JP2004260592A - 4分割キートップスイッチ、入力装置、これを使用した電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セパレータ121sにより相互に不透明に90°に4分割された4分割キートップ121を有し、4分割キートップ121の各分割部には数字その他の符号を表示し、中央部にスイッチ接点部123を位置決め固定し、4分割キートップ121の各符号に対向してLED124を位置決め固定したプリント基板122を有し、重力検出センサを有し、重力検出センサの検出出力に基づいてLEDの一つを選択駆動し、スイッチ接点部は入力待ち状態とする4分割キートップスイッチ、入力装置、これを使用した電子機器。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、4分割キートップスイッチ、入力装置、これを使用した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図16を参照するに、これは電子機器である携帯電話端末の斜視図である。携帯電話端末1は、大別して液晶表装置より成る表示部11および押しボタン或いはキーボードを有する入力部12により構成されている(特許文献1参照)。この入力部12は、一般に、キートップ入力装置より成る。この携帯電話端末1は、図示されるが如き正立した左側の状態で使用される。これを右側に示される転倒した状態に姿勢を変更すると、入力部12を構成するキートップ入力装置はキートップの表示内容が転倒して極めて使いにくい状態となる。そして、電子機器が携帯電話端末1であると、表示部11を構成する液晶表示装置の液晶表示画面の表示内容も上下に転倒して見難くなる。
【0003】
そして、携帯電話端末1の表示部11の多くは長方形の表示画面を有してその縦横比を異にしている。通常は表示画面の長い方を縦方向にし、短い方を横方向にしている。表示される情報の内容の如何によっては、表示画面の縦横を逆にして使い勝手を良くしたいという場合もある。
以上のことから、この表示画面の表示内容の縦横を切り替える携帯電話端末1も開発されている。
【0004】
しかし、表示画面の表示内容の縦横を逆に切り替えるには、通常、入力部12に具備される切り替えボタンを操作する必要がある。そこで、この縦横の切り替えを自動切り替えする携帯電話端末1も開発されており、これはインターネットを介して特定の機能にリンクして自動切り替えを実行するものであるので、使用者が携帯電話端末1を持つ姿勢によっては使い難いことなる。更に、入力部12の押しボタン或いはキーボードの入力キーの配列は固定されているので、姿勢を変更した場合は、表示画面上のアイコンの操作以外は通常はできなくなる。
【0005】
また、従来の携帯電話端末1の構造は、上部に表示部11が配置され、下部に入力部12が配置されているので、情報入力操作時に上側の表示部11を把持する訳には行かず、指を深く曲げた状態で入力操作しなければならない上に、手が大きい人或いは高齢者にとって操作し難いものとなる。
【0006】
【特許文献1】特開2002−290529号 公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、この発明は、携帯電話端末の如き電子機器を把持する姿勢が変化してもキートップ表示の向きをこの変化に対応して変化させて入力操作を容易にする4分割キートップ入力装置、この4分割キートップ入力装置を構成する4分割キートップスイッチ、この4分割キートップ入力装置を電子機器に使用して表示部の表示の読み取りおよび入力部の入力操作を容易にした電子機器を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1:セパレータ121sにより相互に不透明に90°に4分割された4分割キートップ121を有し、4分割キートップ121の各分割部には数字その他の符号を表示し、中央部にスイッチ接点部123を位置決め固定し、4分割キートップ121の各符号に対向してLED124を位置決め固定したプリント基板122を有し、重力検出センサを有し、重力検出センサの検出出力に基づいてLEDの一つを選択駆動し、スイッチ接点部は入力待ち状態とする4分割キートップスイッチを構成した。
【0009】
