JP2019053672A - 情報処理システム、費用算出装置、および費用算出プログラム - Google Patents

情報処理システム、費用算出装置、および費用算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービスの使用量に応じた適切な費用を算出できるようにする。【解決手段】利用者タグ付与装置3は、複数のサービス利用要求6a,6bそれぞれに、組織コードと単価コードとを含む利用者タグ7a,7bを付与する。サービス実行装置4は、サービス利用要求6a,6bに応じた提供サービス4a,4bを実行し、提供サービス4a,4bの実行に使用したリソースの使用量と利用者タグ7a,7bとを対応付けて、利用実績情報8に登録する。費用算出装置5は、利用実績情報8に登録された利用者タグ7a,7bに示される単価コードに対応する単価情報と、利用者タグ7a,7bに対応付けられたリソースの使用量とに基づいて、組織別に提供サービス4a,4bの利用料を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、費用算出装置、および費用算出プログラムに関する。
近年、クラウドコンピューティングシステム(以下、単にクラウドと呼ぶ)が普及している。クラウドの利用者の増加に伴い、複数の組織で1つのグループを作り、所属する組織が個別にクラウド契約を結ぶのではなく、グループ全体での包括契約を締結する動きがでてきている。例えば複数の企業が属する企業グループが、クラウドのサービス提供者と一括して契約を結ぶ場合がある。グループ単位での包括契約を結ぶことにより、高い割引率で契約できるなどのメリットがある。
クラウドを提供するサービス提供業者との間で包括契約を締結した場合、サービス提供業者からは、包括契約に対して一括して、グループ全体の利用料が請求される。すると、例えばグループ内のクラウド契約の課金運用を管理する部門(クラウド契約管理部門)がサービス提供業者にクラウドの利用料を支払う。そしてクラウド契約管理部門は、クラウドを利用している個々の組織に対して請求する利用料を計算し、各組織に割り当て分の料金を請求する。
クラウドサービスの利用料を複数の利用者に請求する際の請求金額を計算するために、様々な技術が考えられている。例えばASP(Application Service Provider)サービスのユーザに対して組織別に課金並びに課金割引を行うことが可能な課金システムが提案されている。また、複数のユーザによって利用されたサービスの料金の負担をそれらのユーザで分け合えるようにする情報処理装置が提案されている。さらに、代表の利用者に対して課金されたサービス利用料について、複数の利用者それぞれの利用料を容易に計算する課金情報生成装置が提案されている。
特開2006−155514号公報 特開2015−018361号公報 特開2017−016513号公報
複数の組織が属するグループに対して一括して請求されたクラウドの利用料を、そのグループを構成する複数の組織に請求する場合、各組織のクラウドの使用量に応じて請求金額を決定するのが適切である。しかし、従来の技術では、クラウドを利用するグループ内の組織ごとに、その組織の使用量に応じた適切な請求費用を算出することができない。なお、このような問題は、クラウドに限らず、ネットワークを介して提供されるサービスの利用に対する費用を複数の組織で分担する場合にも同様に生じる。
1つの側面では、本件は、サービスの使用量に応じた適切な費用を算出できるようにすることを目的とする。
1つの案では、以下に示す利用者タグ付与装置、サービス実行装置、および費用算出装置を有する情報処理システムが提供される。
利用者タグ付与装置は、サービス利用要求の要求元の端末装置が所属する組織の識別子である組織コードと、サービス利用要求に応じて提供される提供サービスの実行に使用されるリソースの単位使用量当たりの単価情報を示す識別子である単価コードと、を含む利用者タグを、サービス利用要求に付与する。
サービス実行装置は、サービス利用要求を受信するごとに、受信したサービス利用要求に応じた提供サービスを実行するとともに、サービス利用要求に付与された利用者タグと提供サービスの実行に使用したリソースの使用量とを対応付けて利用実績情報に登録する。
費用算出装置は、サービス実行装置から費用算出対象の組織群の利用実績情報を取得する。さらに費用算出装置は、取得した利用実績情報に登録された利用者タグに含まれる組織コードに基づいて、利用実績情報から組織群に所属する組織別に利用者タグを抽出する。そして費用算出装置は、抽出された利用者タグに含まれる単価コードに対応する単価情報と、利用者タグに対応付けられたリソースの使用量とに基づいて、組織別に提供サービスの利用料を算出する。
1態様によれば、サービスの使用量に応じた適切な費用の算出が可能となる。
第1の実施の形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。 第2の実施の形態のシステム構成例を示す図である。 課金サーバのハードウェアの一構成例を示す図である。 各装置の機能の一例を示すブロック図である。 利用実績情報の一例を示す図である。 ユーザテンプレートの一例を示す図である。 組織情報の一例を示す図である。 単価管理テーブルの一例を示す図(1/2)である。 単価管理テーブルの一例を示す図(2/2)である。 サポート料金表の一例を示す図である。 サービス利用情報の一例を示す図である。 システムの運用例を示す図である。 中間データの一例を示す図である。 課金データの一例を示す図である。 リソース作成支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。 組織別実績集計処理の手順の一例を示すフローチャートである。 仮単価コード修正処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
〔第1の実施の形態〕
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。第1の実施の形態に係る情報処理システムには、複数の組織1,2それぞれが有する端末装置1a,2a、利用者タグ付与装置3、サービス実行装置4、および費用算出装置5を有する。端末装置1a,2a、利用者タグ付与装置3、サービス実行装置4、および費用算出装置5も、例えばプロセッサとメモリとを有するコンピュータで実現される。サービス実行装置4は、例えば、複数のコンピュータで構築されたクラウドコンピューティングシステム(クラウド)である。
複数の組織1,2は、1つのグループを構成しており、当該グループとサービス実行装置4を用いてサービスを提供するサービス提供業者との間で、一括してサービス実行装置4の使用契約を結んでいるものとする。この場合、サービス提供業者から複数の組織1,2には、一括してサービス実行装置4の利用料が請求される。そこで、複数の組織1,2は、利用者タグ付与装置3と費用算出装置5とを用いて、複数の組織1,2それぞれのサービス実行装置4の使用量に応じた適切な料金の負担額を算出する。以下、サービス実行装置4で提供されるサービスの使用から、複数の組織1,2の費用の負担額の計算の処理の手順について説明する。
費用算出装置5は、予め単価管理テーブル5aの情報を有している。単価管理テーブル5aには、複数のサービスそれぞれに対応付けて、サービスの実行に使用されるリソース(またはリソースのセット)の単位使用量当たりの単価(W1,W2)を示す単価情報と、単価情報の識別子である単価コード(A01,A02)とが登録されている。
端末装置1a,2aは、ユーザからの入力に応じて、サービス実行装置4宛てのサービス利用要求6a,6bを送信する。サービス利用要求6a,6bは、利用者タグ付与装置3で中継される。
利用者タグ付与装置3は、単価管理テーブル5aに基づいて、複数の組織それぞれが有する端末装置1a,2aから送信された複数のサービス利用要求6a,6bそれぞれに、利用者タグ7a,7bを付与する。利用者タグ7a,7bには、サービス利用要求6a,6bの送信元の端末装置1a,2aを有する組織1,2の識別子である組織コード(X,Y)と、サービス利用要求に応じて実行される提供サービス4a,4bに対応する単価コード(A01,A02)とが含まれる。これにより、利用者タグ7a,7bが付与されたサービス利用要求6a,6bがサービス実行装置4に送信される。
