JP2004246191A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masaki Osoreda
正樹 恐田
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Abstract

【課題】現像ユニットの種類間で現像ユニットを構成する共通部品の点数を増大させて、装置の低コスト化及び小型化を図る。
【解決手段】本体部12は、第1のコネクタ41と、電源部611及び電源部611が生成した電源電圧をそれぞれ異なる電圧値に分圧するパターン1〜パターン8の8つのパターンが選択できる分圧回路を含み、分圧回路の出力の電圧値と現像ユニットの種類とを対応づけて記憶する判別テーブル721と、第1のコネクタ41〜44の種類と現像ユニットの種類とを対応づけて記憶する判別テーブル722と、分圧回路からの出力の電圧値を基に、判別テーブル721、722を参照することにより、第1のコネクタ41〜44のそれぞれに接続された現像ユニットの種類を判別するとともに、第1のコネクタ41〜44のそれぞれに正しい現像ユニットが接続されているか否かを判別する判別部71とを備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体部に対して着脱可能な現像ユニットを備えた画像形成装置の現像ユニットの種類を識別する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、シアン、イエロー、マゼンダ、ブラックなどのトナーを用いて、記録用紙上にカラー画像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、本体部と、本体部に接続され、それぞれシアン、イエロー、マゼンダ及びブラックの画像を形成する、例えば4個の現像ユニットから構成されている。本体部には現像ユニットを接続するための4個のコネクタが設けられ、各現像ユニットも本体部と接続するためのコネクタが設けられており、本体部と現像ユニットとはこのコネクタを介して電気的に接続される。そして、本体部は、各コネクタにどの色の現像ユニットが接続されているかを把握して、記録用紙上に適正なカラー画像を作成する。
【0003】
従来の現像装置は、本体部又は現像ユニットに対して機構的な制約を設け、現像ユニットを本体部に対して物理的に着脱不可能し、各コネクタに対し、接続される現像ユニットの種類を固定化することで、各コネクタに接続された現像ユニットの種類を把握していた(従来技術1)。
【0004】
また、本体部側に複数個のプッシュスイッチを設け、現像ユニット側にその種類(色)に応じた一定のパターンを有する突起物を設け、現像ユニットを本体部に接続した際、この突起物が複数個のプッシュスイッチのうちいずれかのプッシュスイッチを押すことで生じるプッシュスイッチのオンオフパターンを基に、現像ユニットの種類を把握する画像形成装置も存在する(従来技術2)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−147623
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術1の画像形成装置によれば、現像ユニットの種類毎に現像ユニットの機構を変えなければならないため、現像ユニットの種別間で使用できる共通部品の点数が著しく少なくなり(種類固有の部品が著しく多くなり)コストが嵩むという問題がある。
【0007】
また、従来技術2の画像形成装置によれば、プッシュスイッチを設けるため、コストが嵩むという問題が生じるとともに、突起物によって押されたプッシュスイッチのオンオフパターンを認識するための識別コードを現像ユニットの種類毎に用意し、これらの識別コードを識別するための専用の回路を設ける必要があり、装置を小型化することができないという問題がある。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、現像ユニットの種類間で、現像ユニットを構成する共通部品の点数を増大させることにより、装置の低コスト化及び小型化が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置は、本体部と、前記本体部に着脱可能に接続される現像ユニットとを備える画像形成装置であって、前記本体部は、所定の電源電圧をそれぞれ異なる複数の電圧値に分圧するための分圧回路と、前記分圧回路の出力の電圧値を基に、前記現像ユニットを判別する判別手段とを備え、前記現像ユニットは、前記分圧回路の出力の電圧値を前記複数の電圧値の中から一つの電圧値に設定するための設定手段を備えることを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、設定手段の設定に応じて、分圧回路の出力の電圧値が設定されて判別手段に出力される。判別手段は、この電圧値を基に、現像ユニットの種類を判別する。
