JP2004260708A - 通信システム及び通信装置 - Google Patents
通信システム及び通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004260708A JP2004260708A JP2003051269A JP2003051269A JP2004260708A JP 2004260708 A JP2004260708 A JP 2004260708A JP 2003051269 A JP2003051269 A JP 2003051269A JP 2003051269 A JP2003051269 A JP 2003051269A JP 2004260708 A JP2004260708 A JP 2004260708A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- identification information
- transmitting
- frequency
- digital data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/08—Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division
- H04N7/087—Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division with signal insertion during the vertical blanking interval only
- H04N7/088—Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division with signal insertion during the vertical blanking interval only the inserted signal being digital
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/06—Systems for the simultaneous transmission of one television signal, i.e. both picture and sound, by more than one carrier
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
- H04W4/18—Information format or content conversion, e.g. adaptation by the network of the transmitted or received information for the purpose of wireless delivery to users or terminals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
【課題】アナログ信号をディジタル伝送する通信システム及び通信装置に関し、送信信号を容易にディジタル伝送できる通信システム及び通信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の通信システム(1)は、送信装置(12)を、周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調する変調手段(41)と、変調手段(41)で周波数変調された信号を1ビット量子化するディジタル変換手段(42)と、ディジタル変換手段(42)で変換されたディジタルデータを送信する送信手段(22)とで構成し、受信装置(13)を、送信手段(22)から送信されたディジタルデータを受信する受信手段(32)と、受信手段(32)で受信されたディジタルデータを周波数変調方式により復調する復調手段(51、52)とで構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の通信システム(1)は、送信装置(12)を、周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調する変調手段(41)と、変調手段(41)で周波数変調された信号を1ビット量子化するディジタル変換手段(42)と、ディジタル変換手段(42)で変換されたディジタルデータを送信する送信手段(22)とで構成し、受信装置(13)を、送信手段(22)から送信されたディジタルデータを受信する受信手段(32)と、受信手段(32)で受信されたディジタルデータを周波数変調方式により復調する復調手段(51、52)とで構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信システム及び通信装置に係り、特に、送信信号をディジタル伝送する通信システム及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタルデータを伝送する無線通信システムとしては、2.4GHz帯無線通信LAN(local area network)システムが一般に開放されている。このような無線通信システムを用いて映像信号をディジタル伝送する場合、映像信号をディジタルデータに変換した後、MPEG(moving picture experts group)、JPEG(joint photographic experts group)などで制定された所定の情報圧縮技術を用いて圧縮し、パケット化して送信していた(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特願10−15245号公報(段落番号〔0010〕、図1、図2参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の無線通信システムでは、映像信号をディジタル化した後に、、さらに、MPEG、JPEGなどで制定された所定の情報圧縮技術を用いて圧縮し、さらに、パケット毎に送信していたため、処理に時間がかかり、送信側と受信側とで画像に遅延が発生する。例えば、監視カメラなどにおいて送信側と受信側とで画像に遅延が発生すると、現状の把握が遅れ、適切な対応ができないなどの問題点が生じる。
【0005】
また、MPEG、JPEGなどで制定された所定の情報圧縮技術を用いることによりコストの増加を招いていた。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、送信信号を遅延が少なく、かつ、容易にディジタル伝送できる通信システム及び通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の通信システム(1)は送信装置(12)を、周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調する変調手段(41)と、変調手段(41)で周波数変調された信号を1ビット量子化するディジタル変換手段(42)と、ディジタル変換手段(42)で変換されたディジタルデータを送信する送信手段(22)とで構成し、
受信装置(13)を、送信手段(22)から送信されたディジタルデータを受信する受信手段(32)と、受信手段(32)で受信されたディジタルデータを周波数変調方式により復調する復調手段(51、52)とで構成したことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調した信号に対して1ビット量子化してディジタルデータを送信することにより、圧縮などの複雑な処理を行うことなく、ディジタルデータを送信でき、また、受信側ではディジタルデータを受信したディジタルデータを周波数変調方式により直接的に復調することにより、送信信号を復元できる。
【0009】
このため、送信側及び受信側でディジタルデータの圧縮・伸張などの複雑な処理が不要であるので、信号の伝送の遅延を最小限に留めることができる。また、信号をアナログ的に連続して送信できるので、途中で一時的に信号が途絶えても例えば、映像あるは音声などではノイズが載る程度の僅かな影響があるだけで、MPEGやJPEGなどにより圧縮されたディジタルデータの伝送時のデータの欠落時のように大きな乱れが発生することはない。さらに、本発明によれば、構成を簡略化できるため、コストを削減できる。
【0010】
なお、上記参照符号は、あくまでも参考であり、これによって、特許請求の範囲が限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】
本実施例では、本発明の一実施例として映像信号を伝送するための映像伝送システムを例に説明を行なう。
【0012】
図1は本発明の一実施例のシステム構成図を示す。
【0013】