サービス実行装置4は、サービス利用要求が送信されるごとに、送信されたサービス利用要求に応じた提供サービス4a,4bを実行する。例えばサービス実行装置4は、サービス利用要求6a,6bに応じて、仮想マシンを立ち上げる。そしてサービス実行装置4は、起動した仮想マシンにソフトウェアの使用ライセンスを適用し、その仮想マシンに、サービス利用要求に応じたサービスを実行させる。さらにサービス実行装置4は、提供サービス4a,4bの実行に使用したリソースの使用量(T1,T2)と、送信されたサービス利用要求に付与された利用者タグ7a,7bとを対応付けて、利用実績情報8に登録する。リソースの使用量(T1,T2)は、例えば仮想マシンを起動していた時間である。
費用算出装置5は、サービス実行装置4から費用算出対象の組織群の利用実績情報8を取得する。利用実績情報8には、当該組織群の各組織1,2に提供された複数の提供サービス4a,4bそれぞれの実行に使用したリソースの使用量(T1,T2)と、リソースの使用量(T1,T2)に対応する利用者タグ7a,7bとが含まれる。次に費用算出装置5は、単価管理テーブル5aから、複数の利用者タグ7a,7bそれぞれに示される単価コード(A01,A02)に対応する単価(W1,W2)を取得する。次に費用算出装置5は、取得した利用実績情報8に登録された利用者タグ7a,7bに含まれる組織コードに基づいて、利用実績情報8から組織群に所属する組織別に利用者タグを抽出する。
次に費用算出装置5は、抽出された利用者タグ7a,7bに含まれる単価コード(A01,A02)に対応する単価情報(W1,W2)と、利用者タグ7a,7bに対応付けられたリソースの使用量とに基づいて、組織別に提供サービス4a,4bの利用料を算出する。例えば費用算出装置5は、利用実績情報8に登録された複数の利用者タグ7a,7bのうち、利用料算出対象の一の組織の組織コードを含む利用者タグと、利用者タグに対応するリソースの使用量を取得する。そして費用算出装置5は、取得した利用者タグに含まれる単価コードに対応する単価情報に、取得したリソースの使用量を乗算した結果を使用して、利用料算出対象の一の組織における利用料を算出する。
なお複数の組織1,2に対して、利用者タグ付与装置3と費用算出装置5との管理費用を請求する場合もある。この場合、費用算出装置5は、取得した利用実績情報8と、管理費用とに基づいて、組織群全体としての総費用を算出する。そして費用算出装置5は、総費用と組織別に算出された利用料に基づいて、組織別の負担額を算出する。例えば費用算出装置5は、複数の組織1,2それぞれの提供サービスの利用料に応じて、総費用を複数の組織に配分した額を、複数の組織それぞれの負担額とする。図1の例では、組織1の、提供サービス4a,4bの使用にかかった金額の負担割合は、「T1×W1/(T1×W1+T2×W2)」となる。この負担割合に発生した費用の全額を乗算することで、組織1の負担額となる。同様に組織2の、提供サービス4a,4bの使用にかかった金額の負担割合は、「T2×W2/(T1×W1+T2×W2)」となる。この負担割合に総費用を乗算することで、組織2の負担額となる。
なお、サービス実行装置4で新たなサービスの提供が開始された場合など、単価管理テーブル5a内にサービス利用要求に応じて実行される提供サービス4a,4bに対応する単価コードが含まれていない場合があり得る。そこで、利用者タグ付与装置3は、単価管理テーブル5a内にサービス利用要求に応じて実行される提供サービス4a,4bに対応する単価コードが含まれていない場合、仮単価コードを生成し、生成した仮単価コードを利用者タグに含める。費用算出装置5は、利用者タグに仮単価コードが含まれる場合、仮単価コードに対応する単価として、仮単価コードを含む利用者タグに使用量が対応付けられたリソースについて予め定められた規定の単価を用いる。規定の単価は、例えばサービス実行装置4から提供される。
費用算出装置5は、複数の組織1,2それぞれの負担額を決定すると、複数の組織1,2それぞれに、負担額を請求する。例えば費用算出装置5は、複数の組織1,2それぞれにおける利用料の支払いを管理する請求処理システム1b,2bに、複数の組織1,2それぞれの負担額(提供サービスの利用料を含む)を示す課金データを送信する。また費用算出装置5は、金融機関のサーバにアクセスして、複数の組織1,2それぞれの口座から、負担額の引き落としを行ってもよい。
以上のようにして、複数の組織1,2のサービスの使用量に応じた適切な負担額を計算することができる。すなわち、サービス実行装置4を用いてサービスを提供しているサービス提供業者からのサービスの使用量の請求は、全体を1ユーザとした場合の請求となるため、請求書からは、個別の組織がどの程度サービスを利用したのかが分からない。また、サービス実行装置4から取得できる利用実績情報についても、利用者タグ7a,7bの情報が含まれていないと、どのリソースをどの組織が使用したのかは分からない。
そこで第1の実施の形態は、各組織1,2がサービスを利用する際に、サービスの実行に用いるリソースに付与する利用者タグ7a,7bに、組織コードと単価コードとを含めた。リソースに関連付けた利用者タグ7a,7bの情報は、リソースの利用実績情報8としてサービス実行装置4から取得可能である。利用実績情報8において、リソースの使用量に関連付けて組織コードが示されているため、そのリソースのどの組織がどの程度使用したのかが判別可能となる。しかも利用実績情報8において、リソースの使用量に単価コードが関連付けられているため、そのリソースを使用する単価も判別可能となる。
なお、同じ規模のリソース(例えばプロセッサ数やメモリ量が同じ仮想マシン)であっても、どのような契約のサービスの提供に使用されたのかによって、単価は異なる。例えば基本システムに含まれるリソースの単価は安いが、規模の増強のために追加された追加分のリソースの単価は高い場合がある。リソース使用時にそのリソースに単価コードを対応付けておくことで、どのような単価でのリソースの使用なのかかが判別可能となる。そのため、複数の組織1,2それぞれのリソースの使用量と、使用したリソースの単価とを正確に把握することができ、その結果、適切な負担額を算出できる。
なお、複数の組織1,2で構成するグループ(例えば企業グループ)単位で、サービス実行装置4(クラウド)のサービス提供業者と交渉することで、サービスの使用量の割引を受けることができる。第1の実施の形態の費用算出装置5を用いない場合、個々の利用者が各クラウドのポータルを参照して取得できる課金データに割引情報が含まれず、クラウド契約管理と各企業/企業グループに対し課金運用を行う部門で費用調整に苦慮することとなる。それに対して、第1の実施の形態に示す費用算出装置5を用いれば、例えば費用算出装置5が、割引後の発生費用に基づいて各組織1,2の負担額を計算することで、割引を反映させた正しい負担額を算出することができる。このように、割引を反映させた負担額を算出できる。
また、クラウドのサービスを提供するサービス提供業者は多数存在する。複数の組織1,2が属するグループでは、目的や特長、費用に応じて複数のクラウドのサービスを利用する場合がある。その場合、クラウドを提供する複数のサービス提供業者は、それぞれのポータルサイト、または独自のAPI(Application Programming Interface)を利用した課金データ集計方法を提供している。第1の実施の形態に示す費用算出装置5を用いれば、複数のサービス提供業者から課金を、自動で適切に複数の組織1,2それぞれに分配することができる。すなわち、第1の実施の形態では、複数の組織1,2それぞれが使用したリソース(仮想マシン、ディスクなどのクラウド環境)に対し、利用者タグとして単価コードと組織コードを付与している。これにより、例えば費用算出装置5が有する単価管理テーブル5aに、複数のクラウドそれぞれのサービスについての単価コードと単価情報とを設定しておくことで、複数のクラウドのサービスを統一して管理できる。例えば、異なるクラウドで提供されるサービスであっても、単価が同じであれば、同じ単価コードを割り当てることで、サービス提供業者が提供するサービスメニューではなく、リソースの集合体単位での価格算出ができる。
なお、複数の組織1,2それぞれの負担額の計算の際には、例えば企業間取引など個別の事情を加味した計算式で計算してもよい。例えばクラウドなどのサービス提供業者ごとに負担額の計算方法を定義したテンプレートを用意しておき、費用算出装置5は、そのテンプレートに従って複数の組織1,2それぞれの負担額を計算する。これにより、サービス提供業者ごとの事情を加味した負担額の計算が可能となる。