【0011】
すなわち、現像ユニットは、設定手段の設定に応じて、分圧回路の出力の電圧値を決定するため、従来技術で述べたようなスイッチ等が不要となり、装置の小型化を図ることができるとともに、現像ユニットの種類間で現像ユニットを構成する共通部品の点数を増大させることができ、装置の低コスト化を図ることができる。
【0012】
また、前記設定手段は、コネクタと、前記コネクタの複数の端子の中から所定の端子を短絡するための導体部とを含み、前記分圧回路は、一端が前記コネクタに接続され、他端に前記電源電圧を受ける複数の抵抗を含むことが好ましい。
【0013】
この構成によれば、コネクタと電源電圧を生成する電源部との間に並列接続される複数の抵抗のうちのいずれかの抵抗が、コネクタと導体部との接続関係によって選択されるという簡略化された回路構成によって、分圧回路の出力の電圧値が決定されるため、装置の低コスト化及び小型化を図ることができる。
【0014】
また、前記現像ユニットの種類と、その種類に応じた前記分圧回路の出力の電圧値とを対応づけて記憶する記憶手段を備え、前記判別手段は、前記記憶手段を参照して、前記現像ユニットの種類を判別することが好ましい。
【0015】
この構成によれば、分圧回路の出力の電圧値と現像ユニットの種類とを対応付けて記憶する記憶手段を備え、判別部は、この記憶手段を参照することで現像ユニットの種類を判断するため、判別部を、専用の回路などを用いずに、CPUなどを用いて構成することが可能となり、装置の低コスト化及び小型化を図ることができる。
【0016】
また、前記コネクタは複数存在し、前記分圧回路は、前記複数のコネクタに対応して複数存在し、前記記憶手段は、前記複数のコネクタのそれぞれに対して、予め割り当てられた前記現像ユニットの種類を記憶することが好ましい。
【0017】
この構成によれば、記憶手段は、複数のコネクタのそれぞれに対して予め割り当てられた現像ユニットの種類を記憶しているため、判別手段は、記憶手段を参照することにより、各コネクタに対して、予め割り当てられた現像ユニットが接続されているか否かを判別することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。この図において、画像形成装置10は、タンデム型のカラープリンタを構成するもので、記録紙(転写紙)にカラー画像をプリントする本体部12と、本体部12の上方に配設され、本体部12でカラー画像のプリントされた記録紙が排出される記録紙排出部14とから構成されている。
【0019】
本体部12は、筐体18内の下部に配設された給紙カセット20と、筐体18内の上部に配設された画像形成部22と、筐体18内の画像形成部22の下方に配設された転写搬送部24と、筐体18内の転写搬送部24の下流側に配設された定着ユニット26と、給紙カセット20と転写搬送部24との間に配設された第1の搬送路28と、定着ユニット26と記録紙排出部14との間に配設された第2の搬送路30とを備えている。
【0020】
給紙カセット20は、筐体18の外部に引き出すことにより記録紙の補給が可能となっており、内部に集積された記録紙Pが図略の給紙ローラにより1枚ずつ第1の搬送路28側に繰り出されるようになっている。
【0021】
画像形成部22は、ブラックのトナー画像を形成する現像ユニット221、シアンのトナー画像を形成する現像ユニット222、マゼンタのトナー画像を形成する現像ユニット223及びイエローのトナー画像を形成する現像ユニット224とを備えている。
【0022】
