JP2004253636A - チップ抵抗器の製造方法 - Google Patents

チップ抵抗器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004253636A
JP2004253636A JP2003042791A JP2003042791A JP2004253636A JP 2004253636 A JP2004253636 A JP 2004253636A JP 2003042791 A JP2003042791 A JP 2003042791A JP 2003042791 A JP2003042791 A JP 2003042791A JP 2004253636 A JP2004253636 A JP 2004253636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
strip
dividing
face
resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003042791A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Hanaoka
敏博 花岡
Takayuki Maruyama
尊之 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koa Corp
Original Assignee
Koa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koa Corp filed Critical Koa Corp
Priority to JP2003042791A priority Critical patent/JP2004253636A/ja
Publication of JP2004253636A publication Critical patent/JP2004253636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)

Abstract

【課題】長手方向両端部のどの外表面にも外部電極を有する所望のチップ抵抗器を効率よく安価に得られる製造方法を提供すること。
【解決手段】予め大判基板30に複数のスリット33と分割溝31,32とを設けておき、この大判基板30に上面電極24、下面電極、抵抗体23等を形成した後、一次分割溝31に沿って大判基板30を短冊状分割片34に分割する。そして、この分割工程で露出する短冊状分割片34の側端面に対してスパッタリングを行って、該側端面に端面電極26を形成すると共に、該側端面に臨出する二分割されたスリット33の内壁面に側部端面電極27を形成する。そして、短冊状分割片34を二次分割溝32に沿って分割して個々のチップ単体20を得た後、このチップ単体20をめっき処理することにより、長手方向両端部のどの外表面にも外部電極を有するチップ抵抗器21の完成品を得る。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大判基板から多数個取りされるチップ抵抗器の製造方法に係り、特に、セラミック基体の長手方向両端部の外表面すべてに外部電極を有するチップ抵抗器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の一般的なチップ抵抗器の外観図、図8はその断面図である。これらの図に示すチップ抵抗器1において、アルミナ等からなるセラミック基体2の上面には、抵抗体3と該抵抗体3の両端部に重なり合う一対の上面電極4とが形成されていると共に、保護膜として、抵抗体3を覆うガラスコート層5と該ガラスコート層5を覆うオーバーコート層6とが形成されている。セラミック基体2の下面には、上面電極4と対応する領域に一対の下面電極7が形成されており、また、セラミック基体2の長手方向両端面にはそれぞれ、上面電極4と下面電極7とを橋絡する端面電極8が形成されている。上面電極4と下面電極7および端面電極8はチップ抵抗器1の下地電極層を構成しており、この下地電極層はニッケルめっき層9と半田めっき層(または錫めっき層)10という2層のめっき層によって被覆されている。
【0003】
このように構成されるチップ抵抗器1の製造方法について説明すると、まず、シート状のセラミック基板である大判基板を準備し、この大判基板の上面(または上下両面)に縦横に延びる多数本の分割溝を刻設する。これらの分割溝は、大判基板の焼成前にプレスにより形成してもよいし、大判基板の焼成後にスクライブにより形成してもよい。次に、この大判基板の上下両面にAgやAg−Pd等のペーストをスクリーン印刷して焼成することにより、多数個のチップ抵抗器1に対応する上面電極4と下面電極7を形成すると共に、大判基板の上面に抵抗ペーストをスクリーン印刷して焼成することにより、両端部が上面電極4に接続される抵抗体3を多数形成する。そして、各抵抗体3上にガラスコート層5とエポキシ系樹脂等からなるオーバーコート層6とを順次形成した後、大判基板を一方の分割溝に沿ってブレイクすることにより複数の短冊状分割片を得る。次に、これらの短冊状分割片を板厚方向に重ね合わせた状態で、各短冊状分割片の長手方向に沿う側端面それぞれにNi−Cr等をスパッタリングして端面電極8を形成する。そして、各短冊状分割片を他方の分割溝に沿って個々のチップ単体にブレイクした後、これらのチップ単体をめっき処理してニッケルめっき層9と半田めっき層10を形成することにより、図7,8に示すようなチップ抵抗器1が多数個取りされる。なお、この種の技術に関連する従来例としては、例えば特許文献1が挙げられる。
