JP2004256823A - エチレンを重合および共重合させて超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマーを製造する方法 - Google Patents

エチレンを重合および共重合させて超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマーを製造する方法 Download PDF

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Abstract

【目的】 狭い粒度分布および100−200μmの平均粒径を有し、2000cm3/g以上の粘度数を有する超高分子量エチレンポリマーを製造しうる高活性触媒系を開発する。
【構成】 ジアルキルマグネシウム化合物をハロゲン化剤、チタン化合物および電子供与化合物と反応させることにより触媒成分が得られ、これは有機アルミニウム化合物と一緒に、エチレンの重合および共重合に際して50−200μmの平均粒径および2000cm3/g以上の粘度数を有する超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマーを与える。平均粒径は触媒の粒径および触媒の生産性により設定することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、1−オレフィンを低圧重合させて1×106g/mol以上の分子量Mwを有する超高分子量生成物となすための、高活性触媒の製造方法に関するものである。
チーグラー触媒を用いる低圧法において、周期表のIV−VI亜族の元素の化合物と周期表のI−III主族の有機金属化合物との反応により製造された触媒を用いることによって高分子量ポリエチレンを合成しうることが知られている。これらの触媒の有効性は、MgCl2担体に固定することによって実質的に増大させることができる。
分子量および分子量分布などの分子特性のほか、高分子量生成物の形態的特性、たとえば粒度および粒度分布が、加工特性および利用性にとって重要な役割をもつ。
知られているのは、無水MgCl2とエタノール、ジエチルアルミニウムクロリドおよび四塩化チタンとの反応により製造され、50℃未満の重合温度で固有粘度27dl/gの超高分子量ポリエチレンを与える触媒である(特許文献1)。
さらに、2種類の異なるチタン化合物を有機担体に付与し、これにより約2×106g/mol以上の分子量Mwを有するポリエチレンを製造しうる触媒が記載されている(特許文献2)。
また酸素を含有する無機Mg化合物を基礎とする触媒を用いて、狭い粒度分布を有する超高分子量ポリエチレンを製造することができる(特許文献3)。
可溶性チタンエステルの使用によって狭い粒度分布および一定の粒度を有するポリマーが得られる、超高分子量ポリエチレンの製造のための触媒系も知られている(特許文献4)。
最後に、MgCl2とアルコキシチタン化合物、三ハロゲン化アルミニウムおよびテトラアルコキシシランとの反応により製造しうる、超高分子量ポリエチレンの製造のための触媒が記載されている(特許文献5)。
粒度の大きすぎるポリマーが得られる場合が多いという欠点を克服するには、経費を要するポリエチレン微粉砕工程が必要である(特許文献6)。
米国特許第4933393号明細書 東ドイツ特許DD−282013号明細書 欧州特許第349146号明細書 欧州特許第523657号明細書 米国特許第4,962,167号明細書 米国特許第3,847,888号明細書
本発明の目的は、狭い粒度分布および100−200μmの平均粒径を有する超高分子量エチレンポリマーを製造しうる高活性触媒系を開発することである。
この目的は本発明に従って、触媒製造の第1段階でジアルキルマグネシウム化合物とハロゲン化剤の反応生成物であって、平均粒度<10μmを有する固体を合成することにより達成される。
この目的を達成するに際して、1個の触媒粒子が1個のポリマー粒子を製造すること、および生長が球状に進行することが推定された(マルチグレイン−モデル)。従って触媒粒径は生産性(KA)により制限され、これは<10μmの値に対しては20kg PE/mmol Ti以上であると仮定される。
従って本発明は、エチレンおよび1−オレフィンを懸濁液中または気相で重合および共重合させて超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマーとなすための触媒成分を製造するための下記よりなる方法を提供する:
a)式Iのマグネシウム化合物
Figure 2004256823
