JP2004247937A - 画像撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のマルチアングル撮影の方法では、非常に手間とコストがかかっている。
【解決手段】複数のビデオカメラレコーダ100A、100B、100Cを通信部108で接続し、複数のビデオカメラレコーダで撮影している映像を1つの記録部106に記録する。また、マルチ映像の時刻同期を実現するため、各ビデオカメラレコーダのタイマー差を加味してタイムスタンプを補正する。ビデオカメラレコーダの操作者は他の撮影者に対して映像使用許諾を申し出て、許諾許可された場合のみ他の映像の使用を許可する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数のビデオカメラレコーダ100A、100B、100Cを通信部108で接続し、複数のビデオカメラレコーダで撮影している映像を1つの記録部106に記録する。また、マルチ映像の時刻同期を実現するため、各ビデオカメラレコーダのタイマー差を加味してタイムスタンプを補正する。ビデオカメラレコーダの操作者は他の撮影者に対して映像使用許諾を申し出て、許諾許可された場合のみ他の映像の使用を許可する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のカメラ・マイクからの映像及び音声を記録媒体に記録する画像撮影装置に関し、特に、不特定のカメラ・マイクで撮影・収音した映像及び音声を一つの記録媒体に記録する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラレコーダが普及し、一般消費者が手軽に動画を撮影できるようになってきている。また、記録媒体としても半導体、光ディスク、ハードディスクといったランダムアクセス性の高いものがカメラレコーダに用いられている。
【0003】
ところで、複数の映像を一つの記録媒体に記録する技術は、例えば、特開平11−134795号公報で提案されている。同公報の技術は、TV放送信号の複数のチャンネルを複数のチューナで受信し、複数のMPEGエンコーダで画像・音声圧縮を行い、これら圧縮された映像・音声信号を時分割して光磁気ディスクに記録するものである。また、TV放送信号の映像・音声情報に限らず、複数の防犯カメラからの映像・音声情報を用いることも可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、予め撮影するための複数のカメラを準備し、これを占有する必要がある。また、MPEG等の圧縮前の映像・音声データで同期がとれるようにMPEG圧縮部に同じ時間情報を与える必要がある。例えば、一般家庭でマルチアングル撮影を行いたい場合には、複数のビデオカメラを準備し、これらの映像・音声情報を1箇所に伝送し、同期のとれた複数のMPEGエンコーダを持つ専用の装置、或いはパソコン等で記録媒体に記録する必要がある。
【0005】
また、業務用途で行われているようにすべての録画・録音機器に同一の同期信号を供給し、時間的に同期のとれた映像・音声信号を記録し、後で編集するといった非常にコストと手間のかかる方法をとる必要があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、複数のカメラの撮影映像を簡単に1つの記録媒体に記録することが可能な画像撮影装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、現在撮影中の画像情報を記録する手段と、他の画像撮影装置との間で画像情報の送受信を行う手段と、前記記録手段に現在撮影中の画像情報を記録すると共に前記送受信手段により受信した他の画像撮影装置で撮影中の画像情報を同時に記録するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の画像撮影装置の一実施形態を示すブロック図である。本実施形態では、画像撮影装置としてビデオカメラレコーダを例に挙げて説明する。図中100A、100B、100Cはそれぞれ1つのビデオカメラレコーダを示す。簡単のため3つのビデオカメラレコーダ100A〜100Cは同一構成とし、各々のビデオカメラレコーダの内部には同一符号を付している。なお、これら複数のビデオカメラレコーダは完全に同じ機種である必要はなく、通信方式・圧縮フォーマット等互換性のとれるものであれば、同一構成である必要はない。
【0009】
101は撮像部であり、カメラレンズ、CCD等で構成され、映像を電気信号に変換して圧縮部104に出力する。102は収音部でいわゆるマイクであり、音声を電気信号に変換して圧縮部104に出力する。103は操作部で撮影開始ボタン、ズーム操作ボタン等、撮影者とのI/F部である。圧縮部104はMPEG規格に準じた圧縮により映像・音声データを圧縮する。105は制御部であり、CPUで構成され、ビデオカメラレコーダの各部の制御を行う。
【0010】
106は記録部であり、光ディスク、ハードディスク、メモリカード等のランダムアクセス可能な記憶媒体を持ち、この記録媒体に映像・音声データを記録する。107はタイマーであり、ユーザが時刻を設定し、タイマー107の時刻に基づいて映像・音声のタイムスタンプが生成される。108は通信部であり、自装置から他のビデオカメラレコーダに対して、コマンド及び映像・音声情報の通信を行う。