そして、請求項2:表示部11と入力部12とを有する電子機器の入力装置において、4分割キートップスイッチを要素とする行列の数が3或いは4の入力部を具備し、行列の各アドレスに配列される4分割キートップスイッチは、セパレータ121sにより相互に不透明に90°に4分割された4分割キートップ121を有し、4分割キートップ121の各分割部には数字その他の符号を表示し、中央部にスイッチ接点部123を位置決め固定し、4分割キートップ121の各符号に対向してLED124を位置決め固定したプリント基板122を有し、重力検出センサを有し、重力検出センサの検出出力に基づいてLEDの一つを選択駆動し、スイッチ接点部は入力待ち状態とするものである入力装置を構成した。
【0010】
また、請求項3:請求項2に記載される入力装置において、入力部は4分割キートップ121の各分割部に表示される符号が正立した基本姿勢と、基本姿勢を時計方向に90°回動した90°回動姿勢と、基本姿勢を時計方向に180°回動した180°回動姿勢と、基本姿勢を時計方向に270°回動した270°回動姿勢とをとり、各姿勢における行列のそれぞれ共通するアドレスの4分割キートップの各分割部に数字その他の符号を配置した入力装置を構成した。
【0011】
ここで、請求項4:表示部11と入力部12を制御する入力表示部制御回路部2を具備し、入力表示部制御回路部2は姿勢判定部21、表示方向決定部23、表示駆動回路24を有し、ここで、姿勢判定部21は加速度センサ3から供給される検出信号に基づいて電子機器の姿勢を判定し、表示方向決定部23は姿勢判定部21の判定結果である姿勢信号を直接に入力してこれに対応する表示方向信号を決定し、表示駆動回路24は表示方向決定部23の出力する表示方向信号を入力し、これに対応する方向に表示部11および入力部12を駆動変更し、入力表示部制御回路部2は更に姿勢判定部21の判定結果である姿勢信号を一旦記憶する姿勢記憶部22を有し、姿勢記憶部22に記憶される直前の姿勢信号と、姿勢判定部21の判定結果である現在の姿勢信号とを入力し、これら両信号に基づいてこれに対応する表示方向信号を決定する電子機器を構成した。
【0012】
そして、請求項5:請求項4に記載される電子機器において、電子機器を携帯電話端末とした電子機器を構成した。
また、請求項6:請求項5に記載される電子機器において、4分割キートップスイッチを要素とする行列の数が3或いは4の入力部を具備し、行列の各アドレスに配列される4分割キートップスイッチは、セパレータ121sにより相互に不透明に90°に4分割された4分割キートップ121を有し、4分割キートップ121の各分割部には数字その他の符号を表示し、中央部にスイッチ接点部123を位置決め固定し、4分割キートップ121の各符号に対向してLED124を位置決め固定したプリント基板122を有し、加速度センサ3から供給される検出信号に基づいてLEDの一つを選択駆動し、スイッチ接点部は入力待ち状態とする4分割キートップスイッチより成る電子機器を構成した。
【0013】
更に、請求項7:請求項6に記載される電子機器において、入力部12は4分割キートップ121の各分割部の表面に表示される符号が正立した基本姿勢と、基本姿勢を時計方向に90°回動した90°回動姿勢と、基本姿勢を時計方向に180°回動した180°回動姿勢と、基本姿勢を時計方向に270°回動した270°回動姿勢において、各姿勢における行列のそれぞれ共通するアドレスの4分割キートップの各分割部に数字その他の符号を配置したものである電子機器を構成した。
また、請求項8:請求項4ないし請求項7の内の何れかに記載される電子機器において、表示部11は液晶表示装置より成り、重力方向に対応する姿勢信号を表示方向決定部より入力して表示画面の表示アドレスR、Cを変換することにより表示画像の向きを回転する電子機器を構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図を参照して説明する。
先ず、図1を参照するに、これは実施例のブロック図である。2は表示部11と入力部12を制御する入力表示部制御回路部全体を示す。入力表示部制御回路部2は、姿勢判定部21、姿勢記憶部22、表示方向決定部23、表示駆動回路24を示す。
ここで、入力部12を操作し、姿勢判定部21に対して携帯電話端末1から姿勢判定機能要否入力を供給する。姿勢判定機能要入力を供給すれば、姿勢判定部21は起動して入力表示部制御回路部2は判定動作を開始する。姿勢判定機能非入力を供給すれば、姿勢判定部21は起動せず、入力表示部制御回路部2は判定動作をしないので、携帯電話端末1は単なる通常の携帯電話端末として動作をする。
