JP2004242816A - クイズ提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合であっても、参加者の優劣をつけることができ、また、参加者間で公平性を確保することができるクイズ提供システムを提供すること。
【解決手段】本発明にかかるクイズ提供システムでは、クイズ情報DB22より問題情報を読み出してユーザの端末4に送信し、ユーザの端末4より送信された回答情報を受信し、受信した回答情報とクイズ情報DB22に記憶された正解情報に基づきユーザがクイズの問題を正解したか否かを決定し、成績情報として評価情報DB23に格納する。さらに、回答時間情報と回答時刻情報を取得し、成績情報と回答時間情報と回答時刻情報に基づきユーザーの順位を決定する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明にかかるクイズ提供システムでは、クイズ情報DB22より問題情報を読み出してユーザの端末4に送信し、ユーザの端末4より送信された回答情報を受信し、受信した回答情報とクイズ情報DB22に記憶された正解情報に基づきユーザがクイズの問題を正解したか否かを決定し、成績情報として評価情報DB23に格納する。さらに、回答時間情報と回答時刻情報を取得し、成績情報と回答時間情報と回答時刻情報に基づきユーザーの順位を決定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の通信網を介してクイズを提供するクイズ提供システム、クイズ提供方法及びユーザの応答時間、および応答日時の取得、決定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等の情報通信技術の発達に伴って、クイズをインターネット上で提供するクイズ提供システムが提案されている。
例えば、特許文献1には、情報通信端末に対してクイズの問題等を送信して表示させると共に、クイズイベント参加者から情報通信端末を用いて送信されたクイズの回答を受信し、正解か否かを判定するクイズイベントシステムが開示されている。このクイズイベントシステムでは、クイズの回答時間に基づいてクイズの問題を変更している。
【0003】
【特許文献1】
特開平2002−203074号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されたクイズイベントシステムでは、クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合に、参加者の優劣をつけることができない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合であっても、参加者の優劣をつけることが可能なクイズ提供システムを提供することを第1の目的とする。
さらに、参加者間で公平性を確保可能なクイズ提供システムを提供することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるクイズ提供システムは、ユーザの端末に対して通信網を介してクイズの問題情報を送信し、このユーザの端末より回答情報を受信してユーザの順位を決定するクイズ提供システムであって、クイズの問題情報と、この問題情報に対する正解情報を記憶するクイズ情報記憶手段と、ユーザがクイズの問題を正解したか否かを示す成績情報と、ユーザに対して問題を提供してから当該ユーザが回答するまでの回答時間情報を当該ユーザの識別情報と関連付けて記憶する評価情報記憶手段と、ユーザの端末に対してクイズを提供し、ユーザの順位を決定する処理手段とを備え、前記処理手段は、前記クイズ情報記憶手段より前記問題情報を読み出して通信網を介してユーザの端末に送信するステップと、前記ユーザの端末より送信された回答情報を受信するステップと、受信した回答情報と前記クイズ情報記憶手段に記憶された正解情報に基づきユーザがクイズの問題を正解したか否かを決定し、成績情報として前記評価情報記憶手段に格納するステップと、前記回答時間情報を取得し、前記評価情報記憶手段に格納するステップと、前記評価情報記憶手段に格納された成績情報と回答時間情報に基づきユーザの順位を決定するステップを実行するものである。このような構成により、成績が同じ参加者(ユーザ)の優劣をつけることができる。
【0006】
ここで、複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供システムであって、前記処理手段は、複数の個別問題を選択するステップと、この選択された複数の個別問題の正答率を計算するステップと、計算された正答率が所定の範囲内か否かを判定するステップと、前記正答率が所定の範囲内の場合には、選択された個別問題を確定し、当該正答率が所定の範囲外の場合には、選択された個別問題の一部又は全部を入れ替えるステップを実行するようにするとよい。このような構成により、さらに、ユーザに対する問題の正答率を一定範囲内に収めることができるため、ユーザ間の公平性を保つことができる。
【0007】
また、複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供システムであって、前記クイズ情報記憶手段は、正答率に応じて個別問題を複数のグループに分類して記憶し、前記処理手段は、前記クイズ情報記憶手段より個別問題を選択する場合に、各グループより予め定められた数の個別問題を選択するようにしてもよい。このような構成によっても、ユーザ間の公平性を保つことができる。
【0008】
また、前記処理手段は、ユーザの端末に送信する問題情報に、当該ユーザの端末に対して所定の処理を実行させるプログラムを付加し、このプログラムは、前記ユーザの端末における前記問題情報の表示時刻と、ユーザが前記ユーザの端末に回答情報の送信を要求した時刻である送信要求時刻を取得するとともに、これらの表示時刻及び送信要求時刻を含む時刻情報又はこれらの表示時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間情報をシステム側に送信する処理を当該ユーザの端末に対して実行させるようにするとよい。このような構成により、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。
【0009】
さらに、前記処理手段は、ユーザの端末に対して問題情報を送信したシステム上の問題送信時刻を取得するとともに、前記ユーザの端末において取得された表示時刻と送信要求時刻に基づき生成された回答時間を前記問題送信時刻に加算することにより回答時刻を算出するようにしてもよい。このような構成により、さらに、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。この場合、前記回答時間が同じユーザが複数の場合には、回答時刻が早いユーザの順位を高くする。
【0010】
他方、本発明にかかるクイズ提供方法は、ユーザの端末に対して通信網を介してクイズの問題情報を送信し、このユーザの端末より回答情報を受信してユーザの順位を決定するクイズ提供方法であって、クイズの問題情報と、この問題情報に対する正解情報を記憶するクイズ情報記憶手段より前記問題情報を読み出して通信網を介してユーザの端末に送信するステップと、前記ユーザの端末より送信された回答情報を受信するステップと、受信した回答情報と前記クイズ情報記憶手段に記憶された正解情報に基づきユーザがクイズの問題を正解したか否かを決定し、成績情報として評価情報記憶手段に格納するステップと、前記回答時間情報を取得し、前記評価情報記憶手段に格納するステップと、前記評価情報記憶手段に格納された成績情報と回答時間情報に基づきユーザの順位を決定するステップを実行するものである。このような方法により、成績が同じ参加者(ユーザ)の優劣をつけることができる。
【0011】
ここで、複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供方法であって、複数の個別問題を選択するステップと、この選択された複数の個別問題の正答率を計算するステップと、計算された正答率が所定の範囲内か否かを判定するステップと、前記正答率が所定の範囲内の場合には、選択された個別問題を確定し、当該正答率が所定の範囲外の場合には、選択された個別問題の一部又は全部を入れ替えるステップを実行するとよい。このような方法により、さらに、ユーザに対する問題の正答率を一定範囲内に収めることができるため、ユーザ間の公平性を保つことができる。
【0012】
また、複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供方法であって、正答率に応じて個別問題を複数のグループに分類して記憶されたクイズ情報記憶手段より個別問題を選択する場合に、各グループより予め定められた数の個別問題を選択するようにしても同様の効果を奏する。
【0013】
さらに、ユーザの端末に送信する問題情報に、当該ユーザの端末に対して所定の処理を実行させるプログラムを付加ステップを備え、このプログラムは、前記ユーザの端末における前記問題情報の表示時刻と、ユーザが前記ユーザの端末に回答情報の送信を要求した時刻である送信要求時刻を取得するとともに、これらの表示時刻及び送信要求時刻を含む時刻情報又はこれらの表示時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間情報をシステム側に送信する処理を当該ユーザの端末に対して実行させるものである。このような方法により、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。
【0014】
また、ユーザの端末に対して問題情報を送信したシステム上の問題送信時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末において取得された表示開始時刻と送信要求時刻に基づき生成された回答時間を前記問題送信時刻に加算することにより回答時刻情報を算出するステップをさらに備えるようにするとよい。さらにユーザ間の公平性を担保することができる。この場合、前記回答時間が同じユーザが複数の場合には、回答時刻が早いユーザの順位を高くする。
【0015】