【0004】
また、他の従来例として、図9に示すようなチップ抵抗器とその製造方法とが提案されている(例えば特許文献2参照)。図9に示すチップ抵抗器11の長手方向両端部には、該長手方向に沿うセラミック基体12の一方の側端面と他方の側端面に端面電極13,14が形成されており、これらの端面電極13,14を上面側の金属膜15および下面側の金属膜16が橋絡している。金属膜15,16はスパッタにより端面電極13,14と一括形成されたものであり、金属膜15が上面電極17を覆い金属膜16が図示せぬ下面電極を覆っている。そして、図示せぬめっき層によって端面電極13,14および金属膜15,16が被覆されているので、セラミック基体12の長手方向両端部は、露出端面12aを除く外周面がすべて外部電極として機能することになる。すなわち、このチップ抵抗器11は、端面電極13あるいは端面電極14の形成されている面を底面として回路基板のランド部上へ面実装された場合にも、該ランド部上に半田付けすることが可能な構成になっている。なお、前記従来例と同様に、セラミック基体12の上面には両端部が上面電極17に接続された抵抗体18と、この抵抗体18を覆う保護膜19とが形成されている。
【0005】
図9に示すチップ抵抗器11を製造する際には、まず、縦横に延びる分割溝を刻設した多数個取り用の大判基板に、上面電極17、下面電極、抵抗体18、および保護膜19を形成した後、個々のセラミック基体12の長手方向と平行な一方の分割溝に沿ってブレイクすることにより複数の短冊状分割片を得る。次に、これらの短冊状分割片を専用の治具に装着して、マスキングを行った後、個々のセラミック基体12の長手方向に沿う側端面にNi−Cr等をスパッタすることにより、端面電極13,14および金属膜15,16を形成する。そして、マスキング材を除去した短冊状分割片を他方の分割溝に沿って個々のチップ単体にブレイクした後、これらのチップ単体をめっき処理することにより、図9に示すようなチップ抵抗器11(ただし、めっき層は図示省略)が多数個取りされる。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−120013号公報(第2−3頁、図1)
【0007】
【特許文献2】
特開2002−208502公報(第2−3頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図7に示す従来の一般的なチップ抵抗器1を自動実装する際には、セラミック基体2の上面や下面を実装機が吸着することによって、回路基板のランド部上に該チップ抵抗器1が面実装できるようになっている。しかし、この種のチップ抵抗器1はセラミック基体2の上下両面と長手方向両端面にしか外部電極が存在しないので、実装機が誤って端面電極8の形成されていない面、つまりセラミック基体2の長手方向に沿う側端面を吸着した場合、チップ抵抗器1は外部電極の存しない面を底面としてランド部上に搭載されてしまい、半田付けが不能な実装不良となる。このような実装不良は、特にチップ抵抗器1の小型化が促進されると多く発生する。
【0009】
これに対して、図9に示すチップ抵抗器11では、セラミック基体12の長手方向に沿う側端面に端面電極13あるいは端面電極14が形成されているため、実装機がセラミック基体12の上下面を吸着した場合はもちろん、該側端面を吸着した場合でも、チップ抵抗器11は外部電極の存する面を底面として回路基板のランド部上に面実装されることになり、実装不良が発生しにくくなる。しかし、この種のチップ抵抗器11はセラミック基体12の露出端面12aに外部電極が存在しないため、ランド部上の半田が該露出端面12aに付着せず、それゆえ実装時の半田付け強度が弱くなるという難点があった。また、かかるチップ抵抗器11は、製造時に短冊状分割片にマスキングを施してからスパッタリングを行って端面電極13,14や金属膜15,16を形成するが、このマスキング工程は煩雑であるのみならず、外部電極となる端面電極13,14や金属膜15,16の形状にばらつきを生じる要因となりやすかった。
【0010】
つまり、小型化が促進されても実装不良を起こしにくく半田付け強度も確保しやすいチップ抵抗器を得るためには、セラミック基体の長手方向両端部のどの外表面(上下両面と幅方向両端面と長手方向一端面の計5面)にも外部電極が存在するような電極構造を採用することが最も好ましいと考えられる。しかしながら、チップ抵抗器等のチップ状電子部品において、セラミック基体の長手方向両端部の5面すべてに外部電極を形成するための従来の手法は、個々のチップ単体の所定領域に電極材を塗着させて焼成するというものなので、極めて生産性が悪く、大幅なコストアップを余儀なくされるという問題があった。