(式中のR1およびR2は等しいか、または異なり、C1−C20−アルキル基、C5−C20−シクロアルキル基、C6−C20−アリール基、またはC2−C20−アルケニル基である)を不活性炭化水素中で0−100℃の温度において、
b)式IIのハロゲン化剤
Figure 2004256823
(式中のXはハロゲン原子であり、n≧3であり、Yは水素、ハロゲン、C1−C20−アルキル基、C5−C20−シクロアルキル基、C6−C20−アリール基、またはC2−C20−アルケニル基である)と反応させて、主として式IIIの化合物
Figure 2004256823
(式中のXは上記の意味を有する)からなる固体生成物となし、この生成物と
c)式IVの炭化水素可溶性チタン化合物
Figure 2004256823
(式中のZおよびYは等しいか、または異なり、ハロゲン原子、C1−C6−アルコキシ基、またはC1−C20−カルボキシ基であり、mは0−4の数値である)を、Ti:Mgのモル比0.01−1で反応させ、その際、
d)反応段階a)、b)またはc)のいずれかにおいて電子供与化合物がマグネシウム化合物のモル当たり0.01−1モルの量で存在する。
本発明の触媒を製造するためには式Iのマグネシウム化合物が用いられる:
Figure 2004256823
式中のR1およびR2は等しいか、または異なり、C1−C20−、好ましくはC2−C8−アルキル基、C5−C20−、好ましくはC6−C8−シクロアルキル基、C6−C20−、好ましくはC6−C10−アリール基、またはC2−C20−、好ましくはC2−C8−アルケニル基である。
このマグネシウム化合物を、式IIのハロゲン化剤と反応させる:
Figure 2004256823
式中のXはハロゲン原子、好ましくはClであり、n≧3であり、Yは水素、ハロゲン、C1−C20−、好ましくはC2−C8−アルキル基、C5−C20−、好ましくはC6−C8−シクロアルキル基、C6−C20−、好ましくはC6−C10−アリール基、またはC2−C20−、好ましくはC2−C8−アルケニル基である。
反応は4−12個の炭素原子を含む炭化水素、またはそれらの炭化水素の混合物中で実施される。適切な炭化水素は、たとえばブタン、ヘキサン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、およびこれらの炭化水素を含有する石油留分である。反応温度は0−100℃である。
主として式IIIの化合物からなる固体生成物が得られる:
Figure 2004256823
式中のXは上記の意味を有する。
目的を達成するためには、電子供与化合物の使用が必要であることが示された。適切な供与化合物はカルボン酸エステルのほか、エーテル類、ケトン類、アミド類、または酸素を含有するリンおよびイオウの化合物である。
代表的なエステルは、たとえば安息香酸アルキル、フタル酸アルキルおよびアニス酸アルキルである。電子供与化合物は、チタン化合物の固定前に触媒担体(III)と反応させることが好ましい。しかし担体、供与化合物およびチタン化合物を同時に反応させるか、またはチタン化合物を電子供与化合物との付加物として担体と反応させることもできる。
供与成分の含量は、マグネシウムのモル当たり0.01−1、好ましくは0.05−0.5モルである。
電子供与化合物−対−チタン化合物のモル比は0.1−10、好ましくは0.5−1.5である。
化合物IIIと電子供与化合物との付加物を、式IVの炭化水素可溶性チタン化合物
Figure 2004256823
(式中のZおよびYは等しいか、または異なり、ハロゲン原子、好ましくはCl、またはC1−C6−、好ましくはC1−C4−アルコキシ基、またはC1−C20−、好ましくはC1−C8−カルボキシ基であり、mは0−4の数値である)と、不活性炭化水素中で0−100℃において反応させる(成分A)。Ti:Mgのモル比は0.01−1、好ましくは0.02−0.2である。
成分Aは懸濁液として直接に成分Bと反応させることができる;しかしそれをまず固体として単離し、後に使用するために保存しておき、再懸濁することもできる。
用いられる成分Bは、好ましくは有機アルミニウム化合物である。適切な有機アルミニウム化合物は塩素を含有する有機アルミニウム化合物、たとえば式R4 2AlClのジアルキルアルミニウム−モノクロリド、または式R4 3Al2Cl3のアルキルアルミニウム−セスキクロリドであり、これらの式中のR4は1−16個の炭素原子を含むアルキル基である。
例として挙げることができるのは(C252AlCl、(i−C492AlCl、(C253Al2Cl3である。これらの化合物の混合物も使用しうる。