他方、本発明にかかるユーザの応答時間を決定する方法は、サーバよりユーザの端末に対して通信網を介して課題情報を送信し、このユーザの端末より応答情報を受信してユーザの応答時間を決定する方法であって、前記サーバより前記課題情報を通信網を介して前記ユーザの端末に送信するステップと、前記ユーザの端末において前記課題情報を受信するステップと、前記ユーザの端末において前記課題情報を表示する表示時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末から前記応答情報を送信するステップと、前記ユーザの端末において当該応答情報の送信を要求した送信要求時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末から前記表示時刻と前記送信要求時刻を有する時刻情報を前記サーバに対して送信するステップと、前記サーバにおいて前記表示時刻と前記送信要求時刻に基づき応答時間を算出するステップとを備えたものである。このような方法により、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。
【0016】
本発明にかかる他のユーザの応答時間を決定する方法は、サーバよりユーザの端末に対して通信網を介して課題情報を送信し、このユーザの端末より応答情報を受信してユーザの応答時間を決定する方法であって、前記サーバより前記課題情報を通信網を介して前記ユーザの端末に送信するステップと、前記ユーザの端末において前記課題情報を受信するステップと、前記ユーザの端末において前記課題情報を表示する表示時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末から前記応答情報を送信するステップと、前記ユーザの端末において当該応答情報の送信を要求した送信要求時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末から前記表示時刻と前記送信要求時刻を有する時刻情報を前記サーバに対して送信するステップと、前記ユーザの端末において前記表示時刻と前記送信要求時刻に基づき応答時間を算出するステップと、前記ユーザの端末から前記応答時間を前記サーバに送信するステップとを備えたものである。このような方法によっても、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。
さらに、サーバ側で問題送出時刻と回答受取時刻を記録することにより、ユーザーが問題送出時刻、表示開始時刻、送信要求時刻、また表示開始時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間を書き換えて詐称することがあっても、その回答時間情報とサーバ側の問題送出時刻と回答受取時刻から生成される問題送出から回答受取までの時間とを比較することにより書き換えによる詐称を防ぐようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
本実施の形態1にかかるクイズ提供システムについて図1を用いて説明する。図に示されるように、このクイズ提供システムは、クイズ提供装置1、データベース2、端末3、ユーザの端末4、通信網5を有する。狭義のクイズ提供システムは、クイズ提供装置1及びデータベース2によって構成される。尚、本発明における「クイズ」は、ユーザの端末に問題を表示させると共に、ユーザがその課題に対する回答を入力することによって完結するあらゆるサービスを含み、常識を問うクイズのみならず、小中学校、高校、大学、専門学校等の教育用の問題、クロスワードパズル等のパズル等が含まれる。
【0018】
クイズ提供装置1は、ゲートウェイサーバ11、WWWサーバ12、メールサーバ13、管理サーバ14、通信処理部15を備えており、これらのサーバは、LAN(Local Area Network)等により接続され、相互に通信可能である。また、クイズ提供装置1には、LAN等を介して端末3が接続されており、各種サーバの設定を行うことができる。
【0019】
ゲートウェイサーバ11は、外部からの不正なアクセスにより内部のデータが漏れることを防止するセキュリティ用のサーバである。WWWサーバ12は、ユーザの端末4により指定されたURLを受信して、CGIプログラムを作動させ、データベース2からこのURLに対応するデータを取り出してHTML又はXML変換し、HTML又はXML変換されたデータをユーザの端末4に送信する。
【0020】
メールサーバ13は、ユーザの端末4に対して各種メールを送信する。メールサーバ13は、例えば、ユーザ登録の際に、アクセスすべきサイトのURLを通知するメールや、クイズ開催を通知するメールを送信する。
【0021】
管理サーバ14は、CPU、RAM、ROMなどを備え、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開し、CPUにより各種演算処理する。そして、処理して得られた結果はRAMに一時的に記憶される。管理サーバ14は、より具体的には、後に詳述するクイズ提供のフローに関する一連の処理を実行する。例えば、ユーザ認証に関する処理、データベース2より問題情報を選択する処理やユーザの端末4から回答情報と時刻情報を取得し、採点及び回答時間計算を行う処理がある。
【0022】
通信処理部15は、例えば、ルータなどの中継器を備え、クイズ提供装置1とユーザの端末4との間のデータ通信を行う。
【0023】
データベース2は、クイズ提供装置1において必要とされるデータを格納し、適宜クイズ提供装置1によってデータが読み出され、かつ書き込まれる。このデータベース2には、ユーザ情報DB21、クイズ情報DB22、評価情報DB23が含まれる。
【0024】
ユーザ情報DB21には、例えば、図2に示されるように、ユーザID(ニックネーム)、パスワード、氏名、性別、生年月日、商品の配送先情報、職業、職種、住所形態、家族等の情報が互いに関連付けられて格納される。
【0025】
クイズ情報DB22には、例えば、図3に示されるように、問題ID、ジャンル情報、問題情報、正解情報、正答数、出題回数等の情報が互いに関連付けられて格納される。
【0026】
評価情報DB23には、例えば、図4に示されるように、ユーザID、成績情報、回答時間情報、回答時刻情報が互いに関連付けられて格納される。
【0027】
端末3は、例えば、パーソナルコンピュータなどにより構成され、各サーバのメンテナンスやデータ入力などを行う。
ユーザの端末4は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末、携帯電話等である。この端末4は、図示しないCPU、ROM、RAM、通信処理部、CRTや液晶ディスプレイ等の表示手段、入出力手段等を備え、通信網5を介して、クイズ提供装置1と通信可能に構成されている。また、端末4には、ブラウザプログラムがインストールされており、WWWサーバ12から送信されたWebページを受信し、表示手段に表示させることができる。また、ユーザは、キーボードやマウス等の入出力手段によってクイズの回答情報等を端末4に入力することができる。
【0028】
通信網5は、インターネット網、公衆網等の通信網である。
【0029】
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、本発明にかかるクイズ提供システムによるクイズ提供の流れを説明する。尚、クイズ提供装置1とユーザの端末4間でデータ通信を行う場合には、通信処理部15が動作するが、以下の説明では、その動作の説明は省略する。
【0030】
まず、ユーザは、自己の端末4を用いて、ブラウザプログラムを起動させ、クイズを提供するサイトのURLを入力することによって、クイズ提供装置1のWWWサーバ12にアクセスする(S101)。WWWサーバ12は、ユーザのアクセスに応じてこのURLに対応するトップページを通信網5を介してユーザの端末4に対して送信する(S102)。
【0031】
ユーザの端末4は、当該トップページを受信し、ブラウザプログラムによって表示手段に表示する(S103)。ここで、このトップページの画面表示例を図6に示す。トップページには、ユーザIDとパスワードの入力欄及びログインボタンが設けられている。尚、図6では簡略化のため省略しているが、これら以外に、バナー広告等の広告を表示するようにしてもよい。ユーザがユーザIDとパスワードをキーボード等を用いて入力し、ログインボタンをクリックすると、ユーザIDとパスワードからなるログイン情報がクイズ提供装置1に対して通信網5を介して送信される(S104)。
【0032】
クイズ提供装置1の管理サーバ14は、このログイン情報を取得し、ユーザ認証を実行する(S105)。具体的には、管理サーバ14は、ログイン情報に含まれるユーザIDとパスワードがユーザ情報DB21に格納されたユーザIDとパスワードに合致するかどうかを確認することにより、登録されたユーザか否かを確認する処理を実行する。ユーザ認証の結果、登録されたユーザと確認されない場合には、パスワードが間違っている等のメッセージが記載されたウェブページをWWWサーバ12よりユーザの端末4に送信する。他方、ユーザ認証の結果、登録されたユーザと確認された場合には、WWWサーバ12よりマイページを通信網5を介してユーザの端末4に送信する(S106)。
【0033】
ユーザの端末4は、このマイページを受信して、ブラウザプログラムにより表示手段に表示する(S107)。このマイページの画面表示例を図7に示す。マイページには、ユーザがクイズの挑戦できる回数(この例では、5回)が表示され、クイズのジャンルの入力欄が設けられている。クイズのジャンルの入力欄は、プルダウン式でジャンルが選択できるように構成されている。この例におけるジャンルには、「政治/経済」、「芸能/スポーツ」、「コンピュータ/インターネット」、「ファッション/美容」、「社会/歴史」、「その他」が含まれる。また、マイページには、クイズの賞品の一覧が表示されている。さらに、挑戦権の購入ページへのリンクや、クイズの成績の上位者を表示するランキングページへのリンクも表示されている。
【0034】
ユーザがマイページにおいてジャンルを入力し(S108)、挑戦ボタンをクリックすることによりクイズを要求する(S109)と、ジャンル情報とクイズ要求を示す情報がクイズ提供装置1に対して送信される。
【0035】
クイズ提供装置1の管理サーバ14は、これらの情報を受信し、問題選択処理を実行する(S110)。このクイズ管理システムでは、毎回、原則として異なる複数の個別問題が組み合わされた問題がユーザに対して提供される。ここで、この問題選択処理の流れを図8に示すフローチャートを用いて詳述する。まず、ユーザの端末4より送信されたジャンル情報を取得する(S201)。次に、このジャンル情報に基づき、クイズ情報DB22に格納された問題情報のうち複数の個別問題(この例では10問)をランダムに選択する(S202)。より具体的には、クイズ情報DB22では、問題情報とジャンル情報とが関連付けられて記憶されているので、ユーザの指定したジャンル情報と合致する個別問題を選択する処理を実行する。例えば、ユーザが指定したジャンルが政治/経済である場合には、政治/経済のジャンルの問題がクイズ情報DB22から選択される。