【0011】
109は伸長部で圧縮された映像・音声データをMPEG規格に基づいて伸長し、映像・音声データに変換する。110は液晶表示器等の表示部であり、映像の表示、ビデオカメラレコーダの情報表示等を行う。或いは、この表示部110からのビデオ信号出力端子によりテレビのような別の表示装置に表示を行う。111は音声出力部でヘッドフォン出力、或いはスピーカ等の音声を出力する部分である。なお、図1では3つのビデオカメラレコーダを示しているが、それ以上のものを用いても良い。
【0012】
次に、ビデオカメラレコーダの基本的な動作について説明する。まず、ビデオカメラレコーダの操作者は操作部103により撮影待機モードにする。この状態で、ビデオカメラレコーダは撮像部101及び収音部102からの映像・音声を表示部110及び音声出力部111に出力しており、操作者は表示部110の映像を見ながら、撮影開始時期を決定する。まだこの時には記録部106に映像・音声は記録されない。次いで、操作者により操作部103の撮影開始ボタンが押されると、撮像部101、収音部102により撮影された映像・音声データが記録部106に記録される。
【0013】
この際、撮像部101内のCCDで光電変換された信号は撮像部101でA/D変換され、画像処理がなされ圧縮部104に出力される。圧縮部104ではMPEG2或いはMPEG4といった圧縮アルゴリズムに基づいて映像データを圧縮する。一方、収音部102ではマイクで収音された音声を電気信号に変換し、更にA/D変換によりデジタル化して音声処理を行い、圧縮部104に出力する。圧縮部104ではMPEGオーディオ規格或いはAACといった圧縮アルゴリズムに基づいて音声データを圧縮する。
【0014】
この圧縮された映像データと音声データとが複合され、1つの映像・音声データとなる。この時、圧縮部104ではタイマー107の情報に基づいたタイムスタンプも記録される。この映像・音声データは制御部105の指示により記録部106、例えば、光ディスクの適切な場所に記録される。表示部110では撮像部101で撮影された映像が表示され、ヘッドフォンの繋がれた音声出力部111により収音部102で収音された音声をモニタすることができる。以上がビデオカメラレコーダの基本的な動作の説明である。
【0015】
次に、本実施形態の特徴的なマルチアングル記録動作を図2、図3、図4、図5に基づいて説明する。図2はビデオカメラレコーダのスタート時における撮影モード選択動作を示す。まず、各ビデオカメラレコーダの操作部103には、シングル撮影モードとマルチ撮影モードを切り換えるモード切換ボタン(図示せず)が設けられており、撮影待機モード或いは撮影中に操作者は操作部103の撮影モード切換ボタンによりモード選択を行う。
【0016】
制御部105はモードチェックを行い(S201)、撮影モード切換ボタンによるモード切り換えに応じてモード選択を行う。即ち、シングル撮影モードが選択されるとシングル撮影モードに切り換え(S202)、マルチ撮影モードが選択されるとマルチ撮影モードに切り換える(S203)。シングル撮影モードは従来と同様に自装置のみの映像を記録、表示するモードである。
【0017】
図3はマルチアングル撮影モード時の自装置の動作、図4はマルチアングル撮影モード時の他装置の動作を示すフローチャートである。ここでは、例えば、ビデオカメラレコーダ100Aを自装置、ビデオカメラレコーダ100B、100C、100Dをそれぞれ他装置として説明する。なお、図1にはビデオカメラレコーダ100Dは図示していないが、ビデオカメラレコーダ100A〜100Cと同様の構成のビデオカメラレコーダ100Dがあるものとする。自装置であるビデオテープレコーダ100Aでマルチ撮影モードが選択されると、制御部105は通信部108を制御して無線にて自装置以外の他のビデオカメラレコーダ100B、100C、100Dに対して映像・音声データの要求を送出する(図3のS301)。
【0018】
他装置であるビデオテープレコーダ100B、100C、100Dでは、それぞれ通信部108によりビデオカメラレコーダ100Aからの映像・音声データの要求を受信し(図4のS401)、それぞれ制御部105によりビデオカメラレコーダ100Aからの映像・音声データの要求がある旨のメッセージを表示部110に表示し、その要求を許諾するか否かの判断を各々の操作者に促す(図4のS401)。
【0019】
ビデオカメラレコーダ100Bの操作者は自分の意思によってビデオカメラレコーダ100Aの要求を許諾するか否か決定し、許諾するのであれば表示部110に表示されている許諾ボタンを押し、許諾しないのであれば非許諾ボタンを押すか、何もせずに放置しておく。他のビデオカメラレコーダ100C、100Dの操作者も同様な操作を行う。
【0020】
ここで、例えば、ビデオカメラレコーダ100Bとビデオカメラレコーダ100Dの操作者が許諾をし、ビデオカメラレコーダ100Cの操作者が許諾しなかったとする。ビデオカメラレコーダ100Bとビデオカメラレコーダ100Dの操作者による許諾メッセージはビデオカメラレコーダ100Aに送信され(図4のS403)、ビデオカメラレコーダ100Aの通信部108で受信する。ビデオカメラレコーダ100Aの制御部105ではビデオカメラレコーダ100Bとビデオカメラレコーダ100Dから映像・音声データの許諾を得られたことを認識する(図3のS302)。
