを図4を用いて説明する。図4は、カートリッジ30を後ろ側斜め方向から見た場合の、カートリッジの内部構造の概略を示した斜視図である。なお、図中の矢印bは、カートリッジ30を紙装填部82から引き出す方向を示している。
【0018】
給紙ローラ37の回転軸は、カートリッジの筐体から後ろ側から突出しており、その後端には、小型の平歯車96が給紙ローラ37と一体に回転するように取り付けられている。この平歯車96は、カートリッジが紙装填部に装填された場合に、紙装填部82の直下に設けられた給紙ローラ駆動機構の平歯車97と噛み合い、平歯車97に直結したモータ98により駆動される。
【0019】
図2に戻り、カートリッジの広幅の底面87の上面の、スリット35に隣接した位置には、スリット35に沿って略長方形の板刃39(カッター)が設けられている。板刃39は、広幅の底面87の上面に接するようにして設けられ、板刃39の、ロール33の軸方向に平行方向の長さは、スリット35の全長よりやや長く、上面の面内でロール33の軸方向に直角方向の長さは、スリット35の幅よりやや長い。板刃39のスリット35に近い側の長辺には、感光材料を裁断するための刃が設けられている。
【0020】
板刃39は、図中の矢印方向に移動可能であり、矢印左側にもっとも移動した閉状態では、刃の先端が、狭幅の底面88に設けられた立面86に突き当たり、板刃39がスリット35をふさぐ状態となる。また、矢印右側にもっとも移動した開状態では、刃がスリット35から右に移動して、刃の先端がスリット35にかからずに、スリット35が完全に開いた状態となる。
【0021】
図5を用いて、板刃39の駆動機構について説明する。図5は、カートリッジの引き出し方向から見た斜視図であり、カートリッジの内部構造の概略を示している。図中矢印bは、カートリッジを装置から引き出す際の引き出し方向を示している。
【0022】
板刃39の駆動機構は、板刃39の刃が設けられていない長辺に沿って設けられた二つの腕90と二つのバネ84、さらには、紙装填部の直下に設けられた板刃駆動機構とからなる。
【0023】
二つの腕90は、板刃39の長辺方向に対して線対称となる位置に、板刃39の移動可能方向と平行方向に、刃と逆方向に突出して設けられている。また、各腕には、板刃39が移動な可能方向に長い扁平な穴91が設けられている。
【0024】
二つのバネ84は、板刃39に対して、二つの腕90の外側に、同様に線対称となるように設けられ、立面85に固定されている。二つのバネ84は、板刃39がスリット35をふさぐように、板刃39を常時押している。つまり、板刃39と二つのバネ84とにより、スリット35は、通常は閉状態となる。閉状態では、板刃39はスリット35からの、カートリッジ内部への光の進入を防止し、遮光シャッターとして機能する。
【0025】
装置の板刃駆動機構は、モータ95と、モータ95により駆動されるウォームギヤ94と、ウォームギヤ94のウォームホイールの軸の両端に設けられた二つの扁平カム92とからなる。二つの扁平カム92の突出部93は、ウォームホイール軸に対する回転方向の取り付け角の差が略ゼロで、互いに同位相で回転するように設けられている。
【0026】
カートリッジの装填時または引き出し時には、扁平カム92の突出部93は、下向き位置で停止している。
【0027】
カートリッジが装置に装填され、カートリッジから感光材料34を引き出す際には、モータ95が駆動してウォームギヤ94を回し、ウォームホイールの軸を経由して扁平カムを図中d方向に回転させる。扁平カム92の突出部93が下向き位置からd方向に180度近く回転すると、扁平カム92の突出部93は、それぞれ腕90の長穴91に入り、二つの腕90を図中のe方向に移動させる。二つの腕90に均等に引っ張られた板刃39は、バネ84の弾性力に抗して、刃の先端が立面85から離れ、スリットが徐々に開状態に移行する。扁平カム92がさらに回転し、最もスリットが開いた状態でモータ95が停止する。これで開状態となり、感光材料を装置に給紙可能となる。
【0028】
感光材料を切断するには、開状態からモータ95がさらにd方向に回転する。すると、扁平カム92の突出部93が、腕90の長穴91から外れ、二つのバネ84の弾性力により、板刃39が瞬間的に閉状態に移行する。このとき、スリット35で感光材料が切断される。
【0029】
カートリッジ40もカートリッジ30と同様であり、相補的に使用される。また、カートリッジの給紙ローラと板刃との間には、感光材料の有無を検出する終端検出センサが設けられており(図示していない)、カートリッジ装填時には、制御部150と電気的に接続されて、検出信号を制御部150に送る。
【0030】