なお、企業グループなどで、構成組織の再編が行われることがある。グループ内の組織の再編が発生した場合、利用者タグに設定する組織コードを変更して集計することで、容易に対応可能である。
〔第2の実施の形態〕
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、企業グループにおけるクラウドの利用料を、企業グループに属する組織に負担させる際に、各組織に対し、クラウドの使用量に応じた適切な料金を請求するものである。
図2は、第2の実施の形態のシステム構成例を示す図である。クラウド30,40は、ネットワーク20を介してサービスを提供する。クラウド30は、クラウドベンダAが提供するシステムである。クラウド30には、複数のサーバ31,32が含まれる。複数のサーバ31,32は、例えばハイパーバイザにより仮想マシンを生成し、ユーザに対して仮想マシンの利用環境を提供するコンピュータである。同様にクラウド40には、複数のサーバ41,42が含まれ、複数のサーバ41,42によりサービスが提供される。クラウド40は、クラウドベンダBが提供するシステムである。
ネットワーク20には、さらに、課金サーバ100、マルチクラウド管理システム200、端末装置311,321,331、および請求処理システム312,322,332が接続されている。課金サーバ100、マルチクラウド管理システム200、端末装置311,321,331、および請求処理システム312,322,332は、クラウド30,40のサービスを利用する企業グループ50の管理下にあるコンピュータである。端末装置311,321,331それぞれは、企業グループ50に属する組織310,320,330それぞれが使用している。請求処理システム312,322,332それぞれは、請求書に基づく費用の支払い処理を行うコンピュータである。なおマルチクラウド管理システム200は、企業グループ50内ではなく、クラウド30,40それぞれ内に設けられていてもよい。
課金サーバ100は、企業グループ50に属する組織310,320,330に対して、クラウドの利用料の課金処理を行う。マルチクラウド管理システム200は、クラウド導入から運用管理までの処理を行う情報処理システムである。具体的には、マルチクラウド管理システム200は、組織管理や利用者管理などの管理を支援する処理を行う。また、マルチクラウド管理システム200は、端末装置311,321,331によるクラウド30,40のサービスを利用するための、クラウド30,40へのリソース(仮想マシンなど)作成処理を支援する処理を行う。
端末装置311は、組織310に所属するユーザからの指示に応じて、クラウド30,40からサービスの提供を受ける。端末装置321は、組織320に所属するユーザからの指示に応じて、クラウド30,40からサービスの提供を受ける。端末装置331は、組織330に所属するユーザからの指示に応じて、クラウド30,40からサービスの提供を受ける。
図3は、課金サーバのハードウェアの一構成例を示す図である。課金サーバ100は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101には、バス109を介してメモリ102と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)である。プロセッサ101がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現してもよい。
メモリ102は、課金サーバ100の主記憶装置として使用される。メモリ102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ102には、プロセッサ101による処理に利用する各種データが格納される。メモリ102としては、例えばRAM(Random Access Memory)などの揮発性の半導体記憶装置が使用される。
バス109に接続されている周辺機器としては、ストレージ装置103、光学ドライブ装置106、機器接続インタフェース107およびネットワークインタフェース108がある。
ストレージ装置103は、内蔵した記録媒体に対して、電気的または磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ストレージ装置103は、コンピュータの補助記憶装置として使用される。ストレージ装置103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、ストレージ装置103としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)を使用することができる。
光学ドライブ装置106は、レーザ光などを利用して、光ディスク24に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク24は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク24には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
機器接続インタフェース107は、課金サーバ100に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース107には、メモリ装置25やメモリリーダライタ26を接続することができる。メモリ装置25は、機器接続インタフェース107との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ26は、メモリカード27へのデータの書き込み、またはメモリカード27からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード27は、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース108は、ネットワーク20に接続されている。ネットワークインタフェース108は、ネットワーク20を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、課金サーバ100の処理機能を実現することができる。なお、マルチクラウド管理システム200と端末装置311,321,331も、課金サーバ100と同様のハードウェアにより実現することができる。また第1の実施の形態に示した利用者タグ付与装置3、サービス実行装置4、または費用算出装置5も、図3に示した課金サーバ100と同様のハードウェアにより実現することができる。
課金サーバ100は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。課金サーバ100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、課金サーバ100に実行させるプログラムをストレージ装置103に格納しておくことができる。プロセッサ101は、ストレージ装置103内のプログラムの少なくとも一部をメモリ102にロードし、プログラムを実行する。また課金サーバ100に実行させるプログラムを、光ディスク24、メモリ装置25、メモリカード27などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ101からの制御により、ストレージ装置103にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ101が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
図4は、各装置の機能の一例を示すブロック図である。課金サーバ100は、記憶部110と課金処理部120とを有する。記憶部110は、例えば課金サーバ100が有するメモリ102またはストレージ装置103によって実現される。課金処理部120は、例えば課金サーバ100が有するプロセッサ101によって実現される。
マルチクラウド管理システム200は、リソース作成支援部210を有している。リソース作成支援部210は、端末装置311,321,331からの要求に応じて、クラウド30,40に対して仮想マシンなどのリソースの作成要求を送信する。その際、リソース作成支援部210は、リソースの作成要求に、作成するリソースに対する利用者タグを付与する。利用者タグには、リソースを利用する組織の識別子と、利用するリソースの単価コードが含まれる。
