JP2004242390A - 交流−交流電力変換器の制御装置 - Google Patents

交流−交流電力変換器の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギーバッファを有しない交流−交流変換器において、入力電圧が不平衡な時にも入力電流や出力電圧波形にひずみのない正弦波を得る。
【解決手段】多相交流電圧を直流電圧に変換する整流器20と、直流電圧を多相交流電圧に変換するインバータ40とを有する交流−交流電力変換器の制御装置であって、整流器20の入力電流指令が与えられる整流器制御手段50と、インバータ40を制御するインバータ制御手段60とを備えた制御装置に関する。整流器20の入力電圧の不平衡を検出する電圧検出手段71〜73と、これらの手段により検出された入力電圧の不平衡時に、整流器20とインバータ40との間の直流リンク部の瞬時電力を一定にするような入力電流指令を生成するための逆相分電流指令演算手段74、正相分電流指令演算手段75、加算手段76とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大形のエネルギーバッファを持たずに、多相交流電圧を直流電圧に変換し、更に直流電圧を交流電圧に変換する交流−交流電力変換器の制御装置に関し、特に、入力電圧の不平衡状態における入力電流波形及び出力電圧波形の歪みを低減させるための制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、交流−直流−交流変換方式(コンバータ−インバータ方式)を用いた従来の交流−交流電力変換器の構成を示している。ここでは、入力側、出力側の多相の例として最も一般的な三を例示しており、入力側(電源側)の各相をR,S,T相、出力側(負荷側)の各相をU,V,W相と呼ぶものとする。
【0003】
図4において、20は交流スイッチ21〜26からなる三相の電流形PWM整流器、40は環流ダイオードを有するIGBT等の半導体スイッチング素子41〜46からなる三相の電圧形PWMインバータ、30は整流器20とインバータ40との間の直流リンク部に接続され、かつリアクトル31及びコンデンサ32からなるフィルタ、50は整流器20内の交流スイッチ21〜26のオン、オフを制御する整流器制御手段、60はインバータ40内のスイッチング素子41〜46のオン、オフを制御するインバータ制御手段である。
【0004】
上記従来技術では、入力電流指令に従って整流器20により入力電流を制御しながら所望の大きさの直流電圧を得ると共に、この直流電圧をインバータ40に入力して、出力電圧指令どおりの所望の大きさ及び周波数を有する三相交流電圧に変換し、出力している。
ここで、前記フィルタ30を構成するリアクトル31及びコンデンサ32は大容量のエネルギーバッファとして機能しており、このエネルギーバッファによって整流器20及びインバータ40のそれぞれ独立した制御を可能にしている。
【0005】
なお、整流器20の制御は、整流器制御手段50により入力電流指令とキャリア波形とを比較し、その大小関係によりPWM指令を得て交流スイッチ21〜26に対する制御パルスを生成する。
インバータ40側についても同様に、インバータ制御手段60により出力電圧指令とキャリア波形とを比較し、その大小関係によりPWM指令を得てスイッチング素子41〜46に対する制御パルスを生成する。
【0006】
ここで、図4のようなコンバータ−インバータ方式の交流−交流電力変換器は従来から種々提供されているが、例えば以下の特許文献1に記載されたものがある。
【0007】
【特許文献】
特開平11−299290号公報(図1,[0018],[0019]等)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記コンデンサ32や特許文献1に記載された平滑コンデンサには、通常、電解コンデンサが用いられているが、電解コンデンサは外形が大きく、また、寿命も短いため、装置の小形化、長寿命化の妨げとなっている。更に、前記リアクトル31も大形であり、小形化の妨げとなる。
すなわち、直流リンク部に挿入されているフィルタ30を除去すれば装置の小形化、長寿命化が可能であることから、フィルタ30を有しない電力変換器の実現が要請されている。
【0009】
さて、図5は、図4の構成において入力電圧が不平衡である場合の入力電圧波形、入力電流波形、出力電圧波形の一例を示している。
図示するように入力電圧が不平衡である場合、入力電流を正弦波にすると有効電力(瞬時有効電力)が脈動し、電力変換器の直流リンク電圧にリプルが現れる。図4のように大形のエネルギーバッファがある場合には、この有効電力の脈動を吸収することができ、出力電圧波形もほとんどひずみのない正弦波にすることができるが、大形エネルギーバッファを有しない電力変換器では直流リンク電圧に脈動が発生し、その結果、入力電流波形及び出力電圧波形にひずみが発生する。
【0010】
