JP2004246703A - くじ付レシートを用いた顧客販売管理方法、顧客販売管理コンピュータシステム、レシート発行装置、及びくじ管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】購入者にレシート情報を登録してもらって、顧客毎の販売データを得ようとする場合において、登録をおこなった顧客へのサービスとして「くじ」を行うための技術的手段を提供する。
【解決手段】レシートRに固有であるくじ記号が付されたくじ付レシートRを利用して顧客販売管理を行う方法であって、前記管理コンピュータ3が、発行されたレシートRに付されたくじ記号及び当該レシートの持ち主である顧客の情報の入力を受け付けるステップと、前記管理コンピュータ3が、くじ記号の中から当選くじ記号を決定するステップと、前記管理コンピュータ3又は発行者コンピュータ2が、管理コンピュータ3に入力されたくじ記号D4を介して、発行者コンピュータ2の有する販売データD1と当該販売データD1に対応する顧客情報D3の対応付け行うステップと、を含む顧客販売管理方法。
【選択図】 図1
【解決手段】レシートRに固有であるくじ記号が付されたくじ付レシートRを利用して顧客販売管理を行う方法であって、前記管理コンピュータ3が、発行されたレシートRに付されたくじ記号及び当該レシートの持ち主である顧客の情報の入力を受け付けるステップと、前記管理コンピュータ3が、くじ記号の中から当選くじ記号を決定するステップと、前記管理コンピュータ3又は発行者コンピュータ2が、管理コンピュータ3に入力されたくじ記号D4を介して、発行者コンピュータ2の有する販売データD1と当該販売データD1に対応する顧客情報D3の対応付け行うステップと、を含む顧客販売管理方法。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、くじ付レシートを用いた顧客販売管理方法、顧客販売管理コンピュータシステム、レシート発行装置、及びくじ管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、小売店において、商品を販売する度に、POSデータとしての販売データをコンピュータに登録して販売管理することが行われている。また、販売データを登録する際には、購入者の推定年齢や性別などの顧客情報を店員が入力して、消費者層ごとの消費分析が行えるようにすることが行われている。
しかし、店員が入力することによって得られる顧客情報には限界があり、詳細な顧客情報を得ることが困難であった。
【0003】
ここで、特許文献1には、レシートに、その保持する人間にしか知り得ない暗号を記載し、このレシートを保持するユーザに、あらかじめ登録されているユーザIDでウェブブラウザを通じてウェブページにアクセスしてもらい、このレシートの情報をウェブページで登録してもらう技術が記載されている。
当該技術によれば、販売者側では、購入者ごとに利用履歴を管理でき、販売者側では、詳細なデータを得られる。
購入者によってレシートの情報を登録してもらう場合、多くの購入者に登録を促すことが必要であり、この点に関し、特許文献1では、購入額に応じた消費者へのサービスとして、インターネット接続料金の割引くことが記載されている。これに対し、本発明者は、このようなサービスとして「くじ」を採用することに着目した。
ここで、レシートを利用した「くじ」としては、特許文献2に記載のものがあり、この特許文献2には、レシートに記載された番号を宝くじの番号とすることが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−203181号公報
【特許文献2】
特開平5−334548号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2には、レシートに記載されている番号によって宝くじを実施することが記載されているだけで、レシートに記載されている番号を購入者が登録できるようにして、購入者ごとの販売データ管理を行うことは記載されていない。
【0006】
以上のように、特許文献1及び特許文献2には、購入者にレシート情報を登録してもらって、顧客毎の販売データを得ようとする際に、購入者へのサービスとして「くじ」を行うための技術的手段は、開示されていない。
そこで、本発明は、購入者にレシート情報を登録してもらって、顧客毎の販売データを得ようとする場合において、登録をおこなった顧客へのサービスとして「くじ」を行うための技術的手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、レシート発行者側にあって販売データ及び発行したレシートのくじ記号が蓄積される発行者コンピュータと、前記発行者コンピュータと通信可能な管理コンピュータと、を含むコンピュータシステムを用い、レシートに固有であるくじ記号が付されたくじ付レシートを利用して顧客販売管理を行う方法又はコンピュータシステムである。