【0021】
次いで、ビデオカメラレコーダ100Aの制御部105は許諾認識後、許諾を得たビデオカメラレコーダ100B、100DにID番号を付与し、そのビデオカメラレコーダ100B、100DとIDを関連付けることで、その他のビデオカメラレコーダと識別する。
【0022】
また、ビデオカメラレコーダ100B、100Dとの通信が確立した後、ビデオカメラレコーダ100B、100Dの通信部108から時間情報をビデオカメラレコーダ100Aに送信する(図4のS404)。ここでいう時間情報とは、各ビデオカメラレコーダのタイマー107による時間を指す。ビデオカメラレコーダ100Aの通信部108では他装置からの時間情報をそれぞれ受信し(図3のS303)、後述するように制御部105では自装置の時間情報と他装置の時間情報との差を算出する。
【0023】
その後、ビデオカメラレコーダ100Bと100Dが撮影している映像情報が各々の通信部108から送信され(図4のS405)、それらの映像情報はそれぞれビデオカメラレコーダ100Aの通信部108で受信される。映像情報を受信すると、ビデオカメラレコーダ100Aの制御部105は表示部110の一部に他装置のビデオカメラレコーダ100B、100Dの撮影している映像を表示する(図3のS304)。図5はこの場合の表示部110に表示している映像の分割表示例を示す。図5におけるAは自装置のビデオカメラレコーダ100Aの撮影画像、B、Dはそれぞれ他装置のビデオカメラレコーダ100B、100Dの撮影画像を示す。
【0024】
なお、ビデオカメラレコーダ100Cの操作者はビデオカメラレコーダ100Aからの映像・音声データの要求を許諾しなかったので、ビデオカメラレコーダ100Aではビデオカメラレコーダ100Cの映像を受信し、表示することはできない。
【0025】
次に、マルチアングル撮影動作を更に詳細に説明する。まず、自装置であるビデオカメラレコーダ100Aの記録部106には自身が撮影している映像・音声、他装置であるビデオカメラレコーダ100B、100Dが撮影している映像・音声が入力されている。ビデオカメラレコーダ100Aの操作者は操作部103により3つのビデオカメラレコーダ100A、100B、100Dの映像を記録部105に記録する。この時、3つの映像を同時に記録部105に記録する。このようにして複数のカメラで撮影されたマルチアングル映像を記録することが可能になる。
【0026】
この際、他装置のビデオカメラレコーダ100B、100Dから送られる映像データにはタイムスタンプが組み込まれており、図3のS303で得られたカメラレコーダ100B、100Dの時間情報と自装置のビデオカメラレコーダ100Aのタイマー107による時間情報との差を演算する。そして、得られた各時間差に基づいてカメラレコーダ100Aの記録部106に記録するビデオカメラレコーダ100B、100Dの映像データのタイムスタンプをビデオカメラレコーダ100Aのタイマー107に合ったタイムスタンプ、即ち、自装置と他装置とで時間のずれが0となるように変更する。このように各ビデオカメラレコーダのタイマー107の誤差を補正することで、各ビデオカメラレコーダ間で完全に時間の同期したマルチアングル記録が可能となる。
【0027】
更に、ビデオカメラレコーダ100Aとその他のビデオカメラレコーダ100B、100Dのタイマー差をビデオカメラレコーダ別に記憶し、タイムスタンプは他のビデオカメラレコーダによるものをそのまま記録部105に記録する構成とし、再生時に上述のように自装置と他装置とのタイマー差に基づいて他装置の各映像データの表示タイミングを補正することで、ビデオカメラレコーダ間で完全に時間同期したマルチアングル再生を可能にすることもできる。
【0028】
一方、再生時には、自装置であるビデオカメラレコーダ100Aの操作部103により図5に示すマルチ表示で映像を再生する。操作者は操作部103により3つの映像のうちどれを全画面表示にするか選択可能である。また、子画面を消去して、1つの映像のみを表示することも可能である。また、複数のTVモニターを表示部110に接続することで、複数のビデオカメラレコーダで撮影した映像を複数のTVモニターに表示することが可能である。
【0029】
更に、ビデオカメラレコーダの操作者は操作部103により3つのビデオカメラレコーダの映像のうち任意の1つを記録部105に記録することもできる。例えば、最初はビデオカメラレコーダ100Aの映像のみを記録部105に記録し、途中でビデオカメラレコーダ100Bの映像に切り替えたい場合には、操作部103によりビデオカメラレコーダ100Bの映像を記録部105に記録する。このように各ビデオカメラレコーダで撮影された映像を切り替えながら記録部105に記録することで、マルチアングルで撮影した映像を編集しながら記録部105に記録することができる。
【0030】
従って、再生時にはいろいろな角度から撮影された映像が切り替わりながら表示されるので飽きのこない映像となる。また、記録部105に全てのビデオカメラレコーダの映像を記録する場合に比べてデータ量が減るので、長時間の記録が可能となる。音声についても同様に全てのビデオカメラレコーダの音声を同時に記録部105に記録することもできるし、一つのビデオカメラレコーダの音声のみを記録部105に記録することも可能である。