入力電流のひずみは電源電圧の高調波を増加させ、系統の電圧低下や他機器の誤動作などの悪影響を及ぼす。また、出力電圧のひずみは、電力変換器の負荷として電動機が接続されている場合に、電動機のトルク振動や騒音を生じさせるだけでなく、高調波電流により銅損が増加し、効率を低下させる。
【0011】
そこで本発明は、直流リンク部にエネルギーバッファとしてのフィルタを有しない電力変換器や、マトリクスコンバータのようにエネルギーバッファを介さずに交流−交流直接変換を行う場合において、入力電圧が不平衡な状況においても入力電流や出力電圧波形にひずみのない正弦波を得ることにより、小形かつ長寿命であり、電源系統や電動機等の負荷に障害を与えることがない交流−交流電力変換器の制御装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、多相交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、この整流器から出力される直流電圧を多相交流電圧に変換するインバータと、を有する交流−交流電力変換器の制御装置であって、前記整流器の入力電流指令が与えられて整流器を制御する整流器制御手段と、前記インバータを制御するインバータ制御手段と、を備えた交流−交流電力変換器の制御装置において、
前記整流器の入力電圧の不平衡を検出する手段と、
この手段により検出された入力電圧の不平衡時に、前記整流器と前記インバータとの間の直流リンク部の瞬時電力を一定にするような前記整流器の入力電流指令を生成する手段と、
を備えたものである。
【0013】
請求項2に記載した発明は、多相交流電圧を仮想整流器及び仮想インバータにより多相交流電圧に変換するマトリクスコンバータを備えた交流−交流電力変換器の制御装置であって、前記仮想整流器の入力電流指令が与えられて仮想整流器の制御パルスを出力する整流器制御手段と、前記インバータの制御パルスを出力するインバータ制御手段と、前記仮想整流器の制御パルス及び前記インバータの制御パルスを合成して前記マトリクスコンバータに与えるパルス合成手段と、を備えた交流−交流電力変換器の制御装置において、
前記仮想整流器の入力電圧の不平衡を検出する手段と、
この手段により検出された入力電圧の不平衡時に、前記マトリクスコンバータの仮想直流リンク部の瞬時電力を一定にするような前記仮想整流器の入力電流指令を生成する手段と、
を備えたものである。
【0014】
請求項3に記載した発明は、上記請求項1または2に記載した交流−交流電力変換器の制御装置を更に具体化したものであり、請求項1または2における入力電圧の不平衡を検出する手段は、入力電圧を正相分電圧及び逆相分電圧に分離して検出する手段を備え、前記整流器または仮想整流器の入力電流指令を生成する手段は、元の入力電流指令から正相分電流指令を演算する正相分電流指令演算手段と、前記正相分電圧、逆相分電圧、及び元の入力電流指令から逆相分電流指令を演算する逆相分電流指令演算手段と、正相分電流指令に逆相分電流指令を加算して前記整流器または仮想整流器の入力電流指令を得る加算手段と、を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す構成図であり、請求項1,3に記載した発明の実施形態に相当する。図4と同一の構成要素には同一の参照符号を付して詳述を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
【0016】
図1において、10は三相交流電源であり、その電源電圧は電圧検出手段71により検出されている。電圧検出手段71の出力は正相分電圧検出手段72及び逆相分電圧検出手段73に入力され、これらの出力は逆相分電流指令演算手段74に入力されている。
一方、整流器20に対する入力電流指令が正相分電流指令演算手段75及び上記逆相分電流指令演算手段74に入力され、これらの出力は図示の符号で加算手段76に入力されている。そして、加算手段76の出力は整流器20の最終的な入力電流指令として整流器制御手段50に加えられており、整流器制御手段50は、この入力電流指令に応じた入力電流を流すようにPWM整流器20を制御する。
【0017】
次に、本実施形態の動作を説明する。この実施形態では、整流器20の入力電圧が不平衡であっても直流リンク部の瞬時電力(瞬時有効電力)を一定にするような制御が行われる。
入力電圧が不平衡である場合には逆相分電圧が発生するため、入力電圧ベクトルvは数式1により表される。
【0018】
【数1】
Figure 2004242390
【0019】
正相分電圧V及び逆相分電圧Vは、各相入力電圧v,v,vから数式2によって求められる。
【0020】
【数2】
Figure 2004242390
【0021】
数式1で表される入力電圧に対し、数式3で表される平衡電流を流すと、瞬時皮相電力Sは数式4となり、瞬時有効電力Pは数式5となる。
【0022】
【数3】
Figure 2004242390
【0023】
【数4】
Figure 2004242390
【0024】
【数5】
Figure 2004242390
【0025】
