JP2004240029A - プラスチックラベルおよびプラスチック容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラスチックラベルは、表示印刷インキ層4がアルカリ水溶液に可溶性のコート層3を介して基材フィルム2上に形成されているプラスチックラベルであって、前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層が、酸価が140〜300(mg−KOH/g)のスチレン−無水マレイン酸系樹脂を樹脂成分全量に対して15〜45重量%、ニトロセルロースを樹脂成分全量に対して20〜80重量%含有していることを特徴とする。前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層は、他の樹脂成分として、水酸基価が50〜150(mg−KOH/g)のアクリル系樹脂を20〜65重量%含有していてもよい。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチックラベル及びプラスチック容器に関し、より詳しくは、表示印刷インキ層のアルカリ脱離性、印刷適性、初期密着性、耐アルカリ性、耐熱水性、耐インキ割れ性がすべて優れているプラスチックラベル及び該プラスチックラベルが装着されたプラスチック容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック製品は容器、包装袋等、幅広い分野で使用されている。例えば、飲料容器として、ポリエチレンテレフタレート製ボトル(PETボトル)が利用されている。PETボトルには商品表示のため印刷加工が施されたプラスチックフィルムが装着されていることが多く、該プラスチックラベルとしてはポリエチレンテレフタレート等を原料としたシュリンクラベルが使用されている場合が多い。近年、省資源的な観点や環境的な観点などから、PETボトル等のプラスチック製品のリサイクル(回収及び再利用)が強く求められている。しかしながら、印刷加工を施したプラスチックラベルが混入したまま再生加工すると、再生製品が全体的に或いは部分的に着色したり、不透明化、物性の劣化、品質低下などの問題が発生し、商品価値が著しく低下する場合があり、再使用できないことが多い。このため、現状では、PETボトルを再生加工する際、該プラスチックラベルを物理的に剥離、除去している。しかし、再生樹脂の品質を確保しうるほどに表示印刷インキを十分に除去することは困難であり、また、その処理には多大なコスト負担が余儀なくされる。
【0003】
そこで、基材フィルムと表示印刷インキ層との間にアルカリ水溶液に可溶性のコート層を設け、アルカリ水溶液によって該コート層を溶解させることで表示印刷インキ層を脱離させ、PETボトルとプラスチックフィルムを併せて再生加工する技術が検討されている(例えば、特許文献1及び2参照)。しかし、これらの方法に示されるアルカリ水溶液に可溶なコート層は、該コート層を形成する樹脂成分の見掛けの酸価が高いため、耐アルカリ性に劣り、さらに表示印刷インキ層の印刷性が悪く、意匠性に優れた文字や図柄等を表示する表示印刷インキ層の形成が困難であるという問題がある。
【0004】
本出願人は、このような問題を解決するため、アルカリ水溶液に可溶なコート層を酸価の比較的低い樹脂で構成することを提案している(特願2001−273993)。この方法によれば上記の課題は解決されるものの、前記コート層の乾燥性が低いことから、表示印刷インキ層の初期密着性が低いという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−55236号公報
【特許文献2】
特開2001−131484号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、表示印刷インキ層のアルカリ脱離性が優れているとともに、印刷適性及び初期密着性が高く、しかも、耐インキ割れ性、耐アルカリ性、耐熱水性がすべて良好なプラスチックラベル及び該プラスチックラベルが装着されたプラスチック容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討した結果、アルカリ水溶液に可溶性のコート層を形成する樹脂組成物として、特定の酸価をもつスチレン−無水マレイン酸系樹脂とニトロセルロースとを特定の割合で含有している樹脂組成物を用いると、表示印刷インキ層のアルカリ脱離性が優れているとともに、優れた印刷適性及び初期密着性を示