本実施例の映像伝送システム1は、信号源11、送信装置12、受信装置13、受像装置14を含む構成とされている。
【0014】
信号源11は、例えば、ビデオカメラなどであり、マイクロフォンにより取得された音声信号及び撮像装置により取得されたNTSC(national television committee)方式の映像信号を出力する。信号源11から出力された映像信号及び音声信号は、送信装置12に供給される。
【0015】
送信装置12は、信号処理部21、送信部22、アンテナ23を含む構成とされている。
【0016】
信号処理部21は、例えば、1チップのIC(integrated circuit)から構成されており、信号処理回路41及びA/D変換部42を内蔵し、信号源11からの映像信号及び音声信号を変調してディジタルデータに変換する処理を行う。
【0017】
まず、信号処理回路41について説明する。
【0018】
図2は信号処理回路41のブロック構成図を示す。
【0019】
信号処理回路41は、櫛形フィルタ211、輝度信号処理部212、色信号処理部213、音声信号処理部214、混合器215を含む構成とされている。
【0020】
櫛形フィルタ211には、信号源11から映像信号が供給されている。櫛形フィルタ211は、櫛歯状の周波数特性を有しており、輝度信号成分と色信号成分とを分離する。櫛形フィルタ211で分離された輝度信号成分は、輝度信号処理部212に供給される。
【0021】
輝度信号処理部212は、AGC(automatic gain control)回路221、プリエンファシス回路222、ID(identification)挿入部223、FM(frequency modulation)変調部224、ハイパスフィルタ225、増幅回路226を含む構成とされている。
【0022】
AGC回路221には、櫛形フィルタ221から輝度信号が供給されている。AGC回路221は、信号レベルを検出して、輝度信号に含まれる同期信号のレベルが一定になるようにゲインを制御しつつ、輝度信号を増幅して出力する。これによって、輝度信号レベルによらず一定の輝度が得られる。
【0023】
AGC回路221で振幅が制御された輝度信号は、プリエンファシス回路222に供給される。プリエンファシス回路222は、輝度信号中の高周波成分を強調する処理を行う。
【0024】
プリエンファシス回路222で高周波成分が強調された輝度信号は、ID挿入部223に供給される。ID挿入部223は、輝度信号のうちの垂直帰線消去期間にある垂直同期パルスにID信号を挿入する処理を行う。
【0025】
図3はID挿入部223の動作説明図を示す。図3(A)はID挿入部223に供給される入力映像信号、図3(B)は入力映像信号に挿入するID信号、図3(C)はID挿入部223の出力映像信号を示す。
【0026】
ID挿入部223には、プリエンファシス回路222から図3(A)に示すような映像信号が供給される。図3(A)に示す映像信号は、垂直帰線消去期間V.blankの部分を抽出したものである。垂直帰線消去期間V.blankは、20H(H=63.5μs)設定されており、等価パルスP1、P2、垂直同期パルスV.SYNC、バースト信号Sbを含む構成とされている。等価パルスP1は、飛び越し操作を正確に行なわせるための信号であり、3Hにわたって配置されている。また、垂直同期パルスV.SYNCは、走査線の垂直同期をとるための信号であり、等価パルスP1の後に3Hにわたって配置される。等価パルスP2は、垂直同期パルスV.SYNCの後に3Hにわたって配置されている。バースト信号Sbは、等価パルスP2の残りの期間に挿入されている。
【0027】
ID挿入部223は、図3(A)に示す垂直帰線消去期間V.blankのうちの垂直同期パルスV.SYNCに図3(B)に示すようなタイミングで複数個のID信号Sidを生成し、図3(A)に示す映像信号に図3(B)に示すID信号を重畳することによりID信号を映像信号に重畳する。各ID信号Sidは、デバイスID及び個別IDを3バイトで表現した信号である。また、ID信号Sidの振幅V2は、垂直同期パルスV.SYNCの振幅V1より小さい振幅に設定されている。これによって、ID信号Sidと垂直同期パルスV.SYNCとの分離を容易に行なえる。
【0028】
ID挿入部223でID信号Sidが挿入された映像信号は、FM変調部224に供給される。FM変調部224は、ID挿入部223から供給された映像信号により所定周波数、例えば、3.9MHz程度の周波数の搬送波をFM変調する。
【0029】
FM変調部224でFM変調された信号は、ハイパスフィルタ225に供給される。ハイパスフィルタ225は、FM変調部224からの信号のうち高周波数の信号成分を通過させ、不要な低周波数成分を除去する。ハイパスフィルタ225を通過した信号は、増幅回路226に供給される。増幅回路226は、ハイパスフィルタ225からを通過した信号を増幅させる。増幅回路226で増幅された信号は、輝度信号処理回路212の出力信号として混合器215に供給される。
【0030】
次に色信号処理回路213について説明する。
【0031】
色信号処理回路213は、ハイパスフィルタ231、ACC(automatic color control)回路232、周波数変換回路233、ローパスフィルタ234、増幅回路235を含む構成とされている。
【0032】
ハイパスフィルタ231には、櫛形フィルタ211から色信号が供給される。ハイパスフィルタ231は、櫛形フィルタ211から信号のうち色信号を含む高周波数成分を通過させ、不要な低周波数成分を除去する。ハイパスフィルタ231を通過した信号は、ACC回路232に供給される。ACC回路232は、カラー信号の振幅を一定に保つようにアンプのゲインをコントロールしつつ、カラー信号を増幅する。ACC回路232でレベル制御された色信号は、周波数変換回路233に供給される。周波数変換回路233は、色信号の周波数を輝度信号と異なる周波数帯域、例えば、629kHz程度の周波数に変換する。
【0033】
周波数変換回路233で周波数変換された色信号は、ローパスフィルタ234に供給される。ローパスフィルタ234は、色信号成分を含む低周波数帯域の信号を通過させ、不要な高周波数成分を除去する。ローパスフィルタ234を通過した色信号は、増幅回路235に供給される。増幅回路235は、ローパスフィルタ234を通過した色信号を増幅する。増幅回路235で増幅された色信号は、色信号処理回路213の出力信号として混合器215に供給される。
【0034】
次に音声処理回路214について説明する。
【0035】
音声処理回路214は、AGC回路241、FM変調部242、バンドパスフィルタ243、増幅回路244を含む構成とされている。
【0036】
AGC回路241には、信号源11から音声信号が供給されている。AGC回路241は、音声信号レベルを検出して、検出音声信号レベルに応じて音声信号のゲインを調整することにより、音声信号レベルを適正な範囲となるように調整する回路である。AGC回路241で適正なレベルとされた音声信号は、FM変調部242に供給される。
【0037】
FM変調部242は、AGC回路241から供給される音声信号により所定周波数の搬送波をFM変調する。FM変調部242でFM変調された信号は、バンドパスフィルタ243に供給される。
【0038】
バンドパスフィルタ243は、FM変調部242でFM変調された信号から所定の周波数帯域、例えば、1.2MHz付近の周波数帯域の信号を通過させ、それ以外の不要な周波数の信号は除去する。バンドパスフィルタ243を通過した信号は増幅回路244に供給される。増幅回路244は、バンドパスフィルタ243を通過した信号を増幅する。増幅回路244の出力信号は、音声処理回路214の出力信号として混合器215に供給される。
【0039】
混合器215には、輝度信号処理回路212の出力信号及び色信号処理回路213の出力信号並びに音声信号処理回路214の出力信号が供給される。混合器215は、輝度信号処理回路212の出力信号及び色信号処理回路213の出力信号並びに音声信号処理回路214の出力信号をミキシングして出力する。
【0040】
ここで、混合器215の出力信号の周波数レイアウトについて説明する。
【0041】
図4は混合器215の出力信号の周波数レイアウトを示す。
【0042】
混合器215の出力信号のうち輝度信号は、図4に破線で示すような周波数特性を示し、そのうち必要な信号成分は図4に斜線で示すように3.4〜4.4MHzの1MHz分の周波数帯域でFM変調されている。また、色信号成分は、図4に一点鎖線で示すような周波数特性を示し、そのうち必要な信号成分は図4に白抜きで示すように輝度信号の不要成分が十分に減衰した629kHz程度に周波数変換されている。さらに、音声信号は、図4に梨地で示すように輝度信号及び色信号の不要成分が共に減衰する1.2MHzに挿入されている。
【0043】