各現像ユニット221乃至224は、感光体ドラム225と、感光体ドラム225の周面に対向して配設された帯電部226と、帯電部226の下流側であって感光体ドラム225の周面に対向して配設された露光部227と、露光部227の下流側であって感光体ドラム225の周面に対向して配設された現像部228と、現像部228の下流側であって感光体ドラム225の周面に対向して配設されたクリーニング部229とを備えている。なお、各現像ユニット221乃至224の感光体ドラム225は、図略の駆動モータにより図示の時計方向に回転するようになっている。また、各現像ユニット221乃至224の現像部228には、各トナーボックスにブラックトナー、シアントナー、マゼンタトナー及びイエロートナーがそれぞれ収納されている。
【0023】
転写搬送部24は、現像ユニット221の近傍位置に配設された前ローラ(従動ローラ)241と、現像ユニット224の近傍位置に配設された後ローラ(駆動ローラ)242と、前ローラ241と後ローラ242とに跨って配設された転写ベルト243と、各現像ユニット221乃至224の感光体ドラム225の露光部227の下流側における位置に転写ベルト243を介して圧接可能に配設された4つの転写ローラ244とを備えている。
【0024】
この転写搬送部24では、第1の搬送路28から搬送されてきた記録紙を図略の駆動モータにより回転駆動される後ローラ242により図示の反時計方向に回転する転写ベルト243により静電吸着して下流側に搬送すると共に、各現像ユニット221乃至224の転写ローラ244の位置で記録紙に対してトナー像が転写されるようになっている。この転写ベルト243は、例えばシリコーン等で表面をコーティングしたポリイミド樹脂等の耐熱性を有する樹脂材料により構成されている。また、各転写ローラ244は、導電性を有するゴム材料等で構成されている。
【0025】
定着ユニット26は、画像形成部22で感光体ドラム225の表面に形成されたトナー像が転写された記録紙を加熱することにより定着処理するものであり、熱遮蔽ボックス261と、熱遮蔽ボックス261内の上部に配設され、内蔵されたヒータにより加熱される定着ローラ262と、熱遮蔽ボックス261内の下部において定着ローラ262に圧接して配設された加圧ローラ263と、熱遮蔽ボックス261内の定着ローラ262及び加圧ローラ263の前部に配設され、転写搬送部24により搬送されてきた記録紙を定着ローラ262及び加圧ローラ263間に案内する前搬送路264と、熱遮蔽ボックス261内の定着ローラ262及び加圧ローラ263の後部に配設され、定着ローラ262及び加圧ローラ263間を通過した記録紙を第2の搬送路30に案内する後搬送路265とを備えている。
【0026】
第1の搬送路28は、給紙カセット20から繰り出されてきた記録紙Pを転写搬送部24側に搬送するものであり、所定位置に配設された複数の搬送ローラ対281と、転写搬送部24の手前に配設され、画像形成部22の画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取るためのレジストローラ対282とを備えている。これらの複数の搬送ローラ対281とレジストローラ対282とは、図略の駆動モータにより電磁クラッチを介してそれぞれ個別に回転駆動される。
【0027】
なお、レジストローラ対282の手前にフォトインタラプタ等で構成されたレジストセンサ283が設けられており、記録紙の先端がレジストローラ対282に当接する位置にまで搬送されてくると、レジストセンサ283からの出力信号に基づき電磁クラッチが遮断されて搬送ローラ対281の回転駆動が停止され、記録紙の搬送が一旦停止される。
【0028】
第2の搬送路30は、定着ユニット26で定着処理された記録紙を記録紙排出部14に搬送するものであり、所定位置に複数の搬送ローラ対301が配設されると共に、出口側に排出ローラ対302が配設されている。これらの搬送ローラ対301及び排出ローラ対302は、図略の駆動モータによりクラッチを介して回転駆動されるようになっている。
【0029】
記録紙排出部14は、本体部12を構成する筐体18の上面に本体部12と一体に形成されたもので、第2の搬送路30から搬送されてきた定着処理の終了した記録紙を画像の形成された面が裏側になるようにして順次集積する。
【0030】
図2は、現像ユニット221〜224と本体部12との接続関係を模式的に示した図である。本体部12は、第1のコネクタ41〜44、分圧回路61〜64、制御部70及び表示部80を備えている。また、現像ユニット221〜224はそれぞれ第2のコネクタ51〜54を備えている。
【0031】