し、しかも耐インキ割れ性、耐アルカリ性、耐熱水性にも優れていることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は、表示印刷インキ層がアルカリ水溶液に可溶性のコート層を介して基材フィルム上に形成されているプラスチックラベルであって、前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層が、酸価が140〜300(mg−KOH/g)のスチレン−無水マレイン酸系樹脂を樹脂成分全量に対して15〜45重量%、ニトロセルロースを樹脂成分全量に対して20〜80重量%含有していることを特徴とするプラスチックラベルである。
【0009】
本発明では、前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層が、他の樹脂成分として、水酸基価が50〜150(mg−KOH/g)のアクリル系樹脂を20〜65重量%含有していることが好ましい。また、前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層を形成する樹脂組成物の見掛けの酸価が30〜140(mg−KOH/g)であることが好ましい。
【0010】
本発明には、前記のプラスチックラベルが装着されたプラスチック容器であって、プラスチックラベルの基材フィルムとプラスチック容器とが同じ種類の樹脂から形成されていることを特徴とするプラスチック容器も含まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、必要に応じて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明のプラスチックラベルの一例を部分的に示す概略断面図である。図1において、1はプラスチックラベルとしてのシュリンクラベル、2は基材フィルム、3はアルカリ水溶液に可溶性のコート層(以下、「アルカリ可溶性コート層」と称する場合がある)、4は表示印刷インキ層である。シュリンクラベル1は、基材フィルム2の一方の面にアルカリ可溶性コート層3、表示印刷インキ層4がこの順で形成されており、表示印刷インキ層4側を内側とした筒状の形態で使用することができる。
【0012】
[アルカリ可溶性コート層]
アルカリ可溶性コート層3は、酸価が140〜300(mg−KOH/g)のスチレン−無水マレイン酸系樹脂及びニトロセルロースを含有する樹脂組成物により形成されている。
【0013】
前記酸価が140〜300(mg−KOH/g)のスチレン−無水マレイン酸系樹脂の含有量は、樹脂成分全量に対して15〜45重量%、好ましくは20〜30重量%である。スチレン−無水マレイン酸系樹脂の含有割合が、樹脂成分全量に対して45重量%を超えると、表示印刷インキ層4の初期密着性が低下し、また、表示印刷インキ層4の受理性が悪くなることから、得られる表示印刷インキ層4の美粧性が損なわれやすくなる。また、ラベル装着時に容器をコンベアーで移送する際に用いられる界面活性剤を含有したスライダー液による損傷を受けやすくなり、さらにまた、シュリンクラベルをシュリンクさせる(特に、スチームトンネルによって加熱収縮する場合)時に表示印刷インキ層4が汚損されやすくなるので、好ましくない。一方、スチレン−無水マレイン酸系樹脂の含有割合が、樹脂成分全量に対して15重量%未満であると、アルカリ可溶性コート層3のアルカリ水溶液に対する溶解性(以下、「アルカリ溶解性」と称する場合がある」が低下し、表示印刷インキ層4のアルカリ脱離性が低下するので好ましくない。
【0014】
スチレン−無水マレイン酸系樹脂としては、酸価が140〜300(mg−KOH/g)であることが重要である。スチレン−無水マレイン酸系樹脂の酸価としては、好ましくは150〜295(mg−KOH/g)、さらに好ましくは160〜290(mg−KOH/g)である。スチレン−無水マレイン酸系樹脂の酸価が高すぎると、アルカリ可溶性コート層3の耐アルカリ性や耐熱水性が低下し、さらに表示印刷インキ層4の初期密着性、耐インキ割れ性が低下する。また、スチレン−無水マレイン酸系樹脂の酸価が低すぎると、アルカリ可溶性コート層3のアルカリ溶解性が低くなり、表示印刷インキ層4のアルカリ脱離性が低下する。
【0015】