塩素を含まない化合物を有機アルミニウム化合物として用いることが特に好ましい。一方ではこの目的に適した化合物は、炭素原子1−6個の炭化水素基を有するトリアルキルアルミニウムまたは水素化ジアルキルアルミニウム、好ましくはAl(i−C493またはAl(i−C492Hと、4−20個の炭素原子を含むジオレフィン、好ましくはイソプレンとの反応生成物である。例として挙げることができるのはイソプレニルアルミニウムである。
他方では、塩素を含まないこの型の適切な有機アルミニウム化合物は、トリアルキルアルミニウムAlR4 3、または式AlR4 2Hの水素化ジアルキルアルミニウムであり、これらの式中のR4は1−16個の炭素原子を含むアルキル基である。例はAl(C253、Al(C252H、Al(C373、Al(C372H、Al(i−C493、Al(i−C492H、Al(C8173、Al(C12253、Al(C25)(C12252、Al(iC49)(C12252である。
周期表I、IIまたはIII族の金属の有機金属化合物の混合物、特に各種有機アルミニウム化合物の混合物を用いることもできる。たとえば下記の混合物が挙げられる:
Al(C253およびAl(i−C493、Al(C252ClおよびAl(C8173、Al(C253およびAl(C8173、Al(C492HおよびAl(C8173、Al(i−C493およびAl(C8173、Al(C253およびAl(C12253、Al(i−C493およびAl(C12253、Al(C253およびAl(C16333、Al(C373およびAl(C18372(i−C49)、Al(C253およびイソプレニルアルミニウム(イソプレンとAl(i−C493またはAl(i−C492Hとの反応生成物)。
成分Aと成分Bを重合前に、撹拌された反応器内で−30℃から150℃までの温度、好ましくは−10℃から120℃までの温度において混合することができる。2成分を直接に重合反応器内で20−200℃の温度において混和してもよい。ただし成分Aを重合反応前に−30℃から150℃までの温度で成分Bの一部により予備活性化し、そして重合反応器内で20−200℃の温度において成分Bの追加を行うことにより、成分Bの添加を2段階で実施することもできる。
本発明により用いられる重合触媒は、式R5−CH=CH2の1−オレフィンの重合に使用される。式中のR5は水素原子、または1−10個の炭素原子を有するアルキル基、たとえばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンである。エチレンを単独で、または少なくとも90重量%、特に少なくとも95重量%のエチレン、および最高で10重量%、特に少なくとも5重量%の上記式の他の1−オレフィンとの混合物として重合させることが好ましい。
重合は既知の様式で、溶液中、懸濁液中、または気相で、連続法またはバッチ法により、1または2以上の段階で、20−200℃、好ましくは50−150℃の温度において実施される。圧力は0.5−50barである。5−30barの圧力範囲での重合が好ましく、これは工業的に特に重要である。
成分Aは遷移金属を基準として、分散媒質のdm3当たり遷移金属0.0001−1、好ましくは0.0005−0.1mmolの濃度で用いられる。有機金属化合物は分散媒質のdm3当たり0.1−5mmol、好ましくは0.5−4mmolの濃度で用いられる。ただし原理的にはこれより高い濃度も可能である。
懸濁重合はチーグラー低圧法に一般に用いられる不活性分散媒質中で、たとえば脂肪族または脂環式炭化水素中で実施される;これらの例として挙げられるのはブタン、ペンタン、ヘキサン、イソオクタン、シクロヘキサンおよびメチルシクロヘキサンである。さらに酸素、イオウ化合物および水分を慎重に排除した石油留分または水素化ディーゼル油留分を使用しうる。
気相重合は直接に、または懸濁法での触媒の予備重合後に実施することができる。
ポリマーの分子量は温度により、または連鎖停止剤により調節され、好ましくは水素がこの目的のために用いられる。
本発明方法の利点は、本発明により製造された触媒成分Aによれば平均粒径50−200μmのポリマーを製造しうること、ならびにこの平均粒径を触媒の粒径により、および触媒の生産性により設定しうることである。
さらに、2000cm3/g以上の粘度数を有する超高分子量ポリエチレンを製造することができる。
本発明の各種形態は以下の通りである。
1.エチレンおよび1−オレフィンを懸濁液中または気相で重合および共重合させて超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマーとなすための触媒成分を製造するための下記よりなる方法:
a)式Iのマグネシウム化合物
Figure 2004256823
(式中のR1およびR2は等しいか、または異なり、C1−C20−アルキル基、C5−C20−シクロアルキル基、C6−C20−アリール基、またはC2−C20−アルケニル基である)を不活性炭化水素中で0−100℃の温度において、
b)式IIのハロゲン化剤
Figure 2004256823
(式中のXはハロゲン原子であり、n≧3であり、Yは水素、ハロゲン、C1−C20−アルキル基、C5−C20−シクロアルキル基、C6−C20−アリール基、またはC2−C20−アルケニル基である)と反応させて、主として式IIIの化合物
Figure 2004256823
(式中のXは上記の意味を有する)からなる固体生成物となし、この生成物と
c)式IVの炭化水素可溶性チタン化合物
Figure 2004256823
(式中のZおよびYは等しいか、または異なり、ハロゲン原子、C1−C6−アルコキシ基、またはC1−C20−カルボキシ基であり、mは0−4の数値である)を、Ti:Mgのモル比0.01−1で反応させ、その際
d)反応段階a)、b)またはc)のいずれかにおいて電子供与化合物がマグネシウム化合物のモル当たり0.01−1モルの量で存在する。
2.用いられる電子供与化合物がカルボン酸エステル、エーテル類、ケトン類、アミド類、または酸素を含有するリンもしくはイオウの化合物である上記第1項に記載の方法。
3.電子供与化合物−対−チタン化合物のモル比が0.1−10である上記第1項に記載の方法。
4.上記第1項に記載の方法により製造される触媒成分。
5.エチレンおよび1−オレフィンを重合および共重合させて超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマーとなすための、上記第1項に記載の方法により製造される触媒成分の使用。
6.エチレンを懸濁液中または気相で、遷移金属化合物(成分A)および有機アルミニウム化合物(成分B)からなる混合触媒の存在下に重合および共重合させることにより超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマーを製造する方法であって、成分Aが上記第1項に記載の方法により製造されたものである方法。
7.上記第6項に記載の方法により製造される超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマー。
以下の実施例は本発明を説明するためのものである。
Figure 2004256823
触媒およびポリマーの粒子の平均粒度および粒度分布は、マルバーン(Malvern)レーザー光線散乱法により測定された。比Dm/Dnは、1981年6月のNF X 11−630ににより測定された:
式1
Figure 2004256823
実施例1
a)触媒成分の製造
石油留分50cm3中のテトラクロロメタン0.15molを1時間にわたって、石油留分50cm3中のn−ブチル−n−オクチルマグネシウム(BOMAG−A、WITCOから;ヘプタン中20%濃度)0.15molの溶液に、不活性条件下で65℃において滴加した。撹拌速度は600rpmであった。褐色の微細に分散した固体が生成した。この混合物を85℃でさらに半時間撹拌し、懸濁液a1を得た。
次いで石油留分20cm3に溶解したジイソプロピルフタレート0.05molを電子供与化合物として懸濁液a1に滴加し、混合物を80℃で半時間撹拌した。懸濁液a2を得た。
石油留分50cm3に溶解した四塩化チタン(0.05mol)を、懸濁液a2に1時間にわたって反応温度85℃で滴加した(懸濁液a3)。
黒褐色の懸濁液を80℃でさらに2時間撹拌し、次いで石油留分500cm3で4回洗浄した。触媒懸濁液のチタン含量は31.5mmol/dm3であった。光を用いた顕微鏡測定によれば、触媒粒子は平均直径9.5μmを有していた。比Dm/Dnは1.16であった。
b)重合
エチレンの重合を等圧で2時間にわたって、石油留分800cm3中で1.5dm3の実験室用オートクレーブ内において、撹拌機速度750rpmでエチレン分圧4barを用いて実施した。重合温度は80℃であった。用いた補助溶剤はトリイソブチルアルミニウム1mmolであった。触媒成分Aの懸濁液を1mmol Ti/dm3の濃度に希釈した。次いでこの希釈懸濁液3cm3を重合に用いた。