【0031】
また、各ビデオカメラレコーダからの映像を切り替えながら記録部105に記録する場合でも、音声は全てのビデオカメラレコーダからの音声を記録部105に記録することができる。音声の再生時には、音声出力部111に複数のスピーカを接続し、鑑賞する人のまわりを囲むように配置する、いわゆるサラウンド音声を再生できる環境にする。このように複数のビデオカメラレコーダからの音声を複数のスピーカから再生することで、臨場感あふれるサラウンド音声再生が可能になる。
【0032】
次に、本発明の実施態様について列挙する。
【0033】
(実施態様1)
現在撮影中の画像情報を記録する手段と、他の画像撮影装置との間で画像情報の送受信を行う手段と、前記記録手段に現在撮影中の画像情報を記録すると共に前記送受信手段により受信した他の画像撮影装置で撮影中の画像情報を同時に記録するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像撮影装置。
【0034】
(実施態様2)
前記他の画像撮影装置は複数有り、前記画像撮影装置は全て撮影中の画像情報を選択可能であることを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0035】
(実施態様3)
前記画像情報は圧縮して送受信されることを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0036】
(実施態様4)
前記他の画像撮影装置から受信した画像情報には撮影時刻情報が含まれており、前記時刻情報と自己の設定時刻とが一致するように記録を行うことを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0037】
(実施態様5)
前記画像情報の受信は、他の画像撮影装置に映像利用許可を申し込み、それが許諾された後に行うことを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0038】
(実施態様6)
前記画像情報の送受信は無線によって行うことを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0039】
(実施態様7)
前記他の画像撮影装置は音声入力手段を有し、前記画像撮影装置はすべての撮影機器に入力された音声情報を全て、或いは選択的に同時に記録することを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、自画像撮影装置と他画像撮影装置との間で画像情報の送受信を行い、自装置と他装置で撮影中の画像情報を同時に記録することにより、簡単な構成で同時間で複数の画像を記録するマルチアングル記録を行うことができる。また、画像情報を再生するに当たり、何時でも好きなアングルを自由に選択して再生することが可能になり、更に、マルチアングル映像を同時に1つ或いは複数の表示装置で表示することで、同時に複数のアングルから映像・被写体を鑑賞することができる。
【0041】
また、全ての画像撮影装置で撮影中の画像情報を選択可能とすることで、一つの画像撮影装置の他に複数の画像撮影装置を用い、簡単にアングルを切り換えながら撮影するマルチアングル記録が可能となる。また、画像情報は圧縮されて送受信されるので、送受信されるデータ量を減らし、容量の小さな通信路にてマルチアングル記録が可能となる。
【0042】
また、複数の画像撮影装置の設定時刻、タイムスタンプの同期をとることにより、各アングルが時間的に同期したマルチアングル記録が可能となる。また、画像撮影装置間で映像利用許可を申し込み、それが許諾された後に映像情報の授受を行うようにすることで、不特定多数の撮影者の許諾の下で、不特定多数の撮影者が撮影している画像撮影機器の画像情報を、マルチアングル記録が可能となり、撮影者の著作権を保護することができると共に、マルチアングル撮影における不特定多数の撮影者の協力関係をスムーズに構築することができる。
【0043】
また、前画像情報の送受信は無線によって行うことにより、画像撮影装置間のケーブル接続が不要となり、画像撮影装置の位置、アングルの自由度が増す。更に、すべての撮影装置に入力された音声情報を全て、或いは選択的に同時に記録する制御手段を有し、複数の音声情報を同時に記録することで、サラウンド音声の記録を簡単に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像撮影装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態の撮影モード選択動作を示すフローチャートである。
【図3】図1の実施形態のマルチアングル撮影動作時における自装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の実施形態のマルチアングル撮影動作時における他装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1の実施形態のマルチアングル撮影画像の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100A〜100C ビデオカメラレコーダ