スチレン−無水マレイン酸系樹脂としては、前記範囲の酸価を有していれば、公知のスチレン−無水マレイン酸共重合体を用いることができ、例えば、スチレンと無水マレイン酸との共重合体であるスチレン−無水マレイン酸共重合体や、該スチレン−無水マレイン酸共重合体の変性体(例えば、部分的にエステル化された部分的エステル化物など)などが挙げられる。前記スチレン−無水マレイン酸共重合体において、スチレンとしては、スチレンの他、α−メチルスチレン等のスチレン系化合物を用いることができる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合体をエステル化する際には、メタノール、エタノール、プロピルアルコール等のアルコール類が用いられる。なお、本発明の作用及び効果を阻害しない範囲で、スチレン又は無水マレイン酸と共重合可能なモノマーが用いられていてもよい。2種以上のスチレン−無水マレイン酸系樹脂を組み合わせて用いる場合には、スチレン−無水マレイン酸系樹脂全体としての酸価が上記の範囲に入るように選択使用する。
【0016】
スチレン−無水マレイン酸系樹脂において、スチレンと無水マレイン酸との割合や、エステル化度は、酸価が140〜300(mg−KOH/g)となるような範囲であれば特に制限されない。なお、スチレン−無水マレイン酸系樹脂の酸価は、スチレンと無水マレイン酸との割合や、エステル化度などによりコントロールすることができる。
【0017】
スチレン−無水マレイン酸系樹脂としては、例えば、商品名「SMA17352」[酸価:255〜285(mg−KOH/g)]、「SMA2625」[酸価:200〜240(mg−KOH/g)]、「SMA1440F」[以上、川原油化(株)品]などを用いることができる。
【0018】
本発明において、アルカリ可溶性コート層3におけるニトロセルロースの含有量は、樹脂成分全量に対して20〜80重量%であり、好ましくは25〜45重量%である。ニトロセルロースの含有割合が樹脂成分全量に対して80重量%を超えると、アルカリ可溶性コート層3が脆くなり、耐スクラッチ性が低下し、さらに表示印刷インキ層4の印刷適性が低下する。一方、ニトロセルロースの含有割合が樹脂成分全量に対して20重量%未満である場合には、基材フィルム2への密着性が低下するとともに、印刷されたシュリンクラベル1を容器に装着しシュリンクさせたとき、表示印刷インキ層4でインキ割れが発生する。
【0019】
ニトロセルロースの重合度は35〜110程度が好ましい。ニトロセルロースの硝化度は特に制限されない。例えば、窒素分10.7〜12.2%程度のニトロセルロースを使用することができる。
【0020】
ニトロセルロースとしては、例えば、商品名「HIG−1」、「LIG1/4」、「LIG1/8」、「VX−1」(以上、旭化成(株)品)等を用いることができる。
【0021】
アルカリ可溶性コート層3は、基材フィルム2への密着性向上のため、他の樹脂成分として、スチレン−無水マレイン酸系樹脂及びニトロセルロースと相溶性があり、水酸基価が50〜150(mg−KOH/g)のアクリル系樹脂を、樹脂成分全量に対して20〜65重量%の割合で含有することが望ましい。該アクリル系樹脂の含有割合が高すぎると、表示印刷インキ層4の印刷適性が低下するとともに、シュリンクラベル1を容器に装着し収縮させた際に、表示印刷インキ層4のインキ割れが生じやすくなる。一方、アクリル系樹脂の含有割合が低いと、表示印刷インキ層4の初期密着性が低下する傾向となる。
【0022】
また、アクリル系樹脂の水酸基価が高すぎると、表示印刷インキ層4の印刷適性が低下し、意匠性に優れた文字や図柄等を表示する表示印刷インキ層4の形成が困難になりやすい。一方、アクリル系樹脂の水酸基価が低すぎると、基材フィルム2への密着性が低下しやすくなる。
【0023】
アクリル系樹脂としてはアクリル酸共重合系樹脂が好適である。アクリル酸共重合系樹脂の分子量は、水酸基価が上記の範囲に入るのであれば、特に制限されない。アクリル系樹脂としては、例えば、商品名「ARUFON UH−2140」[水酸基価:110(mg−KOH/g)]、「ARUFON UHE−2012」[水酸基価:95(mg−KOH/g)]、「ARUFON UHB−2090」[水酸基価:136(mg−KOH/g)][以上、東亞合成(株)品]などを用いることができる。なお、アクリル系樹脂を2種以上組み合わせて使用することもできる。この場合、前記の水酸基価50〜150(mg−KOH/g)はアクリル系樹脂全体としての水酸基価を意味する。
【0024】
アルカリ可溶性コート層3を形成する樹脂組成物には、密着性や印刷性の向上等のため、他の物性を低下させない範囲で、他の樹脂を加えてもよい。例えば、ウレタン系樹脂やポリエステル系樹脂などを加えることができる。