【0036】
そして、管理サーバ14は、選択された全問題10問の全体の正答率を算出する(S203)。具体的には、まず、選択された全問題の正答数と出題回数をそれぞれ足し合わせる。そして、足し合わされた正答数を、同じく足し合わされた出題回数により割り算することによって、全体の正答率を算出することができる。さらに、算出した正答率が予め設定された範囲内かどうか判定する(S204)。判定の結果、算出した正答率が予め設定された範囲内である場合には、選択された問題を確定する(S205)。他方、判定の結果、算出した正答率が予め設定された範囲内でない場合には、ステップS202の処理に戻り、再度問題10問をランダムに選択し、上述のステップS203、S204へ同様の処理を正答率が設定範囲内に収まるまで繰り返される。このような問題選択処理を実行することで、各ユーザに対して、同じ程度の難易度を有するクイズを提供することができ、ユーザ間の不平等を是正することができる。但し、予め定められた設定回数以上繰り返された場合には、正答率が設定範囲外であっても選択した問題に確定する(S205)。このような処理によって、ユーザに対する問題提供が著しく遅延することを防止できる。
尚、同じユーザーに対して、過去に出題した問題を出さないようにしてもよい。このような処理を実現する場合には、ユーザーごとに出題した問題の問題IDを記録したログファイルを用意し、問題選択する時に過去に出題していないかをチェックして、過去に出題していれば再度問題を選択し、出題していなければ再度の問題選択は行わない。
【0037】
図5に示すフローチャートの説明に戻る。このようにして選択された問題に基づき、クイズ情報DB22より具体的な問題の内容を示す問題情報に基づき、WWWサーバ12によって、問題ページを作成する。このとき、管理サーバ14は、この問題ページに、回答時間を算出するための処理をユーザの端末4に対して実行させるユーザー端末4側で実行されるプログラムを付加する。このプログラムは、例えば、JAVA(登録商標)スクリプト、JAVAアプレット、VBスクリプト、VBアプレット、flash、JAVAアプリなどであるが、言語の特定はしない。以下、代表してJAVAスクリプトにて記載した場合について説明する。具体的には、このJAVAスクリプトは、ウェブブラウザによって問題ページがユーザの端末4において表示し始めた時間を取得し、フォームのHIDDENタグとして設定し、かつ、ユーザが送信ボタンをクリックした時間を取得しフォームのHIDDENタグとして設定する処理をユーザの端末4に対して実行させるプログラムである。そして、WWWサーバ12は、JAVAスクリプトが付加された問題ページをユーザ端末4に対して送信する(S111)。このとき、管理サーバ14は、当該問題ページをユーザ端末4に対して送信した時刻情報を所定の記憶手段に格納しておく。
【0038】
ユーザの端末4は、問題ページを受信し、ブラウザプログラムによって、表示手段に問題ページを表示する(S112)。ここで、問題ページの画面表示例を図9に示す。図に示されるように、この例では、10問の問題の問題文が表示され、それぞれの問題に対して4つの選択肢が表示されている。そして、回答をクイズ提供装置1に送信するための送信ボタンも表示されている。
【0039】
ユーザの端末4が問題ページを受信したときには、その問題ページに付加されたJAVAスクリプトがユーザの端末4のRAMに自動的にダウンロードされ、このJAVAスクリプトにより特定されるプログラムが実行される。このプログラムの実行により、まず、問題ページを表示手段に表示させ始めた時刻が取得される(S113)。取得された表示開始時刻(表示時刻)は、RAM上の所定領域に格納される。
【0040】
続いて、ユーザは、ユーザの端末4の表示手段に表示された問題ページを見て、回答を入力する(S114)。具体的には、ユーザは、4つの選択肢より正解と考える選択肢を選び、キーボードやマウスを操作して入力する。入力された回答は、適宜回答情報としてユーザの端末4のRAM上に格納される。ユーザが全10問に対して選択肢を選び終わった場合には、送信ボタン(S115)をクリックにより押下する。このとき、送信ボタンを押下した時刻情報、即ち送信要求時刻を取得する(S116)。具体的には、問題ページに付加されユーザの端末4のRAMに自動的にダウンロードされたJAVAスクリプトにより特定されるプログラムが動作し、送信ボタンをクリックした時刻情報を送信要求時刻として取得し、フォームのHIDDENタグとして設定する。その後、ユーザの端末4は、送信ボタンの押下に応じて、回答情報及び時刻情報(表示開始時刻及び送信要求時刻)をクイズ提供装置1に対して送信する(S117)。
【0041】
管理サーバ14は、回答情報及び時刻情報を受信する。そして、管理サーバ14は、受信した回答情報に基づき、クイズ情報DB22に格納された正解情報を参照して、全問題の回答について正解か不正解かを判定する採点処理を実行する(S118)。採点により得られた成績情報は、ユーザIDと関連付けられて評価情報DB23に格納される。また、管理サーバ14は、受信した時刻情報に基づき、回答時間を計算する(S119)。具体的には、管理サーバ14は、時刻情報に含まれる表示開始時刻と、送信ボタンを押下した時間である送信要求時刻との差分を求める。このようにして計算された回答時間は、ユーザIDと関連付けられて評価情報DB23に格納される。本発明では、このように回答時間をユーザの端末4において取得した時刻情報に基づいて算出している。ここで、クイズ提供装置1から問題ページを送信した時刻とクイズ提供装置1が回答情報を受信した時刻を求め、両者の差分を求めることにより、回答時間を求めることも可能である。しかしながら、このようにして回答時間を求めると、ユーザの端末4とクイズ提供装置1間の通信環境によって回答時間が異なる。例えば、通信速度が遅い通信網を介して接続されたユーザの端末41と通信速度が速い通信網を介して接続されたユーザの端末42は、その端末4に問題ページが表示された時刻と送信ボタンをクリックした時刻との差が同じであった場合であっても、クイズ提供装置1において回答時間を求めると、ユーザの端末42の方がユーザの端末41よりも短い回答時間と算出され、両者に不平等が生じる。
【0042】
尚、この例では、管理サーバ14において表示開始時刻と送信要求時刻との差分を求めることにより回答時間を算出しているが、これに限らず、ユーザの端末4において表示開始時刻と送信要求時刻との差分を求めることにより回答時間を算出し、算出された回答時間情報を管理サーバ14に送信するようにしてもよい。
【0043】
管理サーバ14は、問題ページをユーザの端末4に対して送信した送信時刻情報に対して、この回答時間を加算することにより、回答した時刻情報を計算する。実際にクイズ提供装置1が回答情報等を受信した時刻とすると、ユーザの端末4とクイズ提供装置1間の通信環境によって、ユーザ間で不平等が生じる。例えば、通信速度が遅い通信網を介して接続されたユーザの端末41と通信速度が速い通信網を介して接続されたユーザの端末42は、仮に同時に送信ボタンをクリックしたとしても、クイズ提供装置1は、ユーザの端末42から送信された情報をユーザの端末41から送信された情報よりも先に受信することになる。そこで、本発明では、クイズ提供装置1においてユーザの端末に対して問題ページを送信した送信時刻情報を記憶し、この送信時刻情報に、ユーザの端末4において計測した回答時間を足し合わせることによって、回答時刻求めることとしている。このような計算によれば、通信環境に依存していないため、通信環境によってユーザ間が不平等が生じることを効果的に防止できる。
【0044】
続いて、WWWサーバ12は、評価情報DB23に格納されたユーザID、成績情報、回答時間に基づいて、評価ページを生成し、通信網5を介してユーザの端末4に送信する(S120)。
【0045】
ユーザの端末4は、この評価ページを受信し、ブラウザプログラムにより表示手段に表示する(S121)。ここで、この評価ページの画面表示例を図10に示す。図に示されるように、成績情報に基づき10問中5問の正解であり、間違った問題が2、4、6、9、10問目であることが表示される。そして、回答時間が表示されている。さらに、この評価ページには、再度クイズの提供を受けるためのリンク及び順位をみるためのリンクが表示されている。ユーザが仮に順位をみるためのリンクをクリックしたものとすると、ユーザの端末4からクイズ提供装置に対して順位要求が送信される(S122)。
【0046】
クイズ提供装置1の管理サーバ14は、順位要求を受信して、順位処理を実行する(S123)。具体的には、評価情報DB23より、成績情報及び回答時間を読み出し、正解数が多い順に並べるとともに、同じ正解数の場合には回答時間がより早い順に並べる。さらに、同じ回答時間であった場合には、回答時刻情報が早い順に並べる。即ち、より多くの問題に正解し、より早く、より早い時期に問題を解いた順に並べる。そして、WWWサーバ12は、予め定められた人数の上位者の成績情報、回答時間、回答時刻情報を含む順位ページを作成し、通信網5を介してユーザの端末4に送信する(S124)。
【0047】
ユーザの端末4は、この順位ページを受信し、ブラウザプログラムにより表示手段に表示する。順位ページの画面表示例を図11に示す。図に示されるように、第1位から第10位までユーザ名(ユーザID)、回答時間及び回答時刻情報が表示されている。この例では、全問正解者が多数存在することを前提に、全問正解者のみ表示されている。全問正解者が少ない場合には、正解数も表示するようにしてもよい。
【0048】
以上、説明したように、本発明の実施の形態にかかるクイズ提供システムによれば、クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合であっても、回答時間によって参加者の優劣をつけるようにしたので、より参加者の参加意欲を高めることができる。また、通信環境に依存しない方法により回答時間及び回答時刻を算出するようにしたので参加者間で公平性を図ることができる。さらに、各参加者に出題する問題の難易度が同程度となるような方法により問題を選択したので、この点からも参加者間で公平性を図ることができる。
【0049】
発明の実施の形態2.
