JP3684842B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状の記録材料を用いる画像記録装置に係わり、特に、前記記録材料の終端検知に伴う搬送手段の処理対応を改善した画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロール状の記録材料を使用する画像記録装置は電子写真複写装置、あるいは、ハロゲン化銀写真感光材料を使用するカラープルーフ作成装置等でよく知られている。
【0003】
そして、そのような記録装置においては前記記録材料を適宜の長さに切断し、シート状となした上で記録のための使用に供している。
【0004】
また、何らかの方法で前記記録材料の終端を検知(検出)し、当該検知情報に基づいて、記録材料がなくなった事や、所望の長さのシートが得られなかった事を表示等により操作者に知らせ、対応した処理を促すように構成してある。
【0005】
例えば、1つのカラープルーフ作成装置における記録材料の供給部近辺は、図16に示す構成を有している。
【0006】
ロール状記録材料Pを収納する収納容器8は、装置本体2の上部に設けた装填部7に固定保持(装填)される。
【0007】
前記収納容器における記録材料の引き出し口80の直下近傍には、一対のローラ21a、21bからなる搬送手段(場合により、ローラ対または一対のローラという)21が設けてあり、いずれか一方のローラは、他方のローラに対して接触(圧着)及び離間(圧着解除)するように構成(制御)されている。
【0008】
記録操作を行う前に、前記記録材料Pは前記搬送手段21に挟持されており、記録操作に伴って回転する前記搬送手段21により前記引き出し口80を介して引き出され、搬送される。
【0009】
搬送量は適宜の手段により計測され、所定長の送り長さに達するとカッタ22によりカットされる。
【0010】
シート状となった記録材料は、ガイド26にガイドされ、やがて先端部はドラム給排紙ローラ23とドラム31との間に達し、前記ドラム給排紙ローラ23の作用を受けながら回転している前記ドラムの外表面に順次吸着され、以後、記録処理に付される。
【0011】
上記処理数の増加に応じて記録材料が減少し、寸足らずの記録材料の終端部が搬送手段21の部位を通過すると、当該搬送手段の下側に設けてある検知手段S100がその終端を検出する。
【0012】
上記検知手段の検知情報を基に、記録材料はもはや前記収納容器内に無いこと、また、搬送した記録材料が所定サイズではない事を表示するとともに、装置の駆動系を停止させる。
【0013】
その際、操作者は、前記ガイド26の近傍に設けてある扉(図示せず)を開け、広いスペースを持った前記ガイドの上部に手を差し込んで、不良サイズの記録材料を除去する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前記構成は、終端を含む記録材料を搬送経路上に落下させてジャム(記録材料の詰まり)処理と同じ感覚での処理対応を計るべく検知手段を搬送手段の下側に設けたものであり、シンプルではあるが、一方において、ガイド部近辺に広い空間部を必要とし、また、専用の扉(取り出し口カバー)を設けなければならない等、装置の小型化を難しくするのみならず、各機構の配置、即ち装置設計の自由度を拘束しかねない。
【0015】
更に、前記収納容器を装填部に載置し、僅かに突出している記録材料を引き出して、その先端部を前記ローラ対に挟持させる必要があるが、収納容器の形状が矩形であり、手元を見やすくしようとすると、例えば、当該容器の引き出し口のない平面を装置側に設けられる取り込み口を塞がない位置に乗せて行う等、操作性が悪い。
【0016】
また、記録材料を必要以上に引き出すことになり、当該記録材料がハロゲン化銀写真感光材料等、感光性を有するものの場合、資材の無駄をすることになる。本発明は上記に鑑みてなされたものであり、主たる目的は、記録材料の終端を検知した場合、使用に耐えない当該記録材料の除去作業を容易に行う事ができる画像記録装置を提供する事にある。
【0017】
他の目的は、記録材料の装填をし易くする等、種々の改良を計った、操作性の良い画像記録装置を提供する事にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記の構成によって達成できる。
【0021】
(1)ロール状の記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、当該収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記収納容器の引き出し口から前記搬送手段に至るまでの搬送路上に、前記記録材料の終端検知を行う検知手段を設け、
前記検知手段が前記記録材料の終端を検知した時、前記搬送手段の回転を停止するように構成した事を特徴とする画像記録装置。
【0022】
(2)前記検知手段が記録材料の終端を検知した時、前記搬送手段の回転を停止し、しかる後の所定時間、前記搬送手段を前記と逆方向に回転するように構成した事を特徴とする前記(1)に記載の画像記録装置。
【0023】
(3)前記搬送手段は、位置固定のローラと位置移動可能なローラとからなる一対のローラである事を特徴とする前記(1)に記載の画像記録装置。
【0024】
(4)前記検知手段は透過型センサである事を特徴とする前記(1)に記載の画像記録装置。
【0025】
(5)ロール状の記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、当該収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記搬送手段を、圧着及び圧着解除可能に構成するとともに、
前記記録材料の搬送路上であって、かつ、前記搬送手段に対して上流側および下流側の近接したそれぞれの位置に、前記記録材料の検知を行う検知手段を設け、
