JP2004252388A - 光ファイバ心線 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆除去性とピストニング特性とに優れた光ファイバ心線を提供する。ガラスファイバを偏波保持ファイバとした場合に、クロストーク特性に優れる光ファイバ心線を提供する。
【解決手段】ガラスファイバ11の外周に一次被覆15を設けてなる光ファイバ素線18の外周に、さらに、熱可塑性ポリエステルエラストマーを主成分とする二次被覆16を設けてなる光ファイバ心線10であって、二次被覆16のヤング率が250MPa以下であり、かつ、光ファイバ素線18の一次被覆除去力が100g/10mm〜700g/10mmである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線に関する。
【0002】
【従来の技術】
石英ガラスを主成分とするガラスファイバの外周を紫外線硬化型樹脂(一次被覆)で被覆した光ファイバ素線が知られている。光ファイバ素線は、その外周がさらに樹脂(二次被覆)で被覆されることにより光ファイバ心線とされ、光モジュール等の機器内配線に使用される。
【0003】
光ファイバ心線としては、ガラスファイバの外周に、紫外線硬化型樹脂からなる一次被覆と、熱可塑性ポリエステルエラストマー100重量部に対して、エチレンビステトラブロモフタルイミド(難燃化剤)20重量部〜70重量部、三酸化アンチモン(難燃助剤)5重量部〜40重量部とからなる二次被覆とを、順に設けてなる光ファイバ心線が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−157950号公報
【特許文献2】
特開平11−60285号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光ファイバ心線を機器内配線の目的で使用する場合、通常、光ファイバ心線の端部には、光通信部材と接続可能に形成されたコネクタが取り付けられる。光ファイバ心線にコネクタを取り付けるには、被覆除去具を用いて、光ファイバ心線の端部におけるガラスファイバが、所定距離で露出するように、光ファイバ心線の被覆(一次被覆及び二次被覆)を除去する必要がある。
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の光ファイバ心線は、二次被覆が硬く、被覆除去性(ガラスファイバを露出させる作業性)が悪い。
また、この光ファイバ心線は、機器内で温度変化の著しい環境下に晒されるなどした場合に、一次被覆と二次被覆との密着性が強すぎるせいか、二次被覆の先端面から光ファイバ素線の端部が突き出した状態にはなりにくいものの、ガラスファイバが突き出した状態になりやすい問題があった(以下、二次被覆の先端面から光ファイバ素線あるいはガラスファイバが突き出した状態を、包括して“突き出し”ともいう)。
【0007】
光ファイバ素線に加熱軟化された二次被覆を被覆する際、光ファイバ素線を、二次被覆の温度近傍までに加熱し、二次被覆による被覆後、光ファイバ心線を1秒以上の室温雰囲気下で徐冷することによって、一次被覆と二次被覆との密着性を高め、突き出しの問題を解消しようとする技術が知られている(前記特許文献2)。しかしながら、特許文献2に記載の技術によっても、ガラスファイバの突き出しを充分に抑制することは困難であった。
【0008】
また、特許文献1に記載の光ファイバ心線において、ガラスファイバを偏波保持ファイバとすると、一次被覆と二次被覆との密着性が強く、二次被覆が光ファイバ素線を強く締め付けているせいか、偏波保持特性(クロストーク特性)に劣るという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被覆除去性とピストニング特性(温度変化によって“突き出し”が発生しない特性)とに優れた光ファイバ心線を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、ガラスファイバを偏波保持ファイバとした場合に、クロストーク特性に優れる光ファイバ心線を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光ファイバ心線は、ガラスファイバの外周に一次被覆を設けてなる光ファイバ素線の外周に、さらに、熱可塑性ポリエステルエラストマーを主成分とする二次被覆を設けてなる光ファイバ心線であって、二次被覆のヤング率が14MPa〜250MPaであり、かつ、光ファイバ素線の一次被覆除去力が100g/10mm〜700g/10mmであることを特徴とする。