なお、カートリッジの固定ハンドル31、41を、装置の操作者が手前側に倒すと、モータ95が作動してウォームホイールをd方向に回転させて、扁平カム92を下向き位置に戻す。これにより、感光材料が板刃39により切断されるから、作業途中でカートリッジを引き出したとしても、感光材料が引きちぎられることがない。
【0031】
(搬送機構) 露光部10の搬送機構50は、カートリッジ30、40の下部で主走査部100の上部に設けられ、第1のガイド51、第2のガイド52、中間ローラ53、第3のガイド56、測長用エンコーダ55、先端基準センサ54を組み合わせてなる。
【0032】
第1のガイド51は、スリット35の直下から鉛直方向に設けられ、給紙ローラにより引き出された感光材料を中間ローラ53まで誘導する。
【0033】
第2のガイド52は、スリット45の直下から下斜め方向に向かって設けられ、カートリッジ40から引き出された感光材料を中間ローラ53まで誘導する。第1のガイド51の下部出口と第2のガイド52の下部出口は、中間ローラ53の手前で互いに近接して設けられている。
【0034】
中間ローラ53は、第1のガイドと第2のガイドの下部出口が近接する場所に一対で設けられ、いずれかのガイドから供給された感光材料を把持して第3のガイド56に送り出す。
【0035】
第3のガイド56は、一端が中間ローラ53と一体となり、他端が露光ドラム101の円周面102に対しておよそ接線をなすように近接して設けられ、中間ローラ53から送られた感光材を露光ドラム表面に滑らかに搬送する。
【0036】
測長用エンコーダ55は、第3のガイド56の上面に接して設けられ、第3のガイドの上面に沿って搬送される感光材料の長さを計測し、その計測データを制御部150に送る。
【0037】
先端基準センサ54は、測長用エンコーダに接して設けられ、第3のガイド上面に沿って搬送されてきた感光材料の先端の通過を検出する。
【0038】
(主走査部) 露光部10の主走査部100は、露光ドラム101、保持機構(図示していない)、ロータリーエンコーダ(図示していない)、給排紙ローラ57、114、剥離ジャム検出センサ61、112、113を有してなる。
【0039】
露光ドラム101は、露光部10のほぼ中央に、略水平方向の回転軸を有して回転可能に設けられている。また、露光ドラムの円周面は、隣接する副走査部110の光学ユニット111に近接して設けられている。露光ドラム101は、外表面上に感光材料を一時固定した状態で一定角速度で回転することにより、感光材料を露光せしめて画像形成する際の主走査機能を果たす。
【0040】
保持手段(図示していない)は、露光ドラム101を中空体とし、その円周面上に均等に設けられた複数の吸着孔と、露光ドラム101の軸部に連結された吸引ブロアを有してなる。保持手段は、吸引ブロアの駆動によりドラム内部を減圧状態にして、露光ドラム上に感光材料を一時的に吸着固定することにより、露光ドラムの回転時における感光材料の剥がれを防止する。
【0041】
ロータリーエンコーダ(図示していない)は、露光ドラム101と同軸で一体に設けられ、露光ドラムの回転に伴って同じ角速度で回転して、回転パルスを出力する。これにより露光ドラムの回転速度を計測して、ドラム回転速度の調整や、ドラム回転に同期した画素クロック制御を行う。
【0042】
給排紙ローラ57は、露光ドラム101の外表面近傍に回転可能に設けられ、給排紙ローラ57のドラム101との圧着点は、中間ローラ53、第3のガイド56と略一直線となるように配置されている。さらに、別の給排紙ローラ114が中間ローラ53の下方で露光ドラム101の外表面近傍に回転可能に設けられている。給排紙ローラ57、114は、露光ドラム101に圧着と圧着解除が可能で、露光ドラム上に感光材料を一時固定する間は圧着状態となり、感光材料にヨレが生じないようにスクイズする。感光材料を剥離する場合は圧着解除状態となる。
【0043】
剥離ジャム検出センサ61、112、113は、露光ドラム101の円周面上に設けられ、ドラム101からの感光材料の剥離の有無を検出する。
【0044】
(副走査部) 露光部10の副走査部110は、主走査部100に対してアキューム部140と反対側に隣接して設けられ、露光ドラム101の円周面と光学ユニット111は近接して設けられている。副走査部110は、感光材料露光用のR(Red)、G(Green)、B(Blue)の各レーザを格納した光学ユニット111と移動ユニット112を有し、光学ユニット111は、レーザにより感光材料を露光せしめる。移動ユニット112は、露光ドラム101の回転軸と平行方向に光学ユニット111を一定速度で移動せしめる。副走査部110は、画像形成する際の露光及び副走査の機能を有する。
【0045】
