JP2004254566A - コンバインの刈取部 - Google Patents

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Abstract

【目的】中割や畦際の穀稈の刈取作業の容易化。
【構成】最前方位置に左右に複数並設した圃場の穀稈を分草する分草装置10と、該分草装置10の後方に複数並設した穀稈を引き起こすラグ式引起装置11と、引起装置11の後側に設けた穀稈を切断する刈刃12と、該刈刃12の上方から後方に穀稈を搬送する穀稈搬送装置46とを有する刈取部4を機体前部に設け、前記左右に並設した分草装置10の内の少なくとも右端の分草装置10の前側には補助分草装置15を設け、補助分草装置15の下側補助分草体16は分草装置10に固定状態に取付け、下側補助分草体16には上側補助分草体17を摺動上下自在に取付けたコンバインの刈取部。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの刈取部に係るものであり、特に圃場の穀稈を分草する分草装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来、最前方位置に左右に分草具を複数並設し、この分草具の内の未刈側前方位置に、上方に設けた取付部分を中心に上下回動する補助分草装置を設けた構成が記載されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭62−35309号公報(3頁、図1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例の補助分草装置は、単に分草する作用が記載されているだけで、補助分草装置の具体的作用は記載されていない。
しかし、公知例の構成では、補助分草装置は引起装置の上部に回動自在に設けた軸棒部材の先端に設けているため、軸棒部材に穀稈が絡むという課題がある。
また、右端側に設けていないので、機体進行方向の左右両側の穀稈群の中央に進んで行う刈取作業(中割)や畦際の刈取作業のとき、十分な分草効果が期待できない。
本願は、少なくとも、右端に補助分草装置を摺動上下自在に設けて、操作性と作業性を向上させた刈取部を提供するものである。
【0005】
【発明の目的】
中割や畦際の穀稈の刈取作業の容易化。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、最前方位置に左右に複数並設した圃場の穀稈を分草する分草装置10と、該分草装置10の後方に複数並設した穀稈を引き起こすラグ式引起装置11と、引起装置11の後側に設けた穀稈を切断する刈刃12と、該刈刃12の上方から後方に穀稈を搬送する穀稈搬送装置46とを有する刈取部4を機体前部に設け、前記左右に並設した分草装置10の内の少なくとも右端の分草装置10の前側には補助分草装置15を設け、補助分草装置15の下側補助分草体16は分草装置10に固定状態に取付け、下側補助分草体16には上側補助分草体17を摺動上下自在に取付けたコンバインの刈取部としたものであり、走行装置2により圃場を走行し、刈取部4の分草装置10が圃場の穀稈を分草し、分草された穀稈は引起装置11により引き起こされ、引き起こされた穀稈が刈刃12により切断され、穀稈搬送装置46により穀稈供給搬送装置49に穀稈を搬送し、穀稈供給搬送装置49により脱穀室に穀稈が供給されて脱穀する。
この場合、上側補助分草体17を下側補助分草体16に対して上下させることで、穀稈に当たる接触面積および上端高さを変更自在とし、圃場の穀稈の状態に応じた分草効果を期待できると共に、走行方向の目印として作用する。
特に、機体進行方向の左右両側の穀稈群の中央に進んで行う刈取作業や畦際の刈取作業のとき上側補助分草体17を上動させると、株元側から穂先に近い高さまで分草し、また、通常の刈取作業のときに上側補助分草体17を下動させると、前方視界の障害にならず、作業性を低下させない。
本発明は、前記補助分草装置15は、上側補助分草体17を下側補助分草体16の内側を上下するように設けて構成したコンバインの刈取部としたものであり、上側補助分草体17は下側補助分草体16の内側で上下する。