【0015】
姿勢判定部21は加速度センサ3から供給される検出信号に基づいて携帯電話端末1の姿勢を判定する。
表示方向決定部23は姿勢判定部21の判定結果である姿勢信号を直接に入力し、これに対応する適正な表示方向を示す表示方向信号を決定する。
表示駆動回路24は表示方向決定部23の出力する表示方向信号を入力し、これに対応する方向に表示部11および入力部を駆動変更する。
姿勢記憶部22は姿勢判定部21の判定結果である姿勢信号を一旦記憶する記憶部である。後で具体的に説明されるが、表示方向決定部23は、姿勢記憶部22に一旦記憶される直前の姿勢信号と、姿勢判定部21の判定結果である現在の姿勢信号とを入力し、これら両信号に基づいてこれに対応する適正な表示方向信号を決定する。
【0016】
図2を参照するに、これは図1の実施例に更に、増幅、零点調整部3’およびインターフェース回路25を付加した実質上図1の実施例と同様なものである。増幅、零点調整部3’は加速度センサ3の一部を構成し、使用に先立って予め加速度センサ3の増幅度を調整し、零点のずれを調整しておくところである。
図3を参照するに、これは実施例を概念的に説明する斜視図である。
図3(a)は携帯電話端末1の姿勢が通常の姿勢をとっているところを示している。図3(b)は携帯電話端末1の姿勢を図3(a)の姿勢から180°回動して通常の姿勢を転倒した姿勢を示している。しかし、図3(b)の携帯電話端末1は、転倒した姿勢にあっても、表示部11の表示画面の表示は転倒せず、この発明により正常な方向に正立せしめられている。入力部12についても、キートップの数字配列は正常な通常の配列を保持している。図3(c)は携帯電話端末1の姿勢を図3(a)の姿勢から90°回動して横転した姿勢を示している。しかし、図3(c)の携帯電話端末1は、横転した姿勢にあっても、表示部11の表示画面の表示は横転せず、この発明により正常な方向に正立している。入力部12についても、キートップの数字配列は正常な通常の配列を保持している。
【0017】
図4を参照するに、これは図3の実施例とほぼ等価の実施例である。
図4(a)の場合、図3(a)と比較して、表示部11および入力部12の設置位置が上下逆転して、表示部11が下側に配置され、入力部12が上側に配置されている。手が特に大きくて携帯電話端末1の大きな部分が手のひらに収まる様な場合、図4(a)の位置関係は親指による入力部12の操作を容易にする。図4(b)は携帯電話端末1の姿勢を図4(a)の姿勢から180°回動して通常の姿勢を転倒した姿勢を示している。これにより、図4(b)の姿勢にすることができる。図4(c)は携帯電話端末1の姿勢を図4(a)の姿勢から90°回動して横転した姿勢を示している。
【0018】
図5を参照するに、これは携帯電話端末に使用する4分割キートップスイッチの実施例を説明する図である。図5(a)は4分割した4分割キートップを示す図である。図5(b)は左から順に、4分割キートップスイッチを使用した携帯電話端末の姿勢イ、姿勢ロ、姿勢ハ、姿勢ニを示す図である。図5(c)は4分割キートップスイッチを分解して示した図である。
4分割キートップ121は、セパレータ121sにより相互に不透明に90°に4分割され、各分割部の表面には図示される通りの数字▲1▼、▲3▼、▲9▼、▲7▼が図示される通りに表示されている。この表示の仕方は後で説明する。ここで、この4分割された4分割キートップ121を有する4分割キートップスイッチを図(イ)の姿勢イの携帯電話端末1の入力部12の1行1列に配置して、1行1列に数字▲1▼を正立表示する。次いで、携帯電話端末1を正方向に90°回動して姿勢ロとすると、3行1列には数字▲7▼が正立表示される。以下、同様に姿勢ハにおいて3行3列に数字▲9▼が正立され、姿勢ニにおいて1行3列に数字▲3▼が正立される。4分割キートップスイッチは、図5(c)に示される如く、プリント基板122に接点部123とその周りに4分割キートップ121の各数字に対応してLED124を位置決めし、4分割キートップ121をLED124に各数字を対向させてに組み合わせたものより成る。
【0019】
図6を参照するに、これは表示部を構成する液晶表示装置の表示画像の向きを変更する仕方を説明する図である。
