JP2004239778A - 液状試料自動分析装置 - Google Patents

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Hiroshi Horimoto
浩 堀本
Tadashi Kinoshita
正 木下
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Hitachi Chemical Diagnostics Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】多数の試料保持プレート、チップを格納して自動的に補給することができるコンパクトで低コストな液状試料自動分析装置を提供する。
【解決手段】液状試料自動分析装置10は、試料保持プレート12を格納するための複数の格納部24を有してなり、且つ、複数の格納部24が共通の鉛直面に沿うように並設されて前記鉛直面に垂直な前後方向に被格納物を搬入・搬出するようにされた格納手段26と、格納手段26及び分注ステージ18の間で試料保持プレート12を搬送するために試料保持プレート12を保持して前記鉛直面に沿って移動可能とされた搬送手段28と、を備える構成とした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば血液、尿等の液状の試料を分析するための自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液状の試料を保持するための複数の凹部が形成された試料保持プレートと、交換可能なチップを装着してなり、前記試料保持プレートの凹部に試料を分注するための分注手段と、試料保持プレートの凹部内の試料を分析するための分析手段と、分注のために試料保持プレートを載置するための分注ステージ及び分析のために試料保持プレートを載置するための分析ステージを有してなる処理ステージと、を含んでなる液状試料自動分析装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような液状試料自動分析装置は一般的に、試料保持プレートを収容して所定の反応温度に保持するための恒温槽を備えている。
【0003】
尚、本明細書において「試料」という用語は、分析の対象である検体という意義に限定されず、分析のために試料保持プレートの凹部に分注される例えば試薬等を含む液状体という意義で用いることとする。
【0004】
各検体、試薬は共通の分注手段で分注されるが、各検体、試薬毎に分注手段のノズル下端のチップを交換することで各検体、試薬等の混入を防止するようにされている。
【0005】
このような液状試料自動分析装置で連続して分析を行うためには、試料保持プレート、チップを自動的に逐次補給する必要がある。
【0006】
【特許文献1】
特開平8―94634号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液状試料自動分析装置が設置される施設は補給用の試料保持プレート、チップを格納するための充分なスペースを確保することができないことが多く、このような場合自動的に補給できる試料保持プレートの数が制約されることとなる。このため、人手により試料保持プレート、チップを頻繁に補給しなければならなかった。
【0008】
又、例えば、検体の希釈のために凹部の容量が異なる複数の種類の試料保持プレートが必要な場合があり、この場合も人手により試料保持プレートを交換しなければならなかった。
【0009】
即ち、分注、分析等の処理作業が自動化され、分析作業の一定の効率改善が図られている一方、試料保持プレート、チップの補給、試料保持プレートの交換のための作業負担が相対的に重くなっており、チップの補給、試料保持プレートの交換のための作業負担の軽減が要望されていた。
【0010】
尚、試料保持プレート、チップの格納のための充分なスペースを確保することができれば上記問題を解決しうるが、このようにすると施設の利用効率が悪化し設備コストが増加することとなる。
【0011】
又、格納装置から処理ステージまで試料保持プレート、チップを搬送するための搬送装置が新たに必要となり、このような搬送装置は施設の形状、施設における液状試料自動分析装置及び格納装置のレイアウト等に制約されるため構造が複雑になりやすく、この点でも設備コストが増加することとなる。
【0012】
更に、設備全体が大型化するため、それだけ試料保持プレート、チップの搬送に時間がかかり分析作業の効率改善の効果が減殺されるという問題がある。