【0025】
本発明では、アルカリ可溶性コート層3を形成する樹脂組成物の見掛けの酸価が30〜140(mg−KOH/g)であることが好ましい。なお、見掛けの酸価とは、樹脂組成物を構成する各樹脂の酸価を加重平均して算出した計算値を意味する。
【0026】
アルカリ可溶性コート層3を形成する樹脂組成物の見掛けの酸価が高すぎると、耐アルカリ性が低下しやすくなる。一方、該樹脂組成物の見掛けの酸価が低すぎると、アルカリ可溶性コート層3がアルカリ水溶液に溶解せず、表示印刷インキ層4のアルカリ脱離性が低下しやすくなる。
【0027】
アルカリ可溶性コート層3は、グラビア印刷等の公知のコーティング法によって施され、その塗布量は特に制限されない。例えば、乾燥厚さが0.01〜20μm、好ましくは0.5〜5μm程度となる塗布量が好適である。塗布量が少なすぎると、フィルムに対する均一な塗布が困難であるため、表示印刷インキ層4の印刷適性が低下し、さらに表示印刷インキ層4のアルカリ脱離性が低下しやすくなる。一方、塗布量が多すぎると不経済であり、特別の利益はない。
【0028】
[基材フィルム]
基材フィルム2は熱収縮性フィルムにより形成されている。熱収縮性フィルムの素材としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなど)などの熱可塑性樹脂を用いることができる。熱収縮性フィルムの素材は、単独で又は2種以上混合して使用することができる
【0029】
本発明では、基材フィルム2としては、シュリンクラベル1を装着するプラスチック容器の素材と同じ種類の樹脂から形成されているものが好ましい。従って、PETボトルのシュリンクラベルとしての基材フィルム2としては、ポリエステル、なかでもポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。なお、前記同じ種類の樹脂とは、主たる繰り返し単位が同じである樹脂のことを意味しており、実質的に相溶性を有している樹脂である。
【0030】
ポリエチレンテレフタレートは、ジカルボン酸成分の主成分としてテレフタル酸が用いられ、ジオール成分の主成分としてエチレングリコールが用いられているポリエステルである。なお、共重合成分として、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリアルキレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等のジオール成分が用いられていてもよい。
【0031】
基材フィルム2は単層フィルム及び多層フィルムの何れで構成されていてもよい。基材フィルム2の厚みは、特に制限されず、例えば、20〜80μm、好ましくは30〜60μm程度の範囲から選択することができる。
【0032】
なお、基材フィルム2のうちアルカリ可溶性コート層を形成する表面には、コロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、酸処理などの慣用の表面処理が施されていてもよい。
【0033】
[表示印刷インキ層]
表示印刷インキ層4は、インキを用いて、グラビア印刷やフレキソ印刷等の慣用の印刷方法により印刷して形成することができる。インキとしては、特に制限されず、適宜、適当なインキを選択して、単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。表示印刷インキ層4の厚みは、特に制限されず、例えば、0.5〜20μm、好ましくは1〜10μmの程度の範囲から選択することができる。
【0034】
また、本発明のプラスチックラベルは、図2に示されるようなシュリンクラベル11であってもよい。図2は、本発明のプラスチックラベルの他の例を部分的に示す概略断面図である。図2において、11はシュリンクラベル、21は基材フィルム、31はアルカリ可溶性コート層、41は表示印刷インキ層、51はオーバーコート層である。シュリンクラベル11は、基材フィルム21の一方の面にアルカリ可溶性コート層31、表示印刷インキ層41、オーバーコート層51がこの順で形成されており、オーバーコート層51を外側にした筒状の形態で使用することができる。なお、基材フィルム21、アルカリ可溶性コート層31、表示印刷インキ層41は、それぞれ、前記基材フィルム2、アルカリ可溶性コート層3、表示印刷インキ層4と同様のものを使用することができる。オーバーコート層51は、オーバーコート剤により形成することができる。オーバーコート剤としては、樹脂と滑剤とにより調製することができる。