JP2004263416A - 建築板及びその製造方法 - Google Patents

建築板及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】凹凸模様の凸部だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができ,一層複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる建築板及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】建築板1は,多数の凸部21,22を形成してなる凹凸模様203を有する原板2の意匠表面201に,下側塗料層3及び上側塗料層4を順次設けてなるものである。多数の凸部21,22は,木目調を呈するための多数の木目形成凸部22と,節部を呈するための節形成凸部21とからなる。木目形成凸部22には,下側塗料層3の表面を上側塗料層4が覆った被覆表面102が形成されている。節形成凸部21には,下側塗料層3が露出した露出表面101が形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,建築物の外壁として施工する建築板であって,特に凹凸模様を形成した意匠表面に塗装を行って形成した建築板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,建築物の外壁として施工するために量産される建築板においては,単調な仕上り感を避けるために,建築板の意匠表面の凹凸模様,この意匠表面の塗装の仕方等の工夫がなされている。そして,例えば,特許文献1に示すように,上記意匠表面が,自然な外観や,立体的な外観を呈するように努力がなされている。また,特許文献1においては,建築板の意匠表面に木目調の凹凸模様を形成し,この凹凸模様における凸部と凹部との色彩を異ならせることにより,意匠表面が立体的な外観を呈する建築板を形成している。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−317631号公報
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記特許文献1の建築板においては,上記意匠表面における木目調の凹凸模様に表現する色彩の違いは,上記凹凸模様における凸部の突出に対応して形成されたものである。すなわち,この色彩の違いは,上記凸部の意匠表面突出高さが,上記凹部よりも高いことにより形成されたものであり,あくまでも建築板の意匠表面における各部の突出高さの高低の変化を受けて形成されてものである。
また,上記建築板において表現する木目調には,特別な工夫がなく,建築板の意匠表面に,より複雑な意匠外観を形成するためには,一層の工夫が必要とされる。
【0005】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,凹凸模様の凸部だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができ,一層複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる建築板及びその製造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
第1の発明は,複数の凸部を形成してなる凹凸模様を有する原板の意匠表面に,下側塗料層及び上側塗料層を順次設けてなる建築板において,
上記複数の凸部は,木目調を呈するための複数の木目形成凸部と,節部を呈するための節形成凸部とからなり,
上記木目形成凸部又は上記節形成凸部の少なくとも一方の一部には,上記下側塗料層が露出した露出表面が形成されていることを特徴とする建築板にある(請求項1)。
【0007】
本発明の建築板においては,上記原板の意匠表面に形成された凹凸模様における凸部は,上記木目形成凸部又は上記節形成凸部として形成されている。これらの凸部の意匠表面突出高さは,上記凹凸模様における凹部よりも高くなっている。そして,上記原板の意匠表面に上記下側塗料層及び上側塗料層を順次設けて建築板としたときには,上記木目形成凸又は上記節形成凸部の少なくとも一方の一部には,上記露出表面が形成されている。
【0008】