【0008】
発行者側において、レシートが発行されると、そのレシートには、当該レシート固有のくじ記号が付されている。このくじ記号は、くじ抽選のために用いられるとともに、レシートを特定するためにも用いられる。
レシート発行の際には、発行者コンピュータには、そのレシートに記載された販売データと、レシートのくじ記号が保存蓄積される。
【0009】
レシートを受け取った購入者は、パーソナルコンピュータ等からインターネット等のネットワークを介して管理コンピュータに接続し、レシートに付されたくじ記号及び当該購入者の情報(名前、住所、年齢、性別、メールアドレス、電話番号等)を入力する。この入力が、くじへの応募となる。
【00010】
管理コンピュータは、発行されたレシートに付されたくじ記号及び当該レシートの持ち主である顧客の情報の入力を受け付ける(くじ応募受付)。これにより、顧客の詳細な情報が得られる。また、顧客にとってみれば顧客情報を入力すればくじに応募できるため、顧客の積極的な入力を期待できる。
そして、前記管理コンピュータは、応募されたくじ記号の中から当選くじ記号を決定する。
【0011】
本発明では、入力されたくじ記号によって抽選が行える他、当該くじ記号は、各レシートを特定できるレシート固有のものであるから、くじ記号によって、レシートとその持ち主である購入者も特定できる。
これを利用し、本発明では、前記管理コンピュータ又は発行者コンピュータが、管理コンピュータに入力されたくじ記号を介して、発行者コンピュータの有する販売データと当該販売データに対応する顧客情報の対応付け行う。したがって、顧客ごとの販売データが得られる。
【0012】
また、本発明では、同一顧客について複数のくじ記号が入力された場合、各くじ記号に対する当選確率を変動させるのが好ましい。例えば、同一の顧客が多くの入力を行った場合には、当選確率を上げるようにすることで、多くの入力を期待でき、多くの顧客情報を得ることができる。
【0013】
また、他の観点からみた本発明は、レシート発行の際に、当該レシートに固有であるくじ記号を当該レシートに付す手段と、レシートに付したくじ記号を、レシートに記載される販売データとともに記憶する記憶手段と、を備えていることを特徴とするレシート発行装置である。このレシート発行装置によれば、くじ記号が販売データとともに記憶されるため、くじ記号を介して、くじ応募によって得られた顧客情報と販売データを関連付けることが可能となる。
【0014】
さらに、他の観点からみた本発明は、レシートに付されたくじ記号の入力を受け付け、記録する手段と、記録されたくじ記号の中から当選くじ記号を決定する当選決定手段と、当選くじ記号が、実際に存在するか否かをレシート発行者側のコンピュータとの間で確認する確認手段と、を備えていることを特徴とするくじ管理装置である。この場合、入力されたくじ記号の中から当選を決定した場合に、当選くじが実際に存在しないものでないことを確認でき、確実なくじの運営が簡単に行える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の顧客販売管理システム1には、小売店等の販売者Aに設置されるレシート発行装置(発行者コンピュータ;POSレジ)2と、くじの運営を行うセンターBに設置されるくじ管理装置(管理コンピュータ;センターサーバ)3とを、インターネットなどのネットワークを介して通信可能にして構築されている。
【0016】
レシート発行装置2は、レシートRを発行するためのものであり、レシートRを発行する際に、当該レシートRに固有なくじ記号を印刷する。レシートRには、発行企業No、発行店舗No、発行レジNo、発行日時、商品名、金額などが印刷されており、さらに、当該レシートを識別するために当該レシートに固有な番号となるための乱数が印刷されている。ここで、本実施形態では、発行企業No、発行店舗No、発行レジNo、発行日時、及び乱数が「くじ記号」を構成する。
【0017】
また、レシート発行装置2には、レシート発行の際に、売り上げ集計等のために、レシートに記載される販売データ(商品名、金額等)D1が記録され、蓄積される。また、販売データD1に対応させて「くじ記号」D2も蓄積される。なお、レシート発行装置2は、物理的に一つの装置から構成されている必要はなく、一又は複数のPOSレジと、販売データを蓄積するためのコンピュータとを通信可能に接続して構成されたシステムであってもよい。
【0018】