【0013】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、多数の試料保持プレート、チップを格納して自動的に補給することができるコンパクトで低コストな液状試料自動分析装置を提供することをその課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液状の試料を保持するための複数の凹部が形成された試料保持プレートと、交換可能なチップを装着してなり、前記試料保持プレートの凹部に前記試料を分注するための分注手段と、前記試料保持プレートの凹部内の試料を分析するための分析手段と、分注のために前記試料保持プレートを載置するための分注ステージ及び分析のために前記試料保持プレートを載置するための分析ステージを有してなる処理ステージと、を含んでなる液状試料自動分析装置において、前記試料保持プレートを格納するための複数の格納部を有してなり、且つ、該複数の格納部が共通の鉛直面に沿うように並設されて前記鉛直面に垂直な前後方向に被格納物を搬入・搬出するようにされた格納手段と、該格納手段及び前記処理ステージの間で前記試料保持プレートを搬送するために前記試料保持プレートを保持して前記鉛直面に沿って移動可能とされた搬送手段と、を備えたことにより上記課題を解決したものである。
【0015】
尚、前記格納手段は、前記分注ステージの上方及び下方の少なくとも一方の側に配設するとよい。
【0016】
又、前記分注手段の交換用のチップを保持するためのチップラックを用意し、該チップラックを載置するためのチップ供給ステージを前記分注ステージの近傍に配設すると共に、前記格納手段に前記チップラックを格納するための複数の格納部を前記鉛直面に沿うように並設し、且つ、前記搬送手段は前記格納手段及び前記チップ供給ステージの間で前記チップラックを搬送するために前記チップラックを保持して前記鉛直面に沿って移動可能であるようにしてもよい。
【0017】
又、前記搬送手段に配設された、投光器及び受光器と、前記格納手段の各格納部に配設された反射板と、を含んでなる被格納物検出手段を備え、該被格納物検出手段は、前記搬送手段が前記各格納部に接近することにより該接近した格納部の反射板に前記投光器が投光して前記受光器に反射するための光路を形成し、且つ、前記各格納部の被格納物が前記光路を遮断するように構成して前記各格納部の被格納物の有無を検出可能としてもよい。
【0018】
又、前記試料保持プレートを収容して所定の反応温度に保持するための複数の恒温槽を前記鉛直面に沿うように前記格納手段の近傍に並設し、且つ、前記搬送手段が前記恒温槽及び前記処理ステージの間で前記試料保持プレートを搬送するようにしてもよい。
【0019】
この場合、前記恒温槽は、開閉自在の扉体と、該扉体を閉方向に付勢するための付勢手段と、を備え、前記搬送手段が前記付勢手段の付勢力に抗して前記扉体を開方向に付勢することにより該扉体が開放するようにしてもよい。
【0020】
又、前記搬送手段は、前記試料保持プレートを挟持・解放自在とされた一対の挟持部材を有してなる挟持手段と、前記前後方向のラック及びピニオンを有してなり、前記挟持手段を前記前後方向に駆動するためのヘッド部と、該ヘッド部を前記前側鉛直面に沿って駆動するための鉛直面方向駆動手段と、を備える構成としてもよい。
【0021】
本発明によれば、多数の試料保持プレート、チップを格納して自動的に補給することができるコンパクトで低コストな液状試料自動分析装置を実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本実施形態に係る液状試料自動分析装置10の全体構造の概要を示す前面図、図2は、同平面図である。
【0024】
液状試料自動分析装置10は、液状の試料を保持するための複数の凹部12Aが形成された試料保持プレート12と、交換可能なチップ14Aを装着してなり、試料保持プレート12の凹部12Aに試料を分注するための分注手段14と、試料保持プレート12の凹部12A内の試料を分析するための分析手段16と、分注のために試料保持プレート12を載置するための分注ステージ18及び分析のために試料保持プレート12を載置するための分析ステージ20を有してなる処理ステージ22と、を備えている。
【0025】
この液状試料自動分析装置10は、試料保持プレート12を格納するための複数の格納部24を有してなり、且つ、複数の格納部24が共通の鉛直面に沿うように並設されて前記鉛直面に垂直な前後方向に被格納物を搬入・搬出するようにされた格納手段26と、格納手段26及び分注ステージ18の間で試料保持プレート12を搬送するために試料保持プレート12を保持して前記鉛直面に沿って移動可能とされた搬送手段28と、を備えたことを特徴としている。
【0026】
又、液状試料自動分析装置10は、分注手段14の交換用のチップ14Aを保持するチップラック30が用意され、チップラック30を載置するためのチップ供給ステージ32が分注ステージ18の近傍に配設されると共に、格納手段26にチップラック30を格納するための複数の格納部34が前記鉛直面に沿うように並設され、且つ、搬送手段28が格納手段26及びチップ供給ステージ32の間でチップラック30を搬送するためにチップラック30を保持して前記鉛直面に沿って移動可能とされたことを特徴としている。
【0027】
更に、液状試料自動分析装置10は、試料保持プレート12を収容して所定の反応温度に保持するための複数の恒温槽36が前記鉛直面に沿うように格納手段26の近傍に並設され、且つ、搬送手段28が恒温槽36及び処理ステージ22の間で試料保持プレート12を搬送するようにしたことを特徴としている。
【0028】
他の構成については、従来の液状試料自動分析装置と同様であるので、説明を適宜省略することとする。
【0029】