第1のコネクタ41〜44は、それぞれ現像ユニット221〜224と接続されている。分圧回路61〜64は、それぞれ現像ユニット221〜224に対応して設けられ、それぞれ第1のコネクタ41〜44と接続されている。制御部70は、分圧回路61〜64と接続されている。表示部80は、液晶パネル、CRTなどで構成され、画像形成装置10の稼動状況や後述する判別部71による判別結果などを表示する。
【0032】
図3は、図2で示す現像ユニット221、第1のコネクタ41、分圧回路61及び制御部70の詳細な接続関係を示した図である。なお、第1のコネクタ42〜44、分圧回路62〜64、現像ユニット222〜224及び制御部70の接続関係は、図3で示す接続関係と同一であるため説明を省略する。
【0033】
分圧回路61は、電源部611及び抵抗R1〜R4を備える。電源部611は、所定の値、例えば24Vの電源電圧VDDを生成する。抵抗R1〜R3はそれぞれ一端が電源部611に接続され、他端が第1のコネクタ41に接続されている。抵抗R4は一端が第1のコネクタ41に接続され、他端が接地されている。以下、抵抗R4の第1のコネクタ41側の一端を分圧点Dと称する。
【0034】
第1のコネクタ41は、中継コネクタ411及び413を備えている。中継コネクタ411と中継コネクタ413とは、所定本数、例えば8本のライン412によって並列接続されている。抵抗R4、R1〜R3はそれぞれ中継コネクタ413を介してライン412a〜412dに接続されている。
【0035】
第2のコネクタ51は、中継コネクタ511及び513から構成されている。中継コネクタ511と中継コネクタ513とは、所定本数、例えば8本のライン512によって並列接続されている。ライン512a〜512d以外の4本のライン512のうちの2本は、例えばトナーセンサ52を接続するために使用され、残りの2本は、例えば、トナーモータ53を接続するために使用されている。
【0036】
本体部12と現像ユニット221とは、中継コネクタ411と中継コネクタ511とを接続することによって電気的に接続される。中継コネクタ411と中継コネクタ511とが接続されると、ライン412a〜412dは、それぞれライン512a〜512dと電気的に接続される。
【0037】
中継コネクタ513は、ジャンパ線52(導体部)が接続可能である。ジャンパ線52には、表1に示すパターン1〜パターン7のそれぞれに対応するジャンパ線521〜527が存在する。
【0038】
【表1】
Figure 2004246191
【0039】
ジャンパ線521は、ライン512aと512bとを接続する。これにより分圧回路61は、電源電圧VDDとグランド間に、抵抗R1と抵抗R4とが直列接続された回路構成となり、分圧点Dの電圧値は、R4・VDD/(R1+R4)=V1となる。
【0040】
ジャンパ線522は、ライン512aと512cとを接続する。これにより分圧回路61は、電源部611とグランドとの間に、抵抗R2と抵抗R4とが直列接続された回路構成となり、分圧点Dの電圧値は、R4・VDD/(R2+R4)=V2となる。
【0041】
ジャンパ線523は、ライン512aと512dとを接続する。これにより分圧回路61は、電源部611とグランドとの間に抵抗R3と抵抗R4とが直列接続された回路構成となり、分圧点Dの電圧値は、R4・VDD/(R3+R4)=V3となる。ジャンパ線524は、ライン512aと512bと512cとを接続する。これにより、分圧回路61は、電源部611と分圧点Dとの間に抵抗R1と抵抗R2とが並列接続されるとともに、分圧点Dとグランドとの間に抵抗R4が接続された回路構成となり、分圧点Dの電圧値は、R4×VDD/[(R1・R2/R1+R2)+R4]=V4となる。
【0042】
ジャンパ線525は、ライン512aと512bと512dとを接続する。これにより、分圧回路61は、電源部611と分圧点Dとの間に、抵抗R1と抵抗R3とが並列接続されるとともに、分圧点Dとグランドとの間に抵抗R4が接続された回路構成となり、分圧点Dの電圧値は、R4・VDD/[(R1・R3/R1+R3)+R4]=V5となる。
【0043】
ジャンパ線526は、ライン512a、512c、512dを接続する。これにより分圧回路61は、電源部611と分圧点Dとの間に抵抗R2と抵抗R3とが並列接続されるとともに、分圧点Dとグランドとの間に抵抗R4が接続された回路構成となり、分圧点Dの電圧値は、R4・VDD/[(R2・R3/R2+R3)+R4]=V6となる。
【0044】
