JP2004249354A - 高強度uoe鋼管の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】X80グレード以上の高強度UOE鋼管の製造において、拡管時に溶接金属部近傍のHAZなどにおいて発生する割れや破断を防止する。
【解決手段】拡管前のパイプ形状について、ピーキング角度θを80°以上100°以下に調整し、更に、溶接金属と母材である鋼管10の引張強さの比率を0.95以上となるように溶接金属の材質を選定する。
【選択図】 図2
【解決手段】拡管前のパイプ形状について、ピーキング角度θを80°以上100°以下に調整し、更に、溶接金属と母材である鋼管10の引張強さの比率を0.95以上となるように溶接金属の材質を選定する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X80グレード以上の高強度UOE鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
代表的なUOE鋼管の製造工程は、図1に示されるように、大きく分けると、エッジミーリング(鋼板幅端部の開先形状加工)、Cプレス(鋼板幅端曲げ加工)、Uプレス、Oプレスからなる成型工程と、仮付溶接、内面溶接、外面溶接からなる溶接工程と、拡管工程とからなる。
【0003】
拡管前のパイプは、C〜U〜Oプレスによって局部的に塑性変形されているため、完全な真円形状ではなく、更に前述の局部的な塑性変形による残留応力に加え、溶接による熱応力起因の残留応力も局部的に存在する。
【0004】
拡管工程では、パイプ内側をセグメントにより均一に押し広げることにより周方向に均一に塑性変形させることで、この残留応力を除去すると共にパイプ断面形状を真円に近づける。
【0005】
近年、油井管やパイプライン用素材鋼管の分野では、操業圧力の増加による輸送効率の向上や管厚の低減による建設コスト抑制のため、従来一般的であったX70グレード以下の鋼管に代わり、より高強度のX80、X100グレードクラスの鋼管が要求されつつある。
【0006】
ここで、これら用途の鋼管の強度的なグレードの指標である、X80、X100等の呼称に示す数値は、最小規定降伏応力をkilo−pound per square inch(kpsi)で示したものであり、ラインパイプ規格API 5Lでは1kpsi=6.89476MPaと規定される。ここでX80、X100などの高グレード鋼管の場合、溶接金属部に隣接したHAZ(Heat Affected Zone)と称する溶接熱影響部の軟化が顕著であるため、母材部や溶接金属部に比べ熱影響部の引張強度が低くなり、拡管による塑性変形が付与された場合に割れや破断が発生する場合がある。
【0007】
この問題を解決するために、例えば特許文献1では、拡管前の鋼管の溶接部を含む周方向120mm範囲での平均曲率半径(R)と拡管後の鋼管半径(r)との比(R/r)を0.65〜2.0とする高強度鋼管の製造方法など、拡管前の形状を改善することを提案している。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−59215号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、拡管時の溶接部近傍のHAZ等における割れ・破断を防止することはできなかった。
【0010】
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、X80グレード、即ち、降伏応力552MPaを超えるような高強度UOE鋼管を製造する場合に、拡管時の溶接部近傍のHAZ等における割れ・破断を防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、拡管前の鋼管の溶接部を含む周方向のピーキング角度θを80°以上100°以下に調整し、且つ、溶接金属部と母材である鋼管の引張強さの比率を0.95以上となるように溶接金属の材質を選定することを特徴とするX80グレード以上の高強度UOE鋼管の製造方法である。
【0012】
【作用】
前述の特許文献1のような方法では、溶接部を含む周方向120mmという狭い範囲の曲率半径を拡管前後で規定して品質管理を行っている。ところが、このような狭い範囲での曲率半径を正確に測定するのは困難である。
【0013】
そこで、発明者らはUOE鋼管の溶接部について、突合せ角度を測定することであれば比較的容易だということにまず気が付いた。突合せ角度の定義は後述するが、拡管前後で突合せ角度を規定して鋼管製品の品質を管理したほうが測定容易でかつ判りやすい。
【0014】
拡管前の突合せ角度が所定範囲から外れた場合は、別の比較的要求品質の低いオーダーに充当先を変更する等して、とにかく外れたものを拡管してそのまま納入することがないようにする。
【0015】
そして、拡管後の突合せ角度が所定範囲から外れた場合は、再度その鋼管に対し拡管を施すようにして所定範囲に入るようにすることで、納入先で使用中に管に割れが起こる等の不具合が生じないようにする。
【0016】
図2にて、鋼管10の中心を通る線Cと溶接部鋼管面の延長線Tのなす角度θをピーキング角度と定義する。以下に、発明者らが行ったFEM(有限要素法)解析結果について示す。対象材はX100(降伏応力690MPa、引張強さ730MPa、外径914mm、管の肉厚14.9mm)である。
【0017】
図3に拡管を模し、溶接部を挟んで周方向に690Mpaの引張応力を付与し、角度θを変化させた場合の溶接金属部近傍に掛かる最大応力について、FEM(有限要素法)解析結果を示す。