すなわち,本発明の建築板の意匠表面においては,上記複数の凸部において,上記下側塗料層による色外観を呈する露出表面と,上記上側塗料層による色外観を呈する被覆表面とが混在する。そのため,上記建築板の意匠表面は,従来のように各部(凹凸)の突出高さの高低の違いにより異なる色彩又は色調等の色外観を呈するのではなく,上記凸部だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができる。そのため,上記建築板は,従来の建築板に比べて,より複雑な意匠外観を呈することができる。
さらに,本発明の建築板は,上記節部を呈する節形成凸部を有しており,上記建築板は,一層複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる。
【0009】
第2の発明は,複数の凸部を形成してなる凹凸模様を有する原板の意匠表面に,下側塗料層及び上側塗料層を順次設けてなる建築板において,
上記複数の凸部は,木目調を呈するための複数の木目形成凸部と,節部を呈するための節形成凸部とからなり,
上記木目形成凸部には,上記下側塗料層の表面を上記上側塗料層が覆った被覆表面が形成されていると共に,上記節形成凸部には,上記下側塗料層が露出した露出表面が形成されていることを特徴とする建築板にある(請求項2)。
【0010】
本発明の建築板においても,上記原板の意匠表面に形成された凹凸模様における凸部は,上記木目形成凸部又は上記節形成凸部として形成されている。これらの凸部の意匠表面突出高さは,上記凹凸模様における凹部よりも高くなっている。そして,上記原板の意匠表面に上記下側塗料層及び上側塗料層を順次設けて建築板としたときには,上記木目形成凸部には,上記被覆表面が形成されており,上記節形成凸部には,上記露出表面が形成されている。
【0011】
すなわち,本発明の建築板の意匠表面においても,上記複数の凸部において,上記下側塗料層による色外観を呈する露出表面と,上記上側塗料層による色外観を呈する被覆表面とが混在する。そのため,上記建築板の意匠表面は,従来のように各部(凹凸)の突出高さの高低の違いにより異なる色彩又は色調等の色外観を呈するのではなく,上記凸部だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができる。そのため,上記建築板は,従来の建築板に比べて,より複雑な意匠外観を呈することができる。
【0012】
さらに,本発明の建築板は,上記節部を呈する節形成凸部を有しており,この節形成凸部に上記露出表面を有している。そのため,この節形成凸部と上記木目形成凸部との上記色外観を異ならせることができ,節形成凸部を鮮明に際立たせることができる。これにより,上記建築板は,一層複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる。
【0013】
第3の発明は,凹凸模様を設けた意匠表面を有し,上記凹凸模様における複数の凸部は,木目調を呈するための木目形成凸部と,節部を呈するための節形成凸部とからなる原板を準備する準備工程と,
上記原板の意匠表面に第1塗料を塗布し乾燥して,下側塗料層を形成する下側塗料層形成工程と,
上記下側塗料層の表面に第2塗料を塗布して,上側塗料層を形成する上側塗料層形成工程と,
上記第2塗料が乾燥する前に上記複数の凸部に掻取り具を当接させ,該掻取り具により上記凸部の一部に塗布された上記第2塗料を掻き取って,上記凸部の一部に上記下側塗料層が露出した露出表面を形成する掻取り工程とを行うことを特徴とする建築板の製造方法にある(請求項7)。
【0014】
本発明の製造方法においては,上記準備工程,上記下側塗料層形成工程,及び上側塗料層形成工程を行って,下記優れた作用効果を有する建築板を製造する。
すなわち,上記準備工程においては,意匠表面に上記木目形成凸部及び節形成凸部を形成してなる原板を準備し,上記下側塗料層形成工程においては,上記原板の意匠表面に上記下側塗料層を形成する。
【0015】
そして,上記上側塗料層形成工程においては,上記下側塗料層の表面に第2塗料を塗布して上側塗料層を形成し,上記掻取り工程においては,上記第2塗料が乾燥する前に上記掻取り具を当接させて,上記凸部の一部に上記露出表面を形成する。このように上記各工程を行うことにより,上記凸部だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができ,一層複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる建築板を容易に製造することができる。
【0016】