混合器215の出力信号は、信号処理回路41の出力としてA/D変換部42に供給される。A/D変換部42は、混合器215の出力FM変調信号に対して1ビット量子化を行い、ディジタルデータに変換する。
【0044】
ここで、A/D変換部42について説明を行う。
【0045】
図5はA/D変換部42のブロック構成図、図6はA/D変換部42の動作波形図を示す。図6(A)は信号処理回路41から供給されるFM変調信号、図6(B)はコンパレータ251の出力、図6(C)はクロック発生回路253で発生されるクロック、図6(D)はDフリップフロップ252でのサンプリング出力、図6(E)はD−フリップフロップ252の出力を示す。
【0046】
A/D変換部42は、コンパレータ251、D−フリップフロップ252、クロック発生回路253を含む構成とされている。
【0047】
コンパレータ251の非反転入力端子には、信号処理回路41から図6(A)に示すようなFM変調されたアナログ信号が供給される。また、コンパレータ251の反転入力端子は、零電位、例えば、接地される。これにより、信号処理回路41の出力信号は図6(B)に示すようにゼロクロスコンパレートされる。
【0048】
図6(B)に示されるコンパレータ251の出力は、D−フリップフロップ252のデータ端子tdに供給される。また、D−フリップフロップ252のクロック端子tclkには、クロック発生回路253から図6(C)に示すようなクロックが供給される。クロック発生回路253で発生するクロックは、サンプリングクロックであり、その周波数fspは図4に示すように、輝度信号の必要な周波数帯域の上側の周波数、4.4MHzの2倍の周波数となる8.8MHz以上必要であり、10MHz程度に設定する。
【0049】
D−フリップフロップ252は、クロック端子tclkに供給されるクロックの立ち上がり時にデータ端子tdに供給されるデータを図6(D)に示すようにサンプリングする。これによって、D−フリップフロップ252からは、図6(E)に示すような出力信号が出力端子toutから出力される。
【0050】
このように、A/D変換部42により1ビット量化したディジタルデータが得られる。
【0051】
A/D変換部42で1ビット量子化されたディジタルデータは、送信部22に供給される。送信部22は、A/D変換部42の出力ディジタルデータにより、例えば、QPSK(quadrature phase shift keying)変調を行い、増幅してアンテナ23から放出する。なお、送信部22における変調方式は、QPSKに限定されるものではなくFSK(frequency shift keying)、64QAM(quadrature amplitude modulation)など他の変調方式であってもよく、本発明において送信部22での変調方式に限定されることはない。
【0052】
次に受信装置13について説明する。
【0053】
受信装置13は、アンテナ31、受信部32、信号処理部33を含む構成とされている。アンテナ31で受信された信号は、受信部32に供給される。受信部32は、例えば、1チップのICから構成され、送信部22で変調された信号を図6(E)に示すディジタルデータに復調する。送信部22で復調された信号は、信号処理部33に供給される。
【0054】
信号処理部33は、例えば、1チップのIC(integrated circuit)から構成されており、D/A変換部51、及び、信号処理回路52を内蔵し、受信部32からのディジタルデータを信号源11から出力された映像信号及び音声信号に戻す処理を行う。
【0055】
まず、D/A変換部51について説明する。
【0056】
図7はD/A変換部51のブロック構成図を示す。
【0057】
D/A変換部51は、ローパスフィルタ311及びバンドパスフィルタ312から構成される。ローパスフィルタ311には、受信部32から例えば、図6(E)に示すような1ビット量子化されたディジタルデータが供給される。
【0058】
ローパスフィルタ311は、受信部32から供給されるディジタルデータのうち低周波成分を通過させ、高周波成分を除去する。ローパスフィルタ311を通過した信号は、バンドパスフィルタ312に供給される。バンドパスフィルタ312は、ローパスフィルタ311からの信号のうち信号成分を含む周波数帯域の信号を通過させ、不要周波数成分の信号を除去する。
【0059】
以上により、図6(A)に示すFM変調信号に対応して周波数が変化する信号を得ることができる。なお、本実施例では、D/A変換部51としてローパスフィルタ311及びバンドパスフィルタ312を通したが、受信部32から得られる図6(E)に示す信号は既に図6(A)に示されるFM変調信号に対応して周波数が変化する信号となっているので、D/A変換部51を通さずに直接、信号処理回路52に供給するようにしてもよい。
【0060】
次に信号処理回路52について説明する。
【0061】
図8は信号処理回路52のブロック構成図を示す。
【0062】
信号処理回路52は、増幅回路321、輝度信号処理部322、色信号処理部323、音声信号処理部324、混合器325、出力制御部326を含む構成とされている。
【0063】
増幅器321には、A/D変換部51の出力信号が供給される。増幅器321は、A/D変換部51からの信号を増幅する。増幅器321で増幅された信号は、輝度信号処理部322、色信号処理部323、音声信号処理部324に供給される。
【0064】
輝度信号処理部322は、ハイパスフィルタ331、リミッタ332、FM復調部333、ID検出部334、デエンファシス回路335、増幅回路336を含む構成とされている。
【0065】
ハイパスフィルタ331は、増幅回路321からの信号のうち輝度信号成分を含む高周波数成分の信号を通過させる。例えば、3.0MHz以上の信号を通過させる。これにより輝度信号成分だけ抽出できる。
【0066】
ハイパスフィルタ331を通過した信号は、リミッタ332に供給される。リミッタ332は、ハイパスフィルタ331を通過した信号の上限及び下限レベルを制限する。
【0067】
リミッタ332を通過した信号は、FM復調部333に供給される。FM復調部333は、リミッタ332を通過した信号をFM復調し、図3(C)に示すような輝度信号を復元する。FM復調部333で復元された図3(C)に示す輝度信号はID検出部334に供給される。
【0068】
ID検出部334は、図3(C)に示す輝度信号中の垂直同期信号V.SYNCに挿入されたID信号Sidを抽出する。ID検出部334で抽出されたID信号Sidは、出力制御部326に供給される。また、ID検出部334は、輝度信号を通過させ、デエンファシス回路335に供給する。
【0069】
デエンファシス回路335は、ローパスフィルタなどから構成され、送信装置12のプリエンファシス回路222で強調された高周波成分を抑圧する処理を行い、信号源11から出力された輝度信号を再現する。デエンファシス回路335で高周波抑制された輝度信号は、増幅回路336に供給される。増幅回路336は、輝度信号を増幅して混合器325に供給する。
【0070】
次に色信号処理部323について説明する。
【0071】
色信号処理部323は、ローパスフィルタ341、ACC回路342、周波数変換回路343、カラーキラー回路344、増幅回路345を含む構成とされている。
【0072】
ローパスフィルタ341は、増幅回路321からの信号のうち色信号の周波数成分、629kHzを含む低周波成分、例えば、700kHz以下の信号を通過させ、輝度信号、音声信号などの周波数成分を除去する。ローパスフィルタ341を通過した信号は、ACC回路342に供給される。
【0073】
ACC回路342は、ローパスフィルタ341を通過した色信号の振幅を制御する。ACC回路342で振幅が制御された信号は、周波数変換回路343に供給される。
【0074】
周波数変換回路343は、色信号を元の周波数帯域の信号に周波数変換する。周波数変換された色信号は、カラーキラー回路344に供給される。カラーキラー回路344は、映像信号が白黒時に色信号を遮断し、カラー時には色信号を通過させる。
【0075】
カラーキラー回路344を通過した信号は、増幅回路345に供給される。増幅回路345は、カラーキラー回路344を通過した信号を増幅する。増幅回路345で増幅された信号は、混合器325に供給される
音声信号処理部324は、バンドパスフィルタ351、AGC回路352、FM復調部353、ローパスフィルタ354、増幅回路355を含む構成とされている。
【0076】
バンドパスフィルタ351は、増幅回路321からの信号のうち音声信号の周波数成分、1MHz近傍を含む周波数帯域の信号を通過させ、輝度信号、色信号などの周波数成分を除去する。バンドパスフィルタ351を通過した音声信号は、AGC回路352に供給される。AGC回路352は、バンドパスフィルタ351を通過した音声信号の振幅が一定になるようにゲインを制御する。
【0077】
