JP2004241968A - モード設定回路 - Google Patents

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Takeaki Moto
剛明 本
Hirobumi Kaneko
博文 金子
Naoko Inuishi
直子 犬石
Masashi Tanimura
昌史 谷村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】モード毎にモード設定回路を搭載する必要があり、モード数に比例して回路規模が増大してしまう。また、特定条件を満たせば容易にモード設定が行われてしまってセキュリティが破られる。
【解決手段】入力信号S1について異なる検出パルス幅を検出する複数個のパルス幅検出回路121〜12nと、検出された検出パルス幅の種類と複数サイクル分の前記入力信号の入力順序との組み合わせを示すパルス幅・入力順序パターン情報を生成するパルス幅・入力順序生成回路130aと、前記パルス幅・入力順序パターン情報をデコードしてモード設定信号を生成するデコード回路140aと、所定のパルス幅の予備入力信号S1′を入力することでモード設定のための入力信号の通過許可期間を設定可能で、その通過許可期間のみ入力信号の通過を許可する入力信号通過制御回路110aを備える。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体集積回路のモード設定回路にかかわり、特には、異なるパルス幅によってモード設定を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモード設定回路では、特定パルス幅の信号を決まった順序に入力することにより、モード設定を行うように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−142300号公報(第3−6頁、図1−6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、モード毎にモード設定回路を搭載する必要があるため、モード数に比例して回路規模が増大してしまうという課題があり、また、特定条件を満たせば容易にモード設定が行われてしまってセキュリティが破られるという課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は次のような手段を講じる。
【0006】
第1の解決手段として、本発明によるモード設定回路は、入力信号について互いに異なる検出パルス幅を検出する複数個のパルス幅検出回路と、前記パルス幅検出回路によって検出された検出パルス幅の種類と複数サイクル分の前記入力信号の入力順序との組み合わせを示すパルス幅・入力順序パターン情報を生成するパルス幅・入力順序生成回路と、前記パルス幅・入力順序生成回路による前記パルス幅・入力順序パターン情報をデコードしてモード設定信号を生成するデコード回路とを備えたものである。
【0007】
この構成による作用は次のとおりである。n個のパルス幅検出回路は、互いに異なる検出パルス幅W1〜Wnを検出する。mサイクル分の入力信号のパルス幅をW(t1),W(t2)…W(tm)とし、これらがいずれも検出パルス幅W1〜Wnのいずれかに属しているものとする。検出パルス幅W1〜Wnのいずれに属しているかは、代表的にはnビットで表すことができる。
【0008】
時刻t1での入力信号のパルス幅W(t1)がn個の検出パルス幅W1〜Wnのうちのi番目のWiのとき、n個のパルス幅検出回路からの出力パターンP(t1)は、nビットデータ列のうちiビット目のみが“1”で、他のビットはすべて“0”のデータ列、すなわち、
P(t1)={0(1),0(2),…0(i−1),1(i),0(i+1),………0(n)
となる。
【0009】
同様に、時刻t2での入力信号のパルス幅W(t2)が検出パルス幅W1〜Wnのうちのk番目のWkのとき、出力パターンP(t2)は、nビットデータ列のうちkビット目のみが“1”で、他のビットはすべて“0”のデータ列、すなわち、
P(t2)={0(1),0(2),……0(k−1),1(k),0(k+1),……0(n)
となる。
【0010】
同様に、時刻tmでの入力信号のパルス幅W(tm)が検出パルス幅W1〜Wnのうちのq番目のWqのとき、出力パターンP(tm)は、nビットデータ列のうちqビット目のみが“1”で、他のビットはすべて“0”のデータ列、すなわち、
P(tm)={0(1),0(2),………0(q−1),1(q),0(q+1),…0(n)
となる。
【0011】
ここの例では、1ビット目、2ビット目、nビット目はいずれも“0”となっているが、これは一例に過ぎず、もちろん、いずれのデータ列も互いに重複しない条件で、その1ビット目、2ビット目、nビット目が“0”になることもあり得る。
【0012】
