JP2006107031A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報・コマンド検索機能における操作性が良好で、簡便に所望の情報・コマンドを検索することができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】保存管理する情報や各種のコマンド機能等を表示する表示部4と、ユーザー接触点の座標入力が可能な平面型の入力操作部とを備える情報処理装置1であって、ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて文字や記号等からなる特定のイニシャルの入力を判断し、前記入力されたイニシャルに対応付けされた情報を表示部4に出力表示する。
【選択図】図1
【解決手段】保存管理する情報や各種のコマンド機能等を表示する表示部4と、ユーザー接触点の座標入力が可能な平面型の入力操作部とを備える情報処理装置1であって、ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて文字や記号等からなる特定のイニシャルの入力を判断し、前記入力されたイニシャルに対応付けされた情報を表示部4に出力表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示部とタッチパネル式の入力操作部を有する情報処理装置に関する。
従来から、携帯電話、個人情報端末(PDA:Personal Degital Assistant)、HDミュージックプレーヤ等の各種の情報処理装置として、円盤状のタッチパネル(タッチホイール)やタッチパネル等の平面型の入力操作部を有する情報処理装置が市場に流通している。
このような情報処理装置においては、その表示部に必要な情報を出力させるべく、前記平面型の入力操作部を操作することにより、各種操作を選択したり、あるいは必要な情報を入力する構成とされている。
そして、前記各種の情報処理装置においては、軽量化、小型化、処理可能な情報量、操作性、デザイン等が購買の獲得のための重要なファクタであり、同時に、開発・改良のポイントとなっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、処理可能な情報量が多くなるとユーザーがそれらの情報の中から所望の情報を簡便に検索することが困難であったり、あるいは、様々な操作の中から所望の操作を選択する場合に該操作の選択画面を表示させることが困難である等、情報・コマンド検索機能における操作性の面で問題が生じることがあった。
例えば、前記入力操作部としてタッチホイールを備えるHDミュージックプレーヤに数千曲分の再生用データが保存されており、その中の1曲を検索して再生しようとする場合、前記タッチホイールのホイールを指で回転させる操作を行い、曲目の画面をスクロールさせて、前記表示部に所望の曲名を表示し、該曲名を選択した状態で前記タッチホールの押圧操作を行い、該曲名の選択を決定するといった一連の操作を要し、多くの曲名の中から1つの曲名を判別しつつ、スクロール操作を行わねばならず、操作が煩雑であった。このことは、表示部の画面に曲名がアルファベットのA〜Z順に羅列表示されている場合も同様であり、例えば、「し」の音から始まる曲名を検索する場合に、「S」の項目にソートされている該曲名を表示部に表示させるためには、かなり多くのスクロール動作が必要となることに変わりはない。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、情報・コマンド検索機能における操作性が良好で、簡便に所望の情報・コマンドを検索することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置の特徴は、保存管理する情報や各種のコマンド機能等を表示する表示部と、ユーザー接触点の座標入力が可能な平面型の入力操作部とを備える情報処理装置であって、ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて文字や記号等からなる特定の文字あるいは記号の入力を判断し、前記入力された文字あるいは記号に対応付けされた情報を表示部に出力表示することにある。
また、本発明に係る別の情報処理装置の特徴は、保存管理する情報や各種のコマンド機能等を表示する表示部と、ユーザー接触点の座標入力が可能な平面型の入力操作部とを備える情報処理装置であって、前記入力操作部内に、前記表示部に出力表示されている画面を操作するための補助操作領域を備えるとともに、ユーザー接触点の走査軌跡が前記補助操作領域内にとどまる場合には、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて所定の補助操作の選択を判断するとともに、該選択された補助操作を実現し、ユーザー接触点の走査軌跡が前記補助操作領域の内外に亘って入力されたものである場合には、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて文字や記号等からなる特定の文字あるいは記号の入力を判断し、該入力された文字あるいは記号に対応付けされた情報を表示部に出力表示することにある。
