JP4065526B2 - 撮像装置及び記録装置 - Google Patents

撮像装置及び記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4065526B2
JP4065526B2 JP2003047957A JP2003047957A JP4065526B2 JP 4065526 B2 JP4065526 B2 JP 4065526B2 JP 2003047957 A JP2003047957 A JP 2003047957A JP 2003047957 A JP2003047957 A JP 2003047957A JP 4065526 B2 JP4065526 B2 JP 4065526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving image
image data
recording
recording medium
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003047957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004260456A5 (ja
JP2004260456A (ja
Inventor
利道 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003047957A priority Critical patent/JP4065526B2/ja
Publication of JP2004260456A publication Critical patent/JP2004260456A/ja
Publication of JP2004260456A5 publication Critical patent/JP2004260456A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4065526B2 publication Critical patent/JP4065526B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された動画像データを記録媒体に記録可能な撮像装置及び記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルビデオカメラは、動画像を得、そして本体内に備えている記憶メディア(光ディスク、ビデオテープなど)に記録する。その記憶メディアの記憶容量が一杯になると撮影中であってもそれを中断し、記憶メディアを交換しなければならない。また最近ではネットワークへの接続手段を備え、サーバに転送可能な機器も増えてきている。そのような機器では、撮影した動画像を転送し、本体内の記録メディアから消去すれば記録メディアの交換なしに再び記録することが可能である。特開2000−172596号公報には、この処理をユーザのカメラ操作に割り込むことなく実行可能とする技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−172596号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によれば、一時的に本体に蓄えた後サーバなどの他の機器へ送信することになる。静止画像のように比較的ファイルサイズが小さい、又は略同じようなサイズの場合では問題ないが、動画像のような場合では以下の問題点が生じる。即ち、動画像データをファイル単位で転送する場合、動画像データはデータ量が大きいためその転送処理にどの程度時間がかかるかわからない。また、移動しながら撮影されることもあり、常に通信接続状態が良好であるとは限らない。このような実情から、利用者は動画像データの転送が開始されると終了するまで移動することができず、利便性が高いものとは言えなかった。
【0005】
従って、本発明の目的は、動画像データの撮影の際における内部記録手段の交換頻度を下げることができるとともに、動画像データを外部記憶装置に転送するにあたって利用者が伝送路の状態を意識する必要がない、利便性の高い撮像装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、撮像手段と、前記撮像手段により得られた動画像データを記録媒体に蓄積する記録手段と、前記撮像手段により得られた動画像データを外部の記憶装置にて蓄積させるべく、伝送路を介して送信する送信手段と、前記記録手段と前記送信手段とを制御して、記録開始から記録終了までの一連の前記動画像データのうちの一部を前記記録媒体に蓄積させると共に前記一部以外を前記記憶装置に蓄積させると共に、前記記録媒体と前記記憶装置とにそれぞれ蓄積された前記一部の動画像データと前記一部以外の動画像データを前記一連の動画像データとして再生するための再生手順を示す再生リストを生成する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の記録装置は、入力された動画像データを記録媒体に記録する記録手段と、前記入力された動画像データを記憶装置にて蓄積させるべく送信する送信手段と、前記記録手段と前記送信手段とを制御して、記録開始から記録終了までの一連の前記動画像データのうち一部を前記記録媒体に記録させると共に前記一部以外を前記記憶装置に蓄積させ、前記記録媒体に記録された前記一部の動画像データと前記記憶装置に蓄積された前記一部以外の動画像データとを前記一連の動画像データとして再生するための再生手順を示す再生リストを生成する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図6は、本発明の一実施形態に係るカメラシステムの構成を示した図である。
