JP3115490U - 紙製食品収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 米飯や惣菜などの食品を暖かいうちに収納し(盛り付け)、そのあと蓋体によって閉蓋しても、あるいは電子レンジで再加熱しても、発生する水蒸気によって蓋体の外面における表示(印刷面)に影響を及ぼすことがなく、しかも、内部で水蒸気が水滴となって収納食品をふやけさせたり、食感を悪化させてしまうといった心配のない高級感のある、かつ大量生産に適した紙製食品収納箱を提供するところにある。
【解決手段】 食品を収納するための紙製の箱であって、食品を収納する収納空間(13)を備えるとともに上部が開口した箱本体(12)と、前記箱本体(12)における上部の開口部(14)に対して閉蓋可能に設けられた蓋体(16)を備え、少なくとも前記蓋体(16)における内面に処理層(20)が設けられ、前記処理層(20)は、吸水性フィルム(22)と非透湿性フィルム(24)からなる積層体であり、前記吸水性フィルム(22)を前記蓋体(16)側に配して設けられてなる食品収納箱(10)。
【選択図】 図1

Description

本考案は、紙製食品収納箱(以下、単に「食品収納箱」ともいう)に関し、詳しくは、内部に米飯や惣菜を収納するための食品収納箱に関し、駅売店やコンビニまたはスーパーあるいはテイクアウトを主たる販売形態とする弁当屋で使用される食品収納箱に関する。
従来、弁当箱は、例えば駅売店で販売されている、いわゆる“駅弁”に使用されている弁当箱は紙製からなることが多い。このような紙製の弁当箱に、炊きたての米飯や惣菜を、プラスチック製の仕切体を具備する箱本体に収納し、そして蓋体により閉蓋すれば、次のような問題があった。すなわち、収納した食品から立ち上がる水蒸気によって蓋体が湿気を帯び始め、外側に記載された弁当名などの表示(印刷面)が見にくくなったり、蓋体が当初の形状を保持できなくなり、見た目が悪くなって商品価値が下がったり、食品衛生上にも問題があった。
そこで、蓋体の内面に防湿フィルムを貼ったものや吸湿性素材を付与したものが提案された(例えば、特許文献1)。
実開平07−39555号公報
蓋体の内面に防湿性フィルムを貼れば、なるほど蓋体を透過する湿気は少なくなり、上記したような問題はある程度解消されるが、その反面、次第に当該フィルムの内面に結露水が付着し、やがて水滴となって米飯などの食品側に落ち、該食品がふやけたりして食感を損なうという新たな問題が発生した。
この問題を解消する手段として、収納しようとする食品を時間を掛けて冷やし、冷たくなった状態で箱本体に収納することが考えられるが、時間的な無駄が生じ、作業性が悪化した。
従来のテイクアウト用の紙製弁当箱にあっても同様で、当該食品が揚げたてのギョウザや唐揚げ、ドーナツである場合、食品から発生する水蒸気や滲み出る油分に対しては、これを防ぐのみであり、水蒸気や油分を吸収して保持し、しかも蓋体を透過させないという発想はなかった。また、特にテイクアウト用であれば、その性質上、冷ました米飯や惣菜を盛り付けるということはできなかった。
[考案の目的]
本考案は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、米飯や惣菜などの食品を暖かいうちに収納し(盛り付け)、そのあと蓋をしても、あるいは電子レンジで再加熱しても、発生する水蒸気によって蓋体の外面における表示(印刷面)に影響を及ぼすことがなく、しかも内部で水蒸気が水滴となって収納食品をふやけさせたり、食感を悪化させてしまうといった心配のない高級感のある、かつ大量生産に適した紙製食品収納箱を提供するところにある。
請求項1に記載の食品収納箱は、食品を収納するための紙製の箱であって、食品を収納する収納空間を備えるとともに上部が開口した箱本体と、前記箱本体における上部の開口部に対して閉蓋可能に設けられた蓋体を備え、少なくとも、前記蓋体における内面に処理層が設けられ、前記処理層は、吸水性フィルムと非透湿性フィルムからなる積層体であり、前記非透湿性フィルムを前記蓋体側に配して設けられたことを特徴とする。