そして、前述のいずれの情報処理装置においても、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づく判断において、連続する2つのユーザー接触点間の走査が所定時間内に実行されている場合には、単一の文字あるいは記号の入力と判断することを特徴とする。
また、前記入力操作部には、該入力操作部が区分された、該情報処理装置の各種操作機能を変更するための変更操作領域が設けられていることを特徴とする。
さらには、ユーザーの押圧操作を触感としてユーザーへフィードバックさせるためのフィードバック機能を備えることを特徴とする。
またさらには、前記対応付けされた情報は、該情報処理装置内に再生可能に保存された音楽データに関する情報であることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置によれば、ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて文字や記号等からなる特定の文字あるいは記号の入力が判断され、前記入力された文字あるいは記号に対応付けされた情報が表示部に出力表示されるので、情報・コマンド検索機能における操作性が良好となり、簡便に所望の情報・コマンドを検索することが可能となる。
また、ユーザー接触点の座標入力が可能な平面型の入力操作部内に、表示部に出力表示されている画面を操作するための補助操作領域を配設し、ユーザー接触点の走査軌跡が前記補助操作領域内にとどまる場合には、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて所定の補助操作の選択が判断され、該選択された補助操作が実現され、ユーザー接触点の走査軌跡が前記補助操作領域の内外に亘って入力されたものである場合には、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて文字や記号等からなる特定の文字あるいは記号の入力が判断され、該入力された文字あるいは記号に対応付けされた情報が表示部に出力表示されるので、情報・コマンド検索機能における操作性が良好となり、簡便に所望の情報・コマンドを検索することが可能となる。
そして、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づく判断において、連続する2つのユーザー接触点間の走査が所定時間内に実行されている場合に、単一の文字あるいは記号の入力と判断されるので、入力・判断可能な文字あるいは記号が一筆書き状の文字あるいは記号に限定されなくなるため、入力判断可能な文字あるいは記号の種類を増やすことができ、操作性や使用感を向上させることができる。
また、前記入力操作部に、該情報処理装置の各種操作機能を変更するための変更操作領域を形成することにより、該変更操作領域内にユーザー接触点を判別した場合に、該情報処理装置の各種操作機能を変更する制御を行うようにすることで、従来の情報処理装置の操作ボタン等の配設を省略することができ、デザイン的にもシンプルになり、操作性や使用感を向上させることができる。
さらには、ユーザーへフィードバックさせるためのフィードバック機能を配設することにより、ユーザーは押圧操作を触感として実感することで入力操作を確実に行うことが可能となり、操作性や使用感を向上させることができる。
またさらには、前記対応付けされた情報を該情報処理装置内に再生可能に保存された音楽データに関する情報とすることで、例えば、該情報処理装置が多くの曲数を保存管理するHDミュージックプレーヤである場合においても、情報・コマンドの検索が簡便にできる操作性の良好なものとなる。
以下、本発明の情報処理装置の一実施形態としてのHDミュージックプレーヤ(以下、プレーヤという。)について図面に示す実施形態により説明する。
本実施形態のプレーヤ1は、音楽データを該プレーヤ1内に保存し、音として再生出力するための各装置の他、図1に示すように、該音楽データに関する情報やコマンド選択画面等を表示する表示装置2と、キャラクタ(文字や記号など)や操作命令等の情報・コマンドを入力するための入力装置3とをその筐体1a内に有している。
