JP2004257101A - シャッター装置の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッターカーテンの厚さ方向の寸法を小さくできるようになるシャッター装置の施錠装置を提供すること。
【解決手段】開閉移動するシャッターカーテンの幅方向端部は、開閉移動を案内するガイド部材であるガイドレール4の内部にスライド自在に挿入され、この幅方向端部の付近には、係止部材55が回動中心軸55Aを中心に回動自在に配置されている。ガイドレール4の内部には、係止部材55が回動することで係止部材55が係脱してシャッターカーテン1を施錠、開錠するための被係止部材56が配置され、回動中心軸55Aは、シャッターカーテン1の開閉移動方向を軸方向としているため、係止部材55を含むシャッターカーテン1の全体の厚さ方向の寸法は小さい。
【選択図】 図17

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッター装置の開閉移動するシャッターカーテンを施錠するための施錠装置に係り、例えば、多数のスラットの連設で形成されたシャッターカーテンで出入口や窓等の開口部を開閉する開口部用シャッター装置や車庫用シャッター装置等の各種のシャッター装置に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】
多数のスラットの連設で形成されたシャッターカーテンで出入口や窓等の開口部を開閉する開口部用シャッター装置には、閉じたシャッターカーテンの開き移動を阻止するための施錠装置が設けられ、この施錠装置は、必要に応じて開錠できるようになっている。
【0003】
下記の特許文献1に係る施錠装置では、シャッターカーテンの幅方向端部の付近において係止部材が回動中心軸を中心に回動自在に配置され、開閉移動するシャッターカーテンの幅方向端部がスライド自在に挿入されたガイド部材の内部には被係止部材が配置され、係止部材が回動することにより、この係止部材が被係止部材に係脱してシャッターカーテンを施錠、開錠するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−109780号(特許請求の範囲、段落番号0009及び0010、図2及び図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この特許文献1における係止部材は、シャッターカーテンの厚さ方向を軸方向とする回動中心軸を中心に回動するものとなっている。このため、この回動中心軸のために施錠装置のシャッターカーテン厚さ方向の寸法が大きくなってしまい、この結果、この施錠装置を含めたシャッターカーテン全体の厚さ寸法が大きくなってしまうおそれが生ずる。また、シャッターカーテンを巻取軸に巻き取って格納するタイプのシャッター装置では、シャッターカーテンの巻き径が大きくなってしまうおそれが生ずる。
【0006】
本発明の目的は、シャッターカーテンの厚さ方向の寸法を小さくできるようになるシャッター装置の施錠装置を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシャッター装置の施錠装置は、シャッターカーテンの幅方向端部の付近において回動中心軸を中心に回動自在に配置された係止部材と、開閉移動する前記シャッターカーテンの幅方向端部がスライド自在に挿入されたガイド部材の内部に配置され、前記係止部材の回動によりこの係止部材が係脱して前記シャッターカーテンを施錠、開錠するための被係止部材とを含んで形成されるシャッター装置の施錠装置において、前記係止部材の回動中心軸の軸方向が前記シャッターカーテンの開閉移動方向となっていることを特徴とするものである。
【0008】
このシャッター装置の施錠装置では、係止部材の回動中心軸の軸方向がシャッターカーテンの開閉移動方向となっているため、回動中心軸の軸方向がシャッターカーテンの厚さ方向となっている場合よりも、施錠装置のシャッターカーテン厚さ方向の寸法を小さくできることになり、施錠装置を含めたシャッターカーテン全体の厚さ寸法を小さくできる。
【0009】
このように施錠装置のシャッターカーテン厚さ方向の寸法を小さくするためには、係止部材の回動中心軸の軸方向を正確にシャッターカーテンの開閉移動方向と一致させてもよく、あるいは、この開閉移動方向に対して多少の又は少し大きめの又は大きい傾き角をもった方向としてもよく、本発明において、係止部材の回動中心軸の軸方向がシャッターカーテンの開閉移動方向になっているとは、この開閉移動方向に対する傾き角を有している場合をも含む。
【0010】
また、係止部材の回動中心軸は、係止部材の一部でもよく、すなわち、係止部材と回動中心軸とが一体に形成されてもよく、あるいは、回動中心軸は係止部材とは別の部材であってもよい。さらに、回動中心軸は係止部材と一体に回動するものでもよく、回動中心軸は回動せず、係止部材が回動中心軸に対して回動してもよい。
【0011】
係止部材を回動させてこの係止部材を被係止部材に係止すること及び/又は被係止部材に対する係止から離脱させるために、シャッターカーテンには手操作される操作部材が配置され、この操作部材の操作により係止部材が回動される。
【0012】
このように操作部材の操作により係止部材を回動させるようにするためには、操作部材と係止部材とを直接連結してもよく、連結部材を介して連結してもよい。そして、後者の場合には、連結部材を、係止部材を回動させるための操作部材の操作により、シャッターカーテンの幅方向に移動させる構造とすることが好ましい。
【0013】
これによると、操作部材と係止部材とを連結部材を介して連結しても、係止部材を回動させるための連結部材の移動は、シャッターカーテンの幅方向であるため、この連結部材を含めたシャッターカーテン全体の厚さ寸法が大きくなることはない。
【0014】
このように操作部材と係止部材とを連結部材を介して連結する場合において、操作部材は、シャッターカーテンを開錠するために手操作されるものでもよく、シャッターカーテンを施錠するために手操作されるものでもよく、シャッターカーテンを施錠しかつ開錠するために手操作されるものでもよい。
【0015】
操作部材がシャッターカーテンを開錠するために手操作される部材である場合、言い換えると、操作部材が、係止部材を被係止部材に対する係止から離脱させる方向へ回動させるために手操作される部材である場合には、シャッターカーテンには、操作部材の操作を制限してシャッターカーテンの施錠状態を維持できるようにするためのロック部材を備えたロック装置が配置される。
