JP2004246716A - ユーザ管理装置 - Google Patents

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Koichiro Takahashi
浩一郎 高橋
Yoshio Shibuya
良男 渋谷
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Abstract

【課題】ユーザを所属部署と異なるグループで管理する際の省力化が可能なユーザ管理方法、ユーザ管理装置、ユーザ管理プログラム及びユーザ管理システムを提供する。
【解決手段】ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部とに接続可能であり、前記ユーザの識別情報の入力を受け付け、前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求める。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータセンター等における課金やアクセス制御等を行なうためのユーザ管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、企業等において、情報処理設備やソフトウェア等の資源をコンピュータセンターに集約し、これを各部署のユーザからネットワーク経由で使用することによって、全体の投資を低減させる方式が普及しつつある。
【0003】
このように業務に使用する資源をセンターに集約した場合、各部署の使用度に応じて課金し、各部署がこのセンターの使用料を公平に負担するのが妥当である。
【0004】
なお、この使用度は、課金の種別によって対象が異なるが、例えば下表のようなものである。
【0005】
【表1】
Figure 2004246716
図5および図6に、この使用記録情報の例を示す。
【0006】
図5は、ユーザが実行したジョブの記録であり、センターのコンピュータに記録される。この記録から、コンピュータの使用時間、即ちCPU使用時間を集計する。
【0007】
また、図6は、ソフトウェアのライセンスの使用記録である。ユーザがソフトウェアを使用する場合に、センターから当該ソフトウェアのライセンスを取得するシステムとし、このライセンスを取得していた時間を集計する。
【0008】
しかし、ユーザがセンターのコンピュータやライセンスを使用した記録には、一般にそのユーザの「ユーザ名」(ログイン名)しか残らないため、ユーザ名から部署を割り出す必要がある。
【0009】
例えば、図18に示すようなユーザ情報DBを用意し、図5,図6のデータ項目「ユーザ名」から対象のユーザ名を検索し、検索されたレコードの部署コードを取り出す。
【0010】
しかし、この従来方式(1)では、人事異動や組織改編でユーザの部署コードが変わるたびに、このユーザ情報DBを更新しなければならないので、更新の手間がかかるという問題点があった。
【0011】
そこで、この問題点を解決した従来方式(2)では、図19および図20に示すユーザ情報DBと従業員情報DBとから、次の手順によって部署コードを割り出している。
【0012】
先ず、図5,図6のデータ項目「ユーザ名」から対象のユーザ名を検索し、ユーザ情報DB(図19)のデータ項目「ユーザ名」から当該ユーザ名を検索し、検索されたレコードの従業員番号を取り出す。
【0013】
そして、従業員情報DB(図20)のデータ項目「従業員番号」から前記従業員番号を検索し、検索されたレコードの部署コードを取り出す。
【0014】
なお、ほとんどの企業では、人事管理その他の目的のために人事情報サーバなどで図20のような従業員情報DBをすでに用意しており、データベース内の各従業員の情報を常に最新に更新している。このため、従来方式(2)では、従来方式(1)のような「このコンピュータセンターのためだけにユーザの部署コードを更新する」という手間を省くことができる。
【0015】
しかし、従来方式(2)では、必ずユーザの所属部署に課金されてしまい、ユーザが一時的に他部署の業務を手伝う場合や、複数の部署が合同で1つの業務を行う場合等に適切な課金を行なうことができなかった。
【0016】
また、ユーザ情報と対応付けた任意のグループ単位で課金が可能なプリントシステム(従来方式(3))も提案されている(特許文献4参照)。
【0017】
しかし、従来方式(3)では、従来方式(1)と同様に、ユーザと課金単位(部署又はグループ)が直接対応付けられており、グループの統廃合等によって課金単位に改変があった場合には、この対応関係を全て更新しなければならず、更新の手間がかかるという問題点があった。更に、この課金単位を変更すると、予算システムや会計システムなど他のシステムの更新も必要になるという問題点があった。
【0018】
【特許文献1】
特開平2−293913号公報
【特許文献2】
特開2001−312774号公報
【特許文献3】
特開2002−82731号公報
【特許文献4】
特開平10−55222号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、斯かる実情に鑑み、ユーザを所属部署と異なるグループで管理する際の省力化が可能なユーザ管理方法、ユーザ管理装置、ユーザ管理プログラム及びユーザ管理システムの提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明のユーザ管理装置、ユーザ管理方法、ユーザ管理プログラム及びユーザ管理システムは、
ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部とに接続可能であり、
前記ユーザの識別情報の入力を受け付け、
前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、
このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、
この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求める。
【0021】
また、本発明は、前記識別情報が、第1識別情報と第2識別情報とからなり、
前記ユーザ情報記憶部が、前記ユーザの第1識別情報と第2識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶し、
前記グループ情報記憶部が、前記グループを代表するユーザの第1識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶し、
前記人事情報記憶部が、前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの第2識別情報とを対応付けて記憶し、
前記入力部が、前記ユーザの第1識別情報の入力を受け付け、
前記ユーザ情報管理部が、前記入力部で受け付けた第1識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、このグループ情報と対応する代表ユーザの第1識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、この代表ユーザの第1識別情報と対応する第2識別情報をユーザ情報記憶部から求め、この代表ユーザの第2識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求める構成としても良い。
【0022】
また、本発明は、前記ユーザが複数のグループに所属している場合、この所属グループ毎に異なる第1識別情報を割り当て、この複数の第1識別情報のうち1つを主識別情報とし、前記ユーザ情報記憶部が、前記主識別情報と前記第2識別情報と前記グループ情報とを対応付けて記憶し、前記主識別情報以外の識別情報と前記グループ情報と前記主識別情報とを対応付けて記憶しても良い。
【0023】
また、本発明は、前記ユーザ情報記憶部及び/又はグループ情報記憶部を更新するユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記グループ情報記憶部を参照して、前記入力部で受け付けた識別情報が代表ユーザとして記憶されているグループを求め、このグループと対応付けられた情報の前記ユーザによる更新を可能とする更新制御部と、を備えても良い。