前記表示装置2は、少なくとも入力操作により得られる入力情報の表示を行うためのものであり、表示装置2には情報の表示を行う表示部(表示領域)4を備えた表示パネル5が用いられている。そして、本実施形態におけるプレーヤ1は、前記表示部4に、後述する入力装置3の入力操作部6におけるユーザーが押圧操作した点状のポイント(以下、ユーザー接触点)と同一の位置関係で表示することができるように形成されている。なお、前記表示パネル5としては、液晶表示パネル、有機ELパネルなどの従来公知の各種のものから設計コンセプトなどの必要に応じて選択使用可能であり、前記表示装置2による表示としては、モノクロ表示、マルチカラー表示、フルカラー表示などから装置の仕様や設計コンセプトなどの必要に応じて選択可能である。
前記入力装置3は、情報の入力に用いるためのものであり、本実施形態の入力装置3には、図1に示すように、ユーザー接触点の座標入力が可能な平面型のタッチパネル7が用いられており、該タッチパネル7の表面が前記入力操作部(入力領域)6となる。前記タッチパネル7としては、静電容量式センサあるいは感応式センサを備えた構成のものを例示することができる。
ここで、一方の静電容量型のセンサとしては、Ag(銀)系ペーストで形成されたX方向検出電極とY方向検出電極とが、絶縁性を有しかつ所定の誘電率を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)などで形成された樹脂シートの上下にマトリックス状に対向させられており、この樹脂シートを導電パターンが形成された基板上に配置し、前記各電極を前記基板に形成された導電パターンに接続するような構成のものを例示できる。このような構成からなる静電容量型のセンサによれば、センサの表面に指などの誘電体が触れることで、触れた位置においてX方向検出電極とY方向検出電極との間の静電容量が変化し、その結果X−Y座標上での入力が可能とされている。
他方の感圧式センサとしては、XおよびY方向に電位差が与えられた抵抗体と前記抵抗体に対向する導電体とを有する構成のものを例示できる。このような構成からなる感圧式センサによれば、センサの表面をペンや指などで押されることで、導電体と抵抗体とが接触させられて抵抗値が変化し、座標を入力することが可能とされている。
そして、本実施形態のプレーヤ1における前記入力操作部6には、該入力操作部6の中央エリアに、図1において破線で示すような矩形状とされ、前記表示部4に出力表示されている画面に対する各種操作を行うための補助操作領域9を備えている。本実施形態において、前記補助操作領域9は、その四隅に目印となる点10が示されており、ユーザーがこの4つの点10を結んだ矩形状のエリアを想定することで、該補助操作領域9を認識可能とされている。
本実施形態においては、補助操作領域9は、従来の構成のプレーヤ1における縦・横のスクロールボタンに代えて配設されており、後述する制御装置15の制御により、たとえば、該補助操作領域9内において、前記ユーザー接触点の軌跡が上から下へ移動するものであった場合には、表示画面を上方向へ縦スクロールさせ、逆に、前記ユーザー接触点の軌跡が下から上へ移動するものであった場合には、表示画面を下方向へ縦スクロールさせる制御を行い、該補助操作領域9内において、前記ユーザー接触点の軌跡が左から右へ移動するものであった場合には、表示画面を右方向へ横スクロールさせ、逆に、前記ユーザー接触点の軌跡が右から左へ移動するものであった場合には、表示画面を左方向へ横スクロールさせるといった制御を行うように構成されている。
さらに、前記入力操作部6には、該入力操作部6内における上下左右の4カ所に、前記入力操作部6の一部を区画して、該プレーヤ1の各種操作機能を変更するための変更操作領域11を備えている。
この変更操作領域11は、従来の構成のプレーヤ1における押しボタン等に代えて配設されており、たとえば、図1に示すように、入力操作部6内の上下中央および左右中央の4カ所に前記変更操作領域11を形成し、それぞれの変更操作領域11内にユーザー接触点を点状で認識した場合の各種操作を関連づけしておき、後述する制御装置15において、それぞれの変更操作領域11内のユーザー接触点の認識を契機に、それぞれの操作を実行させる制御を行うように構成されている。
たとえば、後述する制御装置15の制御により、入力操作部6内の上部中央に形成された変更操作領域11内にユーザー接触点を点状で認識した場合にはボリュームをUPし、入力操作部6内の下部中央に形成された変更操作領域11内にユーザー接触点を点状で認識した場合にはボリュームをダウンさせ、入力操作部6内の右手中央に形成された変更操作領域11内、あるいは、入力操作部6内の左手中央に形成された変更操作領域11内にユーザー接触点を点状で認識した場合には、該プレーヤ1内に保存している音楽のジャンル別、曲名のアルファベット順、アーティスト別等、前記入力操作部6の表示画面に出力する設定を変更するための画面を切り替えて表示させる等、様々なプレーヤ1の現在の環境設定を変更操作するための切替手段として用いる。
このように構成された本実施形態のプレーヤ1においては、従来のプレーヤー1の操作ボタン等の配設を省略することができ、デザイン的にもシンプルになり、操作性や使用感の優れたものとなる。