前記両検知手段が前記記録材料の存在しない事を検知した時、前記搬送手段の圧着状態を解除するように構成した事を特徴とする画像記録装置。
【0026】
(6)前記搬送手段は一対のローラである事を特徴とする前記(5)に記載の画像記録装置。
【0027】
(7)ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、前記収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記収納容器の引き出し口から前記搬送手段に至る間の搬送路上に、前記記録材料の終端検知を行う検知手段を設けるとともに、
前記検知手段の、前記記録材料の終端検知情報に応じて、前記搬送手段の駆動を停止するように構成した事を特徴とする画像記録装置。
【0028】
(8)前記搬送手段は一対のローラである事を特徴とする前記(7)に記載の画像記録装置。
【0029】
(9)前記検知手段は透過型センサである事を特徴とする前記(7)に記載の画像記録装置。
【0030】
(10)前記検知手段の記録材料の終端検知情報に応じて、前記搬送手段の駆動を停止し、しかる後の所定時間、前記回転方向と逆方向に回転するように構成した事を特徴とする前記(7)に記載の画像記録装置。
【0031】
(11)ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、前記収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記搬送手段を、圧着及び圧着解除可能に、ローラ対で構成するとともに、
前記記録材料の搬送路上であって、かつ、前記ローラ搬送手段に対して上流側および下流側の近接したそれぞれの位置に、前記記録材料の検知を行う透過型の検知手段を設け、
前記両検知手段が前記記録材料の存在しない事を検知した時、前記搬送手段の圧着状態を解除するように構成した事を特徴とする画像記録装置。
【0038】
(12)ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、前記収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記搬送手段を、位置固定のローラと前記ローラに対して位置移動して圧着および離間するローラとからなるローラ対で構成するとともに、
前記装填部に、前記収納容器を傾斜状態に載置する傾斜載置台を設け、かつ、
前記収納容器の引き出し口から前記搬送手段に至る間の搬送路上に、前記記録材料の終端検知を行う検知手段を設けるとともに、
前記検知手段の、前記記録材料の終端検知情報に応じて、前記搬送手段の駆動を停止するように構成した事を特徴とする画像記録装置。
【0039】
(13)前記搬送手段の圧着を解除する操作手段を有する事を特徴とする前記(5)、(11)または前記(12)に記載の画像記録装置。
【0040】
(14)前記検知手段は透過型センサである事を特徴とする前記(12)に記載の画像記録装置。
【0041】
(15)ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、当該収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記搬送手段を、位置固定のローラと前記ローラに対して位置移動して圧着および離間するローラとからなるローラ対で構成するとともに、
前記収納容器を傾斜状態に載置するように前記装填部に設けた傾斜載置台と、
少なくとも、位置移動する前記ローラ側に固定配設したガイド部材と、
前記記録材料の搬送路上であって、かつ、前記搬送手段に対して上流側および下流側の近接したそれぞれの位置に設けた、前記記録材料の検知を行う検知手段と、を有し、
前記両検知手段が前記記録材料の存在しない事を検知した時、前記搬送手段の圧着状態を解除するように構成したことを特徴とする画像記録装置。
【0042】
(16)前記検知手段は透過型センサである事を特徴とする前記(15)に記載の画像記録装置。
【0043】
(17) 前記装填部は装置本体の上部にあり、前記搬送手段を介して搬送される前記記録材料の搬送路は略垂直下方に延びる構成である事を特徴とする前記(15)に記載の画像記録装置。
【0044】
(18)前記搬送手段の圧着を解除する操作手段を有することを特徴とする前記(15)に記載の画像記録装置。
【0045】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる実施の態様を、カラープルーフ作成装置を例として、以下、図面を用いて説明する。
【0046】
図1はカラープルーフ作成装置の斜視図、図2は(給紙)カバーを開いた状態のカラープルーフ作成装置の斜視図である。
【0047】
ここで、カラープルーフ作成装置というのは、印刷物の仕上がりを事前に確認する校正物を得るための装置を言う。
【0048】
具体的には、カラー印刷物を作成するに当たって、原稿フィルムの段階で色校正(カラープルーフ)を行う事があり、その際、Y版、M版、C版及び墨版に色分解された各分解網原稿フィルムを使って校正物を作成し、本番の印刷版を作成する前に、原稿フィルムのレイアウト、色、文字等に誤りがないかを検査し、印刷物の仕上がりを事前に確認するのが一般的であり、前記校正物を作成する装置をカラープルーフ作成装置と言う。
【0049】
図において、カラープルーフ作成装置1の本体2は、記録材料上に画像を記録(露光)するための露光ユニット3と、記録された画像を現像処理するための処理ユニット4とを有する。
【0050】
前記露光ユニット3は、外部に、開閉可能な上面パネル5および前面パネル6を有し、メンテナンスは、それらパネルを開いて行う構成にある。
【0051】
7は、ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料P(図3参照)を収納した収納容器(以下、マガジンという)8を装填するための装填部であり、装置本体の上部に設けてある。
