JP2004254669A - 食品用シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】食品用シート11は保存すべき食品側に使用する内側シート23と食品側と反対側に位置する外側シート24とが合成樹脂層17によって接合されて一体化されている。内側シート23は複数の孔14が形成された無機系抗菌剤が練り込まれたポリエチレンよりなる抗菌性樹脂層13と抗菌性樹脂層13の上に形成されたパルプシートよりなる吸湿性層16とによって構成されている。外側シート24は無延伸ポリプロピレンよりなる合成樹脂層19の上に印刷層18が形成されている。食品の湯気に含まれる水分は孔14を介して吸湿性層16によって吸湿され、そこで保持される。又、抗菌性樹脂層13は食品に直接接して使用されるため、食品に対して抗菌効果を発揮する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は食品用シート及び食品用シートの製造方法に関し、特にご飯等の食品の保存に用いる食品用シート及び食品用シートの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の食品用シートの概略構成を示す断面図である。
【0003】
図を参照して、食品用シート61はご飯等の食品側に面する不織布層63と、不織布層63の上に形成されたパルプ層64と、パルプ層64の上に形成されたポリエチレンフィルム等からなる樹脂層65と、樹脂層65の上に形成された紙層66とから構成されている。
【0004】
使用時にあっては、例えば弁当箱に詰められた炊き立てのご飯の上に食品用シート61の不織布層63が接するように載置して、弁当箱の蓋を閉める。これによってご飯から発する湯気等の水分は、不織布層63を通過してパルプ層64に吸収され保持される。このため通常の弁当箱でご飯を保存した場合に比べて、ご飯がべたつくことなくその品質が長期間保たれることになる。又、パルプ層64によって保有された水分は、ご飯が乾燥してくると自然に不織布層63を介して放出される。これによってご飯に適度な湿気が与えられるため、食味を維持することが可能となる。
【0005】
尚、樹脂層65は非吸湿性であるため、パルプ層64によって保有された水分は上方に蒸発して消失する虞はない。又、樹脂層65による水分の遮断によって樹脂層65上に形成された紙層66は水分でべとつくことはないため、食品用シート61を指で掴んで取出す際に不快感を与えることもない。
【0006】
このように食品用シート61を用いて炊き立てのご飯を覆うことによって、冷めた状態となってもべたつきがなく又ぱさつきのない品質状態を保持することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の食品用シートにあっては、食品の水分の調整という観点からは効果を発揮するが、保存時間の経過に伴う雑菌の繁殖を抑制するという点では不十分であった。
【0008】
図5はこのような観点から採用されている従来の食品用シートの他の例による概略構成を示した断面図である。
【0009】
図を参照して、この食品用シート61は抗菌性材料が練り込まれた第1抗菌性樹脂層68と、同様に抗菌性材料が練り込まれた第2抗菌性樹脂層69とを貼り合わせたものである。この食品用シート61をご飯等の食品に用いると、接触したご飯に対して抗菌効果を発揮する。しかしながら、この食品用シート61の構成にあっては、水分の吸湿や保持効果がないため、充分な品質の保持を達成することができない。
【0010】
図6は、従来の食品用シートの更に他の例による概略構成を示した断面図である。
【0011】
図を参照して、この食品用シート61は、複数の孔72が形成されたポリエチレン等からなる樹脂層71の上にパルプ層73が形成され、パルプ層73の上には発散性抗菌コート74が形成されている。これによってご飯等の食品の余分な水分が孔72を介してパルプ層73に吸湿され、そこで保持される。又、発散性抗菌コート74は食品から発生する水分に触れることによって抗菌性成分が発散されるため、食品の保存経過時における雑菌の繁殖を抑制することが可能となる。
【0012】
しかしながらこの食品用シート61にあっては、抗菌効果があるものの、抗菌成分が発散してしまうと抗菌効果が無くなってしまう。又、抗菌成分には一般的に臭いがきついものが多いため、その発散とともに食品に臭いが移ってしまう場合がある。更に、発散性抗菌コート74は一般的に高価であり、使い捨ての食品用シート61においてはコスト的にその使用が適したものとは言えない。
【0013】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、食品の保存状態をより安定して持続させる食品用シート及び食品用シートの製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、食品用シートであって、抗菌性を有し、複数の孔が形成された抗菌性樹脂層と、抗菌性樹脂層の上に形成され、吸湿性を有する吸湿性層と、吸湿性層の上に形成され、非吸湿性を有する非吸湿性樹脂層とを備えたものである。