ジャンパ線527は、ライン512a、512b、512c、512dを接続する。これにより分圧回路61は、電源部611と分圧点Dとの間に抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3とが並列接続されるとともに、分圧点Dとグランドとの間に抵抗R4が接続された回路構成となり、分圧点Dの電圧値は、R4・VDD/[(R1・R2・R3/R1・R2+R1・R3+R2・R3)+R4]=V7となる。
【0045】
ジャンパ線を接続しないときは、分圧回路61は、電源部611と分圧点Dとの接続が断たれた回路構成となり、分圧点Dの電圧値はグランドレベル(0V=V8)となる(パターン8)。
【0046】
現像ユニット221は、中継コネクタ513に対して、ジャンパ線521を接続する。これにより分圧点Dの電圧値は、表1のパターン1に示す電圧値(=V1)となる。また、現像ユニット222は、中継コネクタ513対して、ジャンパ線522を接続する。これにより分圧点Dの電圧値は表1のパターン2の電圧値(=V2)となる。さらに、現像ユニット223は、中継コネクタ513に対して、ジャンパ線523を接続する。これにより分圧点Dの電圧値は、表1のパターン3の電圧値(=V3)となる。さらに、現像ユニット224は、中継コネクタ513に対して、例えばジャンパ線524を接続する。これにより分圧点Dの電圧値は、表1のパターン4の電圧値(=V4)となる。なお、現像ユニット221〜224のそれぞれの中継コネクタ513に接続されるジャンパ線52は、現像ユニット221〜224のそれぞれに対して異なる(排他的に)ジャンパ線52を接続するという条件を満たすものであれば、上記ジャンパ線521〜524に限定されず、他のジャンパ線52を接続してもよい。
【0047】
制御部70は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)及びROM(リードオンリーメモリ)などから構成される。ROMは、画像形成装置10の制御プログラムを記憶する。CPUはROMに記憶された制御プログラムを実行することにより判別部71として機能する。RAMはCPUの作業領域として用いられ、種々のデータを一時的に記憶する。また、ROMは、判別部71が、第1のコネクタ41〜44に接続された現像ユニット221〜224の種類を判別する際に用いる判別テーブル721、722を記憶する。さらに、制御部70は、A/Dコンバータ73を備え、接続点Dの電圧値をデジタル値に変換し、CPUに出力する。
【0048】
図4は、判別テーブル721、722のデータ構造を示しており、(a)は判別テーブル721のデータ構造を示し、(b)は判別テーブル722のデータ構造を示している。(a)に示すように、判別テーブル721には、分圧点Dの電圧値V1〜V4に対して現像ユニットの種類K、C、M、Yがそれぞれ対応づけて記憶されている。(b)に示すように判別テーブル722には、第1のコネクタ41〜44に対して現像ユニットの種類K、C、M、Yがそれぞれ対応づけて記憶されている。
【0049】
判別部71は、分圧回路61〜64から出力された電圧値を基に、判別テーブル721、722を参照して、第1のコネクタ41〜44に接続された現像ユニットの種類の判別するとともに、第1のコネクタ41〜44に予め割り当てられた種類の現像ユニットが接続されているか否かを判別する。さらに、判別部71は、分圧回路61〜64から出力されている電圧値が0Vであるか否かにより、第1のコネクタ41〜44のそれぞれに対して、現像ユニットが接続されているか否かを判別する。(なお、判別部71は、電圧値が0Vである場合、現像ユニットは接続されていないと判断する。)
判別部71は、以下のようにして、第1のコネクタ41〜44に接続された現像ユニット221〜224の種類を判別する。なお、以下の説明では、第1のコネクタ41にはKの現像ユニット221が、第1のコネクタ42にはCの現像ユニット222が、第1のコネクタ43にはMの現像ユニット223が、第1のコネクタ44にはYの現像ユニット224が接続されるように予め割り当てられているものとする。
【0050】
第1のコネクタ41に現像ユニット221が接続されると、現像ユニット221の中継コネクタ513には、ジャンパ線521が接続されているため、分圧回路61は、上記パターン1の回路構成をとる。そのため、分圧点Dの電圧値はV1となり、判別部71には、分圧回路61からV1の電圧が出力される。V1の電圧を受信した判別部71は、判別テーブル721を参照することにより、第1のコネクタ41に接続された現像ユニットは、ブラック(K)の現像ユニット221であると判断する。さらに、この場合、分圧回路61からV1の電圧が出力されるため、判別部71は、判別テーブル722を参照することにより、第1のコネクタ41には、予め割り当てられた正しい現像ユニット221が接続されていると判断する。