クラウド30には、マルチクラウド管理システム200からのリソースの作成要求に応じて、仮想マシン33,34、仮想ネットワーク35などが構築される。仮想マシン33,34、仮想ネットワーク35それぞれが、ユーザに利用させる個々のリソースである。クラウド30は記憶部36を有しており、記憶部36内にサービス利用情報36aを格納する。サービス利用情報36aには、リソースに対応付けて、そのリソースの作成時に提示された利用者タグが登録される。そして、クラウド30では、企業グループ50に対して、クラウドの利用料を一括請求する際には、利用実績情報を作成する。利用実績情報には、例えば、利用されたリソース、各リソースの利用料、および各リソースに対応する利用者タグが含まれる。クラウド30は、作成した利用実績情報をデータベースなどの記憶領域に記憶しておき、課金サーバ100が利用実績情報111をAPIを利用して取得できるようにしておく。
記憶部110には、利用実績情報111、ユーザテンプレート112、組織情報113、単価管理テーブル114、およびサポート料金表115が格納されている。利用実績情報111は、ユーザテンプレート112、組織情報113、単価管理テーブル114、およびサポート料金表115を記憶する。利用実績情報111は、クラウド30,40のサービスごとの使用量を示す情報である。ユーザテンプレート112は、組織ごとに作成するクラウド30,40の利用料の請求書のテンプレートである。組織情報113は、企業グループ50の組織に関する情報である。単価管理テーブル114は、クラウド30,40におけるサービスの利用単価を示す情報である。サポート料金表115は、企業グループ50に属する複数の組織310,320,330それぞれに請求する、クラウド30,40の料金管理などのサポート費用を示す情報である。
課金処理部120は、複数の組織310,320,330それぞれのクラウド30,40で提供されるサービスの使用量に応じて、複数の組織310,320,330それぞれへの課金額を計算する。そして課金処理部120は、算出した課金額を、複数の組織310,320,330それぞれに請求する。なお、課金処理部120は、マルチクラウド管理システム200内のリソース作成支援部210との間でのデータ連携機能を有している。そして課金処理部120は、データ連係機能を用いて、組織情報113と単価管理テーブル114とをリソース作成支援部210に提供する。
なお、図4に示した各要素の機能は、例えば、その要素に対応するプログラムモジュールをコンピュータに実行させることで実現することができる。
以下、図5〜図10を参照して、記憶部110に記憶されるデータを具体的に説明する。
図5は、利用実績情報の一例を示す図である。利用実績情報111には、利用されたリソースごとのレコードが含まれている。各レコードには、サービスカテゴリ、サービス名、利用したリソース量、利用時間、単価、および利用者タグが含まれる。利用実績情報111に示される単価は、リソースの使用の単位時間当たりの標準単価(値引き無しの価格)である。
図5の例では、利用者タグを破線の枠で示している。クラウド30,40で提供されるリソースには、仮想マシン、ストレージ装置、ソフトウェアライセンス、および仮想ネットワークなどがあり、それらの対応するレコードが、利用実績情報111に含まれている。なお、課金対象のリソースは、例えばCPUとメモリの組み合わせ、複数のソフトウェアライセンスの組み合わせのようなリソースのセットを、課金対象の1リソースとして取り扱ってもよい。
利用者タグには、単価コード(例えば「TANKA−A01」)と組織の識別子である組織コード(例えば「SOSHIKI−A01」が含まれている。なお、クラウド30,40によるサービスは、例えば仮想マシンとソフトウェアライセンスとがセットで提供される。この場合、サービスに対して1つの単価表が存在する。そのため、1つのサービスによってセットで提供される各リソースのレコードには、同じ単価コードが含まれる。
図6は、ユーザテンプレートの一例を示す図である。ユーザテンプレート112には、適用する通貨レート、サービスごとの、各ユーザの利用割合の計算方法、請求書への表示内容などが定義されている。
図7は、組織情報の一例を示す図である。組織情報113には、組織コード表133aとユーザ情報テーブル133bとが含まれる。
組織コード表133aには、組織の名称(例えば「A社」)に対応付けて、その組織が使用する組織コードが設定されている。1つの組織(親組織)が複数の組織(子組織)を有しており、子組織ごとにクラウドの利用料の支払いをする場合、組織コード表133aには、1つの親組織の名称に対応付けて、子組織それぞれの組織コードが設定される。
ユーザ情報テーブル133bは、クラウド30,40を使用するユーザの情報を管理するデータテーブルである。例えばユーザ情報テーブル133bには、各組織の組織コードに対応付けて、ユーザIDとパスワードとが設定される。
図8は、単価管理テーブルの一例を示す図(1/2)である。単価管理テーブル114には、単価コード、品目名、および単価の組に対応付けて、各クラウドベンダにおける、単価コードに対応するサービスに含まれるリソースのリストが登録されている。単価管理テーブル114に登録されている1レコードが、1つの単価表である。
なお、同じ単価コード「TANKA−A01」に対応するサービスの提供であっても、クラウドベンダごとに、サービス提供に使用するリソースの構成が異なる。例えば、単価コード「TANKA−A01」には、品目名「仮想マシン基本テンプレートA01(最小構成)」のサービスを利用するときの単価は、1時間当たり「¥18.3」である。「クラウドベンダα」において、該当サービスの提供のために割り当てられるリソース量は、ハードウェアリソースが「1CPU、3.5GBのメモリ、30GBのHDD」であり、ソフトウェアリソースが「OS#1のサブスクリプション」である。サブスクリプションとは、ソフトウェアを利用した期間に応じて料金を支払う課金方式である。「クラウドベンダβ」においては、該当サービスの提供のために割り当てられるリソース量は、ハードウェアリソースが「1CPU、2.0GBのメモリ、25GBのHDD」であり、ソフトウェアリソースが「OS#1のサブスクリプション」である。
なお、クラウドベンダでは、適宜、クラウドを用いた新たなサービスの提供を開始する。そのため、クラウドで提供されているサービスのうち、単価管理テーブル114に単価表が登録されていないものが存在する可能性がある。単価表が未登録のサービスを、いずれかの組織が利用する場合もあり得る。そのような場合、単価管理テーブル114には、単価コードとして仮単価コードを設定したレコードが登録される。
図9は、単価管理テーブルの一例を示す図(2/2)である。図9に示す単価管理テーブル114の単価コード「TANKA−XX1」、「TANKA−XX2」は、仮コードである。仮単価コードが設定されたレコードには、いずれかの組織が、単価管理テーブル114に単価表が登録されていないサービスを利用したときに、単価管理テーブル114に登録される。レコード登録時には、そのレコードには仮単価コードのみが設定される。その後、仮単価コードを含む利用実績情報がクラウドベンダから送られてきたときに、単価管理テーブル114内の仮単価コードが設定されたレコードに、品目名と単価とが設定される。このとき設定される単価は、例えば利用実績情報に示される単価である。そして、例えば、当月については仮単価コードによって請求書が作成され、その後、仮単価コードの修正処理が実施され、翌月以降はテンプレートに紐付いた正式な単価コードで処理される。
図10は、サポート料金表の一例を示す図である。サポート料金表115には、サポートサービスコード、品目名、および単価の欄が設けられている。サポートサービスコードの欄には、サポートサービスの内容を特定する識別子(サポートサービスコード)が設定される。品目名の欄には、サポートサービスとして提供されるサービス品目の名称が設定される。また品目名の欄には、各サービス品目について、サポートの制限事項を設定することができる。例えば、サービス品目「仮想マシン基本監視」について、監視対象の仮想マシンの最大数が設定される。単価の欄には、サポートサービスの月当たりの料金が設定される。
次に、図11を参照して、クラウド30,40で記憶されるサービス利用情報について、具体的に説明する。
