JP2004248968A - 物品投出機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】景品払出機本体2は、電源が投入された際、各レーンに収納された景品払出ユニット22から通知されてきた情報と各レーン毎に前回記憶した情報とを比較して各レーン毎に前回収納していたユニットと同一のユニットが収納されたかどうかを判断し、全て同一であればそのまま景品の払出しが可能な状態に遷移する。他方、一致しない箇所があったら、変更した状態で運用管理情報の整合性が図れるように当該変更のあった景品払出ユニットの景品種別情報と景品個数情報を更新してから景品の払出しが可能な状態に遷移する。
【選択図】 図13
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品投出機に関し、特に、パチンコ店或いはパチスロ店等の遊技店に設置され、遊技者が獲得したパチンコ玉やメダル等の遊技媒体に相当する有価価値を有する特殊景品を該遊技者に払出す景品払出機に関し、詳しくは、オペレータが景品払出機本体と景品払出ユニット間の通信設定を気にする事無く、且つメンテナンス時における景品払出ユニットの収納ミスによる該景品払出ユニットの引き出し入換えといった面倒な作業を軽減することを可能にした景品払出機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の景品払出機においては、1台に大量のカード状の景品を収納させたいが為に複数の景品払出ユニットに同一の景品を収納させるようにしている。そして、通常は景品投出機本体にCPUを搭載し、複数の景品払出ユニット間と、通信によって接続し、投出の指示を送り、残量のデータ及びエラー情報を受けるような構成としている。また、景品払出機を安く作るために複数の景品払出ユニットは同一のユニットを複数並べている。
【0003】
ユニット自体を同じ作りとし、ユニット内部に払出す景品を収納するにあたり、複数の金種の景品を払出す必要から、指定した景品と異なる額面の景品を払出すことは避けなければならない。
【0004】
カード状の景品を詰めるカートリッジを景品投出ユニットに入れるときには物理的に互換性があるので、間違って入れられる可能性がある。そこで、従来、カセットケースの背面の異なる位置に識別用突起を設けたものがある(特許文献1参照)。また、誤挿入防止ピンを設けたものがある(特許文献2参照)。
【0005】
通常、景品払出ユニットを景品払出機本体から引き出しおろすことが滅多に無いため、本体のいずれの場所にでも景品払出機ユニットがとりつく様に構成されている。
【0006】
一旦、運用が始まると中に入れる景品カートリッジの景品払出機ユニットへの誤セットを禁止する為に、各景品払出機ユニットには、前述のカートリッジにあう様にキャッチ手段が設けられるが、景品払出機ユニットに関しては一般には装填を限定するものは無い。
【0007】
一方、メンテナンス時に複数個の景品払出ユニットを本体からおろして保守点検を行い、戻す時に元の位置に戻さないで取り付けてしまったり、リンク品(リサイクルしている保守部品)を取り付けるような場合には、不具合が生じる場合がある。
【0008】
これは、以下の理由による。
【0009】
一般に、景品払出機本体側から複数の景品払出ユニットを制御する場合には、電気配線の束をなくす為にマルチドロップ方式(RS−422 インタフェースを使用したデータリンクシステムの一種)で各払出ユニットが局アドレスを有するものが一般的に用いられ、この局アドレスはスイッチで設定できる様になっており、景品払出ユニット毎に景品払出機内で重複しないように設定される。この局アドレススイッチは設定変更が滅多にされるもので無く、容易にユーザによって変更されると困るので、外部から変更ができないようになっている。尚、この従来の構成を図23に示す。
【0010】
その為、従来では、重い景品払出ユニットを引き出し設定を変更する必要があり、厄介なことであった。
【0011】
景品払出機本体は、レーン毎に在庫の個数を記憶しているので、景品払出ユニットが入れ替わった場合に、記憶している個数と実際の個数が食い違い、その為、残量の表示やエンプティの検出時期が異なってしまう。複数個の景品払出ユニットは同じ種類(金額)の景品を払出すので、1番目が無くなると次のユニットから払出すようにしている。従い、在庫の記憶個数と実際のあり高とが異なると残っているのに次の景品払出ユニットへ移ったり、払出不良のエラーが発生したりすることになる。
【0012】
また、従来では、大きさが同じで厚さが異なる特殊景品を取り扱う景品払出機の運用においては、該特殊景品をエレベータ機構を用いて上昇させる場合に、景品毎に決められた厚さデータに基づき上昇制御を行うようにしている。この為、ユニット交換時に元と異なる配置になると、前の種別に応じた厚さデータに基づいて上昇制御を行うとにより、景品を払出す際装置自体に破損を生じる虞がある。
【0013】
【特許文献1】
特開平9−173624号公報。
【0014】
【特許文献2】
特開平7−275494号公報。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、従来の景品払出機にあっては、生産時の工場作業において、景品払出ユニットの通信アドレスの設定を間違えると、通信エラーが発生して正常に運用が行えない為、わざわざ重い景品払出ユニットを引き出して通信アドレスの再設定を行い、再度景品払出ユニットを景品払出機本体に収納するという大変面倒な作業を行わなければならず、作業者の負担が大変大きかった。
【0016】
また、従来の景品払出機にあっては、工場で組み立てられパチンコ店やパチスロ店等の遊技店に納められた後、メンテナンス時に景品投出ユニットを景品投出機本体からおろして保守作業を行い、該おろした景品投出ユニットを景品投出機本体に収納して戻した際、収納する箇所を間違えてしまうと、正常に運用が行えない為、一旦誤って収納した重い景品払出ユニットをわざわざ引き出して景品ユニットの入れ換え作業を行なわなければならず、保守点検者の負担が大変大きかった。
【0017】
そこで、本発明は上記実情を鑑み、通信エラーによる運用不可状態の発生を防ぎつつ、且つ景品払出ユニットを収納する箇所を誤った場合でも、該誤った景品払出ユニットを引き出すという面倒な作業を行うこと無く正常運用状態に遷移させることが可能な景品払出機の提供を目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数種類の物品を、一種別毎に収納する複数の物品払出ユニットと、前記複数の物品払出ユニットを収納し、前記物品払出ユニット毎の物品情報を管理すると共に物品払出管理手段からの投出命令に基づいて前記物品払出ユニットからの物品を払出し制御する本体部とを具えた物品投出機において、前記本体部は、前記複数の物品払出ユニットを収納する配置箇所毎に該物品払出ユニットと通信する際に用いる固有の通信アドレスを前記本体部側で予め物理的に固定設定する設定手段と、前記設定手段で設定された通信アドレスに基づき前記物品払出ユニットの情報を取得し、前回と異なる物品払出ユニットが収納されたか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により前回と異なる物品払出ユニットが収納された場合は、前記物品払出管理手段及び前記本体部にて管理している前記物品の管理情報の整合性が図れるように当該変更のあった物品払出ユニットの物品管理情報を更新する更新手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
また、請求項2の発明は、複数種類の物品を、種類別に収納する複数の物品払出ユニットと、前記複数の物品払出ユニットを収納し、前記物品払出ユニット毎の物品の種別情報及び物品の個数情報を管理すると共に物品払出管理手段からの投出命令に基づいて前記物品払出ユニットからの物品を払出し制御する本体部とを具えた物品投出機において、前記本体部は、前記複数の物品払出ユニットが収納される配置箇所毎に物品払出ユニットと通信する際に用いる固有の通信アドレスを予め物理的に固定設定する設定手段と、前記設定手段で設定された通信アドレスに基づき前記物品払出ユニットから通知されてきた物品の種別情報、物品の個数情報、及び通信アドレス情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づき前回と異なる物品投出ユニットが収納されたか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により前回と異なる物品払出ユニットが収納された場合は、前記物品払出管理手段及び前記本体部にて管理している前記物品の種別情報及び前記物品の個数情報の整合性が図れるように当該変更のあった物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を前記記憶手段に記憶した情報に更新する更新手段とを具備し、前記物品払出ユニットは、全ての物品払出ユニットが前記本体部に収納された状態で、装置稼動電源が投入された際、自己が収納された配置箇所に固定設定されている前記通信アドレス情報を読み込み設定するアドレス設定手段と、前記読み込んだ通信アドレス情報を記憶する記憶手段と、前記アドレス設定手段により設定した通信アドレスに基づいて自己の収納している物品の種別情報と物品の個数情報、及び前記記憶手段で記憶し前回使用していた通信アドレス情報を前記本体部に通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
【0020】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記本体部は、前記検出手段により前回と異なる物品払出ユニットが収納された場合、自動更新処理、若しくは手動更新処理若しくは該変更物品払出ユニットの入れ換え、のいずれかの選択をオペレータに指示する指示手段を更に具備し、前記指示手段の指示に応じて前記オペレータが自動更新処理を選択した場合、前記更新手段により前記物品払出管理手段及び前記本体部にて管理している前記物品の種別情報及び前記物品の個数情報の整合性が図れるように当該変更のあった物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を前記記憶手段に記憶した情報に更新し、前記指示手段の指示に応じて前記オペレータが手動更新処理を選択した場合、前記更新手段により該オペレータの設定した設定値に基づいて、前記物品払出管理手段及び前記本体部にて管理している前記物品の種別情報及び前記物品の個数情報の整合性が図れるように当該変更のあった物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を更新すると共に、前記設定値に応じた物品の種別情報及び物品の個数情報を該当する物品払出ユニットに通知することにより該当する物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を更新し、前記指示手段の指示に応じて前記オペレータが変更物品払出ユニットの入れ換えを選択した場合、装置稼動電源を落として当該変更された物品払出ユニットを交換可能な状態に遷移することを特徴とする。