また,上記第2塗料を塗布した複数の凸部に上記掻取り具を当接させておきながら,この凸部の一部のみの塗料を掻き取って上記露出表面を形成できる理由としては以下のように考えられる。
すなわち,上記木目形成凸部又は節形成凸部である複数の凸部は,それぞれその幅が異なっていることがほとんどである。そのため,幅が広い凸部(例えば,凸部の頂点部に平坦面を有するもの)は上記掻取り具に対して大きな接触面積で当接し,幅が狭い凸部(例えば,凸部の頂点部が尖り端部を有するもの)は掻取り具に対して小さな接触面積で当接する。
【0017】
そのため,上記幅が広い凸部に塗布された塗料が,上記幅が狭い凸部に塗布された塗料よりも多く掻き取られて,上記露出表面を形成すると考える。一方で,上記幅が狭い凸部(幅狭凸部)に塗布された塗料は,掻取り具が幅狭凸部から離れる際に,幅狭凸部に塗布された塗料が,掻取り具に掻き取られることなく(付着することなく),この幅狭凸部へと引っ張られて,幅狭凸部に残存すると考える。
【0018】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1〜第3の発明において,上記建築板としては,例えば,量産を行う無機質建築板がある。また,無機質建築板としては,例えば,窯業系建築板がある。
また,上記木目形成凸部は,上記原板の意匠表面において,多数形成されていることが好ましい。また,上記節形成凸部もまた,上記原板の意匠表面において,複数形成されていることが好ましい。また,上記節形成凸部の幅と上記木目形成凸部との幅とは,互いに異なるようにすることが好ましい。
【0019】
また,上記原板において,上記節形成凸部の幅は上記木目形成凸部の幅よりも大きくしておくことが好ましい。この場合には,上記節形成凸部への露出表面の形成が容易である。
また,上記原板において,各木目形成凸部同士の幅も互いに異ならせておくことができる。この場合には,幅が広い木目形成凸部にも上記露出表面を形成することができる。
【0020】
また,上記露出表面は,上記節形成凸部の全体に形成されていてもよく,上記節形成凸部の一部に形成されていてもよい。
また,上記露出表面は,上記建築板の意匠表面において,複数の節形成凸部のうちの一部の節形成凸部に形成されていてもよい。この場合でも,上記露出表面は,上記一部の節形成凸部の全体に形成されていてもよく,上記一部の節形成凸部の一部に形成されていてもよい。
また,上記意匠表面における各凸部同士の間の凹部及び上記木目形成凸部のほとんどには,上記被覆表面を形成することができる。
【0021】
また,上記下側塗料層としては,例えば,上記原板の表面に塗布するシーラー層,又はこのシーラー層の表面に塗布する下塗り層がある。
また,上記上側塗料層としては,例えば,上記シーラー層の表面に塗布する塗料層,又は上記下塗り層の表面に塗布する中塗り層がある。
【0022】
上記第1,第2の発明において,上記節形成凸部は,上記木目形成凸部の一部を分断するよう形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には,上記木目形成凸部の一部を分断するよう形成した節形成凸部により,上記建築板は,一層複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる。
【0023】
また,上記節形成凸部は,上記木目形成凸部同士の間に形成されていることもできる。この場合にも,上記木目形成凸部同士の間に形成した節形成凸部により,上記建築板は,一層複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる。
【0024】
また,上記節形成凸部内には,該節形成凸部の頂点部よりも陥没してなる節凹部が形成されており,上記節形成凸部の頂点部には上記露出表面が形成されていると共に,上記節凹部には上記被覆表面が形成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には,上記被覆表面を有する節凹部の形成により,上記節形成凸部においても,上記被覆表面と上記露出表面とが混在し,節形成凸部をより現実の節部に近似した外観に仕上げることができる。そのため,上記建築板は,一層複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる。
【0025】
また,上記露出表面は,上記下側塗料層の表面に上記上側塗料層を形成するための塗料を塗布した後,該塗料が乾燥する前に,上記複数の凸部に対して掻取り具を接触させ,該掻取り具により上記凸部の一部に塗布された塗料を掻き取ることにより形成したものであることが好ましい(請求項5)。