【0052】
また、前記マガジンの装填は、カバー9を開閉して行う。
【0053】
前記収納容器装填部の手前側にあるのは操作部10で、液晶パネル11およびタッチパネル12を有する。
【0054】
前記現像処理ユニット4は、外部に、開閉可能な上面パネル13および補給パネル14を有し、通常のメンテナンスは上面パネルを開いて行い、処理液の補充等は補給パネルを開いて行う。
【0055】
15は、現像処理が終了した記録材料をストックするための排紙部である。
【0056】
図3はカラープルーフ作成装置の内部構成を示す概略図である。
【0057】
前記露光ユニット3の内部は、概略、下記構成を備える。
【0058】
20は給紙部で、前記記録材料Pを収納するマガジンの装填部7の直下に設けた、21a、21bの一対のローラからなる搬送手段21(以下、場合によりローラ対または一対のローラとも言う)および所定長に記録材料を切断するためのカッタ手段(以下、カッタと言う)22とを有する。
【0059】
前記ローラ対の一方のローラ21aは位置固定してあり、他のローラ21bは位置移動可能に構成してある。
【0060】
また、前記ローラ対は、前記マガジンが装填された時、前記装填されたマガジン8の引き出し口80に近接する位置に配設してある。
【0061】
23は前記ローラ対の下側に設けたドラム給排紙ローラで、主走査部30に設けてあるドラム31に対して接離可能である。
【0062】
上記構成において、収納容器8の引き出し口80からドラム給排紙ローラに至るまでの記録材料の搬送路は、略垂直下方に延びている。
【0063】
前記主走査部30にあるドラム31は回転可能であり、記録材料Pをドラム表面に吸着して記録走査に付するようになっている。
【0064】
前記ドラム31に対向して配置してあるのは光学ユニット32であり、当該光学ユニットは副走査部40の構成によりドラム軸と平行に移動するようになっている。
【0065】
また、光学ユニット32は、デジタル信号を受けて前記ドラム上の記録材料にレーザビームによる画像の書き込みを行う。
【0066】
50は露光ユニット内における排紙部で、位置可変の剥離ガイド51を有し、前記画像書き込みが終了した記録材料を前記ドラム31から剥離して現像処理ユニット4側に送り込む機構を有する。
【0067】
60は前記記録材料Pを一時的に蓄積するアキュムレータ部で、前記露光ユニット内での記録材料の搬送速度よりも現像処理ユニット内での搬送速度が遅く、その速度差による不都合が生じないように、整合を図るための場所である。
【0068】
一方、前記現像処理ユニット4の内部は、概略、下記構成を備える。
【0069】
即ち、前記露光ユニット3側から送り込まれてくる画像書き込み終了後の記録材料に一様な露光を行う第2露光部41,発色現像処理部42、漂白定着処理部43、安定化処理部44および乾燥部45を備える。
【0070】
前記第2露光部における露光は発色現像処理液中に記録材料がある状態で行われるものであり、図における第2露光部および発色現像処理部は実質1つの処理槽からなっていて、その内の浅い処理部を第2露光部としてある。
【0071】
前記第2露光部41は、使用される記録材料が内部潜像型ダイレクトポジ感光材料である場合に必要であって、化学カブリ型ダイレクトポジ感光材料を用いる場合は不要である。
【0072】
次ぎに、前記した各部の構成をより詳細に説明する。
【0073】
図4は、装填部、給紙部を示す側面図、図5は、主走査部および副走査部を示す平面図、図6は、排紙部およびアキュムレータ部を示す側面図である。
【0074】
前述したように、装置本体の上部に設けた装填部7にはカバー9が開閉可能に設けてあり、当該カバーを開いた状態で装填口70にマガジン8をセットする。
【0075】
この時、マガジン内から記録材料を適宜の量引き出し、ローラ対21a、21bで挟持しうるように事前準備しておく。
【0076】
前記ローラ21bは、表面にゴム等の高摩擦材料を有し、一方、記録材料の乳剤面側に位置するローラ21aの表面は、滑面であるベークライト等の低摩擦材料で構成してある。
【0077】
マガジンをセットした状態で前記カバー9を閉じ、ロック機構71でロックする。ロック機構71は、カバーロックモータM1により作動する。
【0078】
前記カバー9にはマガジン有無検出センサS1を設けてあり、装填口70にはカバー閉検出センサS2およびカバーロック検出センサS3を設けてある。
【0079】
給紙部20には、搬送手段21とマガジン8との間(セットされたマガジンの引き出し口から搬送手段に至るまでの記録材料の搬送区間を指し、以下、この様な搬送区間を搬送路上と言う)に透過型のペーパーエンド検出センサS4を配設してあり、当該ペーパーエンド検出センサS4により前記記録材料Pの終端を検知(検出)する。
【0080】
前記透過型センサは、記録材料の位置自由度が大きい装填部であっても記録材料の終端を確実に検知する事ができる利便性を有する。
【0081】
換言すると、反射型センサやマイクロスイッチなどの検知手段(検出手段)では、センサと記録材料との距離に変動が生ずると誤動作する場合があるが、透過型の検知手段だとそのような不都合は生じない。
【0082】
尚、本明細書において使用する語、「検知」と「検出」、および、「検知手段」と「検出手段」は同じ意味、或いは、同じ物を指す。
【0083】
前記ペーパーエンド検出センサS4を、記録材料の搬送方向から見て前記搬送手段21よりも上流側に置くことにより、従来装置の如く、寸足らずの記録材料を適宜の空間部に落下せずともよく(搬送手段が記録材料を挟持している状態で、当該搬送手段を停止出来るので)、従って、専用の取り出し口も設ける必要がなく、操作性、コンパクト化の点で有利である。
【0084】