【0021】
また、請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記本体部は、前記検出手段により全て前回と異なる物品払出ユニットが収納されている場合、前記更新手段により予め各配置箇所毎に設定されている物品種別情報の初期設定値に基づいて、前記本体部にて管理している少なくとも物品の種別情報を更新すると共に、全ての物品払出ユニットに対して前記初期設定値に応じた物品の種別情報を通知することにより該当する物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を更新することを特徴とする。
【0022】
また、請求項5の発明は、請求項2の発明において、前記本体部は、前記検出手段により全て前回と異なる物品払出ユニットが収納されている場合、前記更新手段によりオペレータの指定した設定値に基づいて、前記本体部にて管理している物品の種別情報及び物品の個数情報を更新すると共に、全ての物品払出ユニットに対して前記設定値に応じた物品の種別情報及び物品の個数情報を通知することにより該当する物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を更新することを特徴とする。
【0023】
また、請求項6の発明は、請求項2の発明において、前記本体部は、自己本体部を識別する識別情報を予め設定記憶する識別情報記憶手段と、前記更新手段により初期設定時に収納された前記物品払出ユニットに対して前記識別情報を通知し、前記検出手段により前記物品払出ユニットから物品の種別情報、物品の個数情報、及び通信アドレス情報に付加されて通知されてきた識別情報が前記記憶している自己の識別情報と異なる場合、オペレータに収納すべき親となる本体部が異なる旨を通知する親情報通知手段とを更に具備することを特徴とする。
【0024】
また、請求項7の発明は、請求項2の発明において、前記物品は、種別毎に厚さが異なり、前記本体部は、前記物品の種類別の厚みを示す厚み情報を記憶する厚み情報記憶手段を更に具備し、前記更新手段により物品払出ユニットの物品の種別情報を自動更新する場合或いは手動更新する場合に当該変更のあった物品払出ユニットに対して該当する厚み情報を通知し、当該変更物品払出ユニットは、前記物品を払出す際に、前記通知されてきた厚み情報に基づき物品上昇を制御する景品上昇制御手段を具備することを特徴とする。
【0025】
また、請求項8の発明は、請求項2の発明において、前記物品払出管理手段は、前記本体部内に設置するか、或いは前記本体部の外部に通信接続されるように設置することを特徴とする。
【0026】
また、請求項9の発明は、請求項2の発明において、前記物品は、遊技店にて遊技者が獲得した遊技媒体に相当する有価価値を有する特殊景品であって、前記物品払出機は、前記特殊景品を前記遊技者に払出す景品払出機であることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明に係わる物品投出機を、パチンコ店やパチスロ店等の遊技店内の景品交換所に設置されるカウンタに埋め込まれた景品払出機に適用した場合の概略外観構成を示す図である。そして、同図1の(a)が、店側から見た様子を示し、同図1の(b)が、客側から見た様子を示している。尚、以下、色で景品の種別を判断可能なものであり、複数種別で同一の形状(厚さ及び大きさが同じ)を有するカード状の特殊景品を取り扱う景品払出機を前提にして説明する。
【0029】
図1(a)及び図1(b)に示すように、この場合、カウンタ1には、景品払出機2と、景品払出管理機3とが具わっている。
【0030】
ここで、景品払出機2は、遊技者が図示しない遊技店内の遊技場にてパチンコやパチスロ等を遊技して獲得した賞球や賞メダル等の遊技媒体の総数を計数し、該計数値に対応した有価価値を有する例えばカード状の特殊景品Aを当該遊技者に払出す為の装置である。
【0031】
景品払出管理機3は、一般景品の交換等を管理すると共に上記景品払出機2にて払出された特殊景品Aの払出状況を管理すると共に、上記景品払出機2に対して所定個数の特殊景品Aの払出を命令する。
【0032】
尚、具体的に遊技者が特殊景品Aを受け取るまでの流れについて説明する。
【0033】
まず、遊技者は、図示しない遊技店内の遊技島端或いは景品交換所等に設置された計数機を用いて獲得した遊技媒体の総数を計数させる。そして、計数後、該計数機から排出された計数値を記録した例えば磁気記録カードB等を受け取る。
【0034】
その後、遊技者は、遊技店の係員の指示に従って、図1(b)に示すように、景品払出管理機3の客側に具わる所定の磁気記録カード挿入/排出口31から受け取った磁気記録カードBを挿入し、該景品払出管理機3内に具わる図示しない計数値読取装置にて計数値を読み取らせる。
【0035】
これにより、計数値読取装置が読み取った計数値に基づき、該計数値に対応した有価価値を有する特殊景品Aを該遊技者に払出すべく景品払出管理装置3が景品払出機2に対して所定個数の特殊景品Aを払出す様に命令し、遊技者は、自分が獲得した遊技媒体に見合った有価価値を有する所定個数の特殊景品Aを受け取る。
【0036】
尚、遊技者は、この受け取った特殊景品Aを通常遊技店の外に設置された換金所に持っていき、その換金所にて該特殊景品Aの価値に相当する現金を受け取る。
【0037】
図2は、上記図1に示した景品払出機2をカウンタ1から抜き出し店側から見た場合の図であり、この場合、該景品払出機2に具わる本体扉21をオープンした様子を示している。
【0038】
そして、図2(a)が、パチンコ店やパチスロ店等の遊技店の従業員が特殊景品Aを補充する場合の状態を示し、図2(b)が、メンテナンス業者が景品払出機2の保守点検作業を行う場合の状態を示している。
【0039】
図2(a)において、この景品払出機2による景品の払出し運用を行うことによって景品払出機2内の特殊景品Aが無くなると、例えば、遊技店の従業員は、特殊景品Aを補充すべく該景品払出機本体2に具わる本体扉21を開ける。そして、補充する特殊景品Aを収納する景品払出ユニット22のユニット扉23を開けて景品カセット24を引き出す。そして、引き出した景品カセット24に所定の種別の特殊景品Aを収納する。
【0040】
尚、同図2(a)に示していないが、特殊景品Aの補充が終了すると、従業員は、上記景品カセット24を景品払出ユニット22に収納し、ユニット扉23を閉め、そして、本体扉21を閉めて補充作業を終了する。
【0041】
また、図2(b)において、この景品払出機2に故障等が発生すると、例えば、メンテナンス業者は、故障原因を探るため該景品払出機本体2に具わる本体扉21を開け、該本体2内部に収納されている景品払出ユニット22を引き出す。そして、当該故障原因がどこかを調べる。或いは、ある景品払出ユニット22に故障が発生した場合にも、メンテナンス業者は、景品払出着本体2から景品払出ユニットを全て引き出し、修理或いは新品に交換する作業を行う。
【0042】
尚、同図2(b)にも示していないが、保守作業が終了すると、メンテナンス業者は、上記景品払出ユニット22を全て景品払出機本体2に収納し、本体扉21を閉めて保守作業を終了する。
【0043】
また、景品払出機2の内部機構の詳細については、例えば、特開平9−28915号公報に記載されているものとほぼ同一のものを採用するものとし、ここでの説明は省略する。
【0044】
図3及び図4は、上記図1及び図2に示した景品払出機2に具わる表示パネルの一構成例を示す図であり、図3が、該景品払出機2の店側に具わる店側操作パネル25の一構成例を示し、図4が、該景品払出機2の客側に具わる客側表示部26の一構成例を示している。
【0045】
図3において、この店側操作パネル25は、表示部25−1と、キーボード25−2と、景品払出ユニット設定表示部25−3と具えている。
【0046】
ここで、表示部25−1は、景品個数を表示したり、該装置の払出中或いは中止等の状態を表示する為のものである。
【0047】
また、キーボード25−2は、テンキー25−2a、初期設定ボタン25−2b、キャンセルボタン25−2c等を具え、該装置における指示操作を行う為のものである。尚、本発明においては、後述する景品払出ユニット22の収納時における各種設定を指示するのに用いられる。
【0048】
また、景品払出ユニット設定表示部25−3は、後述する景品払出ユニット22の収納時における各種設定を指示する際にオペレータに操作を促す画面を表示する為のものである。
【0049】
図4において、この客側表示部26は、上述の図1で述べたように、景品払出機2から所定個数の特殊景品を遊技者に払出す際に、払出される特殊景品の個数を種別毎に通知する場合に用いられる。
【0050】
図5は、上記図1及び図2に示した景品払出機2における景品払出ユニットの通信アドレスの設定の仕組みを示す構成図である。
【0051】
図5に示すように、この景品払出機2では、本体側で各景品払出ユニット22が挿入される位置(即ち、この例では、第1〜第7レーン)により予め物理的に通信アドレスが決まるようにしている。
【0052】
具体的には、本体2側と景品払出ユニット22の接続手段部がコネクタ等で接続されている場合、例えば、7つの景品払出ユニットを有するものであれば3つのピン配列を用い、基板の5Vラインまたグランドライン等の組み合わせにより、それぞれ異なる配列としている。
【0053】
これにより、第1レーンから第7レーンまでそれぞれ固有の通信アドレスを設定することができる。
【0054】
そして、本体部2では、第1レーンの通信アドレス情報として「001」、第2レーンの通信アドレス情報として「010」、第3レーンの通信アドレス情報として「011」、第4レーンの通信アドレス情報として「100」、第5レーンの通信アドレス情報として「101」、第6レーンの通信アドレス情報として「110」、第7レーンの通信アドレス情報として「111」を記憶保持している。
【0055】
これにより、景品払出ユニット側22では、収納されて接続部27と接続した後、電源投入が行われた際、INPORTを介して各レーン毎に物理的に固定設定されている通信アドレス情報を読み込み通信設定を行う。また、景品払出ユニット22は、読み込んだ通信アドレス情報を本体2への通知用として記憶保持する。
【0056】
このように本体側のハーネスによりアドレス設定するのでユニット側ではオペレータによるアドレス設定が不要となるので、従来、生産現場においてユニットの番地設定を間違えたことにより、重いユニットを再度引出し設定し直すという手間のかかる作業を無くすことができる。また、メンテナンス時に、新しいユニットに交換する必要がある場合も同じ効果を奏する。
【0057】
図6は、上記図1及び図2に示した景品払出機本体2のシステム構成を示すブロック図である。
【0058】