また、本実施形態のプレーヤ1には、前記タッチパネル7の押圧操作を触感として該ユーザーへフィードバックさせるための図示しないフィードバック機能を備えている。
前記フィードバック機能としては、たとえば、前記入力装置3において、前記タッチパネル7の背面側に配設された可撓性を有するシート状に形成されるとともに、震動源となる複数のアクチュエータを配列することにより形成された振動付与手段を例示することができる。
この振動付与手段について、さらに説明すれば、本実施形態の振動付与手段は、例えば、ポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレートなどの絶縁性を有する素材により形成された平板状の可撓性および透明性を有する上下一対の基板が間隔をおいて相互に平行に配設されており、下基板の上面には、アクリル、シリコーンなどの弾性低誘電体からなる弾性低誘電体層が設けられている。前記弾性低誘電体層と上基板との相互間には、ITO(インジウム・スズ酸化物)などの透明導電膜からなる電極が全体としてストライプ状をなすように所定の間隔をおいて配列されている。これらの電極は、隣接する電極間で電位差を有するようにして配置されている。また、各電極は、図示しない外部駆動回路と電気的に接続されており、制御装置15から送出される制御指令に基づいて各電極に対する通電制御がなされるように構成されている。
また、前記各電極の相互間には、両側面が電極に接触するとともに、下面が弾性低誘電体層と接触し、上面が上基板の下面と隙間をおいて配置され、電歪効果によって振動する絶縁層が配設されている。
そして、前記振動付与手段は、タッチパネル7の表面側をユーザーが指などで押し込んだときに、その押圧力により、操作(押圧)箇所がタッチパネル7とともに下方に向けて厚さ方向に変位し、タッチパネル7の表面に対する押圧力を解除した場合には、元の状態に復帰するように構成されている。
また、前記アクチュエータの駆動にともなう電極の振動により、可聴音域の音を発生させる音発生装置を配設し、ユーザーの押圧操作に対するフィードバックを振動のみでなく、音で行うことも可能となる。
このように、振動や音によるフィードバック機能を配設することにより、ユーザーは押圧操作を触感として実感することができるので入力操作を確実に行うことができ、操作性や使用感を向上させることができる。
そして、本実施形態のプレーヤ1には、図2に示すように、各部の動作を司るための制御装置15が設けられている。
この制御装置15には、少なくとも前記表示装置2およびフィードバック機能を含む入力装置3が電気的に接続されている。
前記制御装置15は、少なくともCPUと、適宜な容量のROM、RAMなどにより形成されたメモリ(いずれも図示せず)を有している。そして、本実施形態のメモリには、少なくとも入力装置3のタッチセンサに対する接触操作により押圧検出および座標検出を行い、その結果得られたユーザー接触点に基づき、その入力情報を判別し、必要な制御を実行するために必要なプログラムおよびデータが記憶されるようになっている。
具体的には、本実施形態においては、ユーザー接触点の走査軌跡が前記補助操作領域9内にとどまる場合には、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて所定の補助操作の選択を判断するとともに、該選択された補助操作を実現し、ユーザー接触点の走査軌跡が前記補助操作領域9の内外に亘って入力されたものである場合には、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて特定のイニシャル(文字または記号)の入力を判断し、該入力されたイニシャルに対応付けされた情報を表示部4に出力表示するプログラムが記憶されているとともに、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づく判断において、連続する2つのユーザー接触点間の走査が所定時間内に実行されている場合、すなわち、入力操作部6へのユーザーの指などが接触したユーザー接触点が所定時間内に移動したと検知された場合には、単一のイニシャルの入力と判断するプログラムが記憶され、これらが走査軌跡制御部として機能するように構成されている。
さらに、本実施形態においては、前記ユーザー接触点における入力情報に基づき、前記振動付与手段を構成するアクチュエータのうちの一部を駆動させるために必要なフィードバック制御用のプログラムが記憶されており、フィードバック制御部として機能するように構成されている。
またさらに、前記メモリには、電源投入時のイニシャライズ動作を行うプログラムなどの各種のプログラムや、表示を実行する際に必要なデータ、音楽データ入力手段により得られた再生用の音楽データなどの各種のデータ、前記入力装置3より入力されるキャラクタの個々と対応付けされて前記表示画面に出力される各種情報(対応情報)などが記憶されるようになっている。