数式5から、瞬時有効電力Pはcos(2θ)で脈動することがわかる。エネルギーバッファを持たない交流−交流電力変換器では、直流リンク部の脈動する瞬時有効電力Pは出力側にそのまま伝達され、出力電圧波形を歪ませる。また、直流リンク電力の脈動に伴って、入力電流波形も歪むことになる。
そこで、本実施形態では、直流リンク電力の脈動を防止するため、入力電流指令iを数式6のように正相分と逆相分とに分離して考察することとした。
【0026】
【数6】
Figure 2004242390
【0027】
ここで、I は正相分電流の大きさの指令値、I は逆相分電流の大きさの指令値、φ ,φ はそれぞれの位相角指令値である。
数式6と数式1により皮相電力Sを求め、更に時有効電力Pを求めると、数式7となる。
【0028】
【数7】
Figure 2004242390
【0029】
数式7の右辺第3項及び第4項はcos(2θ)成分を有するため、これらが脈動を発生させる。そこで、数式8が成立すれば、瞬時有効電力の脈動はゼロとなる。よって、数式8から、逆相分電流指令を数式9,10により与える。
【0030】
【数8】
Figure 2004242390
【0031】
【数9】
Figure 2004242390
【0032】
【数10】
Figure 2004242390
【0033】
入力力率が1となるように制御するためには、φ =αとなるので、数式10は数式11となる。
【0034】
【数11】
Figure 2004242390
【0035】
すなわち、数式3で示される元の入力電流指令(平衡電流指令)に対し、整流器20の入力電流指令を数式12により与えることで、瞬時有効電力Pの脈動がゼロとなり、直流リンク部の電力脈動が発生せず、ひずみのない良好な入力電流波形及び出力電圧波形を得ることができる。なお、数式12の右辺第1項は正相分電流指令に相当し、右辺第2項は逆相分電流指令に相当している。
【0036】
【数12】
Figure 2004242390
【0037】
図1の実施形態では、入力電圧を電圧検出手段71により検出し、正相分電圧検出手段72が数式2の第1行目の演算を行い、逆相分電圧検出手段73が数式2の第2行目の演算を行って正相分電圧Vp及び逆相分電圧Vnを分離、検出する。
逆相分電流指令演算手段74は、正相分電圧Vp、逆相分電圧Vn、及び入力電流の振幅指令I を含む入力電流指令を用いて数式12の右辺第2項の演算を行い、正相分電流指令演算手段75は、入力電流指令を用いて数式12の右辺第1項の演算を行う。そして、加算手段76は正相分電流指令から逆相分電流指令を減じることにより数式12を実行して整流器20の入力電流指令を演算し、これを整流器制御手段50に入力する。
【0038】
なお、入力電圧の平衡時には数式12の右辺が第1項のみとなり、加算手段76から出力される入力電流指令は実質的に数式3の平衡電流指令になるので、直流リンク部の瞬時電力が脈動することはない。
【0039】
図2は、上記第1実施形態によるシミュレーション結果を示している。前述したように正相分電流指令から逆相分電流指令を減じて整流器20の入力電流指令を得ることにより、入力電圧波形が不平衡な場合にも直流リンク部の瞬時電力をほぼ一定にすることができ、図5との比較から明らかなように、入力電流、出力電圧にひずみのない正弦波を得ることが可能である。
【0040】
次に、図3は本発明の第2実施形態を示す構成図であり、この実施形態では、主変換器としてマトリクスコンバータ90を用いている。
このマトリクスコンバータ90は、入力端子R,S,Tと出力端子U,V,Wとの間に双方向スイッチ91〜99を接続して構成されており、各スイッチ91〜99は、例えばIGBT等の2個の半導体スイッチング素子を逆方向に直列接続すると共に、各スイッチング素子に環流ダイオードをそれぞれ逆並列に接続して構成される。
【0041】
上記マトリクスコンバータ90の制御に当たっては、図1におけるPWM整流器20、PWMインバータ40と同様な構成のPWM整流器、PWMインバータを仮想し、これらの仮想整流器及び仮想インバータに対するPWMパルス(スイッチング関数)を図3の如く仮想の整流器制御手段50及び仮想のインバータ制御手段60により作成すると共に、これらのパルスをPWMパルス合成手段80により合成してマトリクスコンバータ90を制御する方法が知られている(例えば、「マトリクスコンバータにおける入出力無効電力の非干渉制御法」,伊藤里絵・高橋勲,電気学会半導体電力変換研究会SPC−01−121,IEA−01−64を参照)。
【0042】
ここで、マトリクスコンバータ90の電力変換動作は、以下の数式13によって表される。なお、数式13において、v,v,vは出力相電圧、v,v,vは入力相電圧、S91〜S99は双方向スイッチ91〜99のスイッチング関数である。
【0043】
【数13】
Figure 2004242390
【0044】
また、上記スイッチング関数S91〜S99は、仮想整流器側のスイッチング関数及び仮想インバータ側のスイッチング関数を用いて、数式14のように表すことができる。
【0045】
【数14】