図6において、この景品払出機本体2は、本体制御部(CPU)20−1と、表示部20−2と、操作部20−3と、景品払出ユニット間I/F部20−4と、レーン別押出し部20−5と、制御用プログラム記憶部(ROM)20−6と、アドレス情報記憶部20−7と、本体号機番号記憶部20−8と、レーン別景品種別記憶部20−9と、ユニット通知情報記憶部20−10と、景品払出管理機I/F部20−11とがシステムバス20−12に接続されて構成される。
【0059】
ここで、本体制御部(CPU)20−1は、後述の制御プログラム記憶部(ROM)20−6に記憶されている制御プログラムに基づいて該景品払出機本体2を統括的に制御する。
【0060】
表示部20−2は、上述した図3及び図4に示した店側操作パネル25や客側表示部26に具わる表示部分に相当し、この景品払出機2に係わる各種情報を表示する。
【0061】
操作部20−3は、上述した図3及び図4に示した店側操作パネル25や客側表示部26等に具わる操作部分に相当し、この景品払出機2に係わる処理動作を指示する為のものである。
【0062】
景品払出ユニット間I/F部20−4は、各景品払出ユニット22との間の通信インタフェース機能を司る。
【0063】
レーン別押出し部20−5は、各レーン毎に具わり、各レーンに収納された景品払出ユニット22から特殊景品を遊技者に向けて押出す。
【0064】
制御プログラム記憶部(ROM)20−6は、この景品払出機2本体を制御する為の制御用プログラムを記憶する。
【0065】
アドレス情報記憶部20−7は、各レーン配置毎のアドレス情報を記憶する。具体的には、図7に示すようなアドレス情報記憶テーブル201を格納する。同図7に示すアドレス情報記憶テーブル201では、レーン配置番号情報に対応付けて通信アドレス情報を記憶している。そして、この例では、レーンNo.1に対応して通信アドレス「001」が、レーンNo.2に対応して通信アドレス「010」が、レーンNo.3に対応して通信アドレス「011」が、レーンNo.4に対応して通信アドレス「100」が、レーンNo.5に対応して通信アドレス「101」が、レーンNo.6に対応して通信アドレス「110」が、レーンNo.7に対応して通信アドレス「111」が登録されている様子を示している。この記憶されているアドレス情報に基づき本体制御部(CPU)20−1の制御の元、各レーンに収納された景品払出ユニット22と通信が行われる。
【0066】
本体号機番号記憶部20−8は、この景品払出機2本体の親番号を示す情報を記憶する。具体的には、図8に示すような本体号機番号記憶テーブル202を格納する。同図8に示す本体号機番号記憶テーブル202では、この景品払出機の親番号を示す本体号機番号として、「A(10002)」が登録されている様子を示している。この記憶された本体号機番号を用いて親の違う景品払出ユニットが収納されたことを判断する。
【0067】
レーン別景品種別記憶部20−9は、各レーン毎に払出す特殊景品の種別情報を記憶する。具体的には、図9に示すようなレーン別景品種別記憶テーブル203を格納する。同図9に示すレーン別景品種別記憶テーブル203では、レーン配置番号情報に対応付けて景品種別情報と残枚数量情報とを記憶している。この例では、レーンNo.1に対応して景品種別「1000円」と残枚数量「100枚」が、レーンNo.2に対応して景品種別「1000円」と残枚数量「100枚」が、レーンNo.3に対応して景品種別「1000円」と残枚数量「100枚」が、レーンNo.4に対応して景品種別「5000円」と残枚数量「50枚」が、レーンNo.5に対応して景品種別「5000円」と残枚数量「50枚」が、レーンNo.6に対応して景品種別「200円」と残枚数量「80枚」が、レーンNo.7に対応して景品種別「200円」と残枚数量「80枚」が登録されている様子を示している。
【0068】
ユニット通知情報記憶部20−10は、レーン別に収納された各景品払出ユニット22から通知されてきたユニットデータを記憶する。具体的には、図10に示すユニット通知データ記憶テーブル204を記憶する。同図10に示すユニット通知データ記憶テーブル204では、各レーン毎に収納された各景品払出ユニット22から通知されてきたユニット管理データを記憶する。この例では、レーンNo.1に対応して受取ったアドレス「001」と、景品種別「1000円」と、残枚数量「100」と、本体号機番号「A」が、レーンNo.2に対応して受取ったアドレス「100」と、景品種別「1000円」と、残枚数量「100」と、本体号機番号「A」が、レーンNo.3に対応して受取ったアドレス「011」と、景品種別「1000円」と、残枚数量「100」と、本体号機番号「A」が、レーンNo.4に対応して受取ったアドレス「010」と、景品種別「5000円」と、残枚数量「50」と、本体号機番号「A」が、レーンNo.5に対応して受取ったアドレス「101」と、景品種別「5000円」と、残枚数量「50」と、本体号機番号「A」が、レーンNo.6に対応して受取ったアドレス「110」と、景品種別「200円」と、残枚数量「80」と、本体号機番号「A」が、レーンNo.7に対応して受取ったアドレス「111」と、景品種別「200円」と、残枚数量「80」と、本体号機番号「A」が登録されている様子を示している。
【0069】
景品払出管理機インタフェース(I/F)部20−11は、上記図1に示した景品払出管理機3との通信インタフェース機能を司る部分である。
【0070】
尚、上述のアドレス情報記憶部20−7、本体号機番号記憶部20−8、レーン別景品情報記憶部20−9は、電源OFF後もデータを保持可能とする為、例えば、書き替え可能な不揮発性メモリ(EEPROMなど)等にて構成する。
【0071】
図11は、上記図2に示した景品払出ユニット22のシステム構成を示すブロック図である。
【0072】
図11に示すように、この景品払出ユニット22は、表示部22−2と、操作部22−3と、景品払出機本体間インタフェース(I/F)部22−4と、制御用プログラム記憶部(ROM)22−5と、ユニット別景品情報記憶部22−6と、メカ駆動部22−7とをシステムバス22−8に接続して構成されている。
【0073】
ここで、ユニット制御部(CPU)22−1は、後述の制御用プログラム記憶部(ROM)22−5に記憶されている制御用プログラムに基づいてユニットの統括的な制御を行う。
【0074】
表示部22−2は、メンテナンス業者の人が、メンテナンス時に必要な情報を表示する。
【0075】
操作部22−3は、上記メンテナンス業者の人が、メンテナンス時に各種設定を行ったり、或いは上記表示部22−2に各種情報を表示する為の操作を行う場合に用いられる。
【0076】
景品払出機本体間インタフェース(I/F)部22−4は、景品払出機本体2との間の通信インタフェース機能を司る部分である。そして、この景品払出機本体間インタフェース(I/F)部22−4が上述の図5に示した入力ポートを有し、ここで該景品払出機本体2との間の通信アドレス情報を読み込む。
【0077】
制御用プログラム記憶部(ROM)22−5は、この景品払出ユニット22の動作を制御する為の制御用プログラムを記憶する。
【0078】
ユニット別景品情報記憶部22−6は、この景品払出ユニットの管理データを記憶する。具体的には、図12に示すユニット別景品情報記憶テーブル221を格納する。同図12に示すユニット別景品情報記憶テーブル221では、ユニット管理データとして、通信アドレス情報と景品種別情報と残枚数量情報と本体号機番号情報とを記憶している。尚、この例では、この景品払出ユニットの管理データとして、通信アドレス「001」と、景品種別「1000円」と、残枚数量「100枚」と、本体号機番号「A」とを記憶している様子を示している。
【0079】
メカ駆動部22−7は、特殊景品を景品カセット24から景品払出機本体2の外部に払出す為の▲1▼エレベータ機構や、▲2▼リフト機構や、▲3▼投出手段や、▲4▼投出カセット選択手段を具え、これら各手段を駆動する部分である。
【0080】
尚、上述のユニット別景品情報記憶部22−6は、電源OFF後もデータを保持可能とする為、例えば、書き替え可能な不揮発性メモリ(EEPROMなど)等にて構成する。
【0081】
次に、上述したような構成を有する景品払出機2において、生産工場の作業や遊技店に納めた後の運用中のメンテナンス時に景品払出ユニット22を本体部2に収納して電源を投入した場合の処理動作について説明する。
【0082】
図13は、上述した景品払出機本体2に景品収納ユニットを全て収納した後に電源が投入(ON)された場合の処理動作手順を示すフローチャートである。
【0083】
図13において、オペレータ(工場オペレータやメンテナンス業者)により装置を稼動する電源が投入されると(ステップS101)、この処理が開始される。
【0084】
電源が投入されると、まず、各レーン毎に収納された景品払出ユニット22は、図5に示す構成により、予め景品払出本体2に物理的に固定設定された通信アドレスを読み込んで通信設定すると共に、該通信アドレスを記憶する(ステップS102)。
【0085】
次いで、各景品払出ユニット22は、自己の収納している景品の種別及び景品の個数と、前回使用していた通信アドレスと、記憶している本体号機番号を景品払出機本体2に通知する(ステップS103)。
【0086】
これに対し、景品払出機本体2は、各景品払出ユニット22から通知されてきた景品の種別、景品の個数、通信アドレス、本体号機番号を前回収納状態との比較用に記憶する(ステップS104)。
【0087】
その後、景品払出機本体2は、上記記憶した各景品払出ユニット22から通知されてきた情報に基づいて各レーン毎に前回収納していたユニットと同一のユニットが収納されたかどうかをチェックする(ステップS105)。
【0088】
このチェックの結果、ユニット状態は前回設定値と同じである、即ち、今回全てのレーンに前回と同一のユニットが収納されたと判定された場合(ステップS106YES)、そのまま通常の運用可能状態に遷移する。
【0089】
他方、上記チェックの結果、今回、全てのレーンに前回と異なるユニットが収納されたと判定された場合(ステップS106NO)、初期設定時かどうか判断し初期設定時の場合(ステップS107YES)、即ち、生産工場等における初期設定時の場合、オペレータにデフォルト値による自動更新か、或いは手動更新のいずれかの設定を促す(ステップS108)。尚、オペレータに設定を促す方法としては、例えば、表示画面等により文字や絵図を用いて行う。
【0090】
上記促しによりオペレータが自動更新を選択すると(ステップS109YES)、この初期化設定とは別に予め装置に登録されているデフォルト値を読出し、該読み出したデフォルト値に基づき全ての景品払出ユニットの管理データを自動更新する(ステップS110)。具体的には、本体部2において、各レーン毎の景品種別情報を記憶更新する。また、各レーン毎に収納された景品払出ユニットそれぞれに対して該当する景品種別情報と、本体号機番号情報とを通知して記憶更新させる。
【0091】
その後、装置は、通常の運用可能状態に遷移する。
【0092】