【0016】
このように操作部材の操作を制限してシャッターカーテンの施錠状態を維持できるようにするために設けられるロック装置のロック部材の移動方向は、任意であるが、このロック部材の移動方向もシャッターカーテンの幅方向とし、この幅方向へのロック部材の移動によって操作部材の操作が制限されるように構成することが好ましい。
【0017】
これによると、シャッターカーテンにロック部材を備えたロック装置を設けても、ロック装置を含めたシャッターカーテン全体の厚さ寸法を小さく抑えることができる。
【0018】
また、操作部材の操作移動方向も任意であるが、この操作移動方向もシャッターカーテンの幅方向とすることが好ましい。
【0019】
これによると、操作部材を含めたシャッターカーテン全体の厚さ寸法を小さく抑えることができる。
【0020】
さらに、操作部材はシャッターカーテンの表裏両側のうちのいずれか一方から操作できるものでもよいが、シャッターカーテンの表裏両側から操作できるようにすることが好ましい。これによると、シャッターカーテンが全閉となっている場合でも、シャッターカーテンの表裏のいずれからでも操作部材を操作できるようになり、その操作性、取り扱い性が良好になる。
【0021】
操作部材をシャッターカーテンの表裏両側から操作できるようにするためには、前記操作部材を、シャッターカーテンの厚さ方向に貫通形成された孔部と対応する位置においてこのシャッターカーテンに配置すればよい。
【0022】
シャッターカーテンが閉じ移動したときには、係止部材が被係止部材に自動的に係止し、これによりシャッターカーテンが施錠されるように構成することが好ましい。
【0023】
このようにするための構造の一例は、シャッターカーテンに、係止部材を被係止部材に係止する方向へ回動付勢するための弾性部材を設け、被係止部材を、シャッターカーテンの閉じ移動方向に対して傾斜している傾斜部と、この傾斜部におけるシャッターカーテンの閉じ移動方向端部に設けられ、係止部材が係止する被係止部とを有するものとし、この被係止部に達するまで係止部材が傾斜部に当接しながらシャッターカーテンが閉じ移動している間は、弾性部材が弾性蓄圧変形するようにすることである。
【0024】
これによると、シャッターカーテンの閉じ移動で係止部材が被係止部材の被係止部に達したときに、この係止部材は弾性蓄圧変形した弾性部材の蓄圧力によって被係止部材の側へ回動し、これにより、係止部材は被係止部材の被係止部に係止してシャッターカーテンを自動的に施錠する。
【0025】
また、係止部材が係止する被係止部材は、シャッターカーテンの幅方向端部がスライド自在に挿入されてこのシャッターカーテンの開閉移動を案内するための前記ガイド部材の内部における任意な箇所に配置してもよいが、この被係止部材を、ガイド部材の内部におけるシャッターカーテンの厚さ方向側の側部に配置し、この被係止部材と、この被係止部材に係止したときの係止部材とが、シャッターカーテンの幅方向への長さの重複量を有するように構成することが望ましい。
【0026】
これによると、ガイド部材の内部へのシャッターカーテンの幅方向端部の挿入量を大きくできて、ガイド部材によるシャッターカーテンの開閉移動案内機能を向上させることができる。
【0027】
以上説明した本発明に係る施錠装置は、開き移動したシャッターカーテンが巻取軸に巻き取られて格納されるシャッター装置や、巻取軸に巻き取られないで格納されるシャッター装置、例えば、オーバーヘッドドアのように、シャッターカーテンがそのままの形状で又は湾曲形状等に少し変形して格納されるシャッター装置や、パネル等で形成されるそれぞれのシャッターカーテン形成部材が連結されながら折り畳まれて格納される又は互いに分離しながら重ねられて格納されるシャッター装置に適用できる。
【0028】
本発明に係る施錠装置が巻取軸でシャッターカーテンを巻き取って格納するシャッター装置に適用された場合には、前述のように、本発明では、係止部材の回動中心軸の軸方向をシャッターカーテンの開閉移動方向としていて、施錠装置を含めたシャッターカーテン全体の厚さ寸法を小さくできるため、巻取軸に巻き取られたときにおけるシャッターカーテンの巻き径を小さくできるという効果を得られる。
【0029】
なお、巻取軸の構造、形式は任意であり、具体的には、巻取軸は、1本の軸により又は複数の軸を直列的に連結することにより形成されたものでもよく、中心に配置された固定軸の外周に、シャッターカーテンを巻き取り、繰り出すための回転部材が回転自在に配置されたものでもよい。また、後者における回転部材は、固定軸の外周に回転自在に嵌合された複数個のホイールと、固定軸の軸方向に離間して配置されたこれらのホイール同士を連結するバー状等の連結部材とを含んで形成されたものでもよく、これらのホイールと、これらのホイールの外周に固定嵌合されてホイール同士を結合するパイプ状部材とを含んで形成されたものでもよい。
【0030】
また、シャッターカーテンは、全体又は略全体がスラットで形成されたものでもよく、パネルで形成されたものでもよく、シートで形成されたものでもよく、リンクで連結されたパイプで形成されたものでもよく、ネットで形成されたものでもよく、さらには、種類が異なる複数の部材の複合、例えば、スラットとシートのように、これらのうちの複数の複合で形成されたものでもよい
また、本発明が適用されるシャッター装置は、出入口や窓等の開口部をシャッターカーテンで開閉するためのものでもよく、防災用シャッター装置のように、シャッターカーテンで建物や船舶等の構造物内に防災区画等の区域を区画形成するためのものでもよい。また、シャッター装置は、ガレージ用シャッター装置でもよく、トラック等の車両の荷台に設置されるシャッター装置等でもよい。
【0031】
さらに、本発明は、シャッターカーテンの開閉移動が電動モータ等の駆動力によって行われる自動式シャッター装置や、手操作で行われる手動式シャッター装置にも適用でき、さらに本発明は、シャッターカーテンの閉じ移動である下降移動がシャッターカーテンの自重でなされて、開き移動である上昇移動が電動モータ等の駆動手段でなされるシャッター装置や、閉じ移動が手動操作又は電動モータ等の自動駆動装置でなされるとともに、開き移動が、閉じ移動時に蓄圧されたリターンスプリングのばね力を補助力に利用して手動操作又は電動モータ等の自動駆動装置でなされるシャッター装置にも適用できる。
【0032】