本発明の実施の形態2では、図5に示すフローチャートの問題選択処理(S110)の別の例を示す。本実施の形態2にかかる問題選択処理のフローを図12に示す。
【0050】
まず、ユーザの端末4より送信されたジャンル情報を取得する(S301)。次に、このジャンル情報に基づき、クイズ情報DB22に格納された問題情報をランダムに選択する(S302)。より具体的には、クイズ情報DB22では、問題情報とジャンル情報とが関連付けられて記憶されているので、ユーザの指定したジャンル情報と合致する問題情報を選択する処理を実行する。例えば、ユーザが指定したジャンルが政治/経済である場合には、政治/経済のジャンルの問題がクイズ情報DB22から選択される。
【0051】
そして、管理サーバ14は、選択された全問題10問の全体の正答率を算出する(S303)。具体的には、まず、選択された全問題の正答数と出題回数をそれぞれ足し合わせる。そして、足し合わされた正答数を、同じく足し合わされた出題回数により割り算することによって、全体の正答率を算出することができる。さらに、算出した正答率が予め設定された上限値と比較する(S304)。比較の結果、算出した正答率が予め設定された上限値よりも低い場合には、さらに算出した正答率が予め設定された下限値と比較する(S306)。比較の結果、算出した正答率が下限値よりも高い場合には、選択された問題を確定する(S308)。
【0052】
他方、上限値との比較処理(S304)の結果、算出した正答率が上限値以上である場合には、10問の問題のうち、最も正答率が高い1問を他の問題と変更する(S305)。このとき、他の問題は、正答率が低い問題を選択してもよく、ランダムに選択してもよい。また、最も正答率が高い1問でなくとも、2問以上の任意の数の問題を変更するようにしてもよい。そして変更後、ステップS303の処理に戻り、正答率の算出を行う。
【0053】
また、下限値との比較処理(S306)の結果、算出した正答率が下限値以下である場合には、10問の問題のうち、最も正答率が低い1問を他の問題と変更する(S307)。このとき、他の問題は、正答率が高い問題を選択してもよく、ランダムに選択してもよい。また、最も正答率が低い1問でなくとも、2問以上の任意の数の問題を変更するようにしてもよい。そして変更後、ステップS303の処理に戻り、正答率の算出を行う。このような処理を正答率が設定範囲内に収まるまで繰り返す。
【0054】
このような問題選択処理を実行することで、各ユーザに対して、同じ程度の難易度を有するクイズを提供することができ、ユーザ間の不平等を是正することができる。特に、予め設定した範囲内に正答率が収まらない場合に、全てをランダムに再選択するのではなく、設定範囲内に収まるように一部の問題のみを変更するようにしたので、より早く設定範囲内に収めるようにすることができる。
【0055】
発明の実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、図5に示すフローチャートの問題選択処理(S110)の別の例を示す。本実施の形態2にかかる問題選択処理の概念図を図13に示す。図に示されるように、各問題について正答率毎にグルーピング、即ち分類しておき、それぞれのグループから予め定められた同数の問題を選択することによって、正答率を平均化している。この例では、正答率を5段階に分けて問題を分類しているが、これに限らず、任意の数の段階に分けてもよい。また、この例では、各段階より2問ずつの問題を選択しているが、0〜20%及び80〜100%は1問ずつ、20〜40%は2問、40〜60%及び60〜80%は3問ずつ選択するようにしてもよい。
正答率は、ユーザが問題を解く度に変動していくため、ユーザからの回答がある度に、回答があった問題の正答率を計算し、どのグループに属するかを計算しておく必要がある。
このようして問題選択処理を行うことによっても複数の問題を含む問題の全体の難易度が等しくなるようにでき、クイズの参加者間の不平等を緩和することができる。
【0056】
発明の実施の形態4.
さらに、サーバ側で問題送出時刻と回答受取時刻を記録することにより、ユーザーが問題送出時刻、表示開始時刻、送信要求時刻、また表示開始時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間を書き換えて詐称することがあっても、その回答時間情報とサーバ側の問題送出時刻と回答受取時刻から生成される問題送出から回答受取までの時間とを比較することにより書き換えによる詐称を防ぐようにしてもよい。
例えば、次のようにして処理をする。サーバ側、ユーザの端末両方における問題送出時刻をS、端末での表示開始時刻をA、送信要求時刻をB、サーバ側の回答受取時刻をE、通信許容時間をX(通常のネットワークの最大考えられる処理時間をいう。ここでは例えば、60秒とするが、サービス内容に応じて変更は可能)とした場合に、次の式を満たせば、詐称と判断する。
E−S>B−A+X
【0057】
その他の実施の形態.
上述の例において説明した回答時間の測定は、クイズ提供システムに限らず、幅広く適用可能である。例えば、インターネット等の通信網を介して提供されるタイプの早押しゲーム、射撃ゲーム、仮想的な運動ゲーム、オークションや早い者勝ちの要素のある決定、決済サービスにおいて、ユーザの端末に課題や問題が表示されてからユーザがボタン入力を行うまでの時間を計測することができる。回答時間が予め定めた時間(例えば、5分)に近いユーザに対して賞品等を与えるようにしてもよい。また、予め定めた順位のユーザに対して賞品等を与えるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明のクイズ提供システムでは、クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合であっても、参加者の優劣をつけることができる。また、参加者間で公平性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるクイズ提供システムのシステム構成図である。
【図2】本発明にかかるクイズ提供システムにおけるユーザ情報DBの情報例を示す図である。
【図3】本発明にかかるクイズ提供システムにおけるクイズ情報DBの情報例を示す図である。
【図4】本発明にかかるクイズ提供システムにおける評価情報DBの情報例を示す図である。
【図5】本発明にかかるクイズ提供システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図7】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図8】本発明にかかるクイズ提供システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図10】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図11】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図12】本発明にかかるクイズ提供システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明にかかるクイズ提供システムにおける処理を示す概念図である。
【符号の説明】
1 クイズ提供装置、2 データベース、3 端末
4 ユーザ端末、5 通信網、11 ゲートウェイサーバ
12 WWWサーバ、13 メールサーバ、14 管理サーバ
15 通信処理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の通信網を介してクイズを提供するクイズ提供システム、クイズ提供方法及びユーザの応答時間、および応答日時の取得、決定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等の情報通信技術の発達に伴って、クイズをインターネット上で提供するクイズ提供システムが提案されている。
例えば、特許文献1には、情報通信端末に対してクイズの問題等を送信して表示させると共に、クイズイベント参加者から情報通信端末を用いて送信されたクイズの回答を受信し、正解か否かを判定するクイズイベントシステムが開示されている。このクイズイベントシステムでは、クイズの回答時間に基づいてクイズの問題を変更している。
【0003】
【特許文献1】
特開平2002−203074号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されたクイズイベントシステムでは、クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合に、参加者の優劣をつけることができない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合であっても、参加者の優劣をつけることが可能なクイズ提供システムを提供することを第1の目的とする。
さらに、参加者間で公平性を確保可能なクイズ提供システムを提供することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるクイズ提供システムは、ユーザの端末に対して通信網を介してクイズの問題情報を送信し、このユーザの端末より回答情報を受信してユーザの順位を決定するクイズ提供システムであって、クイズの問題情報と、この問題情報に対する正解情報を記憶するクイズ情報記憶手段と、ユーザがクイズの問題を正解したか否かを示す成績情報と、ユーザに対して問題を提供してから当該ユーザが回答するまでの回答時間情報を当該ユーザの識別情報と関連付けて記憶する評価情報記憶手段と、ユーザの端末に対してクイズを提供し、ユーザの順位を決定する処理手段とを備え、前記処理手段は、前記クイズ情報記憶手段より前記問題情報を読み出して通信網を介してユーザの端末に送信するステップと、前記ユーザの端末より送信された回答情報を受信するステップと、受信した回答情報と前記クイズ情報記憶手段に記憶された正解情報に基づきユーザがクイズの問題を正解したか否かを決定し、成績情報として前記評価情報記憶手段に格納するステップと、前記回答時間情報を取得し、前記評価情報記憶手段に格納するステップと、前記評価情報記憶手段に格納された成績情報と回答時間情報に基づきユーザの順位を決定するステップを実行するものである。このような構成により、成績が同じ参加者(ユーザ)の優劣をつけることができる。
【0006】
