JP2004247195A - スイッチの誤操作防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機器運転操作部を有するパネル1と所定間隙隔てられ取付けボス7で結合された電装基板2と、この電装基板2に設けられたスイッチ3の上部に設けられこのスイッチ3をオン・オフするスイッチボス4と、このスイッチボス4の周縁に、パネル1を切り欠いて設けられた切り欠け部の内周の一端から延設されスイッチボス4と結合されたアーム5と、切り欠け部の内周の一端から電装基板2に接するように延設された支持壁10とを備えている。これによって、スイッチの誤動作がなくなる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は機器の運転操作において、誤操作を防ぐスイッチの誤操作防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の機器運転操作部の主な構成及び作用を図6に示す。図6において、機器外装を構成するパネル1と、そのパネル1に取付ける機器操作用の電装基板2上のスイッチ3を押して入力操作を行う、パネル1とは独立したスイッチボス4と、そのスイッチボス4とパネル1とを一体化するアーム5と、パネル1のスイッチ構成部6(前記スイッチボス4と前記アーム5からなる)周囲の任意の位置に設けた電装基板2面に対して垂直かつ接する取付けボス7とを備え、電装基板2とはその取付けボス7を介してネジ8により取付けられていた。また、電装基板2上のスイッチ3とスイッチボス4との入力するための変位量を規制しているのは、任意の位置と個数で設けた前記取付けボス7に依存していた。
【0003】
次に作用において、機器運転をする際にスイッチボス4を矢視方向に押し操作を行い、その真下に位置する所に設けられた電装基板2上のスイッチ3が押されて入力する。その際、アーム5とパネル1との接点である、スイッチボス4を押し操作した際の応力加重点を支点にスイッチ3が入力する変位量だけ円弧運動を行う。
【0004】
また、パネルの外側に別部品でカバーを設けてスイッチボスとの連結させずに完全に独立させ、連動性をなくした構成もある(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平05−347113号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、機器運転をする際の押し操作をすべき本来のスイッチボスを押された場合は何ら問題はないが、スイッチボス以外のパネルの一部が誤って押された場合、意図に反して電装基板のスイッチが入ってしまう虞があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のスイッチの誤操作防止装置は、機器運転操作部を有するパネルと、該パネルと所定間隙隔てられ取付けボスで結合された電装基板と、該電装基板に設けられたスイッチと、該スイッチの上部に設けられこのスイッチをオン・オフするスイッチボスと、該スイッチボスの周縁に前記パネルを切り欠いて設けられた切り欠け部と、該切り欠け部の内周の一端から延設され前記スイッチボックスと結合されたアームと、前記切り欠け部の内周の前記一端から前記電装基板に接するように延設された支持壁とを備えたものである。
【0008】
本発明によれば、スイッチボス以外のパネルの一部が押されても、スイッチボスが変位することはなく、したがってスイッチがいつの間にか入ってしまうということは回避される。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、機器外装の構成部品、かつ機器運転操作部を有するパネルにおいて、そのパネルに取付ける機器操作用の電装基板上のスイッチを押して入力操作を行う、前記パネルとは独立したスイッチボスと、そのスイッチボスとパネルとを一体化するアームと、そのアームとパネルとの接点である、スイッチボスを押し操作した際の応力加重点と、その応力加重点から電装基板面に対して垂直かつ接する支持壁とを備えている。これによって、本来機器運転をする際の押し操作をすべきスイッチボス以外のパネル部分を押し操作された場合、その押し操作による変位量がスイッチボスまで伝達することなく、応力加重点と電装基板との距離が一定に保つことができるので、スイッチボスによって電装基板上のスイッチが押されることはない。
【0010】
請求項2に記載の発明は、スイッチボスの周囲のパネルに設け、かつ電装基板に対して垂直に接し、支持壁と連結した支持補助壁をさらに備えたものである。これによって、本来機器運転をする際の押し操作をすべきスイッチボス以外のパネル部分を押し操作された場合でも、スイッチボスによって電装基板上のスイッチが押されることはない。