【0024】
また、本発明は、前記グループの代表代行ユーザの識別情報と、当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶する代表代行記憶部を備え、
前記更新制御部が、前記代表代行記憶部及び前記グループ情報記憶部を参照して、前記入力部で受け付けた識別情報が代表ユーザ又は代表代行ユーザとして記憶されているグループを求め、このグループと対応付けられた情報の前記ユーザによる更新を可能としても良い。
【0025】
また、本発明は、所定の資源を利用するユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記資源の利用料を算出する利用料算出部と、
前記ユーザ情報管理部で求めた部署情報に基づいて前記利用料の課金を行なう課金部と、を備えても良い。
【0026】
また、本発明は、所定のアクセス領域について前記ユーザの利用が可能な記憶装置と、
前記グループ情報の変更の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部で受け付けた変更に応じて前記グループ情報記憶部を更新するグループ情報更新部と、
前記入力部で受け付けた変更に応じて前記アクセス領域へのアクセス権限設定を更新するアクセス権限設定更新部と、を備えても良い。
【0027】
また、本発明は、所定のアクセス領域について前記ユーザの利用が可能な記憶装置と、
前記グループ情報の変更の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部で受け付けた変更に応じて前記グループ情報記憶部を更新するグループ情報更新部と、
前記入力部で受け付けた変更に応じて前記アクセス領域へのアクセス権限設定を更新するアクセス権限設定更新部と、
所定の資源を利用するユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記資源の利用料及び前記記憶部の利用料を算出する利用料算出部と、
前記ユーザ情報管理部で求めた部署情報に基づいて前記資源の利用料及び前記記憶装置の利用料の課金を行なう課金部と、を備えても良い。
【0028】
上記手段により本発明は、ユーザを所属部署とは別のグループを単位として管理可能にすると共に、該グループを代表するユーザ及び該代表ユーザの所属部署を求められるようにしている。
【0029】
これにより、グループの代表ユーザに、当該グループに所属するユーザの情報の管理を行なわせることや、当該グループに所属するユーザが使用した資源の使用料を適切な部署に課金することが可能となる。
【0030】
また、グループ情報データベースに代表ユーザのユーザ名とグループ名とを対応させて記憶し、このグループ代表ユーザの所属部署を人事情報データベースを参照して求めたことにより、組織改編などで部署コードが変更された場合でもグループ情報データベースを変更する必要がない。この場合、人事情報データベースの部署コードを変更することになるが、この人事情報データベースは、人事情報を管理する人事部のシステムと共用することが可能なため、この部署コードの変更を人事情報の管理とユーザ管理の両方に反映させ、この管理の手間の軽減を可能としている。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0032】
〈実施形態1〉
§1.システム構成
図1は、本発明のユーザ管理装置を含む企業内ASPシステムの概略構成図である。同図に示すように本実施形態のASPシステムは、コンピュータセンタ1や、複数の部署2に配置されているユーザ端末2a、人事部の人事情報サーバ3、経理部の会計システム5がイントラネット4で接続されている。このASPシステムでは、情報処理設備やソフトウェア等の資源をコンピュータセンタ1に集約し、これを各部署2のユーザからネットワーク4経由で使用可能としたことで、全体の投資を抑えながら効率良く業務を行なうことができるようにしている。
【0033】
コンピュータセンタ1は、アプリ実行ホスト群1aや、ファイルサーバ(記憶装置に相当)1c、負荷分散部1d、フロントエンドサーバ1e、ユーザ管理サーバ1f、ライセンス管理サーバ1gからなっている。
【0034】
アプリ実行ホスト群1aは、パーソナルコンピュータやUNIX(登録商標)サーバ等、複数のコンピュータからなり、ユーザからの指示に基づいてソフトウェアを実行する。
【0035】
ファイルサーバ1cは、アプリ実行ホスト群1aによるソフトウェアの実行結果やソフトウェア実行のためのデータ等を保存する。
【0036】
負荷分散部1dは、ソフトウェア実行等の処理をアプリ実行ホスト群1aの各コンピュータに振り分ける。
【0037】
フロントエンドサーバ1eは、ユーザ端末2aから操作情報を受信し、負荷分散部1dを介してアプリ実行ホスト群1aに送信する機能や、この操作情報に基づいてアプリ実行ホスト群1aによってソフトウェアを実行した結果を該ユーザ端末に送信する機能を有している。
【0038】
ユーザ管理サーバ(ユーザ管理装置に相当)1fは、認証や課金に係るユーザの管理を行っている。図2は、このユーザ管理サーバ1fのブロック図である。
【0039】
同図に示すように、ユーザ管理サーバ1fは、本体11内にCPU(central processing unit)やメインメモリ等よりなる演算処理部12、演算処理の為のデータやソフトウェアを記憶した記憶部(ハードディスク)13、入出力ポート14、通信制御装置(CCU:Communication Control Unit)15等を備えた一般的なコンピュータである。
【0040】
該入出力ポート14は、キーボードやマウス等の入力デバイス、表示装置やプリンター等の出力デバイスが適宜接続される。
【0041】
CCU15は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信を行なうものである。
【0042】
記憶部13には、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションソフト(ユーザ管理プログラム)がインストールされている。また、該記憶部13には、ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報データベース(ユーザ情報記憶部に相当)と、前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報データベース(グループ情報記憶部に相当)と、アプリ実行ホスト群1aを使用したユーザの識別情報とCPU使用時間とを対応付けて記憶するCPU使用記録データベースと、ソフトウェアを使用したユーザの識別情報とライセンス使用時間とを対応付けて記憶するソフト使用記録データベースが構築されている。
【0043】
なお、本実施形態では、ユーザの識別情報として第1識別情報(ユーザ名)と第2識別情報(従業員番号)の2つを用いている。図3は、該ユーザ情報データベースの一例を示す図であり、ユーザ名(第1識別情報)、パスワード、従業員番号(第2識別番号)そしてグループ名(グループ情報)を対応付けて記憶している。また、図4は、グループ情報データベースの一例を示す図であり、グループ名、グループを代表するユーザ名、グループの用途や業務を示す情報そして課金コードを対応付けて記憶している。図5は、CPU使用記録データベースの一例を示す図であり、使用したユーザのユーザ名、使用したマシン名、開始時刻、そしてCPU使用時間を対応付けて記憶している。図6は、該ソフト使用記録データベースの一例を示す図であり、使用したユーザのユーザ名、ライセンス種別(即ち使用したソフトウェアの種別)、開始又は終了の別、時刻を対応付けて記憶している。
【0044】