【0015】
このように構成すると、孔を通して吸湿された水分が保持されるとともに抗菌効果が発揮される。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、抗菌性樹脂層は、無機系抗菌剤が練り込まれた第1の合成樹脂フィルムを含むものである。
【0017】
このように構成すると、抗菌効果が消失することなく継続して発揮される。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、吸湿性層はパルプシートを含み、抗菌性樹脂層とは機械的な接合で一体化されているものである。
【0019】
このように構成すると、パルプシートは直接的に抗菌性樹脂層に接合される。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、非吸湿性樹脂層は、吸湿性層の上に形成された合成樹脂層と、合成樹脂層の上に形成された印刷層と、印刷層の上に形成された第2の合成樹脂フィルムとを含むものである。
【0021】
このように構成すると、印刷層は合成樹脂層と第2の合成樹脂フィルムとの間に挟まれる。
【0022】
請求項5記載の発明は、食品用シートの製造方法であって、吸湿性を有する吸湿性シートの一方面の上に、抗菌性を有する抗菌性樹脂シートを重ね合わせる重合工程と、
抗菌性樹脂シートに複数の孔を形成するとともに、孔を介して抗菌性樹脂シートを吸湿性シートに接合する接合工程と、吸湿性シートの他方面に非吸湿性を有する非吸湿性樹脂シートを形成して一体化する一体化工程とを備えたものである。
【0023】
このように構成すると、抗菌性樹脂シートは孔の形成に合わせて吸湿性シートに接合される。
【0024】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、一体化工程は、非吸湿性樹脂フィルムの上に印刷層を形成する工程と、印刷層の上に、溶融状態の非吸湿性樹脂を介して吸湿性シートの他方面を接合する工程とからなるものである。
【0025】
このように構成すると、印刷層は非吸湿性フィルムと非吸湿性樹脂との間に挟まれた状態となる。
【0026】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の構成において、接合工程において、孔はレーザーの照射によって形成され、非吸湿性樹脂フィルムは張力が付与された状態で吸湿性シートに接合されるものである。
【0027】
このように構成すると、重合工程で抗菌性樹脂シート側に反った状態が、非吸湿性樹脂フィルムの接合によって緩和される。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、吸湿された水分が保持されるとともに抗菌効果が発揮されるため、食品の品質保持期間が長くなる。又、吸湿性層は非吸湿性樹脂層によって覆われているため、手に水分が付きにくく、取扱が快適となる。
【0029】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、抗菌効果が継続して発揮されるため、食品の品質保持が継続的に且つ安定して発揮される。
【0030】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、パルプシートは直接的に抗菌性樹脂層に接合されるため、接着剤を介して接合するものに比べて食品に対する安全性が向上する。
【0031】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、印刷層は合成樹脂層と第2の合成樹脂フィルムとの間に挟まれるため、印刷層が食品に触れる虞がなく食品に対する安全性がより向上する。
【0032】
請求項5記載の発明は、抗菌性樹脂シートは孔の形成に合わせて吸湿シートに接合されるため、吸湿性シートは孔を介して外方に連通状態となる。
【0033】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、印刷層は非吸湿性樹脂フィルムと非吸湿性樹脂との間に形成されるため、印刷状態が安定するとともに劣化する虞がない。
【0034】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の効果に加えて、重合工程における抗菌性樹脂シートの反りが緩和されるため、食品用シート全体の品質が向上する。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施の形態による食品用シートの概略構成を示す断面図であり、図2は図1で示したII−IIラインから見た図である。
【0036】
これらの図を参照して、食品用シート11はご飯等の食品側に接するようにして用いられる内側シート23と、食品に対して外方側に位置する外側シート24とが、例えばポリエチレン(厚さ10〜30μm、好ましくは15〜20μm)からなる合成樹脂層17によって接合されて形成されている。
【0037】