図11は、サービス利用情報の一例を示す図である。サービス利用情報36aには、品目名、リソース、利用者タグ、および使用量の欄が設けられている。品目名の欄には、一括契約したグループに属するいずれかの組織が利用したサービス品目の名称が設定される。リソースの欄には、利用されたサービス品目の提供に用いられたリソースの量が設定される。利用者タグの欄には、ユーザによってサービスに対応付けられた利用者タグが設定される。使用量の欄には、サービスの使用量が設定される。
以上のような構成のシステムにより、クラウドのサービス提供業者から、複数の組織310,320,330が集まったグループに対して一括した料金請求が行われる場合において、複数の組織310,320,330それぞれに適切な料金を請求できる。
図12は、システムの運用例を示す図である。複数の組織310,320,330は、クラウド30,40のサービスを利用する場合、それぞれが有する端末装置311,321,331を用いてマルチクラウド管理システム200にアクセスし、利用するサービスを指定する。
マルチクラウド管理システム200は、利用サービスが指定されると、リソース作成支援処理を行う。例えばマルチクラウド管理システム200は、課金サーバ100から、組織情報113と単価管理テーブル114とを取得する。そしてマルチクラウド管理システム200は、利用サービスの指定によって特定されたクラウド(例えばクラウド30)に対して、リソース作成依頼51を送信する。送信するリソース作成依頼51には、利用者タグ52が付与される。
リソース作成依頼51を受信したクラウド30では、例えばリソースを管理するサーバによって、リソース作成依頼51に応じた仮想リソースが生成される。図12の例では、仮想マシン33,34、仮想ネットワーク35などが生成されている。生成された仮想リソースには、リソース作成依頼時に付与された利用者タグ52a,52b,52cに対応付けられる。
複数の組織310,320,330それぞれは、端末装置311,321,331を用いて、クラウド30,40で提供されるリソースを利用する。クラウド30,40のサービス提供業者は、例えば1月ごとに、サービスの利用料を、複数の組織310,320,330が属するグループに一括で請求する。
利用料の請求時期になると、課金サーバ100は、複数のクラウド30,40のそれぞれから、利用実績情報61,62を取得する。課金サーバ100は、組織別実績集計処理を行う。組織別実績集計処理では、例えば課金サーバ100は、まず実績情報を整理し、中間データ70を生成する。次に、課金サーバ100は、生成した中間データ70に基づいて、組織別に課金データ71〜73を作成する。課金データ71〜73は、例えば請求書に含めることができる。そして課金サーバ100は、課金データ71〜73を、組織310,320,330それぞれの請求管理システム312,322,332に送信する。すると、請求管理システム312,322,332において、課金データ71〜73に示される金額の料金などの処理が行われる。
図13は、中間データの一例を示す図である。中間データ70に登録されているレコードには、組織コード、単価コード、品目名、使用量、価格(正価)、割引、およびサポート費が含まれている。中間データ70内のレコードは、組織コードによってソートされている。また中間データ内の同じ組織コードのレコードは、単価コードによってソートされている。
このような中間データ70に基づいて、課金処理部120は、各組織に課金する金額を計算することができる。例えば課金処理部120は、クラウド30,40のサービス提供業者から請求された費用を、各組織の使用量に応じて配分した金額を、各組織への課金額とする。
各組織の使用量に応じて課金額を計算する場合、課金処理部120は、まず、使用したリソースが同じであり、単価コードも共通であるレコードを、中間データ70から抽出する。例えば仮想ネットワークの利用実績として、中間データ70内に以下のレコードが含まれていた場合を考える。
#SOSHIKI-A01,#TANKA-N01,CloudVender-ServiceNWL1,25000pkts,0.05$/pkts
#SOSHIKI-B01,#TANKA-N01,CloudVender-ServiceNWL1,5000pkts,0.05$/pkts
#SOSHIKI-C01,#TANKA-N01,CloudVender-ServiceNWL1,3000pkts,0.05$/pkts
#SOSHIKI-D01,#TANKA-N01,CloudVender-ServiceNWL1,2000pkts,0.05$/pkts
これらの4つのレコードは、4つの組織それぞれによる仮想ネットワークの利用実績を表している。この場合、各組織の仮想ネットワークの利用料の負担割合は、組織の使用量に基づく課金額を、全組織の使用量に基づく課金額の合計で除算することで得られる。具体的には、以下のようにして仮想ネットワークの利用料の負担割合が計算される。
#SOSHIKI-A01=25000*0.05/(25000*0.05+5000*0.05+3000*0.05+2000*0.05)=0.71428
#SOSHIKI-B01=5000*0.05/(25000*0.05+5000*0.05+3000*0.05+2000*0.05)=0.14285
#SOSHIKI-C01=3000*0.05/(25000*0.05+5000*0.05+3000*0.05+2000*0.05)=0.08571
#SOSHIKI-D01=2000*0.05/(25000*0.05+5000*0.05+3000*0.05+2000*0.05)=0.05714
「CloudVender-ServiceNWL1」がクラウド30で提供されるサービスである場合、クラウド30のサービス提供業者からは、仮想ネットワークの利用料が一括して請求される。課金処理部120は、一括して請求された金額を、各組織の負担割合に応じて配分する。仮想ネットワークの利用料を「W」とした場合、例えば組織「SOSHIKI-A01」が負担する価格(正価)は、「0.71428×W」となる。
課金処理部120は、課金サーバ100を用いて課金管理を行うことについてのサポート費用を、組織ごとのリソースの利用料に応じて比例配分する。例えばリソースの利用実績として、中間データ70内に以下のレコードが含まれていた場合を考える。
#SOSHIKI-A01,#TANKA-A01, CloudVender-ServiceAA,3600s,0.08$/s,,
#SOSHIKI-A01,#TANKA-A01, CloudVender-ServiceDATADISK,3600s*50,0.002$/s,,
#SOSHIKI-A01,#TANKA-N01, CloudVender-ServiceNWL1,25000pkts,0.05$/pkts,,
#SOSHIKI-B01,#TANKA-A01, CloudVender-ServiceAA,2400s,0.23$/s,,
#SOSHIKI-B01,#TANKA-A01, CloudVender-ServiceDATADISK,3600s*250,0.002$/s,,
#SOSHIKI-B01,#TANKA-N01, CloudVender-ServiceNWL1,5000pkts,0.05$/pkts,,
これらのレコードは、2つの組織それぞれによるリソースの利用実績を表している。この場合、各組織のサポート費用の負担割合は、組織のリソース使用量に基づく課金額を、全組織の使用量に基づく課金額の合計で除算することで得られる。具体的には、以下のようにしてサポート費用の負担割合が計算される。
#SOSHIKI-A01 = (3600*0.08+3600*50*0.002+25000*0.05)/(3600*0.08+3600*50*0.002+25000*0.05+2400*0.23+3600*250*0.002+5000*0.05+3000*0.05+2000*0.05)=0.4
#SOSHIKI-B01 = (2400*0.23+3600*250*0.002+5000*0.05)/(3600*0.08+3600*50*0.002+25000*0.05+2400*0.23+3600*250*0.002+5000*0.05+3000*0.05+2000*0.05)=0.55
この例では、サポート費用の総額を「U」とした場合、例えば組織「SOSHIKI-A01」へのサポート費用の価格(正価)は、「0.4×U」となる。
このような価格(正価)の計算が、組織ごとおよび単価コードごとに行われる。算出された価格に割引率に応じた値を乗算することで、請求する価格(売価)が得られる。例えば割引率が「15%の割引」であれば、価格(正価)に0.85を乗算して、価格(売価)が得られる。