901は、本発明の撮像装置の一実施形態である無線通信機能を備えたビデオカメラである。902は基地局であり、無線端末をネットワーク通信接続させるものである。903はネットワークである。ネットワーク904は特定エリアに敷かれたローカルエリアネットワーク(LAN)、家庭内に敷かれた家庭内LAN、またはISDNなどの公衆網のいずれでも構わない。904はサーバである。サーバ904にはネットワーク903を介して接続しようとする機器に対してユーザ認証を行う機能、その機器とデータを送受信する機能、及びその機器から転送されてきたデータを蓄積可能なストレージを備えている。
【0008】
このような構成により、ビデオカメラ901は基地局902を介してネットワーク903に接続し、サーバ904とユーザ認証手続きを行う。その後必要に応じてサーバ904にデータ蓄積要求を発し、後に説明する圧縮ビデオデータをサーバ904に蓄積する。また再生時には逆に圧縮ビデオデータをビデオカメラ901に転送するよう制御する。
【0009】
図1は、本発明の第1の実施形態におけるビデオカメラ901のハードウェア構成を示した図である。
107はマイクロコンピュータであり、システム全体の制御を行う。101はレンズユニットであり、集光のための固定レンズ群、変倍レンズ群、絞り、変倍レンズ群の動きで移動した結像位置を補正する機能と焦点調節を行う機能とを兼ね備えた補正レンズ群により構成される。
【0010】
レンズユニット101によって、最終的に撮像センサの結像面上に被写体像が結像される。102はCCD(charge coupled device)であり、光を電荷に変換し撮像信号を生成する。103はカメラ信号処理部であり、撮像信号に所定の処理を施しデジタル画像データを出力する。104はマイクユニットである。マイクユニット104は撮影時に音声を集めるために備わっており、所定の増幅、帯域制限、AD変換器等が含まれ、デジタル音声データを出力する。105は圧縮伸張処理部であり、前述のデジタル画像データ及びデジタル音声データに対しMPEG(Moving Picture Experts Group)方式等の圧縮処理をリアルタイムに行い、圧縮ビデオデータを出力する。また逆に、圧縮ビデオデータに伸張処理を行いデジタル画像データ及びデジタル音声データを生成する機能も兼ね備えることにより、再生も可能としている。図1では省略したが、実際にはNTSC方式、PAL方式等のテレビジョン信号に変換出力するブロックを備えているのが一般的である。またIEEE1394インタフェース等によりデジタルビデオ、テレビ、パソコン等にビデオストリームを出力可能な機器も多い。
【0011】
112は液晶パネルであり、撮影像や再生画像、機器の状態やメニューなどの各種情報を表示する。114はスピーカユニットであり、圧縮ビデオデータの再生時に圧縮伸張処理部105からデジタル音声データを受けDA変換し再生するために備わっている。116はモードダイヤルであり、再生モード、カメラモード、OFFを選択するスイッチである。
【0012】
117はトリガスイッチであり、カメラモードにおいて押されるたびに撮影開始ポイント、撮影終了ポイントのイベントを発生させ動画記録を指示する。なおこの撮影開始から終了までを一つのテイクと呼ぶことにする。ビデオテープを記録媒体とするビデオカメラでは、このテイクごとに頭だし用の信号を記録するのが一般的である。またメモリカードを用いたデジタルカメラでは、動画記録機能が備わったものが多く、前述のテイクごとに一つのファイルとなるよう記録している。
【0013】
115はモードダイヤル116、トリガスイッチ117以外の操作スイッチ群であり、ユーザが機器を操作するためにある。121は無線伝送部であり、マイコン107の指示に従い無線接続可能な機器、サーバ等と通信制御を行い、データ転送を行うことが可能である。
【0014】
次にカメラモードでの撮影動作について説明する。
カメラモードは、主にCCD102によって撮像される被写体を撮影記録(録画)するためのモードである。本実施形態では、圧縮処理部105によって生成された圧縮ビデオデータを無線伝送部121を介してサーバに伝送し、サーバが備えているストレージに蓄積保存する。但し、この動作を行うのは、無線伝送路状態検出部131によってリアルタイム転送を行うのに十分なスループットがでていると判断されたときのみである。それ以外の時にはディスク制御部106を介してディスク108に記録する。
【0015】
また、連続した一塊のデータを一つのファイルとして一般的なファイルシステムに則って記録する。つまり無線接続が良好な状態で記録を開始すると、まずサーバに適当なファイル名で保存される。記録途中で無線伝送路状態検出部131により接続状態が所定レベル以下に悪くなったと判断されると、マイコン107は、ファイルを閉じるとともにサーバへの転送を止め適当なファイル名を付加して本体内のディスク108への記録を開始する。このように無線伝送路状態検出部131の検出結果に基づき、マイコン07の制御により自動的にサーバとディスクに振り分けて記録を続ける。なお先に述べたように記録の開始及び終了はユーザによるトリガスイッチ117の操作に従う。但しバッテリやディスクの残量が無くなるなどの例外時はこの限りではない。
【0016】
また上記適当なファイル名とは、例えば日本電子工業振興協会が制定するカメラファイルシステム規格Design rule for Camera Filesystem(DCF)に則り、ディレクトリ名及びファイル名を決定するものである。