【0011】
好ましくは、一次被覆と前記二次被覆の一括被覆除去力が1.5kg/30mm〜3.4kg/30mmである。
好ましくは、二次被覆が難燃化剤を含有する。ここで、難燃化剤は、エチレン・ビス(ペンタブロモ・ベンゼン),デカブロモジフェニルオキサイド及びオクタブロモジフェニルオキサイドからなる群から選択された1種以上の臭素系難燃化剤であるのが好ましい。
【0012】
好ましくは、二次被覆は、熱可塑性ポリエステルエラストマー100重量部に対し、臭素系難燃化剤を15重量部〜67重量部、三酸化アンチモンを10〜42重量部で含有してなるとともに、臭素系難燃化剤の重量が三酸化アンチモンの重量の1倍〜4倍となるように構成される。
【0013】
好ましくは、光ファイバ心線の外径をD、光ファイバ素線の外径をdとしたとき、d/D=0.25〜0.63である。より好ましくは、光ファイバ心線の外径をD、光ファイバ素線の外径をdとしたとき、d/D=0.40〜0.50である。
【0014】
また、前記光ファイバ心線において、ガラスファイバの波長1.5μmにおけるピーターマン−I(Petermann−I)の定義によるモードフィールド径が8.0μm〜9.0μmであり、かつ、プルーフレベルが1.5%以上の引張強度試験を経たのが好ましい。
【0015】
また、ガラスファイバが、コアの両外側に応力付与部材が埋設されてなる偏波保持ファイバとされるのも好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る光ファイバ心線10は、図1の概略断面図に示すように、ガラスファイバ11(例えば、シングルモード型ファイバ)の外周に一次被覆15を設けてなる光ファイバ素線18の外周に、さらに、熱可塑性ポリエステルエラストマーを主成分とする二次被覆16を設けてなる。
【0017】
光ファイバ心線10にコネクタを取り付けるには、先ず、例えば図2に示す被覆除去具(機械式リムーバ)20を用いて光ファイバ心線10の端末を加工する。
図2(A)は、被覆除去具の側面図、図2(B)は、X方向断面図である。
被覆除去具20は、片方の端部が枢軸して連結された板状レバー部材21a、21bのそれぞれの開閉側の端部近傍内側に、2対のガイド部23と1対の刃22が内側に向かって垂直に固定されており、光ファイバ心線10の端末から所定距離で離れた箇所を挟んで板状レバー部材21a、21bを閉じることによって、2対のガイド部のそれぞれのV溝23a内に光ファイバ心線10を保持して、1対の刃22でもって光ファイバ心線10の被覆に切り込みを入れる。刃22の刃先には、光ファイバ心線10が配設される位置に半円状の窪み(図示せず)が形成されているので、光ファイバ心線10の中にあるガラスファイバ11の表面にまで刃先が至らず、ガラスファイバ11を傷つけることはない。
【0018】
次いで、板状レバー部材21a、21bを閉じたままで、被覆除去具20を光ファイバ心線10の端末側に移動させることによって、光ファイバ心線10の被覆の端末側部分を端末方向に引抜き、光ファイバ心線10の端末部分におけるガラスファイバ11を露出させる。この時、ガラスファイバ11の表面と刃先の間及び刃先同士の間にはわずかな隙間があるので、その隙間部分の被覆は、刃先の切り込みでは切れないで刃先の移動によって引きちぎられる。
【0019】
被覆除去具の市販品としては、例えば、JR−11やJR−22(いずれも、住友電気工業株式会社の商品名)を挙げることができる。
【0020】