AGC回路352で振幅が一定とされた音声信号は、FM復調部353に供給される。FM復調部353は、AGC回路352からの音声信号をFM復調する。FM復調部353でFM復調された音声信号は、ローパスフィルタ354に供給される。ローパスフィルタ354は、低周波数成分を通過させ、高周波ノイズを除去する。
【0078】
ローパスフィルタ354で高周波ノイズが除去された音声信号は、増幅回路355に供給される。増幅回路355は、ローパスフィルタ354を通過した音声信号を増幅する音声信号は、出力制御部326に供給される。
【0079】
混合器325は、輝度信号処理部322から供給される輝度信号と色信号処理部323から供給される色信号とを混合して、コンポジット映像信号を生成する。混合器325で生成されたコンポジット映像信号は、出力制御部326に供給される。出力制御部326は、ID比較部361、スイッチ362、363を含む構成とされている。
【0080】
ID比較部361には、ID検出部334で検出されたID信号Sidが供給されており、このID信号Sidを予め受信装置13に設定された設定IDと比較する。スイッチ362は、ID比較部361の比較結果、ID検出部334からのID信号Sidと予め受信装置13に設定された設定IDとが一致するときにはオンし、混合器325で生成されたコンポジット映像信号を出力端子Tout31から出力し、不一致のときにはオフし、コンポジット映像信号の出力端子Tout31からの出力を遮断する。スイッチ363は、ID比較部361の比較結果、ID検出部334からのID信号Sidと予め受信装置13に設定された設定IDとが一致するときにはオンし、増幅回路355から出力される音声信号を出力端子Tout32から出力し、不一致のときにはオフし、音声信号の出力端子Tout32からの出力を遮断する。
【0081】
出力制御部326により受信装置13は、IDが一致する送信装置12から送信された映像信号及び音声信号のみを受信できる構成とされている。
【0082】
なお、出力端子T31、T32は、受像装置14に接続されている。受像装置14は、例えば、テレビジョン受像器から構成されており、出力端子T31から供給された映像信号に基づいて映像を表示するとともに、出力端子T32から供給された音声信号に基づいて音声を出力する。
【0083】
以上により、信号源11から出力された映像信号及び音声信号を送信装置12から受信装置13に無線伝送し、受像装置14で受信し、出力できる。
【0084】
このとき、本実施例では、送信信号をFM変調して、1ビット量子化することでディジタルデータに変換し、ディジタルデータとして伝送し、伝送されたディジタルデータを直接的にFM復調して、送信信号を復調している。このため、送信信号を圧縮したり、パケット化したりする必要がないので、遅延を少なく、かつ、非常に簡単な構成で、ディジタル伝送することができる。
【0085】
また、本実施例によれば、送信信号をアナログ的に、連続して送信できるので、途中で一時的に信号が途絶えても映像、あるは音声にノイズが載る程度の僅かな影響があるだけで、MPEGやJPEGなどにより圧縮されたディジタルデータの伝送のように大きな乱れが発生することはない。
【0086】
なお、本実施例では、送信装置13と受信装置14との間の通信はディジタル伝送方式であり、かつ、IDにより通信対象が特定されているため、送信装置13と受信装置14との間の無線通信方式として、例えば、2.4GHz帯無線LANなど標準規格化された無線通信方式を採用することが可能である。
【0087】
また、本実施例では、アナログ映像信号及び音声信号の伝送を例に説明を行なったが、送信信号はこれに限定されるものではなく、アナログ/ディジタルいずれに信号でもよく、送信する信号に限定されるものではない。
【0088】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調した信号に対して1ビット量子化してディジタルデータを送信することにより、圧縮などの複雑な処理を行うことなく、ディジタルデータを送信でき、また、受信側ではディジタルデータを受信したディジタルデータを周波数変調方式により直接的に復調することにより、送信信号を復元できるため、送信側及び受信側でディジタルデータの圧縮・伸張などの複雑な処理が不要であるので、信号の伝送の遅延を最小限に留めることができるとともに、信号をアナログ的に連続して送信できるので、途中で一時的に信号が途絶えても、例えば、映像あるは音声などではノイズが載る程度の僅かな影響があるだけで、MPEGやJPEGなどにより圧縮されたディジタルデータの伝送時のデータの欠落時のように大きな乱れが発生することはなく、さらに、構成を簡略化できるため、コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】信号処理回路41のブロック構成図である。
【図3】ID挿入部223の動作説明図である。
【図4】混合器215の出力信号の周波数レイアウトである。
【図5】A/D変換部42のブロック構成図である。
【図6】A/D変換部42の動作波形図である。
【図7】D/A変換部51のブロック構成図である。
【図8】信号処理回路52のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 通信システム
11 信号源、12 送信装置、13 受信装置、14 受像装置
21、33 信号処理部、22 送信部、23、31 アンテナ
41、52 信号処理回路、42 A/D変換部
51 D/A変換部
223 ID挿入部、224 FM変調部
333 FM復調部、334 ID検出部
【発明の属する技術分野】
本発明は通信システム及び通信装置に係り、特に、送信信号をディジタル伝送する通信システム及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタルデータを伝送する無線通信システムとしては、2.4GHz帯無線通信LAN(local area network)システムが一般に開放されている。このような無線通信システムを用いて映像信号をディジタル伝送する場合、映像信号をディジタルデータに変換した後、MPEG(moving picture experts group)、JPEG(joint photographic experts group)などで制定された所定の情報圧縮技術を用いて圧縮し、パケット化して送信していた(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特願10−15245号公報(段落番号〔0010〕、図1、図2参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の無線通信システムでは、映像信号をディジタル化した後に、、さらに、MPEG、JPEGなどで制定された所定の情報圧縮技術を用いて圧縮し、さらに、パケット毎に送信していたため、処理に時間がかかり、送信側と受信側とで画像に遅延が発生する。例えば、監視カメラなどにおいて送信側と受信側とで画像に遅延が発生すると、現状の把握が遅れ、適切な対応ができないなどの問題点が生じる。
【0005】
また、MPEG、JPEGなどで制定された所定の情報圧縮技術を用いることによりコストの増加を招いていた。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、送信信号を遅延が少なく、かつ、容易にディジタル伝送できる通信システム及び通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の通信システム(1)は送信装置(12)を、周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調する変調手段(41)と、変調手段(41)で周波数変調された信号を1ビット量子化するディジタル変換手段(42)と、ディジタル変換手段(42)で変換されたディジタルデータを送信する送信手段(22)とで構成し、
受信装置(13)を、送信手段(22)から送信されたディジタルデータを受信する受信手段(32)と、受信手段(32)で受信されたディジタルデータを周波数変調方式により復調する復調手段(51、52)とで構成したことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調した信号に対して1ビット量子化してディジタルデータを送信することにより、圧縮などの複雑な処理を行うことなく、ディジタルデータを送信でき、また、受信側ではディジタルデータを受信したディジタルデータを周波数変調方式により直接的に復調することにより、送信信号を復元できる。
【0009】
このため、送信側及び受信側でディジタルデータの圧縮・伸張などの複雑な処理が不要であるので、信号の伝送の遅延を最小限に留めることができる。また、信号をアナログ的に連続して送信できるので、途中で一時的に信号が途絶えても例えば、映像あるは音声などではノイズが載る程度の僅かな影響があるだけで、MPEGやJPEGなどにより圧縮されたディジタルデータの伝送時のデータの欠落時のように大きな乱れが発生することはない。さらに、本発明によれば、構成を簡略化できるため、コストを削減できる。