上記構成においては、前記装填部7に設けられる記録材料セット用(挿入用)の開口が寸足らずの記録材料の取り出し口を兼ねる事になる。
【0085】
実施の形態における前記搬送路は略垂直下方の構成を有するが、装置本体の上部(上面パネルの直下等)において水平な搬送路上に前記搬送手段およびペーパーエンド検出センサを置く構成であっても前記有用性を保つ事ができる。
【0086】
前記ローラ対の内の一方のローラ(以下、搬送ローラと言う)21aは位置固定であり、他方のローラ(以下、搬送ローラと言う)21bはローラ移動機構24により位置移動できるようになっており、記録材料の搬送動作中以外はローラ圧着によるシワ発生防止のため、前記搬送ローラ21bを待機位置(二点鎖線で示してある)に待機させておく。
【0087】
ローラ移動機構24は、搬送手段(搬送ローラ)圧着解除モータM2により作動する。
【0088】
前記搬送ローラ21bの位置検出は、搬送ローラ圧着位置検出センサS5と、搬送ローラ解除位置検出センサS6とで行う。
【0089】
尚、ローラ対の駆動は、搬送ローラ21aを介しての搬送モータM3により行う。
【0090】
また、前記ローラ対による記録材料搬送中であって、前記ペーパーエンド検出センサS4が記録材料の終端を検知したとき、その情報に基づいて、少なくとも、前記ローラ対の駆動を停止するようになっている。
【0091】
この時、ローラ対が記録材料を挟持した状態となるよう、センサとローラ間隔、搬送速度等を定めてある。
【0092】
同時に、記録材料Pが無くなった事や、寸足らずの記録材料Pが前記ローラ対21に挟持されているので、その処理を促す表示を前記液晶パネル11で行うようになっている。
【0093】
上記構成において、ローラ対の駆動を停止させるに止まらず、停止後、所定時間だけ前記ローラ対を逆回転させて、記録材料を、図における上方に戻すように構成してもよく、または、前記カバー9を開けた後、マニュアル操作手段を介して、前記ローラ対の逆回転および/または圧着の解除を行えるように構成しても、また両者の組み合わせでもよく、構成の自由度は広い。
【0094】
カッタ22はカッタモータM20により作動する。
【0095】
前記カッタ22とドラム給排紙ローラ23との間にあるのは、エンコーダローラ25およびガイド26であり、エンコーダローラ25は回転により記録材料を搬送するとともに、記録材料の送り長さを計測する。
【0096】
前記ドラム給排紙ローラ23は、ローラ移動機構27により圧着位置と圧着解除位置とに移動可能になっており、ドラム給排紙モータM4により駆動される。
【0097】
前記ドラム給排紙ローラ23の位置は、ドラム給排紙ローラ圧着位置検出センサS7およびドラム給排紙ローラ解除位置検出センサS8により行う。
【0098】
前記ローラ移動機構27は、ドラム給排紙ローラ圧着解除モータM5により作動する。
【0099】
尚、前記搬送手段21、カッタ22、エンコーダローラ25のそれぞれの間には適宜のガイド部材を設ける事が出来、更に、エンコーダローラと圧着して記録材料を挟持搬送するための他のローラ、および、前記ガイド26に対向して他のガイドを設ける事が出来る。
【0100】
前記主走査部30のドラム31の軸部31a、31bは、軸受け33a、33bを介して支持台34a、34bに回転可能に軸支してある。
【0101】
ドラム31の一方の軸部31aには駆動プーリ35aを設けてあり、当該駆動プーリは、ドラム回転モータM6の出力プーリ35bとベルト36を介して動力的に連結している。
【0102】
前記ドラム31の軸上であって、前記プーリを配設して有る位置よりも更に外側には、ロータリーエンコーダ37を付設してあり、これから出力される回転パルスを、ドラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0103】
前記ドラムの他方の軸部31bは、吸引ブロアAに連結してある。
【0104】
ドラム31は中空体で形成してあり、かつ、表面を貫通する多数の吸着孔31cを有する構成にあるので、吸引ブロアAの作動によりドラム内部が減圧され、記録材料をその表面上に吸着保持できる。
【0105】
光学ユニット32は、赤色レーザ光源(HeNe)320、緑色レーザ光源(HeNe)321、青色レーザ光源(Ar)322を有する。
【0106】
赤色レーザ光源320および緑色レーザ光源321からのレーザビームは、AOM(音響光学素子:光源強度を制御する)323、324およびミラー325、326を介して、また、青色レーザ光源322からのレーザビームはAOM327、ミラー328およびミラー330を介して、集光レンズ331、結像レンズ334からドラム31上の記録材料に画像露光を行う。
【0107】
露光シャッタ332は露光ソレノイド333により開閉する事で、露光開始、露光終了時に光路の開閉を行う。
【0108】
前記光学ユニット32は、移動ベルト340に固定してあり、一対のガイドレール341、342に案内されてドラム軸と平行に移動出来るようになっている。前記移動ベルト340は一対のプーリ343、344に掛け渡され、一方のプーリ344は副走査モータM7の出力軸345に連結されて駆動力を得る。
【0109】
光学ユニット32のドラム軸方向には、副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出センサS12および副走査オーバラン位置検出センサS13を設けてある。
【0110】
光学ユニット32は前記副走査基準位置検出センサS11の検出位置で停止しており、ここから副走査を開始し、画像サイズに対応した移動量で副走査が終了すると、副走査基準位置に復帰する。
【0111】
前記排紙部50は、搬出モータM8により駆動される搬送ローラ52および53と、剥離ガイド上下モータM9により上下移動(実施の形態においては、支点中心の回動)される剥離ガイド51と、搬送ガイド54および出口シャッタモータM10で駆動される出口シャッタ55とを備えてなる。