内側シート23は複数の孔14が形成された、例えば無機系抗菌剤が練り込まれたポリエチレンフィルム(厚さ15〜100μm、好ましくは20〜30μm)よりなる抗菌性樹脂層13の上に、例えばクレープ紙のようなパルプシート(秤量15〜200g/m2、好ましくは40〜60g/m2)からなる吸湿性層16とから構成されている。孔14は図2に示されているように格子状に配置されており、その径は100〜1000(好ましくは350〜450)μmであり、そのピッチLは0.35〜5.0(好ましくは0.7〜2.0)mmに設定されている。尚、無機系抗菌剤としては、特に限定されるものではないが、平均粒子径数nm〜数+μmの銀、銅、ニッケル、チタン等の金属系抗菌剤、酸化チタン、炭素等のセラミックス系抗菌剤等を使用することができる。
【0038】
一方、外側シート24は例えば透明の無延伸ポリプロピレンフィルム(厚さ15〜100μm、好ましくは20〜30μm)よりなる合成樹脂層19の上に(図では下方)印刷層18が形成され、印刷層18の面が合成樹脂層17の上面に来るように構成されている。
【0039】
使用時にあっては、例えば弁当箱に敷き詰められた炊き立てのご飯等の食品の上に食品用シート11の抗菌性樹脂層13が接するように載置した後、弁当箱の蓋を閉める。すると、ご飯の湯気となって蒸発する水分は抗菌性樹脂層13の孔14を介して吸湿性層16に吸湿される。合成樹脂層17は非吸湿性を有しており、又吸湿性層16の下面は小さな孔14が形成されている非吸湿性の抗菌性樹脂層13によって覆われているため、吸湿された水分は吸湿性層16によって保持されることになる。
【0040】
これによって蒸発した湯気が結露することによって生じる水分がご飯の上に滴下することがないため、ご飯のべとつきを抑えることが可能となる。又、ご飯に直接接する抗菌性樹脂層13は抗菌効果を有しているため、ご飯の保存の経過に伴う雑菌の繁殖を抑制することも可能となる。そして、ご飯側が乾燥した状態になると、吸湿性層16に保有された水分は抗菌性樹脂層13の孔14を介して食品側に放出されることになる。これによって食品には適度な湿気を与えることができるため、ご飯等のぱさつきによる食味の低下を防止することも可能となる。
【0041】
一方、食品用シート11に視覚上の変化を与えることができる印刷層18は合成樹脂層19上に形成されているため、例えば吸湿性層16の上に直接印刷するものに比べてその仕上がり効果が優れたものとなる。また、印刷層18は非吸湿性の合成樹脂層17及び合成樹脂層19によって挟まれた状態となるため、印刷層18を構成するインキが食品用シート11の外部に漏れ出す虞もない。このため、印刷層18のインキが食品に触れる虞も物理的にないため、食品用シート11の使用時における安全性がより向上する。
【0042】
更に食品用シート11の合成樹脂層19は非吸湿性を有しているため、食品の水分を吸湿することがない。そのため、使用後に食品用シート11を食品から取外す際に、合成樹脂層19を掴む指に不快感を与える虞もない。
【0043】
図3は図1で示した食品用シートの製造工程を示した概略断面図である。
【0044】
図を参照して、その(1)に示されているようにパルプシートよりなる吸湿性層16の上にポリエチレンよりなる抗菌性樹脂層13が重ね合わされるように設置される。この状態で、抗菌性樹脂層13の表面にレーザー21が所定位置に照射される。これによってレーザー21によって照射された部分の抗菌性樹脂層13が溶け出し、図3の(2)に示されているように孔14が形成されることになる。そしてレーザー21の照射によって溶けた抗菌性樹脂層13の部分は孔14の吸湿性層16側の縁で固まり、抗菌性樹脂層13を吸湿性層16に対して機械的に接合する。このように食品側となる内側シート23を構成する抗菌性樹脂層13と吸湿性層16とは機械的に接合されているため、これらを有機溶剤を用いた接着剤によって接合されたものに比べて食品に対する使用の安全性がより向上することになる。
【0045】
一方、図3の(3)の接合工程に入る前に、外側シート24を構成するべく無延伸ポリプロピレンからなる合成樹脂層19の上に印刷層18が形成され、所望の印刷模様が形成されることになる。
【0046】
ところで、内側シート23に対しては、上述のように抗菌性樹脂層13にレーザー21を照射することによって吸湿性層16に接合している。そのため、レーザー21によって加わった熱により抗菌性樹脂層13は吸湿性層16に対して収縮してしまう。すなわち図3の(2)においては、内側シート23は抗菌性樹脂層13側に反った状態に形成されることになる。そこでこの実施の形態においては、内側シート23の反りを解消すべく、外側シート24を構成する合成樹脂層19に対して張力を加えた状態でこれらを対向状態に設置する。そして内側シート23と外側シート24との間の対向スペースに溶融状態となっているポリエチレンよりなる合成樹脂層17を押出しながら、これらを合成樹脂層17を介して一体化する。すなわち、内側シート23と外側シート24と押出しラミネートの手法によって一体化する。
【0047】
