JP2004262352A - レジスタにおけるフィン連結構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レジスタ10のフィン連結構造において、フィン13の端部に設けた一対の支持軸13bおよび連結軸13cをフィン側連結手段とし、リテーナ11の壁部に設けた支持軸13bを回転可能に支持する支持孔11a1,11b1および連結軸13cを円弧状に回動可能に支持する円弧溝11a2をリテーナ側連結手段として、フィン13を支持軸13bおよび連結軸13cにてリテーナ11に支持することにより、フィン13の回動操作時の負荷を支持軸13bと連結軸13cに分割して、これら両軸13b,13cの折損を防止する。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調装置の空気ダクトに接続されて空気噴出口部を構成するレジスタにおけるフィン連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
レジスタにおけるフィン連結構造は、レジスタを構成する筒状で方形のリテーナの互いに対向する各壁部にて支持した複数のフィンを互いに連動して揺動可能とする連結構造である。当該連結構造は、一般には、各フィンの長さ方向の各端部における幅方向の基端側部に設けた各支持軸を介してリテーナの各壁部に揺動可能に支持して、これら各フィンの長さ方向の少なくとも一端部における揺動側部にて連結ロッドを介して互いに連結して、各フィンを互いに連動して揺動可能に連結する構成となっている。
【0003】
当該形式の連結構造を構成する連結手段としては、フィン側に設けられている連結手段と、リテーナ側に設けられている連結手段とがある。フィン側の連結手段は、フィンの長さ方向の各端部における幅方向の基端側部に設けた一対の支持軸と、一方の支持軸の先端に設けられて一端部における幅方向の揺動側部に延びる連結アームと、連結アームの揺動端部に設けられてフィンの一端部に対して離間する外側へ突出する連結軸である。また、リテーナ側の連結手段は、フィンの支持軸を回転可能に支持する一対の支持孔と、一方の支持孔に連通していて先端側へ漸次拡開して開口するテーパ状挿通孔である。
【0004】
これらの連結手段を利用して、各フィンをリテーナに支持して互いに連動して揺動可能に連結するには、先ず、フィン側の各支持軸をリテーナ側の支持孔に嵌合するが、一方の支持軸を一方の支持孔に嵌合する際には、同支持軸のフィンと連結アーム間の部位をテーパ状挿通孔を通して支持孔に挿入させる。これにより、フィン側の各支持軸はリテーナ側の各支持孔に回転可能に支持され、一方の支持軸は支持孔を貫通して連結アームおよびこれに設けた連結軸をリテーナの外側に位置させる。この状態に支持された各フィンは、外部へ突出している連結軸にて連結ロッドを介して互いに連結されて、互いに連動して揺動可能となる(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−318440号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1にて開示されている連結構造においては、各フィンを揺動操作するための外部からの操作力が連結ロッドを介して各連結軸に伝達され、各連結軸から各連結アームを介して支持軸に伝達される。かかる操作力の伝達経路では、支持軸の支持孔(軸支部)に過大な負荷が作用することになって、支持軸は当該軸支部の近傍にて折損する等の損傷を生じるおそれがある。
【0007】
また、当該連結構造においては、フィン側には、支持軸に連結されている連結アームおよび連結軸を備えていることから、当該フィンのリテーナへの組付け上、リテーナ側には、支持孔に連通して先端側で拡開して開口する上記したテーパ状挿通孔が不可避である。当該テーパ状挿通孔は、リテーナの外側に露呈していて、レジスタが車室に搭載された状態にある場合にも露呈し得る位置にあって、レジスタの外観を損なうおそれがある。
【0008】
従って、本発明の目的は、当該形式のフィン連結構造において、フィン側の支持軸を支持する軸支部への過大な負荷を解消して当該支持軸の折損等の損傷の発生を防止するともに、フィンをリテーナに支持するために要するテーパ状挿通孔を廃止することによってレジスタの外観を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、レジスタにおけるフィン連結構造に関するもので、レジスタを構成する筒状で方形のリテーナの互いに対向する各壁部に複数のフィンを、これら各フィンの長さ方向の各端部における幅方向の基端側部に設けた各支持軸を介して揺動可能に支持して、これら各フィンの長さ方向の少なくとも一端部における揺動側部にて連結ロッドを介して互いに連結して、前記各フィンを互いに連動して揺動可能に連結する形式のフィン連結構造を適用対象とする。