試料保持プレート12は透明な長方形板状体で、上面に円形の複数の凹部12Aが複数(本実施形態では8×12=96個)が形成されている。又、液状試料自動分析装置10は、検体の希釈のために凹部12Aよりも容量が大きな凹部13Aが形成された試料保持プレート13を備えている。尚、試料保持プレート12の凹部12Aには所定の試薬が予め固相化されているのに対し、試料保持プレート13の凹部13Aには試薬等は固相化されていない。
【0030】
分注手段14は、チップ14Aと、該チップ14Aを下端において着脱自在に支持する8本の分注ノズル14Bと、分注ノズル14Bを等ピッチで支持する分注ヘッド14Cと、分注ヘッド14Cを水平方向に駆動するためのXY駆動機構14Dと、を有して構成されている。
【0031】
チップ14Aは細い管状体で上端部が分注ノズル14Bの下端部に押し付けられることにより分注ノズル14Bに装着可能とされている。分注ノズル14Bは、チップ14Aから試料を真空吸引し、又、試料を吐出するようにされている。分注ヘッド14Cは各分注ノズル14B間のピッチを調節可能とされ、凹部のピッチが異なる他の試料保持プレート、複数の試験管を保持する試験管ラック等に試料を分注可能とされている。
【0032】
分注ステージ18は、第1の載置台18A及び第2の載置台18Bを備え、2枚の試料保持プレート12が載置可能とされている。第1の載置台18Aは、試料保持プレート12を定位置に保持すると共に、下部に設けられた加振装置18Cにより水平方向に振動して、凹部12A内の試料を撹拌可能とされている。一方、第2の載置台18Bも、試料保持プレート12を定位置に保持するようにされているが加振装置は設けられていない。
【0033】
分析ステージ20には、分析手段16及び洗浄器40が備えられている。
【0034】
分析手段16は、試料保持プレート12の凹部12Aに所定の波長の光を投光するための図示しない投光器及び凹部12Aを透過した光を受光するための受光器を有して構成され、所定の波長の光の強度を測定することにより、試料の分析を行なうようにされている。
【0035】
洗浄器40は、等ピッチで並設された複数(本実施形態では8本)の洗浄用ノズル40Aを備え、洗浄用のズル40Aの下端から試料保持プレート12の凹部12Aに洗浄液を吐出するようにされている。洗浄用ノズル40Aは、図示しない配管を介して給水タンク40B及び40Cに連結されている。尚、給水タンク40B、40Cにはそれぞれ異なる種類の洗浄液が貯留されており、試料の種類等に応じて洗浄用ノズル40Aにいずれかの種類の洗浄液を選択的に給水するようにされている。又、洗浄用ノズル40Aの下方には、図示しない排水管が設けられており、排水タンク40Dが使用済みの洗浄液を回収するようにされている。
【0036】
尚、分析ステージ20にはベルトコンベア41が配設され、試料保持プレート12をベルトコンベア41上に載置して送りつつ、分析、洗浄を行うようにされている。
【0037】
格納手段26は、試料保持プレート12を格納するための複数(本実施形態では6個)の格納部24と、希釈のための試料保持プレート13を格納するための複数(本実施形態では6個)の格納部42と、チップラック30を格納するための複数(本実施形態では8個)の格納部34と、を備えている。
【0038】
格納部24、42は分注ステージ18の下方に配設されている。一方、格納部34は、チップ供給ステージ32の下方に配設されている。
【0039】
格納手段26は、被格納物の搬入、搬出のための各格納部24、42、34の開口部が前記鉛直面に沿うように並設されて、前記鉛直面に垂直な前後方向に被格納物を搬入、排出するようにされている。
【0040】
図3は、格納部24の構造の概要を示す後面図、図4は同側断面図である。尚、格納部34及び42の構造は格納部24と同様であるので、これら格納部34及び42の構造についての説明は省略することとする。
【0041】
格納部24は、L字形の断面形状を有し、前後方向に配置された一対の棒状体24Aを有して構成され、棒状体24Aで試料保持プレート12の下面を支持するようにされている。又、棒状体24Aの後端側には、反射面が開口部側に対向し、且つ、若干下方に傾斜するように配置された反射板24Bが配設されている。
【0042】
恒温槽36は、格納手段26の下に複数(本実施形態では6個)配設され、これら恒温槽36も開口部が、格納手段26の各格納部24、34、42の開口部と共通の前記鉛直面に沿うように並設されている。
【0043】
図5は、恒温槽36の構造の概要を示す斜視図、図6は同側断面図である。
【0044】
恒温槽36は、箱状のケース36Aと、ケース36Aの底面を構成する伝熱板36Bと、伝熱板36Bの下面に隣接して設けられたペルチェ素子36Cと、ペルチェ素子36Cの下面に隣接して設けられたヒートシンク36Dと、を備えている。更に、恒温槽36は、開口部に設けられ、上下方向に開閉自在の扉体36Eと、扉体36Eを閉方向に付勢するためのねじりコイルばね(付勢手段)36Fと、を備えている。尚、扉体36Eの外側には前方に突出する突起36Gが設けられている。恒温槽36は、伝熱板36Bの上に試料保持プレート12を載置し、ペルチェ素子36Cに通電することにより、試料保持プレート12を冷却又は加熱して所定の反応温度に保持するようにされている。