演算処理部12は、前記ユーザ管理プログラムに従う演算処理により、入力部12a、ユーザ情報管理部12b、グループ情報更新部12c、ユーザ認証部12e、利用料算出部12f、課金部12g等の機能を実現している。この入力部12aの機能として演算処理部12は、前記資源を使用するユーザの識別情報や操作情報、グループ情報の変更の入力等を受け付ける。また、ユーザ情報管理部12bとしては、後述の如く、資源を利用したユーザの識別情報から課金対象の部署を求める。グループ情報更新部12cとしては、前記入力部12aで受け付けた変更に応じてグループ情報を更新する。ユーザ認証部12eとしては、ASPサーバ1eにログインするユーザの認証を行なう。利用料算出部12fとしては、前記資源の利用料及び前記記憶部の利用料を算出する。そして課金部12gとしては、前記ユーザ情報管理部12bで求めた部署情報に基づいてユーザが利用した資源の利用料の課金を行なう。
【0045】
ライセンス管理サーバ1gは、ソフトウェア毎のライセンス数を記憶するライセンス数テーブルを備え、前記ユーザからソフトウェアの利用要求があった場合に前記ライセンス数以下で当該ソフトウェアの同時利用を許可するライセンス管理部として機能している。
【0046】
一方、ユーザ端末2aは、パーソナルコンピュータやPDA(personal digital assistant)などの一般的なコンピュータであり、イントラネット(ネットワーク)4を介してコンピュータセンタ1に接続してコンピュータセンタ1からソフトウェアの実行結果等の情報を取得する機能や、リクエスト情報等をコンピュータセンタ1に送信する機能を有している。なお、本実施形態では、コンピュータセンタ1が入力フォームをHTMLで作成されたウエブページ等として提供しており、ユーザ端末2aではこれを閲覧し、このフォームにデータを入力して送信する等によって前記情報の取得や送信を行っている。即ち、所謂ウエブブラウザによって前記情報の取得や送信の機能を実現している。
【0047】
同様に、人事情報サーバ3及び会計システム5は、一般的なコンピュータであり、イントラネット(ネットワーク)4を介してコンピュータセンタ1に接続し、人事情報の送信や課金情報の取得を行なっている。
【0048】
該人事情報サーバ3は、ハードディスク等の記憶部を備え、この記憶部には前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報データベース(人事情報記憶部に相当)が記憶されている。図7はこの人事情報データベースの一例を示す図であり、従業員番号(第2識別番号)、部署コード(部署情報)、氏名、そして電子メールアドレスを対応付けて記憶している。
【0049】
人事部では、この人事情報サーバ3を用いて従業員の管理を行っており、人事異動などがあった場合には、この人事情報データベースを随時更新している。
【0050】
また、前記会計システム5では、コンピュータセンタ1から受信した課金情報に基づいて部署毎の経費の算出や予算の算出を行っている。
【0051】
§2.ユーザ管理方法
次に上記ASPシステム(ユーザ管理装置)にて実行されるユーザ管理方法について説明する。
【0052】
図8は、ユーザがソフトウェアを利用した場合に、このユーザの識別情報から課金対象の部署情報を求め、この課金を行なう手順の説明図である。
【0053】
各部署2のユーザが、ユーザ端末2aからイントラネット4を介してコンピュータセンタ1のフロントエンドサーバ1eにアクセスし、ユーザ名とパスワードを入力すると、フロントエンドサーバ1eからユーザ管理サーバ1fにこのユーザ名とパスワードが通知される。ユーザ管理サーバ1fは、入力部12aの機能によりこのユーザ名及びパスワードの入力を受け付け、ユーザ認証部12eで認証を行なう。即ちユーザ管理サーバ1fは、受信したユーザ名及びパスワードがユーザ情報データベースに記憶されているユーザ名及びパスワードと一致した場合に次のステップへ移行する(ステップ1、以下S1のように略記する)。
【0054】
このユーザ端末2aのアクセスが認証された後、該ユーザ端末2aからソフトウェア実行の要求を取得した場合、フロントエンドサーバ1eはアプリ実行ホスト群1aにこのソフトウェアの実行要求を送信する。
【0055】
該ソフトウェアの実行要求を取得したアプリ実行ホスト群1aは、ライセンス管理サーバ1gにソフトウェア実行の可否を問い合わせる問合せ情報をライセンス管理サーバ1gに通知する。
【0056】
該問合せ情報を取得したライセンス管理サーバ1gは、ライセンス数テーブルを参照し、当該ソフトウェアの使用数がライセンス数以下であれば、当該ソフトウェアの実行を許可する旨の許可信号をアプリ実行ホスト群1a及びユーザ管理サーバ1fに返信する。
【0057】
この許可信号を取得したアプリ実行ホスト群1aは、ソフトウェアの実行を開始する。また、この許可信号を取得したユーザ管理サーバ1fは、当該ユーザ名と、ライセンス種別(ソフトウェアの種類)と、開始か終了かの別を示す情報(開始の場合はstart)と、時刻とを対応付けてソフト使用記録データベースに登録する(S2)。
【0058】
これに応じ、ユーザは、ソフトウェアの操作の指示をユーザ端末2aから入力する。ユーザ端末2aがこの指示情報をコンピュータセンタ1に送信すると、フロントエンドサーバ1eがこの指示情報を受信し、負荷分散部1dを介してアプリ実行ホスト群1aに送信する。
【0059】
アプリ実行ホスト群1aは、この指示情報に基づいてソフトウェアを実行し、この実行結果をユーザ端末2aに送信する。
【0060】
このソフトウェア実行の処理が終了した場合、アプリ実行ホスト群1aは、ソフトウェアの実行を終了し、ライセンス管理サーバ1g及びユーザ管理サーバ1fにソフトウェアの終了を通知する。
【0061】
このソフトウェアの通知を受信したユーザ管理サーバ1fは、当該ユーザ名と、ライセンス種別と、開始か終了かの別を示す情報(終了の場合はend)と、時刻とを対応付けてソフト使用記録データベースに登録する(S3)。
【0062】
そして、ユーザ管理サーバ1fは、ユーザ情報管理部12bの機能により、前記ステップ1で受け付けたユーザ名と対応するグループ名を図3に示すユーザ情報データベースから索出する。例えばステップ1で受け付けたユーザ名が“a012436”であった場合、グループ名として“a−kai”を索出する(S4)。
【0063】
次にユーザ管理サーバ1fは、このグループ名と対応する代表ユーザのユーザ名を図4に示すグループ情報記憶データベースから索出する。例えばこのグループ名が“a−kai”であった場合、代表ユーザのユーザ名として“a986534”を索出する(S5)。
【0064】
次にユーザ管理サーバ1fは、この代表ユーザのユーザ名と対応する従業員番号をユーザ情報データベースから求め、この代表ユーザの従業員番号と対応する部署コードを図7に示す人事情報記憶データベースから索出する。例えばこの代表ユーザのユーザ名が“a986534”であった場合、従業員番号として“986534”を求め、この従業員番号と対応する部署コードとして“K0458”を索出する(S6)。
【0065】
また、ユーザ管理サーバ1fは、利用料算出部12fの機能により、図6のソフト使用記録データベースを参照し、ステップ1で受け付けたユーザ名と対応するライセンス取得時間を求め、このライセンス取得時間に所定の係数を乗じて利用料を算出する。例えば、ユーザ名が“a012436”であれば、スタート時刻14:18:42から終了時刻14:23:36までの4分52秒をライセンス取得時間として求め、この取得時間に予め定めた時間当りの金額を乗じて使用料を算出する(S7)。
【0066】
そしてユーザ管理サーバ1fは、ステップ6で求めた部署コードが示す部署にステップ7で求めた使用料を課金する。具体的には、前記部署コードと使用料を対応付け、課金情報として記憶し、この課金情報をユーザ端末2aや会計システム5へ出力する。
【0067】
この課金情報を受信した会計システム5は、この課金情報を記憶し、各部署2の経費の算出や予算の算出に利用する(S8)。
【0068】
また、同様にユーザがアプリ実行ホスト群1aを使用した場合、ユーザ管理サーバ1fは、ステップ2〜3にて、この使用時間を図5に示すCPU使用記録データベースに記憶させ、ステップ7にて、該CPU使用記録データベースからCPU使用時間を求め、これに時間当りの金額を乗じて使用料を求め、課金を行なう。
【0069】
このように本実施形態では、ユーザを所属部署とは別の「グループ」という単位で管理し、このグループに所属するユーザが使用した資源の使用料を適切な部署に課金できる。