放圧および冷却により反応を終止し、濾過および乾燥によりポリマーを分散媒質から分離した。これにより164gのポリエチレンが得られ、これは55kg PE/mmol TiのKA、および6.8kg PE/mmol Ti・h・barのKTYredに相当する。
VNは2950cm3/gであり、生成物は嵩密度340g/dm3、および189μmのd50を有していた。比Dm/Dnは1.14であった。
実施例2
a)触媒成分の製造
石油留分50cm3中のテトラクロロメタン0.3molを1時間にわたって、オクタン中の0.6M n−Bu2Mg溶液0.3molに滴加した。これはn−BuClとマグネシウム粉末を不活性条件下に65℃でグリニヤール反応させ、次いで固体を分離することにより調製された。撹拌速度は600rpmであった。褐色の微細に分散した固体が生成した。この混合物を85℃でさらに半時間撹拌し、懸濁液a1を得た。
次いで石油留分20cm3に溶解したn−ブタノール0.10molを電子供与化合物として懸濁液a1に滴加し、混合物を80℃で半時間撹拌した。懸濁液a2を得た。
石油留分50cm3に溶解した四塩化チタン(0.15mol)を、懸濁液a2に1時間にわたって反応温度85℃で滴加した(懸濁液a3)。
黒褐色の懸濁液を90℃でさらに2時間撹拌し、次いで石油留分500cm3で4回洗浄した。触媒懸濁液のチタン含量は28.5mmol/dm3であった。光を用いた顕微鏡測定によれば、触媒粒子は平均直径8.2μmを有していた。
b)重合
重合を実施例1の場合と同様に実施した。これにより191gのポリエチレンが得られ、これは64kg PE/mmol TiのKA、および8.0kg PE/mmol Ti・h・barのKTYredに相当する。
VNは2600cm3/gであり、生成物は嵩密度350g/dm3、および174μmのd50を有していた。比Dm/Dnは1.18であった。
実施例3
a)触媒成分の製造
石油留分50cm3中の1,1,1−トリクロロエタン0.6molを1時間にわたって、ヘプタン中の0.76M n−ヘキシル−n−オクチルマグネシウム溶液0.3molに滴加した。これはn−ヘキシルクロリド、n−オクチルクロリドおよびマグネシウム粉末を不活性条件下に65℃でグリニヤール反応させ、次いで固体を分離することにより調製された。撹拌速度は700rpmであった。褐色の微細に分散した固体が生成した。この混合物を85℃でさらに半時間撹拌し、懸濁液a1を得た。
次いで石油留分20cm3に溶解した亜硫酸ジエチル0.13molを電子供与化合物として懸濁液a1に滴加し、混合物を80℃で半時間撹拌した。懸濁液a2を得た。
石油留分50cm3に溶解した四塩化チタン(0.15mol)を、懸濁液a2に1時間にわたって反応温度85℃で滴加した(懸濁液a3)。
黒褐色の懸濁液を90℃でさらに2時間撹拌し、次いで石油留分500cm3で4回洗浄した。触媒懸濁液のチタン含量は28.5mmol/dm3であった。光を用いた顕微鏡測定によれば、触媒粒子は平均直径9.2μmを有していた。
b)重合
重合を実施例1の場合と同様に実施した。これにより172gのポリエチレンが得られ、これは57kg PE/mmol TiのKA、および7.2kg PE/mmol Ti・h・barのKTYredに相当する。
VNは3200cm3/gであり、生成物は嵩密度360g/dm3、および171μmのd50を有していた。比Dm/Dnは1.19であった。
実施例4
a)触媒成分の製造
石油留分50cm3中のトリクロロメタン0.6molを1時間にわたって、ヘプタン中の0.66M プロピル−n−ブチルマグネシウム溶液0.3molに滴加した。これはn−プロピルクロリド、n−ブチルクロリドおよびマグネシウム粉末を不活性条件下に65℃でグリニヤール反応させ、次いで固体を分離することにより調製された。撹拌速度は700rpmであった。褐色の微細に分散した固体が生成した。この混合物を85℃でさらに半時間撹拌し、懸濁液a1を得た。
次いで石油留分20cm3に溶解したジエトキシジメチルシラン0.13molを電子供与化合物として懸濁液a1に滴加し、混合物を80℃で半時間撹拌した。懸濁液a2を得た。
石油留分50cm3に溶解した四塩化チタン(0.15mol)を、懸濁液a2に1時間にわたって反応温度85℃で滴加した(懸濁液a3)。
黒褐色の懸濁液を90℃でさらに2時間撹拌し、次いで石油留分500cm3で4回洗浄した。
触媒懸濁液のチタン含量は31.2mmol/dm3であった。光を用いた顕微鏡測定によれば、触媒粒子は平均直径8.2μmを有していた。
b)重合
重合を実施例1の場合と同様に実施した。
これにより187gのポリエチレンが得られ、これは62kg PE/mmol TiのKA、および7.8kg PE/mmol Ti・h・barのKTYredに相当する。