これによって内側シート23の反りの状態は外側シート24の合成樹脂層19の一体化後の収縮によって緩和され、図3の(4)に示されるような反りのほとんどない食品用シート11が完成する。又、外側シート24の一部を構成する印刷層18は合成樹脂層17と合成樹脂層19とによって挟まれた状態で形成されるため、印刷層18の形成時に使用されたインキは外方に漏れ出すことが物理的にないため、食品に対する安全性がより向上する。
【0048】
尚、上記の実施の形態では、吸湿性層の上に形成された非吸湿性層は印刷層も含めて3層構造となっているが、1層以上の非吸湿性材料を用いれば同様の効果を奏する。
【0049】
又、上記の実施の形態では、抗菌性樹脂層と吸湿性層とを機械的に接合しているが、これに代えて接着剤を用いてこれらを接合しても良い。この場合、反りが生じにくくなるので、上述のような反りの対策は不要となる。
【0050】
更に、上記の実施の形態では、内側シートと外側シートとを押出しラミネートを用いて一体化しているが、他の方法を用いてこれらを一体化しても良い。
【0051】
更に、上記の実施の形態では、抗菌性樹脂層に設けた孔を格子状に配列しているが、他の配列にしても良い事は言うまでもない。
【0052】
更に、上記の実施の形態では、外側シートを構成する合成樹脂フィルムに張力を付与した状態で内側シートに接合しているが、食品シートを反りが問題とならない用途に使用する場合には、張力の付与は不要である。
【0053】
更に、上記の実施の形態では、吸湿層としてクレープ紙を用いているが、他の紙シートであっても良く、又、吸湿性を有するものであれば、紙以外の他の材料を用いても良い。
【0054】
更に、上記の実施の形態では、合成樹脂を例示しているが、同様の機能を有するものであれば他の合成樹脂を用いても良い事は言うまでもない。
【0055】
更に、上記の実施の形態では、食品用シートを弁当箱中のご飯に適用する例を示しているが、弁当箱に限らず、炊飯器、保温ジャー、どんぶり、軟包装容器内で使用できるのは言うまでもない。
【0056】
更に、上記の実施の形態では、食品用シートを弁当箱中のご飯の上に載せて使用する例を示しているが、食品用シートをご飯の下に敷いてもよく、又ご飯の上下に設置してもよく、又ご飯に巻いたり、ご飯を包むようにしてもよい。
【0057】
更に、上記の実施の形態では、食品用シートをご飯に使用する例を示しているが、ご飯以外にも麺類、肉類、魚貝類、菓子類等に使用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による食品用シートの概略構成を示した断面図である。
【図2】図1で示したII−IIラインから見た図である。
【図3】図1で示した食品用シートの製造方法を示す概略工程断面図である。
【図4】従来の食品用シートの構成の一例を示した概略断面図である。
【図5】従来の食品用シートの構成の他の一例を示した概略断面図である。
【図6】従来の食品用シートの構成の更に他の一例を示した概略断面図である。
【符号の説明】
11…食品用シート
13…抗菌性樹脂層
14…孔
16…吸湿性層
17…合成樹脂層
18…印刷層
19…合成樹脂層
21…レーザー
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (7)
- 食品用シートであって、
抗菌性を有し、複数の孔が形成された抗菌性樹脂層と、
前記抗菌性樹脂層の上に形成され、吸湿性を有する吸湿性層と、
前記吸湿性層の上に形成され、非吸湿性を有する非吸湿性樹脂層とを備えた、食品用シート。 - 前記抗菌性樹脂層は、無機系抗菌剤が練り込まれた第1の合成樹脂フィルムを含む、請求項1記載の食品用シート。
- 前記吸湿性層はパルプシートを含み、前記抗菌性樹脂層とは機械的な接合で一体化されている、請求項1又は請求項2記載の食品用シート。
- 前記非吸湿性樹脂層は、
前記吸湿性層の上に形成された合成樹脂層と、
前記合成樹脂層の上に形成された印刷層と、
前記印刷層の上に形成された第2の合成樹脂フィルムとを含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載の食品用シート。 - 食品用シートの製造方法であって、
吸湿性を有する吸湿性シートの一方面の上に、抗菌性を有する抗菌性樹脂シートを重ね合わせる重合工程と、
前記抗菌性樹脂シートに複数の孔を形成するとともに、前記孔を介して前記抗菌性樹脂シートを前記吸湿性シートに接合する接合工程と、
前記吸湿性シートの他方面に、非吸湿性を有する非吸湿性樹脂シートを形成して一体化する一体化工程とを備えた、食品用シートの製造方法。 - 前記一体化工程は、
非吸湿性樹脂フィルムの上に印刷層を形成する工程と、
前記印刷層の上に、溶融状態の非吸湿性樹脂を介して前記吸湿性シートの他方面を接合する工程とからなる、請求項5記載の食品用シートの製造方法。 - 前記接合工程において、前記孔はレーザーの照射によって形成され、
前記非吸湿性樹脂フィルムは、張力が付与された状態で前記吸湿性シートに接合される、請求項6記載の食品用シートの製造方法。
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