【0051】
ここで、第1のコネクタ41に、例えばマゼンダの現像ユニット222が接続されたとすると、現像ユニット222の中継コネクタ513には、ジャンパ線522が接続されているため、分圧回路61は、上記パターン2の回路構成をとることとなる。そのため、分圧点Dの電圧値は、V2となり判別部71には、V2の電圧が出力される。これにより、判別部71は、判別テーブル721を参照することにより、第1のコネクタ41には、マゼンダの現像ユニット222が接続されたと判断する。さらに、この場合、分圧回路61からV2の電圧が出力されるため、判別部71は判別テーブル722を参照することにより、第1のコネクタ41には、正しい現像ユニット221が接続されていないと判断する。
【0052】
一方、第1のコネクタ41に、現像ユニット221〜224のいずれも接続されていない場合、分圧回路61は、パターン8の回路構成をとるため、分圧点Dの電圧値は0Vとなり、判別部71は第1のコネクタ41には、現像ユニットが接続されていないと判断する。
【0053】
第1のコネクタ41に現像ユニット223、224が接続された場合も、判別部71は、判別テーブル721,722を参照することにより、現像ユニット221、222の場合と同様に判断する。
【0054】
第1のコネクタ42に現像ユニット222が接続されると、分圧回路62からV2の電圧が出力されるため、判別部71は、判別テーブル721、722を参照することにより、第1のコネクタ42には、正しい現像ユニットが接続されていると判断する。また、第1のコネクタ42に、現像ユニット222以外の現像ユニット221、223又は224が接続されると、分圧回路62からV1、V3又はV4の電圧が出力されるため、判別部71は、判別テーブル721を参照することにより、第1のコネクタ42には、現像ユニット221、223又は224が接続されていると判断するとともに、判別テーブル722を参照することにより、第1のコネクタ42には、正しい現像ユニット222が接続されていないと判断する。
【0055】
分圧回路63からV3の電圧が出力されている場合、判別部71は、判別テーブル722を参照することにより、第1のコネクタ43には、正しい現像ユニット223が接続されていると判断する。一方、分圧回路63からV3以外の電圧が出力されている場合は、判別部71は、第1のコネクタ43には、正しい現像ユニット223以外の現像ユニットが接続されていると判断する。
【0056】
分圧回路64に関しても、第1のコネクタ43の場合と同様、判別部71は、出力される電圧がV4であれば、第1のコネクタ44には、正しい現像ユニット224が接続されていると判断し、V4以外の電圧が出力された場合は、正しい現像ユニット224以外の現像ユニットが接続されていると判断する。
【0057】
以上説明したように本実施形態に係る画像形成装置10によれば、現像ユニット221〜224の中継コネクタ513に接続するジャンパ線52の種類に応じて、分圧回路61の分圧値を設定することができるため、その種類に応じて現像ユニット221〜224に特別な回路構成や機構を設ける必要がなくなる。そのため、現像ユニット221〜224の間で共通化できる部品の点数が増大し、低コスト化を図ることができる。
【0058】
なお、本発明は、以下の態様を採用することができる。
【0059】
(1)上記実施形態では、判別部71をCPUで構成したが、これに限定されず、専用の回路により構成してもよい。これにより、処理の高速化を図ることができる。
【0060】
(2)上記実施形態では、本体部12に対して4個の現像ユニット221〜224が接続される画像形成装置を示したが、これに限定されず、3個以下、又は5個以上の現像ユニットが接続される画像形成装置であっても本発明は適用される。この場合、現像ユニットの種類に応じて、分圧回路61の抵抗の数を変更すればよい。
【0061】