くじ管理装置3には、インターネットを介して接続可能となっており、くじの応募を受け付ける応募機能と、当選くじを決定するための抽選機能と、当選者の公表又は当選者への通知を行う当選発表機能と、当選くじが実際に存在するか否かをレシート発行装置2との間で照合する照合機能と、レシート発行装置2の保有する販売データD1とくじの応募者(顧客)の情報とを対応付ける対応付け機能とを有している。なお、くじ管理装置3も、複数のコンピュータからなるシステムによって構成されていてもよい。
【0019】
前記レシート発行装置2を受け取った購入者によるくじへの応募手順は次の通りである。まず、購入者は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、又は発行店舗などに設置されているくじ応募用端末などの端末4から、インターネット経由でくじ管理装置(センターサーバ)3のホームページへアクセスする。そして、図2に示す登録画面5から必要事項を入力する。この登録画面5は、レシートNo、金額、メールアドレス、電話番号、暗証番号、名前、住所、年齢、性別等を入力するためのものである。レシートNoは、レシートに記載されている情報であり、具体的にはレシート発行者である「企業No」6、「店舗No」7、「レジNo」8、「発行時間」9、「乱数」10から構成されている。このレシートNoは、くじの抽選に用いられる「くじ記号」を構成しており、個々のレシートに固有のNoとなるように、乱数部分が決定されている。
【0020】
また、金額11は、レシートに記載されている金額を入力すればよい。
さらに、メールアドレス12及び電話番号13には、購入者のメールアドレス及び電話番号を入力する。さらに、暗証番号14には、くじ当選者に対する認証用の番号として好きな番号を入力する。認証用としては、メールアドレス又は電話番号であってもよく、この認証用情報を用いて、賞品引き渡しの際等における、くじ当選者の認証を行う。
【0021】
また、購入者の名前15、住所16、年齢17、性別18といった個人情報が入力されると、くじ応募者の個人情報が得られるとともに、当該個人情報がレシートNoとともに入力されるため、レシートNoとそのレシートNoに対応する顧客情報が得られることになる。なお、名前等の個人情報を予め登録してIDを獲得しておき、応募時の入力は個人情報に変えて当該IDを入力するようにしてもよい。
端末装置4を有しない購入者は、レシートをセンターへ郵送してもよく、この場合、センターにおいて管理装置3への代行入力が行われる。
【0022】
一定数の応募があった場合又は所定の応募期間が経過すると、管理装置3は、自動的に抽選を行い、当選くじ記号を決定する。この際、同一の応募者(顧客)が複数の応募を行っている場合には、1つ目の応募に対する当選確率に対し、2つめの応募の当選確率を1.5倍、3つ目の応募の当選確率を2倍、4つ目の当選確率を2.5倍というように変動させ、多数応募するほど当選確率が高くしている。この結果、顧客の情報入力意識を促進かつ継続的なものとすることができる。
また、くじ記号には、発行者を特定する情報(企業No、店舗No)が含まれているため、発行者ごとに当選の仕方を変えるなど、様々なくじを実現することができる。
【0023】
管理装置3は、当選くじ記号を決定すると、レシート発行装置2に対し、当該当選くじ記号が存在するか否かを照合確認する。この確認は、当選くじ記号がレシート発行装置2に蓄積されているくじ記号に含まれているか否かによって行う。また、くじ記号(レシートNo)には、発行者を特定する情報(企業No、店舗No)が含まれているため、この発行者特定情報に基づくことで、発行者が多数あっても、簡単に当選くじ記号の存在確認を行える。
【0024】
当選くじ記号が存在しなければ、当該当選は無効となるが、存在している場合には、管理装置3は、ホームページによって当選者を発表したり、当選者に個別に電子メール又は郵送によって当選を通知する。また、センターからは当選者へ賞品が発送される。
【0025】
以上のレシート発行及びくじ実施により、レシート発行装置2側には、販売データD1がくじ記号D2とともに蓄積され、管理装置3には顧客(応募者)情報D3がくじ記号D4と共に蓄積されている。したがって、くじ記号D2,D4を介して、購入品・購入金額などの販売データD1と、顧客情報D3を対応付けたデータを作成できる。
【0026】
この対応付け処理は、管理装置3側で行ってもよいし、レシート発行装置2側で行っても良い。対応付け処理によって得られたデータは、図3に示す売上分析に用いられ、例えば、年齢・性別・地域ごとの売上分析データの作成が行われる。売上分析データの作成が、管理装置3側で行われる場合、レシート発行者は、当該売上分析データを管理装置3のホームページからダウンロードして得ることができる。