オーバーコート剤の樹脂としては、特に制限されず、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などの熱可塑性樹脂を好適に用いることができる。滑剤としては、特に制限されず、有機系滑剤、無機系滑剤のいずれでも用いることができる。滑剤としては、無機粒子、有機粒子などの粒子状固体物質、ワックス(ポリエチレンワックスなどの合成ワックスの他、鉱物系ワックス、天然ワックスなど)、シリコーンオイルなどを好適に用いることができる。なお、オーバーコート層51は無くてもよい。オーバーコート層51の厚みとしては、例えば、0.5〜5μm(好ましくは1〜3μm)程度の範囲から選択することができる。
【0035】
図1や2で示されるシュリンクラベル(1,11)は、公知の方法を利用して作製することができる。例えば、押出法やカレンダー法等の公知の方法によってフィルムを成形した後、主に横方向に延伸処理し、得られた基材フィルムの内面側の表面に、アルカリ可溶性樹脂を含有する樹脂組成物、インキを塗布や印刷等により塗布して、それぞれの層を形成した後、所望の幅の長尺帯状に切断し、表示印刷インキ層側の面を内側にして、前記主延伸方向が周方向となるように筒状に丸め、両端辺を接着剤などで接着した後、必要に応じて所望の長さに切断し、筒状のシュリンクラベル1を作製することができる。
【0036】
このように、本発明のプラスチックラベルは、表示印刷インキ層が、特定の酸価を有しているスチレン−無水マレイン酸系樹脂とニトロセルロースとを特定の割合で含有する樹脂組成物により形成されたアルカリ可溶性コート層を介して、基材フィルム上に形成されている形態を有している。そのため、該プラスチックラベル(特にシュリンクラベル)を装着したプラスチック容器を再生処理に供する際に、アルカリ性水溶液と接触させる処理(以下、「アルカリ処理」と称する場合がある)を施すことにより、アルカリ可溶性コート層を溶解させて、表示印刷インキ層をプラスチックラベルの基材フィルムから分離させることができる。従って、本発明のプラスチックラベルを用いると、プラスチック容器を再生処理する際に、プラスチックラベルを装着した状態のプラスチック容器又は該容器の破砕物をアルカリ処理することにより、再生樹脂の汚染の原因となる表示印刷インキ層又はインキを、プラスチック容器やプラスチックラベルの樹脂(すなわち、再生樹脂の原料となる樹脂)から分離除去することができ、アルカリ脱離性が優れている。
【0037】
前記アルカリ処理は、例えば、アルカリ性水溶液の浴中に浸漬する方法や、アルカリ性水溶液のシャワー内を通過させる方法等により、アルカリ性水溶液と接触させることによって行うことができる。従って、大量の回収容器の処理も容易に行うことが可能である。なお、前記アルカリ水溶液としては、例えば、70〜95℃の1〜2重量%の水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)水溶液等の強アルカリ性水溶液を好適に用いることができる。
【0038】
また、本発明では、アルカリ可溶性コート層上に印刷して形成される表示印刷インキ層の印刷適性が優れており、意匠性に優れた文字や模様等を有している表示印刷インキ層をグラビア印刷やフレキソ印刷等の慣用乃至公知の印刷方法により形成することができる。また、インキとして耐水性が優れている通常のインキを用いることができるため、印刷適性も良く、多種のインキを使用することができる。しかも、表示印刷インキ層の密着性が良好で、テープ剥離防止性が高く、さらに、表示印刷インキ層の収縮時のインキ割れを防止できる。
【0039】
また、特に本発明では、アルカリ可溶性コート層を構成する樹脂組成物の酸価が適切に調整されているので、アルカリ溶解性と耐アルカリ性とのバランスが良好であり、強アルカリに対する良好なアルカリ溶解性を有するとともに、弱アルカリ等に対する耐アルカリ性を有している。従って、表示印刷インキ層を分離除去する際に用いられる熱アルカリ水溶液に対しては溶解性が高く、一方、コンベア上に塗布されているスライダー液に含まれる界面活性剤等による弱アルカリや、低温若しくは常温のアルカリに対しては溶解し難いという特色を有している。
【0040】
さらにまた、アルカリ可溶性コート層は、耐熱水性も有しており、例えば、プラスチックラベルがシュリンクラベルである場合、熱収縮させる際のスチームおよび湯気による溶解や破損を防止できる。
【0041】