また、シャッターカーテンの開閉移動方向は、上下方向でもよく、横方向でもよく、上下方向や横方向に対して傾斜した方向でもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る施錠装置を備えた開口部用シャッター装置の全体正面図であって、シャッターカーテン1が全閉となっているときを示している。
【0034】
建物の出入口である開口部2を上下に移動して開閉するシャッターカーテン1は、開口部2の左右両側において建物の壁等の躯体3に取り付けられているガイド部材であるガイドレール4に、左右の幅方向両端部がスライド自在に挿入されている。開口部2の上部にはシャッターケース5が設けられ、このシャッターカーテン5の内部に巻取軸6が左右一対のブラケット7で支持されて回転自在に収納配置され、この巻取軸6にシャッターカーテン1の上端が結合されている。シャッターカーテン1の閉じ側の端部、言い換えると、シャッターカーテン1の下端部は座板8となっており、この座板8の上端には、多数のスラット9が上下に連結され、このため、シャッターカーテン1は、その主要部が多数のスラット9の連設で形成されているスラット式となっている。
【0035】
シャッターカーテン1が一対のガイドレール4に案内されて上昇し、座板8がシャッターケース5の下面を形成しているまぐさに達するまで、シャッターカーテン1が巻取軸6に巻き取られることにより、シャッターカーテン1は開口部2を全開とする。また、座板8に係止棒等の操作棒の先端を係止等して手作業で引き下げ操作を行うと、シャッターカーテン1は巻取軸6を回転させながら巻取軸6から繰り出されて閉じ移動し、座板8が開口部2の床2Aに接地することにより、シャッターカーテン1は開口部2を全閉とする。
【0036】
なお、このようにシャッターカーテン1が巻取軸6から繰り出されるとき、回転する巻取軸6に配置されている図示しないリターンスプリングが蓄圧されるため、全閉位置又は全閉となる途中位置で停止しているシャッターカーテン1を手操作で開き移動させるために上昇させるときには、この蓄圧力により、シャッターカーテン1を軽く上昇させることができる。
【0037】
シャッターカーテン1を形成している多数のスラット9のうち、所定のスラット9A、すなわち、シャッターカーテン1が全閉となっているときにほぼ腰の高さ位置にあるスラット9Aには、シャッターカーテン1を手操作で開き移動させるために手を掛ける手掛け部の一部を形成する部材となっている合成樹脂製又は金属製等の手掛け部材10がシャッターカーテン1の幅方向に2個設けられている。また、このスラット9Aには、2個の手掛け部材10の間においてロック装置11も設けられている。
【0038】
図2は、そのスラット9Aの一部拡大正面図であり、図3は、図2のS3−S3線断面図で、図4は、図2の裏面図である。図2と図4では、手操作される操作部材となっている2個の手掛け部材10のうち、一方の手掛け部材10が示されているが、スラット9Aには、ロック装置11を中心とするシャッターカーテン1の幅方向における左右対称位置にもう一つの手掛け部材10が設けられているとともに、これらの手掛け部材10と関連する部材、機構、手段、装置等も、シャッターカーテン1の幅方向における左右対称位置関係で配置されている。すなわち、ロック装置11を除き、同一の部材、機構、手段、装置等がシャッターカーテン1の幅方向において左右対称に配置されている。
【0039】
以下の説明は、一方の手掛け部材10と、この手掛け部材10と関連する部材、機構、手段、装置等について行う。
【0040】
図3に示されているとおり、スラット9Aには、スラット9Aの表裏を貫通して形成された孔部12が設けられ、この孔部12と対応するスラット9Aの表面側の箇所には、孔部12と大きさ及び形状が同じ又は略同じになっている開口部18が設けられている手掛けベース部材13が配置されている。上記手掛け部材10と共に手掛け部を形成する部材となっているこの手掛けベース部材13は、スラット9Aの孔に差し込まれた脚部14のテーパー突起14Aの係止作用により、スラット9Aに固定されている。孔部12と対応するスラット9Aの裏面側の箇所には上記手掛け部材10が配置され、この手掛け部材10には、スラット9Aと対面するフランジ部15と、このフランジ部15と共に手掛けベース部材13に設けられた係合突起16をシャッターカーテン1の厚さ方向に挟持するガイド部17とが形成され、係合突起16に対してフランジ部15とガイド部17はシャッターカーテン1の幅方向にスライド自在であるため、手掛け部材10は、スラット9A及び手掛けベース部材13に対してシャッターカーテン1の幅方向に移動自在となっている。
【0041】
また、上述したように、手掛けベース部材13にはスラット9Aの孔部12と対応する大きさ及び形状となっている開口部18が形成されているとともに、手掛け部材10には、これらの開口部18と孔部12とを通してシャッターカーテン1の表面側から手を挿入できる凹部19が設けられている。図2で示されているように、シャッターカーテン1の厚さ方向へ窪んでいるこの凹部19におけるシャッターカーテン1の幅方向両側の壁部19Aの間隔は、開口部18の同方向両側の壁部18Aの間隔よりも小さく、このため、通常時には、凹部19の壁部19Aは開口部18の内側の位置にある。
【0042】
これにより、開口部18と孔部12とを通してシャッターカーテン1の表面側から凹部19に挿入した手によって壁部19Aを押すことにより、シャッターカーテン1の表面側から手掛け部材10をシャッターカーテン1の幅方向に移動操作することができる。また、手掛け部材10はスラット9Aの裏面側に配置されているため、シャッターカーテン1の裏面側からも手掛け部材10をシャッターカーテン1の幅方向に移動操作することができる。
【0043】
なお、図3で示された手掛け部材10の背面の上下フランジ部10A,10Bのうちの一方又は両方に、指を掛けることができる凹部状の指掛け部を形成し、この指掛け部を利用することにより、シャッターカーテン1の裏面側において手掛け部材10を移動操作できるようにしてもよい。
【0044】
図4に示されているとおり、スラット9Aの長さ方向の端部側、言い換えると、スラット9Aにおけるシャッターカーテン1の幅方向の端部側には、シャッターカーテン1の開き移動を不能にするためにシャッターカーテン1を施錠するための施錠装置20が設けられている。この施錠装置20は、手掛け部材10に連結された係止部材55と、スラット9Aに配置されているこの係止部材55が係止するものであって、前記ガイドレール4の内部に配置されている被係止部材56(図17及び図18参照)とを含んで形成されている。
【0045】