他方、上記促しによりオペレータが手動更新を選択すると(ステップS109NO)、該オペレータにより入力された設定値に基づき全ての景品払出ユニットの管理データを手動設定する(ステップS111)。具体的には、本体部2において、各レーン毎の景品種別情報を記憶更新する。また、各レーン毎に収納された景品払出ユニットそれぞれに対して該当する景品種別情報と、本体号機番号とを通知して記憶更新させる。
【0093】
その後、装置は、通常の運用可能状態に遷移する。
【0094】
また、他方、上記ステップS106のチェックの結果、初期設定時でなく、一つでも前回と異なる景品払出ユニットが収納されたと判定された場合(ステップS107NO)、オペレータに対して自動更新、手動更新若しくはユニットの入換えの選択を促す(ステップS112)。尚、この場合も、オペレータに設定を促す方法としては、例えば、表示画面等により文字や絵図を用いて行う。
【0095】
この促しの結果、オペレータにより自動更新が選択されると(ステップS113YES)、今回前回と異なる景品払出ユニットが収納されたレーンのユニット管理データを自動更新する(ステップS114)。具体的には、本体部2において、該変更のあったレーンのユニット管理データ(景品の種別情報、景品の個数情報)を該ユニットから通知されてきた情報に基づき更新する。
【0096】
この自動更新が完了した後、装置は通常運用可能状態に遷移する。
【0097】
他方、上記ステップS112の促しの結果、オペレータにより手動更新が選択されると(ステップS115YES)、オペレータにより入力された設定値に基づいて手動更新を行う(ステップS117)。具体的には、本体部2において、該変更のあったレーンのユニット管理データを上記オペレータにより入力された設定値に基づき更新すると共に、該当するユニットに対して該設定値に応じた情報(景品の種別情報、景品の個数情報)を通知して記憶更新させる。
【0098】
この手動更新が完了した後、装置は通常運用可能状態に遷移する。
【0099】
また、他方、上記ステップS112の促しの結果、オペレータによりユニットの入換えが選択されると(ステップS115NO)、該オペレータにより該変更のあったユニットの入換えを促す(ステップS117)。具体的には、例えば、表示画面により文字や絵図を用いて、電源をOFFしてから前回の位置に戻すように指示を促す。
【0100】
これにより、オペレータが装置の電源をOFFにする操作を行い、電源が落とされる(ステップS118)。その後、オペレータが上記指示に基づき該当する景品払出ユニットを戻すように所定の入換え作業を行う。尚、その後、全ての景品払出ユニットの収納後、上述したステップS101の電源投入操作が行われると、上述の処理フローが繰り返される。
【0101】
次に、実際に起こり得るケースを例にして上記処理動作を詳しく説明する。
【0102】
まず、生産工場における初期設定時の処理動作について図14を用いて説明する。
【0103】
図14は、生産工場における初期設定時の処理動作を説明する為の処理フローを示し、この場合は、上述の図13に示した処理フローから特に関係のある部分のみを抽出した場合の処理フローを示すと共に、実際にこの処理を行う上で各種設定をオペレータに促す為の表示画面の例も示している。
【0104】
図14において、まず、生産工場において、全ての景品払出ユニット22が景品払出機本体2に全て収納された状態でオペレータにより装置の稼動電源が投入されると(ステップS201)、各景品払出ユニット22から景品払出機本体2側に対して管理データ(通常は、自己の収納している景品の種別、景品の個数と、前回記憶した通信アドレス、記憶している本体号機番号)の通知を行う(ステップS202)。しかしながら、この場合、初期状態なので、ユニットには、管理データとして何も記憶されていないので、本体2側には何も通知されない。
【0105】
そして、景品払出機本体2は、ユニット状態が前回設定値と同一であるかどうかを判定する(ステップS203)。
【0106】
この場合、上述のように管理データがユニットから通知されてこないので、上記判定の結果、全て同一でないと判定される(ステップS203NO)。即ち、初期設定時と判定される。
【0107】
すると、景品払出機本体では、例えば、操作パネル25等を用いて初期設定を行う旨の更新メッセージ画面25−3aを操作パネル25の景品払出ユニット設定表示部25−3(図3参照)に表示する。尚、この例では、全ての景品払出ユニットが前回と異なることを示すように第1番目のレーンから第7番目のレーンのユニット絵図に斜線が記され、また、デフォルトの自動設定を行う場合「0」を押下する旨、及び手動にて個別設定を行う場合「9」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0108】
これにより、オペレータは、この設定画面25−3aを用いて、予め記憶されているデフォルト値に基づき自動更新処理を行うか、手動にて個別設定を行うかを決定する。
【0109】
そして、ここで、オペレータが、自動更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25のテンキー25−2aに具わる「0」ボタン(図3参照)を押下すると(ステップS205YES)、装置側では、予め設定されているデフォルト値に基づいてユニット管理データの自動更新処理を行う(ステップS206)。具体的には、本体側2において、各レーン毎のユニットの景品種別情報を更新設定すると共に、各ユニットに対して景品種別情報及び本体号機番号を通知して記憶更新させる。
【0110】
尚、ここで、正常に自動更新が完了すると、正常に自動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3bを景品払出ユニット設定表示部25−3(図3参照)に表示する。尚、この例では、第1番目のレーンのユニットの扱う景品種別が1000円に、第2番目のレーンのユニットの扱う景品種別が1000円に、…第7番目のレーンのユニットの扱う景品種別が200円に正常に更新された旨が文字情報として表示されている様子を示している。
【0111】
そして、装置側では上記自動更新処理が正常に完了すると、通常の運用処理状態へ遷移する。
【0112】
また、他方、オペレータが、上記設定画面25−3aを用いて、手動設定処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25のテンキー25−2aに具わる「9」ボタンを押下すると(ステップS205NO)、該オペレータによる手動設定の為の画面25−3cを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、手動景品種別の設定画面として、各レーン毎に、前回設定値と、修正値を選択する項目として、「1」なら5000円、「2」なら1000円、「3」なら200円とが表示されると共に、選択した値で良ければ、「0」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0113】
そして、オペレータが上記表示画面25−3cを用いて、所望の景品種別を設定すると(ステップS207YES)、装置側ではその設定値に基づき手動設定処理を行う(ステップS208)。具体的には、本体側2において、各レーン毎のユニットの景品種別情報を更新すると共に、各ユニットに対して景品種別情報及び本体号機番号情報を通知して記憶更新させる。
【0114】
尚、ここで、正常に手動更新が完了すると、正常に手動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3dを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、第1番目のレーンのユニットの扱う景品種別が5000円に、第2番目のレーンのユニットの扱う景品種別が5000円に、…第7番目のレーンのユニットの扱う景品種別が1000円に正常に更新された旨が文字情報として表示されている様子を示している。
【0115】
そして、装置側では上記手動設定処理が正常に完了すると、通常の運用処理状態へ遷移する。
【0116】
尚、上記ステップS207で設定画面25−3cが表示されている状態でオペレータにより操作パネル25に具わるキャンセルボタン25−2cが押下されると、上述のステップS204の処理に戻って設定画面25−3aの表示処理を行う。
【0117】
また、上記処理フローでは、初期設定時と判断する方法として、全てのユニット管理データが前回値と今回値で一致しない場合(即ち、管理データが通知されてこない場合)に初期設定時として判断するように構成しているが、本発明は、これに限らず、例えば、予め初期設定専用のボタンを上述の操作パネル25のキーボード等に具え、この電源投入後にこのボタンが押下されたことで判断するように構成しても良い。
【0118】
次に、遊技店に景品払出機が設置され、運用がある程度行われた後、メンテナンス等により景品払出ユニットを景品払出機本体から一旦引き出し保守点検等のメンテナンス作業を行った後、景品払出ユニットを本体に全て収納して戻した後に装置電源をONした場合の処理動作について図15乃至図20を用いて説明する。
【0119】
まず、メンテナンス時の処理例の一つとして、二つの景品払出機の間で景品払出ユニットの誤った入換えが行われた場合の処理動作について説明する。これは、大型の遊技店等においては通常2台以上の景品払出機が設置され、メンテナンス時に両方の景品払出ユニットを引き出して作業が行われるケースを想定してである。あるいは他機に搭載してあった良品の景品払出ユニットと交換することによって復旧する場合も含まれる。尚、この例では、2レーンに他の親本体のユニットが収納された場合を示している。
【0120】
図15は、遊技店におけるメンテナンス時の処理動作を説明する為の処理フローを示し、この場合、上述の図13に示した処理フローから特に関係のある部分のみを抽出した場合の処理フローを示すと共に、実際にこの処理を行う上で各種設定をオペレータに促す為の表示画面の例も示している。
【0121】
図15において、まず、遊技店において、メンテナンス業者により一旦景品払出ユニット22が本体2から引き出され、所定の保守点検等を行った後、全ての景品払出ユニット22が景品払出機本体2に全て収納された状態でオペレータにより装置の稼動電源が投入されると(ステップS301)、各景品払出ユニット22から景品払出機本体2側に対して管理データ(自己の収納している景品の種別、景品の個数と、前回記憶した通信アドレス、記憶している本体号機番号)の通知を行う(ステップS302)。
【0122】
すると、景品払出機本体2は、ユニット状態が前回の値と同一であるかどうかを判定する(ステップS303)。
【0123】
ここで、第1レーンから第7レーンの全てに前回と同一の景品払出ユニット22が収納されたと判断すると(ステップS303YES)、装置側では、そのまま通常運用状態に遷移する。
【0124】