本発明は、前記上下する上側補助分草体17は、右分草板28と左分草板29とに左右に分割し、右分草板28と左分草板29は夫々単独で上下するように構成したコンバインの刈取部としたものであり、上側補助分草体17の右分草板28と左分草板29は夫々単独で上下し、例えば、中割の刈取作業のときには右分草板28と左分草板29の両方を上動させ、畦際の刈取作業のときは、右分草板28と左分草板29の内の畦側の右分草板28を下動させることにより、畦と補助分草装置15の先端との位置関係を容易に視認しつつ、左分草板29を高く上動させ、ることで、分草効果を期待でき、操作性と作業性とを両立させられ、通常の刈取作業のときは上側補助分草体17全体を下降させることで、操縦部7からの視界を良好にする。
【0007】
【発明の効果】
請求項1の場合、右側の補助分草装置15により圃場の植立穀稈を分草できる。
請求項2の場合、前記効果に加えて、補助分草装置15の上側補助分草体17の上下動構成が穀稈の分草に障害とならず、補助分草装置15周辺の視界を良好にできる。
請求項3の場合、前記効果に加えて、圃場や穀稈の状況に最適に対応した分草効果を期待できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図により説明すると、1は機体フレーム、2は該機体フレーム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前側に設けた刈取部、7は操縦部である。
前記刈取部4は、最先端位置に圃場の穀稈を分草する分草装置10を左右に並設し、各分草装置10の後側に分草装置10が分草した穀稈を引起す引起装置11を設け、引起装置11の後側には刈刃12を設けている。
前記分草装置10は、左右中間位置が高い断面形状であって左右傾斜分草面13を形成し、左右傾斜分草面13は側面視後方に至るに従い高く形成し、分草装置10の下部は前後方向の分草杆14に固定する。分草杆14は軸棒形状に形成し、分草装置10が分草した穀稈の株元側を引き続き分草する作用を奏する。
【0009】
左右に並設した分草装置10の内の少なくとも右端の分草装置10の前側には、上下に分割した補助分草装置15を設け、補助分草装置15の下側補助分草体16は分草装置10に固定状態に取付け、下側補助分草体16には上側補助分草体17を上下自在に取付ける。
補助分草装置15は、上側補助分草体17を上下させることで、穀稈に当たる接触面積および上端高さを変更自在とし、圃場の穀稈の状態に応じた分草効果を期待できると共に、走行方向の目印としての作用効果も向上し、操作性および作業性を向上させる。
特に、機体進行方向の左右両側の穀稈群の中央に進んで行う刈取作業や畦際の刈取作業のとき、上側補助分草体17を上動させると、操作性および作業性を向上させる。
【0010】
また、通常の刈取作業のときには上側補助分草体17を下動させると、前方視界の障害にならず、作業性を低下させない。
補助分草装置15は、下側補助分草体16の内面下部に平板状のステー18の左右両端を固定し、ステー18と分草装置10とをピン形状の下側取付部材19によりに固定し、下側補助分草体16の上部内面には左右方向の上部ステー20の左右両端を固定し、上部ステー20と分草装置10の上部とを上側固定部材21により固定する。
したがって、下側取付部材19および上側固定部材21は勿論のこと、ステー18および上部ステー20も補助分草装置15の内側に位置するので、補助分草装置15の分草面に凹凸がなく、円滑確実に作用し、分草姿勢を乱さない。
【0011】
この場合、上部ステー20に前後方向の長孔22を形成し、分草装置10に左右方向の長孔23を設けたステー24を設け、各長孔22と長孔23に夫々止着部材25を介して上側固定部材21により連結すると、補助分草装置15全体の前後傾斜および左右位置を下側取付部材19中心に前後および左右回動させて調節でき、補助分草装置15と分草装置10との位置関係を変更することで、作業者の着座位置に応じた分草装置10の位置とし、分草装置10の視認性を向上させて操作性を向上させられる。