図6(b)に示される携帯電話端末1の表示部11の液晶表示画面は、図6(a)に示される表示部11を反時計方向に90°回転させたところを示す。しかし、図6(b)に示される表示部11の表示画像の向きは、この発明により、重力方向に対応する姿勢信号を表示方向決定部より入力して時計方向に90°回転させられ、正立せしめられている。これは、携帯電話端末1にロードされる駆動ソフトウェアを含む駆動回路を介して、重力方向に対応する姿勢信号により表示アドレスR、Cを変換することにより実行することができる。即ち、図6(a)におけるローアドレスR1、R2、R3、・・・、R9、・・・をカラムアドレスC1、C2、C3、・・・、C9、・・・に変換する。そして、カラムアドレスC1、C2、C3、・・・、C9、・・・を、ローアドレス・・・・R9、・・・、R3、R2、・・・、R1に変換する。
【0020】
図7を参照するに、これは姿勢の決定の仕方を説明する図である。
▲1▼ X、Y、Zの何れの軸が上向き軸であるかを3軸加速度センサの検出出力に基づいて決定する。出力の絶対値の大きい軸を上向き軸と判定する。
▲2▼ 上向き軸の極性を判断する。出力大なり:0なら上向き、出力小なり:0なら下向きと判断する。
▲3▼ 水平を判断する。絶対値Z大なり:0.8Gで、且つ絶対値X或いは絶対値Y小なり:0.2Gの場合、水平状態にあると判断する。
▲4▼ 上向き軸がX軸であるか、或いはY軸であるかを記憶する。
▲5▼ 図7(c)の表を参照して姿勢を決定する。
【0021】
図8および図9を参照するに、これは水平時の表示方向決定の仕方を説明する図である。図8において、(a)(イ)の表示モードAを(b)(イ)の通りに傾斜して水平にした場合、表示モードAを維持していると判断される。図8において、(a)(ロ)の表示モードBを(b)(ロ)の通りに傾斜して水平にした場合、表示モードBを維持していると判断される。
図9において、(a)(ロ)の表示モードBを(c)(ハ)の通りに傾斜して水平にし、水平面で回転しても表示モードDを維持している。そのまま、一旦立てると(ニ)の表示モードAとなり、そのまま(c)(ニ)の通りに傾斜して水平にした場合、(ハ)の右端と同じ姿勢にもかかわらず、表示モードAを維持している。(ハ)と(ニ)は一連の動きで、同じ姿勢でも経緯が異なると違う表示を維持することを示している。
【0022】
図10を参照するに、これは静電容量型加速度センサを説明する図である。
この加速度センサに重力が印加され、振り子である中央電極は支点であるヒンジで下向きに屈曲変位する。これにより、下部電極と中央電極との間の距離は減少すると共に、上部電極と中央電極との間の距離は増大する。これを静電容量電圧変換回路についてみると、下部電極と中央電極との間の静電容量は増大する一方、上部電極と中央電極との間の静電容量は減少する。この静電容量の変化に起因して発振器からバッファを介して差動増幅器に入力される信号が変化し、結局静電容量の変化を電気信号の変化として重力の方向を認識することができる。
【0023】
図11を参照するに、これは3軸加速度センサを説明する図である。
X固定電極の対とY固定電極の対は、それぞれの電極の可動電極との間の容量差を電気信号に変換して入力加速度とするものであり、X固定電極対はY軸を入力軸としてY軸に関する回動運動を検出することができる。Y固定電極対はX軸を入力軸としてX軸に関する回動運動を検出することができる。また、Z固定電極は、可動電極との間の容量変化を電気信号に変換してZ軸方向の入力加速度とするものであり、Z軸方向の運動を検出することができる。
【0024】
図12を参照して説明する。これは4分割キートップの符号配列の決定の仕方および入力部の4分割キートップスイッチの配列の仕方を説明する図である。
携帯電話端末1の各姿勢における符号の正立した望ましい適正な4分割キートップスイッチの4分割キートップの配列状態を示すと、これは(a)、(b)、(c)、(d)の最も上側に示される配列である。特に、(a)に示される姿勢を「基本姿勢」と称して、以下、説明する。
【0025】
・(a)の基本姿勢の場合は、そのままの4分割キートップスイッチの配列が適正である。
・(b)の姿勢の場合は、適正な(イ)の姿勢を反時計方向に90°回動して「基本姿勢」に戻してみる。ここで、「基本姿勢」における1行1列のアドレスの4分割キートップスイッチが1の他に、(b)(ロ)の回動姿勢における1行1列のアドレスの3をも表示するものであるとすると、回動前の(b)(イ)における1行1列のアドレスの4分割キートップスイッチの1を対応するLED124を選択駆動して照射することによりこれを表示することができる。