ここで、複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供システムであって、前記処理手段は、複数の個別問題を選択するステップと、この選択された複数の個別問題の正答率を計算するステップと、計算された正答率が所定の範囲内か否かを判定するステップと、前記正答率が所定の範囲内の場合には、選択された個別問題を確定し、当該正答率が所定の範囲外の場合には、選択された個別問題の一部又は全部を入れ替えるステップを実行するようにするとよい。このような構成により、さらに、ユーザに対する問題の正答率を一定範囲内に収めることができるため、ユーザ間の公平性を保つことができる。
【0007】
また、複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供システムであって、前記クイズ情報記憶手段は、正答率に応じて個別問題を複数のグループに分類して記憶し、前記処理手段は、前記クイズ情報記憶手段より個別問題を選択する場合に、各グループより予め定められた数の個別問題を選択するようにしてもよい。このような構成によっても、ユーザ間の公平性を保つことができる。
【0008】
また、前記処理手段は、ユーザの端末に送信する問題情報に、当該ユーザの端末に対して所定の処理を実行させるプログラムを付加し、このプログラムは、前記ユーザの端末における前記問題情報の表示時刻と、ユーザが前記ユーザの端末に回答情報の送信を要求した時刻である送信要求時刻を取得するとともに、これらの表示時刻及び送信要求時刻を含む時刻情報又はこれらの表示時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間情報をシステム側に送信する処理を当該ユーザの端末に対して実行させるようにするとよい。このような構成により、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。
【0009】
さらに、前記処理手段は、ユーザの端末に対して問題情報を送信したシステム上の問題送信時刻を取得するとともに、前記ユーザの端末において取得された表示時刻と送信要求時刻に基づき生成された回答時間を前記問題送信時刻に加算することにより回答時刻を算出するようにしてもよい。このような構成により、さらに、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。この場合、前記回答時間が同じユーザが複数の場合には、回答時刻が早いユーザの順位を高くする。
【0010】
他方、本発明にかかるクイズ提供方法は、ユーザの端末に対して通信網を介してクイズの問題情報を送信し、このユーザの端末より回答情報を受信してユーザの順位を決定するクイズ提供方法であって、クイズの問題情報と、この問題情報に対する正解情報を記憶するクイズ情報記憶手段より前記問題情報を読み出して通信網を介してユーザの端末に送信するステップと、前記ユーザの端末より送信された回答情報を受信するステップと、受信した回答情報と前記クイズ情報記憶手段に記憶された正解情報に基づきユーザがクイズの問題を正解したか否かを決定し、成績情報として評価情報記憶手段に格納するステップと、前記回答時間情報を取得し、前記評価情報記憶手段に格納するステップと、前記評価情報記憶手段に格納された成績情報と回答時間情報に基づきユーザの順位を決定するステップを実行するものである。このような方法により、成績が同じ参加者(ユーザ)の優劣をつけることができる。
【0011】
ここで、複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供方法であって、複数の個別問題を選択するステップと、この選択された複数の個別問題の正答率を計算するステップと、計算された正答率が所定の範囲内か否かを判定するステップと、前記正答率が所定の範囲内の場合には、選択された個別問題を確定し、当該正答率が所定の範囲外の場合には、選択された個別問題の一部又は全部を入れ替えるステップを実行するとよい。このような方法により、さらに、ユーザに対する問題の正答率を一定範囲内に収めることができるため、ユーザ間の公平性を保つことができる。
【0012】
また、複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供方法であって、正答率に応じて個別問題を複数のグループに分類して記憶されたクイズ情報記憶手段より個別問題を選択する場合に、各グループより予め定められた数の個別問題を選択するようにしても同様の効果を奏する。
【0013】
さらに、ユーザの端末に送信する問題情報に、当該ユーザの端末に対して所定の処理を実行させるプログラムを付加ステップを備え、このプログラムは、前記ユーザの端末における前記問題情報の表示時刻と、ユーザが前記ユーザの端末に回答情報の送信を要求した時刻である送信要求時刻を取得するとともに、これらの表示時刻及び送信要求時刻を含む時刻情報又はこれらの表示時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間情報をシステム側に送信する処理を当該ユーザの端末に対して実行させるものである。このような方法により、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。
【0014】
また、ユーザの端末に対して問題情報を送信したシステム上の問題送信時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末において取得された表示開始時刻と送信要求時刻に基づき生成された回答時間を前記問題送信時刻に加算することにより回答時刻情報を算出するステップをさらに備えるようにするとよい。さらにユーザ間の公平性を担保することができる。この場合、前記回答時間が同じユーザが複数の場合には、回答時刻が早いユーザの順位を高くする。
【0015】
他方、本発明にかかるユーザの応答時間を決定する方法は、サーバよりユーザの端末に対して通信網を介して課題情報を送信し、このユーザの端末より応答情報を受信してユーザの応答時間を決定する方法であって、前記サーバより前記課題情報を通信網を介して前記ユーザの端末に送信するステップと、前記ユーザの端末において前記課題情報を受信するステップと、前記ユーザの端末において前記課題情報を表示する表示時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末から前記応答情報を送信するステップと、前記ユーザの端末において当該応答情報の送信を要求した送信要求時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末から前記表示時刻と前記送信要求時刻を有する時刻情報を前記サーバに対して送信するステップと、前記サーバにおいて前記表示時刻と前記送信要求時刻に基づき応答時間を算出するステップとを備えたものである。このような方法により、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。
【0016】
本発明にかかる他のユーザの応答時間を決定する方法は、サーバよりユーザの端末に対して通信網を介して課題情報を送信し、このユーザの端末より応答情報を受信してユーザの応答時間を決定する方法であって、前記サーバより前記課題情報を通信網を介して前記ユーザの端末に送信するステップと、前記ユーザの端末において前記課題情報を受信するステップと、前記ユーザの端末において前記課題情報を表示する表示時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末から前記応答情報を送信するステップと、前記ユーザの端末において当該応答情報の送信を要求した送信要求時刻を取得するステップと、前記ユーザの端末から前記表示時刻と前記送信要求時刻を有する時刻情報を前記サーバに対して送信するステップと、前記ユーザの端末において前記表示時刻と前記送信要求時刻に基づき応答時間を算出するステップと、前記ユーザの端末から前記応答時間を前記サーバに送信するステップとを備えたものである。このような方法によっても、ユーザの端末が接続されている通信環境に依存せずにユーザ間の公平性を担保することができる。
さらに、サーバ側で問題送出時刻と回答受取時刻を記録することにより、ユーザーが問題送出時刻、表示開始時刻、送信要求時刻、また表示開始時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間を書き換えて詐称することがあっても、その回答時間情報とサーバ側の問題送出時刻と回答受取時刻から生成される問題送出から回答受取までの時間とを比較することにより書き換えによる詐称を防ぐようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
本実施の形態1にかかるクイズ提供システムについて図1を用いて説明する。図に示されるように、このクイズ提供システムは、クイズ提供装置1、データベース2、端末3、ユーザの端末4、通信網5を有する。狭義のクイズ提供システムは、クイズ提供装置1及びデータベース2によって構成される。尚、本発明における「クイズ」は、ユーザの端末に問題を表示させると共に、ユーザがその課題に対する回答を入力することによって完結するあらゆるサービスを含み、常識を問うクイズのみならず、小中学校、高校、大学、専門学校等の教育用の問題、クロスワードパズル等のパズル等が含まれる。
【0018】
クイズ提供装置1は、ゲートウェイサーバ11、WWWサーバ12、メールサーバ13、管理サーバ14、通信処理部15を備えており、これらのサーバは、LAN(Local Area Network)等により接続され、相互に通信可能である。また、クイズ提供装置1には、LAN等を介して端末3が接続されており、各種サーバの設定を行うことができる。
【0019】
ゲートウェイサーバ11は、外部からの不正なアクセスにより内部のデータが漏れることを防止するセキュリティ用のサーバである。WWWサーバ12は、ユーザの端末4により指定されたURLを受信して、CGIプログラムを作動させ、データベース2からこのURLに対応するデータを取り出してHTML又はXML変換し、HTML又はXML変換されたデータをユーザの端末4に送信する。
【0020】
メールサーバ13は、ユーザの端末4に対して各種メールを送信する。メールサーバ13は、例えば、ユーザ登録の際に、アクセスすべきサイトのURLを通知するメールや、クイズ開催を通知するメールを送信する。
【0021】
管理サーバ14は、CPU、RAM、ROMなどを備え、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開し、CPUにより各種演算処理する。そして、処理して得られた結果はRAMに一時的に記憶される。管理サーバ14は、より具体的には、後に詳述するクイズ提供のフローに関する一連の処理を実行する。例えば、ユーザ認証に関する処理、データベース2より問題情報を選択する処理やユーザの端末4から回答情報と時刻情報を取得し、採点及び回答時間計算を行う処理がある。