【0017】
上記のような制御を行いサーバと本体内のディスクに振り分けて記録する例を図2に示す。301、303、305はサーバに記録されたファイルである。302、304、306はディスクに保存されたファイルである。310は無線伝送路状態検出部131による検出結果である。横軸が時間、縦軸が無線伝送路状態値であり、それぞれの上に書かれているファイルを保存しているときの状態を表している。311はしきい値であり検出結果310がしきい値311より上のときにはサーバに保存し、下のときにはディスクに保存するようマイクロコンピュータ107は制御する。
【0018】
時系列的に説明すると、ユーザが本体をカメラモードにセットし、トリガスイッチ117を押したとき記録開始動作に入り、ファイル301がサーバに生成されビデオデータが記録される。ユーザはその後もトリガスイッチ117を押すことなく撮影を続けているが、無線伝送路の状態が悪くなってきたのでマイクロコンピュータ107の制御により本体内のディスクにファイル302としてビデオデータを記録する。これ以降、同様に伝送路の状態が悪くなっている部分のビデオデータ304、306を本体内のディスクに記録し、再びトリガスイッチ117が押されたところで記録を終了する。
【0019】
このマイクロコンピュータ107による制御の流れを図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップ402では、記録開始イベントが発生しているか否かの判断を行っている。つまり記録待機状態でトリガスイッチ117を押されるのを待っている。ステップ402にて記録開始イベントが発生するとステップ403が実行される。ここでは無線伝送路の状態がビデオデータを転送するのに十分良好であるか否かの判断を行う。ここで良好と判断された場合にはサーバに記録するよう制御し(ステップ404)、良好ではない場合にはディスクに記録する(ステップ405)よう制御する。
【0020】
ステップ404またはステップ405では、ステップ403で決定した記録先(サーバかディスク)が前回判断をした時から記録先に変化があったか否かの判断を行っている。ここで前回の記録先と異なる、または記録開始後最初の判定である場合にはステップ406、ステップ407をそれぞれ実行する。ステップ406、ステップ407は記録先を変更するために発生するファイル処理である。
具体的には、
1)前回まで記録していたファイルを閉じる。
2)次の記録先にファイルを新規作成する。
3)記録開始後一回目のみテイクリストを作成する。
4)2)で新規に作成したファイルをテイクリストに追加する。
【0021】
次に、ステップ408またはステップ409ではそれぞれサーバ、ディスクへの記録動作を実行する。ステップ411では、記録終了イベントが発生しているか否かの判断を行っている。前述の通り記録中にトリガスイッチ117が押された時に発生する。記録終了イベントが発生していなければステップ403に戻り一連の動作を継続する。また記録終了イベントが発生したときには記録動作を終了する。この時開いているファイル(ビデオデータを記録中のファイル、及びテイクファイル)を閉じる。
【0022】
このようにサーバと本体内のディスクに振り分けて記録すると、ディスク容量以上の記録時間を得ることができるが、ユーザが一つのテイクとして撮影した内容が複数のファイル(図2の例では6つのファイル)に分割されてしまい不便である。そこでさらに本実施形態では、テイクごとにファイル名及びその順序を指示するテイクリストを同時に作成し、一つのファイルとしてディスクに保存することを特徴とする。テイクリストは各テイクについてそれぞれ作成される。
【0023】
次にテイクリストについて説明する。図5はテイクリストの記述例である。図5では、拡張可能マークアップ言語(eXtensible Markup Language :XML)の仕様によって作られたマルチメディアデータを扱うためのマークアップ言語であるSMIL (Synchronize Multimedia Integration Language)と同様な形式で記述している。
【0024】
802はリストの開始を、813は終了をあらわすタグである。802はヘッダ部開始、806はヘッダ部終了をあらわし、付加情報等をこの間に記述する。807は本情報開始、812は本情報終了を意味する。804は付加情報の一例であり、metaはこのタグが付加情報であること、以下はtitleという名前の識別子であり、その値はtake1であることをあらわしている。同様に805はstart timeという名前の識別子であり、その値は 2001/12/25 15:00 であることをあらわしている。
【0025】
808から813は全てこのテイクを構成するファイル名、及びパスを指定するビデオソースタグである。ビデオソースタグ808はファイル301、ビデオソースタグ809はファイル302、ビデオソースタグ813はファイル306に対応する。またサーバにあるファイルを指定する場合はhttp;//から始まり、ディスクに保存されているファイルを指定する場合は相対パスで記述している。ここではHTTPプロトコルを用いておりwww.xxxxx.jpは保存したサーバを指定する。再生要求があった時にはこのテイクリストに従って再生していく。なお、サーバにアップロードしたファイルは再生時にはダウンロードしながら再生する。
【0026】
次に再生モードについて説明する。