請求項2に記載の食品収納箱は、食品を収納するための紙製の箱であって、食品を収納する収納空間を備えるとともに上部が開口した箱本体と、前記箱本体における上部の開口部に対して閉蓋可能に設けられた蓋体を備え、少なくとも、前記箱本体における底面と前記蓋体における内面に処理層が設けられ、前記処理層は、吸水性フィルムと非透湿性フィルムからなる積層体であり、前記非透湿性フィルムを前記蓋体側に配して設けられたことを特徴とする。
請求項1記載の食品収納箱は、少なくとも前記蓋体における内面に、吸水性フィルムと非透湿性フィルムからなる積層体が処理層として設けられているので、食品から発生する水蒸気は、まず前記吸水性フィルムに吸水され、保持される。これにより、内部に結露水が発生し、やがて水滴となって食品に落下して該食品をふやけさせたり、食感を損なうといった心配もない。
しかも、蓋体と前記吸水性フィルムとの間には、非透湿性フィルムが介在してるので、吸水性フィルムを透過した水蒸気が蓋体にまで達するという心配はなく、蓋体の外面における表示(印刷面)に影響を及ぼすおそれもない。なお、前述したように、少なくとも前記蓋体における内面に吸水性フィルムと非透湿性フィルムからなる積層体が処理層として設けられている構造であるので、製造が容易であり大量生産が可能となる。
請求項2記載の食品収納箱は、請求項1記載の食品収納箱に加え、次のような作用効果を奏する。すなわち、吸水性フィルムと非透湿性フィルムからなる積層体が処理層として前記箱本体における底面と前記蓋体における内面に設けられているので、水蒸気による食感の悪化などをより一層効果的に防ぐことができる。
吸水性フィルム
本考案で使用し得る吸水性フィルムとしては、従来公知のものを使用することができる。その具体例としては、バージンパルプ、クレープティシュー紙、和紙などのパルプ類、綿不織布、綿編織物、レーヨン不織布、レーヨン編織物、綿あるいはレーヨンとパルプとの混合物からなるフィルムなどが挙げられる。また、吸水性能に支障をきたさない程度に、ポリエステルやポリプロピレンなどの合成樹脂が混入されていても構わない。
さらには、ウレタンスポンジフィルム等の合成樹脂発泡フィルムも使用可能である。その他、ポリビニルアルコール系、セルロース系、アクリル酸系等の高吸水性ポリマーを、綿やパルプ等からなる複数のフィルム状物の間に挟み込んだ多層構造の吸水性フィルムであっても構わない。この場合、樹脂製のバインダーを用いて、高吸水性ポリマーが両側のフィルム状物の間で容易に移動しないように(ばらつかないように)してもよいし、また予めポリエチレンの粉体を高吸水性ポリマーと混ぜておき、前記フィルムで挟み込んだのちヒートシールして一体化しても構わない。吸水性フィルムにおいて高吸水性ポリマーが分布する範囲は、該高吸水性ポリマーが縁部より零れ落ちるというおそれがあるという理由で縁部を除いた範囲が妥当であるが、高吸水性ポリマーの脱落の心配が無い場合には、該高吸水性ポリマーが吸水性フィルムの全面に存在していても構わない。
非透湿性フィルム
本考案で使用し得る非透湿性フィルムとしては、湿気(蒸気)を全く通過させないかあるいは通してもごくわずかであるフィルムであれば使用し得、主として、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等からなる合成樹脂フィルムを好適に使用することができる。また、上記した2種以上の合成樹脂フィルムを積層してなる複合合成樹脂フィルムを使用することもできる。さらには、市販されているラップフィルム、例えばクレラップ(登録商標(商品名)、呉羽化学工業(株))、サランラップ(登録商標(商品名)、旭化成(株)製)等を用いても構わない。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本考案はこれによって限定されるものではない。