【0022】
通信処理部15は、例えば、ルータなどの中継器を備え、クイズ提供装置1とユーザの端末4との間のデータ通信を行う。
【0023】
データベース2は、クイズ提供装置1において必要とされるデータを格納し、適宜クイズ提供装置1によってデータが読み出され、かつ書き込まれる。このデータベース2には、ユーザ情報DB21、クイズ情報DB22、評価情報DB23が含まれる。
【0024】
ユーザ情報DB21には、例えば、図2に示されるように、ユーザID(ニックネーム)、パスワード、氏名、性別、生年月日、商品の配送先情報、職業、職種、住所形態、家族等の情報が互いに関連付けられて格納される。
【0025】
クイズ情報DB22には、例えば、図3に示されるように、問題ID、ジャンル情報、問題情報、正解情報、正答数、出題回数等の情報が互いに関連付けられて格納される。
【0026】
評価情報DB23には、例えば、図4に示されるように、ユーザID、成績情報、回答時間情報、回答時刻情報が互いに関連付けられて格納される。
【0027】
端末3は、例えば、パーソナルコンピュータなどにより構成され、各サーバのメンテナンスやデータ入力などを行う。
ユーザの端末4は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末、携帯電話等である。この端末4は、図示しないCPU、ROM、RAM、通信処理部、CRTや液晶ディスプレイ等の表示手段、入出力手段等を備え、通信網5を介して、クイズ提供装置1と通信可能に構成されている。また、端末4には、ブラウザプログラムがインストールされており、WWWサーバ12から送信されたWebページを受信し、表示手段に表示させることができる。また、ユーザは、キーボードやマウス等の入出力手段によってクイズの回答情報等を端末4に入力することができる。
【0028】
通信網5は、インターネット網、公衆網等の通信網である。
【0029】
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、本発明にかかるクイズ提供システムによるクイズ提供の流れを説明する。尚、クイズ提供装置1とユーザの端末4間でデータ通信を行う場合には、通信処理部15が動作するが、以下の説明では、その動作の説明は省略する。
【0030】
まず、ユーザは、自己の端末4を用いて、ブラウザプログラムを起動させ、クイズを提供するサイトのURLを入力することによって、クイズ提供装置1のWWWサーバ12にアクセスする(S101)。WWWサーバ12は、ユーザのアクセスに応じてこのURLに対応するトップページを通信網5を介してユーザの端末4に対して送信する(S102)。
【0031】
ユーザの端末4は、当該トップページを受信し、ブラウザプログラムによって表示手段に表示する(S103)。ここで、このトップページの画面表示例を図6に示す。トップページには、ユーザIDとパスワードの入力欄及びログインボタンが設けられている。尚、図6では簡略化のため省略しているが、これら以外に、バナー広告等の広告を表示するようにしてもよい。ユーザがユーザIDとパスワードをキーボード等を用いて入力し、ログインボタンをクリックすると、ユーザIDとパスワードからなるログイン情報がクイズ提供装置1に対して通信網5を介して送信される(S104)。
【0032】
クイズ提供装置1の管理サーバ14は、このログイン情報を取得し、ユーザ認証を実行する(S105)。具体的には、管理サーバ14は、ログイン情報に含まれるユーザIDとパスワードがユーザ情報DB21に格納されたユーザIDとパスワードに合致するかどうかを確認することにより、登録されたユーザか否かを確認する処理を実行する。ユーザ認証の結果、登録されたユーザと確認されない場合には、パスワードが間違っている等のメッセージが記載されたウェブページをWWWサーバ12よりユーザの端末4に送信する。他方、ユーザ認証の結果、登録されたユーザと確認された場合には、WWWサーバ12よりマイページを通信網5を介してユーザの端末4に送信する(S106)。
【0033】
ユーザの端末4は、このマイページを受信して、ブラウザプログラムにより表示手段に表示する(S107)。このマイページの画面表示例を図7に示す。マイページには、ユーザがクイズの挑戦できる回数(この例では、5回)が表示され、クイズのジャンルの入力欄が設けられている。クイズのジャンルの入力欄は、プルダウン式でジャンルが選択できるように構成されている。この例におけるジャンルには、「政治/経済」、「芸能/スポーツ」、「コンピュータ/インターネット」、「ファッション/美容」、「社会/歴史」、「その他」が含まれる。また、マイページには、クイズの賞品の一覧が表示されている。さらに、挑戦権の購入ページへのリンクや、クイズの成績の上位者を表示するランキングページへのリンクも表示されている。
【0034】
ユーザがマイページにおいてジャンルを入力し(S108)、挑戦ボタンをクリックすることによりクイズを要求する(S109)と、ジャンル情報とクイズ要求を示す情報がクイズ提供装置1に対して送信される。
【0035】
クイズ提供装置1の管理サーバ14は、これらの情報を受信し、問題選択処理を実行する(S110)。このクイズ管理システムでは、毎回、原則として異なる複数の個別問題が組み合わされた問題がユーザに対して提供される。ここで、この問題選択処理の流れを図8に示すフローチャートを用いて詳述する。まず、ユーザの端末4より送信されたジャンル情報を取得する(S201)。次に、このジャンル情報に基づき、クイズ情報DB22に格納された問題情報のうち複数の個別問題(この例では10問)をランダムに選択する(S202)。より具体的には、クイズ情報DB22では、問題情報とジャンル情報とが関連付けられて記憶されているので、ユーザの指定したジャンル情報と合致する個別問題を選択する処理を実行する。例えば、ユーザが指定したジャンルが政治/経済である場合には、政治/経済のジャンルの問題がクイズ情報DB22から選択される。
【0036】
そして、管理サーバ14は、選択された全問題10問の全体の正答率を算出する(S203)。具体的には、まず、選択された全問題の正答数と出題回数をそれぞれ足し合わせる。そして、足し合わされた正答数を、同じく足し合わされた出題回数により割り算することによって、全体の正答率を算出することができる。さらに、算出した正答率が予め設定された範囲内かどうか判定する(S204)。判定の結果、算出した正答率が予め設定された範囲内である場合には、選択された問題を確定する(S205)。他方、判定の結果、算出した正答率が予め設定された範囲内でない場合には、ステップS202の処理に戻り、再度問題10問をランダムに選択し、上述のステップS203、S204へ同様の処理を正答率が設定範囲内に収まるまで繰り返される。このような問題選択処理を実行することで、各ユーザに対して、同じ程度の難易度を有するクイズを提供することができ、ユーザ間の不平等を是正することができる。但し、予め定められた設定回数以上繰り返された場合には、正答率が設定範囲外であっても選択した問題に確定する(S205)。このような処理によって、ユーザに対する問題提供が著しく遅延することを防止できる。
尚、同じユーザーに対して、過去に出題した問題を出さないようにしてもよい。このような処理を実現する場合には、ユーザーごとに出題した問題の問題IDを記録したログファイルを用意し、問題選択する時に過去に出題していないかをチェックして、過去に出題していれば再度問題を選択し、出題していなければ再度の問題選択は行わない。
【0037】
図5に示すフローチャートの説明に戻る。このようにして選択された問題に基づき、クイズ情報DB22より具体的な問題の内容を示す問題情報に基づき、WWWサーバ12によって、問題ページを作成する。このとき、管理サーバ14は、この問題ページに、回答時間を算出するための処理をユーザの端末4に対して実行させるユーザー端末4側で実行されるプログラムを付加する。このプログラムは、例えば、JAVA(登録商標)スクリプト、JAVAアプレット、VBスクリプト、VBアプレット、flash、JAVAアプリなどであるが、言語の特定はしない。以下、代表してJAVAスクリプトにて記載した場合について説明する。具体的には、このJAVAスクリプトは、ウェブブラウザによって問題ページがユーザの端末4において表示し始めた時間を取得し、フォームのHIDDENタグとして設定し、かつ、ユーザが送信ボタンをクリックした時間を取得しフォームのHIDDENタグとして設定する処理をユーザの端末4に対して実行させるプログラムである。そして、WWWサーバ12は、JAVAスクリプトが付加された問題ページをユーザ端末4に対して送信する(S111)。このとき、管理サーバ14は、当該問題ページをユーザ端末4に対して送信した時刻情報を所定の記憶手段に格納しておく。
【0038】
ユーザの端末4は、問題ページを受信し、ブラウザプログラムによって、表示手段に問題ページを表示する(S112)。ここで、問題ページの画面表示例を図9に示す。図に示されるように、この例では、10問の問題の問題文が表示され、それぞれの問題に対して4つの選択肢が表示されている。そして、回答をクイズ提供装置1に送信するための送信ボタンも表示されている。
【0039】
ユーザの端末4が問題ページを受信したときには、その問題ページに付加されたJAVAスクリプトがユーザの端末4のRAMに自動的にダウンロードされ、このJAVAスクリプトにより特定されるプログラムが実行される。このプログラムの実行により、まず、問題ページを表示手段に表示させ始めた時刻が取得される(S113)。取得された表示開始時刻(表示時刻)は、RAM上の所定領域に格納される。
【0040】
続いて、ユーザは、ユーザの端末4の表示手段に表示された問題ページを見て、回答を入力する(S114)。具体的には、ユーザは、4つの選択肢より正解と考える選択肢を選び、キーボードやマウスを操作して入力する。入力された回答は、適宜回答情報としてユーザの端末4のRAM上に格納される。ユーザが全10問に対して選択肢を選び終わった場合には、送信ボタン(S115)をクリックにより押下する。このとき、送信ボタンを押下した時刻情報、即ち送信要求時刻を取得する(S116)。具体的には、問題ページに付加されユーザの端末4のRAMに自動的にダウンロードされたJAVAスクリプトにより特定されるプログラムが動作し、送信ボタンをクリックした時刻情報を送信要求時刻として取得し、フォームのHIDDENタグとして設定する。その後、ユーザの端末4は、送信ボタンの押下に応じて、回答情報及び時刻情報(表示開始時刻及び送信要求時刻)をクイズ提供装置1に対して送信する(S117)。