上側補助分草体17は、右分草板28と左分草板29との前端を一体的に形成し、右分草板28および左分草板29の後端は自由端に形成して平面視三角形の二辺の形状に形成する。下側補助分草体16の内面(後面)側の左右両側には縦長の摺動溝30を形成し、上側補助分草体17の外面が下側補助分草体16の内面に摺接するようにして上側補助分草体17の後端を摺動溝30に嵌合させる。31は右分草板28および左分草板29の外面上部に設けた把手兼ストッパであり、下側補助分草体16より外側に突き出て下側補助分草体16の上縁に係合する。
【0012】
したがって、上側補助分草体17は下側補助分草体16の後側を上下し、上側補助分草体17は下動させると下側補助分草体16の後側に格納され、この点でも、補助分草装置15の分草面に凹凸を発生させず、分草姿勢を乱さない。
32はロック手段であり、下側補助分草体16の上部位置に内外(上側補助分草体17の板面に対して交差方向)に変位する板バネ等の弾性部材33の基部を固定し、弾性部材33の先端側は自由端に形成し、弾性部材33の先端側にはピン形状の係合部材34を設ける。係合部材34は弾性部材33が弾性復帰すると、上側補助分草体17に設けた係合孔35に外側から係合し、上側補助分草体17の下動を阻止する。係合部材34を係合孔35から離脱させ、上側補助分草体17を手動操作により押し下げると、上側補助分草体17は下動する。
【0013】
36は弾性部材33の先端に形成したレバー部であり、レバー部36を引くと係合部材34は係合孔35から離脱し、レバー部36を離すと、係合部材34は係合孔35に係合する。
【0014】
しかして、下側補助分草体16に対して上下する上側補助分草体17は、その右分草板28と左分草板29を左右に分割し、夫々単独で上下自在に構成する。
したがって、畦際の刈取作業のとき、上側補助分草体17の内の畦側の右分草板28を下動させることにより、畦と補助分草装置15の先端との位置関係を容易に視認しつつ、左分草板29を高く上動させることで、分草効果を期待でき、操作性と作業性とを両立させられる。
この場合、左分草板29の右縁は補助分草装置15の左右中央の稜線(平面視の頂点)稜線40位置より右側に折り返して折返部41に形成すると、穀稈と左分草板29との当接面が連続した平面視円弧面に形成でき、穀稈の穂を扱いて脱粒させることなく、分草する。
【0015】
前記左分草板29の折返部41と下側補助分草体16の内面との間には所定の隙間を設けて前側摺動溝42を形成し、前側摺動溝42に右分草板28の前縁を摺動自在に嵌合させる。
したがって、左分草板29の折返部41と右分草板28の前縁の摺動部分は何れも下側補助分草体16の内側に位置することになり、穀稈の分草の障害になることはない。
この場合、ロック手段32は、前後一対の係合部材34を有する弾性部材33を下側補助分草体16の上部位置に設け、係合部材34は左分草板29の折返部41に形成した係合孔35と、右分草板28に形成した係合孔35の夫々に独立して係合し、右分草板28と左分草板29を独立して上下させて保持できる。
【0016】
しかして、前記上側補助分草体17の右分草板28と左分草板29の夫々は、操縦部7より上下操作可能に構成すると、操作性が向上して好適である。実施例では、右分草板28と左分草板29の夫々には、夫々上下操作ハンドル45を設け、上下操作ハンドル45は最も右分草板28と左分草板29を下げた位置でも操縦部7より届くようにする。
この場合、ロック手段32は、操縦部7から操作可能に構成すると、操作性が向上して好適である。一例を示すと、ベルクランク状の作動部材46を上側補助分草体17の内面側に軸47により回動自在に取付け、作動部材46の一端には前記係合部材34を設け、作動部材46の他端には上下操作ハンドル45に設けた操作レバー48に一端を接続した操作伝達部材49の他端を係止する。
【0017】