本発明のプラスチックラベルは、各種容器(特に、プラスチック容器)に装着して用いることができる。プラスチック容器としては、例えば、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなど)、スチレン系樹脂(ポリスチレンなど)、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂を素材とすることができる。プラスチック容器としては、ポリエステル製容器、なかでもPETボトルが好適である。PETボトルは、再生処理して再利用することが可能であり、また、非常に多数使用されており、回収・再生処理する割合が増加する傾向にある。従って、本発明のプラスチックラベル、特に基材フィルムがPETフィルムであるシュリンクラベルを用いると、回収されたPETボトルにプラスチックラベルが装着されたままであったりボトルとラベルの破砕混合物であっても、アルカリ処理を施すことにより、ラベルや容器に付着している表示印刷インキを十分に分離除去することができ、該再生処理によって、プラスチックラベルの表示印刷インキの混入に起因する樹脂の着色や不透明、物性の変化など発生を防止して、再生樹脂の原料となる樹脂を高い品質で得ることができる。しかも、前記インキの分離除去は、複雑な機械装置を必要とせず、アルカリ性水溶液を処理液とする浸漬や散布処理操作により行うことができるので、大量の容器を効率よく処理することができる。
【0042】
なお、アルカリ処理時の温度は、通常85〜95℃であるが、特に制限されず、低温(50〜85℃)であってもよく、例えば、50〜95℃程度の範囲から選択することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明のプラスチックラベルによれば、前記構成を有しているので、表示印刷インキ層のアルカリ脱離性が優れているとともに、表示印刷インキ層の印刷適性及び初期密着性が高く、しかも耐インキ割れ性、アルカリ可溶性コート層の耐アルカリ性や耐熱水性が良好である。
【0044】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、「部」又は「%」とある場合は、特に断りのない限り重量基準の値である。また、溶剤を含む商品(ニトロセルロース等)、溶液状の商品(アクリル系樹脂等)を用いている場合、固形分の部数として示す(例えば、固形分50%の溶液状商品を10部用いたと記載してある場合、実際には該商品を20部用いていることになる)。
【0045】
(実施例1)
スチレン−無水マレイン酸系樹脂[商品名「SMA17352P」;酸価:270(mg−KOH/g);川原油化(株)品]22部、ニトロセルロース[商品名「LIG1/4」;旭化成(株)品]31部、及びアクリル系樹脂[商品名「ARUFON UH−2140」;東亞合成(株)品)47部を、酢酸エチル等の有機溶媒に溶解させ、均一な樹脂溶液(コート剤)を得た。
このコート剤を、厚さ55μmのポリエチレンテレフタレート製フィルム(PETフィルム)上に、グラビア校正機を用いて塗布し、乾燥厚さ2μmのコート層を形成させた。
さらに、このコート層上に、インキ[商品名「ファインラップSBL」、大日本インキ(株)品]をグラビア校正機によって5色印刷し、乾燥時の厚みが5μmとなるように塗布して表示印刷インキ層(印刷物)を形成して、実施例1に係るシュリンクラベルを作製した。
【0046】
(実施例2〜5)
表1に示す組成(数字は部数)としたこと以外は、実施例1と同様にして、それぞれ実施例2〜5に係るコート剤を調製し、さらに、実施例1と同様にして実施例2〜5に係るシュリンクラベルを作製した。
【0047】
(比較例1〜4)
表1に示す組成(数字は部数)としたこと以外は、実施例1と同様にして、それぞれ比較例1〜4に係るコート剤を調製し、さらに、実施例1と同様にして比較例1〜4に係るシュリンクラベルを作製した。なお、比較例3では、スチレン−無水マレイン酸系樹脂[商品名「SMA1000F」、川原油化(株)品]は溶剤難溶性のため、樹脂成分が溶剤に溶解した樹脂溶液(コート剤)ではなく、樹脂成分が溶剤中に分散した樹脂分散液(コート剤)を得た。
【0048】
【表1】
【0049】