(排紙機構) 排紙機構は、露光ドラム101上及び露光ドラム101の表面近傍で、露光ドラム101とアキューム機構140との間に設けられ、露光済みの感光材料を露光ドラムから剥離してアキューム機構140に送る。排紙機構は、剥離爪60を有する。
【0046】
剥離爪溝103は、露光ドラム101の円周面上に複数が設けられている。いずれの剥離爪溝も、露光ドラムの回転方向に長く延びた長孔形状の凹部であって、各剥離爪溝は、互いに平行で略同じ長さであって、露光ドラムの中心軸に平行方向の一本の直線上に並んで設けられている。
【0047】
剥離爪60は、露光ドラム101の表面近傍でアキューム機構140のアキューム141の入口近傍に、剥離爪溝に対応して同数が互いに並列に設けられている。剥離爪60は、通常は露光ドラムから離れた位置にあるが、感光材料の露光が終了し、露光ドラム101が回転して剥離爪溝が所定位置に来ると、剥離爪軸の周りに回転して剥離爪60の先端部を剥離爪溝内に挿入し、感光材料を露光ドラム31から剥離する。
【0048】
(アキューム機構) 露光部10のアキューム機構140は、主走査部100と現像部20の間に設けられ、露光済み感光材料を現像部20に送りながら一時的に蓄積する機能を有する。アキューム機構140は、ピン143により基端部が回転可能に支持されたアキュムレータ141、搬出ローラ142、出口センサ144、アキュムレータ141の開閉機構(図示していない)からなる。
【0049】
(制御部) 露光部10の制御部150は、カートリッジ40に隣接して装置上部に設けられている。制御部150は、操作パネルを含み装置全体を制御する。制御面から見たプルーフ作成装置の概略構成を図6に示す。
【0050】
プルーフ作成装置では、中央演算装置であるCPU201と、一時メモリであるRAM202と、プログラムやドライバ類等を格納したROM200と、操作部であるタッチパネルやスピーカとのインターフェイス203と、カートリッジ内の給紙ローラ37、38、板刃39、49等を駆動するモーター等のアクチュエータ類を駆動するドライバ類をコントロールする駆動部210と、扁平カム92の角度センサ等のロータリーエンコーダ212を含む各種センサ類からの情報をうけとるセンサ部211と、画像インターフェイス215が受信したデジタル画像データとロータリーエンコーダ212から受信した回転パルスとから画像処理を行ってレーザ駆動信号を発生させる画像処理部213とが、バスで接続されており、さらに、画像処理部213には、外部からのデジタル画像データを受信する画像インターフェイス215と露光用レーザを駆動するレーザ駆動部214が接続されている。
【0051】
<現像部> 現像部20は、露光部の出口から、現像工程の順番で並べられた、現像のための各種薬品類を入れたタンク類と、そのタンク類に露光済み感光材料を順次移送して化学処理するコンベア部、さらに各種のセンサ類とその他の付帯機構とからなる。現像部20では、アキューム部140の排出ローラ142により出口145から排出された露光済みの感光材料を、通常の現像工程に従って、順次、現像、乾燥してプルーフを完成させ、完成したプルーフを排出部21に排出する。
【0052】
<処理フロー> 次に、本発明のカートリッジを装填したプルーフ作成装置における、露光処理のフローを図7のフローチャートを用いて説明する。まず、画像インターフェイス215を介して、1枚のデジタル画像データが画像処理部213に受信されたことをキーとして、露光処理がスタートする。
【0053】
まず、S001ステップに進み、カートリッジ内の終端検出センサにより、感光材料が格納されているカートリッジが選択される。なお、このステップは、カートリッジが一つの場合には必要ない。
【0054】
次に、S002ステップに進み、扁平カム92の停止位置センサが、扁平カム92の突出部93が下向き位置にあることを検知する。続いて、板刃駆動機構のモータ95が駆動してウォームギヤ94を回し、ウォームホイールの軸を経由して扁平カム92を図5のd方向に回転させる。扁平カム92の突出部93が下向き位置からd方向に回転して二つの腕90を図5のe方向に移動し始める。扁平カム92が回転することにより、最もスリットが開いた状態となる位置で、扁平カム92の最大位置センサが制御部に信号を送り、モータ95は停止する。また、給排紙ローラ57と114が露光ドラム101に圧着され、露光ドラムを感光材料のセッティング位置まで回転させていったん停止する。さらに、吸引ブロアがオンとなり、露光ドラム101内部が減圧状態にされる。
【0055】
次に、S002ステップに移行し、給紙ローラ駆動機構のモータ98が駆動して、平歯車97を図4中の矢印cの方向に回転させ、さらに小型の平歯車96を回転させる。これにより給紙ローラ37が回転し、感光材料34をローラ33から引き出して、スリットからカートリッジ外に送り出す。