【0027】
また、獲得した顧客情報を利用して、レシート発行者は、「お店からの情報の受け取りを希望」した顧客に対して、管理装置3のホームページからメールを送ることができる。メール送信用のホームページでは、メール送信対象を地域別・性別・年齢別等に限定する機能を持っており、メール送信の際には受信者を限定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ぐじ付レシートを用いた顧客販売管理コンピュータシステムの構成図である。
【図2】くじの応募画面である。
【図3】売上分析データ図である。
【符号の説明】
1 顧客販売管理コンピュータシステム
2 レシート発行装置(発行者コンピュータ)
3 管理装置(管理コンピュータ)
4 端末
A レシート発行者
B センター(くじ運営者;管理者)
D1 販売データ
D2 くじ記号
D3 顧客情報
D4 くじ記号
【発明の属する技術分野】
本発明は、くじ付レシートを用いた顧客販売管理方法、顧客販売管理コンピュータシステム、レシート発行装置、及びくじ管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、小売店において、商品を販売する度に、POSデータとしての販売データをコンピュータに登録して販売管理することが行われている。また、販売データを登録する際には、購入者の推定年齢や性別などの顧客情報を店員が入力して、消費者層ごとの消費分析が行えるようにすることが行われている。
しかし、店員が入力することによって得られる顧客情報には限界があり、詳細な顧客情報を得ることが困難であった。
【0003】
ここで、特許文献1には、レシートに、その保持する人間にしか知り得ない暗号を記載し、このレシートを保持するユーザに、あらかじめ登録されているユーザIDでウェブブラウザを通じてウェブページにアクセスしてもらい、このレシートの情報をウェブページで登録してもらう技術が記載されている。
当該技術によれば、販売者側では、購入者ごとに利用履歴を管理でき、販売者側では、詳細なデータを得られる。
購入者によってレシートの情報を登録してもらう場合、多くの購入者に登録を促すことが必要であり、この点に関し、特許文献1では、購入額に応じた消費者へのサービスとして、インターネット接続料金の割引くことが記載されている。これに対し、本発明者は、このようなサービスとして「くじ」を採用することに着目した。
ここで、レシートを利用した「くじ」としては、特許文献2に記載のものがあり、この特許文献2には、レシートに記載された番号を宝くじの番号とすることが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−203181号公報
【特許文献2】
特開平5−334548号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2には、レシートに記載されている番号によって宝くじを実施することが記載されているだけで、レシートに記載されている番号を購入者が登録できるようにして、購入者ごとの販売データ管理を行うことは記載されていない。
【0006】
以上のように、特許文献1及び特許文献2には、購入者にレシート情報を登録してもらって、顧客毎の販売データを得ようとする際に、購入者へのサービスとして「くじ」を行うための技術的手段は、開示されていない。
そこで、本発明は、購入者にレシート情報を登録してもらって、顧客毎の販売データを得ようとする場合において、登録をおこなった顧客へのサービスとして「くじ」を行うための技術的手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、レシート発行者側にあって販売データ及び発行したレシートのくじ記号が蓄積される発行者コンピュータと、前記発行者コンピュータと通信可能な管理コンピュータと、を含むコンピュータシステムを用い、レシートに固有であるくじ記号が付されたくじ付レシートを利用して顧客販売管理を行う方法又はコンピュータシステムである。
【0008】
発行者側において、レシートが発行されると、そのレシートには、当該レシート固有のくじ記号が付されている。このくじ記号は、くじ抽選のために用いられるとともに、レシートを特定するためにも用いられる。
レシート発行の際には、発行者コンピュータには、そのレシートに記載された販売データと、レシートのくじ記号が保存蓄積される。
【0009】
レシートを受け取った購入者は、パーソナルコンピュータ等からインターネット等のネットワークを介して管理コンピュータに接続し、レシートに付されたくじ記号及び当該購入者の情報(名前、住所、年齢、性別、メールアドレス、電話番号等)を入力する。この入力が、くじへの応募となる。
