JPH0530913Y2 - - Google Patents

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JPH0530913Y2
JPH0530913Y2 JP1986185632U JP18563286U JPH0530913Y2 JP H0530913 Y2 JPH0530913 Y2 JP H0530913Y2 JP 1986185632 U JP1986185632 U JP 1986185632U JP 18563286 U JP18563286 U JP 18563286U JP H0530913 Y2 JPH0530913 Y2 JP H0530913Y2
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liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、液体吸収保持材に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
鮮魚や野菜、果物等の食品を取り扱う業界で
は、食品からでる液体を吸収したり、逆に水分を
保持して鮮度を保つことが必要な場合がある。
例えば、魚介類や畜肉等の鮮魚食品を店頭で販
売する場合、これらの食品から流出した血液やド
リツプ等の液体によつてトレイが変色し、購買意
欲をそぐことがある。そのため、ドリツプ等の液
体を吸収し、隠蔽する必要がある。
また、野菜や果物では、水分の発散によつて鮮
度が落ちるため、水分を保持する必要がある。
従来、生鮮食品から流出した液体を吸収隠蔽す
るものとして、第9図及び第10図に示すような
吸収用マツト15があつた。
これは、シート状の不透明のマツト16と不織
布17を接着剤によつて接着したもので、多数の
切り込み18が貫通形成されている。
この吸収用マツト15は、トレイ等に敷き、そ
の上に魚介類等を置いて使用する。魚介類から流
出したドリツプ等の液体は、切り込み18を通し
て不織布17に吸収され、この吸収によつて変色
した不織布をマツト16によつて隠すものであ
る。切り込み18は、孔ではないので、ドリツプ
等の液体を通す量は多くない。従つて、液体は、
吸収用マツトを通過してしまうことはなく、その
途中で吸収される。
また、水分を保持するものとしては、多種類の
合成樹脂フイルムが出回つており、これによつて
野菜等を包むことが広く行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 このように、従来は、液体の吸収隠蔽と水分
保持を別々の物で行つていたため、不便であつ
た。
また、吸収用マツト15の切り込み18は、
通液量が少ないため、多量のドリツプ等を速や
かに下方へ移動させることができず、マツト1
6が変色してしまうおそれがある。
また、マツト16と不織布17の接着は、接
着剤によるため、広範囲の接着面積を必要とす
るが、接着部分は吸収不能となるため接着面積
を広くとることはできなかつた。その結果、接
着力には限界があり、マツト16と不織布17
は剥離しやすかつた。従つて、この吸収用マツ
ト15は保鮮材として野菜や果物等を直接包装
することはできなかつた。
従来、保水材として使用されている合成樹脂
フイルムは、フイルム内外の通気を遮断するこ
とを目的とするものであり、フイルム自体に保
水性はない。従つて、保鮮材としては限界があ
つた。
そこで、この考案は、液体の吸収隠蔽と保鮮材
としての水分保持を同時に行うことができ、しか
もその能力を従来より向上させることを目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、少なくとも上部に熱可塑性樹脂層
と下部に吸収保持層を有する多重層Aからなり、
この多重層Aに多数の貫通孔5を形成し、多重層
Aは貫通孔5を形成した際の熱可塑性樹脂によつ
て接着されている。
〔作用〕 ドリツプ等の液体を下降させるための孔は貫
通孔5であるので、液体は、貫通孔5から液体
吸収保持材の下に速やかに移動され、吸収保持
層の下面全体から吸収される。従つて、液体吸
収保持材上に液体が貯まることはなく、しかも
液体の吸収は吸収保持層の下面全体でなされる
ので、液体の吸収力と隠蔽性の双方を向上させ
ることができる。
多重層Aは、吸収保持層を有するので、野菜
等の表面の水滴や内部から発散した水分を吸収
保持でき、あるいは外部から水を吸収させるこ
とができる。従つて、それ自体、保水性を有す
る。
しかも、多重層Aは、貫通孔5を形成した際
の熱可塑性樹脂によつて接着されるので、各層
は広い範囲にわたり堅固に接着され、屈曲して
も各層が剥離することはない。
〔実施例〕
この考案の一実施例を図面に基づき説明する。
この考案に係る液体吸収保持材1は多重層Aで
あつて、第2図は2重層、第3図は3重層を示す
ものである。
これらの多重層Aは、いずれも上層2に熱可塑
性樹脂フイルムを使用し、下層3に液体を吸収保
持する層として、不織布、吸収紙、吸収合成紙を
使用する。3重層、あるいはそれ以上の多重層の
中間層4には、例えば強度の向上を目的として、
比較的厚手の合成樹脂基材(フイルムあるいはシ
ート)を使用することが考えられる。これらの材
料は、各層毎に自由に組み合わせることができ
る。
上層2の熱可塑性樹脂フイルムは、上面に文
字、図形、記号等を印刷しておくことができ、さ
らに着色することもできる。また、このフイルム