なお、表1において、「St−Ml樹脂(A)」は商品名「SMA17352P」[スチレン−無水マレイン酸系樹脂;酸価:270(mg−KOH/g);川原油化(株)品]を示し、「St−Ml樹脂(B)」は商品名「SMA1440F」[スチレン−無水マレイン酸系樹脂;酸価:185(mg−KOH/g);川原油化(株)品]を示し、「St−Ml樹脂(C)」は商品名「SMA3840F」[スチレン−無水マレイン酸系樹脂;酸価:107.5(mg−KOH/g);川原油化(株)品]を示し、「St−Ml樹脂(D)」は商品名「SMA1000F」[スチレン−無水マレイン酸系樹脂;酸価:480(mg−KOH/g);川原油化(株)品]を示す。また、「ニトロセルロース樹脂(A)」は商品名「LIG1/4」[旭化成(株)品]を示し、「アクリル系樹脂(A)」は商品名「ARUFON UH−2140」[東亞合成(株)品;水酸基価:110(mg−KOH/g)]を示す。
【0050】
(実施例6〜9)
表2に示す組成(数字は部数)としたこと以外は、実施例1と同様にして、それぞれ実施例6〜9に係るコート剤を調製し、さらに、実施例1と同様にして実施例6〜9に係るシュリンクラベルを作製した。
【0051】
(比較例5〜6)
表2に示す組成(数字は部数)としたこと以外は、実施例1と同様にして、それぞれ比較例5〜6に係るコート剤を調製し、さらに、実施例1と同様にして比較例5〜6に係るシュリンクラベルを作製した。
【0052】
【表2】
【0053】
なお、表2において、「St−Ml樹脂(A)」は商品名「SMA17352P」[スチレン−無水マレイン酸系樹脂;酸価:270(mg−KOH/g);川原油化(株)品]を示す。また、「ニトロセルロース樹脂(A)」は商品名「LIG1/4」[旭化成(株)品]を示し、「ニトロセルロース樹脂(B)」は商品名「HIG−1」[旭化成(株)品]を示し、「ニトロセルロース樹脂(C)」は商品名「VX−1」[旭化成(株)品]を示す。また、「アクリル系樹脂(A)」は商品名「ARUFON UH−2140」[東亞合成(株)品;水酸基価:110(mg−KOH/g)]を示す。
【0054】
(実施例10〜16)
表3に示す組成(数字は部数)としたこと以外は、実施例1と同様にして、それぞれ実施例10〜16に係るコート剤を調製し、さらに、実施例1と同様にして実施例10〜16に係るシュリンクラベルを作製した。
【0055】
(比較例7)
表3に示す組成(数字は部数)としたこと以外は、実施例1と同様にして比較例7に係るコート剤を調製し、さらに、実施例1と同様にして比較例7に係るシュリンクラベルを作製した。
【0056】
【表3】
【0057】
なお、表3において、「St−Ml樹脂(A)」は商品名「SMA17352P」[スチレン−無水マレイン酸系樹脂;酸価:270(mg−KOH/g);川原油化(株)品]を示す。また、「ニトロセルロース樹脂(A)」は商品名「LIG1/4」[旭化成(株)品]を示す。また、「アクリル系樹脂(A)」は商品名「ARUFON UH−2140」[東亞合成(株)品;水酸基価:110(mg−KOH/g)]を示し、「アクリル系樹脂(B)」は商品名「ARUFON UHE−2012」[東亞合成(株)品;水酸基価:95(mg−KOH/g)]を示し、「アクリル系樹脂(C)」は商品名「ARUFON UHB−2090」[東亞合成(株)品;水酸基価:136(mg−KOH/g)]を示し、「アクリル系樹脂(D)」は商品名「ダイヤナール LR−943」[三菱レイヨン(株)品;水酸基価:43(mg−KOH/g)]を示す。さらに、「ポリエステル系樹脂」は商品名「ポリエスターLP035」[日本合成化学(株)品]を示す。
【0058】
表1〜3には、実施例及び比較例に係る各シュリンクラベルのコート層を形成する樹脂組成物の見掛けの酸価(mg−KOH/g)を併記している。
【0059】
(評価)
実施例1〜16、比較例1〜7により得られたシュリンクラベルについて、下記の試験を行い、アルカリ脱離性、印刷適性、初期密着性、耐アルカリ性、耐熱水性および耐インキ割れ性を評価した。なお、これらの評価結果は表1〜3に併記した。
【0060】
(アルカリ脱離性評価方法)
実施例及び比較例により得られたシュリンクラベルを、85℃の1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、簡単な攪拌を行いながら、表印刷インキ層(印刷物)の脱離状態を観察した。具体的には、印刷物が自発的に(浸漬後にフィルムを取り出し、水に曝したり、擦る等の作用を与えずに、浸漬中に自然に)脱落する時間(分)を測定し、下記の評価基準により、アルカリ脱離性を評価した。
○:ほぼ完全に脱落する時間が20分未満である。
△:ほぼ完全に脱落する時間が20分以上30分未満である。
×:30分経過後も表示印刷インキ層の一部若しくは全部が残る。
【0061】
(印刷適性評価方法)