上側補助分草体17の右分草板28と左分草板29の夫々は、上下操作ハンドル45の操作レバー48を操作して、下側補助分草体16に設けた係合孔35から係合部材34を離脱させ、この状態で、上下操作ハンドル45により上側補助分草体17を引き上げ、所定高さの下側補助分草体16に設けた係合孔35に係合部材34を合わせると、係合部材34が内側から係合孔35に係合してロック手段32はロックし、上側補助分草体17の下動を停止させる。
反対に、上下操作ハンドル45の操作レバー48を操作して、下側補助分草体16に設けた係合孔35から係合部材34を離脱させて、ロック手段32をアンロックさせると、上側補助分草体17を上下操作ハンドル45による手動操作の押し下げが可能になって、上側補助分草体17は下動する。
【0018】
この場合、上側補助分草体17の右分草板28と左分草板29の夫々は夫々の上下操作ハンドル45の操作レバー48を操作すると、独立して右分草板28と左分草板29の上下操作可能である。
なお、係合孔35は下側補助分草体16に上下に複数設けると、所望高さでロック手段32をアンロックさせて上側補助分草体17を保持する。
【0019】
しかして、補助分草装置15は、実施例では左右に並設した分草装置10のうちの右端の分草装置10の前側に設け、この補助分草装置15を取付けた分草装置10は、補助分草装置15を取付けていない分草装置10と同様に形成することで、部品を共用すると共に、この分草装置10を走行の目印として従前と同じ感覚で使用できるが、分草装置10の他に別途補助分草装置15専用の取付体を分草杆14の先端に設けてもよい。
また、分草装置10は前後方向の分草杆分草杆14の先端に取付け、分草杆14の基部は刈取部4の固定部に任意部分に固定すればよい。
【0020】
また、刈取部4は刈刃12の上方から後側には刈刃12によって刈り取った穀稈を搬送する株元搬送装置(図示省略)と穂先搬送装置(図示省略)等の穀稈搬送装置46を設ける。47は扱深さ調節用搬送装置、48は脱穀装置3に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置49に穀稈を引き継ぐ引継搬送装置である。
50は刈取部4の刈取フレーム、51は刈取フレーム50を取付けた縦支持フレーム、縦支持フレーム51の基部は機体フレーム1側に設けた支持台に回転自在に取付け、縦支持フレーム51には刈取上下シリンダ52を取付け、刈取上下シリンダ52を伸縮させて刈取部4を上下回動させる。
【0021】
しかして、走行装置2により圃場を走行すると、刈取部4の分草装置10が圃場の穀稈を分草し、分草された穀稈は引起装置11により引き起こされ、引き起こされた穀稈が刈刃12により切断され、穀稈搬送装置46により穀稈供給搬送装置49に穀稈を搬送し、穀稈供給搬送装置49により脱穀室に穀稈が供給されて脱穀される。
この刈取脱穀作業は、通常、圃場を左周りに周回して行う回り刈りと、広い圃場の場合は穀稈群の中央を先ず刈取って複数の穀稈群に分断し、この分断するために穀稈群の中央に割り込んで行う刈取作業を中割といい、中割して分断された夫々の穀稈群の周囲を周回して回り刈りを行う。
【0022】
そして、前記回り刈りするときの最初に行う畦際の穀稈の刈取や中割では、把手兼ストッパ31を持って上側補助分草体17を下側補助分草体16に対して上動させる。
そのため、補助分草装置15は上端位置が高くなって、目印として作用して、走行方向の見極めを容易にして操作性を向上させ、また、上側補助分草体17を高くした分穀稈との接触面積を大きくして分草効果を上げる。
また、通常の回り刈りのときは上側補助分草体17を下げると、把手兼ストッパ31が下側補助分草体16の上縁に当接し、上側補助分草体17の下動を停止させる。そのため、通常の刈取作業のとき上側補助分草体17を下動させることで、前方視界の障害にならず、作業性を低下させない。
【0023】
しかして、上側補助分草体17は、右分草板28と左分草板29との前端を一体的に形成し、右分草板28および左分草板29の後端は自由端に形成し、この上側補助分草体17の後端の自由端部を下側補助分草体16の内面(後面)側の左右両側に設けた摺動溝30に嵌合させているから、上側補助分草体17の外面(前面)全体が下側補助分草体16の内面(後面)に摺接するので、この摺接抵抗によって上側補助分草体17は下側補助分草体16に対して上下動が停止する。