【00010】
管理コンピュータは、発行されたレシートに付されたくじ記号及び当該レシートの持ち主である顧客の情報の入力を受け付ける(くじ応募受付)。これにより、顧客の詳細な情報が得られる。また、顧客にとってみれば顧客情報を入力すればくじに応募できるため、顧客の積極的な入力を期待できる。
そして、前記管理コンピュータは、応募されたくじ記号の中から当選くじ記号を決定する。
【0011】
本発明では、入力されたくじ記号によって抽選が行える他、当該くじ記号は、各レシートを特定できるレシート固有のものであるから、くじ記号によって、レシートとその持ち主である購入者も特定できる。
これを利用し、本発明では、前記管理コンピュータ又は発行者コンピュータが、管理コンピュータに入力されたくじ記号を介して、発行者コンピュータの有する販売データと当該販売データに対応する顧客情報の対応付け行う。したがって、顧客ごとの販売データが得られる。
【0012】
また、本発明では、同一顧客について複数のくじ記号が入力された場合、各くじ記号に対する当選確率を変動させるのが好ましい。例えば、同一の顧客が多くの入力を行った場合には、当選確率を上げるようにすることで、多くの入力を期待でき、多くの顧客情報を得ることができる。
【0013】
また、他の観点からみた本発明は、レシート発行の際に、当該レシートに固有であるくじ記号を当該レシートに付す手段と、レシートに付したくじ記号を、レシートに記載される販売データとともに記憶する記憶手段と、を備えていることを特徴とするレシート発行装置である。このレシート発行装置によれば、くじ記号が販売データとともに記憶されるため、くじ記号を介して、くじ応募によって得られた顧客情報と販売データを関連付けることが可能となる。
【0014】
さらに、他の観点からみた本発明は、レシートに付されたくじ記号の入力を受け付け、記録する手段と、記録されたくじ記号の中から当選くじ記号を決定する当選決定手段と、当選くじ記号が、実際に存在するか否かをレシート発行者側のコンピュータとの間で確認する確認手段と、を備えていることを特徴とするくじ管理装置である。この場合、入力されたくじ記号の中から当選を決定した場合に、当選くじが実際に存在しないものでないことを確認でき、確実なくじの運営が簡単に行える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の顧客販売管理システム1には、小売店等の販売者Aに設置されるレシート発行装置(発行者コンピュータ;POSレジ)2と、くじの運営を行うセンターBに設置されるくじ管理装置(管理コンピュータ;センターサーバ)3とを、インターネットなどのネットワークを介して通信可能にして構築されている。
【0016】
レシート発行装置2は、レシートRを発行するためのものであり、レシートRを発行する際に、当該レシートRに固有なくじ記号を印刷する。レシートRには、発行企業No、発行店舗No、発行レジNo、発行日時、商品名、金額などが印刷されており、さらに、当該レシートを識別するために当該レシートに固有な番号となるための乱数が印刷されている。ここで、本実施形態では、発行企業No、発行店舗No、発行レジNo、発行日時、及び乱数が「くじ記号」を構成する。
【0017】
また、レシート発行装置2には、レシート発行の際に、売り上げ集計等のために、レシートに記載される販売データ(商品名、金額等)D1が記録され、蓄積される。また、販売データD1に対応させて「くじ記号」D2も蓄積される。なお、レシート発行装置2は、物理的に一つの装置から構成されている必要はなく、一又は複数のPOSレジと、販売データを蓄積するためのコンピュータとを通信可能に接続して構成されたシステムであってもよい。
【0018】
くじ管理装置3には、インターネットを介して接続可能となっており、くじの応募を受け付ける応募機能と、当選くじを決定するための抽選機能と、当選者の公表又は当選者への通知を行う当選発表機能と、当選くじが実際に存在するか否かをレシート発行装置2との間で照合する照合機能と、レシート発行装置2の保有する販売データD1とくじの応募者(顧客)の情報とを対応付ける対応付け機能とを有している。なお、くじ管理装置3も、複数のコンピュータからなるシステムによって構成されていてもよい。
【0019】