【0045】
搬送手段28は図1、2及び7〜9に示されるように、試料保持プレート12を挟持・解放自在とされた一対の挟持部材50A、50Bを有してなる挟持手段50と、前後方向のラック52A及びピニオン52Bを有してなり、挟持手段50を前後方向に駆動するためのヘッド部52と、ヘッド部52を前記鉛直面に沿う水平方向に駆動するための水平方向駆動手段54と、ヘッド部52を前記鉛直面に沿う鉛直方向に駆動するための鉛直方向駆動手段55と、を備えている。
【0046】
挟持部材50A、50Bは前後方向に略平行に配置された棒状体で水平方向に相互に接近、離間することにより、試料保持プレート12、13、チップラック30を挟持、解放可能とされている。これら挟持部材50A、50Bには、それぞれ他方に向けて突出するシャフト50C、50Dが連結され、これらシャフト50C、50Dを介してベース部材50Eに摺動自在に支持されている。これらシャフト50C、50Dは、板状の連結部材50Fを介して係合されている。連結部材50Fは、両端に形成された長孔においてシャフト50C、50Dにピン結合され、これらシャフト50C及び50Dの中間位置近傍においてベース部材50Eに回転自在に支持されている。これにより、挟持部材50Aと50Bは連動して接近、離間するようにされている。
【0047】
尚、連結部材50Fにはねじりコイルばね50Gが取付けられ、挟持部材50A及び50Bは連結部材50Fを介して相互に接近する方向に付勢されている。又、シャフト50Cには開放レバー50Hを介してロータリソレノイド50Iが連結されている。ロータリソレノイド50Iに通電することにより、ねじりコイルばね50Gの付勢力に抗して挟持部材50A及び50Bを相互に離間する方向に付勢して開放可能とされている。
【0048】
又、ベース部材50Eにはピニオン52Bを駆動するためのステッピングモータ52Cが取付けられている。ステッピングモータ52Cに通電することにより、ピニオン52Bがラック52Aに噛合い係合しながら前後方向に転動し、これによりベース部材50Eがガイド53A及び53Bに案内されて前後方向に移動するようにされている。
【0049】
又、ヘッド部52の下部近傍には、スライダとクランクの機構により前後方向に進退動自在とされた押え棒52Fと、押え棒52Fを駆動するためのロータリソレノイド52Gが設けられている。
【0050】
更に、ヘッド部52の下部近傍には、投光器52H及び受光器52Iが取付けられている。ヘッド部52が格納部24に接近することにより接近した格納部24の反射板24Bに投光器52Hが投光して受光器52Iに反射するための光路を形成し、且つ、各格納部24内の試料保持プレート12(被格納物)が光路を遮断するように構成されている。投光器52H、受光器52I及び反射板24Bは、各格納部の被格納物の有無を検出可能とされた被格納物検出手段を構成している。尚、格納部34、42の被格納物の有無も同様に検出可能とされている。
【0051】
又、処理ステージ22には、血液、尿等の検体を載置して分注手段14に供給するための検体供給ステージ56と、複数の試薬ボトルを載置して分注手段14に供給するための試薬供給ステージ58が設けられている。検体供給ステージ56には、検体を保持するための複数(本実施形態では8×12=96)の凹部60Aが形成された検体保持トレイ60を6枚載置可能とされている。一方、試薬供給ステージ58には各種の試薬を保持するための複数(本実施形態では16個)の試薬ボトル62A〜62Pを設置可能とされている。
【0052】
又、試薬供給ステージ58の近傍(前側)には、分注ノズル14Bからチップ14Aを取り外して回収するためのチップ回収ステージ64が設けられている。チップ回収ステージ64には、チップ14Aを係止して上方への移動を規制するための係止部64Aが備えられており、係止部64Aがチップ14Aを係止した状態で分注ノズル14Bが上昇することにより、チップ14Aが分注ノズル14Bから離脱するようにされている。尚、チップ回収ステージ64の下方には離脱した使用済みのチップ14Aを回収するための回収箱66が設けられている。
【0053】
尚、図1に示す符号68はコンピュータの入力装置である。
【0054】
次に、液状試料自動分析装置10の作用について液状試料の自動分析の一例として、ここでは酵素抗体反応に関する自動分析について説明する。尚、搬送手段28、格納手段26及び恒温槽36の作用の詳細については後述することとし、まず、自動分析の概要について説明することとする。
【0055】
オペレータは、まず準備として検体保持トレイ60、試薬ボトル62A〜62P、試料保持プレート12、13、チップラック30を液状試料自動分析装置10にセットする。具体的には、凹部60A内に検体を収容した6枚の検体保持トレイ60を検体供給ステージ56に載置し、試薬ボトル62A〜62Pを試薬供給ステージ58に設置する。更に、試料保持プレート12、13をそれぞれ6枚ずつ格納部24、42に格納し、8個のチップラック30を格納部34に格納する。又、給水タンク40B、40Cには洗浄液を貯留しておく。
【0056】