【0010】
なお、上記参照符号は、あくまでも参考であり、これによって、特許請求の範囲が限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】
本実施例では、本発明の一実施例として映像信号を伝送するための映像伝送システムを例に説明を行なう。
【0012】
図1は本発明の一実施例のシステム構成図を示す。
【0013】
本実施例の映像伝送システム1は、信号源11、送信装置12、受信装置13、受像装置14を含む構成とされている。
【0014】
信号源11は、例えば、ビデオカメラなどであり、マイクロフォンにより取得された音声信号及び撮像装置により取得されたNTSC(national television committee)方式の映像信号を出力する。信号源11から出力された映像信号及び音声信号は、送信装置12に供給される。
【0015】
送信装置12は、信号処理部21、送信部22、アンテナ23を含む構成とされている。
【0016】
信号処理部21は、例えば、1チップのIC(integrated circuit)から構成されており、信号処理回路41及びA/D変換部42を内蔵し、信号源11からの映像信号及び音声信号を変調してディジタルデータに変換する処理を行う。
【0017】
まず、信号処理回路41について説明する。
【0018】
図2は信号処理回路41のブロック構成図を示す。
【0019】
信号処理回路41は、櫛形フィルタ211、輝度信号処理部212、色信号処理部213、音声信号処理部214、混合器215を含む構成とされている。
【0020】
櫛形フィルタ211には、信号源11から映像信号が供給されている。櫛形フィルタ211は、櫛歯状の周波数特性を有しており、輝度信号成分と色信号成分とを分離する。櫛形フィルタ211で分離された輝度信号成分は、輝度信号処理部212に供給される。
【0021】
輝度信号処理部212は、AGC(automatic gain control)回路221、プリエンファシス回路222、ID(identification)挿入部223、FM(frequency modulation)変調部224、ハイパスフィルタ225、増幅回路226を含む構成とされている。
【0022】
AGC回路221には、櫛形フィルタ221から輝度信号が供給されている。AGC回路221は、信号レベルを検出して、輝度信号に含まれる同期信号のレベルが一定になるようにゲインを制御しつつ、輝度信号を増幅して出力する。これによって、輝度信号レベルによらず一定の輝度が得られる。
【0023】
AGC回路221で振幅が制御された輝度信号は、プリエンファシス回路222に供給される。プリエンファシス回路222は、輝度信号中の高周波成分を強調する処理を行う。
【0024】
プリエンファシス回路222で高周波成分が強調された輝度信号は、ID挿入部223に供給される。ID挿入部223は、輝度信号のうちの垂直帰線消去期間にある垂直同期パルスにID信号を挿入する処理を行う。
【0025】
図3はID挿入部223の動作説明図を示す。図3(A)はID挿入部223に供給される入力映像信号、図3(B)は入力映像信号に挿入するID信号、図3(C)はID挿入部223の出力映像信号を示す。
【0026】
ID挿入部223には、プリエンファシス回路222から図3(A)に示すような映像信号が供給される。図3(A)に示す映像信号は、垂直帰線消去期間V.blankの部分を抽出したものである。垂直帰線消去期間V.blankは、20H(H=63.5μs)設定されており、等価パルスP1、P2、垂直同期パルスV.SYNC、バースト信号Sbを含む構成とされている。等価パルスP1は、飛び越し操作を正確に行なわせるための信号であり、3Hにわたって配置されている。また、垂直同期パルスV.SYNCは、走査線の垂直同期をとるための信号であり、等価パルスP1の後に3Hにわたって配置される。等価パルスP2は、垂直同期パルスV.SYNCの後に3Hにわたって配置されている。バースト信号Sbは、等価パルスP2の残りの期間に挿入されている。
【0027】
ID挿入部223は、図3(A)に示す垂直帰線消去期間V.blankのうちの垂直同期パルスV.SYNCに図3(B)に示すようなタイミングで複数個のID信号Sidを生成し、図3(A)に示す映像信号に図3(B)に示すID信号を重畳することによりID信号を映像信号に重畳する。各ID信号Sidは、デバイスID及び個別IDを3バイトで表現した信号である。また、ID信号Sidの振幅V2は、垂直同期パルスV.SYNCの振幅V1より小さい振幅に設定されている。これによって、ID信号Sidと垂直同期パルスV.SYNCとの分離を容易に行なえる。
【0028】
ID挿入部223でID信号Sidが挿入された映像信号は、FM変調部224に供給される。FM変調部224は、ID挿入部223から供給された映像信号により所定周波数、例えば、3.9MHz程度の周波数の搬送波をFM変調する。
【0029】
FM変調部224でFM変調された信号は、ハイパスフィルタ225に供給される。ハイパスフィルタ225は、FM変調部224からの信号のうち高周波数の信号成分を通過させ、不要な低周波数成分を除去する。ハイパスフィルタ225を通過した信号は、増幅回路226に供給される。増幅回路226は、ハイパスフィルタ225からを通過した信号を増幅させる。増幅回路226で増幅された信号は、輝度信号処理回路212の出力信号として混合器215に供給される。
【0030】
次に色信号処理回路213について説明する。
【0031】
色信号処理回路213は、ハイパスフィルタ231、ACC(automatic color control)回路232、周波数変換回路233、ローパスフィルタ234、増幅回路235を含む構成とされている。
【0032】
ハイパスフィルタ231には、櫛形フィルタ211から色信号が供給される。ハイパスフィルタ231は、櫛形フィルタ211から信号のうち色信号を含む高周波数成分を通過させ、不要な低周波数成分を除去する。ハイパスフィルタ231を通過した信号は、ACC回路232に供給される。ACC回路232は、カラー信号の振幅を一定に保つようにアンプのゲインをコントロールしつつ、カラー信号を増幅する。ACC回路232でレベル制御された色信号は、周波数変換回路233に供給される。周波数変換回路233は、色信号の周波数を輝度信号と異なる周波数帯域、例えば、629kHz程度の周波数に変換する。
【0033】
周波数変換回路233で周波数変換された色信号は、ローパスフィルタ234に供給される。ローパスフィルタ234は、色信号成分を含む低周波数帯域の信号を通過させ、不要な高周波数成分を除去する。ローパスフィルタ234を通過した色信号は、増幅回路235に供給される。増幅回路235は、ローパスフィルタ234を通過した色信号を増幅する。増幅回路235で増幅された色信号は、色信号処理回路213の出力信号として混合器215に供給される。
【0034】
次に音声処理回路214について説明する。
【0035】
音声処理回路214は、AGC回路241、FM変調部242、バンドパスフィルタ243、増幅回路244を含む構成とされている。
【0036】
AGC回路241には、信号源11から音声信号が供給されている。AGC回路241は、音声信号レベルを検出して、検出音声信号レベルに応じて音声信号のゲインを調整することにより、音声信号レベルを適正な範囲となるように調整する回路である。AGC回路241で適正なレベルとされた音声信号は、FM変調部242に供給される。
【0037】
FM変調部242は、AGC回路241から供給される音声信号により所定周波数の搬送波をFM変調する。FM変調部242でFM変調された信号は、バンドパスフィルタ243に供給される。
【0038】
バンドパスフィルタ243は、FM変調部242でFM変調された信号から所定の周波数帯域、例えば、1.2MHz付近の周波数帯域の信号を通過させ、それ以外の不要な周波数の信号は除去する。バンドパスフィルタ243を通過した信号は増幅回路244に供給される。増幅回路244は、バンドパスフィルタ243を通過した信号を増幅する。増幅回路244の出力信号は、音声処理回路214の出力信号として混合器215に供給される。
【0039】
混合器215には、輝度信号処理回路212の出力信号及び色信号処理回路213の出力信号並びに音声信号処理回路214の出力信号が供給される。混合器215は、輝度信号処理回路212の出力信号及び色信号処理回路213の出力信号並びに音声信号処理回路214の出力信号をミキシングして出力する。
【0040】
ここで、混合器215の出力信号の周波数レイアウトについて説明する。
【0041】
図4は混合器215の出力信号の周波数レイアウトを示す。