このような構成を有する本実施形態のプレーヤ1においては、ユーザーは、前記表示部4の画面を見ながら、前記入力操作部6の所定位置をポイントで押圧するか(ポイント入力)、または前記補助操作領域9内において押圧しながら走査させたり(補助操作入力)、あるいは、前記補助操作領域9の内外に亘る軌跡を以て所望の情報と対応付けされた所定のイニシャルを入力する(イニシャル入力)。
これにより、本実施形態のプレーヤ1においては、前記制御装置15により、ユーザーによる前記ポイント入力がされた場合には、選択された操作を実行させ、前記補助操作入力がされた場合には、指示された補助操作を実行させ、そして、前記イニシャル入力がされた場合には、入力されたイニシャルに予め対応付けされた情報を表示部4に出力表示する制御を行う。
図3は、本実施形態のプレーヤ1によるユーザーが入力操作部6から入力したコマンドを実行するためのフローチャートであり、前記制御装置15における制御を具体的に示すものである。
前述のように、本実施形態のプレーヤ1においては、ユーザーは前記入力操作部6を区分して形成された各変更操作領域11のうち、所望の操作を行う領域内をポインティング(押圧操作)するポイント入力、前記入力操作部6内の中央エリアに形成された補助操作領域9内において、ユーザー接触点を移動させ、走査軌跡をもって所望の指示を行う補助操作入力、および、前記補助操作領域9とそれ以外の領域とを跨ぎ超える走査軌跡で、所望の情報の表示内容に対応付けて予め定められたイニシャルを入力するイニシャル入力の3種類の入力方法により、該各種操作を入力するものとされている。
そして、ユーザーによる表示部4の押圧操作を検出すると、まず、ステップST01において、入力操作部6の押圧動作により検出したユーザー接触点について、ポイントでの入力(ポイント入力)か、走査軌跡を有するもの(補助操作入力またはイニシャル入力)かの判断をする。
このとき、前記ステップST01の判断がポイント入力であるとの判断のYESの場合には、つぎのステップST02に進行し、ステップST02において、該ユーザー接触点に対応する選択操作を判断し、続くステップST03において、かかる選択操作を実行する。
たとえば、表示部4の表示画面に異なる5曲のタイトルが縦スクロール可能に表示されている場合であって、該ユーザー接触点が上から2番目に表示された曲名上のポイントにあるとき、すなわち、走査軌跡を有さないものであるときは、前記ステップST01でポイント入力であることを判断し、続くステップST02で該ユーザー接触点に対応する選択動作として該曲の再生が選択されたと判断し、そして、ステップST03において、前記曲の再生を実行する。
あるいは、図4に示すように、前記入力操作部6内の上部中央に形成された変更操作領域11内にユーザー接触点を点状で認識した場合には、ボリュームをUPする。
また、前記ステップST01の判断が、ポイント入力ではないとの判断のNOの場合には、次のステップST04で走査軌跡を取得し、続く、ステップST05で、該走査軌跡が前記補助操作領域9内のみにおける走査(補助操作入力)であるか否かを判断する。
このとき、前記ステップST05の判断が補助操作入力であるとの判断のYESの場合には、つぎのステップST06に進行し、ステップST06において、該走査軌跡が指示する補助操作、つまり、前述した本実施形態の場合、表示画面のスクロールとその方向を判断し、続くステップST07において、かかる補助操作を実行する。
たとえば、図5に示すように、該補助操作領域9内において、前記ユーザー接触点の軌跡が上から下へ移動するものであった場合には、表示画面のスクロール操作が指示されていると判断し、表示画面を上方向へ縦スクロールさせる。
また、前記ステップST05の判断が補助操作入力ではないとの判断のNOの場合には、つぎのステップST08に進行し、ステップST08において、キャラクタを認識し、続くステップST09において、認識したキャラクタと対応付けされて前記メモリに保管されている対応情報を表示する。
たとえば、該補助操作領域9を逸脱する走査軌跡が検出された場合、入力されたキャラクタを認識し、認識したキャラクタと対応付けされて前記メモリに保管されている対応情報を表示する。図6に示すように、ユーザーにより「E」のアルファベットからなるキャラクタがその入力操作部6に入力された場合には、「E」に対応づけられた曲名、アーティスト名等の音楽データの一覧が瞬時に前記表示画面に表示されるといった制御をすることが可能となる。
