JP2004261174A - 豆乳発酵物およびそれを用いた飲食品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】豆乳中に、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス(Lactococcus lactis subsp. cremoris)と酢酸菌との共棲体が含有され、発酵させてなる豆乳発酵物とする。そして、上記豆乳発酵物を用いてなる飲食品とする。
【選択図】なし
Description
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスの一種 1×108 〔生菌数(概数)〕
アセトバクター・オリエンタリスの一種 1×105 〔生菌数(概数)〕
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスの一種 1×108 〔生菌数(概数)〕
アセトバクター・オリエンタリス(NBRC 16606) 1×105 〔生菌数(概数)〕
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス(NBRC 3427) 1×108 〔生菌数(概数)〕
アセトバクター・オリエンタリスの一種 1×105 〔生菌数(概数)〕
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス(NBRC 3427) 1×108 〔生菌数(概数)〕
アセトバクター・オリエンタリス(NBRC 16606) 1×105 〔生菌数(概数)〕
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスの一種 1×105 〔生菌数(概数)〕
アセトバクター・オリエンタリスの一種 1×108 〔生菌数(概数)〕
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスの一種 1×108 〔生菌数(概数)〕
アセトバクター・オリエンタリスの一種 1×108 〔生菌数(概数)〕
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスの一種 1×109 〔生菌数(概数)〕
アセトバクター・オリエンタリスの一種 1×105 〔生菌数(概数)〕
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスの一種 1×109 〔生菌数(概数)〕
アセトバクター・オリエンタリスの一種 1×101 〔生菌数(概数)〕
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス(NBRC 3427) のみが含まれる菌体粉末〔粉末1g中の生菌数は、1×108 (概数)〕を準備した。そして、実施例1のヨーグルト種菌粉末に代えて、上記菌体粉末を用いた。そのこと以外は、実施例1と同様にして、豆乳発酵物を作製した。
アセトバクター・オリエンタリス(NBRC 16606)のみが含まれる菌体粉末〔粉末1g中の生菌数は、1×107 (概数)〕を準備した。そして、実施例1のヨーグルト種菌粉末に代えて、上記菌体粉末を用いた。そのこと以外は、実施例1と同様にして、豆乳発酵物を作製した。
ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスのみが含まれる菌体粉末〔粉末1g中の生菌数は、1×108 (概数)〕を準備した。なお、上記ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリスは、前記寄託のカスピアン シー ヨーグルト LA73から抽出された菌である。そして、実施例1のヨーグルト種菌粉末に代えて、上記菌体粉末を用いた。そのこと以外は、実施例1と同様にして、豆乳発酵物を作製した。
アセトバクター・オリエンタリスのみが含まれる菌体粉末〔粉末1g中の生菌数は、1×107 (概数)〕を準備した。なお、上記アセトバクター・オリエンタリスは、前記寄託のカスピアン シー ヨーグルト LA73から抽出された菌である。そして、実施例1のヨーグルト種菌粉末に代えて、上記菌体粉末を用いた。そのこと以外は、実施例1と同様にして、豆乳発酵物を作製した。
下記の2種類の菌を含む、一般的なヨーグルト種菌粉末を準備した。
ヨーグルト種菌粉末(1g)中:
ラクトバチルス・ブルガリカス(Lactobacillus bulgaricus) 1×108 〔生菌数(概数)〕
ストレプトコッカス・サリバリウス・サブスピーシーズ・サーモフィラス(Streptococcus salivarius subsp. thermophilus) 1×107 〔生菌数(概数)〕
0.1規定水酸化ナトリウムを用いた中和滴定法により測定した。
得られた各豆乳発酵物を、スプーンを用いてすくい上げ、その際のスプーンにかかる負荷により、各豆乳発酵物の粘性を−〜++++の5段階で評価した。上記評価は、専門パネラー10名による官能試験結果の平均をとった評価であって、比較例1の豆乳発酵物の粘性を+とし、これを基準に評価したものである。すなわち、−は粘性が全くない、+は粘性があまりない、++は粘性が少しある、+++は粘性がかなりある、++++は粘性が非常にある、としたものである。
得られた各豆乳発酵物を、スプーンを用いてすくい上げ、その際のヨーグルトの状態(糸の引き具合)を目視により評価し、各豆乳発酵物の糸引き性を−〜++++の5段階で評価した。上記評価は、専門パネラー10名による官能試験結果の平均をとった評価であって、比較例1の豆乳発酵物の糸引き性を+とし、これを基準に評価したものである。すなわち、−は全く糸を引かない、+はあまり糸を引かない、++は少し糸を引く、+++はかなり糸を引く、++++は非常に糸を引く、としたものである。
得られた各豆乳発酵物の豆臭を、パネラーの臭覚により評価した。すなわち、発酵前のものと比較し、殆ど豆臭の改善がなされてなかったものを×、やや豆臭が残るが、一応の改善がみられたものを△、豆臭があまりしなかったものを○、豆臭が殆どしなかったものを◎として評価した。なお、上記評価は、専門パネラー10名による評価の平均をとったものである。
得られた各豆乳発酵物の風味を、パネラーの味覚により評価した。すなわち、えぐ味などの不快な風味が殆ど改善されてなかったものを×、ややえぐ味が残るが、一応の風味の改善がみられたものを△、えぐ味は殆どなく、良好な風味であったものを○、えぐ味は全くなく、非常に良好な風味であったものを◎として評価した。なお、上記評価は、専門パネラー10名による評価の平均をとったものである。
便秘傾向(週に4回未満の便通)のパネラー(各実施例・比較例等に対し、それぞれ5名が担当するようにしている)による各豆乳発酵物の整腸作用の評価を行う試験をした。詳しくは、上記パネラーに、それぞれが担当する豆乳発酵物を1日100g与え、これを14日間継続することにより、便秘の改善がどの程度なされるかの試験を行った。そして、1週間あたりの、各担当パネラー5名の平均的便通回数が、6回以上に増えたものを◎、4回以上6回未満に増えたものを○、4回未満のままであったものを△として評価した。なお、比較例2,4においては、ヨーグルト様にならなかったため、この試験は行わなかった。
Claims (7)
- 豆乳中に、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス(Lactococcus lactis subsp. cremoris)と酢酸菌との共棲体が含有され、発酵させてなることを特徴とする豆乳発酵物。
- 上記共棲体における酢酸菌が、アセトバクター(Acetobacter) 属,グルコノバクター(Gluconobacter) 属およびグルコンアセトバクター(Gluconacetobacter) 属からなる群より選ばれた少なくとも一に属する酢酸菌である請求項1記載の豆乳発酵物。
- 上記共棲体が、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス(Lactococcus lactis subsp. cremoris)の一種とアセトバクター・オリエンタリス (Acetobacter orientalis) との共棲体であるカスピアン シー ヨーグルト LA73 (Caspian Sea yogurt LA73 ,FERM P-19206)である請求項1または2記載の豆乳発酵物。
- 豆乳発酵物中のラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス(Lactococcus lactis subsp. cremoris)と酢酸菌との生菌数の割合が、ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス:酢酸菌=1:1000〜100億:1の菌数比で共棲している請求項1〜3のいずれか一項に記載の豆乳発酵物。
- 上記豆乳中に牛乳が含有されてなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の豆乳発酵物。
- 上記豆乳中に糖類が含有されてなる請求項1〜5のいずれか一項に記載の豆乳発酵物。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の豆乳発酵物を用いてなることを特徴とする飲食品。
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2004
- 2004-01-29 JP JP2004021395A patent/JP2004261174A/ja active Pending
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