上記の各々nビットで総数m個のデータ列P(t1),P(t2)…P(tm)が、n個のパルス幅検出回路によって検出された検出パルス幅の種類とmサイクル分の入力信号の入力順序との組み合わせを示すパルス幅・入力順序パターン情報であり、このパルス幅・入力順序パターン情報がパルス幅・入力順序生成回路によって生成される。そして、デコード回路は、パルス幅・入力順序生成回路によるパルス幅・入力順序パターン情報をデコードする。
【0013】
このような入力信号のパルス幅の種類と入力順序との組み合わせからなるパルス幅・入力順序パターン情報を用いることにより、単一のモード設定回路であって、1つの入力端子から入力信号をシリーズに入力するものでありながら、回路規模の増大を抑制しつつ、多様なモード設定信号を生成することができる。
【0014】
第2の解決手段として、本発明によるモード設定回路は、上記第1の解決手段において、前記パルス幅検出回路の前段または後段に、所定のパルス幅の予備入力信号を連続して所定サイクル分入力することでモード設定のための入力信号の通過許可期間を設定可能し、その通過許可期間のみ前記モード設定のための入力信号の通過を許可する入力信号通過制御回路を備えたものである。
【0015】
この構成による作用は次のとおりである。ユーザにとって、モードを設定するために入力する入力信号のサイクル数は、あらかじめ分かっている。そこで、入力信号のサイクル数が例えばmサイクルであるとすると、そのmサイクル分相当の期間にわたって入力信号通過制御回路を通過状態に制御するための予備入力信号を対応する所定サイクル分だけあらかじめ入力する。この予備入力信号の入力によって、入力信号通過制御回路は引き続くmサイクル分相当の通過許可期間のみ入力信号の通過を許可する。すなわち、第1の解決手段の場合の検出パルス幅の種類と入力順序との組み合わせに加えて、モード設定のための入力信号の通過許可期間を設定することにより、より複雑な条件を付加しており、セキュリティ性を高めている。すなわち、正規の使用権を持たない第三者が不正にあらゆるディジタルデータの組み合わせをしらみつぶし的に入力し、モード設定を行ってセキュリティを破ろうとする不正侵入に対して、安全性を確保することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかわるモード設定回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるモード設定回路の構成を示すブロック図である。
【0018】
本実施の形態のモード設定回路100は、第1ないし第3のパルス幅検出回路121〜123、パルス幅・入力順序生成回路130およびデコード回路140から構成されている。161は負論理和回路である。
【0019】
第1のパルス幅検出回路121は、入力端子101からの入力信号S1のパルス幅が第1の検出パルス幅W1の条件を満たすかどうかを検出するためのものであり、第2のパルス幅検出回路122は入力信号S1のパルス幅が第2の検出パルス幅W2の条件を満たすかどうかを検出するためのものであり、第3のパルス幅検出回路123は入力信号S1のパルス幅が第3の検出パルス幅W3の条件を満たすかどうかを検出するためのものである。上記の第1ないし第3の検出パルス幅W1,W2,W3は互いに別個の大きさとする。上記の各検出パルス幅は、ある一定の許容幅を有していてもよいものとする。例えば、検出パルス幅Wiは、α,βを小さい値として、Wi−α≦Wi≦Wi+βのように表すことができる。ここで、α=βでもよい。
【0020】
パルス幅・入力順序生成回路130は、第1のパルス幅検出回路121からの第1パルス幅検出信号SW1を入力してシフトする3つのフリップフロップFF11,FF12,FF13と、第2のパルス幅検出回路122からの第2パルス幅検出信号SW2を入力してシフトする3つのフリップフロップFF21,FF22,FF23と、第3のパルス幅検出回路123からの第3パルス幅検出信号SW3を入力してシフトする3つのフリップフロップFF31,FF32,FF33から構成されている。
【0021】
第1ないし第3のパルス幅検出回路121〜123から出力された第1ないし第3のパルス幅検出信号SW1,SW2,SW3は負論理和回路161に入力され、負論理和回路161から出力されるシフト用クロックS10がパルス幅・入力順序生成回路130におけるすべてのフリップフロップFF11〜FF33のクロック入力端子に入力されている。
【0022】
第1のパルス幅検出回路121からの第1パルス幅検出信号SW1をフリップフロップFF11〜FF13にシフトさせながら保持し、第2のパルス幅検出回路122からの第2パルス幅検出信号SW2をフリップフロップFF21〜FF23にシフトさせながら保持し、第3のパルス幅検出回路123からの第3パルス幅検出信号SW3をフリップフロップFF31〜FF33にシフトさせながら保持することにより、パルス幅・入力順序生成回路130は入力端子101からの入力信号S1のパルス幅・入力順序パターン情報を保持する。このパルス幅・入力順序パターン情報は、パルス幅の種類と入力順序の組み合わせのパターンを含む2次元的な情報である。
【0023】