VNは3050cm3/gであり、生成物は嵩密度350g/dm3、および169μmのd50を有していた。比Dm/Dnは1.17であった。
実施例5
a)触媒成分の製造
触媒成分Aの製造を実施例2の場合と同様に実施した。
触媒懸濁液のチタン含量は28.2mmol/dm3であった。光を用いた顕微鏡測定によれば、触媒粒子は平均直径9.0μmを有していた。
b)重合
重合を石油留分100dm3中で150dm3の反応器内において、上記の触媒成分A 7.0cm3(チタン0.2mmolに相当)および補助溶剤としてのトリイソブチルアルミニウム0.1molを用いて実施した。導入したエチレンの量は4.0kg/hであった。重合温度は80℃であり、重合期間は3.5時間であった。放圧および冷却により反応を終止し、濾過および乾燥によりポリマーを分散媒質から分離した。
これにより25.2kgのポリエチレンが得られ、これは126kg PE/mmol TiのKA、および8.0kg PE/mmol Ti・h・barのKTYredに相当する。
VNは3150cm3/gであり、生成物は嵩密度385g/dm3、および198μmのd50を有していた。比Dm/Dnは1.14であった。
実施例6
a)触媒成分の製造
触媒成分Aを実施例3の場合と同様に製造した。
b)エチレンの気相重合
エチレンの気相重合を磨き壁面を備えた2dm3の鋼製オートクレーブ内で実施した。壁面に沿って移動する二重らせん撹拌機により、初期装填量10gのポリエチレン粉末を播種床として用いて、機械的に流動床を形成した。補助溶剤(イソペンタン2cm3中のトリイソブチルアルミニウム2mmol)をまず加圧ビュレットによりオートクレーブ内へ計量装入し、次いで2cm3の触媒懸濁液(Ti 0.01mmol)を計量装入した。懸濁媒質を除去するためにアルゴンによる加圧および排気を多数回行ったのち、エチレン分圧8barで80℃の温度において2時間にわたって重合を実施し、オートクレーブの放圧により終止した。
これにより207gのポリエチレンが得られ、これは20.7kg PE/mmol TiのKA、および1.3kg PE/mmol Ti・h・barのKTYredに相当する。
VNは2630cm3/gであり、生成物は嵩密度380g/dm3、および134μmのd50を有していた。

Claims (3)

  1. エチレンを懸濁液中または気相で、遷移金属化合物(成分A)および有機アルミニウム化合物(成分B)からなる混合触媒の存在下に重合および共重合させることにより2000cm3/g以上の粘度数を有する超高分子量エチレンホモポリマーおよびコポリマーを製造する方法であって、成分Aが,
    a)式Iのマグネシウム化合物
    Figure 2004256823
    (式中のR1およびR2は等しいか、または異なり、C1−C20−アルキル基、C5−C20−シクロアルキル基、C6−C20−アリール基、またはC2−C20−アルケニル基である)を不活性炭化水素中で0−100℃の温度において、
    b)式IIのハロゲン化剤
    Figure 2004256823
    (式中のXはハロゲン原子であり、n≧3であり、Yは水素、ハロゲン、C1−C20−アルキル基、C5−C20−シクロアルキル基、C6−C20−アリール基、またはC2−C20−アルケニル基である)と反応させて、主として式IIIの化合物
    Figure 2004256823
    (式中のXは上記の意味を有する)からなる固体生成物となし、この生成物と
    c)式IVの炭化水素可溶性チタン化合物
    Figure 2004256823
    (式中のZおよびYは等しいか、または異なり、ハロゲン原子、C1−C6−アルコキシ基、またはC1−C20−カルボキシ基であり、mは0−4の数値である)を、Ti:Mgのモル比0.01−1で反応させ、その際
    d)反応段階a)、b)またはc)のいずれかにおいて電子供与化合物がマグネシウム化合物のモル当たり0.01−1モルの量で存在する;
    工程を含む方法によって製造されるものであることを特徴とする上記方法。
  2. 用いられる電子供与化合物がカルボン酸エステル、エーテル類、ケトン類、アミド類、または酸素を含有するリンもしくはイオウの化合物である、請求項1に記載の方法。
  3. 電子供与化合物−対−チタン化合物のモル比が0.1−10である、請求項1に記載の方法。
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