【0026】
・(c)の姿勢の場合は、適正な(イ)の姿勢を反時計方向に2回だけ(イ)(ロ)の順に90°づつ回動して「基本姿勢」に戻してみる。ここで、「基本姿勢」における1行1列のアドレスの4分割キートップスイッチが1、3の他に、(c)(ハ)の回動姿勢における1行1列のアドレスの6をも更に表示するものであるとすると、回動前の(c)(イ)における1行1列のアドレスの4分割キートップスイッチの6を対応するLED124を選択駆動して照射することによりこれを表示することができる。
【0027】
・(d)の姿勢の場合は、適正な(イ)の姿勢を反時計方向に3回だけ(イ)(ロ)(ハ)の順に90°づつ回動して「基本姿勢」に戻してみる。ここで、「基本姿勢」における1行1列のアドレスの4分割キートップスイッチが1、3および6の他に、(d)(ニ)の回動姿勢における1行1列のアドレスの7をも更に表示するものであるとすると、回動前の(d)(イ)における1行1列のアドレスの4分割キートップスイッチの7を対応するLED124を選択して照射することによりこれを表示することができる。
【0028】
・ 結局、「基本姿勢」における1行1列のアドレスの4分割キートップスイッチとして、図12の1行1列のアドレスに示される4分割キートップスイッチを位置決め配列することにより、(a)、(b)、(c)、(d)の最も上側に示される何れの姿勢の1行1列のアドレスに1を選択照射することができる。
【0029】
・ 以上の説明は、入力部12の1行1列のアドレスに示される4分割キートップスイッチについてなされたが、他の何れのアドレスの4分割キートップスイッチも、同様な操作を(a)、(b)、(c)、(d)の最も上側に示される配列の4分割キートップスイッチに施すことにより構成することができる。これにより、4分割キートップスイッチの4分割キートップの必要な照射表示を全て上の行とすることができる。これらを分かり易く示すと、図13(a)、(b)、(c)、(d)に示される通りになる。
【0030】
図14を参照して説明するに、これは図12とは異なる4分割キートップの符号配列の決定の仕方および入力部の4分割キートップスイッチの配列の仕方を説明する図である。この実施例の場合、4分割キートップスイッチの4分割キートップの必要な照射表示を全て、常に下の行になる例である。4分割キートップスイッチの構成は(a)、(b)、(c)、(d)の最も上側に示される配列の4分割キートップスイッチに、図12により説明された操作と同様の操作を施すことにより実施することができる(・注 図14と図12はキー配列を一つにまとめるところが相違しており、図14を削除しないで残しておきたい)。
【0031】
図15を参照するに、これは4分割キートップスイッチの行列の数が異なる12個の場合であるが、これも先の説明とほぼ同様にして構成することができる。
【0032】
【発明の効果】
上述した通りであって、この発明によれば、電子機器が一例として携帯電話端末である場合、これが如何なる姿勢にあっても、表示画面の表示内容の表示方向および入力部の押しボタン或いはキーボードの入力キーの配列がほぼ同一に保持されるところから、表示部の表示の読み取りおよび入力部の入力操作が容易になる。
そして、入力部の押しボタン或いはキーボードが表示部の表示画面の上側に位置しても、これに対応して表示画面の表示内容および入力部の押しボタン或いはキーボードの表示が適正に変更されるので、入力時に表示部を保持して入力操作をすることができ、入力操作が安定化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブロック図。
【図2】図1の実施例に更なる構成を付加した実施例のブロック図。
【図3】実施例の斜視図。
【図4】他の実施例の斜視図。
【図5】4分割キートップスイッチの実施例を説明する図。
【図6】表示部の実施例を説明する図。
【図7】姿勢の決定の仕方を説明する図。
【図8】水平時の表示方向の決定の仕方を説明する図。
【図9】図8の続き。
【図10】静電容量型加速度センサを説明する図。
【図11】3軸加速度センサを説明する図。
【図12】4分割キートップの符号配列の決定の仕方、および入力部の4分割キートップスイッチの配列の仕方を説明する図。
【図13】携帯電話端末における4分割キートップスイッチの配列を大きく示す図。
【図14】他の4分割キートップの符号配列の決定の仕方、および入力部の4分割キートップスイッチの配列の仕方を説明する図。