【0070】
図9は、ユーザ情報を更新する手順の説明図である。
【0071】
先ず更新を行なうグループの代表ユーザが、ユーザ端末2aからイントラネット4を介してコンピュータセンタ1のフロントエンドサーバ1eにアクセスすると、前述と同様に、ユーザ管理サーバ1fが認証を行なう(S1)。
【0072】
このユーザ端末2aのアクセスが認証された後、該ユーザ端末2aからユーザ情報の更新の要求を受信した場合、フロントエンドサーバ1eはユーザ管理サーバ1fにこの更新要求を送信する。
【0073】
この更新要求を受信したユーザ管理サーバ1fは、グループ情報更新部12cの機能により、前記ステップ1で受け付けたユーザ名と対応するグループ名を図4に示すグループ情報データベースから索出する。例えばステップ1で受け付けたユーザ名が“a975821”であった場合、グループ名として“b−han”を索出する(S11)。
【0074】
ユーザ管理サーバ1fは、この索出したグループ名と対応する情報をユーザ情報データベースから抽出し、この情報を一覧表示した更新用入力フォームをユーザ端末2aに提供し、表示させる(S12)。図10は、この更新用入力フォームの表示例を示す図である。図中、代表ユーザ欄31は、ステップ1で受け付けた代表ユーザのユーザ情報を表示している。また、一般ユーザ欄32は、このグループに所属する代表以外のユーザの情報を一覧表示している。
【0075】
変更を行なうユーザは、この更新用入力フォームに変更を入力する。例えば、特定のユーザをグループから外したい場合には当該ユーザの欄の左端に表示されている削除ボタン33をクリックする。また、新たにユーザを追加する場合には、新規入力欄34にユーザ情報を入力する。そして、グループ自体を削除する場合には、グループ削除ボタン35をクリックする。この入力を終えてユーザが変更ボタン36をクリックすると、ユーザ端末2aは、この変更した情報をコンピュータセンタ1に送信する。
【0076】
この変更情報をフロントエンドサーバ1eを介して受信したユーザ管理サーバ1fは、この変更情報に合わせてユーザ情報データベースを更新する。また、代表ユーザのユーザ名が変更されている場合やグループを削除した場合には、該変更情報に合わせてグループ情報データベースの識別情報を更新する(S13)。
【0077】
以上のように本実施形態では、ユーザを所属部署とは別の「グループ」という単位で管理できるので、他の部署から人材を集めて開発グループを結成したり、他の部署と合同でグループを結成したりなど、柔軟にユーザ管理を行なうことができる。そしてこのグループを代表する代表ユーザとこの代表ユーザの所属部署を求められるので、このグループを代表する代表ユーザにユーザ情報の管理を行なわせることや、この代表ユーザが所属する部署をこのグループを管轄する部署とみなして課金を行なうことができる。また、本実施形態では、グループを新しく作成しても課金は既存の部署に行われるため、会計システム上の課金単位を変える必要がなく、会計システムの管理を煩雑化させることがない。
【0078】
このように、ユーザをグループで管理する場合、ユーザ情報データベースにユーザ名と課金対象となる部署とを一対一に対応付けて記憶し、これを参照する構成も考えられるが、この構成であると組織改編などで課金対象の部署コードが変更になったときに、変更となったグループに属する全てのユーザの情報を変更しなければならず、管理の負荷が大きくなってしまう。同様にグループ情報データベースにグループ名と課金対象の部署コードを一対一に対応付けて記憶し、これを参照する構成も考えられる。しかしこの構成の場合も、組織改編で課金対象の部署コードが変更になったときに、このグループ情報データベースの部署コードを変更しなければならない。
【0079】
これに対し本実施形態では、グループ情報データベースに代表ユーザのユーザ名とグループ名とを対応させて記憶し、このグループ代表ユーザの所属部署を人事情報データベースを参照して求め、この部署に課金する構成とした。
【0080】
従って組織改編などで部署コードが変更された場合でもグループ情報データベースを変更する必要がない。この場合、人事情報データベースの部署コードを変更することになるが、この人事情報データベースは、人事情報の管理のために常に変更されるので、ASPシステムのためだけに更新の処理を行なわなくて済むことになる。即ち、この部署コードの変更が会計システム5とASPシステムの両方に反映されるので、この管理の手間を軽減することができる。
【0081】
なお、企業内の課金においては経理費目ごとの「課金コード」(あるいは「製番」)が必要な場合が多いので、そのような場合はグループ情報データベースに(図4)に「課金コード」のデータ項目を持ち、課金処理時にユーザ管理サーバ1fが、代表ユーザ名と共にこの課金コードを抽出し、部署コードや使用料と共に課金情報として会計システム5に送信するようにしても良い。
これにより前記使用料が、どのような目的に使われたか等の経理上必要な情報を付加することができる。
【0082】
〈実施形態2〉
実施形態2は、前述の実施形態1と比較して、ユーザ情報データベース(図3)にデータ項目「主ユーザ名」を追加して図11のように変更したものである。なお、その他の構成は、略同じであるので、同一の要素に同符号を付す等して再度の説明を省略している。
【0083】
前述のシステムにおいて、一人のユーザが複数のグループに所属する場合は、グループ毎に異なる複数のユーザ名を持つことが望ましい。
【0084】
その場合、複数のユーザ名のレコードにそれぞれ同じ人のパスワードおよび従業員番号を重複して記憶させたのでは、このパスワードや従業員番号が変更になったときに全てのレコードを変更しなければならない。
【0085】
そこで、本実施形態では、同じユーザが複数のユーザ名を持つ場合には、このうち1つを主ユーザ名とし、その他を副ユーザ名とする。そして図11に示すように、主ユーザ名のレコードにのみ、パスワード及び従業員番号を記憶し、副ユーザ名のレコードには、このユーザ名と、グループ名と、主ユーザのユーザ名とを対応付けて記憶する。
【0086】
これにより、本実施形態では、ユーザの認証を行なう際や、ユーザ名から従業員番号を求める際、ユーザ情報データベース(図11)を参照し、参照したユーザ名が副ユーザ名であった場合(即ち主ユーザ名の項目にユーザ名が記憶されている場合)、対応する主ユーザ名のレコードを参照してパスワードや従業員番号を取得する。
【0087】
例えば “a012436b”のユーザ名について認証を行なう場合、ユーザ情報データベースのa012436bのレコードを参照し、主ユーザ名の項目にa012436が記憶されていることから、前記ユーザ名が副ユーザであると判断し、この主ユーザ名“a012436”のレコードを参照して“d8ppUteNuT9w”をユーザ名“a012436b”のパスワードとして索出する。
【0088】
以上のように本実施形態によれば、一人のユーザが複数のユーザ名を有する場合に、1つのユーザ名(主ユーザ名)のレコードのみにパスワードや従業員番号を記憶させたことにより、このパスワードや従業員番号が変更になったときに1つのレコードを変更すれば良く、管理の手間を減らすことができる。
【0089】
〈実施形態3〉
前述の実施形態1では、グループ代表ユーザのみがグループ情報やユーザ情報の更新を行なう構成としたが、本実施形態では更にグループ代表代行ユーザがこの情報の更新を行なえるようにしたものである。なお、その他の構成は、略同じであるので、同一の要素に同符号を付す等して再度の説明を省略している。
【0090】
図12は、このグループ代表代行ユーザ名とグループ名を対応付けて記憶した代表代行データベース(代表代行記憶部に相当)を示す図である。該代表代行データベースは、ユーザ管理サーバ1fの記憶部13内に、この代表代行データベースが構築されている。
【0091】
本実施形態において、ユーザがユーザ情報又はグループ情報の更新を行なう場合、図9と同様にユーザの認証を行い(S1)、ステップ11にてユーザ管理サーバ1fは、グループ情報更新部12cの機能により、前記ステップ1で受け付けたユーザ名と対応するグループ名をグループ情報データベース或は代表代行データベースから索出する。例えばステップ1で受け付けたユーザ名が“a526794”であった場合、グループ名として“a−kai”を索出する。