そして課金処理部120は、各組織について、その組織の単価コードごとの価格(売価)を合計し、その組織への請求金額とする。
図14は、課金データの一例を示す図である。課金データ71には、特定の組織に請求する料金の情報が含まれる。例えば課金データ71には、クラウドサービスの割引率、該当組織のサポート費用の負担割合(サポート費用割合)、該当組織がネットワークを使用した割合(ネットワーク使用割合)、および明細が示されている。明細には、該当組織が使用したサービスごとに、組織コード、単価コード、品目名、使用量、価格(正価)、および価格(売価)が示されている。
次に、マルチクラウド管理システム200によるリソース作成支援処理について、詳細に説明する。
図15は、リソース作成支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、端末装置311からの利用サービス指定に基づいてクラウド30にリソースを作成する場合を例に採り、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS101]マルチクラウド管理システム200のリソース作成支援部210は、端末装置311のモニタにログイン画面を表示させる。例えばリソース作成支援部210は、端末装置311からアクセスされると、ログイン画面を示すHTML(HyperText Markup Language)形式のデータを端末装置311に送信する。ログイン画面には、例えばユーザIDとパスワードとの入力領域が設けられている。組織310に属するユーザが、端末装置311にユーザIDとパスワードとを入力すると、端末装置311からマルチクラウド管理システム200へ、ユーザIDとパスワードとを含む認証情報が送信される。
[ステップS102]リソース作成支援部210は、端末装置311から認証情報を受信すると、認証情報に含まれるユーザIDが、ユーザ情報テーブル133b内に存在しているか否かを判断する。リソース作成支援部210は、ユーザIDが存在している場合、処理をステップS103に進める。またリソース作成支援部210は、ユーザIDが存在していなければ、処理をステップS104に進める。
[ステップS103]リソース作成支援部210は、認証情報に含まれるパスワードが、ユーザ情報テーブル133b内に、認証情報に含まれるユーザIDに対応付けて登録されているパスワードと合致するか否かを判断する。リソース作成支援部210は、パスワードが合致した場合、処理をステップS105に進める。またリソース作成支援部210は、パスワードが合致しなければ、処理をステップS104に進める。
[ステップS104]リソース作成支援部210は、ログインエラー画面を端末装置311に表示させ、リソース作成支援処理を終了する。
[ステップS105]リソース作成支援部210は、ユーザ情報テーブル133bから、ユーザが所属する組織の組織コードを取得する。例えばリソース作成支援部210は、端末装置311から受信した認証情報に含まれるユーザIDに対応する組織コードを、ユーザ情報テーブル133bから取得する。
[ステップS106]リソース作成支援部210は、端末装置311を使用しているユーザが属する組織に提供可能なサービスを示すサービスメニュー画面を、端末装置311に表示させる。ユーザは、端末装置311のサービスメニュー画面から、使用するサービスを選択する。すると端末装置311からマルチクラウド管理システム200へ、例えばサービスを提供しているクラウド30の名称と、使用するサービスの品目名とが送信される。
[ステップS107]リソース作成支援部210は、利用者タグ52付きのリソース作成依頼51をクラウド30に送信する。リソース作成依頼51には、作成するリソースのリソース名が含まれる。利用者タグ52には、作成するリソースの単価コードと、ユーザが属する組織の組織コードとが含まれる。例えばリソース作成支援部210は、単価管理テーブル114から、ユーザが入力した品目名の単価を取得する。次にリソース作成支援部210は、取得した単価と、ステップS105で取得した組織コードとを含む利用者タグ52を生成する。そしてリソース作成支援部210は、生成した利用者タグ52を付与したリソース作成依頼51を、クラウド30に送信する。
なお、ユーザが、単価管理テーブル114に存在しないリソースを選択する場合があり得る。この場合、リソース作成支援部210は、例えば端末装置311に、利用するサービスに対応する単価コードの入力画面を表示させる。ユーザは、単価管理テーブル114に登録されていない単価コードを、端末装置311に入力する。端末装置311は、入力された単価コードを、マルチクラウド管理システム200に送信する。マルチクラウド管理システム200のリソース作成支援部210は、端末装置311から取得した単価コードと組織コードとを含む利用者タグ52を付与したリソース作成依頼51を、クラウド30に送信する。
なお、ユーザが単価コードを入力しない場合もある。その場合、リソース作成支援部210は、利用者タグ52を付与せずに、リソース作成依頼51をクラウド30に送信する。
クラウド30では、リソース作成依頼51に応じて、仮想マシンなどのリソースが作成される。リソース作成依頼51に利用者タグ52が付与されていた場合、クラウド30は、作成したリソースに利用者タグ52を付与する。リソースの作成が完了すると、クラウド30は、リソース作成完了通知を、マルチクラウド管理システム200へ送信する。
[ステップS108]リソース作成支援部210は、クラウド30から、リソース作成完了通知を受信する。なお、利用者タグが付与されていない作成済みのリソースがある場合、その旨が、リソース完了通知に示される。
[ステップS109]リソース作成支援部210は、利用者タグが付与されていない作成済みのリソースがあるか否かを判断する。リソース作成支援部210は、クラウド30から利用者タグが付与されていない作成済みのリソースの識別子を受信した場合、利用者タグが付与されていないリソースがあると判断する。リソース作成支援部210は、利用者タグが付与されていないリソースがない場合、処理をステップS114に進める。またリソース作成支援部210は、利用者タグが付与されていないリソースがある場合、処理をステップS110に進める。
[ステップS110]リソース作成支援部210は、仮単価コードの命名規約に従って仮単価コードを採番する。仮単価コードの命名規約では、正式な単価コードと区別できるような仮単価コードが生成されるように定められている。例えば正式な単価コードでは「TANKA−」の後に「XX」の文字が続くことがない場合、「TANKA−XX」の後に採番した番号を続けた文字列が、仮単価コードとなる。
[ステップS111]リソース作成支援部210は、単価コードとして、ステップS110で生成した仮単価コードを設定したレコードを、単価管理テーブル114に追加する。
[ステップS112]リソース作成支援部210は、利用者タグ52を生成する。例えばリソース作成支援部210は、ステップS105で取得した組織コードと、ステップS110で採番した仮単価コードとを含む利用者タグ52を生成する。
[ステップS113]リソース作成支援部210は、クラウド30に対して、作成済みのリソースへの利用者タグ52の付与依頼を送信する。利用者タグ52の付与依頼には、例えばサービス名と、ステップS112で生成した利用者タグ52とが含まれる。タグ情報の付与依頼を受信したクラウド30は、サービス名で指定されたサービスに対応するリソースに、利用者タグ52を付与する。その後、リソース作成支援部210は、処理をステップS109に進める。
[ステップS114]リソース作成支援部210は、リソース作成完了画面を端末装置311のモニタに表示させる。
このようにして、マルチクラウド管理システム200がリソース作成依頼を仲介することで、クラウド30に作成されたリソースに、そのリソースを使用する組織の組織コードとリソースの単価コードとを含む利用者タグが付与される。
このように、使用するリソースに利用者タグを付与しておくことで、複数のクラウド30,40それぞれから、利用者タグの情報を含む利用実績情報61,62を取得することができる。そして課金サーバ100の組織別実績集計処理により、利用実績情報61,62に基づいて、複数の組織310,320,330それぞれのクラウド30,40の使用量に応じた、複数の組織310,320,330それぞれの利用料が算出される。