は熱可塑性であれば、その他の材質は問わず、例
えば印刷フイルムであつてもよい。
また、上層2、中間層4は、透明あるいは不透
明であつてもよい。
このような多重層Aは、第1図に示すように多
数の貫通孔5が形成されている。貫通孔5の分布
は、液体吸収保持材1の前面あるいはその一部に
形成されている。また、貫通孔5の形状は、丸の
他、三角、四角その他の多角形である。
次に、以上の構成からなる液体吸収保持材1の
製造方法について説明する。
第4図乃至第7図は、この液体吸収保持材1の
製造装置を示すものである。この装置は、パーフ
オレーシヨン装置といい、概略ドラム6、ブラシ
ロール7、と2本の搬送ロール8から構成されて
いる。
ドラム6は、数本のニードルロール9を直列に
連結したものである。ニードルロール9は、外周
に多数のセグメント10を放射状、かつ着脱自在
に植設されている。(第6図,第7図)。セグメン
ト10の形状、配列は自由に設定することができ
る。
また、ドラム6には、ヒーターが内蔵されてい
る。
ブラシロール7は、上下動自在に取り付けら
れ、ロール表面にブラシ(図示せず)が植設され
ている。
パーフオレーシヨン装置内における液体吸収保
持材1の流れは、第5図に示すように、多重層A
の各層の材料を重ね合わせ、これを一方の搬送ロ
ール8下面に挿入し、次にドラム6とブラシロー
ル7の間に通し、他方の搬送ロール8から取り出
すものである。
製造時には、ブラシロール7が上昇して、材料
をドラム6に押しつける。そして、ドラム6とブ
ラシロール7を回転させ、加熱されたセグメント
10によつて、穴開けを行う。同時に、溶けた熱
可塑性樹脂フイルムによつて多重層Aを接着する
ものである。尚、搬送方向は、2個の搬送ロール
8のいずれの側から行つてもよい。
このようにして製造された液体吸収保持材1は
長尺であり、適宜長さに切断して使用する。尚、
液体吸収保持材1を袋状にして使用してもよい。
液体吸収保持体1は、ドリツプ等の吸収マツト
あるいは保鮮材として使用する。
吸収マツトとしては使用する場合、一般的にト
レイ11に液体吸収保持材1を敷き、その上に魚
介類、畜肉等の生鮮食品12を載せて合成樹脂フ
イルム13によつて包装する(第8図)。
保鮮材として使用する場合、上記のような使用
のし方をする他、直接野菜や果物を包装してもよ
い。尚、保鮮材として使用する場合、あらかじめ
水を吸収させておいてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、多重層Aに貫通穴5を形成してい
るので、ドリツプ等の液体の吸収力と隠蔽性を向
上させることができる。
また、液体吸収保持層は保水力を有し、かつ多
重層Aは屈曲しても剥離することはないので、保
鮮材として野菜、果物等を直接包装することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図はこの考案の一実施例を示す
図面である。第1図は液体吸収保持材の平面図。
第2図は2重層の断面図。第3図は3重層の断面
図。第4図はパーフオレーシヨン装置の正面図。
第5図は同縦断面図。第6図はニードルロールの
正面図。第7図は同側面図。第8図は吸収マツト
として使用した状態を示す断面図。第9図及び第
10図は従来技術を示す図面である。第9図は吸
収用マツトの平面図。第10図は同断面図。 A……多重層、1……液体吸収保持材、2……
上層、3……下層、4……中間層、5……貫通
孔、6……ドラム、9……ニードルロール、10
……セグメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも上部に熱可塑性樹脂層と下部に吸収
    保持層を有する多重層Aからなり、この多重層A
    に多数の貫通孔5を形成し、多重層Aは貫通孔5
    を形成した際の熱可塑性樹脂によつて接着されて
    いることを特徴とする液体吸収保持材。
JP1986185632U 1986-12-01 1986-12-01 Expired - Lifetime JPH0530913Y2 (ja)

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JP1986185632U JPH0530913Y2 (ja) 1986-12-01 1986-12-01

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JP1986185632U JPH0530913Y2 (ja) 1986-12-01 1986-12-01

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Publication Number Publication Date
JPS6393130U JPS6393130U (ja) 1988-06-16
JPH0530913Y2 true JPH0530913Y2 (ja) 1993-08-09

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ID=31134440

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044802A (ja) * 2001-02-05 2006-02-16 Uni Charm Corp ドリップ吸収マット

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