JP2004253624A - 積層鉄心用鉄板の搬送方法および搬送装置 - Google Patents

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Hidenori Miyauchi
秀紀 宮内
Masahiro Kawaguchi
雅洋 川口
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Abstract

【課題】複数枚の鉄板を同時に搬送できるようにする。
【解決手段】装置本体15の両端に、7枚の鉄板からなるブロック3bの両端を把持するための楔ライナ18と把持部19とからなる一対の把持手段16を設け、ブロック3bの中間部を吸着するマグネット23を一対の把持手段16の間に複数設け、近接スイッチ25がブロック3bの上端を検出したら楔ライナ18が移動して最上のブロック3bとその下のブロック3bとの間に割り込むように、楔ライナ18の先端18aと近接スイッチ25との高さをブロック3bの高さと一致させる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層鉄心用鉄板の搬送方法および搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
変圧器は、鉄心に三層分のコイルを巻回して構成される。この鉄心の種類には、積層鉄心用鉄板(以下、単に鉄板という)を複数枚積層して構成した積層鉄心がある。
【0003】
積層鉄心を製造するには、以下のようにして行なわれている。図7(a)(b)に示すように4台のリフタ4の昇降台5の上には、予め鉄板を加工して作った中板1a・外板2a・ヨーク板3aが個別に載置されている。夫々の昇降台5に載置された鉄板は、積層することで断面形状が円形となるように、異なる高さ位置では異なる幅寸法となるのものが複数枚準備されている。これらの鉄板は、積上台8上にスペーサ9および定規10を介して決められた特定位置に搬送して積層され、E字形状に組み立てられる。組み立てることにより、中脚1・外脚2・ヨーク3が構成される。
【0004】
昇降台5上から積上台8上への鉄板の搬送は、鉄板を1枚ずつ搬送する搬送装置11を用いて行なわれる。従来の搬送装置11は、三次元空間内で移動可能な装置本体6と真空パッド7とによって構成され、作業者12の補助により昇降台5上の鉄板の上面を複数の真空パッド7で吸引して1枚の鉄板を持ち上げ、その状態で水平移動して積上台8上に降ろす作業を繰り返すようになっている。
【0005】
また、従来の搬送装置としては、1枚の鉄板を一方の形式の鉄心の中脚として使用したり、他方の形式の鉄心の中脚として使用するために、鉄板を反転させて搬送する搬送装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
更に、同じ高さ位置を占めてE字形状をなす鉄板のみを一度に複数枚搬送する搬送装置もある(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開昭50−5823号公報(第112頁、第1〜4図)
【0008】
【特許文献2】
特開昭52−118217号公報(第87頁、fig1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、鉄板の上面を真空パッドで吸着する等して持ち上げることにより、鉄板を一枚ずつ搬送して積層しているため、作業時間が多くかかるという問題がある。
【0010】
そこで本発明は、斯かる課題を解決した積層鉄心用鉄板の搬送方法および搬送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための請求項1に係る積層鉄心用鉄板の搬送方法の構成は、決められた位置に夫々積み重ねられると共に異なるタイプの複数種類の鉄板を、各タイプごとに夫々特定の位置へ搬送して積層する積層鉄心用鉄板の搬送方法において、各タイプごとに複数枚の鉄板をひとつのブロックとし、ブロックごとに搬送することを特徴とする。
【0012】
斯かる積層鉄心用鉄板の搬送方法では、複数枚の鉄板をひとつのブロックとし、ブロックごとに搬送するので、鉄板を1枚ずつ搬送するのに比べて、鉄板の搬送時間が大幅に短縮される。
【0013】
請求項2に係る搬送装置の構成は、移動可能な装置本体と、当該装置本体の両端近傍に配置されると共に相互に接近・離反可能に構成された一対の楔ライナと、夫々の楔ライナの上に載ったブロックの端部を当該楔ライナとで挟持するための把持部と、一対の楔ライナ間に配置されると共に昇降可能に設けられた磁石と、一対の楔ライナの先端からの高さが前記ブロックの厚さと略等しくなるように前記ブロックにおける最上部の鉄板の上面を検出する近接スイッチとで構成したことを特徴とする。