図1は本考案に係る紙製(コートボール紙、カード紙、Eダン、FダンあるいはGダンなどの板紙よりなる)の食品収納箱(10)の斜視図である。図において、符号(12)は食品を収納するための収納空間(13)を備えた箱本体であり、上部が開口し、符号(14)は、その開口部を示す。符号(16)は箱本体(12)における開口部(14)を閉蓋可能に設けられた蓋体である。なお、通常、食品収納箱(10)は、前記箱本体(12)における収納空間(13)にプラスチック製の仕切体を具備するが、本実施例ではその仕切体を省略する。
蓋体(16)の内面には処理層(20)が貼着されている。処理層(20)は、互いに格子模様の接着仕様でラミネートされた吸水性フィルム(22)と非透湿性フィルム(24)の積層体からなる。吸水性フィルム(22)は、例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂フィルムからなり、また非透湿性フィルム(24)は、クレープティシュー紙、バージンパルプ、和紙などのパルプ類、綿不織布、綿編織物、レーヨン不織布、レーヨン編織物、綿あるいはレーヨンとパルプとの混合物からなるフィルムなどによって構成されているが、これによって限定されるものではない。なお、処理層(20)は、非透湿性フィルム(24)の方を蓋体(16)側に配して取着する。
従って、箱本体(12)の開口部(14)は、図2に示すように吸水性フィルム(22)、非透湿性フィルム(24)及び蓋体(16)の3層構造の積層体によって閉蓋されることになる。
蓋体(16)に対する処理層(20)の接着(接合)は例えば次のようにして行う。すなわち、蓋体(16)の内面の周囲において、4〜5mm位の糊巾で、前記した2層構造の処理層(20)を貼着する。おしぼり、お箸を入れる部分はスリット段階で必要に応じてカットするが、処理層(20)が2層構造フィルムシートのため、カット両端部を糊付け接着しなくても良い。
これにより、食品から発生する水蒸気は、まず吸水性フィルム(22)に吸水されて保持されるので、従来のように内部に結露水が発生し、やがて水滴となって食品に落下して該食品をふやけさせたり、食感を損なうといった心配はない。
しかも、蓋体(16)と吸水性フィルム(22)との間には、非透湿性フィルム(24)が介在してるので、水蒸気が吸水性フィルム(22)を透過して蓋体(16)にまで達するという心配はないので、蓋体(16)の外面における表示(印刷面)に影響を及ぼす心配もない。
なお、上記した実施例では処理層(20)を蓋体(16)の内面にのみ設けたが、これに限らず、食品を収納する箱本体(12)の底面にも処理層(20)を設けることができ、また箱本体(12)の内面における全面(側面の内面を含む)に処理層(20)を設け、テイクアウト用に適した食品収納箱(10)とすることもできる。
本考案の食品収納箱の一実施例を示した略示斜視図である。 食品収納箱における蓋体と、これに貼着した処理層の拡大部分断面図である。
符号の説明
10……食品収納箱
12……箱本体
13……収納空間
14……開口部
16……蓋体
20……処理層
22……吸水性フィルム
24……非透湿性フィルム

Claims (2)

  1. 食品を収納するための紙製の箱であって、
    食品を収納する収納空間を備えるとともに上部が開口した箱本体と、
    前記箱本体における上部の開口部に対して閉蓋可能に設けられた蓋体を備え、
    少なくとも、前記蓋体における内面に処理層が設けられ、
    前記処理層は、吸水性フィルムと非透湿性フィルムからなる積層体であり、前記非透湿性フィルムを前記蓋体側に配して設けられたことを特徴とする紙製食品収納箱。
  2. 食品を収納するための紙製の箱であって、
    食品を収納する収納空間を備えるとともに上部が開口した箱本体と、
    前記箱本体における上部の開口部に対して閉蓋可能に設けられた蓋体を備え、
    少なくとも、前記箱本体における底面と前記蓋体における内面に処理層が設けられ、
    前記処理層は、吸水性フィルムと非透湿性フィルムからなる積層体であり、前記非透湿性フィルムを前記蓋体側に配して設けられたことを特徴とする紙製食品収納箱。
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