以上の準備が完了してから、オペレータがコンピュータの入力装置68を操作し、検体の自動分析が開始される。
【0057】
まず、検体の分注、希釈が行われる。
【0058】
搬送手段28は、格納部24から試料保持プレート12を搬出して分注ステージ18の第1の載置台18Aに搬送・載置する。又、搬送手段28は格納部42から試料保持プレート13を搬出して第2の載置台18Bに搬送・載置する。更に、搬送手段28は、格納部34からチップラック30を搬出してチップ供給ステージ32に搬送・載置する。
【0059】
分注手段14のXY駆動機構14Dにより分注ヘッド14Cは、分注ノズル14Bとチップラック30のチップ14Aとが一致するようにチップ供給ステージ32に移動し、この状態で分注ノズル14Bが下降することにより8本の分注ノズル14Bの下端にそれぞれチップ14Aが装着される。
【0060】
次に、分注ヘッド14Cは検体供給ステージ56に移動し、分注ノズル14Bがチップ14Aを介して検体保持トレイ60の凹部60Aから検体を真空吸引する。尚、検体はチップ14Aの部分まで吸引し、分注ノズル14B内には検体を真空吸引しない。更に、分注ヘッド14Cは分注ステージ18の第2の載置台18Bの上に移動し、希釈のための試料保持プレート13の1列(8個)の凹部13Aに、それぞれ検体を分注する。ここで、分注ヘッド14Cはチップ回収ステージ64に移動し、係止部64Aがチップ14Aを係止した状態で分注ノズル14Bが上昇することにより分注ノズル14Bの下端から使用済みのチップ14Aが離脱し、回収箱66内に回収される。
【0061】
次に分注ヘッド14Cは、チップ供給ステージ32に移動して、分注ノズル14Bの下端にチップ14Aを再装着し、上記と同様に検体の分注が行われる。以上の工程を12回繰り返し、第2の載置台18Bの試料保持プレート13の全て(96個)の凹部13A内に、検体が分注される。
【0062】
次に、搬送手段28は、空となったチップラック30をチップ供給ステージ32からピックアップし、格納部34に返却する。更に、搬送手段28は、他のチップラック34を格納部34から搬出し、チップ供給ステージ32に搬送・載置する。
【0063】
分注ヘッド14Cはチップ供給ステージ32に移動し、新たに供給されたチップラック30において交換用のチップ14Aを分注ノズル14Bの下端に装着する。次に、分注ヘッド14Cは試薬供給ステージ58に移動し、分注ノズル14Bがチップ14Aを介して試薬ボトル62Aから、希釈液を真空吸引する。尚、希釈液は分注ノズル14B内にも吸引される。
【0064】
次に分注ヘッド14Cは、分注ステージ18の第2の載置台18Bの上に移動し、検体が分注されている各凹部13Aに希釈液を分注する。尚、希釈液の分注は、12回連続して実行し、この間チップ14Aは交換しない。これにより、第2の載置台18Bに載置された試料保持プレート13の全ての凹部13Aに検体及び希釈液が分注され、各凹部13A内の検体は、所定の濃度に希釈される。
【0065】
次に、チップ14Aを交換してから分注ノズル14Bが希釈された検体を試料保持プレート13の1列(8個)の凹部13Aから真空吸引し、第1の載置台18Aの試料保持プレート12の8個の凹部12Aに、希釈された検体を分注する。尚、希釈された検体はチップ14Aの部分まで真空吸引し、分注ノズル14B内には真空吸引しない。チップ14Aを交換しながら、この工程を12回繰り返し、試料保持プレート12の全ての凹部12A内に希釈された検体を分注する。
【0066】
次に、恒温槽36においてインキュベーションが行われる。
【0067】
搬送手段28は、希釈された検体が分注された試料保持プレート12を恒温槽36に搬送し、試料保持プレート12を恒温槽36の伝熱板36B上に載置する。べルチェ素子38Cに通電することにより、恒温槽36は試料保持プレート12を冷却又は加熱し、所定の反応温度に保持する。これにより、各凹部12A内の検体と試薬との反応が促進される。
【0068】
次に、洗浄が行われる。
【0069】
搬送手段28は、恒温槽36から試料保持プレート12を搬出し、分析ステージ20のベルトコンベア41上に搬送・載置する。ベルトコンベア41が試料保持プレート12を送りながら、洗浄器40が洗浄用ノズル40Aの下端から洗浄液を吐出し、各凹部12A内を洗浄する。
【0070】
次に、試薬分注(酵素標識抗体液添加)が行われる。
【0071】
まず、搬送手段28が、分析ステージ20から洗浄済みの試料保持プレート12を分注ステージ18の第1の載置台18A上に搬送・載置する。次に、分注ヘッド14Cは試薬供給ステージ58に移動して分注ノズル14Bが試薬ボトル62Bから酵素標識抗体液を真空吸引する。更に、分注ヘッド14Cは第1の載置台18A上に移動し、上記希釈液の分注と同様の要領で試料保持プレート12の各凹部12Aに酵素標識抗体液を分注する。分注後、加振器18Cが第1の載置台18Aと共に試料保持プレート12を振動させ、凹部12A内の酵素標識抗体液を撹拌する。
【0072】
次に、上記と同様の要領で2回目のインキュベーション及び洗浄が行われる。
【0073】