【0026】
この場合には,上記下側塗料層を設けた上記複数の凸部に,上記上側塗料層となる塗料を一括して塗布した後,この複数の凸部に上記掻取り具を接触させる。そして,この凸部の一部に塗布された塗料を上記掻取り具に付着させて掻き取ることにより,上記露出表面を形成することができる。
これにより,上記複数の凸部だけにおいても異なる色外観を呈する建築板を一層容易に形成することができる。
【0027】
また,上記木目形成凸部と上記節形成凸部とは,略同じ高さに形成されていることが好ましい(請求項6)。
この場合には,上記木目形成凸部と節形成凸部との意匠表面突出高さに意図的に差をつける必要がなく,上記建築板の意匠表面における凹凸模様の形成が容易である。
また,上記のように各凸部を略同じ高さに形成した場合でも,上記掻取り具を用いて上記露出表面及び被覆表面を形成する際には,上記と同様の理由で,各凸部の幅が異なることにより,幅が広い凸部(例えば,凸部の頂点部に平坦面を有するもの)には上記露出表面を形成し,幅が狭い凸部(例えば,凸部の頂点部に尖り端部を有するもの)には,上記被覆表面を形成することができる。
【0028】
なお,上記木目形成凸部及び節形成凸部の高さとは,各凸部同士の間に形成された凹部からの高さのことをいう。
また,この場合においては,上記建築板の裏面から上記木目形成凸部までの厚みと,上記建築板の裏面から上記節形成凸部までの厚みとが略同じであることが好ましい。
【0029】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明の建築板及びその製造方法にかかる実施例につき説明する。
本例の建築板1は,図1〜図3に示すごとく,多数の凸部21,22を形成してなる凹凸模様203を有する原板2の意匠表面201に,下側塗料層3としてのシーラー層,上側塗料層4としての塗料層を順次設けてなるものである。
上記多数の凸部21,22は,木目調を呈するための多数の木目形成凸部22と,節部を呈するための節形成凸部21とからなる。
【0030】
そして,上記木目形成凸部22のほとんど及び上記各凸部21,22同士の間の凹部23には,上記下側塗料層3の表面を上記上側塗料層4が覆った被覆表面102が形成されている。また,木目形成凸部22の一部と上記節形成凸部21には,上記下側塗料層3が露出した露出表面101が形成されている。
【0031】
以下に,これを詳説する。
図1〜図3に示すごとく,本例の建築板1は,量産可能な窯業系建築板1でありながら,木材の外観に近似した凹凸外観を有するものである。また,本例の建築板1は,上記多数の木目形成凸部22により木材の外観に近似した凹凸外観を呈する建築板1を形成し,上記節形成凸部21により上記凹凸外観に一層リアリティを持たそうとするものである。
上記木目形成凸部22は,上記建築板1が表現しようとする木材(樹木)における年輪の晩材部を表現するものであり,各凸部21,22同士の間の凹部23は,上記年輪の早材部を表現するものである。また,上記節形成凸部21は,上記木材(樹木)に形成された節部を表現するものである。
【0032】
上記早材部とは,1年間に形成される1年輪において,春から初夏にかけて樹木の成長が早い時期にできる部分をいい,上記晩材部とは,初夏以後,樹木の生長が緩やかな時期にできる部分をいう。また,上記節部とは,枝が樹木の成長過程において幹に包み込まれることによりできる部分をいう。
このように,本例においては,上記建築板1の意匠表面201は,上記木材(樹木)の年輪の晩材部が突出した凹凸外観を有していると共に,上記木材(樹木)の節部が突出した凹凸外観を有している。
【0033】
図1,図2は,上記建築板1を,上記木目形成凸部22が伸びる方向である長尺方向Lに直交する横断面において切断して観察した断面説明図である。以下に,各凸部21,22又は凹部23の幅というときには,上記横断面における幅のことをいう。
同図に示すごとく,上記木目形成凸部22は,木目調における柾目部205を呈するための柾目凸部221と,木目調における板目部206を呈するための板目凸部222として形成されている。
【0034】
図3に示すごとく,上記柾目凸部221は,建築板1の一方向にほぼ平行に近い状態で長尺状に形成されている。一方で,上記板目凸部222は,上記意匠表面201の面方向に広がる山状又は波状等の不規則な形状を有して形成されている。また,上記年輪の晩材部は,ほとんどが柾目凸部221として表現されている。また,上記柾目凸部221のほとんどには,上記被覆表面102が形成されており,上記板目凸部222には,上記被覆表面102と露出表面101とが混在している。