また、図4に示すように、スラット9Aにガイド部材となっているベース部材52とカバー部材53とでシャッターカーテン1の幅方向にスライド自在に保持されている係止部材55は、手掛け部材10に連結部材50とスライド部材51を介して連結され、これらの係止部材55とスライド部材51と手掛け部材10は、ばね54によって常時シャッターカーテン1の幅方向外側へ弾性付勢されており、この弾性付勢方向は、係止部材55が被係止部材56に係止される方向である。
【0046】
また、前記ロック装置11には、シャッターカーテン1の幅方向外側に向かって進退するロック部材26が設けられ、このロック部材26には、通常時のロック部材26と手掛け部材10との関係を示す図4の要部拡大図となっている図5で示されているとおり、本体部26Aから屈曲してシャッターカーテン1の幅方向外側へ延びる突出部26Bが形成されているとともに、この突出部26Bは、手掛け部材10におけるシャッターカーテン1の幅方向内側へ延びる第1延出部10Aとシャッターカーテン1の厚さ方向に重ねられている。また、通常時のこのロック部材26は、図4及び図5で示されているように、ロック装置11の本体11A側へ後退している。
【0047】
図6は図5のS6−S6線断面図、図7は図5のS7−S7線断面図、図8は図5のS8−S8線断面である。これらの図で示されているように、ロック部材26の突出部26Bには上下のフランジ部26C,26Dが設けられ、下側のフランジ部26Dは、手掛け部材1の第1延出部10Aの下面部10Bと、この下面部10Bと共に手掛け部材10の長手方向であるシャッターカーテン1の幅方向に第1延出部10Aに長く形成されているガイド部27とに間にスライド自在に挿入されている。また、第1延出部10Aには、この延出部10Aの先端から所定距離だけ離間した位置において、ストッパ部28が形成され、ロック部材26が第1延出部10A側に進出したときに又は第1延出部10Aがロック部材26側へ移動したときに、上側のフランジ部26Cとストッパ部28とが当接するようになっている。
【0048】
したがって、ストッパ部28が上側のフランジ部26Cに当接するまで、前述した係止部材55とスライド部材51と連結部材50と手掛け部材10は、シャッターカーテン1の幅方向内側へ移動できる。
【0049】
なお、図5に示されているとおり、手掛け部材10におけるシャッターカーテン1の幅方向外側へ延びる第2延出部10Cは、連結部材50の端部と重ねられ、図5のS9−S9線断面図である図9に示すとおり、連結部材50の突片部50Aを折り曲げて第2延出部10Cの孔部10Dに挿入係合することにより、手掛け部材10と連結部材50とが連結されている。
【0050】
図14〜図18には、前述した施錠装置20の詳細な構造が示されている。図14は図4の一部拡大図であって、図15は図14のS15−S15線断面図である。
【0051】
図5及び図9で説明したように、手掛け部材10の第2延出部10Cにおけるシャッターカーテン1の幅方向外側の端部には連結部材50が連結され、図4で示されているように、この連結部材50におけるシャッターカーテン1の幅方向外側の端部にスライド部材51が連結されている。これらの連結部材50とスライド部材51との連結は、図9と同様な構造でなされている。図14及び図15で示されているように、スライド部材51は、前述のスラット9Aに取り付けられたベース部材52と、このベース部材52の折り曲げ片52Aでベース部材52に結合された断面チャンネル形状のカバー部材53との間の空間部に挿入され、この空間部はシャッターカーテン1の幅方向に貫通しているため、スライド部材51は、手掛け部材10と連結部材50と共に、カバー部材53におけるシャッターカーテン1の開閉移動方向に2個設けられた側壁部53Aに案内されてシャッターカーテン1の幅方向に移動自在となっている。
【0052】
また、図15で示されているとおり、スライド部材51には切り起こしによる突起51Aが形成されているとともに、ベース部材52にも切り起こしによる突起52Bが形成され、これらの突起51Aと52Bとに架設された弾性部材であるばね54により、スライド部材51は常時シャッターカーテン1の幅方向外側へ弾性付勢されている。
【0053】
スライド部材51には、ベース部材52にスライド自在に接触している基部面51Bから立上った起立片51Cがシャッターカーテン1の開閉移動方向に2個設けられ、これらの起立片51Cに、施錠装置20を形成する係止部材55の回動中心軸55Aが回転自在に挿入係合された欠部51Dが形成されている。この係止部材55は、回動中心軸55Aからシャッターカーテン1の厚さ方向に湾曲している。また、カバー部材53の近傍からシャッターカーテン1の幅方向外側へ突出しているベース部材52の端部には、折り曲げによってシャッターカーテン1の厚さ方向へ隆起した隆起部52Cが形成されており、図15で示すように、スライド部材51がばね54でシャッターカーテン1の幅方向外側の外端位置に達しているときには、この隆起部52Cへの乗り上げによって係止部材55は大きくシャッターカーテン1の厚さ方向へ突出している。
【0054】
言い換えると、係止部材55は、前述した被係止部材56に係止する方向へばね54によって回動中心軸55Aを中心に回動付勢されている。
【0055】
また、係止部材55の回動中心軸55Aは、シャッターカーテン1の開閉移動方向が軸方向となっているものであり、この回動中心軸55Aは係止部材55の一部でもよく、係止部材55とは別の部材であって係止部材55と一体化されたものでもよい。
【0056】
図17は、上方から下方を見たスラット9Aと前記ガイドレール4の平断面図であり、図18は、図17のS18−S18線断面図である。図18に示されているとおり、前記ガイドレール4の内部の側面部には、言い換えると、ガイドレール4の内部におけるシャッターカーテン1の厚さ方向側の側部には、係止部材55と共に施錠装置20を形成する被係止部材56が設けられている。この被係止部材56には、シャッターカーテン1の閉じ移動方向に対して傾斜した傾斜部56Aと、この傾斜部56Aにおけるシャッターカーテン1の閉じ移動方向の端部に水平又は略水平に形成された被係止部56Bとが設けられ、傾斜部56Aは、シャッターカーテン1の閉じ移動方向へ延びるに伴いシャッターカーテン1の厚さ方向へ突出している。また、係止部材55の先端部下面は、シャッターカーテン1の閉じ移動方向へ延びるに伴いシャッターカーテン1の厚さ方向へ向かって傾斜していて、傾斜部56Aと平行又は略平行となっている傾斜面55Bとなっている。