【0018】
θが75°以下の場合は、熱影響部に応力が集中した結果と推定されるが、最大応力が引張強さである730MPaを超え、750MPaになっている。よって、この場合、拡管割れが発生する。
【0019】
θが80°以上の場合は、最大応力が引張強さである730MPa以下におさまり、拡管割れは発生しない。図示しない別途のFEM(有限要素法)解析の結果、拡管割れの発生しないθの上限は100°であることがわかった。
【0020】
次に拡管による割れ発生有無について母材と溶接金属の強度(引張強さ)比が重要であることを見出した。
【0021】
図4に、溶接金属と母材の引張強さの比を0.88と0.95の2水準に変化させたときの、拡管時に溶接部近傍に生じる応力の分布を、先述と同様なFEM(有限要素法)解析結果に基づき、模式的に示す。溶接金属部と母材である鋼管の引張強さの比率(溶接金属の引張強さ÷母材である鋼管の引張強さ)が0.88の場合は、拡管時に熱影響部に応力が集中したと推定されるが、最大応力が引張強さである730MPaを超えてしまっている。ところが、溶接金属部と母材の引張強さの比率が0.95の場合は、最大応力が引張強さである730MPaを超えていない。よって、前者の場合は割れまたは破断が発生し、後者の場合は割れまたは破断が発生しないと考えられる。また、図示しない別途のFEM(有限要素法)解析の結果、拡管割れの発生しない溶接金属部と母材である鋼管の引張強さの比率の上限は特に存在しないことがわかった。しかしながら、現在世に製造可能な溶接金属の引張強さの上限からすると、比率の上限はX100UOE鋼管の場合で1.5である。
【0022】
以上を総合すると、ピーキング角θを80°以上とし、溶接金属と母材である鋼管の引張強さの比率を0.95以上とした場合、X100グレード以上の高強度鋼管であっても拡管割れを発生させずに製造することが可能になると言える。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0024】
ピーキング角度を80°以上とするには以下に述べる手法を用いる。図5(a)に、Cプレスにおける鋼板10とプレス金型12A(上金型)、12B(下金型)の関係を模式的に示す。この際、通常は目標とする鋼管の径に合った曲率を持つ金型を選択するが、X80、X100グレードクラスの高強度鋼管を製造する場合はスプリングバックが大きいため鋼板の端部が十分に成型されない。その結果、Uプレス、Oプレス、溶接工程を経た後の鋼管のピーキング角度が小さくなってしまう。そこでCプレス金型の曲率を大きくすることにより、ピーキング角度を大きくすることが可能となる。図5(b)、(c)に呼称外径914.0mm、管の肉厚を示す呼称板厚14.9mmのX100グレードUOE鋼管に使用したCプレス金型形状の例を示す。管が真円とした場合の曲率半径は914.0mm÷2=457.0mmであり、図5(b)に示した従来の金型の鋼管と接触する側の曲面の曲率半径はその値になっているが、図5(c)に示した金型は、鋼管と接触する側の曲面の曲率半径を406.4mmとしている。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、同360〜450mmの曲率半径の金型が用いて好適である。
【0025】
【実施例】
呼称外形914.0mm(36”)、呼称板厚14.9mmのX100グレードUOE鋼管の拡管前ピーキング角度、引張特性値の例を示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、拡管前のパイプ形状(ピーキング角度)を80°以上100°以下に調整し、且つ、溶接金属引張強さと母材引張強さの比率を0.95以上となるように溶接金属の材質を選定することにより、拡管時に溶接金属部近傍のHAZ部などにおける応力集中が緩和され、拡管割れを起こすことなく、高強度UOE鋼管を安定して製造することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】UOE鋼管製造プロセスの概略を示す図
【図2】UOE鋼管におけるピーキング角度の定義を示す図
【図3】ピーキング角度θを変化させた時の、拡管時に溶接金属部近傍の応力の分布をFEM解析した結果を示す図
【図4】溶接金属と母材の引張強さの比を変化させた時の、拡管時に溶接部近傍の応力分布をFEM解析した結果を示す図
【図5】ピーキング角度を80°以上とするための、Cプレス金型形状の例を示す図
【符号の説明】
10…鋼管
12A、12B…金型
【発明の属する技術分野】
本発明は、X80グレード以上の高強度UOE鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
代表的なUOE鋼管の製造工程は、図1に示されるように、大きく分けると、エッジミーリング(鋼板幅端部の開先形状加工)、Cプレス(鋼板幅端曲げ加工)、Uプレス、Oプレスからなる成型工程と、仮付溶接、内面溶接、外面溶接からなる溶接工程と、拡管工程とからなる。
【0003】
拡管前のパイプは、C〜U〜Oプレスによって局部的に塑性変形されているため、完全な真円形状ではなく、更に前述の局部的な塑性変形による残留応力に加え、溶接による熱応力起因の残留応力も局部的に存在する。
【0004】
拡管工程では、パイプ内側をセグメントにより均一に押し広げることにより周方向に均一に塑性変形させることで、この残留応力を除去すると共にパイプ断面形状を真円に近づける。