【0010】
しかして、本発明に係るフィン連結構造は、各フィンの長さ方向の各端部における幅方向の基端側部に設けた支持軸および少なくとも一端部における幅方向の揺動側部に設けた連結軸と、前記リテーナの互いに対向する各壁部に設けた前記各フィンの支持軸が回転可能に嵌合する支持孔および少なくとも一壁部に設けた前記各フィンの連結軸が移動可能に嵌合する前記支持孔を中心とする円弧溝と、連結ロッドとを連結手段としている。
【0011】
本発明に係るフィン連結構造においては、前記各フィンの支持軸を前記リテーナの壁部の支持孔に嵌合し、かつ、前記各フィンの連結軸を前記リテーナの壁部の円弧溝に挿通することにより前記各フィンが前記リテーナに組付けられていて、これらの各フィンは各連結軸にて前記連結ロッドを介して互いに連結していることを特徴とするものである。
【0012】
本発明に係るフィン連結構造にあっては、前記各フィンの連結軸が前記リテーナの各円弧溝を貫通していて、各連結軸の外端部にて前記連結ロッドを介して互いに連結している構成とすることができる。
【0013】
また、本発明に係るフィン連結構造にあっては、前記リテーナに上下方向へ並列状態に支持されている複数のフィンの連結構造や、前記リテーナに左右方向へ並列状態に支持されている複数のフィンの連結構造に採用することができる。
【0014】
前者のフィン連結構造にあっては、前記支持軸を前記フィンの左右の各端部に設けるとともに、前記連結軸を前記フィンの左右の一端部に設け、かつ、前記支持孔を前記リテーナの左右の側壁部に設けるとともに、前記円弧溝を前記リテーナの左右の一側壁部に設けることにより構成することができる。
【0015】
また、後者のフィン連結構造においては、前記支持軸を前記フィンの上下の各端部に設けるとともに、前記連結軸を前記フィンの上下の一端部に設け、かつ、前記支持孔を前記リテーナの上下の壁部に設けるとともに、前記円弧溝を前記リテーナの上下の一壁部に設けることにより構成することができる。
【0016】
【発明の作用・効果】
本発明に係るレジスタにおけるフィン連結構造は、基本的には、各フィン側に設けた支持軸および連結軸と、リテーナ側に設けた支持孔および円弧溝と、連結ロッドを連結手段とするもので、これらの連結手段による連結構造では、各フィンの支持軸をリテーナの壁部の支持孔に嵌合し、かつ、各フィンの連結軸をリテーナの壁部の円弧溝に嵌合することによって、各フィンがリテーナに組付けられている。これらの各フィンは、各連結軸にて、連結ロッドを介して互いに連結している。
【0017】
このため、当該連結構造においては、各フィンを揺動操作するための外部からの操作力が連結ロッドを介して各連結軸に伝達され、各連結軸はリテーナ側の円弧溝内を円弧状に回動しつつ各フィンをその支持軸を中心に揺動させ、その回動死点では、各連結軸は円弧溝の終端にて受承される。従って、各フィンは、支持軸および支持孔と、連結軸および円弧溝の端部との2箇所の受承部にて支承されることになる。この結果、揺動操作力は上記した2箇所で支承され、負荷が支持軸および連結軸の両者に分配されることになって、これら両軸の折損等の損傷の発生が防止される。
【0018】
また、当該連結構造においては、フィン側の支持軸はリテーナ側の円形状の支持孔に嵌合し、かつ、フィン側の連結軸はリテーナ側の円弧溝に嵌合する構成であるため、従来の連結構造の連結手段であるリテーナ側の、支持孔に連通して先端側に拡開して開口するテーパ状挿通孔は不要であって廃止している。このため、当該テーパ状挿通孔が存在することに起因する、レジスタの外観の低下が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、レジスタにおけるフィン連結構造に関する。図1〜図4には、本発明の一実施形態であるフィン連結構造を採用したレジスタ10を示しており、図5には、従来のフィン連結構造を採用した従来のレジスタ20を示している。当該レジスタ10は、フィン連結構造の構成を除いては、従来のレジスタ20とは同一構成のものである。
【0020】
当該レジスタ10は、リテーナ11、ベセル12、複数の横フィン13およびこれらを互いに連結する連結ロッド14、複数の縦フィン15およびこれらを互いに連結する連結ロッド16、ダンパプレート17、ダンパプレート17を回動操作する操作機構18を備えている。