フリップフロップFF11〜FF13からの出力信号S11〜S13と、フリップフロップFF21〜FF23からの出力信号S21〜S23と、フリップフロップFF31〜FF33からの出力信号S31〜S33とがデコード回路140に入力されている。デコード回路140は、パルス幅・入力順序生成回路130によって保持された3サイクル分の入力信号S1についての合計9ビットのパルス幅・入力順序パターン情報(S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33)をデコードしてモード設定信号S50を生成出力する。
【0024】
出力信号S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33は、パルス幅・入力順序パターン情報を示しており、パルス幅の種類数についての解像度3と、入力順序の解像度3との組み合わせの3×3=9通りのモード設定の種類数に対応している。
【0025】
次に、上記のように構成された本実施の形態のモード設定回路の動作を図4のタイミングチャートを用いて説明する。図4のタイミングチャートは後述する実施の形態2でも使用するものであるが、本実施の形態ではT3以降が関係し、T3以前は考えないものとする。
【0026】
まず、入力端子101から第1のパルス幅検出回路121による第1の検出パルス幅W1の条件を満たす入力信号S1が入力された期間T3〜T4の動作について説明する。
【0027】
期間T3〜T4において入力端子101から入力された入力信号S1のパルス幅は第1のパルス幅検出回路121による第1の検出パルス幅W1の条件を満たすため、時刻T4のそれぞれのパルス幅検出結果としては、第1のパルス幅検出回路121が“1”、第2のパルス幅検出回路122が“0”、第3のパルス幅検出回路123が“0”となる。第1ないし第3のパルス幅検出回路121〜123からの出力パターンP(T3)は、
P(T3)={1(1),0(2),0(3)
となる。そして、第1のパルス幅検出回路121のパルス幅検出結果が立ち下がる時刻T4において、負論理和回路161の3入力はすべて“0”となってシフト用クロックS10が立ち上がるため、1段目のフリップフロップFF11,FF21,FF31にはそれぞれ“1”,“0”,“0”がセットされる。そのとき、2段目のフリップフロップFF12,FF22,FF32および3段目のフリップフロップFF13,FF23,FF33にはそれぞれの前段のフリップフロップの初期値がセットされ、“0”,“0”,“0”となる。
【0028】
次に、入力端子101から第2のパルス幅検出回路122による第2の検出パルス幅W2の条件を満たす入力信号S1が入力された期間T4〜T5の動作について説明する。
【0029】
期間T4〜T5において入力端子101から入力された入力信号S1のパルス幅は第2のパルス幅検出回路122による第2の検出パルス幅W2の条件を満たすため、時刻T5のそれぞれのパルス幅検出結果としては、第1のパルス幅検出回路121が“0”、第2のパルス幅検出回路122が“1”、第3のパルス幅検出回路123が“0”となる。第1ないし第3のパルス幅検出回路121〜123からの出力パターンP(T4)は、
P(T4)={0(1),1(2),0(3)
となる。そして、第2のパルス幅検出回路122のパルス幅検出結果が立ち下がる時刻T5において、負論理和回路161の3入力はすべて“0”となってシフト用クロックS10が立ち上がるため、1段目のフリップフロップFF11,FF21,FF31にはそれぞれ“0”,“1”,“0”がセットされる。そのとき、2段目のフリップフロップFF12,FF22,FF32にはその前段のフリップフロップのデータである“1”,“0”,“0”がセットされ、3段目のフリップフロップFF13,FF23,FF33にはそれぞれ“0”ががセットされ、“0”,“0”,“0”となる。
【0030】
次に、入力端子101から第3のパルス幅検出回路123による第3の検出パルス幅W3の条件を満たす入力信号S1が入力された期間T5〜T6の動作について説明する。
【0031】
期間T5〜T6において入力端子101から入力された入力信号S1のパルス幅は第3のパルス幅検出回路123による第3の検出パルス幅W3の条件を満たすため、時刻T6のそれぞれのパルス幅検出結果としては、第1のパルス幅検出回路121が“0”、第2のパルス幅検出回路122が“0”、第3のパルス幅検出回路123が“1”となる。第1ないし第3のパルス幅検出回路121〜123からの出力パターンP(T5)は、
P(T5)={0(1),0(2),1(3)
となる。そして、第3のパルス幅検出回路123のパルス幅検出結果が立ち下がる時刻T6において、負論理和回路161の3入力はすべて“0”となってシフト用クロックS10が立ち上がるため、1段目のフリップフロップFF11,FF21,FF31にはそれぞれ“0”,“0”,“1”がセットされる。そのとき、2段目のフリップフロップFF12,FF22,FF32にはその前段のフリップフロップのデータである“0”,“1”,“0”がセットされ、3段目のフリップフロップFF13,FF23,FF33にはそれぞれ“1”,“0”,“0”がセットされる。