又、上記酵素標識抗体液の分注と同様の要領で、試薬ボトル62Cの基質液を試料保持プレート12の凹部12Aに分注し、3回目のインキュベーション及び洗浄が行われる。
【0074】
更に、上記酵素標識抗体液の分注と同様の要領で、試薬ボトル62Dの反応停止液を試料保持プレート12の凹部12Aに分注する。
【0075】
次に、検体の分析が行われる。
【0076】
まず、搬送手段28が試料保持プレート12を第1の載置台18Aから分析ステージ20のベルトコンベア41上に搬送・載置する。ベルトコンベア41が試料保持プレート12を送りつつ、分析手段16の投光器から各凹部12Aに特定の波長の光を投光し、受光器が特定の波長の吸光度を測定する。吸光度の測定結果に基づいて各凹部12A内の検体の特性を連続して分析することができる。試料保持プレート12の全ての凹部12Aに関する分析が完了すると、搬送手段28は、試料保持プレート12を格納部24に返却する。
【0077】
尚、ここでは1枚の試料保持プレート12に関する一連の分析工程を示したが、恒温槽36における反応時間を利用し、分注、洗浄等の作業時間をずらして、複数の試料保持プレート12に対して同様に分析を実行することができる。即ち、一般的に、分注、洗浄、分析の時間よりも恒温槽における反応時間が長いことが多いが、複数の恒温槽36を利用することで、分注手段14、分析手段16、洗浄器40を効率良く使用することができる。又、複数の恒温槽36を利用することで反応温度が異なる複数の種類の分析を連続して効率良く行うことも可能である。
【0078】
このように、オペレータが格納部28、42、34を操作することなく試料保持プレート12、13、チップラック30を自動的に順次供給して複数の試料保持プレート12に関する分析を連続して実行することができ、液状試料自動分析装置10は、オペレータの作業負担が小さく、取扱いが容易で分析作業の効率がよい。
【0079】
又、分注ステージ18の下方のスペースを利用して、格納手段26を配設しているので、(水平方向の)小さな設置スペースに多くの試料保持プレート12、13、チップラック30を格納することができ、液状試料自動分析装置10は連続して分析可能である試料の数量が多く、且つ、コンパクトである。
【0080】
又、各格納部24、42、34は、共通の鉛直面に沿うように並設され、搬送手段のヘッド部が該鉛直面に沿って移動するように構成されているので、試料保持プレート12、13、チップラック30の搬送時間の短縮が図られ、この点でも液状試料自動分析装置10は作業効率が良い。特に、試料保持プレート12、13の格納部24、42が分注ステージ18の下方に配設され、チップラック30の格納部34がチップ供給ステージ32の下方に配設されているためそれだけ搬送経路が短く、これにより搬送時間の一層の短縮が図られている。
【0081】
又、搬送手段28が試料保持プレート12、13の搬送及びチップラック30の搬送を兼ねているので、液状試料自動分析装置10はこの点でもコンパクトで低コストである。
【0082】
又、液状試料自動分析装置10は、コンパクトであるので、大きな設置スペースが必要とされず、設備全体のコストも大幅に低減することができる。
【0083】
又、処理ステージ22、格納手段26、搬送手段28が一台の液状試料自動分析装置に装備されているので、処理ステージと格納部とを連結するための搬送装置を施設の形状等に応じて設計、製造する必要がなく、設置作業が容易であると共に、この点でも設備全体としての低コスト化を図ることができる。
【0084】
又、分注ステージ18は2枚の試料保持プレートが載置可能とされているので、検体の希釈を要する分析を自動的に行うことができる。
【0085】
次に、搬送手段28、格納手段26及び恒温槽36の作用について説明する。
【0086】
搬送手段28が格納部24から試料保持プレート12を搬出する時は、まず、水平方向駆動手段54及び鉛直方向駆動手段55でヘッド部52をいずれかの格納部24の開口部近傍に移動させ、ロータリソレノイド50Iに通電して、ねじりコイルばね50Gの付勢力に抗して挟持片50A及び50Bを離間させる。この状態で、ステッピングモータ52Cに通電すると、ピニオン52Bがラック52Aに噛み合い係合しつつ転動し、挟持部材50A及び50Bが試料保持プレート12の幅方向両側に沿う位置まで前進させる。次に、ロータリソレノイド50Iへの電流の供給を停止すると、挟持部材50A及び50Bはねじりコイルばね50Gに付勢されて相互に接近し、試料保持プレート12を挟持する。更に、ステッピングモータ52Cを逆方向に回転させて、挟持部材50A及び50Bと共に試料保持プレート12を後退させることにより、試料保持プレート12を格納部24から搬出することができる。尚、格納部34、恒温槽36からの試料保持プレート12、13の搬出、格納部42からのチップラック30の搬出も搬送手段28を同様に制御すればよい。
【0087】
一方、搬送手段28が格納部24に試料保持プレート12を搬入する時は、この逆の手順で搬送手段28を制御すればよい。尚、格納部34、恒温槽36への試料保持プレート12、13の搬入、格納部42へのチップラック30の搬入についても搬送手段28を逆の手順で制御すればよい。
【0088】