101 撮像部
102 収音部
103 操作部
104 圧縮部
105 制御部
106 記録部
107 タイマー
108 通信部
109 伸長部
110 表示部
111 音声出力部
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のカメラ・マイクからの映像及び音声を記録媒体に記録する画像撮影装置に関し、特に、不特定のカメラ・マイクで撮影・収音した映像及び音声を一つの記録媒体に記録する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラレコーダが普及し、一般消費者が手軽に動画を撮影できるようになってきている。また、記録媒体としても半導体、光ディスク、ハードディスクといったランダムアクセス性の高いものがカメラレコーダに用いられている。
【0003】
ところで、複数の映像を一つの記録媒体に記録する技術は、例えば、特開平11−134795号公報で提案されている。同公報の技術は、TV放送信号の複数のチャンネルを複数のチューナで受信し、複数のMPEGエンコーダで画像・音声圧縮を行い、これら圧縮された映像・音声信号を時分割して光磁気ディスクに記録するものである。また、TV放送信号の映像・音声情報に限らず、複数の防犯カメラからの映像・音声情報を用いることも可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、予め撮影するための複数のカメラを準備し、これを占有する必要がある。また、MPEG等の圧縮前の映像・音声データで同期がとれるようにMPEG圧縮部に同じ時間情報を与える必要がある。例えば、一般家庭でマルチアングル撮影を行いたい場合には、複数のビデオカメラを準備し、これらの映像・音声情報を1箇所に伝送し、同期のとれた複数のMPEGエンコーダを持つ専用の装置、或いはパソコン等で記録媒体に記録する必要がある。
【0005】
また、業務用途で行われているようにすべての録画・録音機器に同一の同期信号を供給し、時間的に同期のとれた映像・音声信号を記録し、後で編集するといった非常にコストと手間のかかる方法をとる必要があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、複数のカメラの撮影映像を簡単に1つの記録媒体に記録することが可能な画像撮影装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、現在撮影中の画像情報を記録する手段と、他の画像撮影装置との間で画像情報の送受信を行う手段と、前記記録手段に現在撮影中の画像情報を記録すると共に前記送受信手段により受信した他の画像撮影装置で撮影中の画像情報を同時に記録するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の画像撮影装置の一実施形態を示すブロック図である。本実施形態では、画像撮影装置としてビデオカメラレコーダを例に挙げて説明する。図中100A、100B、100Cはそれぞれ1つのビデオカメラレコーダを示す。簡単のため3つのビデオカメラレコーダ100A〜100Cは同一構成とし、各々のビデオカメラレコーダの内部には同一符号を付している。なお、これら複数のビデオカメラレコーダは完全に同じ機種である必要はなく、通信方式・圧縮フォーマット等互換性のとれるものであれば、同一構成である必要はない。
【0009】
101は撮像部であり、カメラレンズ、CCD等で構成され、映像を電気信号に変換して圧縮部104に出力する。102は収音部でいわゆるマイクであり、音声を電気信号に変換して圧縮部104に出力する。103は操作部で撮影開始ボタン、ズーム操作ボタン等、撮影者とのI/F部である。圧縮部104はMPEG規格に準じた圧縮により映像・音声データを圧縮する。105は制御部であり、CPUで構成され、ビデオカメラレコーダの各部の制御を行う。
【0010】
106は記録部であり、光ディスク、ハードディスク、メモリカード等のランダムアクセス可能な記憶媒体を持ち、この記録媒体に映像・音声データを記録する。107はタイマーであり、ユーザが時刻を設定し、タイマー107の時刻に基づいて映像・音声のタイムスタンプが生成される。108は通信部であり、自装置から他のビデオカメラレコーダに対して、コマンド及び映像・音声情報の通信を行う。
【0011】
109は伸長部で圧縮された映像・音声データをMPEG規格に基づいて伸長し、映像・音声データに変換する。110は液晶表示器等の表示部であり、映像の表示、ビデオカメラレコーダの情報表示等を行う。或いは、この表示部110からのビデオ信号出力端子によりテレビのような別の表示装置に表示を行う。111は音声出力部でヘッドフォン出力、或いはスピーカ等の音声を出力する部分である。なお、図1では3つのビデオカメラレコーダを示しているが、それ以上のものを用いても良い。
【0012】