図4はテイクの再生選択画面の一例を示した図である。601は表示画面であり、液晶パネルに表示する画面である。テレビモニタに表示するためのビデオ出力端子やPC、デジタルテレビ、ビデオデッキと接続するためのIEEE1394端子やUSB端子などが搭載されている場合にはそちらにも表示される。603〜608はビデオクリップの代表画像である。代表画像とは、前述のテイクに対してその動画像の中の1フレームを所定の大きさに縮小した画像である。
【0027】
609はカーソルであり、テイクを選択するためにある。図4ではテイク603が選択されている。なおカーソル609はユーザのキー操作によって移動していく。610はスライダ、611はポインタであり、現在表示されているサムネイル群が全体のどの辺りにあたるかをイメージ的に表している。602はテイク情報であり、カーソル609で指されているテイクに関するものである。
【0028】
図4の例では、テイク情報602の一段目において、ディスク内には30のテイクが記録されており、所定方法の順にソートしたときテイク603は15番目であることを示している。ここで再生を実行させるためのキーを押すことにより、そのときにカーソル609が指示しているビデオクリップ(図4ではテイク603)の再生が開始される。このとき先に説明したテイクリストに従って再生される。図5のテイクリストに対応した代表画像を選択し再生するときにはビデオソースタグ808からビデオソースタグ813までの6つのファイルを再生し終了する。また再生終了後は再びテイク選択画面601に戻る。
【0029】
なお、ここではビデオカメラとして説明したが、動画像を記録可能なカメラ付携帯電話のような機器でもかまわない。
以上、本実施形態によれば、無線接続状態が良好なときには撮影したビデオデータを自動的にサーバに転送してしまうので長時間記録することが可能となる。またテイクリストを同時に作成しておき、再生時にはこのテイクリストの内容に従いビデオカメラ本体内のディスクに記録した部分のファイルとサーバに保存した部分のファイルとを連続して再生することにより、ユーザは何ら特別な操作を行うことなくサーバとディスクとに振り分けて記録された同一テイク内の複数のファイルを連続して再生することができる。
【0030】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるビデオカメラとサーバの構成は上記第1の実施形態と基本的に同じ構成である。
図9は、本実施形態におけるビデオカメラのハードウェア構成を示した図である。図1と同じ番号を付したものは同様のブロックである。1240はバッファメモリであり、圧縮ビデオデータを一時的に保存することができる。なお、後に説明するタイムアウト期間分の圧縮ビデオデータを少なくとも保存することが可能な容量である。
【0031】
次にビデオカメラとサーバの通信に関して説明する。
図7はビデオカメラとサーバ間の通信処理を説明するためのシーケンスチャートである。1001はビデオカメラ側を表し、1002はサーバ側を表している。また、図7は上から下に向けて時間軸となる。1003は、ビデオ側1001とサーバ側1002の間でユーザ認証、転送速度等の手続きである。1004は、ユーザの操作によりビデオカメラ側1001で撮影要求が発生すると発行される圧縮データファイル作成手続きである。この時ファイル名も決定される。
【0032】
1005は、圧縮データファイル作成手続き1004を受け付けたことをビデオカメラ側1001に知らしめるデータ蓄積開始確認信号である。ビデオカメラ側1001は確認信号1005を受け、圧縮ビデオデータの送信を開始する。図7では1006、及び1008がこの圧縮ビデオデータである。
【0033】
1007及び1009は、サーバ側で所定量のデータを受信するごとに発行するデータ受信確認信号である。ビデオカメラ側1001は所定量のデータを送信した後は、このデータ受信確認信号を受信してから次のデータを送信する。またバッファメモリ1240に蓄えられたデータはこのデータ受信確認信号を受信してからそれに対応する圧縮ビデオデータを消去、またはメモリを開放する。ここでいう所定量のデータとは、例えばGOP(Group of Pictures)単位の整数倍のように切の良い単位で切り分けたものである。GOPとは、MPEGの規格の中でランダムアクセスを実現するために用意されたものであり、ヘッダから始まり複数のフレーム単位(例えば15枚)で構成されている。
【0034】
1010は、転送終了信号である。転送終了信号1010をサーバ側で受信するとファイルを閉じ記録を終了する。1010は、転送終了信号1010を受信したことを伝達する信号である。図7は正常に無線接続が行われ場合のシーケンスである。次に途中で無線接続が切断された場合について図8を用いて説明する。図8の例では、図7で説明したデータ蓄積開始確認信号までを終え、既に圧縮ビデオデータ転送が開始されているものとする。
【0035】
1103、1105は圧縮ビデオデータであり、1104、1106はデータ受信確認信号である。但しデータ受信確認信号1106はビデオカメラ側1001では受信することができなかった。1110はビデオカメラ側でデータ受信確認信号を待つ期間である。この期間内にデータ受信確認信号を受信することができなかった場合カメラ側では、サーバとの接続は切断されたものとして次の制御に入る。図8では、結局データ受信確認信号を受信できていないのでタイムアウトとなる。
【0036】
一方、1111はサーバ側で圧縮ビデオデータをディスクに記録している期間である。この時ディスクに記録するのは圧縮ビデオデータ1105の部分からである。圧縮ビデオデータ1105はサーバ側に保存されているか否か確認が取れていないためである。なおディスクに記録している期間では、ディスクに記録されたデータを逐次バッファメモリ1240から消去またはメモリを開放していく。