【0021】
リテーナ11は、断面が方形で所定長さの筒状のもので、その先端側開口部にベセル12が嵌合されている。ベセル12は、図1に示すように、当該レジスタ10の開口部を形成するとともに、意匠枠として機能する。リテーナ11の先端開口部の内側には、その先端側に各横フィン13が上下方向に並列状態に配置され、かつ、各横フィン13の後側に各縦フィン15が左右方向に並列状態に配置されている。
【0022】
各横フィン13は、図4に示すように、長方形状のフィン本体13aの左右の各端部に支持軸13bを備えとともに、図示左端部に連結軸13cを備えていて、支持軸13bおよび連結軸13cを介してリテーナ11の左右の両側壁11a,11bに上下方向へ揺動可能に支持されている。各横フィン13は、各連結軸13cにて連結ロッド14を介して互いに連結されていて、本発明に係るフィン連結構造の一実施形態を構成している。
【0023】
当該フィン連結構造を採用して互いに連結されている各横フィン13のうちの、上下の中間部に位置して横フィン13には、操作ノブ19が横方向にスライド可能に組付けられている。操作ノブ19は、当該レジスタ10の正面側から操作可能であって、操作ノブ19を上下方向へ操作すれば、各横フィン13が連動して上下方向へ揺動する。なお、当該実施形態のフィン連結構造の詳細については、従来のフィン連結構造と対比して後述する。
【0024】
各縦フィン15は、図3に示すように、長方形状のフィン本体15aの上下の各端部に支持軸15bを備えとともに、図示下端部に連結軸15cを備えていて、支持軸15bを介してリテーナ11の上下の両壁11c,11dに左右方向へ揺動可能に支持されている。各縦フィン15は、各連結軸15cにて連結ロッド16を介して互いに連結されている。当該フィン連結構造は従来のフィン連結構造と同一であり、左右の中間部に位置して縦フィン15には、操作ノブ19が連結している。このため、操作ノブ19を横方向へ操作すると、各縦フィン15が連動して左右方向へ揺動する。
【0025】
ダンパプレート17は、リテーナ11における各縦フィン15の後側に組付けらて、リテーナ11の通風路を開閉しかつ流通する空気流量を調整すべく機能する。ダンパプレート17は、リテーナ11の左右の両壁11a,11bに回動可能に支持されていて、リテーナ11の側壁11bの外側に配設した操作機構18に連結されており、操作機構18の操作により図示反時計方向および時計方向に回動されて、リテーナ11の通風路を開閉する。
【0026】
操作機構18は、第1リンク18a、第2リンク18b、および操作ノブ18cにて構成されているもので、第1リンク18aは、その基端部にてダンパプレート17の支持軸に一体的に連結している。また、第2リンク18bは、リテーナ11の側壁11bにおける第1リンク18aの先端側にて、その基端部を回動可能に支持されていて、その回動端部に設けた連結ピンを第1リンク18aの回動端部に設けた長孔に係合することによって、第1リンク18aに連結されている。操作ノブ18cは、第2リンク18bの先端部に一体的に設けられていて、第2リンク18bの先端部から先端側に延びて、ベセル12の側部に設けた開口部12aから前方へ突出している。
【0027】
当該操作機構18においては、操作ノブ18cが上下方向へ回動可能となっていて、操作ノブ18cが下方回動死点に位置している場合には、ダンパプレート17は図示時計方向へ回動していて、図3の2点鎖線で示すように、リテーナ11の通風路を閉鎖している。この状態で、操作ノブ18cを上方へ回動操作すると、ダンパプレート17は図示反時計方向へ回動して、リテーナ11の通風路を開放する。操作ノブ18cを上方回動死点まで回動操作した場合には、ダンパプレート17は図3の実線で示すように、リテーナ11の通風路に対して水平状態に位置して通風路を全開する。
【0028】
しかして、本発明に係るフィン連結構造の一実施形態は、図4に示すように、横フィン13の左右各端部に設けた支持軸13bおよび左端部に設けた連結軸13cをフィン側連結手段とし、リテーナ11の各側壁11a,11bに設けた円形状の支持孔11a1,11b1および左側壁11aに設けた円弧溝11a2をリテーナ側連結手段としている。各横フィン13は、フィン本体13aを撓ませた状態で、リテーナ11の先端開口部を通して挿入して、連結軸13cを円弧溝11a2に、かつ、各支持軸13bを各支持孔11a1,11b1に弾撥的に嵌合して取付けられている。各横フィン13のかかる取付け状態では、各連結軸13cが各円弧溝11a2から外側へ突出している。また、連結ロッド14は各連結軸13cの突出端部に取付けられていて、この状態で、連結ロッド14は各横フィン13を揺動可能に連結している。