【0041】
管理サーバ14は、回答情報及び時刻情報を受信する。そして、管理サーバ14は、受信した回答情報に基づき、クイズ情報DB22に格納された正解情報を参照して、全問題の回答について正解か不正解かを判定する採点処理を実行する(S118)。採点により得られた成績情報は、ユーザIDと関連付けられて評価情報DB23に格納される。また、管理サーバ14は、受信した時刻情報に基づき、回答時間を計算する(S119)。具体的には、管理サーバ14は、時刻情報に含まれる表示開始時刻と、送信ボタンを押下した時間である送信要求時刻との差分を求める。このようにして計算された回答時間は、ユーザIDと関連付けられて評価情報DB23に格納される。本発明では、このように回答時間をユーザの端末4において取得した時刻情報に基づいて算出している。ここで、クイズ提供装置1から問題ページを送信した時刻とクイズ提供装置1が回答情報を受信した時刻を求め、両者の差分を求めることにより、回答時間を求めることも可能である。しかしながら、このようにして回答時間を求めると、ユーザの端末4とクイズ提供装置1間の通信環境によって回答時間が異なる。例えば、通信速度が遅い通信網を介して接続されたユーザの端末41と通信速度が速い通信網を介して接続されたユーザの端末42は、その端末4に問題ページが表示された時刻と送信ボタンをクリックした時刻との差が同じであった場合であっても、クイズ提供装置1において回答時間を求めると、ユーザの端末42の方がユーザの端末41よりも短い回答時間と算出され、両者に不平等が生じる。
【0042】
尚、この例では、管理サーバ14において表示開始時刻と送信要求時刻との差分を求めることにより回答時間を算出しているが、これに限らず、ユーザの端末4において表示開始時刻と送信要求時刻との差分を求めることにより回答時間を算出し、算出された回答時間情報を管理サーバ14に送信するようにしてもよい。
【0043】
管理サーバ14は、問題ページをユーザの端末4に対して送信した送信時刻情報に対して、この回答時間を加算することにより、回答した時刻情報を計算する。実際にクイズ提供装置1が回答情報等を受信した時刻とすると、ユーザの端末4とクイズ提供装置1間の通信環境によって、ユーザ間で不平等が生じる。例えば、通信速度が遅い通信網を介して接続されたユーザの端末41と通信速度が速い通信網を介して接続されたユーザの端末42は、仮に同時に送信ボタンをクリックしたとしても、クイズ提供装置1は、ユーザの端末42から送信された情報をユーザの端末41から送信された情報よりも先に受信することになる。そこで、本発明では、クイズ提供装置1においてユーザの端末に対して問題ページを送信した送信時刻情報を記憶し、この送信時刻情報に、ユーザの端末4において計測した回答時間を足し合わせることによって、回答時刻求めることとしている。このような計算によれば、通信環境に依存していないため、通信環境によってユーザ間が不平等が生じることを効果的に防止できる。
【0044】
続いて、WWWサーバ12は、評価情報DB23に格納されたユーザID、成績情報、回答時間に基づいて、評価ページを生成し、通信網5を介してユーザの端末4に送信する(S120)。
【0045】
ユーザの端末4は、この評価ページを受信し、ブラウザプログラムにより表示手段に表示する(S121)。ここで、この評価ページの画面表示例を図10に示す。図に示されるように、成績情報に基づき10問中5問の正解であり、間違った問題が2、4、6、9、10問目であることが表示される。そして、回答時間が表示されている。さらに、この評価ページには、再度クイズの提供を受けるためのリンク及び順位をみるためのリンクが表示されている。ユーザが仮に順位をみるためのリンクをクリックしたものとすると、ユーザの端末4からクイズ提供装置に対して順位要求が送信される(S122)。
【0046】
クイズ提供装置1の管理サーバ14は、順位要求を受信して、順位処理を実行する(S123)。具体的には、評価情報DB23より、成績情報及び回答時間を読み出し、正解数が多い順に並べるとともに、同じ正解数の場合には回答時間がより早い順に並べる。さらに、同じ回答時間であった場合には、回答時刻情報が早い順に並べる。即ち、より多くの問題に正解し、より早く、より早い時期に問題を解いた順に並べる。そして、WWWサーバ12は、予め定められた人数の上位者の成績情報、回答時間、回答時刻情報を含む順位ページを作成し、通信網5を介してユーザの端末4に送信する(S124)。
【0047】
ユーザの端末4は、この順位ページを受信し、ブラウザプログラムにより表示手段に表示する。順位ページの画面表示例を図11に示す。図に示されるように、第1位から第10位までユーザ名(ユーザID)、回答時間及び回答時刻情報が表示されている。この例では、全問正解者が多数存在することを前提に、全問正解者のみ表示されている。全問正解者が少ない場合には、正解数も表示するようにしてもよい。
【0048】
以上、説明したように、本発明の実施の形態にかかるクイズ提供システムによれば、クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合であっても、回答時間によって参加者の優劣をつけるようにしたので、より参加者の参加意欲を高めることができる。また、通信環境に依存しない方法により回答時間及び回答時刻を算出するようにしたので参加者間で公平性を図ることができる。さらに、各参加者に出題する問題の難易度が同程度となるような方法により問題を選択したので、この点からも参加者間で公平性を図ることができる。
【0049】
発明の実施の形態2.
本発明の実施の形態2では、図5に示すフローチャートの問題選択処理(S110)の別の例を示す。本実施の形態2にかかる問題選択処理のフローを図12に示す。
【0050】
まず、ユーザの端末4より送信されたジャンル情報を取得する(S301)。次に、このジャンル情報に基づき、クイズ情報DB22に格納された問題情報をランダムに選択する(S302)。より具体的には、クイズ情報DB22では、問題情報とジャンル情報とが関連付けられて記憶されているので、ユーザの指定したジャンル情報と合致する問題情報を選択する処理を実行する。例えば、ユーザが指定したジャンルが政治/経済である場合には、政治/経済のジャンルの問題がクイズ情報DB22から選択される。
【0051】
そして、管理サーバ14は、選択された全問題10問の全体の正答率を算出する(S303)。具体的には、まず、選択された全問題の正答数と出題回数をそれぞれ足し合わせる。そして、足し合わされた正答数を、同じく足し合わされた出題回数により割り算することによって、全体の正答率を算出することができる。さらに、算出した正答率が予め設定された上限値と比較する(S304)。比較の結果、算出した正答率が予め設定された上限値よりも低い場合には、さらに算出した正答率が予め設定された下限値と比較する(S306)。比較の結果、算出した正答率が下限値よりも高い場合には、選択された問題を確定する(S308)。
【0052】
他方、上限値との比較処理(S304)の結果、算出した正答率が上限値以上である場合には、10問の問題のうち、最も正答率が高い1問を他の問題と変更する(S305)。このとき、他の問題は、正答率が低い問題を選択してもよく、ランダムに選択してもよい。また、最も正答率が高い1問でなくとも、2問以上の任意の数の問題を変更するようにしてもよい。そして変更後、ステップS303の処理に戻り、正答率の算出を行う。
【0053】
また、下限値との比較処理(S306)の結果、算出した正答率が下限値以下である場合には、10問の問題のうち、最も正答率が低い1問を他の問題と変更する(S307)。このとき、他の問題は、正答率が高い問題を選択してもよく、ランダムに選択してもよい。また、最も正答率が低い1問でなくとも、2問以上の任意の数の問題を変更するようにしてもよい。そして変更後、ステップS303の処理に戻り、正答率の算出を行う。このような処理を正答率が設定範囲内に収まるまで繰り返す。
【0054】
このような問題選択処理を実行することで、各ユーザに対して、同じ程度の難易度を有するクイズを提供することができ、ユーザ間の不平等を是正することができる。特に、予め設定した範囲内に正答率が収まらない場合に、全てをランダムに再選択するのではなく、設定範囲内に収まるように一部の問題のみを変更するようにしたので、より早く設定範囲内に収めるようにすることができる。
【0055】
発明の実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、図5に示すフローチャートの問題選択処理(S110)の別の例を示す。本実施の形態2にかかる問題選択処理の概念図を図13に示す。図に示されるように、各問題について正答率毎にグルーピング、即ち分類しておき、それぞれのグループから予め定められた同数の問題を選択することによって、正答率を平均化している。この例では、正答率を5段階に分けて問題を分類しているが、これに限らず、任意の数の段階に分けてもよい。また、この例では、各段階より2問ずつの問題を選択しているが、0〜20%及び80〜100%は1問ずつ、20〜40%は2問、40〜60%及び60〜80%は3問ずつ選択するようにしてもよい。
正答率は、ユーザが問題を解く度に変動していくため、ユーザからの回答がある度に、回答があった問題の正答率を計算し、どのグループに属するかを計算しておく必要がある。
このようして問題選択処理を行うことによっても複数の問題を含む問題の全体の難易度が等しくなるようにでき、クイズの参加者間の不平等を緩和することができる。
【0056】
発明の実施の形態4.
さらに、サーバ側で問題送出時刻と回答受取時刻を記録することにより、ユーザーが問題送出時刻、表示開始時刻、送信要求時刻、また表示開始時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間を書き換えて詐称することがあっても、その回答時間情報とサーバ側の問題送出時刻と回答受取時刻から生成される問題送出から回答受取までの時間とを比較することにより書き換えによる詐称を防ぐようにしてもよい。
例えば、次のようにして処理をする。サーバ側、ユーザの端末両方における問題送出時刻をS、端末での表示開始時刻をA、送信要求時刻をB、サーバ側の回答受取時刻をE、通信許容時間をX(通常のネットワークの最大考えられる処理時間をいう。ここでは例えば、60秒とするが、サービス内容に応じて変更は可能)とした場合に、次の式を満たせば、詐称と判断する。
E−S>B−A+X
【0057】
その他の実施の形態.