なお、前記キャラクタとしては、アルファベット等の文字や記号などのイニシャルを使用可能であるが、本来であれば、走査軌跡を簡便に検出するためには、一筆書きが可能なキャラクタであることが望ましい。しかしながら、前述のように、前記メモリに、ユーザー接触点の走査軌跡に基づく判断において、連続する2つのユーザー接触点間の走査が所定時間内に実行されている場合、すなわち、入力操作部6へのユーザーの指などが接触したユーザー接触点が所定時間内に移動したと検知された場合には、単一のイニシャルの入力と判断するプログラムを記憶させることにより、入力・判断可能なイニシャルが一筆書き状のイニシャルに限定されなくなるため、入力判断可能なイニシャルの種類を増やすことができ、操作性や使用感を向上させることができる。
このようにしてユーザーが前記入力操作部6を利用して入力した指示や選択に応じ、プレーヤ1の各種操作を制御する本実施形態のプレーヤ1においては、ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて文字や記号等からなる特定のイニシャルの入力が判断され、前記入力されたイニシャルに対応付けされた情報が即時に表示部4に出力表示されるので、従前のような情報検索のために画面スクロールが煩雑になるようなことを回避することができ、情報・コマンド検索機能における操作性が良好となり、簡便に所望の情報・コマンドを検索することが可能となる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
たとえば、前述の実施形態においては、入力操作部6内に補助操作領域9を配設し、前記制御装置15においてユーザー接触点が走査軌跡を有する場合に、該補助操作領域9の内でとどまるか、逸脱するかを判断する制御としたが、前記補助操作領域9の配設を省略し、前記実施形態において該補助操作領域9内を利用して行っていたスクロール等の制御は、従前通りのボタン操作等とすることも可能である。その場合、制御装置15においては、入力操作部6においてユーザー接触点が走査軌跡を有する場合には、キャラクタ入力であり、ユーザー接触点が走査軌跡を有しない場合にはポイント入力であると判断する制御をすれば足りる。
さらには、前記ポイント入力についても、前記選択操作領域の配設を省略し、前記実施形態において該選択操作領域に設定した各操作は、従前通りのボタン操作等で行うことも可能である。
1 情報処理装置(プレーヤ)
2 表示装置
3 入力装置
4 表示部
5 表示パネル
6 入力操作部
7 タッチパネル
9 補助操作領域
11 変更操作領域
15 制御装置
2 表示装置
3 入力装置
4 表示部
5 表示パネル
6 入力操作部
7 タッチパネル
9 補助操作領域
11 変更操作領域
15 制御装置
Claims (6)
- 表示部と、ユーザー接触点の座標入力が可能な平面型の入力操作部とを備える情報処理装置であって、
ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて特定の文字あるいは記号の入力を判断し、
前記入力された文字あるいは記号に対応付けされた情報を表示部に出力表示することを特徴とする情報処理装置。 - 表示部と、ユーザー接触点の座標入力が可能な平面型の入力操作部とを備える情報処理装置であって、
前記入力操作部内に、前記表示部に出力表示されている画面を操作するための補助操作領域を備えるとともに、
ユーザー接触点の走査軌跡が前記補助操作領域内にとどまる場合には、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて所定の補助操作の選択を判断するとともに、該選択された補助操作を実現し、
ユーザー接触点の走査軌跡が前記補助操作領域の内外に亘って入力されたものである場合には、前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づいて特定の文字あるいは記号の入力を判断し、該入力された文字あるいは記号に対応付けされた情報を表示部に出力表示することを特徴とする情報処理装置。 - 前記ユーザー接触点の走査軌跡に基づく判断において、連続する2つのユーザー接触点間の走査が所定時間内に実行されている場合には、単一の文字あるいは記号の入力と判断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記入力操作部には、該情報処理装置の各種操作機能を変更するための変更操作領域が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- ユーザーの押圧操作を触感としてユーザーへフィードバックさせるためのフィードバック機能を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記対応付けされた情報は、該情報処理装置内に再生可能に保存された音楽データに関する情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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