【0014】
斯かる搬送装置では、楔ライナを挿入することにより、最上のブロックの両端部をその下のブロックから分離させ、ブロックの両端部を楔ライナと把持部とで挟持し、ブロックの中間部を磁石で吸着した状態でブロックを持ち上げるので、複数枚の鉄板からなるブロックを持ち上げることができる。
【0015】
請求項3に係る搬送装置の構成は、前記楔ライナの先端に、先端を丸めたガイド部材を設けたことを特徴とする。
【0016】
斯かる搬送装置では、楔ライナの先端のガイド部材が最下部の鉄板の下面に先に当接するので、ブロックとブロックとの間へ楔ライナを確実に割り込ませることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による積層鉄心用鉄板の搬送方法および搬送装置の実施の形態を説明する。
【0018】
積層鉄心は、図1(a)のようにE形状に組み立てる。これは、後工程で三層分のコイルを装着してヨークを取り付けるための前段階となる。図1(a)のA−A矢視図を図1(b)に示すように、外脚2は横断面形状が略円形のステップラップ形状になるように図2(b)の外板2aを積層したものであり、中脚1・ヨーク3も同様に図2(a)(c)の中板1a・ヨーク板3aを積層したものである。例えば外脚2の場合を図1(b)に示すように、外脚2は幅寸法の異なる12のブロック2bを積層して構成されている。
【0019】
ここで、1つのブロックは幅寸法が同じ鉄板を例えば7枚重ねて構成されている。つまり、図2に示すように結束用の貫通孔14を形成した中板1a・外板2a・ヨーク板3aを、図3〜図4に示すように7枚ずつ積層してブロック1b,2b,3bが構成され、例えば図3(b)に示すようにブロック3bが複数段に積層されているように、ブロック1b,2b,3bの夫々が複数段に積層されている(図示せず)。図3を見ると解るように、各ブロックでは、幅寸法は同じであるが、長さは同一寸法ずつ順次に小さくなっており、両端には段差が生じている。これは、図1(c)に示すように相互に直角に配置されるブロック2bとブロック3bとが交互配置となって結果として外脚2とヨーク3とが摩擦抵抗で結合されるようにしたものである。
【0020】
このようにブロック1b,2b,3bの夫々が、従来の図7の場合と同様に、異なる位置で複数段に積層されており、これらを搬送して夫々のブロックごとに図7の右側に示すE字形状に積層するための搬送装置が設けられている。
【0021】
搬送装置の構成を図5に示す。ブロックの中で最も長いブロック3bよりも少し長い装置本体15が、昇降可能で水平移動可能でかつ中央部分の図示しない鉛直軸を中心として回動可能に設けられている。装置本体15の両端近傍には、一対の把持手段16が水平方向へ相互に接近・離反可能に設けられ、把持手段16は図示しない駆動手段に連動連結されている。把持手段16は、装置本体15に沿って水平移動可能な移動台17と、移動台17に固定された楔ライナ18と、楔ライナ18の上に載ったブロックを当該楔ライナ18とで挟持するための把持部19とで構成されている。
【0022】
楔ライナ18は積み上げられた複数のブロックのうちの上から1ブロック目と2ブロック目との境に水平に割り込ませるためのものであり、図6(a)に示すように先端部が尖って、θ=20°,θ=10°の形状となっている。この楔ライナ18の先端には、楔ライナ18の先端18aが確実に上下のブロック3bの間に割り込めるようにするために、略J字の断面形状を有するガイド部材26が取り付けられている。
【0023】
把持部19は、移動台17に軸22を介して回動自在に設けられた回動体20と当該回動体20に結合した指21とで構成される。回動体20は、図示しない駆動手段に連動連結されている。
【0024】
一対の把持手段16の間には2つのグループに分かれた合計8個のマグネット(磁石)23が昇降可能に設けられている。8個のマグネット23は、昇降するロッド24を介して図示しない単一の駆動手段に連動連結されている。
【0025】
このほか、一対の楔ライナ18の先端18aからの高さが前記ブロックの厚さと等しくなるように、前記ブロックにおける最上部の鉄板の上面を検出する近接スイッチ25が両端の一対のマグネット23の間に配置されている。
【0026】
次に、斯かる搬送装置の作用を説明する。例えば最も長い図5のブロック3bを搬送する場合について説明する。図5(a)に示すように、搬送装置の装置本体15をブロック3bの上方へ移動させ、その後に装置本体15を降下させる。そして、近接スイッチ25がブロック3bにおける最上部の鉄板の上面を検出すると装置本体15の降下が停止する。このとき、図6(a)に示すように一対の楔ライナ18の先端18aは、積み上げられた複数のブロック3bのうちの上から1ブロック目と2ブロック目との境に位置する。