ここで、二次被覆16のヤング率は250MPa以下である。これにより、二次被覆16が硬くなりすぎないので、被覆除去性を良好にできる。また、二次被覆16のヤング率は250MPa以下であることよって、二次被覆16の光ファイバ素線18に対する締め付けが強くなりすぎず、温度変化の際に二次被覆16の収縮力が強くなりすぎることなく二次被覆16が一次被覆15に対して密着可能であるので、二次被覆16の先端面からの光ファイバ素線18の突き出し、及び、二次被覆16の先端面からのガラスファイバ11の突き出しを抑制でき、ピストニング特性を優れたものにできる。
また、二次被覆16のヤング率は、14MPa以上であるのが好ましい。二次被覆16のヤング率が14MPa未満であると、光ファイバ心線10の剛性が低くなりすぎ、光ファイバ心線10を機器内の所定空間内に収めにくいなど、光ファイバ心線10の取り扱い性(ハンドリング性)が劣る傾向となる。
【0021】
二次被覆16は、熱可塑性ポリエステルエラストマーを主成分としている。熱可塑性ポリエステルエラストマーは、例えば、ハイトレル(東レ・デュポン株式会社の商品名)シリーズから選択することができる。
また、二次被覆16は、難燃化剤を含有するのが好ましく、これにより、光ファイバ心線10に難燃性を付与できる。
難燃化剤としては、公知のものをいずれも採用できるが、特に、エチレン・ビス(ペンタブロモ・ベンゼン),デカブロモジフェニルオキサイド及びオクタブロモジフェニルオキサイドからなる群から選択された1種以上の臭素系難燃化剤であるのが好ましく、これにより、光ファイバ心線10に難燃性を確実に付与できる。
【0022】
特に、二次被覆16は、熱可塑性ポリエステルエラストマー100重量部に対し、臭素系難燃化剤を15重量部〜67重量部、三酸化アンチモンを10〜42重量部で含有してなるとともに、臭素系難燃化剤の重量が三酸化アンチモンの重量の1倍〜4倍となるように構成されているのが好ましい。臭素系難燃化剤及び三酸化アンチモンが前記下限値を下回ると、難燃性が発現されにくくなり、一方、前記上限値を上回ると、二次被覆に視認可能な突起物が発生して、光ファイバ心線10の外観が損なわれる傾向となる。また、臭素系難燃化剤の重量が三酸化アンチモンの重量の1倍未満であると、臭素系難燃化剤による難燃化の効果が低くなる傾向があり、4倍超過であると、三酸化アンチモンによって臭素系難燃化剤の難燃性を高める相乗効果が低くなる傾向となる。
【0023】
臭素系難燃化剤の具体例としては、前掲のものを好適に例示できる。
三酸化アンチモンは、難燃化助剤としての働きを有し、上記範囲のように添加されることで、難燃性に非常に優れた光ファイバ心線10とすることができる。
光ファイバ心線10には、使用方法によっては、火災等が発生しても延焼しない難燃性が要求されるが、特に、前記の組成・配合とすることによって、規格 UL1581 VW−1(後に詳述する)等の難燃性試験に対して合格することが可能となる。
【0024】
二次被覆16のヤング率は、熱可塑性ポリエステルエラストマー、難燃化剤及び難燃化助剤の種類並びにこれらの配合比を調整することによって、前記範囲内とすることができる。
【0025】
光ファイバ素線18の一次被覆除去力は、100g/10mm〜700g/10mmである。ここで、一次被覆除去力とは、図3に示すように、鉛直方向に垂れ下がるように光ファイバ素線18を固定部30で固定し、光ファイバ素線18の下端末から10mmの位置に機械式リムーバの刃(例えば、前記した被覆除去具20の刃22)を入れ込んで、一次被覆15の除去を鉛直下向きに行う時に必要とされる力である。
【0026】
光ファイバ素線18の一次被覆除去力が100g/10mm未満であると、温度変化に伴い、ガラスファイバ11が突き出した状態になりやすく、ピストニング特性に劣る。光ファイバ素線18の一次被覆除去力が700g/10mmを超えると、一次被覆15の除去に多くの力を必要とするので、光ファイバ心線10の被覆除去性に劣る。
【0027】
一次被覆は、紫外線硬化型樹脂を主成分とするものを好適に例示できる。紫外線硬化型樹脂は、公知のものをいずれも使用でき、前記一次被覆除去力の範囲内とするためには、紫外線硬化型樹脂の種類を選択することによって、好適に達成できる。