次に、搬送手段28による恒温槽36の扉体36Eの開放について説明する。まず、鉛直方向駆動手段55でヘッド部52をいずれかの恒温槽36の開口部よりも若干上方に接近させる(図6参照)。次に、ヘッド部52のロータリソレノイド52Gに通電し、押え棒52Fを恒温槽36側に突出させる。この状態でヘッド部52を下降させると、(図10に示されるように)押え棒52Fの先端が恒温槽36の扉体36Eの突起36Gに当接し、ねじりコイルばね36Fの付勢力に抗して扉体36Eを下方に付勢し、扉体36Eが開放される。これにより、上記の手順で、恒温槽36から試料保持プレート12を搬出し、又、恒温槽36に試料保持プレート12を搬入することができる。
【0089】
最後に、格納手段26の被格納物の有無の検出について説明しておく。図11に示されるように、格納部24内に試料保持プレート12(被格納物)が格納されていない場合、ヘッド部52が格納部24に接近することにより接近した格納部24の反射板24Bに投光器52Hが投光して受光器52Iに反射するための光路が形成される。一方、格納部24内に試料保持プレート12が格納されている場合(図4参照)、試料保持プレート12が光路を遮断する。従って、受光器52Iの受光の有無により、被格納物の有無を検出することができる。
【0090】
このように、投光器52H、受光器52Iを搬送手段28に1セットのみ設け、各格納部24には簡単な構造の反射板24Bを設けることにより、低コストで各格納部24における被格納物の有無を検出することができる。
【0091】
又、搬送手段28が、恒温槽36の扉体36Eを下方に付勢して開放するようにされているので、各恒温槽36の扉体36Eを駆動するための個別の駆動手段が不要であり、この点でも液状試料自動分析装置10は低コストである。
【0092】
又、各格納部24、42、34は、共通の鉛直面に沿うように並設され、搬送手段のヘッド部が前記鉛直面に沿って移動するように構成されているので、液状試料自動分析装置10は特に前後方向にコンパクトである。
【0093】
更に、搬送手段28は、ラック52A及びピニオン52Bにより挟持部材50A、50Bを前後方向に駆動する構成であるので、例えばベルト、プーリで前後方向に駆動する駆動手段よりも前後方向にコンパクトである。
【0094】
又、搬送手段28は、挟持手段50が挟持部材50A、50Bを備えた簡単な構造であるので低コストであると共に、試料保持プレート12、13のみならずチップラック30も搬送することができ汎用性が高い。
【0095】
尚、本実施形態において、搬送手段はラック及びピニオンにより挟持部材を前後方向に駆動するようにされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば電磁シリンダで挟持部材を前後方向に駆動するようにしてもよい。
【0096】
又、本実施形態において、搬送手段が恒温槽の扉体を開放するようにされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、各恒温槽に扉体を開閉するための駆動装置を備えてもよい。
【0097】
又、本実施形態において、格納手段26は処理ステージ22の下方に配設され、液状試料自動分析装置のコンパクト化を図るためにはこのように構成することが望ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、施設の形状、装置の用途等により処理ステージ22の上方、側方に格納手段を配設してもよい。恒温槽についても同様である。尚、この場合も処理ステージの近傍に格納手段を配設することが好ましい。
【0098】
又、本実施形態において、格納手段26は試料保持プレート12、13を格納するための6個の格納部24、42及びチップラック30を格納するための8個の格納部34を備えているが、各格納部の個数は特に限定されない。
【0099】
又、本実施形態において、格納手段26は試料保持プレート12、13及びチップラック30を格納するようにされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、試料保持プレート及びチップラックのいずれか一方を格納する格納手段としてもよい。
【0100】
又、本実施形態において、分析が終了した試料保持プレート12、13を格納手段26に返却しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、分析が終了した試料保持プレートは格納手段26に返却することなく、例えば他のスペースに重ねて載置するようにしてもよい。
【0101】
又、本実施形態において、分析ステージには試料保持プレートを移送するためのベルトコンベアが設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、搬送手段を利用して、測定ステージに試料保持プレートを移送するようにしてもよい。
【0102】