組織別実績集計処理は、例えば複数のクラウド30,40それぞれから利用実績情報61,62を取得後の所定のタイミングで開始される。取得した利用実績情報61,62は、記憶部110に格納されているものとする。
以下、図16を参照して、組織別実績集計処理について詳細に説明する。なお、以下の例では、単価管理テーブル114に単価表が登録されていないサービスのリソースを作成した際に、仮単価コードに対応するレコードが単価管理テーブル114に追加されないものとする。
図16は、組織別実績集計処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS201]課金サーバ100の課金処理部120は、記憶部110から利用実績情報61,62を読み込む。
[ステップS202]課金処理部120は、利用実績情報61,62から利用者タグを取得する。
[ステップS203]課金処理部120は、利用実績情報61,62から抽出した利用者タグを、組織コードと単価コードとに分ける。
[ステップS204]課金処理部120は、利用実績情報61,62から抽出した利用者タグのリストを、組織コードでソートする。
[ステップS205]課金処理部120は、中間データ70から単価コードを1つ選択する。
[ステップS206]課金処理部120は、選択した単価コードが、単価管理テーブル114内に存在するか否かを判断する。課金処理部120は、単価コードが単価管理テーブル114内に存在しない場合、その単価コードが仮単価コードであると判断し、処理をステップS207に進める。また課金処理部120は、単価コードが単価管理テーブル114内に存在する場合、処理をステップS210に進める。
[ステップS207]課金処理部120は、利用実績情報61,62から、選択した単価コード(仮単価コード)に対応する品目名と単価を取得する。
[ステップS208]課金処理部120は、命名規約に従って仮単価コードを採番する。
[ステップS209]課金処理部120は、採番した仮単価コードと、ステップS207で取得した品目名と単価(例えば値引きなしの標準価格)とを含むレコードを、単価管理テーブル114に追加する。その後、課金処理部120は、処理をステップS205に進める。
[ステップS210]課金処理部120は、単価管理テーブル114から、選択した単価コードに対応する品目名と単価とを取得する。課金処理部120は、選択した単価コード、および取得した品目名と単価とを含むレコードを、中間データ70に追加する。
[ステップS211]課金処理部120は、すべての単価コードを選択したか否かを判断する。課金処理部120は、すべての単価コードが選択済みの場合、処理をステップS212に進める。また課金処理部120は、未選択の単価コードがある場合、処理をステップS205に進める。
[ステップS212]課金処理部120は、中間データ70内の同じ組織コードを有するレコード間で、単価コードでソートする。
[ステップS213]課金処理部120は、同一組織コードかつ同一単価コードを有するレコード群ごとに、価格を集計する。価格の計算は、ユーザテンプレート112に示される計算式に従う。
[ステップS214]課金処理部120は、組織コードごとに価格を集計し、課金データ71〜73を生成する。
このようにして、組織別の課金データ71〜73が生成される。課金データ71〜73は、例えば一月ごとに生成される。なお、単価管理テーブル114に単価表が登録されていないリソースを利用した場合、利用した月の課金データ71〜73は、仮単価コードに基づいて生成される。その後、課金処理部120が仮単価コードの修正処理を実施する。これにより、翌月以降は、組織別実績集計処理において、仮単価コードが割り当てられたリソースについても、正式な単価コードによって処理される。
以下、図17を参照して、仮単価コード修正処理の手順について説明する。
図17は、仮単価コード修正処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図17に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS221]課金処理部120は、単価管理テーブル114から、仮単価コードを抽出する。例えば課金処理部120は、仮単価コードの命名規約に従った単価コードを、仮単価コードであると判断する。
[ステップS222]課金処理部120は、管理者からの操作入力に基づいて、ユーザテンプレート112を修正する。例えば管理者は、仮単価コードに対応するリソースの利用料の計算式を、ユーザテンプレート112に追加する。
[ステップS223]課金処理部120は、単価コードの命名規約に従って、新規の単価コードを採番する。
[ステップS224]課金処理部120は、単価管理テーブル114に、新規に生成した単価コードのレコードを追加する。レコードに設定する情報は、例えば管理者によって入力される。
[ステップS225]課金処理部120は、仮単価コードを含むレコードを、単価管理テーブル114から削除する。
このようにして、複数のクラウド30,40のサービスの利用料を、複数の組織310,320,330それぞれの使用量に応じた適切な額で、複数の組織310,320,330それぞれに請求することができる。
[その他の実施の形態]
第2の実施の形態ではマルチクラウド管理システム200がリソース作成支援部210を有しているが、例えばリソース作成支援部210の機能を、各端末装置311,321,331に持たせてもよい。また第2の実施の形態における記憶部110内の情報のうち、マルチクラウド管理システム200も使用する組織情報113と単価管理テーブル114とは、マルチクラウド管理システム200が有していてもよい。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) サービス利用要求の要求元の端末装置が所属する組織の識別子である組織コードと、前記サービス利用要求に応じて提供される提供サービスの実行に使用されるリソースの単位使用量当たりの単価情報を示す識別子である単価コードと、を含む利用者タグを、前記サービス利用要求に付与する利用者タグ付与装置と、
前記サービス利用要求を受信するごとに、受信した前記サービス利用要求に応じた前記提供サービスを実行するとともに、前記サービス利用要求に付与された前記利用者タグと前記提供サービスの実行に使用した前記リソースの使用量とを対応付けて利用実績情報に登録するサービス実行装置と、
前記サービス実行装置から費用算出対象の組織群の前記利用実績情報を取得し、
取得した前記利用実績情報に登録された前記利用者タグに含まれる前記組織コードに基づいて、前記利用実績情報から前記組織群に所属する組織別に前記利用者タグを抽出し、
抽出された前記利用者タグに含まれる前記単価コードに対応する単価情報と、前記利用者タグに対応付けられた前記リソースの使用量とに基づいて、組織別に前記提供サービスの利用料を算出する費用算出装置と、
を有する情報処理システム。
(付記2) 前記費用算出装置は、
前記利用実績情報に登録された複数の前記利用者タグのうち、利用料算出対象の一の組織の前記組織コードを含む利用者タグと、当該利用者タグに対応する前記リソースの使用量を取得し、
取得した前記利用者タグに含まれる前記単価コードに対応する前記単価情報に、取得した前記リソースの使用量を乗算した結果を使用して、前記利用料算出対象の一の組織における利用料を算出する、
付記1記載の情報処理システム。
(付記3) 前記費用算出装置は、さらに、
取得した前記利用実績情報と、前記利用者タグ付与装置と前記費用算出装置との管理費用とに基づいて、前記組織群全体としての総費用を算出し、
前記総費用と前記組織別に算出された利用料に基づいて、前記組織別の負担額を算出する、
付記1または2記載の情報処理システム。
(付記4) 前記費用算出装置は、複数の前記組織それぞれの前記利用料に応じて、前記総費用を複数の前記組織に配分した額を、複数の前記組織それぞれの負担額とする、
付記3記載の情報処理システム。
(付記5) 前記利用者タグ付与装置は、前記サービス利用要求に応じて実行される前記提供サービスに対応する前記単価コードが存在しない場合、仮単価コードを生成し、生成した前記仮単価コードを前記利用者タグに含め、
前記費用算出装置は、前記利用者タグに前記仮単価コードが含まれる場合、前記仮単価コードに対応する単価として、前記仮単価コードを含む前記利用者タグに使用量が対応付けられた前記リソースについて予め定められた規定の単価を用いる、