【0057】
このため、全開位置に達しているシャッターカーテン1を全閉位置まで閉じ移動させる途中において係止部材55の傾斜面55Bが被係止部材56の傾斜部56Aに当接すると、この傾斜面55Bと傾斜部56Aのテーパー作用により、係止部材55がベース部材52の図15で示された隆起部52Cで案内されながら、係止部材55とスライド部材51と連結部材50と手掛け部部材10は、図16に示されているように、ばね54の弾性力に抗して、すなわち、ばね54にばね力を蓄圧させながら、シャッターカーテン1の幅方向内側へ後退し、この後、係止部材55が傾斜部55Aを通過すると、係止部材55とスライド部材51と連結部材50と手掛け部材10は、ばね54の蓄圧されたばね力でシャッターカーテン1の幅方向外側へ前進することになる。このため、シャッターカーテン1が全閉位置に達したときには、図18の2点鎖線55’で示されているように、この係止部材55’の上面が被係止部材56の被係止部56Bに係止している。
【0058】
これにより、施錠装置20によるシャッターカーテン1の自動施錠がなされ、全閉時におけるシャッターカーテン1の開き移動が不能となる。
【0059】
この施錠装置20によるシャッターカーテン1の自動施錠は、係止部材55が、シャッターカーテン1の開閉移動方向を軸方向としている前記回動中心軸555Aを中心として回動することによりなされる。
【0060】
また、このように施錠装置20によるシャッターカーテン1の施錠がなされているときに、手掛け部材10をシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動させると、この移動は連結部材50、スライド部材51を介して係止部材55に伝達され、被係止部材56に対する係止部材55の係止が解除されるため、すなわち、施錠装置20によるシャッターカーテン1の施錠が開錠されるため、手掛け部材10にそのまま持ち上げ力を加えることにより、シャッターカーテン1をそのまま開き移動させることができる。このシャッターカーテン1の開錠も、係止部材55が回動中心軸55Aを中心に回動することによりなされる。
【0061】
図10は、手掛け部材10や連結部材50、係止部材55と同じく、前述したロック装置11に左右一対設けられる前記ロック部材26がロック装置11の本体部11A側へ後退しているときを示し、図11は、これらのロック部材26が本体11A側から手掛け部材10側へ進出したときを示している。また、図12には、シャッターカーテン1の表面側から見たロック装置11が示され、図13には、ロック装置11の断面図が示されている。
【0062】
図12で示す板キーが挿入される鍵穴40Aを有している回転プラグ40の外周部には、図13で示すローター41が嵌合され、鍵穴40Aに板キーを挿入すると、回転プラグ40の回転を止めていた図示しない第1タンブラは引っ込み、回転プラグ40とローター41を連結する図示しない第2タンブラが突出する。このため、鍵穴40Aに挿入した板キーにより、回転プラグ40とローター41を回転させることができる。ローター41には、図12で示す一対のロック部材26のラック歯42と噛合する図13で示す歯43が形成されているため、板キーの回転操作でローター41を一方向へ180度回転させると、一対のロック部材26は図10から図11の状態となり、さらにローター41を他方向へ180度回転させると、一対のロック部材26は図11から図10の状態に戻る。
【0063】
シャッターカーテン1が施錠装置20で施錠されている全閉位置に達しているときに、板キーの回転操作によりロック部材26を図11の状態にすると、ロック部材26の上下のフランジ部26C,26Dを備えている前記突出部26Bは、図5の2点鎖線26B’で示すように、シャッターカーテン1の幅方向外側へ移動して手掛け部材10の第1延出部10Aのストッパ部28の近くまで進出する。このため、係止部材55を被係止部材56に対する係止から解除すべく、手掛け部材10をシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動させようとしても、この移動が制限され、移動操作を行えない。
【0064】
すなわち、手掛け部材10はロック装置11でロックされ、施錠装置20によるシャッターカーテン1の施錠を解除することができない。
【0065】
また、板キーの回転操作によりロック部材26を図10の状態に戻すと、ロック部材26の前記突出部26Bは、図5で示された後退位置に復帰するため、係止部材55を被係止部材56に対する係止から解除すべく、手掛け部材10をシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動させることができる。
【0066】
このように本実施形態によると、板キーで操作されるロック装置11により、施錠装置20によるシャッターカーテン1の施錠を開錠する方向へ手掛け部材10を移動操作できることと、この移動操作を阻止することとを選択できる。
【0067】
以上の板キーはシャッターカーテン1の表面側から操作されるものであるが、図13で示されているように、シャッターカーテン1の裏面側に向いているロック装置11の背面には、手で回転操作される回転操作部材44が設けられている。この操作部材44は、ロック装置11のカバー部材45を貫通してローター41と結合されているとともに、図10及び図11で示すように、カバー部材45から露出している操作部材44の部分には、指を掛けて回転操作できる2個の指掛け部44Aが180度の離間角度で設けられている。これらの指掛け部44Aのカバー部材45と対面する面には、カバー部材45に形成された小突起46が嵌合する窪み部47が形成されている。
【0068】
一対のロック部材26が図10の状態となっているときに、これらの小突起46を指掛け部44Aの弾性変形で乗り越えさせながら回転操作部材44を180度回転させた後、窪み部47に再度小突起46を嵌合させると、ローター41も回転プラグ40に対して180度回転するため、一対のロック部材26は図11の状態となる。また、回転操作部材44を反対側へ180度回転させると、一対のロック部材26は図10の状態に戻る。
【0069】
すなわち、施錠装置20によるシャッターカーテン1の施錠を開錠するために手掛け部材10をシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動できるようにすることと、この開錠を阻止するために手掛け部材10をシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動できないようにすることとを選択するためのロック装置11の操作は、板キーによってシャッターカーテン1の表面側からも、回転操作部材44によってシャッターカーテン1の裏面側からも行える。