【0032】
デコード回路140は、パルス幅・入力順序生成回路130におけるフリップフロップFF11〜FF33から9ビットのデータであるパルス幅・入力順序パターン情報(S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33)すなわち〔“0”,“0”,“1”,“0”,“1”,“0”,“1”,“0”,“0”〕を入力し、デコードすることによりモード設定信号S50を生成出力する。
【0033】
なお、上記において、S11〜S13はP(T3)={1(1),0(2),0(3)}に対応し、S21〜S23はP(T4)={0(1),1(2),0(3)}に対応し、S31〜S33はP(T5)={0(1),0(2),1(3)}に対応している(表記順は逆となっている)。
【0034】
以上のように、本実施の形態によれば、パルス幅・入力順序パターン情報(S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33)が入力信号のパルス幅の種類と入力順序との組み合わせのパターンを含む2次元的な情報となっており、単一のモード設定回路であって、1つの入力端子101から入力信号をシリーズに入力するものでありながら、すなわち、回路規模の増大を抑制しながら、多様なモード設定信号を生成することができる。
【0035】
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2におけるモード設定回路100aの構成を示すブロック図である。図2において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態は、実施の形態1において、さらに入力信号通過制御回路110を追加したものに相当する。3段目のフリップフロップFF13,FF23,FF33の出力信号S13,S23,S33が負論理和回路162に入力され、負論理和回路162から出力される設定期間終了信号S9が入力信号通過制御回路110の制御端子に入力されている。この設定期間終了信号S9はモード設定期間が終了したことを示す信号である。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0036】
図3は入力信号通過制御回路110の構成を示すブロック図である。
【0037】
入力信号通過制御回路110は、パルス幅検出回路111、設定期間開始信号生成用のフリップフロップFF41〜FF44、論理積回路171,172、反転回路181で構成されている。
【0038】
パルス幅検出回路111は、第1ないし第3のパルス幅検出回路121〜123による検出パルス幅の入力信号S1のみの入力を許可する回路である。
【0039】
フリップフロップFF41〜FF44は、設定許可信号S8を生成する回路である。スルー入力信号S1aは、フリップフロップFF41〜FF44と設定期間終了信号S9で生成されたモード設定期間内のみ入力信号S1をスルーさせて出力する。
【0040】
次に、上記のように構成された本実施の形態のモード設定回路の動作を図4のタイミングチャートを用いて説明する。本実施の形態では図4の全体が関係する。
【0041】
まず、モード設定開始許可検出期間の動作について説明する。モード設定開始許可の検出は入力信号通過制御回路110によって行われる。期間T0〜T3がモード設定開始許可の検出動作を示している。以下、具体的に説明する。
【0042】
入力信号通過制御回路110は、入力端子101からの予備入力信号S1′を所定サイクル分入力し、予備入力信号S1′が設定した所定の検出パルス幅の条件を満たすか否かを判定する。予備入力信号S1′が設定したパルス幅であれば、フリップフロップFF41〜FF44に順次にパルス検出結果をセットしていく(T0〜T3)。そして、時刻T3において、フリップフロップFF41〜FF44のすべてが“1”にセットされ、論理積回路171に入力される信号S2〜S6がすべて“1”になると、論理積回路171が導通し、設定許可信号S8が“1”にセットされる(時刻T3)。
【0043】
このとき、パルス幅・入力順序生成回路130における3段目のフリップフロップFF13,FF23,FF33の出力がすべて“0”であって、負論理和回路162の出力である設定期間終了信号S9が“1”となっているため、時刻T3以降、入力信号通過制御回路110における論理積回路172が入力信号S1を通過させ、スルー入力信号S1aとして第1ないし第3のパルス幅検出回路121〜123へ出力する。時刻T3以降は、実施の形態1の場合と同様のモード設定動作を開始する。時刻T3以降、モード設定のための所定のパルス幅(W1〜W3)をもつ入力信号S1が3サイクル分、入力されることになるが、その3サイクル分の入力信号S1の入力期間にわたって設定許可信号S8が有効になる。
【0044】