【0028】
光ファイバ心線10の寸法は、使用目的によって適宜変更可能であるが、例えば、以下の寸法のものを好適に例示できる。
ガラスファイバ11の外径:125μm
一次被覆15の外径:250μm〜500μm
二次被覆16の外径:700μm〜900μm
【0029】
光ファイバ心線10が、光モジュール等の機器内配線に使用される場合、光ファイバ心線10は、−40℃〜+85℃の温度範囲内での温度変化に晒されることがあるが、二次被覆16のヤング率と一次被覆除去力が、それぞれ前記範囲内とされることによって、前記温度範囲内での温度変化に対しても“突き出し”を極めて抑制できる(前記好適な寸法の光ファイバ心線10において、二次被覆16の先端面からガラスファイバ11の先端までの距離が0.5mm/m以下)。
【0030】
また、光ファイバ心線10は、一次被覆15と二次被覆16の一括被覆除去力(以下、単に一括被覆除去力ともいう)が1.5kg/30mm〜3.4kg/30mmであることが好ましい。ここで、一括被覆除去力とは、図4に示すように、鉛直方向に垂れ下がるように光ファイバ心線10を固定部30で固定し、光ファイバ心線10の下端末から30mmの位置に機械式リムーバの刃(例えば、前記した被覆除去具20の刃22)を入れ込んで、一次被覆15と二次被覆16の除去を鉛直下向きに行う時に必要とされる力である。
【0031】
一括被覆除去力が1.5kg/30mm以上であることによって、一次被覆15と二次被覆16とがガラスファイバ11を適度な力で把持することができるので、光ファイバ心線10のピストニング特性をより確実に確保できる。
また、一括被覆除去力が3.4kg/30mm以下であることによって、一次被覆15と二次被覆16とがガラスファイバ11を把持する力が強くなりすぎないので、光ファイバ心線10の被覆除去性をより確実に確保できる。
【0032】
光ファイバ心線10の外径をD、光ファイバ素線18の外径をdとしたとき、これらの値は特に限定されないが、汎用のタイトバッファー型光ファイバ心線としての利用を目的とする場合は、Dは0.7mmあるいは0.9mmとされるのが好ましく、dは0.25mm、0.4mmあるいは0.5mmとされるのが好ましい。
また、d/D=0.25〜0.63であるのが好ましく、d/D=0.40〜0.50であるのがより好ましい。上記下限値を下回ると、温度変化の際に二次被覆16の収縮力が強くなりすぎる傾向となり、光ファイバ心線10のピストニング特性に劣る傾向となる。一方、上記上限値を上回ると、二次被覆16が難燃化剤を含有している場合、一次被覆15に対して二次被覆16が少なくなりすぎて、光ファイバ心線10の難燃性が劣る傾向となる。
【0033】
光ファイバ心線10としては、ガラスファイバの波長1.5μmにおけるピーターマン−I(Petermann−I)の定義によるモードフィールド径(MFD:Mode Field Diameter)が8.0μm〜9.0μmであり、かつ、プルーフレベルが1.5%以上の引張強度試験を経た光ファイバ心線を好適な形態として挙げることができる。
【0034】
ここで、ピーターマン−Iの定義によるモードフィールド径は、
【数1】
Figure 2004252388
なる式で定義される。この式(1)中にある変数rは、光ファイバ素線18の光軸からの径方向の距離である。φ(r)は、径方向の光の電界分布であり、光の波長により異なる。
【0035】
モードフィールド径が9.0μm以下であることによって、光ファイバ心線10が機器内の所定空間内に収められるなどして、小さい曲げ直径で曲げられた場合でも、曲げ損失が生じにくい。
【0036】
また、モードフィールド径が8.0μm以上であることによって、光ファイバ心線10同士を融着接続した場合に、軸ずれによる接続損失を抑制できる。
【0037】