【0011】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、長手方向両端部のどの外表面にも外部電極を有する所望のチップ抵抗器を効率よく安価に得られる製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明によるチップ抵抗器の製造方法では、大判基板に長手方向および幅方向に所定の間隔を存して分散配置される複数のスリットを設けるスリット形成工程と、前記大判基板の上下両面にそれぞれ幅方向に隣接する前記スリットどうしの間に位置する電極を形成する上下電極形成工程と、前記大判基板の上面に両端部が前記電極に接続される抵抗体を形成する抵抗体形成工程と、前記スリットと前記電極を二分割する直線に沿って前記大判基板を短冊状分割片に分割する一次分割工程と、前記一次分割工程によって露出した前記短冊状分割片の側端面および該側端面に臨出する二分割された前記スリットの内壁面に、スパッタにより端面電極を形成する端面電極形成工程と、前記端面電極形成工程の後、前記スリットの長手方向に延びて一部が該スリットと重なり合う直線に沿って前記短冊状分割片を個々のチップ単体に分割する二次分割工程とを含むこととした。
【0013】
このように予め大判基板に複数のスリットを設けておき、上面電極および下面電極や抵抗体等を形成した後、一次分割工程によって露出する短冊状分割片の側端面と、該側端面に臨出する二分割されたスリットの内壁面とに、それぞれスパッタにより端面電極を形成すれば、二次分割工程で短冊状分割片を分割してなる各チップ単体の長手方向両端部のどの外表面にも電極が存在することになるので、このチップ単体をめっき処理することによって、長手方向両端部のどの外表面にも外部電極を有するチップ抵抗器が効率よく安価に製造できる。こうして得られたチップ抵抗器は、小型化が促進されても実装不良を起こしにくく、半田付け強度も確保しやすい。
【0014】
なお、一次分割工程や二次分割工程では、支持台上に固定した大判基板や短冊状分割片をダイシングすることも可能であるが、予め大判基板に、該大判基板を短冊状分割片に分割するためのブレイク溝としての複数の一次分割溝と、短冊状分割片を個々のチップ単体に分割するためのブレイク溝としての複数の二次分割溝とを刻設しておけば、これらの分割溝に沿ってブレイクするという一般的な手法が採用できるため好ましい。その場合、端面電極形成工程で短冊状分割片を板厚方向に重ね合わせた状態でスパッタを行えば、煩雑なマスキングを行う必要がなくなるので好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は実施形態例に係るチップ単体の外観図、図2は該チップ単体をめっき処理したチップ抵抗器の完成品を示す外観図、図3は該チップ抵抗器の製造工程を示すフローチャート、図4は同実施形態例に係る大判基板を示す説明図、図5は該大判基板上に電極や抵抗体を形成した状態を示す説明図、図6は同実施形態例に係る短冊状分割片を示す説明図である。
【0016】
図2に示すチップ抵抗器21は、図1に示すチップ単体20にめっき処理を施して完成したものであり、アルミナ等からなるセラミック基体22の上面に、抵抗体23と該抵抗体23の両端部に重なり合う一対の上面電極24とが形成されていると共に、抵抗体23を覆う保護膜25が形成されている。この保護膜25はガラスコート層およびオーバーコート層の2層にて構成されている。セラミック基体22の下面には、上面電極24と対応する領域に一対の下面電極(図示せず)が形成されており、また、セラミック基体22の長手方向両端面にはそれぞれ、上面電極24と下面電極とを橋絡する端面電極26が形成されている。このセラミック基体22の四隅には切欠き部22aが設けられており、各切欠き部22aの壁面にはそれぞれ、端面電極26に連続する側部端面電極27が形成されている。これらの上面電極24、下面電極、端面電極26および側部端面電極27はチップ抵抗器21の下地電極層を構成しており、この下地電極層がニッケルめっき層や半田めっき層等からなるめっき層28によって被覆されている。
【0017】
このように構成されるチップ抵抗器21の製造方法を図3〜図6に基づいて説明すると、まずステップS1として、シート状のセラミック基板である大判基板30を準備し、この大判基板30に縦横に延びる一次分割溝31および二次分割溝32を刻設すると共に、二次分割溝32の一部と重なり合う位置に多数のスリット33を形成する(分割溝・スリット形成工程、図4参照)。ここで、分割溝31,32とスリット33はどちらを先に形成してもよく、すべてを一括して形成することも可能である。例えば、大判基板30の焼成前のグリーンシートの段階でスリット33をパンチにより形成した後、分割溝31,32をプレスにより形成してもよいし、大判基板30の焼成後にスクライブにより分割溝31,32やスリット33を形成してもよい。なお、一次分割溝31は大判基板30を後述する短冊状分割片34に分割するためのブレイク溝であり、二次分割溝32は該短冊状分割片34をチップ単体20に分割するためのブレイク溝である。また、スリット33は、その長手方向および幅方向に所定の間隔を存して分散配置される。
【0018】
次にステップS2として、大判基板30の上下両面にAgやAg−Pd等のペーストをスクリーン印刷して焼成することにより、多数個のチップ抵抗器21に対応する上面電極24と下面電極を形成する(上下電極形成工程)。これらの上面電極24と下面電極はいずれも、一次分割溝31に沿って隣接するスリット33どうしの間で、該一次分割溝31に二分割される位置に形成される。この後、ステップS3として、大判基板30の上面に酸化ルテニウム等の抵抗ペーストをスクリーン印刷して焼成することにより、両端部が上面電極24に接続される抵抗体23を多数形成する(抵抗体形成工程、図5参照)。ただし、これらの上面電極24と下面電極と抵抗体23はいずれを先に形成してもよい。