【0112】
前記剥離ガイド51は、上位置では爪部51aがドラム上の記録材料を剥離し、下位置では前記記録材料をアキュムレータ部60に位置づける機能を有する。
【0113】
S14は、前記剥離ガイドの開を検出する剥離ガイド開検出センサ、S15は、剥離ガイド閉検出センサである。
【0114】
また、前記出口シャッタ55の開閉は、出口シャッタ開検出センサS16が検出する。
【0115】
出口シャッタ55は記録材料を現像処理ユニット4側へ送り込むタイミングを決定する。S31は出口センサで、前記記録材料が現像処理ユニット4へ送り込まれる事を検出する。
【0116】
アキュムレータ部60は前記排紙部50の下方位置に設けてあり、剥離ガイド51の下方移動により、記録材料の垂れ下がりを許容する空間部を提供する。
【0117】
図7は電気的構成を示すブロック図である。
【0118】
同図に示すように、制御部100はCPU101、RAM102およびROM103を有し、I/Oポート104、105を介してセンサ類およびアクチュエータ群に接続しており、センサ類からの情報に基づいてアクチュエータ群を制御する。
【0119】
センサ類としては、前記した、マガジン有無検出センサS1、カバー閉検出センサS2、カバーロック検出センサS3、ペーパーエンド検出センサS4、搬送ローラ圧着位置検出センサS5、搬送ローラ解除位置検出センサS6、ドラム給排紙ローラ圧着位置検出センサS7、ドラム給排紙ローラ解除位置検出センサS8、ペーパー先端基準位置検出センサS9、ペーパー送り量検出センサS10、ロータリーエンコーダ37、副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出センサS12、副走査オーバラン位置検出センサS13、剥離ガイド開検出センサS14、剥離ガイド閉検出センサS15、出口シャッタ開検出センサS16、剥離ジャム検出センサS30、および、この図には現れない出口センサS31が接続している。
【0120】
また、アクチュエータ群としては、カバーロックモータM1、搬送ローラ圧着解除モータM2、搬送モータM3、カッタモータM20、ドラム給排紙モータM4、ドラム給排紙ローラ圧着解除モータM5、ドラム回転モータM6、副走査モータM7、露光シャッタソレノイド333、搬出モータM8、剥離ガイド上下モータM9、出口シャッタモータM10が接続しており、これらは、ドライバD1〜D11およびD333を介して駆動する。
【0121】
また、操作部10については、液晶パネル11をドライバD20により制御し、カラープルーフ作成装置の運転状態を表示する。
【0122】
また、タッチパネル12の操作による指令は、A/D変換部120によりデジタル情報としてCPU101に送り込む。
【0123】
外部接続してあるRIP200から、デジタル画像情報が画像データI/F部201を介してデータバッファに送られる。
【0124】
一方、ロータリーエンコーダ37からの記録材料送り情報に基づくPLL202の出力に同期させて、ドットクロック生成部203のドットクロックでデジタル画像情報をデータバッファ204からLUT(ルックアップテーブル)205およびD/A変換部206〜208を介してAOMドライバD320〜D322に付与し、これらAOMドライバにより、前記各レーザ光源320〜322をそれぞれ駆動する。
【0125】
ここで、RIP200により作成された各色(Y、M、C、BK)の網点画像データを画像データI/F部201に転送し、そこでRIPフォーマットから露光用フォーマットに変換し、データバッファ204に蓄積するようになっている。データバッファ204に1枚分の画像データを蓄積した後、全色同時露光を行う。
【0126】
その際、露光時のレーザ最小打ち込みドット(画素)に対応し、印刷物のY、M、C、BK版データを、LUT205にて指定したR、G、Bのレーザ強度の組み合わせに変換し、3波長のレーザが重なっている画素単位で露光を行う。
【0127】
仮に、レーザ駆動がオン・オフのみのデジタル変調の場合には、レーザ強度は0(レーザの発光なし)か100(感材に対する最適発光量でレーザが発光する)のいずれかになるので、LUT205をユーザ設定可能にする必要はない。
【0128】
しかし、その場合、感材の発色濃度は固定され、標準的なインク濃度に合わせた感材を使用する事になり、インク等の印刷条件によるバラツキ、インクメーカの違いによる濃度差に適応する事が出来ない。
【0129】
それに対して、本装置では、レーザ駆動に階調性を持たせたアナログ変調を採用するとともに、16通りの組み合わせで送られてきた印刷物のY、M、C、BK版データに対応するR、G、Bのレーザ強度を、発色が最適濃度になるように自由に設定可能なLUT205を持たせている。
【0130】
ここで、前記タッチパネル12の操作により、CPU101を介してLUT205の内容を液晶パネル11上に表示させることが出来るようになっている。
【0131】
また、表示画面上で、タッチパネルを操作することにより、LUT205の内容を任意に変更出来るようになっている。
【0132】
次ぎに、図8乃至図13を用いてカラープルーフ作成装置の作動につき説明する。
【0133】
図8は作動のメインフローチャート、図9および図10は給紙(搬送)処理のフローチャート、図11はプリント処理のフローチャート、図12は排紙処理のフローチャート、図13は排出処理のフローチャートである。
【0134】
最初にメイン動作について説明する。
【0135】
図8において、ステップa1でメインスイッチがONされると、ステップb1で装置の初期設定が行われ、更に、ステップc1で各機構部の初期設定が行われ、ここでエラーが発生すると機能を停止する。
【0136】
初期設定が終了するとアイドリング運転が行われてリモート処理が可能になる(ステップd1)。
【0137】
