JP2004243998A - 車輪スリップ時の自動車停止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車走行中にタイヤがスリップした時、回転体の摩擦棒を地面に押し付けることによって、自動車を停止させるブレーキ装置である。
【解決手段】通常のベレーキペダル1を最も深く踏み込んだ時にだけ感知するスリップ時非常用ペダル2を、通常のベレーキペダルの下側に設置しておく。自動車がスリップして制御不能になった時、運転者がベレーキペダルを一番奥まで踏み込むと、そのペダルは非常用ペダルまで達し、伝達機構により押さえ金具5が伸びて、長方形の回転体の摩擦棒4を回転させる。これにより摩擦棒の接地部分6が地面に接地し、地面との摩擦で停車させる。
【選択図】 図1
【解決手段】通常のベレーキペダル1を最も深く踏み込んだ時にだけ感知するスリップ時非常用ペダル2を、通常のベレーキペダルの下側に設置しておく。自動車がスリップして制御不能になった時、運転者がベレーキペダルを一番奥まで踏み込むと、そのペダルは非常用ペダルまで達し、伝達機構により押さえ金具5が伸びて、長方形の回転体の摩擦棒4を回転させる。これにより摩擦棒の接地部分6が地面に接地し、地面との摩擦で停車させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車走行中にタイヤがスリップした時、非常停止用の摩擦棒を地面に押し付けることによって、自動車を停止させるブレーキ装置である。
【0002】
【従来の技術】従来、走行中の自動車は、プレーキペタルを踏み込むことによって車輪の回転を止め、ゴムタイヤと地面との摩擦によって車を停止させるものである。しかし路面が凍結していたり、雨で滑り安くなっていた場合、あるいはゴムタイヤがまもうしていた時は、車輪の回転が止まってもタイヤはスリップして車は暴走する。こうなったら、現在のブレーキ装置では車を停止させる術はなく、交通事故の大きな要因となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車輪の回転停止という従来のブレーキシステムではスリップする車を止めることができない以上、別個の停止装置を車に設置する他はない。しかしこの停止装置はスリップという緊急時にだけ作動するものでなければならない。なぜならこの停車装置により自動車は急激に停止するから乗員が怪我をする危険もあるし、頻繁に使用すれば道路を破損する恐れもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】スリップ事故防止という緊急時にだけ作動させるためには、通常のベレーキ踏み込みではなく、最も深く踏み込んだ時にだけ感知するペダルを、通常のベレーキペダルの下側に設置しておく。自動車がスリップして制御不能になった時、運転者が通常のブレーキペダルを力一杯踏み込むと、そのペダルは非常用ペダルまで達する。非常用ペダルはこれを感知して、伝達機構がその力を摩擦棒に伝える。
【0005】
【作用】通常は車体の底に収納されているが、非常用ペダル(2)が踏み込まれた場合には、回転体の摩擦棒が地面に向かって回転し、その先端が地面と摩擦して停車させる。
【0006】
【実施例1】請求項1について図3を参照して説明すると、自動車がスリップして制御不能になった時、最も深くまで通常のブレーキペダル(1)を踏み込むと、その下にあるスリップ時非常用ペダル(2)も連動して踏み込まれる。その力は伝達機構(8)を伝って押さえ金具(5)に達する。押さえ金具(5)は収納用バネ(7)の力を押し切って長方形の回転体(4)を回転させる。凸凹して摩擦力の強いその先端部分が地面に接地し、あたかも熊手箒が地面を引っ掻くようにして車を停止させる。
【0007】
【実施例2】請求項2について図5を参照して説明すると、雪の道路を徐行運転する時、押し出し棒(11)を下ろして長方形の回転体(4)の先の車輪(9)を接地させる。他の四個の車輪と同じ回転数で回転する車輪(9)は、摩擦力が強い凸凹したタイヤ(10)を装着しているからスリップすることなく運行することができる。
【0008】
【発明の効果】以上により、車輪スリップによる自動車事故が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輪スリップ時の自動車停止装置を付けた車の前部断面図。
【図2】長方形の回転体の摩擦棒の斜視図。
【図3】スリップ時非常用ペダルが踏み込まれた時の車の前部断面図。
【図4】車輪付き長方形の回転体を付けた車の前部断面図。
【図5】車輪付き長方形の回転体を地面に接地させた時の車の前部断面図。
【符号の説明】
1通常のブレーキペダル
2スリップ時非常用ペダル
3横支軸
4長方形の回転体
5押さえ金具
6接地部分
7収納用バネ
8伝達機構
9車輪
10凸凹タイヤ
11押し出し棒
【産業上の利用分野】この発明は自動車走行中にタイヤがスリップした時、非常停止用の摩擦棒を地面に押し付けることによって、自動車を停止させるブレーキ装置である。
【0002】
【従来の技術】従来、走行中の自動車は、プレーキペタルを踏み込むことによって車輪の回転を止め、ゴムタイヤと地面との摩擦によって車を停止させるものである。しかし路面が凍結していたり、雨で滑り安くなっていた場合、あるいはゴムタイヤがまもうしていた時は、車輪の回転が止まってもタイヤはスリップして車は暴走する。こうなったら、現在のブレーキ装置では車を停止させる術はなく、交通事故の大きな要因となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車輪の回転停止という従来のブレーキシステムではスリップする車を止めることができない以上、別個の停止装置を車に設置する他はない。しかしこの停止装置はスリップという緊急時にだけ作動するものでなければならない。なぜならこの停車装置により自動車は急激に停止するから乗員が怪我をする危険もあるし、頻繁に使用すれば道路を破損する恐れもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】スリップ事故防止という緊急時にだけ作動させるためには、通常のベレーキ踏み込みではなく、最も深く踏み込んだ時にだけ感知するペダルを、通常のベレーキペダルの下側に設置しておく。自動車がスリップして制御不能になった時、運転者が通常のブレーキペダルを力一杯踏み込むと、そのペダルは非常用ペダルまで達する。非常用ペダルはこれを感知して、伝達機構がその力を摩擦棒に伝える。
【0005】
【作用】通常は車体の底に収納されているが、非常用ペダル(2)が踏み込まれた場合には、回転体の摩擦棒が地面に向かって回転し、その先端が地面と摩擦して停車させる。
【0006】
【実施例1】請求項1について図3を参照して説明すると、自動車がスリップして制御不能になった時、最も深くまで通常のブレーキペダル(1)を踏み込むと、その下にあるスリップ時非常用ペダル(2)も連動して踏み込まれる。その力は伝達機構(8)を伝って押さえ金具(5)に達する。押さえ金具(5)は収納用バネ(7)の力を押し切って長方形の回転体(4)を回転させる。凸凹して摩擦力の強いその先端部分が地面に接地し、あたかも熊手箒が地面を引っ掻くようにして車を停止させる。
【0007】
【実施例2】請求項2について図5を参照して説明すると、雪の道路を徐行運転する時、押し出し棒(11)を下ろして長方形の回転体(4)の先の車輪(9)を接地させる。他の四個の車輪と同じ回転数で回転する車輪(9)は、摩擦力が強い凸凹したタイヤ(10)を装着しているからスリップすることなく運行することができる。
【0008】
【発明の効果】以上により、車輪スリップによる自動車事故が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輪スリップ時の自動車停止装置を付けた車の前部断面図。
【図2】長方形の回転体の摩擦棒の斜視図。
【図3】スリップ時非常用ペダルが踏み込まれた時の車の前部断面図。
【図4】車輪付き長方形の回転体を付けた車の前部断面図。
【図5】車輪付き長方形の回転体を地面に接地させた時の車の前部断面図。
【符号の説明】
1通常のブレーキペダル
2スリップ時非常用ペダル
3横支軸
4長方形の回転体
5押さえ金具
6接地部分
7収納用バネ
8伝達機構
9車輪
10凸凹タイヤ
11押し出し棒
Claims (2)
- 1、自動車の通常のブレーキペダル(1)を最も深く踏み込んだ時、それと同時に踏み込まれる別のスリップ時非常用ペダル(2)を、通常のブレーキペダルの下側に設置する。
2、車体底部に横支軸(3)を設置し、その横支軸(3)に、長方形の回転体(4)を回転自在に軸支する。
3、スリップ時非常用ペダル(2)が踏み込まれない時は、長方形の回転体(4)を車体底部に収納しておく収納用バネ(7)を、長方形の回転体(4)と車体とに連結しておく。
4、長方形の回転体(4)を回転させ、その先端が地面に接地するように、押さえ金具(5)を回転体(4)の上部に設置する。
5、回転体(4)が地面に接触する部分(6)を凹凸状にして、摩擦力を強くする。
6、スリップ時非常用ペダル(2)が踏み込まれた時、その力を押さえ金具(5)に増幅して伝える伝達機構(8)を設置する。
7、以上のように構成された車輪スリップ時の自動車停止装置。 - 1、車体底部に横支軸(3)を設置し、その横支軸(3)に、長方形の回転体(4)を回転自在に軸支する。
2、回転体(4)が地面に接触する部分に、四個の車輪と連動して回転したり停止したりする別の車輪(9)を設ける。
3、この車輪(9)の摩擦力を強くさせるため、凸凹したタイヤ(10)を嵌める。
4、長方形の回転体(4)の先端の車輪(9)を上げ下げして地面に接地させたりに、車体の底に収納させたりするための押し出し棒(11)を回転体(4)の上部に設ける。
5、運転席から押し出し棒(11)を上げ下げしうるように、伝達機構を設置する。
6、以上のように構成された車輪スリップ時の自動車停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003076583A JP2004243998A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | 車輪スリップ時の自動車停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003076583A JP2004243998A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | 車輪スリップ時の自動車停止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004243998A true JP2004243998A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33027917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003076583A Pending JP2004243998A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | 車輪スリップ時の自動車停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004243998A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013163782A1 (zh) * | 2012-05-03 | 2013-11-07 | Dai Mingwen | 爬坡式应急制动系统 |
CN104071137A (zh) * | 2014-07-17 | 2014-10-01 | 游元昆 | 一种汽车防滑装置 |
CN105438377A (zh) * | 2015-12-05 | 2016-03-30 | 冯仓武 | 一种脚踏刹车装置 |
-
2003
- 2003-02-12 JP JP2003076583A patent/JP2004243998A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013163782A1 (zh) * | 2012-05-03 | 2013-11-07 | Dai Mingwen | 爬坡式应急制动系统 |
GB2517350A (en) * | 2012-05-03 | 2015-02-18 | Dai Mingwen | Grade-capable emergency brake system |
CN104071137A (zh) * | 2014-07-17 | 2014-10-01 | 游元昆 | 一种汽车防滑装置 |
CN105438377A (zh) * | 2015-12-05 | 2016-03-30 | 冯仓武 | 一种脚踏刹车装置 |
CN105438377B (zh) * | 2015-12-05 | 2018-06-26 | 冯仓武 | 一种脚踏刹车装置 |
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