次に、ビデオカメラレコーダの基本的な動作について説明する。まず、ビデオカメラレコーダの操作者は操作部103により撮影待機モードにする。この状態で、ビデオカメラレコーダは撮像部101及び収音部102からの映像・音声を表示部110及び音声出力部111に出力しており、操作者は表示部110の映像を見ながら、撮影開始時期を決定する。まだこの時には記録部106に映像・音声は記録されない。次いで、操作者により操作部103の撮影開始ボタンが押されると、撮像部101、収音部102により撮影された映像・音声データが記録部106に記録される。
【0013】
この際、撮像部101内のCCDで光電変換された信号は撮像部101でA/D変換され、画像処理がなされ圧縮部104に出力される。圧縮部104ではMPEG2或いはMPEG4といった圧縮アルゴリズムに基づいて映像データを圧縮する。一方、収音部102ではマイクで収音された音声を電気信号に変換し、更にA/D変換によりデジタル化して音声処理を行い、圧縮部104に出力する。圧縮部104ではMPEGオーディオ規格或いはAACといった圧縮アルゴリズムに基づいて音声データを圧縮する。
【0014】
この圧縮された映像データと音声データとが複合され、1つの映像・音声データとなる。この時、圧縮部104ではタイマー107の情報に基づいたタイムスタンプも記録される。この映像・音声データは制御部105の指示により記録部106、例えば、光ディスクの適切な場所に記録される。表示部110では撮像部101で撮影された映像が表示され、ヘッドフォンの繋がれた音声出力部111により収音部102で収音された音声をモニタすることができる。以上がビデオカメラレコーダの基本的な動作の説明である。
【0015】
次に、本実施形態の特徴的なマルチアングル記録動作を図2、図3、図4、図5に基づいて説明する。図2はビデオカメラレコーダのスタート時における撮影モード選択動作を示す。まず、各ビデオカメラレコーダの操作部103には、シングル撮影モードとマルチ撮影モードを切り換えるモード切換ボタン(図示せず)が設けられており、撮影待機モード或いは撮影中に操作者は操作部103の撮影モード切換ボタンによりモード選択を行う。
【0016】
制御部105はモードチェックを行い(S201)、撮影モード切換ボタンによるモード切り換えに応じてモード選択を行う。即ち、シングル撮影モードが選択されるとシングル撮影モードに切り換え(S202)、マルチ撮影モードが選択されるとマルチ撮影モードに切り換える(S203)。シングル撮影モードは従来と同様に自装置のみの映像を記録、表示するモードである。
【0017】
図3はマルチアングル撮影モード時の自装置の動作、図4はマルチアングル撮影モード時の他装置の動作を示すフローチャートである。ここでは、例えば、ビデオカメラレコーダ100Aを自装置、ビデオカメラレコーダ100B、100C、100Dをそれぞれ他装置として説明する。なお、図1にはビデオカメラレコーダ100Dは図示していないが、ビデオカメラレコーダ100A〜100Cと同様の構成のビデオカメラレコーダ100Dがあるものとする。自装置であるビデオテープレコーダ100Aでマルチ撮影モードが選択されると、制御部105は通信部108を制御して無線にて自装置以外の他のビデオカメラレコーダ100B、100C、100Dに対して映像・音声データの要求を送出する(図3のS301)。
【0018】
他装置であるビデオテープレコーダ100B、100C、100Dでは、それぞれ通信部108によりビデオカメラレコーダ100Aからの映像・音声データの要求を受信し(図4のS401)、それぞれ制御部105によりビデオカメラレコーダ100Aからの映像・音声データの要求がある旨のメッセージを表示部110に表示し、その要求を許諾するか否かの判断を各々の操作者に促す(図4のS401)。
【0019】
ビデオカメラレコーダ100Bの操作者は自分の意思によってビデオカメラレコーダ100Aの要求を許諾するか否か決定し、許諾するのであれば表示部110に表示されている許諾ボタンを押し、許諾しないのであれば非許諾ボタンを押すか、何もせずに放置しておく。他のビデオカメラレコーダ100C、100Dの操作者も同様な操作を行う。
【0020】
ここで、例えば、ビデオカメラレコーダ100Bとビデオカメラレコーダ100Dの操作者が許諾をし、ビデオカメラレコーダ100Cの操作者が許諾しなかったとする。ビデオカメラレコーダ100Bとビデオカメラレコーダ100Dの操作者による許諾メッセージはビデオカメラレコーダ100Aに送信され(図4のS403)、ビデオカメラレコーダ100Aの通信部108で受信する。ビデオカメラレコーダ100Aの制御部105ではビデオカメラレコーダ100Bとビデオカメラレコーダ100Dから映像・音声データの許諾を得られたことを認識する(図3のS302)。
【0021】
次いで、ビデオカメラレコーダ100Aの制御部105は許諾認識後、許諾を得たビデオカメラレコーダ100B、100DにID番号を付与し、そのビデオカメラレコーダ100B、100DとIDを関連付けることで、その他のビデオカメラレコーダと識別する。
【0022】
また、ビデオカメラレコーダ100B、100Dとの通信が確立した後、ビデオカメラレコーダ100B、100Dの通信部108から時間情報をビデオカメラレコーダ100Aに送信する(図4のS404)。ここでいう時間情報とは、各ビデオカメラレコーダのタイマー107による時間を指す。ビデオカメラレコーダ100Aの通信部108では他装置からの時間情報をそれぞれ受信し(図3のS303)、後述するように制御部105では自装置の時間情報と他装置の時間情報との差を算出する。