【図15】4分割キートップスイッチの行列の数の異なる12個の場合を示す図。
【図16】従来例の斜視図。
【符号の説明】
11 表示部 12 入力部
2 入力表示部制御回路部 21 姿勢判定部
22 姿勢記憶部 23 表示方向決定部
24 表示駆動回路 3 加速度センサ
Claims (8)
- セパレータにより相互に不透明に90°に4分割された4分割キートップを有し、4分割キートップの各分割部には数字その他の符号を表示し、
中央部にスイッチ接点部を位置決め固定し、4分割キートップの各符号に対向してLEDを位置決め固定したプリント基板を有し、
重力検出センサを有し、
重力検出センサの検出出力に基づいてLEDの一つを選択駆動し、スイッチ接点部は入力待ち状態とすることを特徴とする4分割キートップスイッチ。 - 表示部と入力部とを有する電子機器の入力装置において、
4分割キートップスイッチを要素とする行列の数が3或いは4の入力部を具備し、
行列の各アドレスに配列される4分割キートップスイッチは、セパレータにより相互に不透明に90°に4分割された4分割キートップを有し、4分割キートップの各分割部には数字その他の符号を表示し、中央部にスイッチ接点部を位置決め固定し、4分割キートップの各符号に対向してLEDを位置決め固定したプリント基板を有し、重力検出センサを有し、重力検出センサの検出出力に基づいてLEDの一つを選択駆動し、スイッチ接点部は入力待ち状態とすることを特徴とする入力装置。 - 請求項2に記載される入力装置において、
入力部は4分割キートップの各分割部に表示される符号が正立した基本姿勢と、基本姿勢を時計方向に90°回動した90°回動姿勢と、基本姿勢を時計方向に180°回動した180°回動姿勢と、基本姿勢を時計方向に270°回動した270°回動姿勢とをとり、各姿勢における行列のそれぞれ共通するアドレスの4分割キートップの各分割部に数字その他の符号を配置したことを特徴とする入力装置。 - 表示部と入力部を制御する入力表示部制御回路部を具備し、入力表示部制御回路部は、姿勢判定部、表示方向決定部、表示駆動回路を有し、
ここで、姿勢判定部は加速度センサから供給される検出信号に基づいて電子機器の姿勢を判定し、
表示方向決定部は姿勢判定部の判定結果である姿勢信号を直接に入力してこれに対応する表示方向信号を決定し、
表示駆動回路は表示方向決定部の出力する表示方向信号を入力し、これに対応する方向に表示部および入力部を駆動変更し、
入力表示部制御回路部は更に姿勢判定部の判定結果である姿勢信号を一旦記憶する姿勢記憶部を有し、姿勢記憶部に記憶される直前の姿勢信号と、姿勢判定部の判定結果である現在の姿勢信号とを入力し、これら両信号に基づいてこれに対応する表示方向信号を決定することを特徴とする電子機器。 - 請求項4に記載される電子機器において、
電子機器を携帯電話端末としたことを特徴とする電子機器。 - 請求項5に記載される電子機器において、
4分割キートップスイッチを要素とする行列の数が3或いは4の入力部を具備し、
行列の各アドレスに配列される4分割キートップスイッチは、セパレータにより相互に不透明に90°に4分割された4分割キートップを有し、4分割キートップの各分割部には数字その他の符号を表示し、中央部にスイッチ接点部を位置決め固定し、4分割キートップの各符号に対向してLEDを位置決め固定したプリント基板を有し、加速度センサから供給される検出信号に基づいてLEDの一つを選択駆動し、スイッチ接点部は入力待ち状態とする4分割キートップスイッチより成ることを特徴とする電子機器。 - 請求項6に記載される電子機器において、
入力部は、4分割キートップの各分割部の表面に表示される符号が正立した基本姿勢と、基本姿勢を時計方向に90°回動した90°回動姿勢と、基本姿勢を時計方向に180°回動した180°回動姿勢と、基本姿勢を時計方向に270°回動した270°回動姿勢において、各姿勢における行列のそれぞれ共通するアドレスの4分割キートップの各分割部に数字その他の符号を配置したものであることを特徴とする電子機器。 - 請求項4ないし請求項7の内の何れかに記載される電子機器において、
表示部は液晶表示装置より成り、重力方向に対応する姿勢信号を表示方向決定部より入力して表示画面の表示アドレスを変換することにより表示画像の向きを回転することを特徴とする電子機器。
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