このアイドリング中に、タッチパネル12のメニューキーを操作して条件設定を行う事が出来(ステップe1)、この条件設定を行うとローカル処理が可能になる。
【0138】
前記条件設定を行わない場合は、RIPからの出力画像を受信して、受信画像データのプリントを実行させるリモート処理が行われる。
【0139】
アイドリング中に記録材料がなくなり、マガジンの交換を行う場合には、カバー9を開けてマガジンを交換し、前記カバー9を閉じて記録材料の先端のカブリ部分を切断する処理を行い(ステップf1)、アイドリング運転に戻すが、記録材料の切断処理でエラーが生じると機能を停止する。
【0140】
書き込み動作は、給紙(ステップg1)、プリント(ステップh1)、排紙(ステップi1)からなり、この書き込み処理が終了すると、次の記録材料が給送(搬送)可能となる(ステップj1)。
【0141】
次ぎに、給紙処理について説明する。
【0142】
図9のフローチャートにおいて、ステップa2でマガジン8の有無の判断を行い、マガジンが無い場合にはエラー処理を行う(ステップb2)。
【0143】
マガジンが有る場合は、ペーパーエンド検出センサS4からの検出信号に基づいて記録材料の終端の検出を行い(ステップc2)、記録材料の終端を検出するとエラー処理が行われる(ステップb2)。
【0144】
ここで言うエラー処理とは、前述したように、搬送手段21の駆動を停止させると同時に、記録材料が無くなった事を表示警告する処理である。
【0145】
記録材料の終端が検出されない場合には、カバー9のロックを行い(ステップd2)、搬送ローラ21bを位置固定のローラ21aに圧着させ(ステップe2)、更に、ドラム給排紙ローラ23をドラム31に圧着させる。
【0146】
そして、ドラム回転モータM6の励磁をOFFにしてドラム31を回転可能となし(ステップg2)、搬送モータM3を回転させて、ローラ対21による記録材料の搬送(給送)を行わしめる(ステップh2)。
【0147】
記録材料の先端部をペーパー先端基準位置検出センサS9により検出し(ステップi2)、先端部が検出されると、この検出を基準にしてエンコーダローラ25の回転により記録材料の長さの計測を開始し(ステップj2)、記録材料の送り長さが所定の長さになると(ステップk2)、搬送モータM3をOFFして(ステップl2)、所定時間の安定待ちを行う(ステップm2)とともに、搬送ローラ21bの圧着解除を行い(ステップn2)、ドラム給排紙ローラ23およびドラム31の回転により記録材料を搬送可能にする。
【0148】
図10の給紙処理のフローチャートにおいて、ステップa3でペーパー吸引ブロアAをONして、その安定を待ち(ステップb3)、安定後にドラム給排紙モータM4をONする(ステップc3)。これにより、ドラム31に記録材料を吸着しながら巻き付ける。
【0149】
ステップd3で記録材料の長さ計測を開始し、所定長の引き出し完了後(ステップe3)、ステップf3でドラム給排紙モータM4をOFFする。
【0150】
ステップg3で搬送ローラ21bを圧着し、ステップh3で記録材料のカットを行い、ステップi3でドラム給排紙モータM4をONするとともに、ステップj3で搬送ローラ21a、21bの圧着を解除する。
【0151】
ステップk3でドラムへの巻き付け完了待ちの後、ステップl3でドラム給排紙モータM4をOFFし、ステップm3でドラム給排紙ローラの圧着を解除する。
【0152】
図11のフローチャートにおいて、ステップa4でドラム回転モータM6をONしてドラム31の回転が安定するのを待ち(ステップb4)副走査モータM7をONし(ステップc4)、露光シャッタ332をONし(ステップd4)、光学ユニット32がドラム軸方向に移動して副走査が行われるが、ステップe4で副走査書き込み位置を検出し、画像データの出力を行う(ステップf4)。
【0153】
この時、赤色レーザ光源320、緑色レーザ光源321、青色レーザ光源322が、設定されたチャンネルのLUTのデータに基づいて発光し、印刷時のインクの色および/または印刷用紙の色に対応した色を持つ画像を露光する。
【0154】
ステップg4で画像データの書き込みが完了すると、ドラム回転モータM6をOFFする(ステップh4)とともに、副走査モータM7をOFFし(ステップi4)、光学ユニット32をホームポジションに移動させる(ステップj4)。
【0155】
そして、ステップk4でドラム給排紙ローラ23をドラム31に圧着させて、ドラム回転モータM7の励磁をOFFし(ステップl4)、ドラム給排紙ローラ23の回転により、ドラム31をホームポジションに移動させる(ステップm4)。
【0156】
図12のフローチャートにおいて、ステップa5で排紙ガイド51を閉じて剥離位置にセットし、現像処理ユニット4への出口シャッタ55を開くとともに(ステップb5)、ドラム給排紙ローラ23に圧着させる(ステップc5)。
【0157】
ステップd5でドラム給排紙モータM4をONしてドラム給排紙ローラ23を回転させ、搬出モータM8をオンして記録材料を高速搬送させる(ステップe5)。前記記録材料は、その先端が搬送ローラ53に挟持された状態で停止保持される。
【0158】
剥離ジャム検出センサS30により記録材料がジャムを起こしているか否かを判断し(ステップf5)、ジャムを起こしていない場合は、吸引ブロアAの駆動を停止して記録材料の吸引を解除する(ステップg5)。
【0159】
ステップh5で出口センサS31により記録材料の排出を検出し、搬出モータM8を低速に切り替えて現像処理ユニット4での処理に合わせる。
【0160】
そして、ドラム31を1回転させるとともに(ステップj5)、剥離ガイド51を開放する(ステップk5)。
【0161】
ステップl5でドラム給排紙モータM4をOFFし、ドラム回転モータM6の励磁を行ってドラム31が自由に回転しないようにし(ステップm5)、ドラム給排紙ローラ23の圧着を解除して排紙処理を終了する(ステップn5)。
【0162】