【0011】
請求項3に記載の発明は、スイッチボスと一体化するアームがパネルとは一体化せずに独立し、応力加重点にてアームとパネルと電装基板とを一括ネジ止めされている。これによって、本来機器運転をする際の押し操作をすべきスイッチボス以外のパネル部分を押し操作された場合でも、前述と同様にスイッチボスによってスイッチが押されることはない。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0013】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の機器運転操作部の構成図、図2はA―Aの断面図である。図1において、機器外装を構成するパネル1に取付ける機器操作用の電装基板2上にはスイッチ3が設けられ、このスイッチ3を押して入力操作を行うパネル1とは独立したスイッチボス4が、パネル1を切り欠いて設けられた切り欠け部4Aに囲まれて設けられ、さらにスイッチボス4とパネル1とを一体化するアーム5が設けられている。
【0014】
アーム5とパネル1との接点には、スイッチボス4を押し操作した際曲げ応力が生じ、この点を応力加重点9として、その応力加重点9から電装基板2面に対し、垂直でかつ接するように支持壁10が設けられ、また、パネル1のスイッチ構成部6の周囲には電装基板2の面に対し垂直でかつ接する取付けボス7が設けられ、そしてこの取付けボス7は電装基板2にネジ8により固定されている。
【0015】
また、図2において、スイッチボス4と電装基板2上のスイッチ3との距離はT、スイッチ3の入力する変位量はSとし、機器運転をする際の押し操作による変位量YがY≧T+Sであればスイッチ3が入力し、Y<T+Sであれば入力しない構成とする。
【0016】
次に作用において、機器運転をする際にスイッチボス4を矢視方向にY(≧T+S)なる変位量を有する荷重で押し操作を行い、その真下に位置する所に設けられた電装基板2上のスイッチ3が押されて入力する。その際、アーム5とパネル1との接点である、スイッチボス4を押し操作した際の応力加重点9を支点にスイッチボス4が変位量だけ円弧運動を行っている。
【0017】
また、本来機器運転をする際の押し操作をすべきスイッチボス4以外のパネル部を誤って押し操作された場合、支持壁10によりパネル1の応力加重点9と電装基板2との距離Rを一定に保つことができるため、その荷重によりスイッチボス4が変位することはなく、したがってスイッチ3が入力することがなくなる。
【0018】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2の機器運転操作部の構成図を示す。図3において、機器外装を構成するパネル1と、そのパネル1に取付ける機器操作用の電装基板2上のスイッチ3を押して入力操作を行う、パネル1とは独立したスイッチボス4と、そのスイッチボス4とパネル1とを一体化するアーム5と、そのアーム5とパネル1との接点である、スイッチボス4を押し操作した際の応力加重点9と、その応力加重点9から前記電装基板2面に対して垂直かつ接する支持壁10と、その支持壁10と連結して電装基板2に対して垂直に接し、スイッチボス4の周囲のパネル1に設けた支持補助壁11と、パネル1のスイッチ構成部6周囲の任意の位置に設けた電装基板2面に対して垂直かつ接する取付けボス7とを備え、電装基板2とはその取付けボス7を介してネジ8により取付けられている。
【0019】
なお、スイッチボス4と電装基板2上のスイッチ3との距離、スイッチ3の入力する変位量および支持壁10・支持補助壁11と電装基板2との距離については、前述の実施例1(図2参照)と同様のため説明を省略する。
【0020】
本実施例においては、支持壁10だけでなく支持補助壁11がスイッチボス4の周囲に設けられているため、あらゆる方向からの押し操作による荷重が加わってもパネル1の応力加重点9と電装基板2との距離Rを一定に、且つ一層強固に保つことができるため、その荷重によりスイッチボス4が変位することはなく、したがって、意に反してスイッチ3が入力することが防止される。
【0021】
(実施例3)
図4は本発明の実施例3の機器運転操作部の構成図、図5はB−Bの断面図を示す。図4において、機器外装を構成するパネル1と、そのパネル1に取付ける機器操作用の電装基板2上のスイッチ3を押して入力操作を行う、パネル1とは独立したスイッチボス4と、そのスイッチボス4と一体化してパネル1とは独立したアーム5と、そのアーム5・パネル1・電装基板2とを一括して電装基板2に対して垂直にネジ止めする、パネル1に設けた加重点取付けボス12と、パネル1のスイッチ構成部6周囲の任意の位置に設けた電装基板2面に対して垂直かつ接する取付けボス7とを備え、電装基板2とはその取付けボス7を介してネジ8により取付けられている。