また、プルーフとは、製品化する光ファイバ心線の強度の保証を目的としたものであり、光ファイバ素線18に二次被覆16を設けて製造された光ファイバ心線10をボビン等に巻き取る手前で、その走行ラインに張力印加区間を設けることで引張強度試験を行うものである。すなわち、張力印加区間に印加する張力を任意の値に設定することにより、光ファイバ心線10の伸び率(%)をプルーフレベルとして設定することができる。これにより、設定したプルーフレベルに耐えることができずにガラスファイバ11が破断した光ファイバ心線10を破棄し、このプルーフレベルに耐えられた部分のみボビン等に巻き取って製品化することができる。
【0038】
プルーフレベルが1.5%の引張強度試験を経た光ファイバ心線は、被覆除去や曲げ等の操作に伴って張力を受けても、ガラスファイバが破断が発生しにくい。よって、プルーフレベルが1.5%以上の引張強度試験を経た光ファイバ心線とされることによって、特に高強度の光ファイバ心線とすることができる。
【0039】
よって、光ファイバ心線10に関し、モードフィールド径を前記範囲内とし、前記規定の引張強度試験を経た光ファイバ心線とすることで、強度を優れたものにできるとともに、小さい曲げ直径で曲げても曲げ損失を発生しにくくできる。
【0040】
また、光ファイバ心線10としては、図5の概略断面図に示すように、ガラスファイバ11が、クラッド14内でコア12の両外側に応力付与部材13,13’が埋設されてなる偏波保持ファイバである形態も好適に挙げることができる。
ここで、例えば、コア12はSiOとGeOとからなり、応力付与部材13,13’は、SiOとBとからなり、クラッド14はSiOからなっている。
光ファイバ心線10においては、前記したように二次被覆16のヤング率が250MPa以下であり、これにより、二次被覆16の光ファイバ素線18に対する締め付けが強くなりすぎなくできるので、偏波保持特性(クロストーク特性)を優れたものできる(−35.0dB以下/100mを達成可能)。
【0041】
光ファイバ心線10の製造に関し、光ファイバ素線18に対する二次被覆16の被覆は、パイプ押し方式による二次被覆の押出方法を使用するのが好ましい。図6の概略断面図に示すように、パイプ押し方式に使用されるパイプ50は、中空状の押出ダイス51と、中空状の押出ニップル52とを有しており、押出ニップル52は、押出ダイス51の中空内部に配置されている。ここで、少なくともパイプ50の押出側端面50aからパイプ50の内方に向かう所定領域においては、押出ニップル52の外周面と押出ダイス51の内周面との間に、押出材料16a(二次被覆16を構成するための材料であって、加熱軟化されたもの)が流通するための間隙(押出材料流通路)が設けられている。
【0042】
パイプ押し方式は、パイプ50の内方から押出側端面50aに向かう方向Aで、光ファイバ素線18を押出ニップル52の中空に挿通させるとともに、同じく方向Aで、押出材料16aを押出材料流通路に流すことによってなされ、これにより、パイプ50の外方にて光ファイバ素線18に対して二次被覆16を被覆することができる。押出材料16aは、冷却されて二次被覆16となった時に、ヤング率が250MPa以下となるように構成されており、前記したように、光ファイバ素線18を締め付けすぎなくできる組成とされているが、二次被覆16の押出時に光ファイバ素線18の外周面18aと押出ニップル52の内周面52aとがなす間隙の圧力(押出ニップル内圧力)を調整することによって、二次被覆16の光ファイバ素線18に対する締め付け力を微調整することができる。押出ニップル内圧力は、製造しようとする光ファイバ心線10の寸法や二次被覆16の種類などによって適宜設定可能であるが、好適な形態として前掲した光ファイバ心線10の寸法や、前掲の二次被覆16の種類を採用する場合は、通常、13000Pa〜67000Paの減圧状態とされるのが好ましい。
【0043】
このように、二次被覆16の光ファイバ素線18に対する締め付け力を微調整することによって、光ファイバ素線18に関して、“二次被覆16のヤング率”及び“光ファイバ素線の一次被覆除去力”を前記のように規定したことによって発現できる“被覆除去性とピストニング特性との両立”をより確実なものとすることができるとともに、ガラスファイバを偏波保持ファイバとした場合は、優れたクロストーク特性の発現をより確実なものとすることができる。
【0044】