【0092】
このように変更するグループをグループ情報データベースと代表代行データベースの両方から求めることにより、代表ユーザでも代表代行ユーザでも情報の更新を行なうことができる。
【0093】
従って代表ユーザが不在の場合でも、代表代行ユーザが、メンバーの追加や変更等を行なうことができる。なお、代表代行ユーザは、1グループに複数設定することも可能である。
【0094】
〈実施形態4〉
本実施形態は、前述の実施形態1と比較し、前記ユーザを管理するための各グループ用のディレクトリ(例えば、前記グループと同じ名称にすると使い易い)をファイルサーバ1cに作成し、当該グループに所属しているユーザだけがアクセスできるようにアクセス領域へのアクセス権限を設定した点が異なっている。なお、その他の構成は、略同じであるので、同一の要素に同符号を付す等して再度の説明を省略している。
【0095】
ファイルサーバ1cでは、アクセス領域を適切に設定することによって、アクセス制限の異なるさまざまなディスク領域を作成することができる。
【0096】
このようなファイルサーバ1cの構成例を図13に示す。同図のように、本実施形態では、アクセス領域41に、共用ディレクトリ、ユーザディレクトリ、グループディレクトリを作成し、ユーザディレクトリの配下に各ユーザのユーザ名と同じ名称のディレクトリを作成し、グループディレクトリの配下には、各グループのグループ名と同じ名称のディレクトリを作成している。
【0097】
この共用ディレクトリはアクセスの制限が無く、ユーザディレクトリは各ユーザがそれぞれ自己のディレクトリ、即ちユーザ名と同じ名称のディレクトリのみにアクセス権限を有し、グループディレクトリはユーザが所属するグループのディレクトリのみアクセス権限を有している。このアクセス権限はアクセス権限設定部42に設定されており、アクセス制御部43がこのアクセス権限の設定に基づいてアクセス制御を行なっている。
【0098】
また、図14は、本実施形態のユーザ管理サーバ1fのブロック図である。
【0099】
本実施形態におけるユーザ管理サーバ1fの演算処理部12は、前記ユーザ管理プログラムに従う演算処理により、アクセス権限設定更新部12dの機能を実現している。アクセス権限設定更新部12dの機能としては、ユーザ及びグループの変更があった場合にこの変更に基づいてアクセス領域41及びこのアクセス領域41へのアクセス権限を設定するアクセス権限設定部42を更新している。
【0100】
図15は、グループを新規に登録した場合の更新手順の説明図である。
【0101】
先ず登録を行なうグループの代表ユーザが、ユーザ端末2aからイントラネット4を介してコンピュータセンタ1のフロントエンドサーバ1eにアクセスすると、前述と同様に、ユーザ管理サーバ1fが認証を行なう(S1)。
【0102】
このユーザ端末2aのアクセスが認証された後に、該ユーザ端末2aからグループ登録の要求を受信した場合、フロントエンドサーバ1eはユーザ管理サーバ1fにこの登録要求を送信する。
【0103】
この登録要求を受信したユーザ管理サーバ1fは、グループ登録用のフォームをユーザ端末2aに提供して表示させる(S21)。図16は、この登録用フォームの表示例を示す図である。図中、代表ユーザ欄51は、ステップ1で受け付けた代表ユーザのユーザ情報を表示している。
【0104】
登録を行なうユーザは、この登録用フォームにグループ情報及びこのグループに所属する代表以外のユーザの情報を入力する。具体的には、グループ情報欄52にグループ名、グループの用途又は業務、課金コードを入力する。また、一般ユーザ欄53に、代表以外のユーザの情報としてユーザ名と従業員番号を入力する。
【0105】
そして、この入力を終えてユーザが登録ボタン54をクリックすると、ユーザ端末2aは、この登録情報をコンピュータセンタ1に送信する。
【0106】
この登録情報をフロントエンドサーバ1eを介して受信したユーザ管理サーバ1fは、グループ情報更新部12cの機能により、この登録情報に合わせてユーザ情報データベース及びグループ情報データベースを更新する(S22)。これと共にユーザ管理サーバ1fは、アクセス権限設定更新部12dの機能により前記登録情報に基づき、新たに登録するグループと、このグループに所属するユーザ名とを更新情報としてファイルサーバ1cに通知する(S23)。
【0107】
この更新情報を受信したファイルサーバ1cは、新たに登録するグループと同じ名称のディレクトリをアクセス領域41のグループディレクトリの配下に作成し、このグループに所属するユーザが当該ディレクトリにアクセスできるようにアクセス権限の設定を行なう。
【0108】
ユーザ管理サーバ1fは、上記グループの登録のほか、図9に示したように、ユーザの追加や削除、グループの削除などの変更を行なった場合には、アクセス権限設定更新部12dがこのユーザの追加又は削除やグループの削除を更新情報としてファイルサーバ1cに送信する。この更新情報を受信したファイルサーバ1cは、この更新情報に基づき前記と同様にアクセス領域41の更新及びアクセス権限の設定を行なう。従ってファイルサーバ1cのディレクトリ構造は、ユーザ管理サーバ1fによって常に前記グループやユーザと同じように更新される。
【0109】
これにより、ユーザ管理と別にファイルサーバの管理を行なわなくても同じグループに属するユーザ間でディスク領域を共有することができる。
【0110】
この場合、ユーザ管理サーバ1fは、定期的に各グループのディレクトリ配下のディスク使用サイズを測定してサイズ当りの金額を乗じてディスク使用料を算出し、このディスク使用料を各グループの代表ユーザの所属部署に課金しても良い。
【0111】
以上のようにユーザが属するグループと、ディスク領域共有のためのディレクトリを一致させるように更新することによって、ファイルサーバのディレクトリ構造やアクセス権限を管理する負担を減らすことができる。
【0112】
〈変形例1〉
上記の実施形態では、グループのディレクトリにアクセスできるユーザを当該グループに属するユーザと一致させたが、これ以外の特定のユーザが前記ディレクトリにアクセスできるようにしても良い。例えば生産物のファイルを流用しあうことによって企業内の生産性を高めるために、課金のグループは異なるがディスク領域は共有したい場合がある。
【0113】
本変形例は、これを実現するために、前記実施形態4の構成に加えてファイルアクセスグループデータベース(図17)を備え、このデータベースに記憶されたユーザもグループディレクトリにアクセスできるようにしたものである。なお、その他の構成は前述の実施形態4と同じであるので再度の説明を省略する。
【0114】
図17は、このファイルアクセスグループデータベースの一例を示す図である。
【0115】
同図に示すようにファイルアクセスグループデータベースには、アクセスを許可するユーザのユーザ名と、アクセスを許可するグループのグループ名とを対応付けて記憶している。
【0116】
ユーザ管理サーバ1fは、このファイルアクセスグループデータベースを記憶部13に備え、このファイルアクセスグループデータベースに追加又は削除があった場合、グループ情報更新部12cが、この追加又は削除となったユーザ名とそのグループ名を更新情報としてファイルサーバ1cに送信する。
【0117】
ファイルサーバ1cは、前述と同様に、受信した更新情報に基づいてアクセス権限を設定する。
【0118】
これにより、グループに直接属していないユーザであっても、ファイルアクセスグループデータベースに登録されていれば、当該グループのディレクトリにアクセスすることができる。なお、このファイルアクセスグループデータベースへの登録は、同じユーザ名で複数のグループ名と対応させて記憶しても良い。
【0119】
〈その他の実施形態〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0120】