【0037】
また、1111はサーバ側で次の圧縮ビデオデータを待つ期間でもある。期間1111の間に次の圧縮ビデオデータを受信することができない場合、ビデオカメラとの接続が切断されたものと判断し、記録中のファイルを閉じる。1107、1108はディスク保存期間1112中にビデオカメラ側1001がサーバ1002に対して発行する接続要求信号である。これは所定時間ごとに発行される。接続要求信号1108がサーバ側1002で受信されたものとする。1109は接続要求受け付け信号であり、接続要求信号1108を受け付けたことを通知するものである。この後は再び図7のシーケンスに入りサーバに圧縮ビデオデータが保存されることになる。
【0038】
このようにサーバ側で受信されたことが確認できるまでは、少なくともバッファメモリ1240に圧縮ビデオデータを保存しておくことにより圧縮ビデオデータが途切れることなく記録できるようにする。また、第1の実施形態で説明したテイクファイルは同様に作成する。但し、サーバへの保存からディスクへの保存に切り替えるところでは、データが重複することがある。そこで、図5で説明したビデオソースタグに情報を追加したビデオソースタグを本実施形態では用いる。
【0039】
図10は、本実施形態のビデオソースタグの一例を示した図である。
1301、1303はサーバに保存されたファイルを指定するビデオソースタグである。また1302はディスクに保存されたファイルを指定するビデオソースタグである。ここで第1の実施形態と異なる記述はstart、及びendの記述である。endは再生終了位置を指示するものである。なお、指示が記述されていないものは最後まで再生することを意味する。ビデオソースタグ1301ではサーバ上にあるtest0101.MPGというファイルを先頭から再生し、4分10秒のところで再生を終了する。次にビデオソースタグ1302によりディスクに記録されたtest0102.MPGが全て再生される。次にビデオソースタグ1303によりディスクに記録されたtest0103.MPGが再生される。この時ビデオソースタグ1301の時と同様にendで指定されている6分20秒のところまで再生し、ビデオソースタグ1304へと進む。
【0040】
以上、本発明の第2の実施形態によれば、突然無線接続が途切れた場合や、サーバの負荷が急激に大きくなったときなどにも対応することが可能となる。また、本実施形態によれば、無線接続状態が良好なときには撮影したビデオデータを自動的にサーバに転送してしまうので長時間記録することが可能となる。また、本実施形態によれば、テイクファイルを同時に作成するので、ユーザは何ら特別な操作を行うことなくこれら分割されたファイルを連続して再生することができ、使い勝手を損なうこともない。さらに、本実施形態によれば、保存先の切り替わり部分も欠落することなく記録できる。
【0041】
なお、前述の各実施形態では、圧縮伸張処理部105からの動画像データをそのまま無線伝送部121によりサーバに送信していたが、これ以外にも、一旦ディスク108に記録した後、記録開始から所定期間後にディスクに対する記録を継続しつつディスク108より動画像データを読み出し、無線伝送部121によりサーバに送信する構成でもよい。
【0042】
そして、この場合、マイクロコンピュータ107は、伝送路状態検出部131により伝送路の状態が悪くなった時点でディスク108から読み出していた動画像データの位置を記憶しておき、記録停止後、ディスク108に記録された全てのデータの送信処理が終了した時点で、記憶しておいた動画像データの位置に基づいてテイクリストを生成する。サーバに送信された分の動画像データはその後、自動的に消去し、ディスク108の空き領域として使用する。
【0043】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0044】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0045】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0046】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0047】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、動画像データの撮影の際における撮像装置内の記録媒体の交換頻度を下げることができるとともに、動画像データを記憶装置に転送するにあたって利用者が伝送路の状態を意識する必要がなくなる。
また、本発明によれば、利用者は何ら特別な操作を行なうことなく記録媒体と記憶装置とに振り分けて一連の動画像データを連続して再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるビデオカメラのハードウェア構成を示した図である。
【図2】サーバとビデオカメラ内のディスクに振り分けて記録する例を示した図である。
【図3】マイクロコンピュータによる制御の流れを示したフローチャートである。
【図4】テイクの再生選択画面の一例を示した図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるテイクリストを示した図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るカメラシステムの構成を示した図である。