【0042】
混合器215の出力信号のうち輝度信号は、図4に破線で示すような周波数特性を示し、そのうち必要な信号成分は図4に斜線で示すように3.4〜4.4MHzの1MHz分の周波数帯域でFM変調されている。また、色信号成分は、図4に一点鎖線で示すような周波数特性を示し、そのうち必要な信号成分は図4に白抜きで示すように輝度信号の不要成分が十分に減衰した629kHz程度に周波数変換されている。さらに、音声信号は、図4に梨地で示すように輝度信号及び色信号の不要成分が共に減衰する1.2MHzに挿入されている。
【0043】
混合器215の出力信号は、信号処理回路41の出力としてA/D変換部42に供給される。A/D変換部42は、混合器215の出力FM変調信号に対して1ビット量子化を行い、ディジタルデータに変換する。
【0044】
ここで、A/D変換部42について説明を行う。
【0045】
図5はA/D変換部42のブロック構成図、図6はA/D変換部42の動作波形図を示す。図6(A)は信号処理回路41から供給されるFM変調信号、図6(B)はコンパレータ251の出力、図6(C)はクロック発生回路253で発生されるクロック、図6(D)はDフリップフロップ252でのサンプリング出力、図6(E)はD−フリップフロップ252の出力を示す。
【0046】
A/D変換部42は、コンパレータ251、D−フリップフロップ252、クロック発生回路253を含む構成とされている。
【0047】
コンパレータ251の非反転入力端子には、信号処理回路41から図6(A)に示すようなFM変調されたアナログ信号が供給される。また、コンパレータ251の反転入力端子は、零電位、例えば、接地される。これにより、信号処理回路41の出力信号は図6(B)に示すようにゼロクロスコンパレートされる。
【0048】
図6(B)に示されるコンパレータ251の出力は、D−フリップフロップ252のデータ端子tdに供給される。また、D−フリップフロップ252のクロック端子tclkには、クロック発生回路253から図6(C)に示すようなクロックが供給される。クロック発生回路253で発生するクロックは、サンプリングクロックであり、その周波数fspは図4に示すように、輝度信号の必要な周波数帯域の上側の周波数、4.4MHzの2倍の周波数となる8.8MHz以上必要であり、10MHz程度に設定する。
【0049】
D−フリップフロップ252は、クロック端子tclkに供給されるクロックの立ち上がり時にデータ端子tdに供給されるデータを図6(D)に示すようにサンプリングする。これによって、D−フリップフロップ252からは、図6(E)に示すような出力信号が出力端子toutから出力される。
【0050】
このように、A/D変換部42により1ビット量化したディジタルデータが得られる。
【0051】
A/D変換部42で1ビット量子化されたディジタルデータは、送信部22に供給される。送信部22は、A/D変換部42の出力ディジタルデータにより、例えば、QPSK(quadrature phase shift keying)変調を行い、増幅してアンテナ23から放出する。なお、送信部22における変調方式は、QPSKに限定されるものではなくFSK(frequency shift keying)、64QAM(quadrature amplitude modulation)など他の変調方式であってもよく、本発明において送信部22での変調方式に限定されることはない。
【0052】
次に受信装置13について説明する。
【0053】
受信装置13は、アンテナ31、受信部32、信号処理部33を含む構成とされている。アンテナ31で受信された信号は、受信部32に供給される。受信部32は、例えば、1チップのICから構成され、送信部22で変調された信号を図6(E)に示すディジタルデータに復調する。送信部22で復調された信号は、信号処理部33に供給される。
【0054】
信号処理部33は、例えば、1チップのIC(integrated circuit)から構成されており、D/A変換部51、及び、信号処理回路52を内蔵し、受信部32からのディジタルデータを信号源11から出力された映像信号及び音声信号に戻す処理を行う。
【0055】
まず、D/A変換部51について説明する。
【0056】
図7はD/A変換部51のブロック構成図を示す。
【0057】
D/A変換部51は、ローパスフィルタ311及びバンドパスフィルタ312から構成される。ローパスフィルタ311には、受信部32から例えば、図6(E)に示すような1ビット量子化されたディジタルデータが供給される。
【0058】
ローパスフィルタ311は、受信部32から供給されるディジタルデータのうち低周波成分を通過させ、高周波成分を除去する。ローパスフィルタ311を通過した信号は、バンドパスフィルタ312に供給される。バンドパスフィルタ312は、ローパスフィルタ311からの信号のうち信号成分を含む周波数帯域の信号を通過させ、不要周波数成分の信号を除去する。
【0059】
以上により、図6(A)に示すFM変調信号に対応して周波数が変化する信号を得ることができる。なお、本実施例では、D/A変換部51としてローパスフィルタ311及びバンドパスフィルタ312を通したが、受信部32から得られる図6(E)に示す信号は既に図6(A)に示されるFM変調信号に対応して周波数が変化する信号となっているので、D/A変換部51を通さずに直接、信号処理回路52に供給するようにしてもよい。
【0060】
次に信号処理回路52について説明する。
【0061】
図8は信号処理回路52のブロック構成図を示す。
【0062】
信号処理回路52は、増幅回路321、輝度信号処理部322、色信号処理部323、音声信号処理部324、混合器325、出力制御部326を含む構成とされている。
【0063】
増幅器321には、A/D変換部51の出力信号が供給される。増幅器321は、A/D変換部51からの信号を増幅する。増幅器321で増幅された信号は、輝度信号処理部322、色信号処理部323、音声信号処理部324に供給される。
【0064】
輝度信号処理部322は、ハイパスフィルタ331、リミッタ332、FM復調部333、ID検出部334、デエンファシス回路335、増幅回路336を含む構成とされている。
【0065】
ハイパスフィルタ331は、増幅回路321からの信号のうち輝度信号成分を含む高周波数成分の信号を通過させる。例えば、3.0MHz以上の信号を通過させる。これにより輝度信号成分だけ抽出できる。
【0066】
ハイパスフィルタ331を通過した信号は、リミッタ332に供給される。リミッタ332は、ハイパスフィルタ331を通過した信号の上限及び下限レベルを制限する。
【0067】
リミッタ332を通過した信号は、FM復調部333に供給される。FM復調部333は、リミッタ332を通過した信号をFM復調し、図3(C)に示すような輝度信号を復元する。FM復調部333で復元された図3(C)に示す輝度信号はID検出部334に供給される。
【0068】
ID検出部334は、図3(C)に示す輝度信号中の垂直同期信号V.SYNCに挿入されたID信号Sidを抽出する。ID検出部334で抽出されたID信号Sidは、出力制御部326に供給される。また、ID検出部334は、輝度信号を通過させ、デエンファシス回路335に供給する。
【0069】
デエンファシス回路335は、ローパスフィルタなどから構成され、送信装置12のプリエンファシス回路222で強調された高周波成分を抑圧する処理を行い、信号源11から出力された輝度信号を再現する。デエンファシス回路335で高周波抑制された輝度信号は、増幅回路336に供給される。増幅回路336は、輝度信号を増幅して混合器325に供給する。
【0070】
次に色信号処理部323について説明する。
【0071】
色信号処理部323は、ローパスフィルタ341、ACC回路342、周波数変換回路343、カラーキラー回路344、増幅回路345を含む構成とされている。
【0072】
ローパスフィルタ341は、増幅回路321からの信号のうち色信号の周波数成分、629kHzを含む低周波成分、例えば、700kHz以下の信号を通過させ、輝度信号、音声信号などの周波数成分を除去する。ローパスフィルタ341を通過した信号は、ACC回路342に供給される。
【0073】
ACC回路342は、ローパスフィルタ341を通過した色信号の振幅を制御する。ACC回路342で振幅が制御された信号は、周波数変換回路343に供給される。
【0074】
周波数変換回路343は、色信号を元の周波数帯域の信号に周波数変換する。周波数変換された色信号は、カラーキラー回路344に供給される。カラーキラー回路344は、映像信号が白黒時に色信号を遮断し、カラー時には色信号を通過させる。
【0075】
カラーキラー回路344を通過した信号は、増幅回路345に供給される。増幅回路345は、カラーキラー回路344を通過した信号を増幅する。増幅回路345で増幅された信号は、混合器325に供給される