(3)上記実施形態では、判別部71は、第1のコネクタ41〜44に接続される現像ユニットの種類を予め割り当てておき、各第1のコネクタ41〜44に接続される現像ユニットが、割り当てられた正しい現像ユニットであるか否かの判断を行ったが、これに限定されず、判別部71はこの判断を行うことなく、接続された現像ユニットの種類の判断のみを行ってもよい。この場合、判別テーブル722は不要となる。
【0062】
(4)上記実施形態では、判別テーブルとして、図4(a)、(b)を示したがこれに限定されず、判別部71が現像ユニットの種類を判別できるものであれば、これ以外のデータを記憶するものであってもよい。
【0063】
(5)また、上記実施形態では、現像ユニット221〜224は、感光体ドラム225、帯電部226、露光部227、現像部228及びクリーニング部229をから構成されているが、これに限定されず、これらのうちの一部がユニット化され、本体部12から取り出し可能である場合は、このユニット化されたものを現像ユニットと称する。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現像ユニットは、設定手段の設定に応じて、分圧回路の出力の電圧値を決定するため、従来技術で述べたようなスイッチ等が不要となり、装置の小型化を図ることができるとともに、現像ユニットの種類間で現像ユニットを構成する共通部品の点数を増大させることができ、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。
【図2】現像ユニットと本体部との接続関係を模式的に示した図である。
【図3】現像ユニット、第1のコネクタ、分圧回路及び制御部の詳細な接続関係を示した図である。
【図4】判別テーブルのデータ構造を示した図であり、(a)判別テーブル721のデータ構造を示し、(b)は判別テーブル722のデータ構造を示している。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 本体部
41〜44 コネクタ
51〜54 コネクタ
61〜64 分圧回路
70 制御部
71 判別部
73 A/Dコンバータ
221〜224 現像ユニット
411 413 中継コネクタ
412 512 412a〜412d 512a〜512d ライン
511 513 中継コネクタ
52 521〜527 ジャンパ線
611 電源部
721 722 判別テーブル

Claims (4)

  1. 本体部と、前記本体部に着脱可能に接続される現像ユニットとを備える画像形成装置であって、
    前記本体部は、
    所定の電源電圧をそれぞれ異なる複数の電圧値に分圧するための分圧回路と、
    前記分圧回路の出力の電圧値を基に、前記現像ユニットを判別する判別手段とを備え、
    前記現像ユニットは、前記分圧回路の出力の電圧値を前記複数の電圧値の中から一つの電圧値に設定するための設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定手段は、コネクタと、前記コネクタの複数の端子の中から所定の端子を短絡するための導体部とを含み、
    前記分圧回路は、一端が前記コネクタに接続され、他端に前記電源電圧を受ける複数の抵抗を含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像ユニットの種類と、その種類に応じた前記分圧回路の出力の電圧値とを対応づけて記憶する記憶手段を備え、
    前記判別手段は、前記記憶手段を参照して、前記現像ユニットの種類を判別することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記コネクタは複数存在し、
    前記分圧回路は、前記複数のコネクタに対応して複数存在し、
    前記記憶手段は、前記複数のコネクタのそれぞれに対して、予め割り当てられた前記現像ユニットの種類を記憶することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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US9363898B2 (en) 2003-04-01 2016-06-07 Ge Embedded Electronics Oy Method for manufacturing an electronic module and an electronic module

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