【図7】ビデオカメラとサーバ間の通信処理を説明するためのシーケンスチャートである。
【図8】ビデオカメラとサーバ間の通信処理を説明するためのシーケンスチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態におけるビデオカメラのハードウェア構成を示した図である。
【図10】本発明の第2の実施形態におけるビデオソースタグの一例を示した図である。
【符号の説明】
101 レンズユニット
102 CCD
103 カメラ信号処理部
104 マイクユニット
105 圧縮伸張処理部
106 ディスク制御部
107 マイクロコンピュータ
108 ディスク
112 液晶パネル
113 パネル開閉検出スイッチ
114 スピーカユニット
115 操作キー
116 モードダイヤル
117 トリガスイッチ
121 無線伝送部
131 無線伝送路状態検出部
901 ビデオカメラ
902 基地局
903 ネットワーク
904 サーバ
1240 バッファメモリ

Claims (9)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた動画像データを記録媒体に蓄積する記録手段と、
    前記撮像手段により得られた動画像データを外部の記憶装置にて蓄積させるべく、伝送路を介して送信する送信手段と、
    前記記録手段と前記送信手段とを制御して、記録開始から記録終了までの一連の前記動画像データのうちの一部を前記記録媒体に蓄積させると共に前記一部以外を前記記憶装置に蓄積させると共に、前記記録媒体と前記記憶装置とにそれぞれ蓄積された前記一部の動画像データと前記一部以外の動画像データを前記一連の動画像データとして再生するための再生手順を示す再生リストを生成する制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記伝送路の状態に応じて前記記録媒体と前記記憶装置の何れか一方を選択して前記動画像データを蓄積させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記伝送路の状態が前記動画像データを良好に伝送可能である場合には、前記記憶装置に前記動画像データを蓄積させるべく前記伝送手段に対して前記動画像データを出力し、前記伝送路の状態が前記動画像データを良好に伝送可能でない場合には、前記記録媒体に前記動画像データを蓄積させるべく前記記録手段に対して前記動画像データを出力することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は更に、前記再生リストを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 選択操作により、複数の一連の動画像データから所望の一連の動画像データが選択可能な選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記所望の一連の動画像データを、前記所望の一連の動画像データについて生成された再生リストに従って再生する再生手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 入力された動画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
    前記入力された動画像データを記憶装置にて蓄積させるべく送信する送信手段と、
    前記記録手段と前記送信手段とを制御して、記録開始から記録終了までの一連の前記動画像データのうち一部を前記記録媒体に記録させると共に前記一部以外を前記記憶装置に蓄積させ、前記記録媒体に記録された前記一部の動画像データと前記記憶装置に蓄積された前記一部以外の動画像データとを前記一連の動画像データとして再生するための再生手順を示す再生リストを生成する制御手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  7. 前記制御手段は、前記記憶装置に対する前記動画像データの蓄積中に前記蓄積装置に対して前記動画像データを良好に蓄積することができない状態となった場合に前記送信手段による前記動画像データの送信を停止すると共に、前記送信停止後の動画像データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段と前記送信手段とを制御することを特徴とする請求項6記載の記録装置。
  8. 前記制御手段は更に、前記再生リストを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の記録装置。
  9. 選択操作により、複数の一連の動画像データから所望の一連の動画像データが選択可能な選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記所望の一連の動画像データを、前記所望の一連の動画像データについて生成された再生リストに従って再生する再生手段とを更に有することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の記録装置。