【0070】
なお、一対のロック部材26が図11の状態になっているときには、小突起46は窪み部47に嵌合されていて、回転操作部材44とローター41は外部からの力で回転できないため、手掛け部材10をシャッターカーテン1の幅方向内側に移動させて係止部材55を被係止部材56に対する係止から解除することはできない。
【0071】
以上の説明から分かるように、本実施形態によると、施錠装置20を被係止部材56を共に形成している係止部材55は、シャッターカーテン1の開閉移動方向を軸方向とする回動中心軸55Aを中心に回動して被係止部材56に対して係脱し、これによりシャッターカーテン1を施錠、開錠するため、この回動中心軸の軸方向がシャッターカーテンの厚さ方向となっている場合よりも、回動中心軸55Aを有する係止部材55を含めたシャッターカーテン1の全体の厚さ寸法を小さくできる。
【0072】
また、係止部材55と手掛け部材10とを連結し、施錠装置20によるシャッターカーテン1の施錠を開錠するために係止部材55を回動中心軸55Aを中心に回動させるための連結部材50の移動方向は、シャッターカーテン1の幅方向であるため、この連結部材50を含めたシャッターカーテン1の全体の厚さ寸法も小さくできる。
【0073】
また、手掛け部材10についてのシャッターカーテン1の幅方向内側への移動操作を制限し、施錠装置20によるシャッターカーテン1の施錠をロック状態とするためのロック装置11のロック部材26の移動方向も、シャッターカーテン1に幅方向であるため、このロック装置11を含めたシャッターカーテン1の全体の厚さ寸法も小さくできる。
【0074】
さらに、手操作される手掛け部材10の操作移動方向もシャッターカーテン1の幅方向であるため、この手掛け部材10を含めたシャッターカーテン1の全体の厚さ寸法も小さくできる。
【0075】
そして、以上のようにシャッターカーテン1に配置される種々の部材、装置を含めたシャッターカーテン1の全体の厚さ寸法も小さくできることから、図1で示した前記巻取軸6にシャッターカーテン1が巻き取られたときの巻き径を小さくでき、これにより、シャッター装置全体の小型化を図ることができる。
【0076】
また、手掛け部材10はスラット9Aに貫通形成された孔部12と対応する位置に配置され、手掛け部材10をシャッターカーテン1の表裏両側から移動操作できるため、手掛け部材10による施錠装置20の開錠操作及びシャッターカーテン1の開き移動操作を必要に応じてシャッターカーテン1の表裏いずれの側からも行える。
【0077】
また、被係止部材56は、ガイドレール4の内部におけるシャッターカーテン1の幅方向外側の奥側に配置されているのではなく、ガイドレール4におけるシャッターカーテン1の厚さ方向側の側部に配置されているため、図17で示されているように、係止部材55が被係止部材56に係止したときには、これらの係止部材55と被係止部材56は、シャッターカーテン1の幅方向への長さの重複量Lを有することになる。このため、本実施形態によると、シャッターカーテン1の幅方向端部をガイドレール4の内部に挿入できる量を大きくでき、この結果、ガイドレール4によるシャッターカーテン1の開閉移動案内機能を向上させることができる。
【0078】
さらに、本実施形態によると、本来、シャッターカーテン1を手操作で開き移動させるためにシャッターカーテン1に設けられた手掛け部となっている手掛け部材10が、施錠装置20によってなされるシャッターカーテン1の施錠を開錠するための部材ともなっているため、それだけシャッターカーテン1に設けなければならない部材点数を削減でき、シャッターカーテン1の全体構造を簡単化できる。
【0079】
また、本実施形態では、図14及び図15で示されているように、シャッターカーテン1の幅方向への前記スライド部材51の移動を前記ガイド部材53と共に案内する前記ベース部材52は、前記スラット9Aにシャッターカーテン1の厚さ方向に貫通したリベット60で固定されているが、図15で示されているように、このベース部材52におけるシャッターカーテン1の幅方向外端部52Dは、ベース部材52の本体部と共にスラット9Aを挟着する側へ折り曲げられた折り曲げ部となっているため、たとえ、全閉となっているシャッターカーテン1の表面側からリベット60が破壊除去されても、ベース部材52はスラット9Aにおける所定の位置を維持し、これにより、ベース部材52の前記隆起部52Cの作用で被係止部材56に係止している係止部材55のこの係止状態は継続され、これによってシャッターカーテン1を開き移動させることができないことになる。
【0080】
図19は、ガイドレール4の内部に配置される被係止部材の別実施形態を示す。この実施形態に係る被係止部材76も、前記実施形態の被係止部材56と同じく、シャッターカーテン1の閉じ移動方向に対して傾斜している傾斜部76Aと、この傾斜部76Aにおけるシャッターカーテン1の閉じ移動方向端部に設けられ、係止部材55が係止する水平又は略水平の被係止部76Bとを有しているが、これらの傾斜部76Aと被係止部76Bは、ガイドレール4の長さ方向に連続して複数設けられている。
【0081】
被係止部材76は、ガイドレール4がシャッター装置の設置施工現場に出荷される前の工場においてガイドレール4の内部に取り付けられる。そして、ガイドレール4がシャッター装置の設置施工現場に搬送されて所定の建物箇所に取り付けられるときに、その設置施工現場の状況等により、全閉となったシャッターカーテン1における係止部材55の配置位置とガイドレール4における被係止部材76の配置位置との間に、ガイドレール4の長さ方向における誤差があっても、傾斜部76Aと被係止部76Bは複数設けられているため、この誤差を吸収して係止部材55をシャッターカーテン1の全閉時においていずれかの被係止部76Bに係止させることができる。
【0082】
なお、被係止部76B同士の間に間隔があるが、この間隔は、シャッターカーテン1を形成している前記スラット9同士の連結部に存在するシャッターカーテン1の開閉移動方向への遊動隙間によって吸収することができる。
【0083】
図20と図21は、別実施形態に係る施錠装置80を示し、図21は図20のS21−S21線断面図である。なお、この実施形態の説明において、被係止部材は図18で示された被係止部材56とするが、この実施形態の被係止部材は図19の被係止部材76でもよい。