【0005】
近年、油井管やパイプライン用素材鋼管の分野では、操業圧力の増加による輸送効率の向上や管厚の低減による建設コスト抑制のため、従来一般的であったX70グレード以下の鋼管に代わり、より高強度のX80、X100グレードクラスの鋼管が要求されつつある。
【0006】
ここで、これら用途の鋼管の強度的なグレードの指標である、X80、X100等の呼称に示す数値は、最小規定降伏応力をkilo−pound per square inch(kpsi)で示したものであり、ラインパイプ規格API 5Lでは1kpsi=6.89476MPaと規定される。ここでX80、X100などの高グレード鋼管の場合、溶接金属部に隣接したHAZ(Heat Affected Zone)と称する溶接熱影響部の軟化が顕著であるため、母材部や溶接金属部に比べ熱影響部の引張強度が低くなり、拡管による塑性変形が付与された場合に割れや破断が発生する場合がある。
【0007】
この問題を解決するために、例えば特許文献1では、拡管前の鋼管の溶接部を含む周方向120mm範囲での平均曲率半径(R)と拡管後の鋼管半径(r)との比(R/r)を0.65〜2.0とする高強度鋼管の製造方法など、拡管前の形状を改善することを提案している。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−59215号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、拡管時の溶接部近傍のHAZ等における割れ・破断を防止することはできなかった。
【0010】
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、X80グレード、即ち、降伏応力552MPaを超えるような高強度UOE鋼管を製造する場合に、拡管時の溶接部近傍のHAZ等における割れ・破断を防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、拡管前の鋼管の溶接部を含む周方向のピーキング角度θを80°以上100°以下に調整し、且つ、溶接金属部と母材である鋼管の引張強さの比率を0.95以上となるように溶接金属の材質を選定することを特徴とするX80グレード以上の高強度UOE鋼管の製造方法である。
【0012】
【作用】
前述の特許文献1のような方法では、溶接部を含む周方向120mmという狭い範囲の曲率半径を拡管前後で規定して品質管理を行っている。ところが、このような狭い範囲での曲率半径を正確に測定するのは困難である。
【0013】
そこで、発明者らはUOE鋼管の溶接部について、突合せ角度を測定することであれば比較的容易だということにまず気が付いた。突合せ角度の定義は後述するが、拡管前後で突合せ角度を規定して鋼管製品の品質を管理したほうが測定容易でかつ判りやすい。
【0014】
拡管前の突合せ角度が所定範囲から外れた場合は、別の比較的要求品質の低いオーダーに充当先を変更する等して、とにかく外れたものを拡管してそのまま納入することがないようにする。
【0015】
そして、拡管後の突合せ角度が所定範囲から外れた場合は、再度その鋼管に対し拡管を施すようにして所定範囲に入るようにすることで、納入先で使用中に管に割れが起こる等の不具合が生じないようにする。
【0016】
図2にて、鋼管10の中心を通る線Cと溶接部鋼管面の延長線Tのなす角度θをピーキング角度と定義する。以下に、発明者らが行ったFEM(有限要素法)解析結果について示す。対象材はX100(降伏応力690MPa、引張強さ730MPa、外径914mm、管の肉厚14.9mm)である。
【0017】
図3に拡管を模し、溶接部を挟んで周方向に690Mpaの引張応力を付与し、角度θを変化させた場合の溶接金属部近傍に掛かる最大応力について、FEM(有限要素法)解析結果を示す。
【0018】
θが75°以下の場合は、熱影響部に応力が集中した結果と推定されるが、最大応力が引張強さである730MPaを超え、750MPaになっている。よって、この場合、拡管割れが発生する。
【0019】
θが80°以上の場合は、最大応力が引張強さである730MPa以下におさまり、拡管割れは発生しない。図示しない別途のFEM(有限要素法)解析の結果、拡管割れの発生しないθの上限は100°であることがわかった。
【0020】
次に拡管による割れ発生有無について母材と溶接金属の強度(引張強さ)比が重要であることを見出した。
【0021】
図4に、溶接金属と母材の引張強さの比を0.88と0.95の2水準に変化させたときの、拡管時に溶接部近傍に生じる応力の分布を、先述と同様なFEM(有限要素法)解析結果に基づき、模式的に示す。溶接金属部と母材である鋼管の引張強さの比率(溶接金属の引張強さ÷母材である鋼管の引張強さ)が0.88の場合は、拡管時に熱影響部に応力が集中したと推定されるが、最大応力が引張強さである730MPaを超えてしまっている。ところが、溶接金属部と母材の引張強さの比率が0.95の場合は、最大応力が引張強さである730MPaを超えていない。よって、前者の場合は割れまたは破断が発生し、後者の場合は割れまたは破断が発生しないと考えられる。また、図示しない別途のFEM(有限要素法)解析の結果、拡管割れの発生しない溶接金属部と母材である鋼管の引張強さの比率の上限は特に存在しないことがわかった。しかしながら、現在世に製造可能な溶接金属の引張強さの上限からすると、比率の上限はX100UOE鋼管の場合で1.5である。
【0022】