【0035】
本例の建築板1は,後述するように,下側塗料層3の表面に上側塗料層4を形成した後,この上側塗料層4を構成する塗料が乾燥する前に,この塗料の一部を掻き取って形成したものである。
そして,本例においては,上記露出表面101のほとんどは,上記木目形成凸部22又は上記節形成凸部21において,掻取り具に対して平坦状に接触した部分に形成されていると考える。すなわち,露出表面101は,上記木目形成凸部22又は上記節形成凸部21において,掻取り具に対する接触面積が大きい部分に形成されていると考える。
そして,上記横断面において,ほとんどの板目凸部222の幅は,ほとんどの柾目凸部221の幅よりも大きいことにより,上記露出表面が101が多く形成されていると考える。
【0036】
また,上記意匠表面201における節形成凸部21は,以下のように種々の形態で形成されている。
すなわち,図4に示すごとく,節形成凸部21Aは,上記木目形成凸部22における柾目凸部221の一部を分断するよう形成されている。また,この節形成凸部21Aは,上記長尺方向Lに長尺状に伸びる複数の柾目凸部221を,長尺の途中で分断するよう形成されている。また,図5に示すごとく,節形成凸部21Bは,上記木目形成凸部22における板目凸部222同士の間に形成されている。
また,上記節形成凸部21は,上記建築板1の意匠表面201に種々の環状形状として形成されていてもよく,上記意匠表面201の端部で分断された状態で形成されていてもよい。
【0037】
また,図1,図4,図5に示すごとく,上記節形成凸部21内には,この節形成凸部21の頂点部210よりも陥没してなる節凹部211が形成されている。そして,節形成凸部21における露出表面101は,節形成凸部21の頂点部210に形成されており,上記節凹部211には,上記被覆表面102が形成されている。
【0038】
また,図2に示すごとく,一部の上記凹部23の内面231(特に上記板目凸部222同士の間の凹部23の底面231)には,この内面231よりもさらに陥没した多数の微細凹部24が形成されている。そして,上記一部の凹部23の内面231には,上記露出表面101が形成されており,この内面231における多数の微細凹部24には,上記被覆表面102が形成されている。
【0039】
以下に,上記各凸部21,22において露出表面101及び被覆表面102を有する建築板1を製造する方法につき説明する。
本例の建築板1の製造方法においては,以下の準備工程,下側塗料層形成工程,上側塗料層形成工程,掻取り工程及びクリアー層形成工程を行って,上記建築板1を製造する。
すなわち,図6に示すごとく,上記準備工程においては,凹凸模様203を設けた意匠表面201を有し,上記凹凸模様203における複数の凸部21,22は,木目調を呈するための木目形成凸部22と,木目調における節部を呈するための節形成凸部21とからなる原板2を準備する。
【0040】
本例の原板2は,セメント質原料(セメント,ケイ酸原料等)に,木質原料(木繊維,木チップ等),添加剤及び水等を混合して混合原料とし,これを成形型の成形板上に散布して成形(フォーミング)したセメント系原板2である。
そして,このセメント系原板2の意匠表面201には,多数の木目形成凸部22及び1つ又は複数の節形成凸部21が形成されている。また,このセメント系原板2の意匠表面201は,全体の木目形成凸部22及び節形成凸部21の意匠表面突出高さHが,ほぼ同一の高さになるよう形成した。
なお,本例の意匠表面突出高さHとは,図6に示すごとく,上記セメント系原板2の裏面202から木目形成凸部22の頂点部220又は節形成凸部21の頂点部210までの高さ(厚み)Hのことをいう。
【0041】
また,図7に示すごとく,上記セメント系原板2の意匠表面201においては,上記木目調の柾目部205の外観を呈する柾目凸部221と,上記木目調の板目部206の外観を呈する板目凸部222と,上記節部の外観を呈する節形成凸部21とにより,木材の外観に近似した複雑でリアリティのある凹凸外観が形成されている。
【0042】
次いで,図8に示すごとく,上記下側塗料層形成工程においては,上記セメント系原板2の意匠表面201に第1塗料30を塗布し,この第1塗料30を乾燥させる。そして,セメント系原板2の意匠表面201の全体,すなわち,上記各凸部21,22の全体及び各凹部23の全体に,下側塗料層3を形成する。