図13のフローチャートにおいて、ステップa6で出口センサS31により記録材料の排出を検出し、記録材料の後端の検出が行われると、所定時間、記録材料の排出完了を待ち(ステップb6)、搬出モータM8をOFFして(ステップc6)、現像処理ユニット4への出口シャッタ55を閉じ(ステップd6)、カバー9のロックを解除して記録材料の排出処理を終了する(ステップe6)。
【0163】
なお、前記記録材料の搬送方向に見て前記搬送手段21の上流側のみならず、下流側であって、搬送手段に近接した位置に、例えば、ペーパーエンド検出センサS4と同様の透過型センサを配設し、その両方のセンサが記録材料のない事を検知した時、その情報に基づいて自動的に前記搬送手段の圧着を解除するように構成する事が出来る。
【0164】
その場合、終端検知後の記録材料が確実に取り除かれた事を検出した事になり、不用意に圧着解除を行って記録材料片を搬送路中に落としてしまう様な誤操作を確実に防止でき、また、新しい記録材料の装填を容易とする等、操作性の向上が期待出来る。
【0165】
図14は、更に、装填部7に改良を加えた、主要部のみを示す側面図である。
【0166】
図中の参照番号は、前記した手段あるいは部材と同一部材については同一の番号を付してある。
【0167】
図において、500はマガジン8を傾斜状態に載置するための傾斜載置台で、装置側の記録材料挿入用開口(取り入れ口)510に対して一端側下端を整合して設けてある。
【0168】
即ち、前記傾斜載置台500は、その長手方向に対して直交する断面形状が直角三角形であり、その最短辺を前記記録材料挿入用開口510に臨ましめている。
【0169】
501は前記傾斜載置台500と一体的に設けたガイド部材で、その下端側502を折曲垂下せしめてある。
【0170】
位置移動可能なローラ21bと前記ガイド部材501との関係は、図15(前記図14を左側から見た正面図)で示す構成にある。
【0171】
即ち、前記ローラ21bは複数の輪切り状ローラ部を同軸上に設けてなる構成を有し、当該ローラ部は前記ガイド部材501の下端に設けてある切り欠き部505を介して前後(図14における左右)移動を行う、換言すれば、前記ローラ21aに対する圧着位置と圧着が解除された位置(退避位置)とを占めるようになっている。
【0172】
また、図14において、圧着が解除された位置における前記ローラ21bの表面は、前記ガイド部材表面から完全に退避した状態にあるが、ガイド部材501の表面位置と面位置であってもよい。
【0173】
上記の如く前記記録材料挿入用開口510近傍を開放的にした構成により、カールが生じている記録材料であっても、その先端部を前記ローラ対21に挟持せしめるための事前作業がしやすく、操作性、取扱い性を向上させることができる。
【0174】
また、ローラ21bの表面を高摩擦係数を有する素材で、ローラ21a表面を低摩擦係数を有する素材で構成してあり、記録材料の先端セットの際、ローラ対を圧着解除状態にしておく事により、前記低摩擦係数素材のローラ21a表面をガイドとして利用し得、記録材料のセット性を向上させることができる。
【0175】
なお、実施の形態においては搬送手段をローラ対としたが、例えば、一対の搬送ベルトを使用する事もできる。
【0176】
また、前記搬送手段の圧着および圧着解除をモータで行い、かつ、搬送処理する時以外は圧着を解除しておく構成としたが、記録材料に与える悪影響がなければ常時、圧着状態にしておいてもよい。
【0177】
その場合、記録材料の先端を搬送手段間に押し込む事が無理であれば、マニュアル操作ボタン等適宜の手段を介して、前記圧着力を弱めたり、僅かに離間させる構成とすればよい。
【0178】
【発明の効果】
特に、マガジンの記録材料引き出し口から垂直下方に延びる搬送路を有する構成の画像記録装置であっても、記録材料の終端検知に基づく搬送手段の駆動停止時に、記録材料を前記搬送手段で挟持しているので除去作業が容易であり、装置の小型化簡素化にも寄与できた。
【0179】
また、装填部の改善により記録材料のセット作業が行いやすく、操作性、取扱い性を向上させる事ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラープルーフ作成装置の斜視図である。
【図2】カバーを開いた状態のカラープルーフ作成装置の斜視図である。
【図3】カラープルーフ作成装置の内部構成を示す概略図である。
【図4】装填部、給紙部を示す側面図である。
【図5】主走査部、副走査部を示す平面図である。
【図6】排紙部およびアキュムレータ部を示す側面図である。
【図7】電気的構成を示すブロック図である。
【図8】作動のメインフローチャートである。
【図9】給紙処理のフローチャートである。
【図10】給紙処理のフローチャートである。
【図11】プリント処理のフローチャートである。
【図12】排紙処理のフローチャートである。
【図13】排出処理のフローチャートである。
【図14】装填部の主要部のみを示す側面図である。
【図15】装填部の主要部のみを示す正面図である。
【図16】カラープルーフ作成装置の供給部の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置
2 本体
3 露光ユニット
4 現像処理ユニット
5 上面パネル
7 装填部
8 収納容器
9 カバー
10 操作部
11 液晶パネル
20 給紙部
21 搬送手段
30 主走査部
31 ドラム
40 副走査部
50 排紙部
60 アキュムレータ部
Claims (18)
- ロール状の記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、当該収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記収納容器の引き出し口から前記搬送手段に至るまでの搬送路上に、前記記録材料の終端検知を行う検知手段を設け、