又、本実施形態は酵素抗体反応の自動分析について説明しているが、本発明の分析の対象はこれに限定されず、血液、尿等の液状の試料の他の分析についても本発明を適用可能である。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、多数の試料保持プレート、チップを格納して自動的に補給することができるコンパクトで低コストな液状試料自動分析装置を実現することが可能となるという優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る液状試料自動分析装置の全体構造の概要を示す前面図
【図2】同平面図
【図3】同液状試料自動分析装置の格納部の構造を拡大して示す後面図
【図4】同側断面図
【図5】同液状試料自動分析装置の恒温槽の構造を拡大して示す斜視図
【図6】同恒温槽の構造を更に拡大して示す側断面図
【図7】同液状試料自動分析装置の搬送手段のヘッド周辺の構造を拡大して示す平面図
【図8】同前面図
【図9】同側面図
【図10】同液状試料自動分析装置の搬送手段による恒温槽の扉体の開放を示す側断面図
【図11】同液状試料自動分析装置の被格納物検出手段の作用を示す側断面図
【符号の説明】
10…液状試料自動分析装置
12、13…試料保持プレート
12A、13A…凹部
14…分注手段
14A…チップ
16…分析手段
18…分注ステージ
20…分析ステージ
22…処理ステージ
24、34、42…格納部
24B…反射板
26…格納手段
28…搬送手段
30…チップラック
32…チップ供給ステージ
36…恒温槽
36E…扉体
36F…ねじりコイルばね(付勢手段)
52H…投光器
52I…受光器

Claims (7)

  1. 液状の試料を保持するための複数の凹部が形成された試料保持プレートと、交換可能なチップを装着してなり、前記試料保持プレートの凹部に前記試料を分注するための分注手段と、前記試料保持プレートの凹部内の試料を分析するための分析手段と、分注のために前記試料保持プレートを載置するための分注ステージ及び分析のために前記試料保持プレートを載置するための分析ステージを有してなる処理ステージと、を含んでなる液状試料自動分析装置において、
    前記試料保持プレートを格納するための複数の格納部を有してなり、且つ、該複数の格納部が共通の鉛直面に沿うように並設されて前記鉛直面に垂直な前後方向に被格納物を搬入・搬出するようにされた格納手段と、該格納手段及び前記処理ステージの間で前記試料保持プレートを搬送するために前記試料保持プレートを保持して前記鉛直面に沿って移動可能とされた搬送手段と、が備えられた
    ことを特徴とする液状試料自動分析装置。
  2. 請求項1において、
    前記格納手段は、前記分注ステージの上方及び下方の少なくとも一方の側に配設された
    ことを特徴とする液状試料自動分析装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記分注手段の交換用のチップを保持するためのチップラックが用意され、該チップラックを載置するためのチップ供給ステージが前記分注ステージの近傍に配設されると共に、前記格納手段に前記チップラックを格納するための複数の格納部が前記鉛直面に沿うように並設され、且つ、前記搬送手段は前記格納手段及び前記チップ供給ステージの間で前記チップラックを搬送するために前記チップラックを保持して前記鉛直面に沿って移動可能とされた
    ことを特徴とする液状試料自動分析装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記搬送手段に配設された、投光器及び受光器と、前記格納手段の各格納部に配設された反射板と、を含んでなる被格納物検出手段が備えられ、該被格納物検出手段は、前記搬送手段が前記各格納部に接近することにより該接近した格納部の反射板に前記投光器が投光して前記受光器に反射するための光路を形成し、且つ、前記各格納部の被格納物が前記光路を遮断するように構成されて前記各格納部の被格納物の有無を検出可能とされた
    ことを特徴とする液状試料自動分析装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記試料保持プレートを収容して所定の反応温度に保持するための複数の恒温槽が前記鉛直面に沿うように前記格納手段の近傍に並設され、且つ、前記搬送手段が前記恒温槽及び前記処理ステージの間で前記試料保持プレートを搬送するようにされた
    ことを特徴とする液状試料自動分析装置。
  6. 請求項5において、
    前記恒温槽は、開閉自在の扉体と、該扉体を閉方向に付勢するための付勢手段と、を備え、前記搬送手段が前記付勢手段の付勢力に抗して前記扉体を開方向に付勢することにより該扉体が開放するようにされた
    ことを特徴とする液状試料自動分析装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記搬送手段は、前記試料保持プレートを挟持・解放自在とされた一対の挟持部材を有してなる挟持手段と、前記前後方向のラック及びピニオンを有してなり、前記挟持手段を前記前後方向に駆動するためのヘッド部と、該ヘッド部を前記前側鉛直面に沿って駆動するための鉛直面方向駆動手段と、を備える構成とされた
    ことを特徴とする液状試料自動分析装置。
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