その後、時刻T3から3サイクル分が経過した時刻T6でフリップフロップFF13に“1”がセットされることで負論理和回路162の出力である設定期間終了信号S9が“0”に反転し、論理積回路172が非導通となるため、それ以降はモード設定のための入力信号S1のスルーが禁止され、スルー入力信号S1aが“0”となって以後のモード設定を禁止する。
【0045】
以上のように本実施の形態によれば、実施の形態1の場合と同様に、入力信号のパルス幅の種類と入力順序との組み合わせのパターンを含む2次元的な情報であるパルス幅・入力順序パターン情報(S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33)を用いることにより、単一のモード設定回路であって、1つの入力端子101から入力信号をシリーズに入力するだけで、回路規模の増大を抑制しながら、多様なモード設定信号を生成することができるが、さらには、モード設定のための入力信号S1の通過許可期間を一定に制限しているため、正規の使用権を持たない第三者が不正に、例えばパルスジェネレータ等を用いてあらゆるディジタルデータの組み合わせをしらみつぶし的に入力し、モード設定を行ってセキュリティを破ろうとするといった侵入に対して、安全性を確保することができる。
【0046】
なお、上記において、図3に示す入力信号通過制御回路110の構成は1例に過ぎず、入力信号S1をスルー入力信号S1aとして通過を許可する通過許可期間を設定する機能をもつものであれば、入力信号通過制御回路の構成はどのようなものでもよい。
【0047】
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3におけるモード設定回路100bの構成を示すブロック図である。図5において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態は、実施の形態1のパルス幅検出回路をn個搭載し、パルス幅・入力順序生成回路130aにおけるフリップフロップのマトリックスをn×m個としたものである(m,nは任意の自然数)。
【0048】
第nのパルス幅検出回路12nは入力信号S1のパルス幅が第nの検出パルス幅Wnの条件を満たすかどうかを検出するためのものである。第1ないし第nの検出パルス幅W1〜Wnは互いに別個の大きさとする。
【0049】
パルス幅・入力順序生成回路130aは、第1のパルス幅検出回路121からの第1パルス幅検出信号SW1を入力してシフトするm個のフリップフロップFF11,FF12,…FF1mと、第2のパルス幅検出回路122からの第2パルス幅検出信号SW2を入力してシフトするm個のフリップフロップFF21,FF22,…FF2mと、…第nのパルス幅検出回路12nからの第nパルス幅検出信号S1nを入力してシフトするm個のフリップフロップFFn1,FFn2,…FFnmから構成されている。
【0050】
第1ないし第nのパルス幅検出回路121〜12nから出力された第1ないし第nのパルス幅検出信号SW1,SW2,…SWnは負論理和回路161aに入力され、負論理和回路161aから出力されるシフト用クロックS10aがパルス幅・入力順序生成回路130aにおけるすべてのフリップフロップFF11〜FFnmのクロック入力端子に入力されている。
【0051】
第1のパルス幅検出回路121からの第1パルス幅検出信号SW1をフリップフロップFF11〜FF1mにシフトさせながら保持し、第2のパルス幅検出回路122からの第2パルス幅検出信号SW2をフリップフロップFF21〜FF2mにシフトさせながら保持し、以下同様にして、第nのパルス幅検出回路12nからの第nパルス幅検出信号SWnをフリップフロップFFn1〜FFnmにシフトさせながら保持することにより、パルス幅・入力順序生成回路130aは入力端子101からの入力信号S1についての、パルス幅の種類と入力順序の組み合わせのパターンを含む2次元的な情報であるパルス幅・入力順序パターン情報を保持する。
【0052】
フリップフロップFF11〜FF1mからの出力信号S11〜S1mと、フリップフロップFF21〜FF2mからの出力信号S21〜S2mと、…フリップフロップFFn1〜FFnmからの出力信号Sn1〜Snmとがデコード回路140aに入力されている。デコード回路140aは、パルス幅・入力順序生成回路130aによって保持されたmサイクル分の入力信号S1についての合計n×mビットのパルス幅・入力順序パターン情報(S11〜S1m,S21〜S2m,…Sn1〜Snm)をデコードしてモード設定信号S50aを出力する。
【0053】
出力信号S11〜S1m,S21〜S2m,Sn1〜Snmは、パルス幅・入力順序パターン情報を示しており、パルス幅の種類数についての解像度nと、入力順序の解像度mとの組み合わせのn×m通りのモード設定の種類数に対応している。このように、本実施の形態によれば、より複雑な条件を要求することにより、さらに高いセキュリティ性を確保することができる。
【0054】
(実施の形態4)