【0019】
次にステップS4として、大判基板30の上面に並設されている各抵抗体23を被覆する領域に、ガラスコート層およびオーバーコート層からなる保護膜25を、スクリーン印刷、焼成により形成する(保護膜形成工程)。具体的には、まず各抵抗体23上にガラスコート層を形成し、レーザトリミング等により抵抗値を調整した後、該ガラスコート層およびトリミング部分を被覆するオーバーコート層を形成する。この後、ステップS5として、大判基板30を一次分割溝31に沿ってブレイクすることにより、複数の短冊状分割片34を得る(一次分割工程、図6参照)。
【0020】
次にステップS6として、複数の短冊状分割片34を板厚方向に重ね合わせた状態で、各短冊状分割片34の長手方向に沿う側端面それぞれにNi−Cr等をスパッタすることにより、該側端面に端面電極26を形成し、かつ該側端面に臨出する二分割されたスリット33の内壁面に側部端面電極27を形成する(端面電極形成工程)。なお、この端面電極形成工程におけるスパッタリングの作業時間を、端面電極26のみを形成する場合の約1.5倍に設定しておけば、スリット33の内壁面に側部端面電極27を確実に形成することができる。そして、次なるステップS7で、各短冊状分割片34を二次分割溝32に沿ってブレイクすることにより、図1に示す個々のチップ単体20を得る(二次分割工程)。
【0021】
しかる後、ステップS8として、チップ単体20をめっき処理することにより、チップ抵抗器21の下地電極層(上面電極24、下面電極、端面電極26および側部端面電極27)を被覆するめっき層28を形成する(めっき層形成工程)。その結果、図2に示すようなチップ抵抗器21の完成品が多数個取りされる。なお、このめっき層形成工程では、セラミック基体22の四隅の切欠き部22a内に十分な厚みのめっき層28が形成されるまでめっき作業を継続する。
【0022】
このようにして製造されたチップ抵抗器21は、長手方向両端部のどの外表面にも外部電極が存在する電極構造になっているため、実装機がセラミック基体22の上下面を吸着した場合はもちろん、長手方向に沿う側端面を吸着した場合でも、チップ抵抗器21は外部電極の存する面を底面として回路基板のランド部上に面実装されることになり、しかも該ランド部上で端面電極26が起立するため十分な量の半田を付着させることができる。したがって、このチップ抵抗器21は小型化が促進されても、自動実装に際して実装不良を起こしにくく、半田付け強度も確保しやすい。また、このチップ抵抗器21は、予め大判基板30に穿設しておいたスリット33を一次分割工程で二分割した後、スパッタリングによって端面電極26と側部端面電極27とを一括形成するというものであり、このスパッタリング時に煩雑なマスキングを行う必要もないため、図7,8に示した従来の一般的なチップ抵抗器1と同様に効率よく安価に製造することができる。
【0023】
なお、本実施形態例では、予め大判基板30に刻設しておいた分割溝31,32に沿ってブレイクすることにより一次分割や二次分割を行っているが、このような分割溝を形成せず、支持台上に固定した大判基板や短冊状分割片をダイシングすることによって一次分割や二次分割を行うことも可能である
【0024】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】
予め大判基板に複数のスリットを設けておき、上面電極および下面電極や抵抗体等を形成した後、一次分割工程によって露出する短冊状分割片の側端面と、該側端面に臨出する二分割されたスリットの内壁面とに、それぞれスパッタにより端面電極を形成するというチップ抵抗器の製造方法なので、長手方向両端部のどの外表面にも外部電極を有して実装不良を起こしにくく、かつ半田付け強度も確保しやすい所望のチップ抵抗器を効率よく安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るチップ単体の外観図である。
【図2】該チップ単体をめっき処理したチップ抵抗器の完成品を示す外観図である。
【図3】該チップ抵抗器の製造工程を示すフローチャートである。
【図4】同実施形態例に係る大判基板を示す説明図である。
【図5】該大判基板上に電極や抵抗体を形成した状態を示す説明図である。
【図6】同実施形態例に係る短冊状分割片を示す説明図である。
【図7】従来の一般的なチップ抵抗器の外観図である。
【図8】図7に示すチップ抵抗器の断面図である。
【図9】他の従来例に係るチップ抵抗器の外観図である。
【符号の説明】
20 チップ単体
21 チップ抵抗器
22 セラミック基体
22a 切欠き部
23 抵抗体
24 上面電極
25 保護膜
26 端面電極
27 側部端面電極
28 めっき層
30 大判基板
31 一次分割溝
32 二次分割溝
33 スリット
34 短冊状分割片

Claims (3)

  1. 大判基板に長手方向および幅方向に所定の間隔を存して分散配置される複数のスリットを設けるスリット形成工程と、
    前記大判基板の上下両面にそれぞれ幅方向に隣接する前記スリットどうしの間に位置する電極を形成する上下電極形成工程と、
    前記大判基板の上面に両端部が前記電極に接続される抵抗体を形成する抵抗体形成工程と、