Figure 2004242390
【0046】
図3におけるPWMパルス合成手段80は、整流器制御手段50からのスイッチング関数とインバータ制御手段60からのスイッチング関数とを用いて数式14によりスイッチング関数を演算し、このスイッチング関数に従ってマトリクスコンバータ90内の双方向スイッチ91〜99をオンオフ制御する。
なお、仮想整流器側の動作は、電源短絡を許容しないため電流形のPWM整流器と等価な動作となる。
【0047】
本実施形態では、マトリクスコンバータ90の入力電圧が不平衡の場合でも、仮想整流器に対する入力電流指令を数式12に従って与えることにより、仮想直流リンク部の瞬時電力が一定となるように制御を行い、入力電流及び出力電圧波形のひずみを低減することができる。ここで、図3における各手段71〜76の動作は第1実施形態と同様であるため、詳述を省略する。
【0048】
なお、本発明は、各実施形態で説明した三相以外の多相交流の相互変換にも適用可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、整流器及びインバータから構成されて直流リンク部にフィルタを有しない交流−交流電力変換器や、マトリクスコンバータ等の大容量のエネルギーバッファを持たない電力変換器において、入力電圧が不平衡である場合にも入力電流波形及び出力電圧波形にひずみのない正弦波を得ることができる。この結果、小形かつ長寿命であり、電源系統や負荷に障害を与えない交流−交流電力変換器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す構成図である。
【図2】第1実施形態によるシミュレーション結果を示す入力電圧、入力電流、出力電圧の各波形図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す構成図である。
【図4】従来技術を示す構成図である。
【図5】従来技術における入力電圧、入力電流、出力電圧の各波形図である。
【符号の説明】
10 三相交流電源
20 PWM整流器
21〜26 半導体スイッチ
40 PWMインバータ
41〜46 半導体スイッチング素子
50 整流器制御手段
60 インバータ制御手段
71 電圧検出手段
72 正相分電圧検出手段
73 逆相分電圧検出手段
74 逆相分電流指令演算手段
75 正相分電流指令演算手段
76 加算手段
80 PWMパルス合成手段
90 マトリクスコンバータ
91〜99 双方向スイッチ

Claims (3)

  1. 多相交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、この整流器から出力される直流電圧を多相交流電圧に変換するインバータと、を有する交流−交流電力変換器の制御装置であって、前記整流器の入力電流指令が与えられて整流器を制御する整流器制御手段と、前記インバータを制御するインバータ制御手段と、を備えた交流−交流電力変換器の制御装置において、
    前記整流器の入力電圧の不平衡を検出する手段と、
    この手段により検出された入力電圧の不平衡時に、前記整流器と前記インバータとの間の直流リンク部の瞬時電力を一定にするような前記整流器の入力電流指令を生成する手段と、
    を備えたことを特徴とする交流−交流電力変換器の制御装置。
  2. 多相交流電圧を仮想整流器及び仮想インバータにより多相交流電圧に変換するマトリクスコンバータを備えた交流−交流電力変換器の制御装置であって、前記仮想整流器の入力電流指令が与えられて仮想整流器の制御パルスを出力する整流器制御手段と、前記インバータの制御パルスを出力するインバータ制御手段と、前記仮想整流器の制御パルス及び前記インバータの制御パルスを合成して前記マトリクスコンバータに与えるパルス合成手段と、を備えた交流−交流電力変換器の制御装置において、
    前記仮想整流器の入力電圧の不平衡を検出する手段と、
    この手段により検出された入力電圧の不平衡時に、前記マトリクスコンバータの仮想直流リンク部の瞬時電力を一定にするような前記仮想整流器の入力電流指令を生成する手段と、
    を備えたことを特徴とする交流−交流電力変換器の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載した交流−交流電力変換器の制御装置において、
    入力電圧の不平衡を検出する手段は、入力電圧を正相分電圧及び逆相分電圧に分離して検出する手段を備え、
    前記整流器または仮想整流器の入力電流指令を生成する手段は、元の入力電流指令から正相分電流指令を演算する正相分電流指令演算手段と、前記正相分電圧、逆相分電圧、及び元の入力電流指令から逆相分電流指令を演算する逆相分電流指令演算手段と、前記正相分電流指令に前記逆相分電流指令を加算して前記整流器または仮想整流器の入力電流指令を得る加算手段と、を備えたことを特徴とする交流−交流電力変換器の制御装置。
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