実施例及び比較例により得られたシュリンクラベルについて、目視により、かすれ、はじき、色ムラなどの異常の有無を観察し、下記の評価基準により、印刷適性を評価した。
○:異常なし。
△:異常はないが、僅かに印刷性に劣る。
×:かすれ、はじき、色ムラの少なくとも1つ以上の異常が認められる。
【0062】
(初期密着性評価方法)
実施例及び比較例により得られたシュリンクラベルの表示印刷インキ層(印刷物)が形成されて60秒以内に、セロハンテープを貼り付け急速に剥離させたときの印刷面の状態を目視観察し、下記の評価基準により、初期密着性を評価した。
○:印刷塗膜が90%以上剥離せずにフィルムに残る。
△:印刷塗膜が80%以上90%未満剥離せずにフィルムに残る。
×:フィルムに残った印刷塗膜が80%未満である。
【0063】
(耐アルカリ性評価方法)
実施例及び比較例により得られたシュリンクラベルを、40℃の1.5重量%の水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、20分間攪拌し、取り出してから流水中でもみ洗いし、印刷面の剥離状態を観察し、下記の評価基準により、耐アルカリ性を評価した。
○:印刷塗膜が90%以上剥離せずにフィルムに残る。
△:印刷塗膜が80%以上90%未満剥離せずにフィルムに残る。
×:フィルムに残った印刷塗膜が80%未満である。
【0064】
(耐熱水性評価方法)
実施例及び比較例により得られたシュリンクラベルを、85℃の脱イオン水に30分浸漬した後、表示印刷インキ層(印刷物)の脱落の有無を調べ、下記の評価基準により、耐熱水性を評価した。
○:流水でも、印刷物は脱離しない。
△:自発的には印刷物は脱離しないが、流水で脱離する。
×:自発的に印刷物が脱離する。
【0065】
(耐インキ割れ性評価方法)
実施例及び比較例により得られたシュリンクラベルについて、両端(10mm幅)を重ね合わせて(4mm幅)接着して筒状のラベルとして、500mlのPETボトルに印刷面を接触するようにして装着し、80℃の水に30秒浸漬する。取り出して冷却した後、重ね合わせ部分における印刷を目視観察し、下記の評価基準により、耐インキ割れ性(インキ割れ防止性)を評価した。
○:印刷面に割れ筋が認められない。
△:印刷面に割れ筋が認められるが、フィルム面(外面)からは割れ筋が認められない。
×:外面から割れ筋が認められる。
【0066】
表1〜3より、実施例に係るシュリンクラベルでは、表示印刷インキ層のアルカリ脱離性が優れている。しかも、表示印刷インキ層の印刷適性、初期密着性や耐インキ割れ性、アルカリ可溶性コート層の耐アルカリ性や耐熱水性もすべて良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックラベルの一例を部分的に示す概略断面図である。
【図2】本発明のプラスチックラベルの他の例を部分的に示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 シュリンクラベル
2 基材フィルム
3 アルカリ水溶液に可溶性のコート層
4 表示印刷インキ層
11 シュリンクラベル
21 基材フィルム
31 アルカリ水溶液に可溶性のコート層
41 表示印刷インキ層
51 オーバーコート層
Claims (4)
- 表示印刷インキ層がアルカリ水溶液に可溶性のコート層を介して基材フィルム上に形成されているプラスチックラベルであって、前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層が、酸価が140〜300(mg−KOH/g)のスチレン−無水マレイン酸系樹脂を樹脂成分全量に対して15〜45重量%、ニトロセルロースを樹脂成分全量に対して20〜80重量%含有していることを特徴とするプラスチックラベル。
- アルカリ水溶液に可溶性のコート層が、他の樹脂成分として、水酸基価が50〜150(mg−KOH/g)のアクリル系樹脂を20〜65重量%含有する請求項1記載のプラスチックラベル。
- アルカリ水溶液に可溶性のコート層を形成する樹脂組成物の見掛けの酸価が30〜140(mg−KOH/g)である請求項1又は2記載のプラスチックラベル。
- 請求項1〜3の何れかの項に記載のプラスチックラベルが装着されたプラスチック容器であって、プラスチックラベルの基材フィルムとプラスチック容器とが同じ種類の樹脂から形成されていることを特徴とするプラスチック容器。
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