【0022】
また、図5において、スイッチボス4と電装基板2上のスイッチ3との距離、スイッチ3の入力する変位量および加重点取付けボス12からアーム5との距離は前述の実施例1(図2参照)と同様のため説明を省略する。
【0023】
本実施例においても本来機器運転をする際の押し操作をすべきスイッチボス4以外のパネル部を誤って押し操作された場合、加重点取付けボス12によりパネル1の応力加重点9と電装基板2との距離Rを一定に保つことができ、その荷重によりスイッチボス4が変位することはなく、スイッチ3が不用意に入力することが防止される。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、本来の機器運転をするに際し、押し操作をすべき所定外の位置を押し操作された誤操作の場合であってもスイッチが入力することなく、且つ本来の所定の位置による操作の際に対しても悪影響を及ぼすことはないので、安全性と操作容易性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるスイッチの誤操作防止装置を示す部分破断斜視図
【図2】同装置のA−A線断面図
【図3】本発明の実施例2におけるスイッチの誤操作防止装置を示す部分破断斜視図
【図4】本発明の実施例3におけるスイッチの誤操作防止装置を示す部分破断斜視図の機器運転操作部の構成図
【図5】同装置のB−B線断面図
【図6】従来のスイッチの誤操作防止装置を示す部分破断斜視図
【符号の説明】
1 パネル
2 電装基板
3 スイッチ
4 スイッチボス
5 アーム
7 取付けボス
10 支持壁
11 支持補助壁
Claims (3)
- 機器運転操作部を有するパネルと、該パネルと所定間隙隔てられ取付けボスで結合された電装基板と、該電装基板に設けられたスイッチと、該スイッチの上部に設けられこのスイッチをオン・オフするスイッチボスと、該スイッチボスの周縁に前記パネルを切り欠いて設けられた切り欠け部と、該切り欠け部の内周の一端から延設され前記スイッチボックスと結合されたアームと、前記切り欠け部の内周の一端から前記電装基板に接するように延設された支持壁とを備えたスイッチの誤操作防止装置。
- 切り欠け部の内周端に沿い且つ支持壁と連結した支持補助壁を備えた請求項1記載のスイッチの誤操作防止装置。
- 機器運転操作部を有するパネルと、該パネルと所定間隙隔てられ取付けボスで結合された電装基板と、該電装基板に設けられたスイッチと、該スイッチの上部に設けられこのスイッチをオン・オフするスイッチボスと、該スイッチボスの周縁に前記パネルを切り欠いて設けられた切り欠け部と、前記スイッチボスから延設されたアームと、該アームと結合されると共に前記電装基板と固定されるL字形状の支持壁とを備えた請求項1記載のスイッチの誤操作防止装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003036427A JP2004247195A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | スイッチの誤操作防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (3)
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JP2009043100A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Fujitsu Ltd | 媒体ドライブユニットおよび電子機器 |
JP2011138661A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Yamaha Corp | 電気機器の操作子配設構造 |
JP2012160209A (ja) * | 2012-05-14 | 2012-08-23 | Fujitsu Ltd | 媒体ドライブユニットおよび電子機器 |
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2003
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US8437130B2 (en) | 2007-08-09 | 2013-05-07 | Fujitsu Limited | Medium drive unit and electric apparatus |
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