JP2004244700A - 高周波加熱コイル体 - Google Patents

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heating
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Masahiro Inoue
昌大 井上
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Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Abstract

【目的】本発明の目的は、ステアリングラックの非加熱部分を除く全周を一度に簡単且つ均一に誘導加熱することができる高周波加熱コイル体を提供することにある。
【構成】高周波加熱コイル体100は、ステアリングラックW( 棒状部材に相当する) に載置可能なコイルであり、、ステアリングラックWを回転させながら同ステアリングラックWの外周面を誘導加熱するのに使用されるコイルであって、ステアリングラックWのラック部w1のうち非加熱部分w3に対向する位置に半円状コイル150a、150bがステアリングラックWの外周面に沿って且つ互いに平行になるように形成され、互いに反対方向の電流が各々流れるように逆巻きにされた構造となっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非加熱部分を有するステアリングラック等の棒状部材に対して高周波誘導加熱を行うための高周波加熱コイル体に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等に使用されるステアリングラックの全長を一度に焼入する場合、前記ステアリングラックに載置可能な半開放型の高周波加熱コイル体が用いられる( 例えば、特許文献1参照) 。ところが、図3のに示すように、ステアリングラックWには、略中央部分に誘導加熱後、溶接加工を施すための非加熱部分w1を有しているものがある。
【0003】
従来、この種のステアリングラックWの非加熱部分w1を除く全周を誘導加熱しようとする場合、2つの半開放型の高周波加熱コイル体11、12を用い、この高周波加熱コイル体11、12の間にリング状の電磁遮蔽板20を備えたり、同高周波加熱コイル体11、12の互いに向き合う導体部にコア30を取り付けたりしていた(これを第1の従来例とする。) 。
【0004】
或いは、移動加熱方式を用いて、コイルと冷却ジャケットとをステアリングラックに対して移動させながら、ステアリングラックの非加熱部分を除く全周にわたって誘導加熱を行っていた(これを第2の従来例とする。例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−345241号公報(図3、7)
【特許文献2】
特開昭63−297524号公報(第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の従来例による場合、高周波加熱コイル体が半開放型であるにもかかわらず、この高周波加熱コイル体の間に備えられる電磁遮蔽板がリング状であるため、コイル体のステアリングラックへの脱着が面倒になり、この点で加熱作業の効率化を図ることが困難である。また、前記高周波加熱コイル体の導体部に取り付けられたコアは、コイルに比べて劣化し易いことから、劣化したコイルの交換作業に加えてコアの交換作業を行わなければならず、この点で加熱作業の効率化を図ることが困難である。
【0007】
一方、第2の従来例による場合、移動焼入であることから、ステアリングラックの全周を均一に同時に加熱することができず、この点で加熱工程の効率化を図ることが困難である。
【0008】
本発明は上記した背景の下で創作されたものであり、その主たる目的とするところは、上記した欠点のない高周波加熱コイル体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の高周波加熱コイル体は、棒状部材の両側に軸方向に沿って各々対向配置されるコイルであり、棒状部材を回転させながら同棒状部材の外周面を誘導加熱するのに使用される高周波加熱コイル体において、棒状部材の非加熱部分に対向する位置に一対の半円状コイル部が棒状部材の外周面上に跨がり且つ互いに平行になるように形成され、且つ互いに反対方向の電流が各々流れるように逆巻きにされた構造となっている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイル体の模式的構成図、図2は同高周波加熱コイルのAーA断面図である。
【0011】
ここに掲げる高周波加熱コイル体100は、自動車等に使用される中空品であるステアリングラックW( 棒状部材に相当する) に載置可能なコイルであり、、ステアリングラックWを回転させながら同ステアリングラックWの外周面を誘導加熱するのに使用されるものである。
【0012】
一方、棒状部材であるステアリングラックWは、誘導加熱後、溶接加工を施すための非加熱部分w3を有しており、この非加熱部分w3を除く全周を焼入する必要があるものである。このステアリングラックWは断面略半円状をなしたラック部w1と、それ以外の断面状をなしたパイプ部w2とを有している。ラック部w1はその面上に歯が軸芯方向に複数形成されている。なお、パイプ部w2のうち一部分が非加熱部分w3となっている。
【0013】
高周波加熱コイル体100は、ここでは銅製パイプを折り曲げて作製されたものを用いており、その軸方向の寸法はステアリングラックWより若干短くなっている。高周波加熱コイル体100はステアリングラックWの側面を各々加熱するための直線状コイル部111a、112a、111b、112bと、直線状コイル部111a、112a、111b、112bの一端部に接続されており且つステアリングラックWの両端部付近を各々加熱するための半円状コイル部120a、120bと、直線状コイル部111bの他端部と直線状コイル部112bの他端部との間を接続するバイパス用接続部140と、直線状コイル部111a、112aの他端部に各々接続された半円状コイル部150a、150bと、半円状コイル部150a、150bに接続されたリード部130とを有した構造となっている。
【0014】
この高周波加熱コイル体100はリード部130を通じて図外の高周波電源に接続されると共に、図外の冷却水流通管に接続されている。即ち、高周波電源から供給された高周波電流が高周波加熱コイル体100に流れると、コイル自体が発熱するが、冷却水流通管を通じて導かれた冷却水が高周波加熱コイル体100の内部に流れて放熱されるようになっている。
【0015】
また、高周波加熱コイル体100は、ステアリングラックWのパイプ部w2のうち非加熱部分w3に対向する位置に半円状コイル150a、150bがステアリングラックWの外周面に沿って且つ互いに平行になるように形成され、互いに反対方向の電流が各々流れるように逆巻きにされた構造となっている。これが本願発明の特徴部分である。よって、半円状コイル150aにより発生する磁界と半円状コイル150bにより発生する磁界とは互いに逆方向となり、結果として、ステアリングラックWのパイプ部w2上の非加熱部分w3には誘導加熱がほとんど行われない。
【0016】
このような高周波加熱コイル体100による場合、従来例のごとく、コアや電磁遮蔽板を用いることなく、ステアリングラックWの非加熱部分w3を除く全周を一度に簡単且つ均一に誘導加熱することができる。
【0017】
なお、ここでは中空品であるステアリングラックWを用いて説明したが、これに限定されることはなく、中実品であるステアリングラック等の非加熱部分を有する棒状部材を誘導加熱することが可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の請求項1記載の高周波加熱コイル体は、棒状部材の両側に軸方向に沿って各々対向配置されるコイルであり、棒状部材を回転させながら同棒状部材の外周面を誘導加熱するのに使用される高周波加熱コイル体において、棒状部材の非加熱部分に対向する位置に一対の半円状コイル部が棒状部材の外周面上に跨がり且つ互いに平行になるように形成され、且つ互いに反対方向の電流が各々流れるように逆巻きにされた構造となっている。
【0019】
このような高周波加熱コイル体による場合、互いに反対方向の電流が各々流れる一対の半円状コイル部が非加熱部分に対向する位置に位置するので、当該非加熱部分が誘導加熱されない。すなわち、従来例のごとく、コアや電磁遮蔽板を用いることなく、棒状部材の非加熱部分を除く全周を一度に簡単且つ均一に誘導加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイル体の模式的構成図である。
【図2】同高周波加熱コイルのAーA断面図である。
【図3】従来例を説明するための図であって、(A)は高周波加熱コイル体の模式的構成図、(B)は同高周波加熱コイル体の間に設けられる電磁遮蔽板の概略的正面図、(C)は同高周波加熱コイル体に取り付けられるコアの概略的断面図である。
【符号の説明】
W ステアリングラック
w3 非加熱部分
100 高周波加熱コイル体
150a、150b 半円状コイル

Claims (1)

  1. 棒状部材の両側に軸方向に沿って各々対向配置されるコイルであり、棒状部材を回転させながら同棒状部材の外周面を誘導加熱するのに使用される高周波加熱コイル体において、棒状部材の非加熱部分に対向する位置に一対の半円状コイル部が棒状部材の外周面上に跨がり且つ互いに平行になるように形成され、且つ互いに反対方向の電流が各々流れるように逆巻きにされた構造となっていることを特徴とする高周波加熱コイル体。
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