【0029】
一方、図5には、従来のフィン連結構造を採用したレジスタ20を、図4に示す本発明に係るフィン連結構造に対比して示している。なお、図5に示すレジスタ20における各構成部材については、レジスタ10の構成部材に対応するものについては、レジスタ10の構成部材に付与している符号に類似する20番台の符号を付与している。
【0030】
しかして、従来のフィン連結構造は、横フィン23におけるフィン本体23aの左右各端部に設けた支持軸23b、左端部の支持軸23bの先端に設けた連結アーム23d、および連結アーム23dの先端に設けた連結軸23cをフィン側連結手段とし、リテーナ21の各側壁21a,21bに設けた円形状の支持孔21a1,21b1および左側壁21aに設けたテーパ状挿通孔21a2をリテーナ側連結手段としている。
【0031】
各横フィン23は、フィン本体23aをリテーナ21の先端開口部を通して挿入し、この際、左端部の支持軸23bのフィン本体23aと連結アーム23d間の部位をテーパ状挿通孔21a2に挿通させて、各支持軸23bを各支持孔21a1,21b1に嵌合することによって取付けられている。各横フィン23のかかる取付け状態では、各連結軸23cおよび連結アーム23dがリテーナ21の左壁21aの外側に位置している。また、連結ロッド24は各連結軸23cの突出端部に取付けられて、この状態で、連結ロッド24は各横フィン23を揺動可能に連結している。
【0032】
かかる構成の従来のフィン連結構造においては、各横フィン23を揺動操作するための外部からの操作力が連結ロッド24を介して各連結軸23cに伝達され、各連結軸23cから各連結アーム23dを介して支持軸23bに伝達される。かかる操作力の伝達経路では、支持軸23bの支持孔21a1による軸支部に過大な負荷が作用することになって、支持軸23bは当該軸支部の近傍にて折損する等の損傷を生ずるおそれがある。
【0033】
また、当該連結構造においては、横フィン23側に、支持軸23bに連結されている連結アーム23dおよび連結軸23cを備えていることから、横フィン23のリテーナ21への取付け上、リテーナ21側には、支持孔21a1に連通して先端側で拡開して開口する上記したテーパ状挿通孔21a2が不可欠である。当該テーパ状挿通孔21a2は、リテーナ21の外側に露呈していて、レジスタ20が車室に搭載された状態にある場合にも露呈し易い位置にあって、レジスタ20の外観を損なうおそれがある。
【0034】
これに対して、本発明の一実施形態に係るフィン連結構造においては、上記したように、横フィン13の左右各端部に設けた支持軸13bおよび左端部に設けた連結軸13cをフィン側連結手段とし、リテーナ11の各側壁11a,11bに設けた円形状の支持孔11a1,11b1および左側壁11aに設けた円弧溝11a2をリテーナ側連結手段としている。
【0035】
また、これらの連結手段による連結構造では、各横フィン13の支持軸13bをリテーナ11の壁部の支持孔11a1,11b1に嵌合し、かつ、各横フィン13の連結軸13cをリテーナ11の壁部の円弧溝11a2に嵌合することにより、各横フィン13がリテーナ11に取付けられていて、これらの各横フィン13は各連結軸13cにて連結ロッド14を介して互いに連結している。
【0036】
このため、当該連結構造においては、各横フィン13を揺動操作するための外部からの操作力が連結ロッド14を介して各連結軸13cに伝達され、各連結軸13cはリテーナ11側の円弧溝11a2内を円弧状に回動しつつ各横フィン13をその支持軸13bを中心に揺動させ、その回動死点では円弧溝11a2の終端にて受承される。
【0037】
従って、各横フィン13は、各支持軸13bおよび各支持孔11a1,11b1と、連結軸13cおよび円弧溝11a2の端部との2箇所の受承部にて支承されることになる。この結果、揺動操作力は上記した2箇所で支承され、過大な負荷は支持軸13bおよび連結軸13cの両者に分配されることになって、これら両軸13b,13cの折損等の損傷の発生が防止される。
【0038】
また、当該連結構造においては、フィン側の支持軸13bはリテーナ側の円形状の支持孔11a1,11b1に嵌合し、かつ、フィン側の連結軸13cはリテーナ側の円弧溝11a2に嵌合する構成であるため、従来の連結構造の連結手段であるリテーナ21側の、支持孔21a1に連通して先端側に拡開して開口するテーパ状挿通孔21a2は不要であって廃止している。このため、当該テーパ状挿通孔21a2が存在していることに起因する、レジスタ10の外観の低下が防止されることになる。