例えば、上記実施形態では、ユーザ管理装置としてのユーザ管理サーバ1fが、ユーザ情報記憶部、グループ情報記憶部を備え、人事情報サーバ3が人事情報記憶部を備えた例を示したが、これら記憶部は、ユーザ管理装置から利用可能に接続されていれば、どこに備えても良く、例えばファイルサーバ1cに備えても前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、以下に付記した構成であっても前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0121】
(付記1)
ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部とに接続可能であり、
前記ユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求めるユーザ情報管理部と、
を備えるユーザ管理装置。(1)
(付記2)
前記識別情報が、第1識別情報と第2識別情報とからなり、
前記ユーザ情報記憶部が、前記ユーザの第1識別情報と第2識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶し、
前記グループ情報記憶部が、前記グループを代表するユーザの第1識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶し、
前記人事情報記憶部が、前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの第2識別情報とを対応付けて記憶し、
前記入力部が、前記ユーザの第1識別情報の入力を受け付け、
前記ユーザ情報管理部が、前記入力部で受け付けた第1識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、このグループ情報と対応する代表ユーザの第1識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、この代表ユーザの第1識別情報と対応する第2識別情報をユーザ情報記憶部から求め、この代表ユーザの第2識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求める請求項1に記載のユーザ管理装置。(2)
(付記3)
前記ユーザが複数のグループに所属している場合、この所属グループ毎に異なる第1識別情報を割り当て、この複数の第1識別情報のうち1つを主識別情報とし、前記ユーザ情報記憶部が、前記主識別情報と前記第2識別情報と前記グループ情報とを対応付けて記憶し、前記主識別情報以外の識別情報と前記グループ情報と前記主識別情報とを対応付けて記憶する請求項2に記載のユーザ管理装置。
【0122】
(付記4)
前記ユーザ情報記憶部及び/又はグループ情報記憶部を更新するユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記グループ情報記憶部を参照して、前記入力部で受け付けた識別情報が代表ユーザとして記憶されているグループを求め、このグループと対応付けられた情報の前記ユーザによる更新を可能とする更新制御部と、
を備えた請求項1に記載のユーザ管理装置。
【0123】
(付記5)
前記グループの代表代行ユーザの識別情報と、当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶する代表代行記憶部を備え、
前記更新制御部が、前記代表代行記憶部及び前記グループ情報記憶部を参照して、前記入力部で受け付けた識別情報が代表ユーザ又は代表代行ユーザとして記憶されているグループを求め、このグループと対応付けられた情報の前記ユーザによる更新を可能とする請求項4に記載のユーザ管理装置。
【0124】
(付記6)
所定の資源を利用するユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記資源の利用料を算出する利用料算出部と、
前記ユーザ情報管理部で求めた部署情報に基づいて前記利用料の課金を行なう課金部と、
を備えた請求項1から5の何れかに記載のユーザ管理装置。
【0125】
(付記7)
所定のアクセス領域について前記ユーザの利用が可能な記憶装置と、
前記グループ情報の変更の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部で受け付けた変更に応じて前記グループ情報記憶部を更新するグループ情報更新部と、
前記入力部で受け付けた変更に応じて前記アクセス領域へのアクセス権限設定を更新するアクセス権限設定更新部と、
を備えた請求項1から5の何れかに記載のユーザ管理装置。
【0126】
(付記8)
所定のアクセス領域について前記ユーザの利用が可能な記憶装置と、
前記グループ情報の変更の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部で受け付けた変更に応じて前記グループ情報記憶部を更新するグループ情報更新部と、
前記入力部で受け付けた変更に応じて前記アクセス領域へのアクセス権限設定を更新するアクセス権限設定更新部と、
所定の資源を利用するユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記資源の利用料及び前記記憶部の利用料を算出する利用料算出部と、
前記ユーザ情報管理部で求めた部署情報に基づいて前記資源の利用料及び前記記憶装置の利用料の課金を行なう課金部と、
を備えた請求項1から5の何れかに記載のユーザ管理装置。
【0127】
(付記9)
ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部とに接続可能な装置にて実行されるユーザ管理方法であり、
前記ユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求めるステップと、
このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求めるステップと、
この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求めるステップと、
を含むユーザ管理方法。(3)
(付記10)
前記識別情報が、第1識別情報と第2識別情報とからなり、
前記ユーザ情報記憶部が、前記ユーザの第1識別情報と第2識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶し、
前記グループ情報記憶部が、前記グループを代表するユーザの第1識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶し、
前記人事情報記憶部が、前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの第2識別情報とを対応付けて記憶し、
前記識別情報の入力を受け付けるステップにて、前記ユーザの第1識別情報の入力を受け付け、
前記グループ情報を求めるステップにて、前記第1識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、
前記代表ユーザの識別情報を求めるステップにて、前記グループ情報と対応する代表ユーザの第1識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、
前記部署情報を求めるステップにて、前記代表ユーザの第1識別情報と対応する第2識別情報をユーザ情報記憶部から求め、この代表ユーザの第2識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求める請求項9に記載のユーザ管理方法。
【0128】
(付記11)
前記ユーザが複数のグループに所属している場合、この所属グループ毎に異なる第1識別情報を割り当て、この複数の第1識別情報のうち1つを主識別情報とし、前記ユーザ情報記憶部が、前記主識別情報と前記第2識別情報と前記グループ情報とを対応付けて記憶し、前記主識別情報以外の識別情報と前記グループ情報と前記主識別情報とを対応付けて記憶する請求項10に記載のユーザ管理方法。
【0129】
(付記12)
前記ユーザ情報記憶部及び/又はグループ情報記憶部を更新するユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記グループ情報記憶部を参照して、前記入力部で受け付けた識別情報が代表ユーザとして記憶されているグループを求めるステップと、