前記検知手段が前記記録材料の終端を検知した時、前記搬送手段の回転を停止するように構成した事を特徴とする画像記録装置。 - 前記検知手段が記録材料の終端を検知した時、前記搬送手段の回転を停止し、しかる後の所定時間、前記搬送手段を前記と逆方向に回転するように構成した事を特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記搬送手段は、位置固定のローラと位置移動可能なローラとからなる一対のローラである事を特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記検知手段は透過型センサである事を特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- ロール状の記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、当該収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記搬送手段を、圧着及び圧着解除可能に構成するとともに、
前記記録材料の搬送路上であって、かつ、前記搬送手段に対して上流側および下流側の近接したそれぞれの位置に、前記記録材料の検知を行う検知手段を設け、
前記両検知手段が前記記録材料の存在しない事を検知した時、前記搬送手段の圧着状態を解除するように構成した事を特徴とする画像記録装置。 - 前記搬送手段は一対のローラである事を特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
- ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、前記収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記収納容器の引き出し口から前記搬送手段に至る間の搬送路上に、前記記録材料の終端検知を行う検知手段を設けるとともに、
前記検知手段の、前記記録材料の終端検知情報に応じて、前記搬送手段の駆動を停止するように構成した事を特徴とする画像記録装置。 - 前記搬送手段は一対のローラである事を特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
- 前記検知手段は透過型センサである事を特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
- 前記検知手段の記録材料の終端検知情報に応じて、前記搬送手段の駆動を停止し、しかる後の所定時間、前記回転方向と逆方向に回転するように構成した事を特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
- ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、前記収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記搬送手段を、圧着及び圧着解除可能に、ローラ対で構成するとともに、
前記記録材料の搬送路上であって、かつ、前記ローラ搬送手段に対して上流側および下 流側の近接したそれぞれの位置に、前記記録材料の検知を行う透過型の検知手段を設け、
前記両検知手段が前記記録材料の存在しない事を検知した時、前記搬送手段の圧着状態を解除するように構成した事を特徴とする画像記録装置。 - ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、前記収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記搬送手段を、位置固定のローラと前記ローラに対して位置移動して圧着および離間するローラとからなるローラ対で構成するとともに、
前記装填部に、前記収納容器を傾斜状態に載置する傾斜載置台を設け、かつ、
前記収納容器の引き出し口から前記搬送手段に至る間の搬送路上に、前記記録材料の終端検知を行う検知手段を設けるとともに、
前記検知手段の、前記記録材料の終端検知情報に応じて、前記搬送手段の駆動を停止するように構成した事を特徴とする画像記録装置。 - 前記搬送手段の圧着を解除する操作手段を有する事を特徴とする請求項5、11または請求項12に記載の画像記録装置。
- 前記検知手段は透過型センサである事を特徴とする請求項12に記載の画像記録装置。
- ロール状のハロゲン化銀写真感光材料からなる記録材料を収納する収納容器を装置側に設けた装填部に引き出し口を下向きになるように装填するとともに、当該収納容器の引き出し口の下側近傍に位置するように設けてある搬送手段に前記記録材料を挟持させ、記録操作に伴う回転により前記記録材料を搬送するように構成した画像記録装置であって、
前記搬送手段を、位置固定のローラと前記ローラに対して位置移動して圧着および離間するローラとからなるローラ対で構成するとともに、
前記収納容器を傾斜状態に載置するように前記装填部に設けた傾斜載置台と、
少なくとも、位置移動する前記ローラ側に固定配設したガイド部材と、
前記記録材料の搬送路上であって、かつ、前記搬送手段に対して上流側および下流側の近接したそれぞれの位置に設けた、前記記録材料の検知を行う検知手段と、を有し、
前記両検知手段が前記記録材料の存在しない事を検知した時、前記搬送手段の圧着状態を解除するように構成したことを特徴とする画像記録装置。 - 前記検知手段は透過型センサである事を特徴とする請求項15に記載の画像記録装置。
- 前記装填部は装置本体の上部にあり、前記搬送手段を介して搬送される前記記録材料の搬送路は略垂直下方に延びる構成である事を特徴とする請求項15に記載の画像記録装置。
- 前記搬送手段の圧着を解除する操作手段を有することを特徴とする請求項15に記載の画像記録装置。
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