【0084】
スラット9Aのシャッターカーテン1の幅方向端部にはベース部材82が取り付けられ、このベース部材82に、ベース部材82の折り曲げ片82Aで断面チャンネル形状のカバー部材83が結合され、これらのベース部材82とカバー部材83との間の空間部に、図21で示すように、シャッターカーテン1の幅方向に移動自在となったスライド部材81が挿入されている。このスライド部材81におけるシャッターカーテン1の幅方向内側端部には、図20で示すように、前記手掛け部材10から延びる連結部材50が連結され、スライド部材81におけるシャッターカーテン1の幅方向外側端部の付近には、係止部材85が、スライド部材81におけるシャッターカーテン1の開閉移動方向両側の起立片81Cに形成された図21の欠部81Dに回動中心軸85Aが嵌合されて回動自在に配置されている。
【0085】
係止部材85には、図21で示すように、この係止部材85をガイドレール4の内部に配置されている被係止部材56の側へ回動中心軸85Aを中心に回動させようとする板ばね84のばね力が常時作用している。この板ばね84は、折り曲げで重ね合わせられた重合片部84Aと、スライド部材81におけるベース部材82と対面する基面部81Bに開口形成されたスリット81Eからこの基面部81Bの裏面側に突出し、基面部81Bの裏面に固定されている固定片部84B,84Cとからなり、板ばね84はスライド部材81と一体となってシャッターカーテン1の幅方向へ移動する。また、板ばね84の重合片部84Aからの弾性力を受けている係止部材85はカバー部材83の上面部83Aに当接し、回動中心軸85Aを中心とする係止部材85の回動角度が規制されている。
【0086】
全開となっているシャッターカーテン1を閉じ移動させ、この閉じ移動の途中において、被係止部材56の傾斜部56Aにより係止部材85とスライド部材81がシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動するときには、カバー部材83の上面部83Aによる規制を受けながら回動中心軸85Aを中心に回動する係止部材85により、板ばね84の重合片部84Aはばね力を蓄圧しながら倒れ弾性変形する。そして、係止部材85が被係止部材56の被係止部56Bの位置に達すると、板ばね84の蓄圧力によって係止部材85は被係止部材56に係止する側へ回動中心軸85Aを中心に回動するとともに、スライド部材81と係止部材85はシャッターカーテン1の幅方向外側へ移動し、係止部材85は被係止部材56の被係止部56Bに係止する。これにより、シャッターカーテン1は施錠される。
【0087】
そして、手掛け部材10で連結部材50を介してスライド部材81と係止部材85をシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動させることにより、シャッターカーテン1の施錠が開錠されるため、シャッターカーテン1を開き移動させることができる。
【0088】
なお、スライド部材81には、カバー部材83の上面部83Aに形成された孔83Bに挿入されたストッパー部81Fが形成され、このストッパー部81Fが孔83Bの端部に当接することにより、スライド部材81と係止部材85のシャッターカーテン1の幅方向内側への移動が規制される。
【0089】
図22と図23は、さらに別実施形態に係る施錠装置90を示し、図23は図22のS23−S23線断面図である。なお、この実施形態の説明でも被係止部材は図18で示された被係止部材56とするが、この実施形態の被係止部材は図19の被係止部材76でもよい。
【0090】
この実施形態でも、スラット9Aのシャッターカーテン1の幅方向端部にはベース部材92が取り付けられ、このベース部材92に、ベース部材92の折り曲げ片92Aで断面チャンネル形状のカバー部材93が結合されているが、これらのベース部材92とカバー部材93との間の空間部に、シャッターカーテン1の幅方向に移動自在となった第1スライド部材91と第2スライド部材101とが、シャッターカーテン1の幅方向に直列に挿入配置されている。
【0091】
この実施形態では、これらの第1スライド91と第2スライド部材101のうち、シャッターカーテン1の幅方向内側の第1スライド91に、図22で示すように、前記手掛け部材10から延びるワイヤー等による紐状部材110が結合されている。このため、この実施形態では、手掛け部材10と第1スライド部材91とを連結するための連結部材は、これまでの実施形態と異なり、棒状の部材ではなく、紐状部材110である。この紐状部材110を緊張させるために、図23で示されているとおり、第1スライド91の第1突片部91Aと第2スライド101の第1突片部101Aとの間にばね111が架設されている。
【0092】
第2スライド部材101におけるシャッターカーテン1の幅方向外側の端部付近には、係止部材95が、第2スライド部材101におけるシャッターカーテン1の開閉移動方向両側の起立片101Cに形成された図23の欠部101Dに回動中心軸95Aが嵌合されて回動自在に配置されている。また、ベース部材92の突片部92Aと第2スライド部材101の第2突片部101Bとの間にはばね94が架設され、このばね94のばね力により、第1及び第2スライド91,101と係止部材95はガイドレール4の内部に配置されている被係止部材56の側へ常時付勢され、ベース部材92におけるシャッターカーテン1の幅方向外側の端部に形成されている隆起部92Cに乗り上げる係止部材95は、回動中心軸95Aを中心とする回動によって被係止部材56に係止するようになっている。
【0093】
全開となっているシャッターカーテン1を閉じ移動させ、この閉じ移動の途中において、被係止部材56の傾斜部56Aにより係止部材95と第2スライド部材101がばね94を弾性蓄圧変形させてシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動すると、係止部材95は回動中心軸95Aを中心に回動するとともに、第2スライド部材101の第2突片部101Bは第1スライド部材91の第2突片部91Bに当接するため、第1スライド部材91もシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動する。そして、係止部材95が被係止部材56の被係止部56Bの位置に達すると、ばね94の蓄圧力によって係止部材95と第1及び第2スライド部材91,101はシャッターカーテン1の幅方向外側へ移動するとともに、隆起部92Cに乗り上げた係止部材95は、被係止部材56に係止する側へ回動中心軸95Aを中心に回動して被係止部材56の被係止部56Bに係止する。これにより、シャッターカーテン1は施錠される。