JP2003047957A 2003-02-25 2003-02-25 撮像装置及び記録装置 Expired - Fee Related JP4065526B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003047957A JP4065526B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 撮像装置及び記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003047957A JP4065526B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 撮像装置及び記録装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004260456A JP2004260456A (ja) 2004-09-16
JP2004260456A5 JP2004260456A5 (ja) 2006-03-30
JP4065526B2 true JP4065526B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=33114063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003047957A Expired - Fee Related JP4065526B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 撮像装置及び記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4065526B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4724512B2 (ja) * 2005-09-13 2011-07-13 キヤノン株式会社 撮像装置、制御方法、制御プログラム及び記憶媒体
JP2009302792A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Sony Corp データ記録装置、データ記録制御方法、データ再生装置、データ読み出し制御方法およびデータ記録/再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004260456A (ja) 2004-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8428423B2 (en) Reproducing apparatus for video data
US8345122B2 (en) Image playback method, music processing method, image playback apparatus, and computer program product
US8340494B2 (en) Image converter, image reproducer, image conversion/reproduction system, and recording medium
WO2006028172A1 (ja) 記録装置および方法、再生装置および方法、並びにプログラム
US7535495B2 (en) Digital camera, control method thereof and portable terminal
JP3658144B2 (ja) デジタルスチルカメラ
JP2000253342A (ja) ディジタルカメラ
JP2001078166A (ja) 番組提供システム
JP5082973B2 (ja) 映像記録システム、及び撮像装置
JP4665793B2 (ja) 動画像ファイル生成プログラムおよび電子カメラ
JP2004328034A (ja) 撮像装置、動画ファイルの記録制御方法及びプログラム
JP4065526B2 (ja) 撮像装置及び記録装置
JP4332770B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体
JP2005318180A (ja) ハードディスクレコーダ、映像記録装置
US20100129049A1 (en) Editing apparatus, control method of the editing apparatus, and image pickup apparatus
JP3143429B2 (ja) データ記録媒体への書き込み可能データ数の計算方法,デジタルスチルカメラ及びその撮影可能フレーム数計算方法並びに記録媒体
JP2003224801A (ja) 再生装置システム、情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
JP3581144B2 (ja) 静止画カメラ
JP2005117447A (ja) 動画記録装置、動画記録方法および動画記録プログラム
JP3559499B2 (ja) デジタルカメラ
JP4306545B2 (ja) ビデオカメラ
JP4395282B2 (ja) 画像音声再生装置
JP3933103B2 (ja) 画像データ記録装置及び画像データ記録方法
JP4293082B2 (ja) サーバ機能を備えた再生装置
US20060023083A1 (en) Method of controlling digital photographing apparatus for efficient reproduction operation and digital photographing apparatus adopting the same

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4065526

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees