JP2004243520A - リンク式クランプ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒状ハウジング3に作動ロッド8を上下移動自在に挿入する。その作動ロッド8の上部にクランプアーム19の長手方向の一端部を上下揺動自在に連結し、そのクランプアーム19の長手方向の途中部をリンク部材20の上部に揺動自在に連結する。上記のクランプアーム19について、上記の作動ロッド8の回りに所定の回転角度をあけて複数のクランピング位置を設定する。これら複数のクランピング位置のうちのいずれかのクランピング位置で上記リンク部材20の下方に、前記ハウジング3の前記の上壁3aの上面に開口するメネジ穴24を形成する。そのメネジ穴24に螺合させたボルト25の頭部27に前記リンク部材20の下部を揺動自在に連結する。
【選択図】図1
Description
筒状ハウジングに作動ロッドを上下移動自在に挿入し、その作動ロッドと平行な状態で上記ハウジングの上壁から枢支用ブロックを一体に突出させる。上記の作動ロッドの上部にクランプアームの長手方向の一端部を上下揺動自在に連結して、そのクランプアームの長手方向の途中部をリンク部材の上部に揺動自在に連結するとともに、そのリンク部材の下部を上記の枢支用ブロックに揺動自在に連結する。そして、上記の作動ロッドを上向きに進出させることにより、上記クランプアームの他端部によってワーク等の被固定物を下向きにクランピングするのである。
本発明の目的は、従来技術の上述の問題点を解消することにある。
筒状ハウジング3に作動ロッド8を上下移動自在に挿入し、その作動ロッド8の上部にクランプアーム19の長手方向の一端部を上下揺動自在に連結し、そのクランプアーム19の長手方向の途中部をリンク部材20の上部に揺動自在に連結するとともに、そのリンク部材20の下部を上記ハウジング3の上壁3aに揺動自在に支持したリンク式クランプ装置において、上記クランプアーム19は、上記の作動ロッド8の回りに所定の回転角度をあけて複数のクランピング位置を有する。前記クランプアーム19を上記の複数のクランピング位置のうちのいずれかのクランピング位置に位置させた場合は、前記リンク部材20の下方で前記の上壁3aの上面に開口させたメネジ穴にボルト25の脚ネジ部26を螺合して、そのボルト25の頭部27に前記リンク部材20の下部を揺動自在に連結する。前記クランプアーム19を上記とは別のクランピング位置に位置させた場合は、前記リンク部材20の下方で前記の上壁3aの上面に開口させた別の位置のメネジ穴に前記ボルト25の前記の脚ネジ部26を螺合して、そのボルト25の頭部27に前記リンク部材20の下部を揺動自在に連結する。
クランプアーム19のクランピング位置を図2に図示の位置から別のクランピング位置(例えば、作動ロッド8を中心として水平方向へ90度回転させた位置)へ変更したクランプ装置では、図2に符号24で示したメネジ穴に代えて、一点鎖線図のメネジ穴24a又は二点鎖線図のメネジ穴24bを形成する。そして、上記メネジ穴24a又は24bに前記ボルト25の脚ネジ部26をネジ止めして、そのボルト25の頭部27にリンク部材20の下部を連結すればよい。従って、クランピング位置の異なるクランプ装置ごとに異なるハウジングを使用する必要が無くなって、ハウジングを共通部品として利用できる。その結果、ハウジングの種類が少なくなって、リンク式クランプ装置を安価かつ短納期で供給できる。
ワークパレット1に油圧クランプ装置2のハウジング3が四本の締結ボルト4によって取付けられ、そのワークパレット1の上面1aに載置したワークWが上記クランプ装置2によって固定される。
なお、上記の作動ロッド8には検出ロッド30の上部が連結ピン31によって接続され、その検出ロッド30の下部がOリング32を介して前記エンドプレート3bに保密状に挿入されている。