パイプ50の外方にて二次被覆16が被覆されることにより得られた光ファイバ心線10は、室温雰囲気下に晒されることによって空冷されるのが好ましい。室温雰囲気下における空冷時間は特に限定されないが、二次被覆16の主成分として熱可塑性エラストマーを使用する本発明の実施形態においては、1秒未満とするのが好ましい。前記空冷時間が1秒以上の条件で冷却された二次被覆16は、再度加熱された場合における長手方向の収縮量が大きくなる傾向となる。
【0045】
【実施例】
以下の条件に基づき、実施例及び比較例の光ファイバ心線を製造する。
(実施例1)
1.光ファイバ心線の構造
ガラスファイバ:外径0.125mmのシングルモード(SM)ファイバ
光ファイバ素線:上記ガラスファイバを紫外線硬化型樹脂(一次被覆)によって外径dが0.4mmとなるように被覆。光ファイバ素線の一次被覆除去力は600g/10mm。
光ファイバ心線:上記光ファイバ素線を下記組成の二次被覆によって外径Dが0.9mmとなるように被覆。二次被覆のヤング率は82MPa。
2.二次被覆の組成
ポリエステルエラストマー :100重量部
エチレン・ビス(ペンタブロモ・ベンゼン):60重量部
三酸化アンチモン :40重量部
3.製造方法
光ファイバ素線に対する二次被覆の被覆は、パイプ押し方式を採用。押出ニップル内圧力を46700Paに減圧。
【0046】
(実施例2)
1.光ファイバ心線の構造
ガラスファイバ:外径0.125mmの偏波保持ファイバ
光ファイバ素線:上記ガラスファイバを紫外線硬化型樹脂(一次被覆)によって外径dが0.4mmとなるように被覆。光ファイバ素線の一次被覆除去力は350g/10mm。
光ファイバ心線:上記光ファイバ素線を下記組成の二次被覆によって外径Dが0.9mmとなるように被覆。二次被覆のヤング率は82MPa。
2.二次被覆の組成
ポリエステルエラストマー :100重量部
オクタブロモジフェニルオキサイド:28重量部
三酸化アンチモン :11重量部
3.製造方法
実施例1と同様
【0047】
(比較例1)
1.光ファイバ心線の構造
ガラスファイバ:外径0.125mmのシングルモード(SM)ファイバ
光ファイバ素線:上記ガラスファイバを紫外線硬化型樹脂(一次被覆)によって外径dが0.25mmとなるように被覆。光ファイバ素線の一次被覆除去力は420g/10mm。
光ファイバ心線:上記光ファイバ素線を下記組成の二次被覆によって外径Dが0.9mmとなるように被覆。二次被覆のヤング率は498MPa。
2.二次被覆の組成
ポリエステルエラストマー :100重量部
デカブロモジフェニルオキサイド:60重量部
三酸化アンチモン :40重量部
3.製造方法
実施例1と同様
【0048】
(比較例2)
1.光ファイバ心線の構造
ガラスファイバ:外径0.125mmのシングルモード(SM)ファイバ
光ファイバ素線:上記ガラスファイバを紫外線硬化型樹脂(一次被覆)によって外径dが0.4mmとなるように被覆。光ファイバ素線の一次被覆除去力は350g/10mm。
光ファイバ心線:上記光ファイバ素線を下記組成の二次被覆によって外径Dが0.9mmとなるように被覆。二次被覆のヤング率は498MPa。
2.二次被覆の組成
ポリエステルエラストマー :100重量部
デカブロモジフェニルオキサイド:60重量部
三酸化アンチモン :40重量部
3.製造方法
実施例1と同様
【0049】
[被覆除去性]
実施例1,2及び比較例1,2の光ファイバ心線の被覆除去性を、前記被覆除去具20に対応する機械式リムーバJR−22(住友電気工業株式会社の商品名)によって試験する。図7に、実施例1,2及び比較例1,2の光ファイバ心線の被覆除去性の結果を、“光ファイバ素線の一次被覆除去力”と“二次被覆のヤング率”とが他の値に設定された光ファイバ心線の試験結果と併せて図7に示す。
【0050】
図7において、「“○”は被覆を容易に除去可能」、「“△”は被覆を除去可能(被覆除去の作業性は悪い)」、「“×”は被覆の除去が不可能」を意味する。
実施例1の判定は“○”であり、一括被覆除去力は3.0kg/30mmである。
実施例2の判定は“○”であり、一括被覆除去力は2.5kg/30mmである。