【0027】
この状態から把持部19が軸22を中心として回動し指21が楔ライナ18から離れた後に、一対の把持手段16が水平方向へ移動して相互に接近すると、ガイド部材26の先端が最上のブロック3bにおける最下部の鉄板の下方へ入り込み、最下部の鉄板を少し持ち上げることによって、最上のブロック3bと二段目のブロック3bとが分離する。その後、一対の把持手段16が更に接近し、図6(b)のように楔ライナ18の先端18aが最も短い鉄板の端部まで移動し、更に一対の把持手段16が接近すると図6(c)のように楔ライナ18の上に最上のブロック3bの両端が載る。このあと、把持部19が軸22を中心に回動し、ブロック3bの両端は楔ライナ18と指21とで把持される。
【0028】
このように最上のブロック3bの両端を少し持ち上げた状態で、マグネット23を最上のブロック3bの上面まで降下させて吸着させ、図5(b)のように1ブロックのみを上昇させる。最上のブロック3bの両端を少し持ち上げてその下のブロック3bとの間に隙間を作ることにより、マグネット23で吸着させたときに上から2番目のブロック3bを一緒に持ち上げることなく最上部のブロック3bのみを持ち上げて分離することが可能となる。
【0029】
以上のようにしてブロック3bが1ブロック分持ち上がったら、装置本体15を目的の位置まで移動させ、ブロック3bを積層する。ブロック1b,2bについても同様にして行ない、このような作業を繰り返すことにより、ブロック1b,2b,3bをE字形状に積層することができる。
【0030】
なお、1ブロックあたりの鉄板の枚数は7枚に限らず何枚でも良い。枚数を変更した場合は、近接スイッチ25と一対の楔ライナ18の先端18aとの距離を変更することになる。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、請求項1,2に係る積層鉄心用鉄板の搬送方法および搬送装置によれば、複数枚の鉄板をひとつのブロックとし、ブロックごとに搬送するので、従来のように鉄板を1枚ずつ搬送していたのに比べて、鉄板の搬送時間と更には積層鉄心の組立時間が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層鉄心用鉄板の搬送方法の実施の形態に係り、(a)は積層鉄心の組立状態を示す平面図、(b)は(a)のA−A矢視図、(c)は(a)におけるB部の拡大図。
【図2】積層鉄心を構成する鉄板の種類を示す平面図。
【図3】積層鉄心を構成する鉄板のうちのヨーク板3aを7枚ずつ積層したブロック3bを積み重ねたものに係り、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図4】積層鉄心を構成する鉄板のうちの中板1a・外板2aを7枚ずつ積層してブロックとしたものに係り、(a)はブロック2bの平面図、(b)はブロック1bの平面図。
【図5】本発明による搬送装置の実施の形態に係り、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図6】本発明による搬送装置の実施の形態を示す作用説明図。
【図7】従来の積層鉄心用鉄板の搬送方法に係り、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B矢視図。
【符号の説明】
1a…中板
2a…外板
3a…ヨーク板
1b〜3b…ブロック
15…装置本体
18…楔ライナ
18a…先端
19…挟持部
25…近接スイッチ
26…ガイド部材

Claims (3)

  1. 決められた位置に夫々積み重ねられると共に異なるタイプの複数種類の鉄板を、各タイプごとに夫々特定の位置へ搬送して積層する積層鉄心用鉄板の搬送方法において、
    各タイプごとに複数枚の鉄板をひとつのブロックとし、ブロックごとに搬送することを特徴とする積層鉄心用鉄板の搬送方法。
  2. 移動可能な装置本体と、当該装置本体の両端近傍に配置されると共に相互に接近・離反可能に構成された一対の楔ライナと、夫々の楔ライナの上に載ったブロックの端部を当該楔ライナとで挟持するための把持部と、一対の楔ライナ間に配置されると共に昇降可能に設けられた磁石と、一対の楔ライナの先端からの高さが前記ブロックの厚さと略等しくなるように前記ブロックにおける最上部の鉄板の上面を検出する近接スイッチとで構成したことを特徴とする搬送装置。
  3. 前記楔ライナの先端に、先端を丸めたガイド部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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