図6は本発明の実施の形態4におけるモード設定回路100cの構成を示すブロック図である。図6において、実施の形態3の図5におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態は、実施の形態3において、さらに入力信号通過制御回路110aを追加したものに相当する。m段目のフリップフロップFF1m,FF2m,…FFnmの出力信号S1m,S2m,…Snmが負論理和回路162aに入力され、負論理和回路162aから出力される設定期間終了信号S9aが入力信号通過制御回路110aの制御端子に入力されている。この設定期間終了信号S9aはモード設定期間が終了したことを示す信号である。その他の構成については、実施の形態3と同様であるので説明を省略する。
【0055】
図6に示す実施の形態4の図5の実施の形態3に対する関係は、図2に示す実施の形態2の図1の実施の形態1に対する関係と同様のものになっている。したがって、本実施の形態によれば、パルス幅の種類数についての解像度nと、入力順序の解像度mとの組み合わせのn×m通りのモード設定の種類数に対応したパルス幅・入力順序パターン情報を示す出力信号S11〜S1m,S21〜S2m,Sn1〜Snmを用いることにより、実施の形態1,2に比べて、より複雑な条件を要求し、さらに高いセキュリティ性を確保でき、さらに、モード設定のための入力信号S1の通過許可期間を一定に制限しているため、正規の使用権を持たない第三者が、例えばパルスジェネレータ等を用いてあらゆるディジタルデータの組み合わせをしらみつぶし的に入力し、モード設定を行ってセキュリティを破ろうとするといった侵入に対して、安全性を確保することができる。すなわち、安全且つ効率的なモード設定処理を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、入力信号のパルス幅の種類と入力順序との組み合わせからなるパルス幅・入力順序パターン情報を用いることにより、単一のモード設定回路であって、1つの入力端子から入力信号をシリーズに入力するものでありながら、回路規模の増大を抑制しつつ、多様なモード設定信号を生成することができる。
【0057】
さらに、通過許可期間との組み合わせにより、条件をより複雑化してセキュリティ性を高めることができる。また、外部からのノイズ等の影響を受けることなく、安全に多くのモード設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるモード設定回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2におけるモード設定回路の構成を示すブロック図
【図3】実施の形態2における入力信号通過制御回路の構成を示すブロック図
【図4】実施の形態1,2の動作を示すタイミングチャート
【図5】本発明の実施の形態3におけるモード設定回路の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4におけるモード設定回路の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100,100a,100b,100c…モード設定回路
101…入力端子
110,110a 入力信号通過制御回路
111,121,122,123,12n…パルス幅検出回路
130,130a…パルス幅・入力順序生成回路
140,140a…デコード回路
S1…入力信号
S1a…スルー入力信号
S1′…予備入力信号
S8…設定許可信号
S9,S9a…設定期間終了信号
S10,S10a…シフト用クロック
S50,S50a…モード設定信号
SW1,SW2,SW3,SWn…パルス幅検出信号

Claims (2)

  1. 入力信号について互いに異なる検出パルス幅を検出する複数個のパルス幅検出回路と、
    前記パルス幅検出回路によって検出された検出パルス幅の種類と複数サイクル分の前記入力信号の入力順序との組み合わせを示すパルス幅・入力順序パターン情報を生成するパルス幅・入力順序生成回路と、
    前記パルス幅・入力順序生成回路による前記パルス幅・入力順序パターン情報をデコードしてモード設定信号を生成するデコード回路とを備えたモード設定回路。
  2. 前記パルス幅検出回路の前段または後段に、所定のパルス幅の予備入力信号を連続して所定サイクル分入力することでモード設定のための入力信号の通過許可期間を設定可能し、その通過許可期間のみ前記モード設定のための入力信号の通過を許可する入力信号通過制御回路を備えた請求項1に記載のモード設定回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807423B1 (ko) 2005-07-22 2008-02-25 키몬다 아게 메모리 소자용 전압 발생기 제어방법, 메모리 소자, 메모리소자의 클록 대기모드 제어방법 및 장치

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