前記レシート発行装置2を受け取った購入者によるくじへの応募手順は次の通りである。まず、購入者は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、又は発行店舗などに設置されているくじ応募用端末などの端末4から、インターネット経由でくじ管理装置(センターサーバ)3のホームページへアクセスする。そして、図2に示す登録画面5から必要事項を入力する。この登録画面5は、レシートNo、金額、メールアドレス、電話番号、暗証番号、名前、住所、年齢、性別等を入力するためのものである。レシートNoは、レシートに記載されている情報であり、具体的にはレシート発行者である「企業No」6、「店舗No」7、「レジNo」8、「発行時間」9、「乱数」10から構成されている。このレシートNoは、くじの抽選に用いられる「くじ記号」を構成しており、個々のレシートに固有のNoとなるように、乱数部分が決定されている。
【0020】
また、金額11は、レシートに記載されている金額を入力すればよい。
さらに、メールアドレス12及び電話番号13には、購入者のメールアドレス及び電話番号を入力する。さらに、暗証番号14には、くじ当選者に対する認証用の番号として好きな番号を入力する。認証用としては、メールアドレス又は電話番号であってもよく、この認証用情報を用いて、賞品引き渡しの際等における、くじ当選者の認証を行う。
【0021】
また、購入者の名前15、住所16、年齢17、性別18といった個人情報が入力されると、くじ応募者の個人情報が得られるとともに、当該個人情報がレシートNoとともに入力されるため、レシートNoとそのレシートNoに対応する顧客情報が得られることになる。なお、名前等の個人情報を予め登録してIDを獲得しておき、応募時の入力は個人情報に変えて当該IDを入力するようにしてもよい。
端末装置4を有しない購入者は、レシートをセンターへ郵送してもよく、この場合、センターにおいて管理装置3への代行入力が行われる。
【0022】
一定数の応募があった場合又は所定の応募期間が経過すると、管理装置3は、自動的に抽選を行い、当選くじ記号を決定する。この際、同一の応募者(顧客)が複数の応募を行っている場合には、1つ目の応募に対する当選確率に対し、2つめの応募の当選確率を1.5倍、3つ目の応募の当選確率を2倍、4つ目の当選確率を2.5倍というように変動させ、多数応募するほど当選確率が高くしている。この結果、顧客の情報入力意識を促進かつ継続的なものとすることができる。
また、くじ記号には、発行者を特定する情報(企業No、店舗No)が含まれているため、発行者ごとに当選の仕方を変えるなど、様々なくじを実現することができる。
【0023】
管理装置3は、当選くじ記号を決定すると、レシート発行装置2に対し、当該当選くじ記号が存在するか否かを照合確認する。この確認は、当選くじ記号がレシート発行装置2に蓄積されているくじ記号に含まれているか否かによって行う。また、くじ記号(レシートNo)には、発行者を特定する情報(企業No、店舗No)が含まれているため、この発行者特定情報に基づくことで、発行者が多数あっても、簡単に当選くじ記号の存在確認を行える。
【0024】
当選くじ記号が存在しなければ、当該当選は無効となるが、存在している場合には、管理装置3は、ホームページによって当選者を発表したり、当選者に個別に電子メール又は郵送によって当選を通知する。また、センターからは当選者へ賞品が発送される。
【0025】
以上のレシート発行及びくじ実施により、レシート発行装置2側には、販売データD1がくじ記号D2とともに蓄積され、管理装置3には顧客(応募者)情報D3がくじ記号D4と共に蓄積されている。したがって、くじ記号D2,D4を介して、購入品・購入金額などの販売データD1と、顧客情報D3を対応付けたデータを作成できる。
【0026】
この対応付け処理は、管理装置3側で行ってもよいし、レシート発行装置2側で行っても良い。対応付け処理によって得られたデータは、図3に示す売上分析に用いられ、例えば、年齢・性別・地域ごとの売上分析データの作成が行われる。売上分析データの作成が、管理装置3側で行われる場合、レシート発行者は、当該売上分析データを管理装置3のホームページからダウンロードして得ることができる。
【0027】
また、獲得した顧客情報を利用して、レシート発行者は、「お店からの情報の受け取りを希望」した顧客に対して、管理装置3のホームページからメールを送ることができる。メール送信用のホームページでは、メール送信対象を地域別・性別・年齢別等に限定する機能を持っており、メール送信の際には受信者を限定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ぐじ付レシートを用いた顧客販売管理コンピュータシステムの構成図である。
【図2】くじの応募画面である。
【図3】売上分析データ図である。
【符号の説明】
1 顧客販売管理コンピュータシステム
2 レシート発行装置(発行者コンピュータ)
3 管理装置(管理コンピュータ)
4 端末
A レシート発行者
B センター(くじ運営者;管理者)
D1 販売データ