このグループと対応付けられた情報の前記ユーザによる更新を可能とするステップと、
を含む請求項9に記載のユーザ管理方法。
【0130】
(付記13)
前記装置が、前記グループの代表代行ユーザの識別情報と、当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶する代表代行記憶部を備え、
前記グループを求めるステップにて、前記代表代行記憶部及び前記グループ情報記憶部を参照して、前記識別情報が代表ユーザ又は代表代行ユーザとして記憶されているグループを求める請求項12に記載のユーザ管理装置。
【0131】
(付記14)
所定の資源を利用するユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記資源の利用料を算出するステップと、
前記ユーザ情報管理部で求めた部署情報に基づいて前記利用料の課金を行なうステップと、
を含む請求項9から13の何れかに記載のユーザ管理方法。
【0132】
(付記15)
前記装置が、所定のアクセス領域について前記ユーザの利用が可能な記憶装置を備え、
前記グループ情報の変更の入力を受け付けるステップと、
前記変更に応じて前記グループ情報記憶部を更新するステップと、
前記変更に応じて前記アクセス領域を更新するステップと、
を含む請求項9から13の何れかに記載のユーザ管理方法。
【0133】
(付記16)
前記装置が、所定のアクセス領域について前記ユーザの利用が可能な記憶装置を備え、
前記グループ情報の変更の入力を受け付けるステップと、
前記変更に応じて前記グループ情報記憶部を更新するステップと、
前記変更に応じて前記アクセス領域を更新するステップと、
所定の資源を利用するユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記資源の利用料及び前記記憶部の利用料を算出するステップと、
前記ステップで求めた部署情報に基づいて前記資源の利用料及び前記記憶部の利用料の課金を行なうステップと、
を備えた請求項9から13の何れかに記載のユーザ管理方法。
【0134】
(付記17)
ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部とに接続可能な装置にて運用されるユーザ管理プログラムであり、
前記ユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求めるステップと、
このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求めるステップと、
この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求めるステップと、
を前記装置に実行させるユーザ管理プログラム。(4)
(付記18)
前記識別情報が、第1識別情報と第2識別情報とからなり、
前記ユーザ情報記憶部が、前記ユーザの第1識別情報と第2識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶し、
前記グループ情報記憶部が、前記グループを代表するユーザの第1識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶し、
前記人事情報記憶部が、前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの第2識別情報とを対応付けて記憶し、
前記識別情報の入力を受け付けるステップにて、前記ユーザの第1識別情報の入力を受け付け、
前記グループ情報を求めるステップにて、前記第1識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、
前記代表ユーザの識別情報を求めるステップにて、前記グループ情報と対応する代表ユーザの第1識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、
前記部署情報を求めるステップにて、前記代表ユーザの第1識別情報と対応する第2識別情報をユーザ情報記憶部から求め、この代表ユーザの第2識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求める請求項17に記載のユーザ管理プログラム。
【0135】
(付記19)
前記ユーザが複数のグループに所属している場合、この所属グループ毎に異なる第1識別情報を割り当て、この複数の第1識別情報のうち1つを主識別情報とし、前記ユーザ情報記憶部が、前記主識別情報と前記第2識別情報と前記グループ情報とを対応付けて記憶し、前記主識別情報以外の識別情報と前記グループ情報と前記主識別情報とを対応付けて記憶する請求項18に記載のユーザ管理プログラム。
【0136】
(付記20)
前記ユーザ情報記憶部及び/又はグループ情報記憶部を更新するユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記グループ情報記憶部を参照して、前記入力部で受け付けた識別情報が代表ユーザとして記憶されているグループを求めるステップと、
このグループと対応付けられた情報の前記ユーザによる更新を可能とするステップと、
を含む請求項17に記載のユーザ管理プログラム。
【0137】
(付記21)
前記装置が、前記グループの代表代行ユーザの識別情報と、当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶する代表代行記憶部を備え、
前記グループを求めるステップにて、前記代表代行記憶部及び前記グループ情報記憶部を参照して、前記識別情報が代表ユーザ又は代表代行ユーザとして記憶されているグループを求める請求項20に記載のユーザ管理装置。
【0138】
(付記22)
所定の資源を利用するユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記資源の利用料を算出するステップと、
前記ユーザ情報管理部で求めた部署情報に基づいて前記利用料の課金を行なうステップと、
を含む請求項17から21の何れかに記載のユーザ管理プログラム。
【0139】
(付記23)
前記装置が、所定のアクセス領域について前記ユーザの利用が可能な記憶装置を備え、
前記グループ情報の変更の入力を受け付けるステップと、
前記変更に応じて前記グループ情報記憶部を更新するステップと、
前記変更に応じて前記アクセス領域を更新するステップと、
を含む請求項17から21の何れかに記載のユーザ管理プログラム。
【0140】
(付記24)
前記装置が、所定のアクセス領域について前記ユーザの利用が可能な記憶装置を備え、
前記グループ情報の変更の入力を受け付けるステップと、
前記変更に応じて前記グループ情報記憶部を更新するステップと、
前記変更に応じて前記アクセス領域を更新するステップと、
所定の資源を利用するユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記資源の利用料及び前記記憶部の利用料を算出するステップと、
前記ステップで求めた部署情報に基づいて前記資源の利用料及び前記記憶部の利用料の課金を行なうステップと、
を備えた請求項17から21の何れかに記載のユーザ管理プログラム。
【0141】
(付記25)
ネットワークを介して人事情報サーバとユーザ管理装置とを接続してなるユーザ管理システムであり、
前記人事情報サーバが、前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部を備え、
前記ユーザ管理装置が、
ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
前記ユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求めるユーザ情報管理部と、
を備えるユーザ管理システム。(5)
〈コンピュータが読み取り可能な記録媒体〉
本発明は、上記のプログラムをコンピュータが読み取り可能に記録した記録媒体であっても良い。そして、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0142】