この場合、下側補助分草体16と上側補助分草体17の間にはロック手段32を設けているから、上側補助分草体17に設けた係合孔35にロック手段32の係合部材34を係合させると、上側補助分草体17は下側補助分草体16に対して確実に固定される。この場合、係合孔35を上下に所定の間隔を置いて複数並設すると、所望高さ位置にて上側補助分草体17を保持できる。
【0024】
しかして、下側補助分草体16に対して上下する上側補助分草体17は、その右分草板28と左分草板29を夫々左右に分割して、夫々単独で上下自在に構成すると、一層、圃場や穀稈状態に対応でき、操作性および作業性を向上させる。
即ち、畦際の刈取作業のとき、上側補助分草体17の内の畦側の右分草板28を下動させることにより、畦と補助分草装置15の先端との位置関係を容易に視認しつつ、左分草板29を高く上動させることで、分草効果を期待でき、操作性と作業性とを両立させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】同正面図。
【図3】同平面図。
【図4】刈取部の側面図。
【図5】補助分草装置の下側補助分草体の側面図。
【図6】同平面図。
【図7】同斜視図。
【図8】補助分草装置の位置調節状態説明図。
【図9】同側面図。
【図10】補助分草装置のロック手段を示した平面図。
【図11】同一部拡大図。
【図12】分草作業中のコンバインの平面図。
【図13】補助分草装置の右分草板と左分草板の上下操作状態を示す正面図。
【図14】右分草板と左分草板が独立上下する実施例のロック装置の平面図。
【図15】同一部拡大図。
【図16】上下操作ハンドルを設けた実施例の正面図。
【図17】同平面図。
【図18】同側面図。
【図19】同実施例のロック装置の側面図。
【図20】同正面図。
【図21】同一部拡大図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部、5…グレンタンク、6…排出オーガ、7…操縦部、10…分草装置、11…引起装置、12…刈刃、13…左右傾斜分草面、14…分草杆、15…補助分草装置、16…下側補助分草体、17…上側補助分草体、18…ステー、19…下側取付部材、20…上部ステー、21…上側固定部材、22…長孔、23…長孔、24…ステー、25…止着部材、28…右分草板、29…左分草板、30…摺動溝、31…把手兼ストッパ、32…ロック手段、33…弾性部材、34…係合部材、35…係合孔、36…レバー部、40…稜線、41…折返部、42…前側摺動溝、45…上下操作ハンドル、46…作動部材、47…軸、48…操作伝達部材、47…扱深さ調節用搬送装置、48…引継搬送装置、49…穀稈供給搬送装置、50…刈取フレーム、51…縦支持フレーム、52…刈取上下シリンダ。

Claims (3)

  1. 最前方位置に左右に複数並設した圃場の穀稈を分草する分草装置10と、該分草装置10の後方に複数並設した穀稈を引き起こすラグ式引起装置11と、引起装置11の後側に設けた穀稈を切断する刈刃12と、該刈刃12の上方から後方に穀稈を搬送する穀稈搬送装置46とを有する刈取部4を機体前部に設け、前記左右に並設した分草装置10の内の少なくとも右端の分草装置10の前側には補助分草装置15を設け、補助分草装置15の下側補助分草体16は分草装置10に固定状態に取付け、下側補助分草体16には上側補助分草体17を摺動上下自在に取付けたコンバインの刈取部。
  2. 請求項1において、前記補助分草装置15は、上側補助分草体17を下側補助分草体16の内側を上下するように設けて構成したコンバインの刈取部。
  3. 請求項2において、前記上下する上側補助分草体17は、右分草板28と左分草板29とに左右に分割し、右分草板28と左分草板29は夫々単独で上下するように構成したコンバインの刈取部。
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