音声信号処理部324は、バンドパスフィルタ351、AGC回路352、FM復調部353、ローパスフィルタ354、増幅回路355を含む構成とされている。
【0076】
バンドパスフィルタ351は、増幅回路321からの信号のうち音声信号の周波数成分、1MHz近傍を含む周波数帯域の信号を通過させ、輝度信号、色信号などの周波数成分を除去する。バンドパスフィルタ351を通過した音声信号は、AGC回路352に供給される。AGC回路352は、バンドパスフィルタ351を通過した音声信号の振幅が一定になるようにゲインを制御する。
【0077】
AGC回路352で振幅が一定とされた音声信号は、FM復調部353に供給される。FM復調部353は、AGC回路352からの音声信号をFM復調する。FM復調部353でFM復調された音声信号は、ローパスフィルタ354に供給される。ローパスフィルタ354は、低周波数成分を通過させ、高周波ノイズを除去する。
【0078】
ローパスフィルタ354で高周波ノイズが除去された音声信号は、増幅回路355に供給される。増幅回路355は、ローパスフィルタ354を通過した音声信号を増幅する音声信号は、出力制御部326に供給される。
【0079】
混合器325は、輝度信号処理部322から供給される輝度信号と色信号処理部323から供給される色信号とを混合して、コンポジット映像信号を生成する。混合器325で生成されたコンポジット映像信号は、出力制御部326に供給される。出力制御部326は、ID比較部361、スイッチ362、363を含む構成とされている。
【0080】
ID比較部361には、ID検出部334で検出されたID信号Sidが供給されており、このID信号Sidを予め受信装置13に設定された設定IDと比較する。スイッチ362は、ID比較部361の比較結果、ID検出部334からのID信号Sidと予め受信装置13に設定された設定IDとが一致するときにはオンし、混合器325で生成されたコンポジット映像信号を出力端子Tout31から出力し、不一致のときにはオフし、コンポジット映像信号の出力端子Tout31からの出力を遮断する。スイッチ363は、ID比較部361の比較結果、ID検出部334からのID信号Sidと予め受信装置13に設定された設定IDとが一致するときにはオンし、増幅回路355から出力される音声信号を出力端子Tout32から出力し、不一致のときにはオフし、音声信号の出力端子Tout32からの出力を遮断する。
【0081】
出力制御部326により受信装置13は、IDが一致する送信装置12から送信された映像信号及び音声信号のみを受信できる構成とされている。
【0082】
なお、出力端子T31、T32は、受像装置14に接続されている。受像装置14は、例えば、テレビジョン受像器から構成されており、出力端子T31から供給された映像信号に基づいて映像を表示するとともに、出力端子T32から供給された音声信号に基づいて音声を出力する。
【0083】
以上により、信号源11から出力された映像信号及び音声信号を送信装置12から受信装置13に無線伝送し、受像装置14で受信し、出力できる。
【0084】
このとき、本実施例では、送信信号をFM変調して、1ビット量子化することでディジタルデータに変換し、ディジタルデータとして伝送し、伝送されたディジタルデータを直接的にFM復調して、送信信号を復調している。このため、送信信号を圧縮したり、パケット化したりする必要がないので、遅延を少なく、かつ、非常に簡単な構成で、ディジタル伝送することができる。
【0085】
また、本実施例によれば、送信信号をアナログ的に、連続して送信できるので、途中で一時的に信号が途絶えても映像、あるは音声にノイズが載る程度の僅かな影響があるだけで、MPEGやJPEGなどにより圧縮されたディジタルデータの伝送のように大きな乱れが発生することはない。
【0086】
なお、本実施例では、送信装置13と受信装置14との間の通信はディジタル伝送方式であり、かつ、IDにより通信対象が特定されているため、送信装置13と受信装置14との間の無線通信方式として、例えば、2.4GHz帯無線LANなど標準規格化された無線通信方式を採用することが可能である。
【0087】
また、本実施例では、アナログ映像信号及び音声信号の伝送を例に説明を行なったが、送信信号はこれに限定されるものではなく、アナログ/ディジタルいずれに信号でもよく、送信する信号に限定されるものではない。
【0088】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調した信号に対して1ビット量子化してディジタルデータを送信することにより、圧縮などの複雑な処理を行うことなく、ディジタルデータを送信でき、また、受信側ではディジタルデータを受信したディジタルデータを周波数変調方式により直接的に復調することにより、送信信号を復元できるため、送信側及び受信側でディジタルデータの圧縮・伸張などの複雑な処理が不要であるので、信号の伝送の遅延を最小限に留めることができるとともに、信号をアナログ的に連続して送信できるので、途中で一時的に信号が途絶えても、例えば、映像あるは音声などではノイズが載る程度の僅かな影響があるだけで、MPEGやJPEGなどにより圧縮されたディジタルデータの伝送時のデータの欠落時のように大きな乱れが発生することはなく、さらに、構成を簡略化できるため、コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】信号処理回路41のブロック構成図である。
【図3】ID挿入部223の動作説明図である。
【図4】混合器215の出力信号の周波数レイアウトである。
【図5】A/D変換部42のブロック構成図である。
【図6】A/D変換部42の動作波形図である。
【図7】D/A変換部51のブロック構成図である。
【図8】信号処理回路52のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 通信システム
11 信号源、12 送信装置、13 受信装置、14 受像装置
21、33 信号処理部、22 送信部、23、31 アンテナ
41、52 信号処理回路、42 A/D変換部
51 D/A変換部
223 ID挿入部、224 FM変調部
333 FM復調部、334 ID検出部
Claims (6)
- 送信装置から受信装置に送信信号をディジタル伝送する通信システムであって、
前記送信装置は、
周波数変調方式により前記送信信号に応じて搬送波を変調する変調手段と、
前記変調手段で周波数変調された信号を1ビット量子化するディジタル変換手段と、
前記ディジタル変換手段で変換されたディジタルデータを送信する送信手段とを有し、
前記受信装置は、
前記送信手段から送信されたディジタルデータを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信されたディジタルデータを周波数変調方式により復調する復調手段とを有することを特徴とする通信システム。 - 前記送信装置は、前記送信信号に識別情報を挿入する識別情報挿入手段を有し、
前記受信装置は、前記復調手段で復調された信号から前記識別情報挿入手段で挿入された前記識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
前記識別情報抽出手段で抽出された前記識別情報が予め設定された識別情報と一致したときに、前記信号の出力を許可し、不一致のときには、前記信号の出力を禁止する出力制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 送信信号をディジタル送信する通信装置であって、
周波数変調方式により前記送信信号に応じて搬送波を変調する変調手段と、前記周波数変調手段で周波数変調された信号を1ビット量子化するディジタル変換手段と、
前記ディジタル変換手段で変換されたディジタルデータを送信する送信手段とを有することを特徴とする通信装置。 - 前記送信信号に前記受信装置側で予め設定された識別情報を挿入する識別情報挿入手段を有することを特徴とする請求項3記載の通信装置。
- 周波数変調方式により送信信号に応じて搬送波を変調し、周波数変調された信号を1ビット量子化され、送信されたディジタルデータを受信する通信装置であって、
前記送信手段から送信された前記ディジタルデータを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信されたディジタルデータを周波数変調方式により復調し、元の送信信号を復元する復調手段とを有することを特徴とする通信システム。 - 前記復調手段で復調された信号から前記送信装置側で予め挿入された前記識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