他方、上記判定の結果、ユニット状態が前回設置値と異なるレーンがあると判定した場合、即ち、この場合、親本体が異なる景品払出ユニットが収納されていたと判定した場合(ステップS303NO)、景品払出機本体2では、何レーンのユニットが収納されるべき本体号機が違う旨を作業者に通知する為の更新メッセージ画面25−3eを操作パネル25の景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、2レーンの本体号機が違う旨と2レーンユニットの親本体がBであることを通知する文字情報及び絵図(2レーンユニット絵の斜線部)と、更新する場合は「0」を押下する旨、及びユニット入換えする場合は「9」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。画面例では1台を示しているが複数の場合は該当するユニットに斜線が入っている。
【0125】
これにより、オペレータは、この設定画面25−3eを用いて、自動或いは手動更新処理するか、ユニット入換えを行うかを決定する。
【0126】
そして、ここで、オペレータが、更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25のテンキー25−2aに具わる「0」ボタンを押下すると、上記景品払出ユニット設定表示部25−3に次設定画面25−3fを表示する。尚、この例では、設定画面25−3fには、自動更新処理する場合「1」を押下する旨及び手動設定処理する場合「2」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0127】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3fを用いて、自動更新処理するか、手動設定処理をするかを決定する。
【0128】
そして、ここで、オペレータが、自動更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「1」ボタンを押下すると(ステップS305NO)、装置側では、該変更レーンに収納されたユニット管理データの自動更新処理を行う(ステップS306)。具体的には、本体側2において、読み出した2レーンのユニットの景品種別情報、景品の個数情報等のユニット管理データを記憶すると共に、該当ユニットに対して本体号機番号情報を通知して記憶更新させる。
【0129】
尚、ここで、正常に自動更新が完了すると、正常に自動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3gを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、データが正常に更新された旨を示す文字情報及び絵図情報が表示されている様子を示している。
【0130】
そして、装置側では上記自動更新処理が正常に完了すると、通常の運用処理状態へ遷移する。
【0131】
また、他方、オペレータが、手動設定処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「2」ボタンを押下すると(ステップS305NO)、2レーンの設定を手動にて変更する場合の設定画面25−3hを上記景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する(ステップS307)。尚、この例では、設定画面25−3hには、第1レーンから第7レーンのユニットの景品種別を手動にて設定する旨及び景品個数情報を入力する旨の指示情報と、次レーンの設定画面への遷移及び設定完了を指示する為に「0」を押下する旨の指示情報とが表示されている様子を示している。尚、景品個数情報は、この画面の設定以外に、景品払出管理機3にて入力設定するか、各ユニットそれぞれに具わる表示・操作部27より入力設定するようにしても良い。
【0132】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3hを用いて、手動設定を行うことができる。
【0133】
そして、ここで、オペレータが、2レーンに収納されたユニットの管理データを設定すると、手動にて設定更新処理が行われる(ステップS308)。具体的には、本体側では、2レーンに収納されたユニットの景品種別情報、景品の個数情報等の管理データを上記設定値に基づき更新処理を行うと共に、該ユニットに対して景品の種別情報、景品の個数情報、本体号機番号情報等を通知して記憶更新させる。
【0134】
尚、ここで、正常に手動更新が完了すると、正常に手動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3gを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。
【0135】
また、他方、オペレータがユニット入換えを選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「9」ボタンを押下すると(ステップS307NO)、ユニットを元の位置に入れ直す旨を指示する情報が表示された画面25−3iを上記景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する(ステップS309)。
【0136】
この表示により、オペレータはユニットの入れ直しをする場合、装置電源をOFFして2レーンのユニットの入換え処理を行う。
【0137】
尚、上記設定画面25−3f、設定画面25−3hが表示されている状態でオペレータにより操作パネル25に具わるキャンセルボタン25−2cが押下されると、上述のステップS304の処理に戻って設定画面25−3eの表示処理を行う。
【0138】
次に、メンテナンス時の処理例の二つ目として、一つの景品払出機において景品払出ユニットの誤った入換えが行われた場合であり、特に、景品種別が前回と同じであるが、アドレスが前回と異なるユニットがある場合の処理動作手順について説明する。尚、この例では、1、2レーンのユニットアドレスが異なっていた場合を示している。
【0139】
図16は、遊技店におけるメンテナンス時の処理動作を説明する為の処理フローを示し、この場合、上述の図13に示した処理フローから特に関係のある部分のみを抽出した場合の処理フローを示すと共に、実際にこの処理を行う上で各種設定をオペレータに促す為の表示画面の例も示している。
【0140】
図16において、まず、遊技店において、メンテナンス業者により一旦景品払出ユニット22が本体2から引き出され、所定の保守点検等を行った後、全ての景品払出ユニット22が景品払出機本体2に全て収納された状態でオペレータにより装置の稼動電源が投入されると(ステップS401)、各景品払出ユニット22から景品払出機本体2側に対して管理データ(自己の収納している景品の種別、景品の個数と、前回記憶した通信アドレス、記憶している本体号機番号)の通知を行う(ステップS402)。
【0141】
すると、景品払出機本体2は、ユニット状態が前回の値と同一であるかどうかを判定する(ステップS403)。
【0142】
ここで、第1レーンから第7レーンの全てに前回と同一の景品払出ユニット22が収納されたと判断すると(ステップS403YES)、装置側では、そのまま通常運用状態に遷移する。
【0143】
ところが、この場合、1、2レーンの通信アドレスが前回と異なっている為(ステップS403NO)、景品払出機本体2では、何レーンのアドレスが前回と異なる旨を作業者に通知する為の更新メッセージ画面25−3jを操作パネル25の景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、景品種別は前回と同じであるが、1、2レーンアドレスが前回と異なる旨を通知する文字情報及び絵図(1、2レーンユニット絵の斜線部)と、更新する場合は「0」を押下する旨、及びユニット入換えする場合は「9」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0144】
これにより、オペレータは、この設定画面25−3jを用いて、自動或いは手動更新処理するか、ユニット入換えを行うかを決定する。
【0145】
そして、ここで、オペレータが、更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わるテンキー25−2aの中の「0」ボタンを押下すると、上記景品払出ユニット設定表示部25−3に次設定画面25−3kを表示する。尚、この例では、設定画面25−3kには、景品種別の変更が無い場合および自動変更の場合は「1」を押下する旨及び景品種別の手動設定を行う場合は「2」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0146】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3kを用いて、自動更新処理するか、手動設定処理をするかを決定する。
【0147】
そして、ここで、オペレータが、自動更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「1」ボタンを押下すると(ステップS405YES)、装置側では、該変更レーンに収納されたユニットの管理データを自動更新処理を行う(ステップS406)。具体的には、本体側2において、1、2レーンのユニットの景品種別情報、残枚数情報等のユニット管理データを各1、2レーンのユニットから通知されてきた情報に基づいて自動更新する。
【0148】
尚、ここで、正常に自動更新が完了すると、正常に自動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3lを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、データが正常に更新された旨を示す文字情報及び絵図情報が表示されている様子を示している。
【0149】
そして、装置側では上記自動更新処理が正常に完了すると、通常の運用処理状態へ遷移する。
【0150】
また、他方、オペレータが、手動設定処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「2」ボタンを押下すると(ステップS405NO)、1〜7レーンの設定を手動にて変更する場合の設定画面25−3mを上記景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する(ステップS407)。尚、この例では、設定画面25−3mには、第1レーンから第7レーンのユニットの景品種別を手動にて設定する旨及び景品個数情報を入力する旨の指示情報と、次レーンの設定画面への遷移及び設定完了を指示する為に「0」を押下する旨の指示情報とが表示されている様子を示している。尚、景品個数情報は、この画面の設定以外に、景品払出管理機3にて入力設定するか、各ユニットそれぞれに具わる表示・操作部27より入力設定するようにしても良い。
【0151】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3mを用いて、手動設定を行うことができる。
【0152】