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0143】
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【0144】
本発明において、以上の構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
【0145】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、ユーザを所属部署と異なるグループで管理する際の省力化が可能なユーザ管理方法、ユーザ管理装置、ユーザ管理プログラム及びユーザ管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のユーザ管理装置を含む企業内ASPシステムの概略構成図
【図2】ユーザ管理サーバ1fのブロック図
【図3】ユーザ情報データベースの一例を示す図
【図4】グループ情報データベースの一例を示す図
【図5】コンピュータの使用記録の例を示す図
【図6】ソフトウェアの使用記録の例を示す図
【図7】人事情報データベースの一例を示す図
【図8】ユーザ管理方法の説明図
【図9】ユーザ情報を更新する手順の説明図
【図10】更新用入力フォームの表示例を示す図
【図11】実施形態2のユーザ情報データベースの説明図
【図12】代表代行データベースの説明図
【図13】ファイルサーバ1cのディレクトリ構造を示す図
【図14】実施形態4のユーザ管理サーバ1fのブロック図
【図15】グループを新規に登録した場合の更新手順の説明図
【図16】登録用フォームの表示例を示す図
【図17】アクセスグループデータベースの説明図
【図18】従来のユーザ情報データベースの説明図
【図19】従来のユーザ情報データベースの説明図
【図20】従来の従業員情報データベースの説明図
【符号の説明】
1 コンピュータセンタ
1a アプリ実行ホスト群
1c ファイルサーバ
1d 負荷分散部
1e フロントエンドサーバ
1f ユーザ管理サーバ
1g ライセンス管理サーバ
2 部署
2a ユーザ端末
3 人事情報サーバ
4 イントラネット(ネットワーク)
5 会計システム
11 本体
12 演算処理部
12a 入力部
12b ユーザ情報管理部
12c グループ情報更新部
12d アクセス権限設定更新部
12e ユーザ認証部
12f 利用料算出部
12g 課金部
13 記憶部
14 入出力ポート
15 通信制御装置(CCU)
31 代表ユーザ欄
32 一般ユーザ欄
33 削除ボタン
34 新規入力欄
35 グループ削除ボタン
36 変更ボタン
41 アクセス領域
42 アクセス権限設定部
43 アクセス制御部
51 代表ユーザ欄
52 グループ情報欄
53 一般ユーザ欄
54 登録ボタン

Claims (5)

  1. ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
    前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
    前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部とに接続可能であり、
    前記ユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求めるユーザ情報管理部と、
    を備えるユーザ管理装置。
  2. 前記識別情報が、第1識別情報と第2識別情報とからなり、
    前記ユーザ情報記憶部が、前記ユーザの第1識別情報と第2識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶し、
    前記グループ情報記憶部が、前記グループを代表するユーザの第1識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶し、
    前記人事情報記憶部が、前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの第2識別情報とを対応付けて記憶し、
    前記入力部が、前記ユーザの第1識別情報の入力を受け付け、
    前記ユーザ情報管理部が、前記入力部で受け付けた第1識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、このグループ情報と対応する代表ユーザの第1識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、この代表ユーザの第1識別情報と対応する第2識別情報をユーザ情報記憶部から求め、この代表ユーザの第2識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求める請求項1に記載のユーザ管理装置。
  3. ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
    前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
    前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部とに接続可能な装置にて実行されるユーザ管理方法であり、
    前記ユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
    前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求めるステップと、
    このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求めるステップと、
    この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求めるステップと、
    を含むユーザ管理方法。
  4. ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
    前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
    前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部とに接続可能な装置にて運用されるユーザ管理プログラムであり、
    前記ユーザの識別情報の入力を受け付けるステップと、
    前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求めるステップと、
    このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求めるステップと、
    この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求めるステップと、
    を前記装置に実行させるユーザ管理プログラム。
  5. ネットワークを介して人事情報サーバとユーザ管理装置とを接続してなるユーザ管理システムであり、
    前記人事情報サーバが、前記ユーザの所属部署を示す部署情報と当該ユーザの識別情報とを対応付けて記憶する人事情報記憶部を備え、
    前記ユーザ管理装置が、
    ユーザの識別情報と当該ユーザの所属グループを示すグループ情報とを対応付けて記憶するユーザ情報記憶部と、
    前記グループを代表する代表ユーザの識別情報と当該グループのグループ情報とを対応付けて記憶するグループ情報記憶部と、
    前記ユーザの識別情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部で受け付けた識別情報と対応するグループ情報を前記ユーザ情報記憶部から求め、このグループ情報と対応する代表ユーザの識別情報を前記グループ情報記憶部から求め、この代表ユーザの識別情報と対応する部署情報を人事情報記憶部から求めるユーザ情報管理部と、
    を備えるユーザ管理システム。
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