付記1ないし4のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記6) 前記費用算出装置は、複数の前記組織それぞれにおける前記利用料の支払いを管理する請求処理システムに、複数の前記組織それぞれの前記利用料を示す課金データを送信する、
付記1ないし5のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記7) サービス利用要求の要求元の端末装置が所属する組織の識別子である組織コード、および前記サービス利用要求に応じて提供された提供サービスの実行に使用されるリソースの単位使用量当たりの単価情報を示す識別子である単価コードを含む利用者タグと、前記提供サービスの実行に使用した前記リソースの使用量とが対応付けて登録された、費用算出対象の組織群の利用実績情報を、サービス実行装置から取得し、取得した前記利用実績情報に登録された前記利用者タグに含まれる前記組織コードに基づいて、前記利用実績情報から前記組織群に所属する組織別に前記利用者タグを抽出し、抽出された前記利用者タグに含まれる前記単価コードに対応する単価情報と、前記利用者タグに対応付けられた前記リソースの使用量とに基づいて、組織別に前記提供サービスの利用料を算出する処理部、
を有する費用算出装置。
(付記8) 前記処理部は、前記サービス利用要求に応じて実行される前記提供サービスに対応する前記単価コードが存在しないことを示す仮単価コードが、前記利用者タグに含まれる場合、前記仮単価コードに対応する単価として、前記仮単価コードを含む前記利用者タグに使用量が対応付けられた前記リソースについて予め定められた規定の単価を用いる、
付記7記載の費用算出装置。
(付記9) コンピュータに、
サービス利用要求の要求元の端末装置が所属する組織の識別子である組織コード、および前記サービス利用要求に応じて提供された提供サービスの実行に使用されるリソースの単位使用量当たりの単価情報を示す識別子である単価コードを含む利用者タグと、前記提供サービスの実行に使用した前記リソースの使用量とが対応付けて登録された、費用算出対象の組織群の利用実績情報を、サービス実行装置から取得し、
取得した前記利用実績情報に登録された前記利用者タグに含まれる前記組織コードに基づいて、前記利用実績情報から前記組織群に所属する組織別に前記利用者タグを抽出し、
抽出された前記利用者タグに含まれる前記単価コードに対応する単価情報と、前記利用者タグに対応付けられた前記リソースの使用量とに基づいて、組織別に前記提供サービスの利用料を算出する、
処理を実行させる費用算出プログラム。
(付記10) 前記利用料の算出では、前記サービス利用要求に応じて実行される前記提供サービスに対応する前記単価コードが存在しないことを示す仮単価コードが、前記利用者タグに含まれる場合、前記仮単価コードに対応する単価として、前記仮単価コードを含む前記利用者タグに使用量が対応付けられた前記リソースについて予め定められた規定の単価を用いる、
付記9記載の費用算出プログラム。
1,2 組織
1a,2a 端末装置
1b,2b 請求処理システム
3 利用者タグ付与装置
4 サービス実行装置
4a,4b 提供サービス
5 費用算出装置
5a 単価管理テーブル
6a,6b サービス利用要求
7a,7b 利用者タグ
8 利用実績情報

Claims (8)

  1. サービス利用要求の要求元の端末装置が所属する組織の識別子である組織コードと、前記サービス利用要求に応じて提供される提供サービスの実行に使用されるリソースの単位使用量当たりの単価情報を示す識別子である単価コードと、を含む利用者タグを、前記サービス利用要求に付与する利用者タグ付与装置と、
    前記サービス利用要求を受信するごとに、受信した前記サービス利用要求に応じた前記提供サービスを実行するとともに、前記サービス利用要求に付与された前記利用者タグと前記提供サービスの実行に使用した前記リソースの使用量とを対応付けて利用実績情報に登録するサービス実行装置と、
    前記サービス実行装置から費用算出対象の組織群の前記利用実績情報を取得し、
    取得した前記利用実績情報に登録された前記利用者タグに含まれる前記組織コードに基づいて、前記利用実績情報から前記組織群に所属する組織別に前記利用者タグを抽出し、
    抽出された前記利用者タグに含まれる前記単価コードに対応する単価情報と、前記利用者タグに対応付けられた前記リソースの使用量とに基づいて、組織別に前記提供サービスの利用料を算出する費用算出装置と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記費用算出装置は、
    前記利用実績情報に登録された複数の前記利用者タグのうち、利用料算出対象の一の組織の前記組織コードを含む利用者タグと、当該利用者タグに対応する前記リソースの使用量を取得し、
    取得した前記利用者タグに含まれる前記単価コードに対応する前記単価情報に、取得した前記リソースの使用量を乗算した結果を使用して、前記利用料算出対象の一の組織における利用料を算出する、
    請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記費用算出装置は、さらに、
    取得した前記利用実績情報と、前記利用者タグ付与装置と前記費用算出装置との管理費用とに基づいて、前記組織群全体としての総費用を算出し、
    前記総費用と前記組織別に算出された利用料に基づいて、前記組織別の負担額を算出する、
    請求項1または2記載の情報処理システム。
  4. 前記費用算出装置は、複数の前記組織それぞれの前記利用料に応じて、前記総費用を複数の前記組織に配分した額を、複数の前記組織それぞれの負担額とする、
    請求項3記載の情報処理システム。
  5. 前記利用者タグ付与装置は、前記サービス利用要求に応じて実行される前記提供サービスに対応する前記単価コードが存在しない場合、仮単価コードを生成し、生成した前記仮単価コードを前記利用者タグに含め、
    前記費用算出装置は、前記利用者タグに前記仮単価コードが含まれる場合、前記仮単価コードに対応する単価として、前記仮単価コードを含む前記利用者タグに使用量が対応付けられた前記リソースについて予め定められた規定の単価を用いる、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 前記費用算出装置は、複数の前記組織それぞれにおける前記利用料の支払いを管理する請求処理システムに、複数の前記組織それぞれの前記利用料を示す課金データを送信する、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. サービス利用要求の要求元の端末装置が所属する組織の識別子である組織コード、および前記サービス利用要求に応じて提供された提供サービスの実行に使用されるリソースの単位使用量当たりの単価情報を示す識別子である単価コードを含む利用者タグと、前記提供サービスの実行に使用した前記リソースの使用量とが対応付けて登録された、費用算出対象の組織群の利用実績情報を、サービス実行装置から取得し、取得した前記利用実績情報に登録された前記利用者タグに含まれる前記組織コードに基づいて、前記利用実績情報から前記組織群に所属する組織別に前記利用者タグを抽出し、抽出された前記利用者タグに含まれる前記単価コードに対応する単価情報と、前記利用者タグに対応付けられた前記リソースの使用量とに基づいて、組織別に前記提供サービスの利用料を算出する処理部、
    を有する費用算出装置。
  8. コンピュータに、
    サービス利用要求の要求元の端末装置が所属する組織の識別子である組織コード、および前記サービス利用要求に応じて提供された提供サービスの実行に使用されるリソースの単位使用量当たりの単価情報を示す識別子である単価コードを含む利用者タグと、前記提供サービスの実行に使用した前記リソースの使用量とが対応付けて登録された、費用算出対象の組織群の利用実績情報を、サービス実行装置から取得し、
    取得した前記利用実績情報に登録された前記利用者タグに含まれる前記組織コードに基づいて、前記利用実績情報から前記組織群に所属する組織別に前記利用者タグを抽出し、
    抽出された前記利用者タグに含まれる前記単価コードに対応する単価情報と、前記利用者タグに対応付けられた前記リソースの使用量とに基づいて、組織別に前記提供サービスの利用料を算出する、
    処理を実行させる費用算出プログラム。
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