比較例1の判定は“△”であり、一括被覆除去力は3.9kg/30mmである。
比較例2の判定は“○”であり、一括被覆除去力は3.2kg/30mmである。
図7に示すように、光ファイバ素線の一次被覆除去力が700g/10mmを超えると、被覆除去性に劣る傾向となる。二次被覆のヤング率が250MPaを超えると、被覆除去が困難となりやすい。
【0051】
[ピストニング特性]
実施例1,2及び比較例1,2の光ファイバ心線のピストニング特性を、光ファイバ心線に対して−40℃〜+85℃の熱衝撃を500サイクル実施し、熱衝撃後の突出し量(二次被覆の先端面からガラスファイバの先端までの距離)を測定することにより、試験する。図8に、実施例1,2及び比較例1,2の光ファイバ心線のピストニング特性の結果を、“光ファイバ素線の一次被覆除去力”と“二次被覆のヤング率”とが他の値に設定された光ファイバ心線の試験結果と併せて図8に示す。
【0052】
図8において、「“○”は突出し量が0.1mm/m以下」、「“□”は突出し量が0.1mm/m超過0.5mm/m以下」、「“×”は突出し量が0.5mm/m超過」を意味する。“○”及び“□”をピストニング特性が良好と判定できる。
実施例1の判定は“○”であり、突出し量は、0.02mm/mである。
実施例2の判定は“□”であり、突出し量は、0.19mm/mである。
比較例1の判定は“□”であり、突出し量は、0.14mm/mである。
比較例2の判定は“×”であり、突出し量は、0.63mm/mである。
図8に示すように、二次被覆のヤング率が250MPaを超えると、突出し量が大きくなる傾向となる。
【0053】
[難燃性]
実施例1及び2の光ファイバ心線の難燃性試験を、規格 UL1581 VW−1に基づいて実施する。
すなわち、図9に示すように、先ず、所定長さの光ファイバ心線10の上端部を把持部64にて、下端部を把持部65にて把持することによって、光ファイバ心線10を長手方向が鉛直方向となるように設置し、光ファイバ心線10の下端部の下方に脱脂綿63を配置する。光ファイバ心線10の把持部64から若干下方の位置には、クラフト紙61が貼り付けられている。次いで、クラフト紙61から下方に254mmの位置をめがけてバーナー62によりバーナー炎を浴びせる。ここで、バーナー炎は、内炎40mm、外炎125mmとされている。“クラフト紙61に届くような延焼がなく、かつ、脱脂綿63が燃えるような被覆の垂れ落ちが発生しない”という条件を満たすものを合格とし、前記条件を満たさないものを不合格とする。
実施例1,2及び比較例1,2の判定は合格であり、共に燃焼時間は0秒である。
【0054】
(実施例3〜7)
二次被覆の組成を表1のようにして難燃化剤の含有率を変更する以外は、実施例1と同じ構成とすることによって、実施例3〜7の光ファイバ心線を製造する。これらの光ファイバ心線に対して前記した難燃性試験を実施する。表1の外観に関して、「“○”は二次被覆に突起物を視認できない」、「“×”は二次被覆に突起物を視認できる」を意味する。
【0055】
【表1】
Figure 2004252388
【0056】
表1に示すように、熱可塑性ポリエステルエラストマー100重量部に対して、エチレン・ビス(ペンタブロモ・ベンゼン)(臭素系難燃化剤)が15重量部を下回り、三酸化アンチモンが10重量部を下回る実施例3は、難燃性に劣る傾向が見受けられる。一方、熱可塑性ポリエステルエラストマー100重量部に対して、エチレン・ビス(ペンタブロモ・ベンゼン)が67重量部を上回り、三酸化アンチモンが42重量部を上回る実施例7は、外観に劣る傾向が見受けられる。
【0057】
[偏波保持特性(クロストーク特性)]
実施例2の光ファイバ心線のクロストーク特性をクロストーク測定器(波長:1550nm)で測定する。偏波クロストークは−48.6dB/4mであり、100m換算で−42.5dBとなり、偏波保持特性に優れる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、被覆除去性とピストニング特性とに優れた光ファイバ心線を提供できる。また、本発明によれば、ガラスファイバを偏波保持ファイバとした場合に、クロストーク特性に優れる光ファイバ心線を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光ファイバ心線の概略断面図である。