上述の例において説明した回答時間の測定は、クイズ提供システムに限らず、幅広く適用可能である。例えば、インターネット等の通信網を介して提供されるタイプの早押しゲーム、射撃ゲーム、仮想的な運動ゲーム、オークションや早い者勝ちの要素のある決定、決済サービスにおいて、ユーザの端末に課題や問題が表示されてからユーザがボタン入力を行うまでの時間を計測することができる。回答時間が予め定めた時間(例えば、5分)に近いユーザに対して賞品等を与えるようにしてもよい。また、予め定めた順位のユーザに対して賞品等を与えるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明のクイズ提供システムでは、クイズの正解数が同じ参加者が複数存在した場合であっても、参加者の優劣をつけることができる。また、参加者間で公平性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるクイズ提供システムのシステム構成図である。
【図2】本発明にかかるクイズ提供システムにおけるユーザ情報DBの情報例を示す図である。
【図3】本発明にかかるクイズ提供システムにおけるクイズ情報DBの情報例を示す図である。
【図4】本発明にかかるクイズ提供システムにおける評価情報DBの情報例を示す図である。
【図5】本発明にかかるクイズ提供システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図7】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図8】本発明にかかるクイズ提供システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図10】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図11】本発明にかかるクイズ提供システムにおける画面表示例を示す図である。
【図12】本発明にかかるクイズ提供システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明にかかるクイズ提供システムにおける処理を示す概念図である。
【符号の説明】
1 クイズ提供装置、2 データベース、3 端末
4 ユーザ端末、5 通信網、11 ゲートウェイサーバ
12 WWWサーバ、13 メールサーバ、14 管理サーバ
15 通信処理部
Claims (14)
- ユーザの端末に対して通信網を介してクイズの問題情報を送信し、このユーザの端末より回答情報を受信してユーザの順位を決定するクイズ提供システムであって、
クイズの問題情報と、この問題情報に対する正解情報を記憶するクイズ情報記憶手段と、
ユーザがクイズの問題を正解したか否かを示す成績情報と、ユーザに対して問題を提供してから当該ユーザが回答するまでの回答時間情報を当該ユーザの識別情報と関連付けて記憶する評価情報記憶手段と、
ユーザの端末に対してクイズを提供し、ユーザの順位を決定する処理手段とを備え、
前記処理手段は、
前記クイズ情報記憶手段より前記問題情報を読み出して通信網を介してユーザの端末に送信するステップと、
前記ユーザの端末より送信された回答情報を受信するステップと、
受信した回答情報と前記クイズ情報記憶手段に記憶された正解情報に基づきユーザがクイズの問題を正解したか否かを決定し、成績情報として前記評価情報記憶手段に格納するステップと、
前記回答時間情報を取得し、前記評価情報記憶手段に格納するステップと、
前記評価情報記憶手段に格納された成績情報と回答時間情報に基づきユーザの順位を決定するステップを実行するクイズ提供システム。 - 複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供システムであって、
前記処理手段は、
複数の個別問題を選択するステップと、
この選択された複数の個別問題の正答率を計算するステップと、
計算された正答率が所定の範囲内か否かを判定するステップと、
前記正答率が所定の範囲内の場合には、選択された個別問題を確定し、当該正答率が所定の範囲外の場合には、選択された個別問題の一部又は全部を入れ替えるステップを実行することを特徴とする請求項1記載のクイズ提供システム。 - 複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供システムであって、
前記クイズ情報記憶手段は、正答率に応じて個別問題を複数のグループに分類して記憶し、
前記処理手段は、前記クイズ情報記憶手段より個別問題を選択する場合に、各グループより予め定められた数の個別問題を選択することを特徴とする請求項1記載のクイズ提供システム。 - 前記処理手段は、ユーザの端末に送信する問題情報に、当該ユーザの端末に対して所定の処理を実行させるプログラムを付加し、
このプログラムは、前記ユーザの端末における前記問題情報の表示時刻と、ユーザが前記ユーザの端末に回答情報の送信を要求した時刻である送信要求時刻を取得するとともに、これらの表示時刻及び送信要求時刻を含む時刻情報又はこれらの表示時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間情報をシステム側に送信する処理を当該ユーザの端末に対して実行させるものであることを特徴とする請求項1記載のクイズ提供システム。 - 前記処理手段は、ユーザの端末に対して問題情報を送信したシステム上の問題送信時刻を取得するとともに、前記ユーザの端末において取得された表示時刻と送信要求時刻に基づき生成された回答時間を前記問題送信時刻に加算することにより回答時刻を算出することを特徴とする請求項4記載のクイズ提供システム。
- 前記回答時間が同じユーザが複数の場合には、回答時刻が早いユーザの順位を高くすることを特徴とする請求項5記載のクイズ提供システム。
- ユーザの端末に対して通信網を介してクイズの問題情報を送信し、このユーザの端末より回答情報を受信してユーザの順位を決定するクイズ提供方法であって、
クイズの問題情報と、この問題情報に対する正解情報を記憶するクイズ情報記憶手段より前記問題情報を読み出して通信網を介してユーザの端末に送信するステップと、
前記ユーザの端末より送信された回答情報を受信するステップと、
受信した回答情報と前記クイズ情報記憶手段に記憶された正解情報に基づきユーザがクイズの問題を正解したか否かを決定し、成績情報として評価情報記憶手段に格納するステップと、
前記回答時間情報を取得し、前記評価情報記憶手段に格納するステップと、
前記評価情報記憶手段に格納された成績情報と回答時間情報に基づきユーザの順位を決定するステップを実行するクイズ提供方法。 - 複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供方法であって、
複数の個別問題を選択するステップと、
この選択された複数の個別問題の正答率を計算するステップと、
計算された正答率が所定の範囲内か否かを判定するステップと、
前記正答率が所定の範囲内の場合には、選択された個別問題を確定し、当該正答率が所定の範囲外の場合には、選択された個別問題の一部又は全部を入れ替えるステップを実行することを特徴とする請求項7記載のクイズ提供方法。 - 複数の個別問題を含む問題をユーザに対して提示するクイズ提供方法であって、
正答率に応じて個別問題を複数のグループに分類して記憶されたクイズ情報記憶手段より個別問題を選択する場合に、各グループより予め定められた数の個別問題を選択することを特徴とする請求項1記載のクイズ提供方法。 - ユーザの端末に送信する問題情報に、当該ユーザの端末に対して所定の処理を実行させるプログラムを付加ステップを備え、
このプログラムは、前記ユーザの端末における前記問題情報の表示時刻と、ユーザが前記ユーザの端末に回答情報の送信を要求した時刻である送信要求時刻を取得するとともに、これらの表示時刻及び送信要求時刻を含む時刻情報又はこれらの表示時刻と送信要求時刻に基づき生成される回答時間情報をユーザの端末に送信する処理を当該ユーザの端末に対して実行させるものであることを特徴とする請求項7記載のクイズ提供システム。 - ユーザの端末に対して問題情報を送信したシステム上の問題送信時刻を取得するステップと、
前記ユーザの端末において取得された表示開始時刻と送信要求時刻に基づき生成された回答時間を前記問題送信時刻に加算することにより回答時刻情報を算出するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項10記載のクイズ提供システム。 - 前記回答時間が同じユーザが複数の場合には、回答時刻が早いユーザの順位を高くすることを特徴とする請求項11記載のクイズ提供システム。
- サーバよりユーザの端末に対して通信網を介して課題情報を送信し、このユーザの端末より応答情報を受信してユーザの応答時間を決定する方法であって、
前記サーバより前記課題情報を通信網を介して前記ユーザの端末に送信するステップと、
前記ユーザの端末において前記課題情報を受信するステップと、
前記ユーザの端末において前記課題情報を表示する表示時刻を取得するステップと、
前記ユーザの端末から前記応答情報を送信するステップと、
前記ユーザの端末において当該応答情報の送信を要求した送信要求時刻を取得するステップと、
前記ユーザの端末から前記表示時刻と前記送信要求時刻を有する時刻情報を前記サーバに対して送信するステップと、
前記サーバにおいて前記表示時刻と前記送信要求時刻に基づき応答時間を算出するステップとを備えたユーザの応答時間を決定する方法。 - サーバよりユーザの端末に対して通信網を介して課題情報を送信し、このユーザの端末より応答情報を受信してユーザの応答時間を決定する方法であって、
前記サーバより前記課題情報を通信網を介して前記ユーザの端末に送信するステップと、
前記ユーザの端末において前記課題情報を受信するステップと、
前記ユーザの端末において前記課題情報を表示する表示時刻を取得するステップと、
前記ユーザの端末から前記応答情報を送信するステップと、
前記ユーザの端末において当該応答情報の送信を要求した送信要求時刻を取得するステップと、
前記ユーザの端末から前記表示時刻と前記送信要求時刻を有する時刻情報を前記サーバに対して送信するステップと、
前記ユーザの端末において前記表示時刻と前記送信要求時刻に基づき応答時間を算出するステップと、
前記ユーザの端末から前記応答時間を前記サーバに送信するステップとを備えたユーザの応答時間を決定する方法。
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