そして、ここで、オペレータが、1,2レーンに収納されたユニットの管理データを設定すると、手動にて設定更新処理が行われる(ステップS408)。具体的には、本体側では、1,2レーンに収納されたユニットの景品種別情報、景品の個数情報等の管理データを上記設定値に基づき更新処理を行うと共に、該ユニットに対して景品の種別情報、景品の個数情報、本体号機番号情報等を通知して記憶更新させる。
【0153】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3mを用いて、手動設定を行うことができる。
【0154】
尚、ここで、正常に手動更新が完了すると、正常に手動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3lを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。
【0155】
また、他方、オペレータがユニット入換えを選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「9」ボタンを押下すると(ステップS408NO)、ユニットを元の位置に入れ直す旨を指示する情報が表示された画面25−3nを上記景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する(ステップS409)。
【0156】
この表示により、オペレータはユニットの入れ直しをする場合、装置電源をOFFして1、2レーンのユニットの入換え処理を行う。
【0157】
尚、上記設定画面25−3k、設定画面25−3mが表示されている状態でオペレータにより操作パネル25に具わるキャンセルボタン25−2cが押下されると、上述のステップS304の処理に戻って設定画面25−3jの表示処理を行う。
【0158】
次に、メンテナンス時の処理例の三つ目として、一つの景品払出機において景品払出ユニットの誤った入換えが行われた場合であり、特に、複数間で景品種別と通信アドレスが前回と異なるユニットがある場合の処理動作手順について説明する。尚、この例では、2、4レーンのユニットの景品種別と通信アドレスが異なっていた場合を示している。
【0159】
図17は、遊技店におけるメンテナンス時の処理動作を説明する為の処理フローを示し、この場合、上述の図13に示した処理フローから特に関係のある部分のみを抽出した場合の処理フローを示すと共に、実際にこの処理を行う上で各種設定をオペレータに促す為の表示画面の例も示している。
【0160】
図17において、まず、遊技店において、メンテナンス業者により一旦景品払出ユニット22が本体2から引き出され、所定の保守点検等を行った後、全ての景品払出ユニット22が景品払出機本体2に全て収納された状態でオペレータにより装置の稼動電源が投入されると(ステップS501)、各景品払出ユニット22から景品払出機本体2側に対して管理データ(自己の収納している景品の種別、景品の個数と、前回記憶した通信アドレス、記憶している本体号機番号等の情報)の通知を行う(ステップS502)。
【0161】
すると、景品払出機本体2は、ユニット状態が前回設定値と同一であるかどうかを判定する(ステップS503)。
【0162】
ここで、第1レーンから第7レーンの全てに前回と同一の景品払出ユニット22が収納されたと判断すると(ステップS403YES)、装置側では、そのまま通常運用状態に遷移する。
【0163】
ところが、このケースでは、2、4レーンの景品種別が前回と異なっている為(ステップS503NO)、景品払出機本体2では、何レーンの景品種別が前回と異なる旨を作業者に通知する為の更新メッセージ画面25−3oを操作パネル25の景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、2、4レーンの景品種別が異なる旨を通知する文字情報及び絵図(2、4レーンユニット絵の斜線部)と、更新する場合は「0」を押下する旨、及びユニット入換えする場合は「9」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0164】
これにより、オペレータは、この設定画面25−3oを用いて、自動或いは手動更新処理するか、ユニット入換えを行うかを決定する。
【0165】
そして、ここで、オペレータが、更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わるテンキー25−2aの中の「0」ボタンを押下すると、上記景品払出ユニット設定表示部25−3に次設定画面25−3pを表示する。尚、この例では、設定画面25−3pには、景品種別の変更が無い場合および自動変更の場合は「1」を押下する旨及び景品種別の手動設定を行う場合は「2」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0166】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3pを用いて、自動更新処理するか、手動設定処理をするかを決定する。
【0167】
そして、ここで、オペレータが、自動更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「1」ボタンを押下すると(ステップS505YES)、装置側では、該変更レーンに収納されたユニットの管理データを自動更新処理を行う(ステップS506)。具体的には、本体側2において、2、4レーンのユニットの景品種別情報、残枚数情報等のユニット管理データを2、4レーンの各ユニットから通知されてきた情報に更新する。
【0168】
尚、ここで、正常に自動更新が完了すると、正常に自動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3qを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、データが正常に更新された旨を示す文字情報及び絵図情報が表示されている様子を示している。
【0169】
そして、装置側では上記自動更新処理が正常に完了すると、通常の運用処理状態へ遷移する。
【0170】
また、他方、オペレータが、手動設定処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「2」ボタンを押下すると(ステップS505NO)、1〜7レーンの設定を手動にて変更する場合の設定画面25−3rを上記景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する(ステップS507)。尚、この例では、設定画面25−3rには、第1レーンから第7レーンのユニットの景品種別を手動にて設定する旨及び景品個数情報を入力する旨の指示情報と、次レーンの設定画面への遷移及び設定完了を指示する為に「0」を押下する旨の指示情報とが表示されている様子を示している。尚、景品個数情報は、この画面の設定以外に、景品払出管理機3にて入力設定するか、各ユニットそれぞれに具わる表示・操作部27より入力設定するようにしても良い。
【0171】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3rを用いて、手動設定を行うことができる。
【0172】
そして、ここで、オペレータが、2レーンに収納されたユニットの管理データを設定すると、手動にて設定更新処理が行われる(ステップS508)。具体的には、本体側では、2及び4レーンに収納されたユニットの景品種別情報、景品の個数情報等の管理データを上記設定値に基づき更新処理を行うと共に、該ユニットに対して、景品の種別情報、景品の個数情報、本体号機番号情報等を通知して記憶更新させる。
【0173】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3rを用いて、手動設定を行うことができる。
【0174】
尚、ここで、正常に手動更新が完了すると、正常に手動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3qを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。
【0175】
また、他方、オペレータがユニット入換えを選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「9」ボタンを押下すると(ステップS507NO)、ユニットを元の位置に入れ直す旨を指示する情報が表示された画面25−3sを上記景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する(ステップS509)。
【0176】
この表示により、オペレータはユニットの入れ直しをする場合、装置電源をOFFして1、2レーンのユニットの入換え処理を行う。
【0177】
尚、上記設定画面25−3p、設定画面25−3rが表示されている状態でオペレータにより操作パネル25に具わるキャンセルボタン25−2cが押下されると、上述のステップS504の処理に戻って設定画面25−3oの表示処理を行う。
【0178】
次に、メンテナンス時の処理例の四つ目として、一つの景品払出機において景品払出ユニットの誤った入換えが行われた場合であり、特に、新品のユニットに入換えられた場合の処理動作について説明する。尚、この例では、2レーンに新品のユニットが入換えられた場合を示している。
【0179】
図18は、遊技店におけるメンテナンス時の処理動作を説明する為の処理フローを示し、この場合、上述の図13に示した処理フローから特に関係のある部分のみを抽出した場合の処理フローを示すと共に、実際にこの処理を行う上で各種設定をオペレータに促す為の表示画面の例も示している。
【0180】
図18において、まず、遊技店において、メンテナンス業者により一旦景品払出ユニット22が本体2から引き出され、所定の保守点検等を行った後、全ての景品払出ユニット22が景品払出機本体2に全て収納された状態でオペレータにより装置の稼動電源が投入されると(ステップS601)、各景品払出ユニット22から景品払出機本体2側に対して管理データ(通常は、自己の収納している景品の種別、景品の個数と、前回記憶した通信アドレス、記憶している本体号機番号)の通知を行う(ステップS602)。
【0181】
すると、景品払出機本体2は、ユニット状態が前回設定値と同一であるかどうかを判定する(ステップS603)。
【0182】
ここで、第1レーンから第7レーンの全てに前回と同一の景品払出ユニット22が収納されたと判断すると(ステップS603YES)、装置側では、そのまま通常運用状態に遷移する。
【0183】
ところが、このケースでは、2レーンに新品のユニットが入換えられた場合の為(ステップS603NO)、該ユニットからは管理データが通知されてこないので、景品払出機本体2では、何レーンに新品のユニットが収納されたことを示す更新メッセージ画面25−3tを操作パネル25の景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、2レーンに新品ユニットが収納された旨を通知する文字及び絵図情報と、更新する場合は「0」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0184】