【0094】
そして、手掛け部材10で紐状材110を介して第1及び第2スライド部材91,101と係止部材95をシャッターカーテン1の幅方向内側へ移動させることにより、シャッターカーテン1の施錠が開錠されるため、シャッターカーテン1を開き移動させることができる。
【0095】
【発明の効果】
本発明によると、シャッターカーテンに施錠装置のための部材を設けても、シャッターカーテンの厚さ方向の寸法を小さくできるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る施錠装置を備えたシャッター装置の正面図であって、シャッターカーテンが全閉となっているときの図である。
【図2】図1で示されているシャッターカーテンを形成している多数のスラットのうち、操作部材である手掛け部材が設けられているスラットの一部拡大正面図である。
【図3】図2のS3−S3線断面図である。
【図4】図2の裏面図である。
【図5】図4で示されたロック装置のロック部材と手掛け部材との関係を示す図4の要部拡大図である。
【図6】図5のS6−S6線断面図である。
【図7】図5のS7−S7線断面図である。
【図8】図5のS8−S8線断面図である。
【図9】図5のS9−S9線断面図である。
【図10】ロック装置に一対設けられているロック部材がロック装置の本体側へ後退しているときを示す図である。
【図11】ロック装置のロック部材がロック装置の本体側から手掛け部材側へ進出したときを示す図である。
【図12】ロック装置をシャッターカーテンの表面側から見た図である。
【図13】ロック装置の断面図である。
【図14】図4の一部拡大図である。
【図15】図14のS15−S15線断面図である。
【図16】図15で示された係止部材とスライド部材がシャッターカーテン1の幅方向内側に移動したときを示す図15と同様の図である。
【図17】手掛け部材が設けられているスラットとガイド部材であるガイドレールとを上方から下方を見た平断面図である。
【図18】図17のS18−S18線断面図である。
【図19】被係止部材の別実施形態を示すガイドレールの縦断面図である。
【図20】施錠装置の別実施形態を示す図14と同様の図である。
【図21】図20のS21−S21線断面図である。
【図22】施錠装置のさらに別実施形態を示す図14と同様の図である。
【図23】図22のS23−S23線断面図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン
4 ガイド部材であるガイドレール
10 操作部材である手掛け部材
11 ロック装置
12 孔部
20,80,90 施錠装置
26 ロック部材
50 連結部材
54,94 弾性部材であるばね
55,85,95 係止部材
56,76 被係止部材
56A,76A 傾斜部
56B,76B 被係止部
84 弾性部材である板ばね
110 連結部材である紐状部材
L 重複量

Claims (7)

  1. シャッターカーテンの幅方向端部の付近において回動中心軸を中心に回動自在に配置された係止部材と、開閉移動する前記シャッターカーテンの幅方向端部がスライド自在に挿入されたガイド部材の内部に配置され、前記係止部材の回動によりこの係止部材が係脱して前記シャッターカーテンを施錠、開錠するための被係止部材とを含んで形成されるシャッター装置の施錠装置において、前記係止部材の回動中心軸の軸方向が前記シャッターカーテンの開閉移動方向となっていることを特徴とするシャッター装置の施錠装置。
  2. 請求項1に記載のシャッター装置の施錠装置において、前記シャッターカーテンには手操作される操作部材が配置され、この操作部材には前記係止部材が連結部材を介して連結され、この連結部材は、前記係止部材を回動させるために前記操作部材の操作で前記シャッターカーテンの幅方向に移動することを特徴とするシャッター装置の施錠装置。
  3. 請求項2に記載のシャッター装置の施錠装置において、前記操作部材は、前記シャッターカーテンを開錠するために前記係止部材を前記被係止部材に対する係止から離脱させる方向へ回動させる部材であり、前記シャッターカーテンには、この操作部材の操作を制限するためのロック部材を備えたロック装置が配置され、前記シャッターカーテンの幅方向へのこのロック部材の移動によって前記操作部材の操作が制限されることを特徴とするシャッター装置の施錠装置。
  4. 請求項2又は3に記載のシャッター装置の施錠装置において、前記操作部材の操作方向は前記シャッターカーテンの幅方向であることを特徴とするシャッター装置の施錠装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載のシャッター装置の施錠装置において、前記操作部材は、前記シャッターカーテンの厚さ方向に貫通形成された孔部と対応する位置においてこのシャッターカーテンに配置され、このシャッターカーテンの表裏両側から前記操作部材は操作可能となっていることを特徴とするシャッター装置の施錠装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のシャッター装置の施錠装置において、前記シャッターカーテンには、前記係止部材を前記被係止部材に係止する方向へ回動付勢するための弾性部材が設けられ、前記被係止部材は、前記シャッターカーテンの閉じ移動方向に対して傾斜している傾斜部と、この傾斜部における前記シャッターカーテンの閉じ移動方向端部に設けられ、前記係止部材が係止する被係止部とを有し、この被係止部に達するまで前記係止部材が前記傾斜部に当接しながら前記シャッターカーテンが閉じ移動している間は、前記弾性部材が弾性蓄圧変形することを特徴とするシャッター装置の施錠装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のシャッター装置の施錠装置において、前記被係止部材は、前記ガイド部材の内部における前記シャッターカーテンの厚さ方向側の側部に配置され、この被係止部材と、この被係止部材に係止したときの前記係止部材とは、前記シャッターカーテンの幅方向への長さの重複量を有することを特徴とするシャッター装置の施錠装置。
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