【0043】
次いで,上記上側塗料層形成工程においては,上記下側塗料層3の表面に第2塗料40を塗布して,上側塗料層4を形成する。本例では,この第2塗料40には,水系の塗料を用いた。
上記掻取り工程においては,図9に示すごとく,上記セメント系原板2の意匠表面201に当接して第2塗料40の一部を掻き取る掻取りロール51と,この掻取りロール51に対向配設すると共に,上記セメント系原板2の裏面202に当接するバックアップロール52とを有する掻取り装置5を用いる。
【0044】
そして,セメント系原板2を,掻取りロール51とバックアップロール52との間の隙間に搬入させたときには,掻取りロール51のロール表面510には,第2塗料40を塗布したセメント系原板2の意匠表面201が当接し,バックアップロール52のロール表面520には,セメント系原板2の裏面202が当接する。
【0045】
そして,図10,図11に示すごとく,上記掻取り工程においては,上記塗布した第2塗料40が乾燥する前に,上記木目形成凸部22及び節形成凸部21のいずれに対しても掻取り具としての掻取りロール51を当接させる。
このとき,同図に示すごとく,上記木目形成凸部22と節形成凸部21との意匠表面突出高さHは,略同一になるよう形成されているため,上記掻取りロール51のロール表面510は,各凸部21,22の頂点部210,220のいずれに対しても接触する。
【0046】
そして,図12に示すごとく,上記節形成凸部21の頂点部210に塗布された第2塗料40は,上記掻取りロール51のロール表面510に付着して掻き取られる。
また,このとき,図13に示すごとく,上記木目形成凸部22の頂点部220の一部(ほとんどが上記板目凸部222の頂点部220の一部)に塗布された第2塗料40,及び上記凹部23の一部(ほとんどが上記板目凸部222同士の間の凹部23の一部)に塗布された第2塗料40も掻き取られることがある。
【0047】
そして,図1,図2に示すごとく,上記掻取りが行われた節形成凸部21の頂点部210,上記板目凸部222の頂点部220の一部,上記板目凸部222同士の間の凹部23の一部等には,上記下側塗料層3が露出した露出表面101が形成される。
また,上記掻取りが行われていない上記木目形成凸部22,上記節形成凸部21内の節凹部211,上記凹部23及び上記微細凹部24には,上記下側塗料層3の表面を上記第2塗料40による上側塗料層4が覆った被覆表面102が形成される。特に,上記柾目凸部211の頂点部210に塗布された第2塗料40は,上記掻取りロール51に接触しながらもこの掻取りロール51によって掻き取られずに,柾目凸部211の頂点部210に残存することが多い。
【0048】
このように,上記節形成凸部21に露出表面101が形成された理由としては,節形成凸部21は,図10に示すごとく,上記掻取りロール51に対して平面状に,比較的広い接触面積で接触するため,この節形成凸部21に塗布された第2塗料40が掻き取られ易いことによると考えられる。
また,上記板目凸部222の一部に露出表面101が形成された理由としては,図11に示すごとく,上記露出表面101が形成された板目凸部222の一部の接触面積が,他の柾目凸部221等の接触面積よりも大きいためであると考えられる。
【0049】
また,上記板目凸部222同士の間の凹部23の一部に露出表面101が形成された理由としては,図11に示すごとく,上記建築板1の横断面において,この板目凸部222同士の間の凹部23の幅が大きいことにより,上記掻取りロール51に接触するためであると考えられる。
【0050】
上記露出表面101が形成された節形成凸部21及び木目形成凸部22は,それらの頂点部210,220に1mm以上の幅の平坦面を有していた。また,凸部21,22の全体において,上記平坦面は1〜15mmの幅の範囲内で形成した。
上記露出表面101が形成された凹部23は,3mm以上の幅の底面231を有していた。また,凹部23は,50mm以下の幅の範囲内で形成した。
【0051】
一方で,ほとんどの木目形成凸部22において被覆表面102が形成された理由としては,この木目形成凸部22の幅は上記節形成凸部21の幅よりも小さく,上記掻取りロール51に対する接触面積が小さいためであると考えられる。
そのため,ほとんどの木目形成凸部22に塗布された第2塗料40は,図12,図13に示すごとく,掻取りロール51が木目形成凸部22から離れる際に,木目形成凸部22へと引っ張られて,木目形成凸部22に残存するためであると考えられる。