【0023】
その後、ビデオカメラレコーダ100Bと100Dが撮影している映像情報が各々の通信部108から送信され(図4のS405)、それらの映像情報はそれぞれビデオカメラレコーダ100Aの通信部108で受信される。映像情報を受信すると、ビデオカメラレコーダ100Aの制御部105は表示部110の一部に他装置のビデオカメラレコーダ100B、100Dの撮影している映像を表示する(図3のS304)。図5はこの場合の表示部110に表示している映像の分割表示例を示す。図5におけるAは自装置のビデオカメラレコーダ100Aの撮影画像、B、Dはそれぞれ他装置のビデオカメラレコーダ100B、100Dの撮影画像を示す。
【0024】
なお、ビデオカメラレコーダ100Cの操作者はビデオカメラレコーダ100Aからの映像・音声データの要求を許諾しなかったので、ビデオカメラレコーダ100Aではビデオカメラレコーダ100Cの映像を受信し、表示することはできない。
【0025】
次に、マルチアングル撮影動作を更に詳細に説明する。まず、自装置であるビデオカメラレコーダ100Aの記録部106には自身が撮影している映像・音声、他装置であるビデオカメラレコーダ100B、100Dが撮影している映像・音声が入力されている。ビデオカメラレコーダ100Aの操作者は操作部103により3つのビデオカメラレコーダ100A、100B、100Dの映像を記録部105に記録する。この時、3つの映像を同時に記録部105に記録する。このようにして複数のカメラで撮影されたマルチアングル映像を記録することが可能になる。
【0026】
この際、他装置のビデオカメラレコーダ100B、100Dから送られる映像データにはタイムスタンプが組み込まれており、図3のS303で得られたカメラレコーダ100B、100Dの時間情報と自装置のビデオカメラレコーダ100Aのタイマー107による時間情報との差を演算する。そして、得られた各時間差に基づいてカメラレコーダ100Aの記録部106に記録するビデオカメラレコーダ100B、100Dの映像データのタイムスタンプをビデオカメラレコーダ100Aのタイマー107に合ったタイムスタンプ、即ち、自装置と他装置とで時間のずれが0となるように変更する。このように各ビデオカメラレコーダのタイマー107の誤差を補正することで、各ビデオカメラレコーダ間で完全に時間の同期したマルチアングル記録が可能となる。
【0027】
更に、ビデオカメラレコーダ100Aとその他のビデオカメラレコーダ100B、100Dのタイマー差をビデオカメラレコーダ別に記憶し、タイムスタンプは他のビデオカメラレコーダによるものをそのまま記録部105に記録する構成とし、再生時に上述のように自装置と他装置とのタイマー差に基づいて他装置の各映像データの表示タイミングを補正することで、ビデオカメラレコーダ間で完全に時間同期したマルチアングル再生を可能にすることもできる。
【0028】
一方、再生時には、自装置であるビデオカメラレコーダ100Aの操作部103により図5に示すマルチ表示で映像を再生する。操作者は操作部103により3つの映像のうちどれを全画面表示にするか選択可能である。また、子画面を消去して、1つの映像のみを表示することも可能である。また、複数のTVモニターを表示部110に接続することで、複数のビデオカメラレコーダで撮影した映像を複数のTVモニターに表示することが可能である。
【0029】
更に、ビデオカメラレコーダの操作者は操作部103により3つのビデオカメラレコーダの映像のうち任意の1つを記録部105に記録することもできる。例えば、最初はビデオカメラレコーダ100Aの映像のみを記録部105に記録し、途中でビデオカメラレコーダ100Bの映像に切り替えたい場合には、操作部103によりビデオカメラレコーダ100Bの映像を記録部105に記録する。このように各ビデオカメラレコーダで撮影された映像を切り替えながら記録部105に記録することで、マルチアングルで撮影した映像を編集しながら記録部105に記録することができる。
【0030】
従って、再生時にはいろいろな角度から撮影された映像が切り替わりながら表示されるので飽きのこない映像となる。また、記録部105に全てのビデオカメラレコーダの映像を記録する場合に比べてデータ量が減るので、長時間の記録が可能となる。音声についても同様に全てのビデオカメラレコーダの音声を同時に記録部105に記録することもできるし、一つのビデオカメラレコーダの音声のみを記録部105に記録することも可能である。
【0031】
また、各ビデオカメラレコーダからの映像を切り替えながら記録部105に記録する場合でも、音声は全てのビデオカメラレコーダからの音声を記録部105に記録することができる。音声の再生時には、音声出力部111に複数のスピーカを接続し、鑑賞する人のまわりを囲むように配置する、いわゆるサラウンド音声を再生できる環境にする。このように複数のビデオカメラレコーダからの音声を複数のスピーカから再生することで、臨場感あふれるサラウンド音声再生が可能になる。
【0032】
次に、本発明の実施態様について列挙する。
【0033】
(実施態様1)