クランプ時には、図1に示すように、前記の給排口15へ圧油を供給すると、その圧油は、前記バネ装着孔7の内部とガイド部10の連通溝33とを経て作動ロッド8の下側へ供給される。これにより、その作動ロッド8は、前記の上Oリング9によって封止された断面積に作用する油圧力によって上向き移動される。すると、前記クランプアーム19が第2ピン22の回りに時計回りの方向へ駆動され、そのクランプアーム19の右端部に設けた押ボルト34が前記ワークWを下向きに押圧する。
これとは逆に、アンクランプ時には、上記の給排口15からハウジング3内の圧油を排出する。すると、上記の作動ロッド8が前記バネ14によって下降されて、上記クランプアーム19が反時計回りの方向へ退避される。
前記メネジ穴24を小径のバネ装着孔7の周壁7aへ延設したので、そのメネジ穴24の必要ネジ深さを確保するにあたってハウジング3の上壁3aの厚さを大きくする必要がない。その結果、クランプ装置の背丈を小さくできる。また、大径のガイド孔6にガイド部10を嵌入したので、前記の作動ロッド8を確実に案内して、その作動ロッド8を強力かつ円滑に駆動できる。そのうえ、上記ガイド部10を前記アンクランプ用バネ14のバネ受けとして利用可能なので、クランプ装置2の構成を簡素化できる。
上記の第2実施形態は、前記の第1実施形態と同様の長所を奏するが、前記の作動ロッド8よりも大径のガイド部10を封止したので、前記の第1実施形態と比べるとクランプ駆動用の受圧面積が大きくなり、低圧の圧油によって所定のクランプ力が得られる。
前記の作動ロッド8の上部と前記クランプアーム19の一端部との両者の連結構造は、前述した第1ピン21を利用することに代えて、リンク機構などの他の種類の連結構造を利用してもよい。また、上記の両者は、直接に連結することに代えて間接的に連結してもよい。
上記の作動ロッド8の駆動手段は、バネ復帰式に代えて、バネ力によってクランピングする形式であってもよく、さらには複動式であってもよい。その駆動手段に使用する圧力流体は、圧油等の液体に代えて圧縮空気等の気体であってもよい。
前記の給排口15は、前記ハウジング3のエンドプレート3b又は胴部3cに設けることも可能である。上記クランプ装置2は、図示とは上下逆に配置したり斜めに配置したものであってもよい。
Claims (2)
- 筒状ハウジング(3)に作動ロッド(8)を上下移動自在に挿入し、その作動ロッド(8)の上部にクランプアーム(19)の長手方向の一端部を上下揺動自在に連結し、そのクランプアーム(19)の長手方向の途中部をリンク部材(20)の上部に揺動自在に連結するとともに、そのリンク部材(20)の下部を上記ハウジング(3)の上壁(3a)に揺動自在に支持したリンク式クランプ装置において、
上記クランプアーム(19)は、上記の作動ロッド(8)の回りに所定の回転角度をあけて複数のクランピング位置を有し、
前記クランプアーム(19)を上記の複数のクランピング位置のうちのいずれかのクランピング位置に位置させた場合は、前記リンク部材(20)の下方で前記の上壁(3a)の上面に開口させたメネジ穴にボルト(25)の脚ネジ部(26)を螺合して、そのボルト(25)の頭部(27)に前記リンク部材(20)の下部を揺動自在に連結し、
前記クランプアーム(19)を上記とは別のクランピング位置に位置させた場合は、前記リンク部材(20)の下方で前記の上壁(3a)の上面に開口させた別の位置のメネジ穴に前記ボルト(25)の前記の脚ネジ部(26)を螺合して、そのボルト(25)の頭部(27)に前記リンク部材(20)の下部を揺動自在に連結する、
ことを特徴とするリンク式クランプ装置。 - 請求項1のリンク式クランプ装置において、
前記の作動ロッド(8)の回りに略90度ずつの回転角度をあけて3つのメネジ穴(24,24a,24b)を形成できるように前記の筒状ハウジング(3)を構成した、ことを特徴とするリンク式クランプ装置。
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- 2004-04-12 JP JP2004116576A patent/JP4108638B2/ja not_active Expired - Fee Related
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