【0052】
上記被覆表面102が形成された木目形成凸部22は,それらの頂点部220に上記1mm以上の幅の平坦面を有していなかった。すなわち,被覆表面102が形成された木目形成凸部22のほとんどは,その頂点部220がほぼ尖った尖り形状を有していた。
【0053】
次いで,上記露出表面101及び被覆表面102を形成したセメント系原板2を乾燥させた後には,図示は省略するが,上記クリアー層形成工程として,上記乾燥させた露出表面101及び被覆表面102に,クリアー塗料層を形成するためのクリアー塗料を塗布して乾燥させる。そして,上記セメント系原板2の意匠表面201の最表面に,耐候性等を向上させるためのクリアー塗料層を形成する。
こうして,上記各凸部21,22だけにおいても露出表面101及び被覆表面102を有する建築板1を製造することができる。
【0054】
以下に,上記製造方法により製造した建築板1の作用効果につき説明する。
図1,図2に示したように,本例の建築板1においては,意匠表面201に形成された凹凸模様203における多数の凸部21,22は,上記多数の木目形成凸部22又は節形成凸部21として形成されている。これらの凸部21,22の意匠表面突出高さH(図6参照)は,上記凹凸模様203における各凹部23よりも高くなっている。
そして,上記節形成凸部21,木目形成凸部22の一部及び凹部23の一部には,上記露出表面101が形成されており,それ以外の建築板1の意匠表面201における部分,すなわち,ほとんどの木目形成凸部22,節形成凸部21内の節凹部211及びほとんどの凹部23には,上記被覆表面102が形成されている。
【0055】
すなわち,本例の建築板1の意匠表面201においては,上記多数の凸部21,22において,上記下側塗料層3による色外観を呈する露出表面101と,上記上側塗料層4による色外観を呈する被覆表面102とが混在する。そのため,上記建築板1の意匠表面201は,従来のように各部(凹凸)の意匠表面突出高さHの高低の違いにより異なる色彩又は色調等の色外観を呈するのではなく,上記凸部21,22だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができる。
【0056】
また,図3〜図5に示したように,本例においては,上記建築板1の意匠表面201に,上記木目形成凸部22だけでなく上記節形成凸部21も有する木目調の凹凸模様203を形成した。そして,上記露出表面101により,特に木目調の板目部206及び節部の色外観を鮮明に際立たせることができる。そのため,上記節部も有する木目調の形成により,上記建築板1は,あたかも実際の木材より製作した木材板であるかのような複雑でリアリティのある意匠外観を呈することができる。
これにより,例えば,上記建築板1を建築物の外壁として施工した際には,木造建築のような外観を呈することができると共に,実際の木材板のように水分等を吸収することがなく,耐候性に優れた外壁を形成することができる。
【0057】
なお,図3,図7に示すごとく,上記建築板1の意匠表面201には,凹凸模様203形成部25と,この凹凸模様203形成部25よりも陥没した目地部26とが形成されている。そして,目地部26は,建築板1の長手方向Lに沿って形成された縦目地部261と,これに直交する横目地部262とからなる。
【0058】
また,本例においては,上記下側塗料層3を形成するための第1塗料30には,薄い色あるいは明るい色の塗料を使用し,上記上側塗料層4を形成するための第2塗料40には,第1塗料30よりも濃い色あるいは暗い色の塗料を使用した。そのため,下側塗料層3が露出した露出表面101においては,明るい色外観を表現することができ,下側塗料層3の表面を上側塗料層4が覆った被覆表面102においては,暗い色外観を表現することができる。
また,上記第1塗料30及び第2塗料40に使用する塗料の色彩又は色調を任意に選択することにより,上記建築板1は,木材に近似した凹凸外観を有しながらも,実際の木材にはない奇抜で高級感のある色外観を呈することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における,建築板において,被覆表面を形成した木目形成凸部及び露出表面を形成した節形成凸部を有する部位を示す断面説明図。
【図2】実施例における,建築板において,被覆表面を形成した木目形成凸部及び露出表面を形成した凹部を有する部位を示す断面説明図。