現在撮影中の画像情報を記録する手段と、他の画像撮影装置との間で画像情報の送受信を行う手段と、前記記録手段に現在撮影中の画像情報を記録すると共に前記送受信手段により受信した他の画像撮影装置で撮影中の画像情報を同時に記録するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像撮影装置。
【0034】
(実施態様2)
前記他の画像撮影装置は複数有り、前記画像撮影装置は全て撮影中の画像情報を選択可能であることを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0035】
(実施態様3)
前記画像情報は圧縮して送受信されることを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0036】
(実施態様4)
前記他の画像撮影装置から受信した画像情報には撮影時刻情報が含まれており、前記時刻情報と自己の設定時刻とが一致するように記録を行うことを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0037】
(実施態様5)
前記画像情報の受信は、他の画像撮影装置に映像利用許可を申し込み、それが許諾された後に行うことを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0038】
(実施態様6)
前記画像情報の送受信は無線によって行うことを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0039】
(実施態様7)
前記他の画像撮影装置は音声入力手段を有し、前記画像撮影装置はすべての撮影機器に入力された音声情報を全て、或いは選択的に同時に記録することを特徴とする実施態様1に記載の画像撮影装置。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、自画像撮影装置と他画像撮影装置との間で画像情報の送受信を行い、自装置と他装置で撮影中の画像情報を同時に記録することにより、簡単な構成で同時間で複数の画像を記録するマルチアングル記録を行うことができる。また、画像情報を再生するに当たり、何時でも好きなアングルを自由に選択して再生することが可能になり、更に、マルチアングル映像を同時に1つ或いは複数の表示装置で表示することで、同時に複数のアングルから映像・被写体を鑑賞することができる。
【0041】
また、全ての画像撮影装置で撮影中の画像情報を選択可能とすることで、一つの画像撮影装置の他に複数の画像撮影装置を用い、簡単にアングルを切り換えながら撮影するマルチアングル記録が可能となる。また、画像情報は圧縮されて送受信されるので、送受信されるデータ量を減らし、容量の小さな通信路にてマルチアングル記録が可能となる。
【0042】
また、複数の画像撮影装置の設定時刻、タイムスタンプの同期をとることにより、各アングルが時間的に同期したマルチアングル記録が可能となる。また、画像撮影装置間で映像利用許可を申し込み、それが許諾された後に映像情報の授受を行うようにすることで、不特定多数の撮影者の許諾の下で、不特定多数の撮影者が撮影している画像撮影機器の画像情報を、マルチアングル記録が可能となり、撮影者の著作権を保護することができると共に、マルチアングル撮影における不特定多数の撮影者の協力関係をスムーズに構築することができる。
【0043】
また、前画像情報の送受信は無線によって行うことにより、画像撮影装置間のケーブル接続が不要となり、画像撮影装置の位置、アングルの自由度が増す。更に、すべての撮影装置に入力された音声情報を全て、或いは選択的に同時に記録する制御手段を有し、複数の音声情報を同時に記録することで、サラウンド音声の記録を簡単に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像撮影装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態の撮影モード選択動作を示すフローチャートである。
【図3】図1の実施形態のマルチアングル撮影動作時における自装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の実施形態のマルチアングル撮影動作時における他装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1の実施形態のマルチアングル撮影画像の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100A〜100C ビデオカメラレコーダ
101 撮像部
102 収音部
103 操作部
104 圧縮部
105 制御部
106 記録部
107 タイマー
108 通信部
109 伸長部
110 表示部
111 音声出力部
Claims (1)
- 現在撮影中の画像情報を記録する手段と、他の画像撮影装置との間で画像情報の送受信を行う手段と、前記記録手段に現在撮影中の画像情報を記録すると共に前記送受信手段により受信した他の画像撮影装置で撮影中の画像情報を同時に記録するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像撮影装置。
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