    前記スリットと前記電極を二分割する直線に沿って前記大判基板を短冊状分割片に分割する一次分割工程と、
    前記一次分割工程によって露出した前記短冊状分割片の側端面および該側端面に臨出する二分割された前記スリットの内壁面に、スパッタにより端面電極を形成する端面電極形成工程と、
    前記端面電極形成工程の後、前記スリットの長手方向に延びて一部が該スリットと重なり合う直線に沿って前記短冊状分割片を個々のチップ単体に分割する二次分割工程と、
    を含むことを特徴とするチップ抵抗器の製造方法。
  2. 請求項1の記載において、前記上下電極形成工程および前記抵抗体形成工程の前に、予め前記大判基板に、該大判基板を前記短冊状分割片に分割するためのブレイク溝としての複数の一次分割溝と、前記短冊状分割片を個々の前記チップ単体に分割するためのブレイク溝としての複数の二次分割溝とを刻設しておくことを特徴とするチップ抵抗器の製造方法。
  3. 請求項2の記載において、前記端面電極形成工程で、前記短冊状分割片を板厚方向に重ね合わせた状態でスパッタを行うことを特徴とするチップ抵抗器の製造方法。
JP2003042791A 2003-02-20 2003-02-20 チップ抵抗器の製造方法 Pending JP2004253636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003042791A JP2004253636A (ja) 2003-02-20 2003-02-20 チップ抵抗器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003042791A JP2004253636A (ja) 2003-02-20 2003-02-20 チップ抵抗器の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004253636A true JP2004253636A (ja) 2004-09-09

Family

ID=33025975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003042791A Pending JP2004253636A (ja) 2003-02-20 2003-02-20 チップ抵抗器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004253636A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013039227A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 Ptcデバイス
CN112992444A (zh) * 2019-12-12 2021-06-18 三星电机株式会社 电阻器组件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013039227A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 Ptcデバイス
CN112992444A (zh) * 2019-12-12 2021-06-18 三星电机株式会社 电阻器组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3846312B2 (ja) 多連チップ抵抗器の製造方法
JP2006339589A (ja) チップ抵抗器およびその製造方法
JP6688025B2 (ja) チップ抵抗器およびチップ抵抗器の製造方法
JP2004253636A (ja) チップ抵抗器の製造方法
JP2009277834A (ja) チップ抵抗器の製造方法及びチップ抵抗器
JP2005268302A (ja) チップ抵抗器およびその製造方法
JP2004259773A (ja) チップ抵抗器の製造方法
JP4295035B2 (ja) チップ抵抗器の製造方法
JPH0521204A (ja) 角形チツプ抵抗器およびその製造方法
JP4067923B2 (ja) チップ抵抗器の製造方法
JP2017069441A (ja) チップ抵抗器
JP2003282303A (ja) チップ抵抗器
JP2005268300A (ja) チップ抵抗器およびその製造方法
JP2007165358A (ja) チップ型コンデンサ
JPH11307304A (ja) チップ抵抗器及びその製造方法
JP2002208502A (ja) チップ抵抗器及びその製造方法
JP2017050455A (ja) チップ抵抗器およびチップ抵抗器の製造方法
JPH0513201A (ja) 角形チツプ抵抗器
JPH10321421A (ja) チップ型抵抗器の製造方法
JPH08172004A (ja) チップ抵抗器の製造方法
JP3846311B2 (ja) 多連チップ抵抗器の製造方法
JP3766663B2 (ja) チップ部品の製造方法
JPH11111513A (ja) チップ抵抗器の製造方法
JPH09330802A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JPH05304002A (ja) 角形チップ抵抗器及びその製造方法