【図3】実施例における,建築板の意匠表面を示す平面図。
【図4】実施例における,木目形成凸部の一部を分断するよう形成した節形成凸部を示す平面図。
【図5】実施例における,木目形成凸部同士の間に形成した節形成凸部を示す平面図。
【図6】実施例における,セメント系原板を示す断面説明図。
【図7】実施例における,セメント系原板を示す平面図。
【図8】実施例における,上側塗料層を形成したセメント系原板を示す断面説明図。
【図9】実施例における,塗料の掻取り装置を示す説明図。
【図10】実施例における,木目形成凸部及び節形成凸部に掻取りロールのロール表面を当接させた状態を示す断面説明図。
【図11】実施例における,木目形成凸部及び凹部に掻取りロールのロール表面を当接させた状態を示す断面説明図。
【図12】実施例における,節形成凸部の第2塗料を掻き取った状態を示す断面説明図。
【図13】実施例における,凹部の第2塗料を掻き取った状態を示す断面説明図。
【符号の説明】
1...建築板,
101...露出表面,
102...被覆表面,
2...セメント系原板(原板),
201...意匠表面,
202...裏面,
203...凹凸模様,
205...柾目部,
206...板目部,
21...節形成凸部,
211...節凹部,
22...木目形成凸部,
221...柾目凸部,
222...板目凸部,
23...凹部,
231...内面,
24...微細凹部,
3...下側塗料層,
30...第1塗料,
4...上側塗料層,
40...第2塗料,

Claims (7)

  1. 複数の凸部を形成してなる凹凸模様を有する原板の意匠表面に,下側塗料層及び上側塗料層を順次設けてなる建築板において,
    上記複数の凸部は,木目調を呈するための複数の木目形成凸部と,節部を呈するための節形成凸部とからなり,
    上記木目形成凸部又は上記節形成凸部の少なくとも一方の一部には,上記下側塗料層が露出した露出表面が形成されていることを特徴とする建築板。
  2. 複数の凸部を形成してなる凹凸模様を有する原板の意匠表面に,下側塗料層及び上側塗料層を順次設けてなる建築板において,
    上記複数の凸部は,木目調を呈するための複数の木目形成凸部と,節部を呈するための節形成凸部とからなり,
    上記木目形成凸部には,上記下側塗料層の表面を上記上側塗料層が覆った被覆表面が形成されていると共に,上記節形成凸部には,上記下側塗料層が露出した露出表面が形成されていることを特徴とする建築板。
  3. 請求項1又は2において,上記節形成凸部は,上記木目形成凸部の一部を分断するよう形成されていることを特徴とする建築板。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において,上記節形成凸部内には,該節形成凸部の頂点部よりも陥没してなる節凹部が形成されており,上記節形成凸部の頂点部には上記露出表面が形成されていると共に,上記節凹部には上記被覆表面が形成されていることを特徴とする建築板。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において,上記露出表面は,上記下側塗料層の表面に上記上側塗料層を形成するための塗料を塗布した後,該塗料が乾燥する前に,上記複数の凸部に対して掻取り具を接触させ,該掻取り具により上記凸部の一部に塗布された塗料を掻き取ることにより形成したものであることを特徴とする建築板。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において,上記木目形成凸部と上記節形成凸部とは,略同じ高さに形成されていることを特徴とする建築板。
  7. 凹凸模様を設けた意匠表面を有し,上記凹凸模様における複数の凸部は,木目調を呈するための木目形成凸部と,節部を呈するための節形成凸部とからなる原板を準備する準備工程と,
    上記原板の意匠表面に第1塗料を塗布し乾燥して,下側塗料層を形成する下側塗料層形成工程と,
    上記下側塗料層の表面に第2塗料を塗布して,上側塗料層を形成する上側塗料層形成工程と,
    上記第2塗料が乾燥する前に上記複数の凸部に掻取り具を当接させ,該掻取り具により上記凸部の一部に塗布された上記第2塗料を掻き取って,上記凸部の一部に上記下側塗料層が露出した露出表面を形成する掻取り工程とを行うことを特徴とする建築板の製造方法。
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