【0056】
続いて、第1のガイド51、中間ローラ53を経由して第3のガイド56上を感光材料が搬送され、そのまま露光ドラム101の円周面上にすべりおろされる。感光材料の先端が、露光ドラム101の剥離溝の所定の位置に到達した段階で給排紙ローラ57、114が、順回転方向に露光ドラム101を回転させる。この間、測長エンコーダ55により感光材料の長さが計測され、あらかじめ定めた長さに達した段階で、いったん給紙ローラ37、中間ローラ53、給排紙ローラ57、114の回転をいったん停止する。続いて、板刃駆動機構のモータ95が駆動して、扁平カム92を最大位置からさらにd方向に回転させる。カッター39が閉じて感光材料が裁断されたら、再び、中間ローラ53、給排紙ローラ57、114を駆動する。
【0057】
続いて、フローはS004ステップに移り、第3のガイド56からすべりおりてくる感光材料は、給排紙ローラ37と露光ドラム101に挟まれ、露光ドラム101円周面上の吸着孔に一時的に固定される。露光ドラム101の回転により、裁断された感光材料全体が露光ドラム101上に一時固定される。
【0058】
続いて、フローはS005ステップに移り、露光ドラム101が、ロータリーエンコーダの回転パルスに基づいて画像処理部213が生成した画素クロック信号に対応した一定の角速度で回転して主走査動作を行う。光学ユニットは、露光ドラム101の回転軸に平行方向に一定速度で移動しながら副走査動作を行い、合わせて画像処理部213の指示に基づいてレーザが感光材料を露光する。
【0059】
露光が終了したら吸引ブロアがオフとされ、剥離爪溝内に、剥離爪60の先端が挿入されて感光材料の端部が露光ドラム101から剥離される。剥離された感光材料は、あらかじめ閉状態となっていたアキュムレータ141に排出され、続く現像機構20に送り込まれる。なお、感光材料の先端が出口センサ144で検知されたらアキュムレータ141はピン143を支点として開状態(図2の2点鎖線)に移行し、ピン143からぶら下がる。露光ドラム101は、一時固定していた感光材料を全部アキュムレータ機構140内の空間に排出する。これで露光工程が終了する。
【0060】
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、板刃39は、上記のような直線上の刃でなく、ギロチンのように刃を移動方向に対して斜めに設けるようにしても良い。さらにノコギリ状の刃であっても良い。板刃39の移動方向は、感光材料に直角に移動するのではなく、若干斜めに移動するようにして、刃の切断能を高めても良い。また、板刃は、金属製が望ましいが、セラミックス製や硬質プラスチックス製であっても良い。
【0061】
【発明の効果】
装置からの着脱が容易である。感光材料が、カートリッジを使用する装置内部で詰まっても容易に対処でき、手間がかからない。感光材料に無駄が発生しにくい。日被りも生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】プルーフ作成装置の概略側面図である。
【図2】図1の破線で囲まれた部分を拡大した図である。
【図3】カートリッジ正面の拡大概念図である。
【図4】搬送ロールの駆動機構の概略を示した斜視図である。
【図5】板刃駆動機構の概略を示した斜視図である。
【図6】制御面から見たプルーフ作成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】露光処理の概略フローを示したフローチャートである。

Claims (1)

  1. 長尺のシート状感光材料を格納し、前記感光材料を順次引き出して使用する遮光性カートリッジであって、前記感光材料を搬送する給紙ローラと、前記感光材料を取り出すためのスリットと、前記感光材料を切断するカッターとを有し、前記カッターが前記感光材料を切断した状態において、前記スリットの遮光シャッターとして機能するカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008222337A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Hitachi Chem Co Ltd テープ供給装置
JP2015096432A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 大日本印刷株式会社 フィルムカートリッジおよび素子製造装置

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