これにより、オペレータは、この設定画面25−3tを用いて、自動或いは手動更新処理するか、ユニット入換えを行うかを決定する。
【0185】
そして、ここで、オペレータが、更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25のテンキー25−2aに具わる「0」ボタンを押下すると、上記景品払出ユニット設定表示部25−3に次設定画面25−3uを表示する。尚、この例では、設定画面25−3uには、景品払出管理機で設定した値に基づき自動更新する場合「1」を押下する旨と、手動設定する場合「2」を押下する旨の指示情報が表示されている様子を示している。
【0186】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3uを用いて、自動更新処理するか、手動設定処理をするかを決定する。
【0187】
そして、ここで、オペレータが、自動更新処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「1」ボタンを押下すると(ステップS605YES)、装置側では、該変更レーンに収納されたユニットの管理データを自動更新処理を行う(ステップS606)。具体的には、本体側2において、予め景品払出管理機で設定された値に基づき該2レーンに収納されたユニットの景品の種別情報、景品の個数情報等の管理データを自動更新すると共に、該2レーンのユニットに対して景品の種別情報、景品の個数情報、本体号機番号情報等を通知して記憶更新させる。
【0188】
尚、ここで、正常に自動更新が完了すると、正常に自動更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3vを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。尚、この例では、データが正常に更新された旨を示す文字情報及び絵図情報が表示されている様子を示している。
【0189】
そして、装置側では上記自動更新処理が正常に完了すると、通常の運用処理状態へ遷移する。
【0190】
また、他方、オペレータが、手動設定処理を選択すると、具体的には、例えば、予め機能を割り当てられた操作パネル25に具わる「2」ボタンを押下すると(ステップS605NO)、1〜7レーンの内、変化があったレーンの設定を手動にて変更する場合の設定画面25−3wを上記景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する(ステップS607)。尚、この例では、設定画面25−3wには、第1レーンから第7レーンのユニットの景品種別を手動にて設定する旨及び景品個数情報を入力する旨の指示情報と、次レーンの設定画面への遷移及び設定完了を指示する為に「0」を押下する旨の指示情報とが表示されている様子を示している。尚、景品個数情報は、この画面の設定以外に、景品払出管理機3にて入力設定するか、各ユニットそれぞれに具わる表示・操作部27より入力設定するようにしても良い。
【0191】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3wを用いて、手動設定を行うことができる。
【0192】
そして、ここで、オペレータが、2レーンに収納された新品のユニットの管理データを設定すると、手動にて設定更新処理が行われる(ステップS608)。具体的には、本体側では、2レーンに収納されたユニットの景品の種別情報、景品の個数情報等の管理データを上記設定値に基づき更新処理すると共に、該2レーンのユニットに対して、景品の種別情報、景品の個数情報、本体号機番号情報等を通知して記憶更新させる。
【0193】
これにより、オペレータが上記設定画面25−3wを用いて、手動設定を行うことができる。
【0194】
ここで、正常に手動更新が完了すると、正常に更新が完了された旨をオペレータに通知する為の画面25−3vを景品払出ユニット設定表示部25−3に表示する。
【0195】
尚、上記設定画面25−3u、設定画面25−3wが表示されている状態でオペレータにより操作パネル25に具わるキャンセルボタン25−2cが押下されると、上述のステップS504の処理に戻って設定画面25−3oの表示処理を行う。
【0196】
以上説明してきた実施例によれば、工場においては、生産・調整の時間が短縮できると共に、市場でのメンテナンス時においては、サービスマンは画面を通して機会と対話することにより設定の変更ができるので、早くしかも確実にサービスを行うことができる。
【0197】
また、上述の実施例によれば、景品払出管理機における特殊景品の払出の管理が実際の景品払出と必ず合うようになり、遊技店側の経営管理が正常に行える。
【0198】
次に、変形例について説明する。
【0199】
上記実施例に示した景品払出機においては、色で種別が判断可能であり、複数種別で同一の形状(厚さ及び大きさが同じ)を有する特殊景品を取り扱う場合の構成を示したが、この他に、全体のサイズは種別間で共通で、種別に応じて厚みの異なるカード状の特殊景品を取り扱う場合について以下に示す。
【0200】
尚、この場合、景品払出機の構成として、特殊景品の種別に応じて、該当する厚みデータに基づきリフト機構で景品を上昇する率を調整する。また、ユニット側に景品を上昇するリフト機構(例えば、特開平9−28915号公報に記載されているようなリフト機構)が備わる。
【0201】
図19は、種別に応じて厚みの異なるカード状の特殊景品を取り扱う場合の景品払出機本体の構成を示す図である。
【0202】
図19に示すように、この景品払出機本体2aは、上述の図6に示した景品払出機本体2の構成に景品厚みデータ記憶部20a−13を新たに追加した構成となっている。
【0203】
この景品厚みデータ記憶部20a−13は、種別に応じて厚みの異なるカード状の特殊景品の種別毎の厚みデータを記憶する。具体的には、図20に示すような景品厚みデータ記憶テーブル210を格納している。この例では、この景品厚みデータ記憶テーブル210は、景品種別「5000円」に対応して景品の厚さ「5mm」を、景品種別「1000円」に対応して景品の厚さ「4mm」を、景品種別「200円」に対応して景品の厚さ「3mm」を記憶している様子を示している。
【0204】
図21は、種別に応じて厚みの異なるカード状の特殊景品を取り扱う場合の景品払出ユニットの構成を示す図である。
【0205】
図21に示すように、この景品払出ユニット22aは、上述の図12に示した景品払出ユニット22の構成に通知景品厚みデータ記憶部22a−9を新たに追加した構成となっている。この通知景品厚みデータ記憶部22a−9は、後述する自動更新処理或いは手動設定処理時に上記図19に示した景品払出機本体2aから通知されてきた景品厚みデータ記憶する。具体的には、図22に示すような通知景品厚みデータ記憶テーブル220を格納している。この例では、この通知景品厚みデータ記憶テーブル220は、景品払出機本体2から通知されてきた景品種別「5000円」情報に対応して景品の厚さ「5mm」情報を記憶している様子を示している。
【0206】
次に、このような構成により、上述の色で種別が判断可能であり、複数種別で同一の形状(厚さ及び全体のサイズが同じ)を有する特殊景品を取り扱う景品払出機とは別に行う処理動作について上述の図13乃至図18を利用して説明する。
【0207】
まず、この景品払出機2aでは、上述の図13乃至図18の処理フロー中の自動更新処理するステップと手動設定処理するステップにおいて、本体部は該当する景品払出ユニットに景品の厚みデータを通知する。これにより、景品払出ユニット側では通知された景品厚みデータを記憶保持すると共に、景品払出時に自己に収納されている景品をリフト機構を用いて上昇する場合に上記厚みデータに基づき上昇を適切に行う。
【0208】
例えば、具体的にこの景品払出機2aでは、図15の処理フロー中のステップS308の処理において、オペレータがユニット景品種別を前回と異なる種別に手動にて設定した場合、該当する変更ユニット側では、上述の記憶テーブルの景品厚みデータに基づき景品の上昇を制御する。
【0209】
また、例えば、図16の処理フロー中のステップS408の処理において、オペレータがユニット景品種別を前回と異なる種別に手動にて設定した場合、該当する変更ユニット側では、上述の記憶テーブルの景品厚みデータに基づき景品の上昇を制御する。
【0210】
また、例えば、図17の処理フロー中のステップS506の処理において、自動にてユニット景品種別を前回と異なる種別に更新した場合、及び同図17のステップS508の処理において、オペレータがユニット景品種別を前回と異なる種別に手動にて設定した場合、該当する変更ユニット側では、上述の記憶テーブルの景品厚みデータに基づき景品の上昇を制御する。
【0211】
また、例えば、図18の処理フロー中のステップS606の処理において、自動にてユニット景品種別を前回と異なる種別に更新した場合、及び同図18のステップS608の処理において、オペレータがユニット景品種別を前回と異なる種別に手動にて設定した場合、該当する変更ユニット側では、上述の記憶テーブルの景品厚みデータに基づき景品の上昇を制御する。
【0212】
そして、このような処理動作を行うことにより、自動更新処理や手動設定処理が行われた場合でも、変更のあった特殊景品の厚さに応じて適切に上昇制御を行うことができるので、装置破損等が発生することを未然に防ぐことができる。
【0213】
また、その他の変形例として、厚みだけでなく全体のサイズが異なるような特殊景品を取り扱い、その特殊景品の種別に応じて払出す位置が固定されているような景品払出機にあっては、景品払出ユニットの誤った入換えが発生し、景品種別が前回と異なるような場合には、景品種別の変更により運用可能か否かを判断し、不可の場合には、自動更新運用不可能のメッセージをオペレータに通知するように構成する。これにより、未然に装置破損を防ぐことができる。
【0214】
尚、本実施例では、景品払出機に適用した場合について説明したが、これに限らず、両替機や各種自動販売機等のユニットが多岐に渡る装置に適用しても良いものとする。
【0215】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信エラーによる運用不可状態の発生を防ぎつつ、且つ景品払出ユニットを収納する箇所を誤った場合でも、該誤った景品払出ユニットを引き出すという大変面倒な作業を行うこと無く正常運用状態に遷移させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる景品払出機を、パチンコ店やパチスロ店等の遊技店内の景品交換所に設置されるカウンタに埋め込まれた景品払出機に適用した場合の概略外観構成を示す図。
【図2】図1に示した景品払出機をカウンタから抜き出し店側から見た場合の図。
【図3】景品払出機の店側に具わる店側操作パネルの一構成例を示す図。