前記識別情報抽出手段で抽出された前記識別情報が予め設定された識別情報と一致したときに、前記信号の出力を許可し、不一致のときには、前記信号の出力を禁止する出力制御手段とを有することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003051269A JP2004260708A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 通信システム及び通信装置 |
US10/779,415 US7359456B2 (en) | 2003-02-27 | 2004-02-13 | Communication system and communication device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003051269A JP2004260708A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 通信システム及び通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004260708A true JP2004260708A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=32905681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003051269A Pending JP2004260708A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 通信システム及び通信装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7359456B2 (ja) |
JP (1) | JP2004260708A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10873350B2 (en) * | 2017-03-06 | 2020-12-22 | Samsung Electronics Co.. Ltd. | Device for receiving broadcast signal, device for transmitting broadcast signal, and method therefor |
CN109581894B (zh) * | 2018-11-13 | 2021-06-15 | 苏州灵猴机器人有限公司 | 一种基于信号组合的高精度模拟量传输系统及方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8101199A (nl) * | 1981-03-12 | 1982-10-01 | Philips Nv | Systeem voor het kwantiseren van signalen. |
US5471209A (en) * | 1994-03-03 | 1995-11-28 | Echelon Corporation | Sigma-delta converter having a digital logic gate core |
US5579060A (en) * | 1995-03-15 | 1996-11-26 | Elbex Video, Ltd. | Data transmitter for selectively transmitting data to receivers via transmission lines switched on or over in synchronization with an external synchronizing signal |
US5812607A (en) * | 1996-02-01 | 1998-09-22 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for processing wideband data in a digital cellular communication system |
JPH1015245A (ja) | 1996-07-05 | 1998-01-20 | Kokusai Electric Co Ltd | データ伝送装置、ビデオゲーム機 |
EP0983569B1 (en) * | 1997-05-14 | 2003-09-24 | Btg International Limited | Enhanced identification system |
JPH11196070A (ja) * | 1997-12-27 | 1999-07-21 | Sony Corp | 送信装置、受信装置及び通信システム並びに通信方法 |
-
2003
- 2003-02-27 JP JP2003051269A patent/JP2004260708A/ja active Pending
-
2004
- 2004-02-13 US US10/779,415 patent/US7359456B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7359456B2 (en) | 2008-04-15 |
US20040170224A1 (en) | 2004-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5946047A (en) | Network system for handling digital data over a TV channel | |
WO1998041018A1 (en) | Network system using tv channel data transmission scheme | |
JP2003298917A (ja) | 無線撮像装置の制御方法 | |
US20040155961A1 (en) | Apparatus and method for controlling display of video camera signals received over a powerline network | |
JPH07297860A (ja) | 無線局装置 | |
US7359456B2 (en) | Communication system and communication device | |
KR19990081322A (ko) | 퍼스널 컴퓨터와 텔레비전의 인터페이스 장치 | |
JPH0583689A (ja) | 多重伝送方式およびその装置 | |
US20110321106A1 (en) | Transmitter, receiver, communication equipment, communication system, transmission method and reception method | |
JPH1051803A (ja) | 特殊効果カメラ | |
RU97114924A (ru) | Устройство, способ и система для телефонной аудиовизуальной конференц-связи | |
KR920008627B1 (ko) | 동작 검출 정보 송. 수신에 의한 텔레비젼 신호 처리 시스템 | |
US10015439B1 (en) | System for frequency modulation of high definition composite video broadcast signals in a wireless transmission environment and method thereof | |
KR100567576B1 (ko) | 디지탈 씨씨디 카메라의 무선 영상 신호 송신 장치 | |
JP2925825B2 (ja) | 放送方式変換装置 | |
JP2538129B2 (ja) | ディジタル化可聴帯域信号を含む送信装置・受信装置及び送受信システム | |
JPH08317251A (ja) | 映像信号伝送装置 | |
JP2003163645A (ja) | 無線通信装置 | |
JPH0576051A (ja) | 画像伝送装置 | |
JP3717700B2 (ja) | テレビジョンカメラ装置およびその装置における同期結合信号伝送方法 | |
JPH09163330A (ja) | 静止画像・音声多重装置、静止画像・音声多重装置用送信装置及び静止画像・音声多重装置用受信装置 | |
JP2000253378A (ja) | 信号伝送方式 | |
GB2330970A (en) | Bandwidth compression of a colour television signal | |
JPS5815996B2 (ja) | シユウハスウタジユウカテレビシンゴウデンソウシステム | |
JP2003018485A (ja) | 受信機及び受信方法 |