以上を総合すると、ピーキング角θを80°以上とし、溶接金属と母材である鋼管の引張強さの比率を0.95以上とした場合、X100グレード以上の高強度鋼管であっても拡管割れを発生させずに製造することが可能になると言える。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0024】
ピーキング角度を80°以上とするには以下に述べる手法を用いる。図5(a)に、Cプレスにおける鋼板10とプレス金型12A(上金型)、12B(下金型)の関係を模式的に示す。この際、通常は目標とする鋼管の径に合った曲率を持つ金型を選択するが、X80、X100グレードクラスの高強度鋼管を製造する場合はスプリングバックが大きいため鋼板の端部が十分に成型されない。その結果、Uプレス、Oプレス、溶接工程を経た後の鋼管のピーキング角度が小さくなってしまう。そこでCプレス金型の曲率を大きくすることにより、ピーキング角度を大きくすることが可能となる。図5(b)、(c)に呼称外径914.0mm、管の肉厚を示す呼称板厚14.9mmのX100グレードUOE鋼管に使用したCプレス金型形状の例を示す。管が真円とした場合の曲率半径は914.0mm÷2=457.0mmであり、図5(b)に示した従来の金型の鋼管と接触する側の曲面の曲率半径はその値になっているが、図5(c)に示した金型は、鋼管と接触する側の曲面の曲率半径を406.4mmとしている。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、同360〜450mmの曲率半径の金型が用いて好適である。
【0025】
【実施例】
呼称外形914.0mm(36”)、呼称板厚14.9mmのX100グレードUOE鋼管の拡管前ピーキング角度、引張特性値の例を示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、拡管前のパイプ形状(ピーキング角度)を80°以上100°以下に調整し、且つ、溶接金属引張強さと母材引張強さの比率を0.95以上となるように溶接金属の材質を選定することにより、拡管時に溶接金属部近傍のHAZ部などにおける応力集中が緩和され、拡管割れを起こすことなく、高強度UOE鋼管を安定して製造することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】UOE鋼管製造プロセスの概略を示す図
【図2】UOE鋼管におけるピーキング角度の定義を示す図
【図3】ピーキング角度θを変化させた時の、拡管時に溶接金属部近傍の応力の分布をFEM解析した結果を示す図
【図4】溶接金属と母材の引張強さの比を変化させた時の、拡管時に溶接部近傍の応力分布をFEM解析した結果を示す図
【図5】ピーキング角度を80°以上とするための、Cプレス金型形状の例を示す図
【符号の説明】
10…鋼管
12A、12B…金型
Claims (1)
- 拡管前の鋼管の溶接部を含む周方向のピーキング角度θを80°以上100°以下に調整し、且つ、溶接金属部と母材である鋼管の引張強さの比率を0.95以上となるように溶接金属の材質を選定することを特徴とするX80グレード以上の高強度UOE鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044283A JP2004249354A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 高強度uoe鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044283A JP2004249354A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 高強度uoe鋼管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004249354A true JP2004249354A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33027027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003044283A Pending JP2004249354A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 高強度uoe鋼管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004249354A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105834697A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-08-10 | 中国石油大学(华东) | X80管线钢直缝焊管的制造方法 |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003044283A patent/JP2004249354A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105834697A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-08-10 | 中国石油大学(华东) | X80管线钢直缝焊管的制造方法 |
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