【図4】景品払出機の客側に具わる客側表示部の一構成例を示す図。
【図5】図1及び図2に示した景品払出機における景品払出ユニットの通信アドレスの設定の仕組みを示す構成図。
【図6】図1及び図2に示した景品払出機本体のシステム構成を示すブロック図。
【図7】アドレス情報記憶テーブルの一構成例を示す図。
【図8】本体号機番号記憶テーブルの一構成例を示す図。
【図9】レーン別景品情報記憶テーブルの一構成例を示す図。
【図10】ユニット通知情報記憶テーブルの一構成例を示す図。
【図11】図1及び図2に示した景品払出ユニットのシステム構成を示すブロック図。
【図12】ユニット別管理情報記憶テーブルの一構成例を示す図。
【図13】景品払出機本体に景品収納ユニットを全て収納した後に電源が投入(ON)された場合の処理動作手順を示すフローチャート。
【図14】生産工場における初期設定時の処理動作を説明する為の処理フローチャート。
【図15】遊技店におけるメンテナンス時の処理動作を説明する為の処理フローチャート。
【図16】遊技店におけるメンテナンス時の処理動作を説明する為の処理フローチャート。
【図17】遊技店におけるメンテナンス時の処理動作を説明する為の処理フローチャート。
【図18】遊技店におけるメンテナンス時の処理動作を説明する為の処理フローチャート。
【図19】種別間でサイズが同じで厚さが異なるカード状の特殊景品を取り扱う場合の景品払出機本体の構成を示す図。
【図20】景品厚みデータ記憶テーブルの一構成例を示す図。
【図21】種別間でサイズが同じで厚さが異なるカード状の特殊景品を取り扱う場合の景品払出ユニットの構成を示す図。
【図22】通知景品厚みデータ記憶テーブルの一構成例を示す図。
【図23】従来の通信アドレスの設定の仕組みを示す図。
【符号の説明】
1…カウンタ、2…景品払出機本体、3…景品払出管理機、A…特殊景品、B…計数値磁気記録カード、25…店側操作パネル、26…客側表示部、31…磁気カード挿入口、21…本体扉、22…景品払出ユニット、23…ユニット扉、24…景品カセット、27…表示・操作部、20−1,20a−1…本体制御部(CPU)、20−2,20a−2…表示部、20−3,20a−3…操作部、20−4,20a−4…景品払出ユニット間インタフェース(I/F)部、20−5,20a−5…レーン別押出し部、20−6,20a−6…制御用プログラム記憶部(ROM)、20−7,20a−7…アドレス情報記憶部、20−8,20a−8…本体号機番号記憶部、20−9,20a−9…レーン別景品情報記憶部、20−10,20a−10…ユニット通知情報記憶部、20−11,20a−11…景品払出管理機インタフェース(I/F)部、20−12,20a−12…システムバス、20a−13…景品厚みデータ記憶部、22−1,22a−1…ユニット制御部(CPU)、22−2,22a−2…表示部、22−3,22a−3…操作部、22−4,22a−4…景品払出機本体間インタフェース(I/F)部、22−5,22a−5…制御用プログラム記憶部(ROM)、22−6,22a−6…ユニット別景品情報記憶部、22−7,22a−7…メカ駆動部、22−8,22a−8…システムバス、22a−9…通知景品厚みデータ記憶部
Claims (9)
- 複数種類の物品を、一種別毎に収納する複数の物品払出ユニットと、
前記複数の物品払出ユニットを収納し、前記物品払出ユニット毎の物品情報を管理すると共に物品払出管理手段からの投出命令に基づいて前記物品払出ユニットからの物品を払出し制御する本体部と
を具えた物品投出機において、
前記本体部は、
前記複数の物品払出ユニットを収納する配置箇所毎に該物品払出ユニットと通信する際に用いる固有の通信アドレスを前記本体部側で予め物理的に固定設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された通信アドレスに基づき前記物品払出ユニットの情報を取得し、前回と異なる物品払出ユニットが収納されたか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段により前回と異なる物品払出ユニットが収納された場合は、前記物品払出管理手段及び前記本体部にて管理している前記物品の管理情報の整合性が図れるように当該変更のあった物品払出ユニットの物品管理情報を更新する更新手段と
を具備することを特徴とする物品投出機。 - 複数種類の物品を、種類別に収納する複数の物品払出ユニットと、
前記複数の物品払出ユニットを収納し、前記物品払出ユニット毎の物品の種別情報及び物品の個数情報を管理すると共に物品払出管理手段からの投出命令に基づいて前記物品払出ユニットからの物品を払出し制御する本体部と
を具えた物品投出機において、
前記本体部は、
前記複数の物品払出ユニットが収納される配置箇所毎に物品払出ユニットと通信する際に用いる固有の通信アドレスを予め物理的に固定設定する設定手段と、前記設定手段で設定された通信アドレスに基づき前記物品払出ユニットから通知されてきた物品の種別情報、物品の個数情報、及び通信アドレス情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報に基づき前回と異なる物品投出ユニットが収納されたか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段により前回と異なる物品払出ユニットが収納された場合は、前記物品払出管理手段及び前記本体部にて管理している前記物品の種別情報及び前記物品の個数情報の整合性が図れるように当該変更のあった物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を前記記憶手段に記憶した情報に更新する更新手段と
を具備し、
前記物品払出ユニットは、
全ての物品払出ユニットが前記本体部に収納された状態で、装置稼動電源が投入された際、自己が収納された配置箇所に固定設定されている前記通信アドレス情報を読み込み設定するアドレス設定手段と、
前記読み込んだ通信アドレス情報を記憶する記憶手段と、
前記アドレス設定手段により設定した通信アドレスに基づいて自己の収納している物品の種別情報と物品の個数情報、及び前記記憶手段で記憶し前回使用していた通信アドレス情報を前記本体部に通知する通知手段と
を具備することを特徴とする物品投出機。 - 前記本体部は、
前記検出手段により前回と異なる物品払出ユニットが収納された場合、自動更新処理、若しくは手動更新処理若しくは該変更物品払出ユニットの入れ換え、のいずれかの選択をオペレータに指示する指示手段を更に具備し、
前記指示手段の指示に応じて前記オペレータが自動更新処理を選択した場合、前記更新手段により前記物品払出管理手段及び前記本体部にて管理している前記物品の種別情報及び前記物品の個数情報の整合性が図れるように当該変更のあった物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を前記記憶手段に記憶した情報に更新し、
前記指示手段の指示に応じて前記オペレータが手動更新処理を選択した場合、前記更新手段により該オペレータの設定した設定値に基づいて、前記物品払出管理手段及び前記本体部にて管理している前記物品の種別情報及び前記物品の個数情報の整合性が図れるように当該変更のあった物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を更新すると共に、前記設定値に応じた物品の種別情報及び物品の個数情報を該当する物品払出ユニットに通知することにより該当する物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を更新し、
前記指示手段の指示に応じて前記オペレータが変更物品払出ユニットの入れ換えを選択した場合、装置稼動電源を落として当該変更された物品払出ユニットを交換可能な状態に遷移する
ことを特徴とする請求項2記載の物品投出機。 - 前記本体部は、
前記検出手段により全て前回と異なる物品払出ユニットが収納されている場合、前記更新手段により予め各配置箇所毎に設定されている物品種別情報の初期設定値に基づいて、前記本体部にて管理している少なくとも物品の種別情報を更新すると共に、
全ての物品払出ユニットに対して前記初期設定値に応じた物品の種別情報を通知することにより該当する物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を更新することを特徴とする請求項2記載の物品投出機。 - 前記本体部は、
前記検出手段により全て前回と異なる物品払出ユニットが収納されている場合、前記更新手段によりオペレータの指定した設定値に基づいて、前記本体部にて管理している物品の種別情報及び物品の個数情報を更新すると共に、
全ての物品払出ユニットに対して前記設定値に応じた物品の種別情報及び物品の個数情報を通知することにより該当する物品払出ユニットの物品の種別情報及び物品の個数情報を更新することを特徴とする請求項2記載の物品投出機。 - 前記本体部は、
自己本体部を識別する識別情報を予め設定記憶する識別情報記憶手段と、
前記更新手段により初期設定時に収納された前記物品払出ユニットに対して前記識別情報を通知し、前記検出手段により前記物品払出ユニットから物品の種別情報、物品の個数情報、及び通信アドレス情報に付加されて通知されてきた識別情報が前記記憶している自己の識別情報と異なる場合、オペレータに収納すべき親となる本体部が異なる旨を通知する親情報通知手段と
を更に具備することを特徴とする請求項2記載の物品投出機。 - 前記物品は、種別毎に厚さが異なり、
前記本体部は、
前記物品の種類別の厚みを示す厚み情報を記憶する厚み情報記憶手段
を更に具備し、
前記更新手段により物品払出ユニットの物品の種別情報を自動更新する場合或いは手動更新する場合に当該変更のあった物品払出ユニットに対して該当する厚み情報を通知し、
当該変更物品払出ユニットは、
前記物品を払出す際に、前記通知されてきた厚み情報に基づき物品上昇を制御する景品上昇制御手段を具備することを特徴とする請求項2記載の物品投出機。 - 前記物品払出管理手段は、前記本体部内に設置するか、或いは前記本体部の外部に通信接続されるように設置することを特徴とする請求項2記載の物品投出機。
- 前記物品は、遊技店にて遊技者が獲得した遊技媒体に相当する有価価値を有する特殊景品であって、
前記物品払出機は、前記特殊景品を前記遊技者に払出す景品払出機であることを特徴とする請求項2記載の物品投出機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014204910A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2016120356A (ja) * | 2016-04-01 | 2016-07-07 | グローリー株式会社 | 景品払出装置 |
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2003
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