D2 くじ記号
D3 顧客情報
D4 くじ記号
Claims (5)
- レシート発行者側にあって販売データ及び発行したレシートのくじ記号が蓄積される発行者コンピュータと、
前記発行者コンピュータと通信可能な管理コンピュータと、
を含むコンピュータシステムを用い、レシートに固有であるくじ記号が付されたくじ付レシートを利用して顧客販売管理を行う方法であって、
前記管理コンピュータが、発行されたレシートに付されたくじ記号及び当該レシートの持ち主である顧客の情報の入力を受け付けるステップと、
前記管理コンピュータが、くじ記号の中から当選くじ記号を決定するステップと、
前記管理コンピュータ又は発行者コンピュータが、管理コンピュータに入力されたくじ記号を介して、発行者コンピュータの有する販売データと当該販売データに対応する顧客情報の対応付け行うステップと、
を含むことを特徴とする顧客販売管理方法。 - 同一顧客について複数のくじ記号が入力された場合、各くじ記号に対する当選確率を変動させることを特徴とする請求項1記載の顧客販売管理方法。
- 請求項1又は2の顧客管理方法を実行する顧客販売管理コンピュータシステム。
- レシート発行の際に、当該レシートに固有であるくじ記号を当該レシートに付す手段と、
レシートに付したくじ記号を、レシートに記載される販売データとともに記憶する記憶手段と、
を備えていることを特徴とするレシート発行装置。 - レシートに付されたくじ記号の入力を受け付け、記録する手段と、
記録されたくじ記号の中から当選くじ記号を決定する当選決定手段と、
当選くじ記号が、実際に存在するか否かをレシート発行者側のコンピュータとの間で確認する確認手段と、
を備えていることを特徴とするくじ管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003037025A JP2004246703A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | くじ付レシートを用いた顧客販売管理方法、顧客販売管理コンピュータシステム、レシート発行装置、及びくじ管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003037025A JP2004246703A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | くじ付レシートを用いた顧客販売管理方法、顧客販売管理コンピュータシステム、レシート発行装置、及びくじ管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004246703A true JP2004246703A (ja) | 2004-09-02 |
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ID=33021958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007011941A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Pfu Ltd | くじ抽選装置 |
JP5789039B1 (ja) * | 2014-12-22 | 2015-10-07 | グリー株式会社 | ゲーム制御方法、コンピュータ及び制御プログラム |
WO2016167371A1 (ja) * | 2015-04-17 | 2016-10-20 | ソーサン有限会社 | ラッキー抽選システム及び方法 |
-
2003
- 2003-02-14 JP JP2003037025A patent/JP2004246703A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007011941A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Pfu Ltd | くじ抽選装置 |
JP5789039B1 (ja) * | 2014-12-22 | 2015-10-07 | グリー株式会社 | ゲーム制御方法、コンピュータ及び制御プログラム |
WO2016167371A1 (ja) * | 2015-04-17 | 2016-10-20 | ソーサン有限会社 | ラッキー抽選システム及び方法 |
JPWO2016167371A1 (ja) * | 2015-04-17 | 2018-04-19 | ソーサン有限会社 | ラッキー抽選システム及び方法 |
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