【0039】
なお、上記した実施形態のフィン連結構造は、各横フィン13の連結に適用した実施形態であるが、本発明に係るフィン連結構造は各縦フィン15の連結に適用することもできる。各縦フィン15を連結するフィン連結構造の実施形態では、支持軸15bを縦フィン15におけるフィン本体15aの上下各端部に設けるとともに連結軸を上下の一端部に設け、かつ、支持孔をリテーナ11の上下の壁部11c,11dに設けるとともに円弧溝をリテーナ11の両壁部11c,11dの一方に設けるようにする。これらの連結手段の組合せによって、各縦フィン15を揺動可能に連結するフィン連結構造を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィン連結構造を採用して構成したレジスタの正面図である。
【図2】同レジスタの右側面図である。
【図3】同レジスタの縦断面図である。
【図4】同レジスタの左側面図(a)、フィン側の連結手段を示す横フィンの斜視図(b)、および、リテーナ側の連結手段を示すリテーナの部分側面図である。
【図5】従来のレジスタの左側面図(a)、フィン側の連結手段を示す横フィンの斜視図(b)、および、リテーナ側の連結手段を示すリテーナの部分側面図である。
【符号の説明】
10…レジスタ、11…リテーナ、11a,11b…側壁、11c…上壁、11d…下壁、12…ベセル、12a…開口部、13…横フィン、13a…フィン本体、13b…支持軸、13c…連結軸、14…連結ロッド、15…縦フィン、15a…フィン本体、15b…支持軸、15c…連結軸、16…連結ロッド、17…ダンパプレート、18…操作機構、18a…第1リンク、18b…第2リンク、18c…操作ノブ、19…操作ノブ、20…レジスタ、21…リテーナ、21a,21b…側壁、21a1,21b1…支持孔、21a2…テーパ状挿通孔、23…横フィン、23a…フィン本体、23b…支持軸、23c…連結軸、23d…連結アーム。
Claims (4)
- レジスタを構成する筒状で方形のリテーナの互いに対向する各壁部に複数のフィンを、これら各フィンの長さ方向の各端部における幅方向の基端側部に設けた各支持軸を介して揺動可能に支持して、これら各フィンの長さ方向の少なくとも一端部における揺動側部にて連結ロッドを介して互いに連結して、前記各フィンを互いに連動して揺動可能に連結するフィン連結構造であり、前記各フィンは長さ方向の各端部における幅方向の基端側部に支持軸を有するとともに少なくとも一端部における幅方向の揺動側部に連結軸を有し、かつ、前記リテーナは互いに対向する各壁部に前記各フィンの支持軸が回転可能に嵌合する支持孔を有するとともに少なくとも一壁部に前記各フィンの連結軸が移動可能に嵌合する前記支持孔を中心とする円弧溝を有し、前記各フィンの支持軸を前記リテーナの壁部の支持孔に嵌合し、かつ、前記各フィンの連結軸を前記リテーナの壁部の円弧溝に挿通することにより前記各フィンが前記リテーナに組付けられていて、これらの各フィンは各連結軸にて前記連結ロッドを介して互いに連結していることを特徴とするレジスタにおけるフィン連結構造。
- 請求項1に記載のフィン連結構造において、前記各フィンの連結軸は前記リテーナの各円弧溝を貫通していて、各連結軸の外端部にて前記連結ロッドを介して互いに連結していることを特徴とするレジスタにおけるフィン連結構造。
- 請求項1または2に記載のフィン連結構造において、前記各フィンは前記リテーナに上下方向へ並列状態に支持されるもので、前記支持軸は前記フィンの左右の各端部に有するとともに、前記連結軸は前記フィンの左右の一端部に有し、かつ、前記支持孔は前記リテーナの左右の側壁部に有するとともに、前記円弧溝は前記リテーナの左右の一側壁部に有していることを特徴とするレジスタにおけるフィン連結構造。
- 請求項1または2に記載のフィン連結構造において、前記各フィンは前記リテーナに左右方向へ並列状態に支持されるもので、前記支持軸は前記フィンの上下の各端部に有するとともに、前記連結軸は前記フィンの上下の一端部に有し、かつ、前記支持孔は前記リテーナの上下の壁部に有するとともに、前記円弧溝は前記リテーナの上下の一壁部に有していることを特徴とするレジスタにおけるフィン連結構造。
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