【図2】光ファイバ心線の被覆の除去に使用する被覆除去具を示す図である。
【図3】光ファイバ素線の一次被覆除去を説明する図である。
【図4】光ファイバ心線の一括被覆除去を説明する図である。
【図5】本発明の実施形態に係る光ファイバ心線に使用されるガラスファイバの一実施形態を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る光ファイバ心線の製造方法を説明する図である。
【図7】実施例の光ファイバ心線の被覆除去性に関する試験結果を示す図である。
【図8】実施例の光ファイバ心線のピストニング特性に関する試験結果を示す図である。
【図9】実施例の光ファイバ心線に対する難燃性試験の方法を説明する図である。
【符号の説明】
10 光ファイバ心線
11 ガラスファイバ
12 コア
13,13’ 応力付与部材
15 一次被覆
16 二次被覆
18 光ファイバ素線

Claims (9)

  1. ガラスファイバの外周に一次被覆を設けてなる光ファイバ素線の外周に、さらに、熱可塑性ポリエステルエラストマーを主成分とする二次被覆を設けてなる光ファイバ心線であって、前記二次被覆のヤング率が250MPa以下であり、かつ、前記光ファイバ素線の一次被覆除去力が100g/10mm〜700g/10mmであることを特徴とする光ファイバ心線。
  2. 請求項1に記載の光ファイバ心線において、前記一次被覆と前記二次被覆の一括被覆除去力が1.5kg/30mm〜3.4kg/30mmであることを特徴とする光ファイバ心線。
  3. 前記二次被覆が難燃化剤を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ心線。
  4. 前記難燃化剤が、エチレン・ビス(ペンタブロモ・ベンゼン),デカブロモジフェニルオキサイド及びオクタブロモジフェニルオキサイドからなる群から選択された1種以上の臭素系難燃化剤であることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ心線。
  5. 前記二次被覆は、前記熱可塑性ポリエステルエラストマー100重量部に対し、臭素系難燃化剤を15重量部〜67重量部、三酸化アンチモンを10〜42重量部で含有してなるとともに、前記臭素系難燃化剤の重量が前記三酸化アンチモンの重量の1倍〜4倍となるように構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバ心線。
  6. 前記光ファイバ心線の外径をD、前記光ファイバ素線の外径をdとしたとき、d/D=0.25〜0.63であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の光ファイバ心線。
  7. 前記光ファイバ心線の外径をD、前記光ファイバ素線の外径をdとしたとき、d/D=0.40〜0.50であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の光ファイバ心線。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の光ファイバ心線において、前記ガラスファイバの波長1.5μmにおけるピーターマン−I(Petermann−I)の定義によるモードフィールド径が8.0μm〜9.0μmであり、かつ、プルーフレベルが1.5%以上の引張強度試験を経たことを特徴とする光ファイバ心線。
  9. 前記ガラスファイバが、コアの両外側に応力付与部材が埋設されてなる偏波保持ファイバであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光ファイバ心線。
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